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動物キャラ・バトルロワイアル

1 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/13(金) 20:02:00 ID:W4DO5m9g
動物なキャラでバトロワを
しようっていうスレだにゃ。

キャットファイト?いいえ漢の闘いです!(メスもいるよ)

まとめwiki
ttp://www6.atwiki.jp/animalrowa/pages/1.html

したらば
ttp://jbbs.livedoor.jp/otaku/11497/

2 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/13(金) 20:02:25 ID:W4DO5m9g
47/47
5/5【ぼのぼの】○ぼのぼの/○アライグマ/○クズリの父/○ヒグマの大将/○アライグマの父
4/4【ポケットモンスター】○ピカチュウ/○ニャース/○ミュウツー/○グレッグル
3/3【忍ペンまん丸】○まん丸/○タヌ太郎/○ツネ次郎
3/3【魔法少女リリカルなのはシリーズ】○ザフィーラ/○ユーノ/○アルフ
2/2【ジョジョの奇妙な冒険】○イギー/○ペット・ショップ
2/2【ケロロ軍曹】○ケロロ軍曹/○ギロロ伍長
2/2【銀河ー流れ星銀ー】○銀/○赤カブト
2/2【HUNTER×HUNTER】○メレオロン/○イカルゴ
2/2【ハーメルンのバイオリン弾き】○オカリナ/○オーボウ
2/2【聖剣伝説Legend of Mana】○ラルク/○シエラ
1/1【ダイの大冒険】○クロコダイン
1/1【グラップラー刃牙】○夜叉猿
1/1【ワンピース】○トニートニー・チョッパー
1/1【金色のガッシュ】○ウマゴン
1/1【真・女神転生】○パスカル
1/1【真・女神転生if】○ケットシー
1/1【DQ5】○キラーパンサー
1/1【狼と香辛料】○ホロ
1/1【東方Project】○因幡てゐ
1/1【スーパーマリオシリーズ】○ヨッシー
1/1【クレヨンしんちゃん】○シロ
1/1【ペルソナ3】○コロマル
1/1【大神】○アマテラス
1/1【機動武闘伝Gガンダム】○風雲再起
1/1【十二国記】○楽俊
1/1【もののけ姫】○モロ
1/1【うたわれるもの】○ムックル
1/1【サイボーグクロちゃん】○クロ
1/1【クロノトリガー】○カエル
1/1【MOTHER3】○ボニー


3 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/13(金) 23:28:47 ID:W4DO5m9g
予約は明日の深夜?

4 : ◆SO3BDqFnYo :2008/06/13(金) 23:42:02 ID:vzqQ69jd
その方がいいんじゃない?
ここで予約するのか、したらばでするのかも決まってないし

5 : ◆SO3BDqFnYo :2008/06/14(土) 18:03:04 ID:BV0StTWS
今夜0時からだよな?

6 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/14(土) 21:15:07 ID:uqfXqkd1
だね

7 : ◆SO3BDqFnYo :2008/06/15(日) 00:00:12 ID:1suhstzI
モロ、ムックル、ツネ次郎を予約します。

8 : ◆EMOQZrE4lI :2008/06/15(日) 00:00:24 ID:8UMgU1sm
ぼのぼの、因幡てゐ予約します。

9 : ◆ITsuqP1LNA :2008/06/15(日) 00:01:24 ID:8V2+DtaZ
赤カブト、アルフ、アライグマ予約します

10 : ◆3.14.mIY6A :2008/06/15(日) 00:02:57 ID:F4TJN47B
ボニーを予約します。

11 : ◆h6cx7DWv6s :2008/06/15(日) 00:07:14 ID:O+p/jxTB
ウホッ・・・いい予約ラッシュ
なら俺も。ケロロ、ピカチュウ予約します

12 : ◆w2G/OW/em6 :2008/06/15(日) 00:11:32 ID:lCHDnWoq
メレオロン、まん丸予約します

13 : ◆SO3BDqFnYo :2008/06/15(日) 11:25:39 ID:1suhstzI
すいません。
トリップをググったら出てきてしまったので変えようと思います。

14 : ◆TPKO6O3QOM :2008/06/15(日) 11:27:50 ID:1suhstzI
改めて、モロ、ムックル、ツネ次郎を予約します。

15 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/15(日) 12:20:08 ID:V1CHy2I8
フウハア……投下が来るまで興奮しながら裸で待っているとするか

16 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/15(日) 12:48:07 ID:Emt7tjKz
ちょっと聞きたいんだけど、キラーパンサーを子供の時期から出すのってダメかな

17 : ◆EGv2prCtI. :2008/06/15(日) 12:49:51 ID:HsxSVusk
シロ、ケットシーで予約します

18 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/15(日) 13:34:54 ID:V1CHy2I8
一応まとめ
予約がない(一話目がない)キャラの皆様

【ぼのぼの】○クズリの父/○ヒグマの大将/○アライグマの父
【ポケットモンスター】○ニャース/○ミュウツー/○グレッグル
【忍ペンまん丸】○タヌ太郎
【魔法少女リリカルなのはシリーズ】○ザフィーラ/○ユーノ
【ジョジョの奇妙な冒険】○イギー/○ペット・ショップ
【ケロロ軍曹】○ギロロ伍長
【銀河ー流れ星銀ー】○銀
【HUNTER×HUNTER】○イカルゴ
【ハーメルンのバイオリン弾き】○オカリナ/○オーボウ
【聖剣伝説Legend of Mana】○ラルク/○シエラ
【ダイの大冒険】○クロコダイン
【グラップラー刃牙】○夜叉猿
【ワンピース】○トニートニー・チョッパー
【金色のガッシュ】○ウマゴン
【真・女神転生】○パスカル
【DQ5】○キラーパンサー
【狼と香辛料】○ホロ
【スーパーマリオシリーズ】○ヨッシー
【ペルソナ3】○コロマル
【大神】○アマテラス
【機動武闘伝Gガンダム】○風雲再起
【十二国記】○楽俊
【サイボーグクロちゃん】○クロ
【クロノトリガー】○カエル

19 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/15(日) 14:24:00 ID:hYttKK9s
このおばちゃんは元気でやってるの?
この画像がニュースで流れて以来、情報が無いのですが
ちゃんと避難できたでしょうか?
http://2chart.fc2web.com/2chart/obachannnigeteeeeeeeee.html

20 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/15(日) 23:01:51 ID:V1CHy2I8
さて第一話はどれになるか

21 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/15(日) 23:39:20 ID:lCHDnWoq
いまから楽しみすぎるぜ

22 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/15(日) 23:44:03 ID:4m4pBQ3h
あんまりプレッシャーかけるようなことは言いたくないけど、あのキャラとあのキャラの会話なんて
全く想像付かないから楽しみだぜw

23 : ◆TPKO6O3QOM :2008/06/16(月) 19:52:57 ID:I6VqWbDw
モロ、ムックル、ツネ次郎の投下を行います。

24 :されど山犬は仔猫と躍る ◆TPKO6O3QOM :2008/06/16(月) 19:57:16 ID:I6VqWbDw
 天は蒼月を抱き、森は静寂の中に沈んでいる。海底に佇む岩礁のように青ざめた木々の一本一本までが、繰り広げられる狂宴に怯え、じっと息を潜めているようだ。
近くに滝があるのだろう、耳朶を打つ爆音が大気を揺らしている。ひんやりとした風が森の中に漂っていた。
 緩やかな瀑布のように降り注ぐ木漏れ月に銀毛を輝かせながら、モロは支給された袋の中身を確認していた。
 前足と顎を丁寧に動かして、袋の中身を取り出していく。その様子はモロの巨躯とは対照的で、どこか滑稽にも見える。
袋の口を閉じていた、歯の様に連なった金属の留め具が中々の難物で、それを解除するのに結構な時間を費やしていた。試行錯誤の後、
どうにか金具に爪を引っ掛けることに成功し、ようやく開けることが出来た。

 しかし、袋の中に入っていたものはその苦労に見合うものではなかった。
 まずは、この辺りの地形が描かれている紙切れ。それに書かれている文字というものを自分が理解できることには少し驚いたが、それだけの品であった。
一々それを開きながら歩くなど不可能だし、一度見ればそれで充分だ。

 次に、この殺し合いに巻き込まれた獣たちの名が載っている名簿も必要ない。あの場に自分の子供たちの臭いはなかった。それさえ分かれば、あとは必要ない。
残りも自分の役に立たない物ばかりだ。敢えて持っていくとすれば、食料ぐらいのものだろうか。鳥の干し肉を細く均等に裂いたものが半透明の袋に大量に詰まっている。
 だが、二日や三日食わずとも神の自分に大した影響は無い。

 勿体ぶって与えようしたのがこんなものとは、あの狐の神は相当な虚けらしい。何より失笑したのは人間たちが使う刀と石火矢が入れられていたことだ。モロは娘には槍を与えている。
 だが、それはひとえに彼女が鋭い爪や牙、強靭な前足や顎を持たない人間だからだ。
 これはシシ神を護り続ける山犬一族への侮辱と受け取る他ない。

(ましてや、あの女の得物など……)

 森の神々を荒ぶるタタリ神に変貌させた兇器。己の身体をも穿ち、我が身を毒に侵した鉄礫――憎々しげに見つめていたモロの瞳に自嘲が宿る。


25 :されど山犬は仔猫と躍る ◆TPKO6O3QOM :2008/06/16(月) 19:59:15 ID:I6VqWbDw
(まったく……あの女を噛み殺すために最後の力を残しておいたというのに)
 モロの身体は毒に侵されていた。ここに来る前までは。だから乙事主や娘たちと共に前線に加わらず、シシ神の池で身を休ませていたのだ。
 だが、今モロの中に毒は無い。ずっと肉体を蝕んできた、呪わしい毒礫の存在が消えている。傷が癒えた以上、こんな遊びには付き合わずにエボシの首を討ちに行きたいところだった。
 しかし、その前に気がかりなことがある。

 あの傷を癒せるのはシシ神だけのはずだ。ということは、あの狐はシシ神と同様の力を持っているということになる。生き物の生死を操る力を、だ。
だが、そんな力を持った神がこの大地に二柱といるだろうか。もしや、人間たちが大和と呼ぶ大地ではなく、海の彼方にある大陸の神なのか。
そして、獣たちを殺し合わせて何をさせようとしているのか。
 狐に立ち向かっていったあの山犬ならば何かを知っているのかもしれないと思い至る。

(たしか、あの山犬はアマテラスと呼ばれておったな――?)

 そのとき、不自然に下草を擦らせる音をモロの耳が拾った。そして大地を蹴り上げる音。それが驚くべき速さでこちらに近づいてくる。その音の間隔が長いこと、そして音の小ささが大型の捕食動物であることを推測させる。
 音の方向に向かって迎撃の体勢を整える直前に音が止んだ。瞬きほどの間に聞こえたのは木々の悲鳴――

 木々から垣間見える紺碧の星海を大きな影が走った。月影の中で、モロと同じ銀色の燐光が宙に舞う。影はモロの頭上を通り過ぎ、タンという軽い着地音の後、一呼吸も置かずにモロへ飛び掛ってきた。

 月明かりが影の正体を照らし出す。それは大陸から人間に連れられてきた猫という生物によく似ていた。違うのは、白銀の体毛に黒の縞模様が全身に走っている点と、
また自分よりも一回り程小さいぐらいという巨体をほこっている点だ。大きさに似合わぬ身軽さに目を見張るも、モロ自身も後ろ足で地を蹴って迎え撃つ。
頃合を読んで伸び上がったモロの方が幾分か――早い。
 空中で成す術もない大猫の顔に、モロは右前足を叩き付けた。
 だが、森に響いたのは肉ではなく、巌を叩いたような重い音。大猫は動じず、逆に鈍い痺れがモロの肩を駆け抜けた。モロの動きが一瞬だが、止まる。


26 :されど山犬は仔猫と躍る ◆TPKO6O3QOM :2008/06/16(月) 20:01:47 ID:I6VqWbDw
 その隙を見逃さず、今度は大猫の逞しい前足がモロの鼻面に叩き付けられた。弾き飛ばされたモロの巨体を受けた樹木が倒れ、地面を揺らす。下草が潰され、森を包む草の香が一気に濃くなった。
 モロが体勢を立て直す暇を与えず、大猫は追い討ちを掛けた。モロは鼻から血を溢しながらも、後方へと跳んで相手の一撃をやり過ごす。
攻撃を外した大猫に明らかな隙が出来るも、先刻の感触が引っ掛かり、モロに攻めへの躊躇が生まれる。

 大猫が吼えながら大地を蹴った。後方へと身体が流れていたモロに追い縋り、その顎を前足で跳ね上げる。その一撃はモロの身体を大きく仰け反らせ、喉笛が大猫の目の前に無防備に晒される。
大猫は牙を向いた。生臭い息がモロの顔へと吐きかけられた。闇に浮かぶ鋭い牙がぬめりとした光を映す。喉を食い破らんと開かれた顎に、モロは左前足を口内へ突き出した。
足は口蓋から喉にまで入り込む。同時に顎が閉じられ、牙が足の皮膚を抉った。モロの歯の間から苦鳴が漏れる。
 しかし、モロの太い足によって勢いが殺され、大猫の牙は深くまでは食い込めない。大猫は戸惑いの声を上げるも、口を塞がれているために喉を震わせるに留まる。
大猫は口を開き、モロの足を抜こうともがいた。
 モロは臀部が地に落ちたのと同時に後ろ足で大猫の腹部を力一杯蹴り上げ、巴投げのように後方へ蹴り飛ばした。岩を蹴り上げるようなものだったが、勢いもあったためだろう、大猫は木々の間を大きく弧を描いて素っ飛んでいく。
大猫は上手い具合に森を抜け、そして水飛沫の上がった音と激突音が響いた。しかし、その余韻を聞く間もなく、凄まじい吼え声が上がる。それは憤怒というよりも悲鳴に近いものだった。

 モロは己に好機が訪れたことを悟った。白銀の巨影が森を文字通り突進する。森を抜けると、大猫が慌てて泉から身を起こそうとしているところだった。
モロは後ろ足を蹴り上げ、躍り上がった。逃げ出そうとする大猫を湖面へと押し倒し、馬乗りとなる。飛び散った飛沫が月を浴びて、星屑のように煌いた。


27 :されど山犬は仔猫と躍る ◆TPKO6O3QOM :2008/06/16(月) 20:03:40 ID:I6VqWbDw
 モロは腹部を左後ろ足で、下顎と右前足を両前足で押さえつけた。足裏が先ほどと違う、毛皮とその向こうにある肉の感触を伝えてくる。
 変化には必ず原因がある。重心を巧に動かして大猫の動きを封じながら、モロはその巨体を観察した。
(水……か)
 大猫は全身に泉の水を被っていた。毛の膨らみが無くなって、少し小さくなったようにも見える。
 
 顎を押さえつけられ、喘ぐ両顎の下から垣間見える大猫の眼には恐怖の色がある。見慣れた、食い付かれる前の獲物と同じ眼だ。
 殺し合え。と、狐の神は言った。愚かなことを要求したものだ。殺し合いなど、獣にとって当たり前のことではないか。必要さえあれば、いくらでもしてやる。
 それを、憎む?怨む?憂う?呪う?この状況を、あの愚神を、己が身を――?
(こんなことで山犬が誇りを捨てると思うておるのか?)
 モロは自分から他の獣を襲うつもりは毛頭なかった。しかし、この大猫のように狐の言葉に乗る愚か者が出てくることは悟っていた。
そして、それに対する報いも決めていた。前足に力が篭る。

 だが、愚か者に止めを刺そうとしたとき、大猫の眼が図体の割に随分と幼い事にモロは気付いた。
幼子の悪戯に向きになったのかと、途端にモロは馬鹿らしくなってしまった。
 それでも、拘束の力を緩めはしない。
 大猫の顔に顔を近づけ、モロは鼻面に皺を寄せた。

「小僧……何故、私に牙を向いた?御しやすい相手と侮うたか!?」

 滝の音に負けぬ、山鳴りのような声に大猫の子は悲鳴をあげた。
「ムックル、おかーさんのとこ、かえるの!!」
 その叫びに、モロは口を耳元まで裂いて嗤った。
「そうか。たしかに、おまえが全ての獣を殺すことができれば、それは母の元へと戻れる最良の策だろう。だが今、おまえは私に負け、食い殺される寸前だ。母の元へは帰れぬぞ?」
 たとえ最後の一匹となれたとしても、すんなり帰してもらえるとは思えぬがな……と胸中に付け加える。
 帰れないという単語にムックルというらしい大猫は恐怖を覚えたらしい。カッと瞳が見開かれる。
「やだ!ムックル、かえる!」
 駄々を捏ね始めたムックルを、前足に体重を掛けて黙らせる。
「ならば知恵を付けることだ。襲う相手を選べ。己の分を弁えよ。おまえの母親は教えてくれなかったようだがな」
 モロの言葉を聞くムックルの目からは、もう戦意は消えていた。喉笛の前に意気地を噛み砕かれてしまったようだ。


28 :されど山犬は仔猫と躍る ◆TPKO6O3QOM :2008/06/16(月) 20:05:12 ID:I6VqWbDw
 モロはそっと足をどかし、ムックルを解放した。
 水から立ち上がったムックルはぶるぶると身を震わせ、水滴を飛ばした。
 不安に沈んだ顔は、全身ずぶ濡れの姿と相成って非常に情けないものに見える。襲って来たときの、森の主と言っても過言ではない獰猛な姿が嘘のようだ。
 まるで、道に迷い、途方に暮れる仔犬そのものだ。母親とはぐれた不安を闘争心で必死に覆い隠していたのだろう。幼子を放っておくのは気が引けた。
弱さを強がりで隠そうとした姿に娘のサンが重なったのかもしれない。

「小僧。あの場におまえの一族のものはいたのか?」
 モロの問いに、ムックルは首を横に振った。
「そうかい。なれば付いてくるといい。おまえの母親が教えてくれなかったことを、わたしが教えてやる」
 告げるが、ムックルはペタリと腰を地に着けたまま動こうとしない。意志がないのなら仕方ないと、モロが置いて行こうとしたとき、
ムックルの腹から鬼が哭くような音が響いた。そして、ぽつりと呟く。
「ムックル、おなかすいた」
 モロは半眼でムックルを見た。二本の尻尾が少し苛立ったように揺れる。
 ムックルは支給品の入った袋を提げている。しかし、もう一度袋の口と格闘する気力はモロには残っていなかった。
猩猩たちのような器用さを持つ獣なら容易なのだろうが。
 モロはそこで待つようにムックルに告げ、自分に支給された食料を取りに行った。
 
 少し経ってモロが森から戻ると、ムックルは大人しく元居た場所に座っていた。
 逃げ出していることも予想していたので、モロは少し感心した。干し肉の入った袋を放ってやると、ムックルはそれをむさぼる様に食べ始める。
 その姿を、少し離れた所から見つめるモロの眼には、どこか慈愛が含まれているようであった。


 モロがムックルへ食料を持って去った後、その樹上で蠢く影があった。影は今の今まで息を止めていたかのようで、咳をし、酸素を求めて大きく喘いでいた。
 それは細身の子狐だった。子狐は若草色の単衣を着込み、額には印堂帯と呼ばれるヘアバンドを締めている。細い目からは詳しい表情は窺い難い。


29 :されど山犬は仔猫と躍る ◆TPKO6O3QOM :2008/06/16(月) 20:07:51 ID:I6VqWbDw
 子狐は名をツネ次郎という。彼はキュウビによるデモンストレーションの後、森の上空に放り出されたのだ。
幸運にも太い樹の真上に落ちたため、大事には至らなかった。しかし、その際に腰をしたたかに打ち付け、悶絶していたのである。

 そのまま樹上でデイバッグの中の支給品を見ていたときに銀狼がやってきた。樹上でそれを観察していると、突然白虎が現れ――あの怪獣対決が始まった。

 倒れてきた樹の枝先が頬を掠めたときは肝を冷やした。怪獣たちが移動し、争う音も聞こえなくなったので、安心して地上へと降りた途端、
怪獣の片方である巨大な銀狼が戻ってきたのだ。慌てて樹上に駆け戻り、狼が立ち去った後もしばらく息を殺していたのである。

「――勝てるかぁ!」

 ようやく咳が収まって、ツネ次郎は小声で毒づいた。キュウビという大狐は言うに及ばず、先ほどの銀狼と白虎も、彼の常識ではありえない大きさだ。
 じいやさんの動物園に持って行けば万客御礼の大盛り上がりとなるだろう――どれも可愛くないから、じいやさんは不満だろうが。

 ツネ次郎はネンガの下で、「意念」という生命力を用いた忍法の流派《念雅流》の修行を積んでいる。他の動物よりは動ける自信はあるし、
意念を放出する手印念だってタヌ太郎よりは上手く使えるはずだ。

 だが――

「あんなの無理だろ!?どう考えても!あんな怪獣に挑もうなんて37564倍バカもいい所じゃん!いや、それ以上か」
 息が続くまで捲し立てる。彼の師匠であるネンガとて、勝てるかどうか分からない。先ほどの戦いで虎は殺されたのだろうが、
まだ狼が残っている。それに、集められた会場では同じような化け物が大勢いた。
 そして、それらを集めてきて殺し合いを強要したキュウビは集められた動物たちの総力よりも強い可能性が高い。

 ツネ次郎は嵌られた首輪を撫でた。キュウビに誰が殺されたのかは見えなかった。しかし、その知り合いらしいものたちの悲痛な叫びはツネ次郎の耳にも届いた。
 ツネ次郎の尾が不安に揺れる。
 キュウビは少なくとも、いつでも自分たちを殺すことが出来るのだ。

(だけど、もし……)
 ツネ次郎は名簿にあった名前を思い浮かべる。
 まん丸にタヌ太郎。共に念雅流の修行に勤しんでいる仲間二匹。
 この二匹と出会えれば、どうにかなるかもしれない。
 三匹で力を合わせた合体手印念が放てれば、どんな相手にも負ける気がしない。
 それに今までも三匹で様々な困難を乗り越えてきたのだ。この殺し合いから逃げ出せる糸口が見つかるかもしれない。
 ツネ次郎の顔に少しだが活力が蘇っていく。
 何より、いつも一緒だった二匹がいないことがとても寂しいのだ。
「オレがあいつらをまとめなくちゃいけないもんな」
自分を誤魔化すような言葉を吐いてツネ次郎は笑った。


30 :されど山犬は仔猫と躍る ◆TPKO6O3QOM :2008/06/16(月) 20:09:33 ID:I6VqWbDw
 そうと決まれば善は急げだ。地上には狼が捨てていった道具が散らばっている。
 まずはあれを拝借してしまおう。それから、まん丸とタヌ太郎を捜す。そして三匹で考えるのだ。
ここから脱出する方法を。キュウビは監視していると言ったが、あれだけ大勢いるのだ。個々の行動を一々構ってはいられないだろう。目立たなければいい。

「よし、行くか」
 ツネ次郎は枝を蹴った。四肢を広げて、殆ど無音で地面に降り立ち――指を突いた。

【C-6/泉の傍/1日目/深夜】
【モロ@もののけ姫】
 [状態]:鼻面と下顎に打撲(小)、左前足に咬傷(行動に支障はありません)、鼻血(止まりかけ)
 [装備]:なし
 [道具]:なし
 [思考]
  基本:積極的に襲うつもりは無いが、襲ってきた相手には容赦しない。
  1:山犬(アマテラス)を探してキュウビについての情報を得る。
  2:手先が器用な動物にムックルのデイバッグを開けさせる。
  3:機会があればムックルに狩りを教える。
[備考]
 ※モロの参戦時期はアシタカがシシ神の池でモロを見つける前です。
 ※キュウビをシシ神と同等の力を持った大陸の神だと考えています。
 ※会場を「もののけ姫」世界のどこかだと考えています。
※名簿は見ていません。
 ※地図は暗記しました。しかし、抜けている所もあるかもしれません。
 ※ムックルの特性と弱点に気付きました。

【ムックル@うたわれるもの】
 [状態]:健康。全身ずぶ濡れ。不安。精神的疲労(小)。満腹。
 [装備]:なし。
 [道具]:デイバッグ、支給品一式(詳細不明なアイテムが1〜3つ入っています)
 [思考]
  基本:おかーさん(アルルゥ)のところへ帰りたい。
  0:おなかいっぱい。
  1:オオカミ(モロ)に付いて行く。
2:どんなことをしてでも絶対帰る。
[備考]
※ムックルの参戦時期はアニメ第5話で、食料庫に盗み食いに入る直前です。
※毛皮がずぶ濡れです。完全に乾くまでに3時間ほど掛かります。
【ドギーマン 紗40kg 完食】

【C-6/森/1日目/深夜】
【ツネ次郎@忍ペンまん丸】
 [状態]:悶絶中。突き指。腰に軽い打撲。不安。
 [装備]:印堂帯
 [道具]:デイバッグ、支給品一式(詳細不明なアイテムが1〜3つ入っています。本人は確認済みです)
 [思考]
  基本:まん丸たちと合流してここから脱出する。
  0:〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!
  1:地面に散らばった道具を拾う。
  2:まん丸たちを捜す。
 [備考]
 ※虎(ムックル)は狼(モロ)に殺されたと思っています。
 ※モロを要注意参加者として認識しています。

31 :されど山犬は仔猫と躍る ◆TPKO6O3QOM :2008/06/16(月) 20:10:10 ID:I6VqWbDw


※ツネ次郎の近くに、和道一文字@ワンピース、石火矢(弾丸と火薬の予備×10)@もののけ姫、
地図、コンパス、筆記用具、水入りペットボトル、名簿、時計、ランタン、モロのデイバッグが散らばっています。
 
【印堂帯@忍ペンまん丸】
念雅流忍者の証で、ニコニコメークがついたヘアバンドです。装備することで意念を鍛えて増幅すると言われていますが、効果の程は定かではありません。

【和道一文字@ワンピース】
麦わら海賊団のロロノア・ゾロが持つ大業物に分類される名刀。

【石火矢@もののけ姫】
中国大陸から渡来したと思われる原始的な単発式の銃火器。エボシが改良し、女性でも撃てるような軽量化と威力の向上に成功した品。
薬室の火薬に、火の付いた小枝等を差し込むことで点火、発砲します。大猪に致命傷を与えられるほどの威力を持ちますが、撃つには火種が必要です。


32 : ◆TPKO6O3QOM :2008/06/16(月) 20:11:13 ID:I6VqWbDw
以上で終了です。

問題なければ、クロコダイン、イギー、タヌ太郎を予約したいのですが、
大丈夫でしょうか?

33 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/16(月) 20:14:58 ID:fXW56RKB
投下乙だ! ムックル和むなあ・・・
そして連続とな!? かまわん、どんどんやれ!

34 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/16(月) 20:31:01 ID:fXW56RKB
ふと思ったんだが、施設が豊富だし
予約するときは使うエリアも予約するのはどう?

35 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/16(月) 20:35:29 ID:qUqVxEjO
>>34
まあ確かに施設のギミックを使った時に被るとな

36 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/16(月) 20:54:44 ID:sObttCx7
投下乙です!最初から何という良SS!人間ではない、動物ならではのバトル描写…本当にGJ!
後連続予約と施設に関しては、登場話のみOKというのはどうでしょうか?

37 : ◆h6cx7DWv6s :2008/06/16(月) 21:37:08 ID:wFSjLphC
登場話のみでよさそうだね。
それじゃあD-4電波塔を予約します。かぶってる人いたらすぐ変えられるから言って下さいな。

38 : ◆TPKO6O3QOM :2008/06/16(月) 21:43:33 ID:I6VqWbDw
了解です。
C−1廃村を予約します。そこを想定している方が居られましたら、
一報願います。変更いたしますので。

39 : ◆TPKO6O3QOM :2008/06/16(月) 21:44:59 ID:I6VqWbDw
さっそくwikiを更新してくださった方、ありがとうございます。
お疲れ様です。

40 : ◆w2G/OW/em6 :2008/06/16(月) 21:49:43 ID:rBFwQbCR
投下乙でした!
施設に関しては、自分もE−3墓地を予約します。
変更は可能ですので言って下さい。

41 : ◆3.14.mIY6A :2008/06/16(月) 22:14:11 ID:Gh4cHhRM
えーと、自分はA-2の遊園地を予約です

42 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/16(月) 22:45:21 ID:wFSjLphC
予約まとめ
◆EMOQZrE4lI   ぼのぼの、因幡てゐ        
◆ITsuqP1LNA   赤カブト、アルフ、アライグマ
◆3.14.mIY6A    ボニー          A-2遊園地
◆h6cx7DWv6s  ケロロ、ピカチュウ  D-4電波塔
◆w2G/OW/em6  メレオロン、まん丸  E-3墓地
◆EGv2prCtI.    シロ、ケットシー    
◆TPKO6O3QOM クロコダイン、イギー、タヌ太郎 C-1廃村

未予約 29匹
○クズリの父/○ヒグマの大将/○アライグマの父/○ニャース/○ミュウツー/○グレッグル
○ザフィーラ/○ユーノ/○ペット・ショップ/○ギロロ伍長/○銀/○イカルゴ
○オカリナ/○オーボウ/○ラルク/○シエラ/○夜叉猿/○トニートニー・チョッパー
○ウマゴン/○パスカル/○キラーパンサー/○ホロ/○ヨッシー/○コロマル
○アマテラス/○風雲再起/○楽俊/○クロ/○カエル

43 : ◆EMOQZrE4lI :2008/06/16(月) 22:54:45 ID:D/gXRn3C
投下乙です!ムックルがまんまアルルゥでフイタwww
とりあえず自分はC-4を予約します

44 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/16(月) 23:10:10 ID:IMlzFPIw
喋れないキャラも喋れるようにするってのは、口調の問題があるから反対だったんだけど…
その辺自由に決めていくってのも面白そうだな
上手くやればロワの特色みたいにも出来そうだし

45 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/16(月) 23:33:26 ID:eTNQspUP
>>32
さりげに状態表のドギーマン40kg完食に吹いたw
がっつきすぎだwww

46 : ◆aAaY.9Pvg2 :2008/06/17(火) 06:11:06 ID:kL7m7wU5
カエル、グレッグル、ペット・ショップで予約します。
場所はC-6で。

47 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/17(火) 10:34:24 ID:JmKv+vkL
続々と予約が埋まってくな。
楽しみすぎる!

48 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/17(火) 12:40:16 ID:jPDGAoYP
おお、いきなり1エリアに六人集合とは!

49 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/17(火) 19:01:25 ID:8nWk73aS
◆IT氏と◆EG氏のエリア予約は大丈夫なのだろうか

50 : ◆EGv2prCtI. :2008/06/17(火) 19:15:02 ID:HWpaM5DH
>>49
自分は特に施設を使う訳じゃないから予約は控えます

51 : ◆ITsuqP1LNA :2008/06/17(火) 19:28:40 ID:GuFD26/P
同じく。

52 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/17(火) 22:10:02 ID:8nWk73aS
電車、地下鉄のダイヤグラムってどっかで決めといた方がいいのかな?

53 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/17(火) 22:30:20 ID:HDqzsc8L
その方が嬉しいかも。

wikiの人物紹介追加。今までに登場した人物だけ更新しました。
パクリ元はアニロワ2。
暇だなあという人はちょびっといじって見てください。

54 : ◆h6cx7DWv6s :2008/06/17(火) 22:57:45 ID:8nWk73aS
ピカチュウ、ケロロ投下します。

55 :宇宙を越えた執着心 ◆h6cx7DWv6s :2008/06/17(火) 23:01:44 ID:8nWk73aS
冷たく堅い床の感触が気に触り、小さな影がむっくりと体を起こした。
辺りは妙な明るさに包まれている。だが昼のような心地よさは感じさせず、窓の外を見ずともここが建物の中であることと、外は月が輝く夜であることに気付いていた。

あの場で何の脈絡も無く始まった出来事の顛末、そして首を爆破された小栗鼠のことを思い出す。黄色い体毛を持つ電気鼠・ピカチュウは小さく震えた。

今までに命を賭けた冒険は何度も繰り広げてきた。あの狐のような、想像を超える力を持つ者に立ち向かったことも一度や二度ではない。
しかしだからやれる、という確信は彼の頭には無かった。

名も種類も知らぬ、こりすポケモン(と彼は思っている)の死を見たことで死を身近に感じてしまう。
始めて沸きあがる種類の恐怖にピカチュウはしばし縮こまっていた。

だがそれも数刻。勇気を振り絞っておずおずと立ち上がる。
あの狐は動物を集めたと言っていたし、実際にあの場には人間はいなかった。
彼の近くにいた、兎の耳と尻尾を持つ少女を見てタケシの言っていた「こすぷれ」というものを思い出すが、それがただの飾りでないことはすぐに気付いた。

つまりここにはサトシはいない。カスミもタケシもケンジもハルカもマサトもヒカリも、誰もいない。

しかし、だから何だというのだろうか。
自分はトレーナーの命令のみで動くような機械的な生物ではない。
彼らがいないのなら、彼らにすがるのではなく自分の力で逆境に立ち向かう、それしか選択肢はなかった。


やがてピカチュウは支給品のことを思い出し、自分のサイズに合わせられた袋を調べることにした。
まずは地図。ここが室内であることを思い出し、辺りを見回す。壁は一面大きなガラス張りになっている。
念のために外を見ると明かりの粒がちらほらと見えた。この光景はピカチュウも知っていた。
どうやらここは電波塔の中のようであるらしい。つまり、丁度マップのど真ん中にいることになる。

56 :宇宙を越えた執着心 ◆h6cx7DWv6s :2008/06/17(火) 23:02:13 ID:8nWk73aS
それと次にここに集められている名簿を見る。
グレッグル……タケシのポケモン。ぶっきらぼうだけど仲間思いで実力もある。合流出来れば心強いだろう。
ニャース……ロケット団に所属する喋るポケモン。毎度のように繰り返しろくでもないことを企むが、こんな殺し合いに乗るような奴ではない。
ミュウツー……全くの安全かと言うとそうではないけれど、無闇に誰かを傷つけるような器ではない。恐らくは今頃キュウビに静かな怒りを燃やしているのだろうか。

どれもきっと自分に仇なす存在ではないだろうということを悟って胸を撫で下ろす。だが心配なことは心配だ。
あのキュウビのこと、きっと積極的に襲撃して回るような参加者を混ぜているに違いない。彼らがそんな奴の手にかかる前に、自分が行動しなければ。
当然ながら、サトシの所へ帰るためにもそんな奴に殺されるつもりなど毛頭なかった。

さらに食料。都合の良いことにポケモンフーズだった。しかし最も安価なもので量も必要最低限しかない。
そして、今後の命運を左右することになるかもしれない道具。

一つ目はバルディッシュなんとかいう宝石。魔力という力を介して使用できるらしいが、自分の電撃がそれにあたるか分からないのでとりあえず保留。
二つ目は地球動物兵士化銃。銃ではあるが、攻撃のために使うのではなくこれを照射すれば一定時間人間の姿を取れるらしいのだ。
自分が喋れないことを考えればかなり便利そうだが、本来の姿を誰にも見せてないのに使っていいのかどうか。

そして三つ目。……おもちゃっぽい。ジムとか書いてあるが、どうもただのプラモデル。つまりはずれってこと……

57 :宇宙を越えた執着心 ◆h6cx7DWv6s :2008/06/17(火) 23:03:20 ID:8nWk73aS
「ぬおおおおおおおおおおおおおそいつはガンプラァァァァァァァァァァッ!!!」
「ピカッ!?」
と、これを取り出した瞬間どこからか壮絶な声を聞こえた。
直後、緑色の影がピカチュウに突進をしかけた。いや、さっきまで彼が手にしていたプラモデルを強奪したのである。
余りに唐突過ぎるうえに不可解な行動だったため思わずあっけにとられたが、すぐに立ち直って威嚇のシ性をとった。

……しかし、現れた緑のカエルっぽいダルマはピカチュウには全く気付いておらず。

「うわぁーいジムだぁー!! あーもうこんなんに巻き込まれてどうなることかと思ったでありますよ!!」
ジムを抱きかかえ、絶賛大興奮中であったという。

【D-4/電波塔/1日目/深夜】
【ピカチュウ@ポケットモンスター】
【状態】健康、唖然
【装備】:なし
【道具】:支給品一式、ガトリングガン@サイボーグクロちゃん、地球動物兵士化銃@ケロロ軍曹
【思考】
基本:キュウビを倒して脱出する
0:( ゚д゚ )
1:現れた緑ダルマに対処
2:グレッグル、ニャース、ミュウツーと合流する
3:仲間や良いポケモンが悪いポケモンに襲われる前に助ける
※DP編からの参戦です。
※会場にいる動物達を全員ポケモンだと思っています。

【ケロロ軍曹@ケロロ軍曹】
【状態】健康、大興奮
【装備】:ジムのガンプラ@サイボーグクロちゃん
【道具】:支給品一式、不明支給品x1〜3
【思考】
0:ガンプラッ!ガンプラッ!
1:えーマジ殺し合い?キモーイwwww
殺し合いが許されるのは発展途上星までだよね〜ゲロゲロゲロ
2:とりあえずギロロと合流
※DP編からの参戦です。

58 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/17(火) 23:04:37 ID:VAoh5edA




59 :宇宙を越えた執着心 ◆h6cx7DWv6s :2008/06/17(火) 23:05:14 ID:8nWk73aS
【バルディッシュ・アサルト@魔法少女リリカルなのはシリーズ】
フェイト・T・ハラオウンが使う寡黙なインテリジェントデバイス。
詳しくはなのはwiki参照のこと。ぶっちゃけ動物が使用できるかは限りなく微妙であり、
場合によってはただの宝石Aとして封印される可能性もありうるのであった。

【地球動物兵士化銃@ケロロ軍曹】
ハコブフエルソシテタビラリガン、と読む。
照射すると相手はいわゆる「擬人化」される。
ロワ内では5発まで、効果時間は3時間。

【ジムのガンプラ@サイボーグクロちゃん】
クロを勝手に師匠と慕う小学校教師・鈴木一郎のあだ名の由来となった
量産型MS………のガンプラ。未開封。


60 : ◆h6cx7DWv6s :2008/06/17(火) 23:05:54 ID:8nWk73aS
投下終了です。……なんか時間かかった割に短いですね、すいません…

61 : ◆h6cx7DWv6s :2008/06/17(火) 23:09:19 ID:8nWk73aS
あ、ケロロの状態票でピカチュウのものをコピペしたものが残ってました…

62 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/17(火) 23:16:42 ID:BQrr9ekG
投下乙
ちょwケロロ呆れるくらいいつも通りw
ピカチュウも立派な対主催になりそうだ
GJでした!

63 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/17(火) 23:17:15 ID:HDqzsc8L
投下乙です〜
ケロロは相変わらずかw

そういやケロロってポケモン知ってんのかな。
らきすたと同じで、参戦作に関しては忘れているってことになるんだろうが

64 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/17(火) 23:26:27 ID:VAoh5edA
投下乙
描写大目で真面目なピカチュウに対して
一瞬で終わるケロロの描写が対比になっていてよいですw

65 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/18(水) 00:04:05 ID:lJB1mDAi
ケロロwww
そういやピカチュウは名簿のムックルの名前見て、
ポケモンのムックルと勘違いしたりしないのかね。
サトシのは時期にもよるけどもう進化してるから別個体と思いそうではあるが。

66 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/18(水) 00:11:05 ID:VJwwgylV
投下乙
バルディッシュはでんきタイプのピカチュウにとっては当たりなのか?

67 : ◆4XtwG3lENs :2008/06/18(水) 00:57:17 ID:9mlbYwMq
携帯から失礼。
荒れる前にバルディッシュをミニ八型炉に変更します。字あってないだろうなあ・・・PCないからわからん

68 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/18(水) 01:09:02 ID:nt77DKFe
投下乙です。

避難所に問題提起してきてしまったのですが、改正されたんですね
ただ、あと一個疑問に思ったことがありまして、
皆さんの意見を聞きたいので、避難所見てみてくれるとありがたいです。

69 : ◆ITsuqP1LNA :2008/06/18(水) 10:53:14 ID:kvvy0AJO
携帯から失礼します。申し訳ありません、今夜急用が入ったので延長させて下さい。

70 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/18(水) 11:02:13 ID:lJB1mDAi
あれ、予約って3日なんだっけ?
テスト板では8日って話になってなかったっけ。

71 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/18(水) 11:04:52 ID:NcMD9hMH
確かに八日までだったな

72 : ◆ITsuqP1LNA :2008/06/18(水) 11:26:16 ID:kvvy0AJO
え?計算間違えましたか?八日間だと自分の場合期限は23日のAM0:00で良いんですか?

73 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/18(水) 16:10:30 ID:lk7JHx0o
予約はロボ式で五日間+延長三日だよ

74 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/18(水) 16:57:03 ID:fWPvMweo
一つ指摘。ピカチュウの所持品にガトリングガンがあるのですが、バルディッシュ(修正があったからミニ八型炉?)の間違いですか?

75 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/18(水) 17:30:29 ID:lk7JHx0o
修正ミスってました^o^
クロちゃん出展でジムと被るんで変更してたんです。wiki修正時に修正しておきますね

76 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/18(水) 17:30:50 ID:lk7JHx0o
wiki修正ってなんだ、掲載です

77 : ◆TPKO6O3QOM :2008/06/18(水) 19:08:59 ID:EpfDwmcy
>>60
投下乙です

週末に私用が入ってしまったので、三日延長をします。

78 : ◆dKBETGTMMY :2008/06/18(水) 22:31:14 ID:fWPvMweo
ユーノ、ギロロ伍長予約します。

79 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/18(水) 22:57:58 ID:lk7JHx0o
予約まとめ
◆EMOQZrE4lI   ぼのぼの、因幡てゐ        
◆ITsuqP1LNA   赤カブト、アルフ、アライグマ
◆3.14.mIY6A    ボニー          A-2遊園地
◆w2G/OW/em6  メレオロン、まん丸  E-3墓地
◆EGv2prCtI.    シロ、ケットシー    
◆TPKO6O3QOM クロコダイン、イギー、タヌ太郎 C-1廃村
◆aAaY.9Pvg2   カエル、グレッグル、ペット・ショップ C-6
◆dKBETGTMMY ユーノ、ギロロ伍長

一話目なし 24匹
○クズリの父/○ヒグマの大将/○アライグマの父/○ニャース/○ミュウツー/○ザフィーラ
○銀/○イカルゴ/○オカリナ/○オーボウ/○ラルク/○シエラ/
○夜叉猿/○トニートニー・チョッパー/○ウマゴン/○パスカル/○キラーパンサー/○ホロ
○ヨッシー/○コロマル/○アマテラス/○風雲再起/○楽俊/○クロ

80 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/19(木) 20:15:28 ID:wsUM3EfZ
全員延長の悪寒

81 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/19(木) 21:45:00 ID:HW24BX9U
6/20(0:00)まで
◆EMOQZrE4lI   ぼのぼの、因幡てゐ        
◆ITsuqP1LNA   赤カブト、アルフ、アライグマ
◆3.14.mIY6A    ボニー          A-2遊園地
◆w2G/OW/em6  メレオロン、まん丸  E-3墓地
◆EGv2prCtI.    シロ、ケットシー    
◆TPKO6O3QOM クロコダイン、イギー、タヌ太郎 C-1廃村

延長される方はお早めに

82 : ◆TPKO6O3QOM :2008/06/19(木) 22:16:12 ID:UlAi/CvO
>>81
えーと、3日延長させてください。
たぶん、ネットに繋がれなくなるので

83 : ◆EMOQZrE4lI :2008/06/19(木) 22:32:57 ID:HbD2arEB
すみません、明日には何とか投下しますので、一応三日延長します。

84 : ◆w2G/OW/em6 :2008/06/19(木) 22:47:15 ID:C0TKMIwZ
すみません、少なくとも今夜中には投下できると思うのでもう少し待って下さい。

85 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/19(木) 22:56:20 ID:HW24BX9U
◆IT氏、◆3.14氏、◆EG氏
この三人の応答がない……心配だ

86 : ◆3.14.mIY6A :2008/06/19(木) 23:10:29 ID:Jbq8UzQm
すみません
自分も延長します。

87 : ◆EGv2prCtI. :2008/06/19(木) 23:20:26 ID:M1oirMp9
ごめんなさい
今日中に投下できるかなと思ったけど無理でした
延長させて下さい

88 : ◆ITsuqP1LNA :2008/06/20(金) 00:03:13 ID:tj1WtO9x
申し訳ありません、前回ので延長申請したと思い込んでました。
改めて延長申請します、失礼しました。

89 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/20(金) 00:10:32 ID:p0u0Atxz
ここまでの延長ラッシュはさすがに先行き不安だ

90 : ◆w2G/OW/em6 :2008/06/20(金) 01:02:20 ID:T93UPx6n
お待たせしました。
メレオロン、まん丸投下します。

91 :面影 ◆w2G/OW/em6 :2008/06/20(金) 01:03:36 ID:T93UPx6n

時は真夜中、草木も眠る丑三つ時。場所はE−3、土の下には屍が眠る墓地。

「ったく……一体何がどうなってんだこりゃ?」

湿った土に腰を下ろし、手近な墓石に背中を預けながらメレオロンは呟いた。
数分前には、確かに自分はこんな場所にはいなかったはずだ。
キメラアントの王の討伐、その為にゴン達人間のハンターに協力し、いざ宮殿への突入が間近になった矢先……
気がつけばあの場所で、多種多様な動物に囲まれ、キュウビと名乗る巨大な狐に「殺し合いをしてもらう」だのと告げられ。
周りの環境の変化に、まったく理解が追い付いていない。

(あの化け狐もキメラアントか……?いや、どう見ても同族にゃあ見えなかったな。
 それに第一、殺し合いをさせる理由がわかんねぇ。
 反逆者への処罰なら、こんなまどろっこしいことせずに殺しゃあ済む話だ……じゃあ何の為に?)

どうにもまとまらない思考を巡らせながら、支給されたデイパックの中身を確認する。
最初は名簿。中を開けば、そこには知った名が一つ。

「イカルゴもいるのか……」

自分と同族である、タコに似た外見を持つキメラアント。
付き合いは短いが、共に王の討伐に参加している仲間。
間違いなく信用できる相手だ……まずはこいつとの合流を目指すべきか。
次は地図。あたりを見るに、自分の居場所はE−3、そこに記された墓地。

92 :面影 ◆w2G/OW/em6 :2008/06/20(金) 01:04:00 ID:T93UPx6n
続いて取り出したのは……

「剣、か?」

出てきたのはひと振りの剣。幅広な三角形の刃を持ち、武器としては申し分なさそうな品だ。
アタリと思われる品に気を良くし、他にも何かないかと中を探す。

「……何だこりゃ、菓子?」

箱に入ったスナック菓子らしきものが数箱、箱にはデカデカと『チョコビ』と書かれている。商品名だろうか?
……どう見てもハズレだ。
まぁ、世の中そんなに上手くはいかないということか?
気を取り直して、今後の行動を考えようとし……


―――ペタ、ペタ、ペタ……


小さく、足音らしき物音が聞こえた。

(他の、参加させられた奴か?)

さて、どうするべきか。
あの場所には明らかに危険そうな大型の動物も混じっていた。
足音の大きさから察するに自分よりも小型の動物だと思われるが……用心に越したことはない。
キメラアントとして自分に備わる能力を発動―――自らの体を透明化する。

(さて、どんな奴か……って、何だありゃあ?)

墓石からそっと顔を覗かせ……メレオロンは驚きと呆れが入り混じった表情(もっとも透明なので誰にも見られる事はないが)を浮かべる。

トボトボとデイパックを引きずり歩いていたのは、丸っこい体つきをした小さな……。

(……ペンギン?)






93 :面影 ◆w2G/OW/em6 :2008/06/20(金) 01:04:42 ID:T93UPx6n




(怖いよ)

まん丸は怯えていた。
ほんの数分前に目の前で起こった、あの惨劇。
軽い音をたてて吹き飛ぶ仔リスの首、吹き出る鮮血、崩れ落ちる体。
それは、正に悪夢の様な光景だった。

(やだよ、こんなの……帰りたいよ……)

だが、どうすれば帰れるのだろう?
最後まで生き残った者には、何でも願いを叶えてやる……キュウビと名乗ったあの狐はそう言っていた。
生き残れば……帰れるのだろうか、念雅山に。

(でも……タヌ太郎さんと、ツネ次郎さんは?)

配られた名簿には、まん丸の兄弟子である二匹の名前も載っていた。
帰りたい……でも、大切な兄弟子である二匹が死ぬのは……絶対に嫌だ。
じゃあ、どうすれば帰れるのだろう?

(タヌ太郎さん、ツネ次郎さん、どこにいるの……?怖いよ、会いたいよ、じいやさん……)

「……う、ぐすっ………」

圧し掛かる恐怖に震えながら、小さく嗚咽を漏らした時だった。


「あー……ちょっといいか?」


ふいに、後ろから声がかかる。

94 :面影 ◆w2G/OW/em6 :2008/06/20(金) 01:05:19 ID:T93UPx6n
ビクリと体を震わせ振り向くと、そこに立っていたのは

(カメレオン、さん?)

2本足で立つ爬虫類によく似た姿がそこにあった。
自分と同じようなカバンを持ち、その手にあるのは……

「……あ」

剣だ。幅広の剣が、目の前のカメレオンの手に握られている。
そうだ、ここで殺し合いをしてもらうと言われたのだ。
即ちこのカメレオンの目的は……

「ちょっと話を聞きたいんだが―――」
「う、あ……うわああああああああ!!!」

相手が何か言うのとほぼ同時、まん丸は走り出していた。

「な、ちょ、待っ―――」

何か後ろから聞こえるが、そんな事気にしている余裕はない。
頭が真っ白になる中、浮かぶ考えは1つ。
逃げないと。とにかく逃げないと。
止まったら、止まったらきっと殺される……!

そんな恐怖に満ちた思考では、まともに体が動くはずもなく。

「―――あっ!」

小石につまづき、墓地の石畳に倒れてしまう。
後ろから、近づいてくる足音が聞こえる。

95 :面影 ◆w2G/OW/em6 :2008/06/20(金) 01:05:55 ID:T93UPx6n
体を起こして振り向けば、月夜を背に迫る影は、すぐそこに。

(い、やだ……いやだ、いやだ、いやだいやだいやだ!)

死にたくない、まだ死にたくない。
逃げなきゃ、逃げなきゃいけないのに……体が動かない!

「やだ……ボク……死にたくな……!」

目をつぶり、恐怖から逃げるように叫ぶ。
怖い、怖い、怖い怖い怖い怖い怖い怖い………!!!



「菓子、食べるか?」



―――上から降って来たのは、そんな言葉。
顔をあげると、カメレオンによく似た男が目の前に立っていて。
その手は、お菓子の箱らしき物をこちらに差し出していて。

「まぁ……何だ、その、驚かせてすまんかっ―――」

『お菓子を食べぬか』


何故かその姿に、全然似ていないはずの別の存在に重なって。
自分たちの忍術の師の姿を思い出させて。

「う……うわああああああああん!!!」

気づけばまた泣いていた。
今度は死への恐怖ではなく、いい人に出会えたという安堵から。







96 :面影 ◆w2G/OW/em6 :2008/06/20(金) 01:06:22 ID:T93UPx6n




(……何やってんだ?俺。)

メレオロンは自分の行動を反復し、まずはそう思う。
話しかける前に剣をデイパックにしまっておかなかったのは自分の落ち度だが、その後なんでこのペンギンを追いかけたのだろう。
座り込んで、泣きながら菓子をほおばっているこのペンギン。見た感じでは本当にただのペンギンである。
ただのペンギンが喋るかという事はこのさい置いておくとして……
どう考えても、今後の行動の足手まといになる存在。

(放って置けなかったのは……やっぱ、『似てる』からだろうなぁ……)

目の前のペンギンに重なる、別の存在。
彼の里親……正確には、彼の『元になった』人間の里親が『元になった』存在。
ペギー……キメラアントの王に殺された、元里親。

(共通点、ペンギンしかねえじゃねぇかよ……)

自嘲気味に小さく笑う……あまり悪い気はしなかったが。

「あ、あの……さっきはごめんなさい……逃げたりして」

いつの間にか菓子を食べ終えたらしい。ペンギンがおずおずと声をかけてきた。

「……別にかまわねえよ、剣なんて出しっぱなしにしてた俺も悪いんだし。」
「は、はい……えっと……」

何か言葉に詰まったように、何か聞きたそうにオドオドしだす。
……ま、しかたねぇか、声かけたの俺だしな。

「メレオロンだ……で、お前は?」
「あ……ハイ!ボクまん丸って言います―――」




少しの間ぐらいは……面倒見てやるか。



【E−3/墓地/1日目/深夜】

97 :面影 ◆w2G/OW/em6 :2008/06/20(金) 01:06:44 ID:T93UPx6n
【メレオロン@HUNTER×HUNTER】
【状態】健康
【装備】:ヴァルセーレの剣@金色のガッシュ
【道具】:支給品一式、チョコビ(残り4箱)@クレヨンしんちゃん
【思考】
基本:殺し合いからの脱出、元の世界への帰還
0:まん丸と情報交換、しばらくはまん丸の面倒を見る
1:イカルゴとの合流
2:誰かに襲われた場合は、容赦なく対処
※原作25巻、宮殿突入直前からの参戦です。


【まん丸@忍ペンまん丸】
【状態】健康、恐怖と不安(少し落ち着きました)
【装備】:チョコビの空き箱
【道具】:支給品一式、不明支給品x1〜3
【思考】
基本:念雅山に帰りたい、殺し合いには乗らない
0:メレオロンと話す
1:タヌ太郎、ツネ次郎に会いたい
※原作終了後からの参戦です。


【ヴァルセーレの剣@金色のガッシュ】
魔物の子の一人、アースの使う剣。
触れた魔物の魔力や体力を奪い、蓄える能力がある。

【チョコビ@クレヨンしんちゃん】
野原しんのすけの大好きなお菓子。チョコレート味のスナック。
最初の支給数は5箱。


98 : ◆w2G/OW/em6 :2008/06/20(金) 01:07:42 ID:T93UPx6n
投下終了しました。
少し予約延長してしまってすみません。

99 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/20(金) 01:19:32 ID:1952LCsh
投下乙です
メレオロンがいいお兄さんだw

100 : ◆w2G/OW/em6 :2008/06/20(金) 01:42:59 ID:T93UPx6n
>>97のまん丸の状態表を訂正します。

【まん丸@忍ペンまん丸】
【状態】健康、恐怖と不安(少し落ち着きました)
【装備】:なし
【道具】:支給品一式、不明支給品×1〜3、チョコビの空き箱
【思考】
基本:念雅山に帰りたい、殺し合いには乗らない
0:メレオロンと話す
1:タヌ太郎、ツネ次郎に会いたい
※原作終了後からの参戦です。


101 : ◆TPKO6O3QOM :2008/06/20(金) 02:03:47 ID:VZFe8I32
投下乙です。メレオロン、やっぱりいい奴ですね。
ほんわかするコンビに祝福を!

>>81
わたしの締め切り、21日じゃありません?
月曜の夜に予約したので。

102 : ◆EMOQZrE4lI :2008/06/20(金) 22:21:16 ID:NFt1nT5L
投下乙、メレオロンはいい奴ですね。
お待たせしましたこれから投下します

103 : ◆EMOQZrE4lI :2008/06/20(金) 22:22:16 ID:NFt1nT5L
どうして、どうしてこんな事になったんだろう。
ボクたちはいつものように遊ぼうと思っていたのに
気がついたら真っ暗闇で、最初はしまっちゃうおじさんにしまわれたかと思った。
でもボクたち以外にもたくさんの動物達がいっぱいいた。
そこでオオカミさんがボクを励ましてくれて、友達にもなった。
そしたらいきなり大きなキツネさんが出てきて殺しあえと言われた。
シマリスくんは殺し合いなんか間違っているし、森に返してほしいって言っただけなのに、なのに…

シマリスくんの首が爆発して…僕の腕の中でシマリスくんは冷たくなっていた。

昨日、僕は楽しいことはなんで終ってしまうんだろうと考えていた。
スナドリネコさんに聞いたら「悲しいことや辛いことが終わるために、楽しいことも終わってしまう」って言ってた。
ということは僕はこれから今まで楽しいことが起こった分だけ苦しいことを経験するんだろうか。
ということはシマリスくんだけじゃない、アライグマlくんやオオカミさんもあんな風に首が爆発して死んじゃうのかな、
悲しいことや辛いことが終わるために。あの時しゃっくりを100回しそうになって死んじゃいそうだったけど、
今度は違う、みんなみんな死んじゃって、ボクも死んじゃうんだ。
そしたら死神にガミガミされて…
『バーロー!、こっち来やがれバーロー!ガミガミガミガミ…』
「もうダメだああぁ〜〜〜……」

(T∞T)

104 : ◆EMOQZrE4lI :2008/06/20(金) 22:23:18 ID:NFt1nT5L

 小学校とはどのような所だろうか、人が最初に教育というものに携わる所である。
しかも今は深夜なので、こんな時間に人がいるとすれば学校の怪談を確かめに行く小学生ぐらいだ。
その屋上にピンクのかわいらしい服を着た小学校の低学年ほどの女の子が立っている。
一見、人の様に見えるが、頭に兎の耳がついている。

「全く異変解決は私の専売特許じゃないのに」

永遠亭のウサギのリーダー因幡てゐである。
スタートした所が学校の給食室であったのは運が良かった、自分の好物であるニンジン20個を見つけたからだ。
それに支給品の食料がラビットフードなどという自分ではとても食べられるようなものじゃなかった。
他にも支給品にはただの石ころや、傷薬、キノコという殺し合いをするには心許ないものだったが、
支給品の説明書を見たところ、傷薬はスリ傷程度の傷ならすぐに治り、
キノコは食べた者の性格が豹変するという毒キノコであった。
石は貝を割るための物らしい、形はいいが投石ぐらいにしか使えない。
最初はこの建物の大きさには驚いたが、永遠亭の広さに比べれば大したことはない。
次に主催者について考えてみる。
あのキュウビはどこぞのスキマ妖怪の式を思い出すが、おそらくあれよりも強大でこんな殺し合いをするので余計にタチが悪い。
それにこの首についている忌々しい首輪は逆らえば爆破する仕掛けになっている。
この状態ではヤツに逆らうことはできず、逆らえばあの愚かなリスのように死ぬだけだ。
それとあの妙な技を見せたオオカミは何かキュウビと因縁があるようだった。
名簿を確認してみる、知り合いがいないのは喜ぶべきか、ここでは誰が死んでも悲しむことはないので殺し合いに乗ってもいい。
自分には弾幕を張る力がある。
だがあの場には先ほどのオオカミや二足歩行のワニ、クマ、猿などの強者もいる。
それらを正面から戦ったとしてもこちらは無事ではすまないだろう。

そこでまず自分がやることは参加者達の情報を知ることである。
あのリスの周りにいたラッコやタヌキみたいなのはどうやら知り合いのようだ。
おそらく、自分の様に知り合いがいない参加者がいれば、知人ぐるみで呼び出された参加者もいるはずだ。


105 : ◆EMOQZrE4lI :2008/06/20(金) 22:23:45 ID:NFt1nT5L
まずはそういった奴等に接触して、その情報を得る。
そしてその情報を改竄して、他の参加者に吹き込んで、疑心暗鬼に陥らせ同士討ちをさせる。
当然、相手側から先に情報を提供してもらう。
先にこちらが話して相手に嘘がバレるといったマヌケなことにならない様にするためだ。
この作戦は主に主催者に反抗しようとする奴にやる。

殺し合いに乗っている方に対しては自分も殺し合いに乗っていることを主張すれば、協力してくれるかもしれない、
もしかしたらこの作戦にも乗ってもらえるかもしれない。
逆に殺しを目的として、自分以外の何物にも頼らないような奴で実力が自分よりも上ならば逃げる。

とにかく今は参加者の情報が欲しいのでこの建物の屋上から誰かいないか確かめる。

飛んで上空から探すという方法もあるが、いろんな参加者にみつかる可能性があるし、
能ある鷹は爪を隠すというものだ(自分は兎だが)

すると水色の物体が orz このような体勢でいるのを発見した。
上の外灯がスポットライト代わりになっていてそれが妙に合ってる気がして余計に目立っている。
あれは殺されたリスの仲間のラッコ?
できるだけ早く接触したいし周りにはあいつ以外誰もいないようなので、私は屋上から飛んだ。

  (T∞T)        (・x・)


106 : ◆EMOQZrE4lI :2008/06/20(金) 22:24:17 ID:NFt1nT5L
「おーいそこのラッコ君」
「ウワアー ガミガミしにがみがくるー」
だめだこいつ早くなんとかしないとウサ…
ここまでネガティブでと聞ける情報も聞けない、こうなったら…

「君の友達を生き返らせてみない?」

それからぼのぼのとてゐは情報交換をした。
ぼのぼのはてゐの知り合いにシマリスを生き返らせることができる者を知り、
てゐはぼのぼのの知人についての情報を得た。

シマリス君を生き返らせることのできる人を知っていて、ボクの大切な石を見つけてくれたてゐさんはいいウサギさんだ。
てゐさんは幸せウサギっていうらしい、前にあったユキウサギさん達とはどこか違うけど、ちゃんとウサギの耳がついてるからウサギなんだろう。
自分の持ち物を調べてみたら奇妙な形をした石なのかなあ?
てゐさんが言うには殺し合いに乗った人に刺せば殺さずに動けなくすることができるらしい。
ボクは誰も殺したくないけど殺し合いを止められるなら使おう。
他にもめいぼというのを見たらたくさんの名前があって、その中にはアライグマくんやアライグマのおじさんに、
スグリくんのお父さんに、コヒグマくんのお父さんの名前があった。
そういえばどうしてボクはシマリスくんが死んで悲しかったのに今は悲しくなんかない。
そっかもう悲しいことや辛いことは終わったんだ。
だからシマリスくんが生き返ることに希望が持てるんだ。

(^∞^)人(^x^)


107 : ◆EMOQZrE4lI :2008/06/20(金) 22:24:43 ID:NFt1nT5L
なんて運がいいんだろう、このラッコは鈴仙以上のお人よしで騙しやすいウサ。
おかげでこのいらない石とキメラのつばさという便利な移動手段を二つも手に入れた。
これで作戦もやり易くなるもんだ。ぼのぼの達の知人の悪評も考えなくては、
そうだいいこと思いついたウサ。
とりあえず放送までこいつと一緒に他の参加者が集まりそうなB-4の町に行き、情報を集めよう。
そして放送が終わった後に何かと理由をつけて別れて、別れ際にこの毒キノコをプレゼントして
私はキメラのつばさで小学校に戻って町とは反対の方向に行き、また情報を集める。完璧な作戦ウサ。

ぼのぼの君、さすがに生き返るのはウソだけど、私の思惑通りに行けば
シマリス君にも会えるかもよ?

だからゆっくり死んでいってね

(^∞^)人( x )

【C-4/森/1日目/深夜】
【チーム ボノテイ】
【ぼのぼの@ぼのぼの】
 [状態]:健康、高揚
 [装備]:なし。
 [道具]:支給品一式、ベンズナイフ@HUNTER×HUNTER、貝割り用の石@ぼのぼの、貝×10、
 [思考]
    基本:殺し合いはしない
  0:てゐについていきシマリスが生き返る者の所まで案内してもらう
  1:殺し合いに乗っている者がいたら、このナイフを使ってとめる
  2:これから楽しいことがおこるんだろうなー♪
[備考]
※アニメ最終話48話後からの参戦です
※支給品の説明書は読んでいません。


108 : ◆EMOQZrE4lI :2008/06/20(金) 22:25:40 ID:NFt1nT5L

【因幡てゐ@東方project】
 [状態]:健康。
 [装備]:なし。
 [道具]:デイバッグ、きずぐすり×3@ポケットモンスター、ヒョウヘンダケ×3@ぼのぼの、キメラのつばさ×2@DQ5 ニンジン×20
  [思考]
    基本:参加者の情報を集めて、それを利用して同士討ちさせる。
  0:とりあえず放送までぼのぼのと行動する、B-4の町に向かう
  1:放送の後、ぼのぼのにヒョウヘンダケを渡し、キメラのつばさでC-4の小学校に戻る
  2:その後町とは反対の方向に行って、情報を集める
[備考]
※学校の給食室にはこのロワのキャラの大好物の食べ物が他にもあります。
※ラビットフード3kgは給食室のゴミ箱に捨てられています

【ベンズナイフ@HUNTER×HUNTER】
 幻影旅団のクロロが持っているナイフ、切れ味は鋭く0,1mgでクジラが動けなくなる程の毒が塗られている

【貝割り用の石@ぼのぼの】
 アニメ12話「新しい石が欲しい」でぼのぼのが貝を割るための新しい石を探している時にトドに襲われ、
 ぼのぼのを助けるために投げた石。スナドリネコは「この石はおまえを助けたからおまえの探している石はこれだ」と言った。


【きずぐすり@ポケットモンスター】
ゲームでは体力を20ポイント回復させる塗薬、ないよりはマシ。

【ヒョウヘンダケ@ぼのぼの】
 アニメ29話「変身?ぼのぼの!」に出てくる毒キノコで表面が赤く黄色いぶち模様がついている。ぼのぼのが食べた所美味らしいがその後
 性格が180度変わり乱暴な性格になる。目つきが悪くなり「ぼのぼの様と呼べ」という始末、アライグマにも喧嘩で勝てるほど強くなる。
 スナドリネコ曰く強いと思いこめば今まで以上の力が出るということから潜在能力を引き出す効果もある。
 一応毒消しの青いヒョウヘンダケが原作ではあるが、原作では崖下に一個だけしかないぐらい非常に少ない。
 なおロワ内においては効果時間は6時間に限定されている。

【キメラのつばさ@DQ5】
 一度訪れた町や城に一瞬で行ける道具
 このロワでは一度訪れた施設に行くことが出来る


109 : ◆EMOQZrE4lI :2008/06/20(金) 22:27:48 ID:NFt1nT5L
投下終了です
タイトルは「悲しいことや辛いことが終わるために…」です。
初投稿なのでいろいろと問題あるところがあるかもしれません。

110 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/20(金) 22:30:10 ID:2i7m115v
投下乙です。てゐはやっぱしステルスマーダーかwww
ぼのよ…その腹黒うさぎを信じてはいかん!!

>これから楽しいことがおこるんだろうなー♪
ぼのぼの病んでるようにしか見えないwwwwwwwwww

111 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/20(金) 22:48:07 ID:nVhXZ0zj
投下乙です
二人とも原作知らないんだが……てゐ怖ぇぇぇ!
騙されているぼのぼの……シマリス君の事を考えるとすごく不憫です
各所の顔文字が怖さを引き立てていました。GJ!

112 : ◆TPKO6O3QOM :2008/06/20(金) 22:55:22 ID:pR2dJ+zo
投下乙です。
東方に関する知識がないのですが、てゐ…なんと腹黒い奴でしょうw
てゐというキャラクターがはっきりと伝わってくる、見事な描写です。

しかし、ぼのぼのは本当に病んでいるようにしか見えないw

113 : ◆EMOQZrE4lI :2008/06/20(金) 22:59:30 ID:ge5CZwZt
すみません、てゐの思考の所に

3:殺し合いに乗っている参加者に対しては協力してもらうか、
協力してもらえず、自分より実力が上なら逃げる

を追加します。

114 : ◆3.14.mIY6A :2008/06/20(金) 23:51:15 ID:Rral/2wW
投下おつかれです。
ぼのぼの、ちょっと危ないかもなー。
てゐも…こわいなぁ…。

自分も投下をしようと思うます。

115 : ◆3.14.mIY6A :2008/06/20(金) 23:52:35 ID:Rral/2wW

 変で騒がしい音と光がボクの耳と目に失礼もなく入ってくる。
 それに身体がちょっと冷たい。あの空間に居たせいなのかな。
 辺りを見回すとそこには様々な乗り物が無数の光を発しながら動いている。
 鼻を利かせ、周囲のにおいを嗅いで見てもにおいも気配も何もないのに。してくるのは機械の匂いだけ。

 …そうだ、なんでボクはこんなとこにいるんだろう?
 ここに来る前は……。
 そう、クラウスが最後のハリを抜く時にボクたちに向けてイカヅチを放ってきて、それでボクは気絶してしまったはずなのに……。
 気がついたらキュウビとか言う奴が現れてきた場所で横に倒れていた。
 あいつは……一目見ただけでも、今までにボクたちが倒してきたキマイラより恐ろしい事だけは分かった。
 その時、ボクも結構とは行かないまでも、少しだけ怯えてしまっていた。
 キマイラ研究所できゅうきょくキマイラに襲われそうになった時ぐらいに……。もしかしたら、その時以上かもしれない。
 そこで、突然殺し合いをしろと言われて状況を確認する暇もなく、急に爆発音が響いたと思ったら様々な動物の色んな声がして。

 分かったことが、嫌でも鼻に来る特異な臭いでその爆発で一匹の動物が倒れたと言う事。
 それに気付いた後すぐ匂いを嗅いで確認してみたとこ、あの場所には知っている匂いが一つも無かったと言う事。
 この……今ボクの首に着けられてる首輪が禁止エリアやらなんやらに入ったりすると爆発する事。
 今背負わされているバッグに色々な物が入っている事。
 そしてボクが、こんなとこに居る事。
「くぅ〜ん……」
 鳴いて見てもただ空しく音にかき消されるだけだった。
 いきなりこんなとこに連れられて、殺し合えと言われ……困惑するなと言われる方が無理だよね。
「ワン!」
 今度は吠えて見たけどこれも意味が無く。
 とりあえずリュカたちが心配だけど……リュカたちは居なくなったボクの事を心配してくれてるのかな……?

116 : ◆3.14.mIY6A :2008/06/20(金) 23:53:22 ID:Rral/2wW
 あ、今思ったけど、この雰囲気にこの騒がしさ。つい最近感じた事がある……かもしれない。
 …うん、あのポーキーが創った……街なんだか、遊園地なんだか、よく分からない場所に似ている。
 でもここはあそことは似ても似つかない所みたいだった。
 兎に角、今どこにいるのかを確認しよう。
 えっと、地図を見るには右手人差し指に力を込めればいいんだっけ……?

 ちょっとした所ですぐに気付いた。気付いてしまった。
 ……そうだ、リュカたちにはあったけど、ボクには人差し指がなんてものはないんだ。

 面倒なんだけど、バッグから取り出して見るしか無いよね。
 バッグの扱いには慣れてるから簡単に中を見る事が出来た。
 まずそこから出てきたのが水と食料だった。
 親切なのか、よく分からないけどきちんと袋にイヌようほしにくが数個ほど入っていた。
 捨てる必要性もないので、ありがたくバッグに仕舞いなおしておく。

 次に出てきたのが地形が色々…そして、所狭しと文字がたくさん描かれている紙。
 これが地図なんだろう。自分では全然見たことないけど……。
 なんとか乗り物の光のおかげで確認することが出来る。
 A…の2……なのかな?ここは。遊園地なんだと、自分にそう言い聞かせる。
 誰もいないのに動いてる、不気味なのを除けばあんな場所よりはここの方が立派な遊園地だよね。
 見たところにはヘンで、とても不自然なハリボテも無いようだし。
 ……でも、どこに向かえばいいのかな?
 一応中心の塔?みたいな場所に行って見ようと思う。このままじゃ情報も無いから…。

 次には文字がたくさん羅列された紙を見る。
 一通り見てみると、ボクの名前があることを確認。
 これに書かれている事はあの場所に居た動物たちの名前であることが分かる。
 そして、知ってる名前が無い事には無いんだけど……、一つだけその文字に釘付けなってしまった。

117 : ◆3.14.mIY6A :2008/06/20(金) 23:54:36 ID:Rral/2wW
 カエル……?

 カエルってセーブしてくれるあのカエルなのかな……?そこだけが気になる。気にしてしまう。 
 でも、カエルと言う名前のイヌだったり…姿形はカエルでも見た事も無いカエルだったりする事もあるかもしれないし……。
 ……これ以上意味も無さそうで仕方がないからもう考える事は止めにして置こう。
 
 後、他に入ってるものを見たけど……ボクが知ってるものではなかった。
 ちょっとずつ確認してた所で最後に出てきたのは帽子。少し、親父臭いけどね。
 この親父臭い帽子には「M」って文字が書いてあるけど何の事かさっぱり。
 でも……なんか気に入ったから早速立ち上がって被ってみる。だけど、似合ってるのかな……?
 鏡とか見ないとわからないね。
 それと、リボンみたいなのが入ってた。
 匂いを嗅いで見たら女の子の匂いと動物の匂いが混じっていた。
 流石にリボンはボクだけでは着けられないから、無理に着けるのは止ようと思う。

 兎に角、こんなとこでボーっとしてないで早く行動しよう。
 途中途中、ちゃんと周りを警戒しながら鼻を利かせとけば急に襲われたりすることはないだろうし。

「ワンワン!」
 ボクは吠える。そして走る。

118 : ◆3.14.mIY6A :2008/06/20(金) 23:55:34 ID:Rral/2wW
 少し走ったら、すぐに遊園地の出口を発見した。そこで気付いた事を一つ。
 この帽子、走っててもどっかに全然飛んで行きそうないし、帽子被り直す必要もあまりなさそうで結構いいかも。
 お父さんにプレゼントしてみたいかも。…っと、それより……。
「ワワワン!」
 考えるために止まってしまったから、気を取り直して動こう。今度は慎重に歩こうと思う。
 別に今は急いでるわけでもないからね。

 ふと、目に止まった……立て掛けられている看板があった。
 そこに書かれていた事は、
【ゆっくりしていってね!!!】
 ………。ボクでも言葉の意味は分かる。
 こういうのって、出口じゃなくて入り口にあるもんじゃないのかな?



【A-2/遊園地出入り口付近/1日目/深夜】
【ボニー@MOTHER3】
【状態】健康、困惑
【装備】:マリオの帽子@スーパーマリオシリーズ、
【道具】:支給品一式、ビアンカのリボン@DQ5、不明支給品x1(確認済み)
【思考】
基本:ゲームには乗らない。
0:とりあえず塔に向かってみる。
1:カエルがちょっとだけ気になる。
[備考]
※8章ラストからの参戦


※遊園地は24時間稼動してます。

【マリオの帽子@スーパーマリオシリーズ】
某配管工の赤い帽子。説明不要。
もしかしたらちょっとだけ身体が丈夫になってたりするかも。

【ビアンカのリボン@DQ5】
幼少時代、キラーパンサーがビアンカと別れる際に着けて貰ったリボン。
装備したらちょっとだけ賢くなったり。
キラーパンサーにとっては思い出の一品。

119 : ◆3.14.mIY6A :2008/06/20(金) 23:56:23 ID:Rral/2wW
投下終了いたしました。
タイトルは、「泥棒アドベンチャー」でよろしくです。

120 : ◆3.14.mIY6A :2008/06/20(金) 23:57:07 ID:Rral/2wW
タイトル、間違えました
正しくは「動物アドベンチャー」です

121 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/21(土) 09:34:02 ID:HyOaa897
投下乙!動物そのままで参戦してる奴は
アライグマやクズリ(の父)だってそうだぜ!ボニーが知ってるかは分からんがw

122 : ◆TPKO6O3QOM :2008/06/21(土) 12:41:49 ID:MQHR8keC
投下乙です。
ゆっくりしていきたくありませんw
マリオにはやっぱり加齢臭が……ww

イギー、タヌ太郎、クロコダインを投下します。

123 :始の忍法帖 ◆TPKO6O3QOM :2008/06/21(土) 12:43:47 ID:MQHR8keC
 ようやく暗闇が晴れたら、おれの目の前には森が広がっていた。これが瞬間移動って奴なんだろうな。ニッポン風の建物の影も形もねえ。
 この森は人の手が入った人工林らしい。木の種類が少なくて、林床の植生も豊かじゃない。明月の中に並び立つ木々の影が巨大な墓標に見えてくる。

 まったくロクなことがないぜ。人間たちに無理やりエジプトに連れてこられるわ、見捨てりゃ良かったガキ助けたせいでスタンド使いの鳥野郎に襲われるわ……そしたら、今度は殺し合え、だぁ?
そんな面倒なこと、誰がするかよ。第一、あの狐野郎の望みどおりに動くことが気に喰わねえ。

おれはただ、平和でそこそこ楽しい生活送りたいってだけなのによ、やたらと厄介ごとが舞い込んできやがる。人間によると、運命ってのはカミサマが決めるらしい。
もしそいつに会ったら、ボコボコにした後で、髪毟って顔に屁ぇかましてやる。嵌められた首輪の感触が、おれを更に苛々させた。
 ただ、ここに来てひとついいことがある。鳥公にボロボロにされたおれの肉球が元に戻っていることだ。感謝する気はねえけどな。

 おれよりも背の高い草を掻き分けて進むと、目の前に人間の集落が現れた。
 だからって活気も何もねえ。家の壁には蔓草が蛇のように絡み、所々欠けている。窓から見える屋根に穴が空いている家もあった。人が居なくなって久しいようだ。
模範のようなゴーストタウンだぜ。涼しい夜風が家々の間をすり抜け、物寂しげな声を上げている。
 愚かな人間なら、バケモノの声と勘違いするかも知れねえな。
 勿論、賢いおれはそんなもんがいないことを百も承知だから、ゴーストタウンを悠然と歩いていった。

 しばらくして、ある家からガタガタという物音が聞こえてきた。風の仕業かとも思ったが、音の間隔も強弱もバラバラなことから何かが中で動いていることが分かる。
何より、風の中に獣の臭いが混じっている。


124 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/21(土) 12:44:28 ID:MG5k206k



125 :始の忍法帖 ◆TPKO6O3QOM :2008/06/21(土) 12:45:50 ID:MQHR8keC
 さあて、接触すべきかどうか。無視してもいいんだが、もし相手が人間みたいに手先の器用なやつだったら少しばかりやってもらいことがあった。
おれの背中に不愉快な重みを伝えてくる小さなデイバッグ、こいつにはご丁寧におれの腹の前にも留め具があって、外すに外せない。
あの狐野郎がおれに何をくれやがったのか、少し興味があった。

 先客が襲ってきたらどうする?そりゃ、向こうさんには不幸なことだ。なんせ、これから痛い目に遭うんだからな。

「よぉ!居るのは分かってるぜ。おれは殺し合いには乗ってねえ。だから安心しな」

 半開きだった玄関から堂々と入って、俺は声を張り上げた。こっそり行く必要がおれにはない。どこに居るのかも、鼻で分かってる。
まあ、それ以前に一番奥の扉から光が洩れてたり、廊下の埃の上に足跡が残ってたりするんだけどな……。

 閉まりきってない扉を足で開ける。扉の向こうはリビングのようだった。丸いテーブルに幾つかの椅子しか置かれていない、
簡素なもんだ。大きな窓に掛けられた薄いカーテンを通して月の光が部屋に注いでいる。先客はその椅子に座り、ぽかんと口をあけておれを見ていた。

 テーブルの上に置かれたランタンがそいつの姿を鮮明に浮かび上がらせる。そいつはずんぐりとした体形を濃い茶色の体毛で包み、
両目の周囲は黒い毛が大きな円を描いていた。

「なんだ、アライグマか」
「タヌキだーっ!!」

 おれが呟くと、そいつは弾かれたように椅子から飛び降りて叫んだ。どっちも似たようなもんだと俺は思うんだが、そいつには重要なことらしい。大体、タヌキ(ラクーン・ドッグ)と呼ぶ時点で、
優先順位的にはアライグマが先だろ。そもそも二足歩行して、人間みてえな服着てる方が問題だ。野性はねえのか?
 ま、これから物を頼むんだ。そんなことは気にしないでおいてやるよ。


126 :始の忍法帖 ◆TPKO6O3QOM :2008/06/21(土) 12:47:39 ID:MQHR8keC
「そうかよ。そいつは悪かったな。でな、タヌ公。突然だが、ちょっと頼みがあるんだよ」

 そうやっておれは切り出した。おれの頼みに、タヌキはぶつくさ言いながらも、意外と素直に従ってくれる。お人よしだな、こいつ。
 デイバッグを外し、そして中身をタヌキが取り出していく。地図やら名簿やら、あんまりおれの興味を引かないものが出てくる。
一応、名簿に目を通すが知った名前はない。しかし、変な名前が多いな。特におれの真下にあるペット・ショップなんざ傑作だ。恥ずかしくて、おれなら死ぬな。
少しばかり興味があったのは食料だが、内容は不味そうなドライフードで、おれの大好きなコーヒーガムは入っていないようだ。
 ここまではタヌキも似たような内容だったらしい。

 バッグに突っ込んだタヌキの手が金属の筒を取り出した。どうやら犬笛のようだ。……おれに吹けってのかよ?
 次に「世界の民話」という子供向けの分厚い説話集が出てきた。フェアリーテイルなんか興味ねえよ。
 そんだけの代物なんだが、ひとつ問題があった。こいつはおれのデイバッグよりも大きいんだ。絶対に入らねえ。

 そいつを告げると、タヌキは小馬鹿にしたように笑った。やつは椅子に飛び乗り、テーブルの上から何かを両手で持ち上げる。
どうやら、テーブルの上に自分の支給品を広げていたようだ。
 タヌキが持ち上げたのは、刃渡り35インチ近くもある長剣だった。サムライが佩いていそうな、反りの入った細身の剣だ。デンコーマルという銘らしい。

 長剣が入るぐらいなんだから、本ぐらい問題ないと言いたいのだろう。このバッグがどんな構造しているのかまでは考えが回らないようだ。
 もっとも、この事態が常識じゃありえねえんだ。こいつみたいに何でも入る便利なカバンと思っていた方が利口かもしれねえ。

 おれに渡された支給品はこれで全部のようだ。期待外れもいい所だな。
 支給品は全部入れなおしてもらい、おれはデイバッグを背負い直した。いつ何が必要になるかは、流石のおれにも分からないからな。念のためだ。
ちなみに、時計はおれの左前脚に巻かれている。時計は絶対必要になると、タヌキが頑として譲らなかったのだ。
 ……なぜか文字を読めるようになっていることに関しては、気にしないことにした。
 さてと、用は済んだし行くか。


127 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/21(土) 12:47:46 ID:MG5k206k



128 :始の忍法帖 ◆TPKO6O3QOM :2008/06/21(土) 12:48:46 ID:MQHR8keC
「ありがとよ。じゃあな」
「お、おい!ひとりで行く気かよ!?」
 礼を言って出て行こうとしたおれをタヌキが引き留めた。妙に慌ててやがる。おれが一緒に行くもんだと思っていたらしい。
残念だが、群れる趣味はねえよ。
「足手まといを連れていくなんざ、ごめんだぜ」
 突き放したおれの言葉に、タヌキのこめかみが青筋を立てた。肩がぷるぷると震え、地団駄を踏みながら吼える。
「こ、こンの犬っころ!心配してやったってのに!!忍者のオイラが足手まといってか!?」
 ニンジャ?ニッポンじゃ動物もニンジャになれんのか。こいつは驚きだ。
「へえ。じゃ、ニンポーとか使えんのか?」
 そう言ったおれに、タヌキはニヤリと自信たっぷりに笑った。
「勿論だい。タヌ太郎さまの忍法を見せてやるぜ」
 そういうや否や、タヌキ――いや、タヌタローは近場に落ちていた自分のデイバッグを指差した。

「タヌ太郎忍法真空転の術ー!」

 奴が叫ぶと、触れても居ないのにデイバッグがころりとひっくり返りやがった。念力だろうか。ニンジャというのは嘘ではないらしい。
タヌタローがどんなもんだと胸を張る。
「ほー。……で?」
「………………」
 すこし興味を引かれ、先を促した俺の言葉に、タヌタローは胸を張ったまま固まってしまった。もしかして……これだけなのか?
 半眼のおれに気づき、タヌタローは慌てて平手を横に振る。
「まてまて。取って置きを見せてやらあ!」
 おれから4メートルほど離れてから、タヌタローは人差し指以外の指を組んで前に突き出した。両手で拳銃の形を作っていると言えば分かりやすいだろう。
 コォォオオ……と、奴が呼吸を整える音が部屋に響く。部屋全体の空気が弾けんばかりに緊張しているように感じられるのはおれの錯覚だろうか。
 鋭い呼気の音が止まり、言霊が爆発するように奴の口から飛び出した。
「念雅流忍法!手印、念!!」
 突き出した指先に宿った小さな光が一気に膨れ上がる――


129 :始の忍法帖 ◆TPKO6O3QOM :2008/06/21(土) 12:49:33 ID:MQHR8keC
「………………おい、うんこタヌキ」
 おれはぼそりと呟いた。タヌタローがぴしりと音を立ててたじろぐ。奴の指からは兎の糞のようなものがぽろぽろと毀れ出ていた。
 少しでも期待したおれが愚かだったぜ。思わずスタンドを見せてやりたくなったが、止めた。なんせ、こいつにゃ視えないんだからな。

 おれはへっと嘲笑い、タヌタローに背を向けた。だが、また奴の制止の声が掛かる。
 うんざりして振り返ったおれの目の前に、タヌタローの真面目な顔があった。こいつ、いつのまに?
「おまえの頼みを聞いてやったよな?今度はおまえがオイラの頼みを聞く番だぜ」
 タヌタローが当然のことのように言う。
 あのな、おれがおまえの頼みを聞いてやる必要は別にねえんだぞ?そんな約束はしてねえからな。だがまあ、奴の言っていることも一理あるか。
「内容によるぞ。始めに言っておくが、一緒に行くってのはナシだ」
 分かってるよ。とタヌタローは口を尖らせた。
「伝言を頼みてえんだよ。オイラの仲間で、まん丸とツネ次郎って奴がいるんだ。そいつらに会えたらでいいからさ」
「……まあ、いいぜ。で、内容は?」
「E‐4のサッカー場へ6時に集合。こう伝えてくれ。まん丸は青い羽毛のペンギンで、ツネ次郎はキツネだ。二人とも、オイラと同じ印堂帯をしてる」
 タヌタローは、自分の額にある図式化された笑顔のアクセサリーが付いたヘアバンドを指した。
 おれは奴の頼みを了承してやった。聞くだけならタダだからな。
「頼むぜ。えーと……そういや、おまえ、名前はなんてんだ?」
「イギーだ」
 ニューヨーク最強の野良犬だと、胸中で付け加える。

 と、おれの耳が異常な音を捉えた。
 なにか言いかけたタヌタローを、しっと口に足を当てて遮る。
 重戦車のように重い何かが、一直線にこっちへ向かってくる。そういや、ランタンが点いたままだった。窓から灯りが漏れてたに違いねえ。

 タヌタローの耳も音を捉えていたらしい。急いでテーブルの上に散乱した支給品をデイバッグに詰め込んだ。って、ランタンまで仕舞うな!
気付きましたと言ってる様なもんだろ!?


130 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/21(土) 12:49:51 ID:MG5k206k



131 :始の忍法帖 ◆TPKO6O3QOM :2008/06/21(土) 12:51:14 ID:MQHR8keC
 ダンッと地を蹴る音。しばしの深閑の後――轟音と共に、家の壁が粉砕された。

 爆発した空気の渦の中で舞い散る埃と木片の中から現れたのは、マントと鎧を着込んだ二足歩行の大ワニだった。
衝撃に舞い上がった大きなマントが月明かりを遮る。ったくよ、どいつもこいつも野性を失くした奴らばかりだぜ。

 ただ、おれの直感がこいつはヤバイと警鐘を鳴らしている。奴が握っている剣――タヌタローが持っていた剣とほとんど同じものだ。
なのに、それがレイピアに見えやがる。それほどの巨体だ。しかも、その剣で壁を紙くずみてえに薙ぎ払った腕力の凄まじさ。そして何よりも、こいつは殺し合いに乗ってる。
ワニの双眼が血を求めて獰猛に光った。

「タヌ公!二手に分かれるぞ!!」
 おれはそう叫び、駆け出した。同じ方向に逃げてこられちゃかなわねえ。タヌタローがおれとは反対歩行に跳んだ音をおれの耳が拾う。
 よし!
 おれは細い裏道を走りながら、愚者(ザ・フール)を呼び出した。何もない空間から砂が生まれ、おれと帆走するように、
機械仕掛けの獣の姿が構築されていく。だが、発現がいつもよりも少しばかり遅いような気がする。
 とにかく、こいつで空に逃げれば――

「――おまえ、面白い魔法を使うな」

 後ろで厳格な声が聞こえた。くそっ!よりによっておれを追ってきやがった。ワニは剣で周りの家の壁を破壊しながら突進して来ている。
しかもこのワニ、おれのスタンドが見えてやがる!こいつもスタンド使いなのか!?
 おれは愚者(ザ・フール)に急停止を掛け、ワニを迎撃させる。愚者(ザ・フール)に向かって、ワニの剣が振り下ろされた。
だが、ワニの打ち降ろしは地面を大きく抉っただけだ。その軌跡の上に、霧のようになった愚者(ザ・フール)が漂う。ワニの眼に驚愕の色が混じる。
 おれのスタンドは砂だ。なまくらの一撃なんざ、痛くもねえよ。

 愚者(ザ・フール)の再構築された前足がワニへと向かって薄刃のように閃いた。ワニの左腕がマントをひっつかみ、振り翳す。
愚者の前に紫紺の緞帳が翻った。マヌケめ。布っきれで防げるかよ?
 おれはせせら笑った。ワニが血を撒き散らして斃れる様が目に浮かぶ。
 
 しかし、おれの予想は裏切られることとなった。愚者(ザ・フール)の前足はマントに弾かれ、その表面を滑っていく。
削られた繊維が数本、宙に舞った。チクショウ!ただの布じゃねえのか!
 おれは止めかけていた足に鞭を打ち、加速した。だがワニの踏み込みが、稼いだ距離をゼロにする。
ズダンという破裂音がしたと思えば、振り返ったおれの眼前に白刃が迫っていた。


132 :始の忍法帖 ◆TPKO6O3QOM :2008/06/21(土) 12:52:23 ID:MQHR8keC
 おれは前方に大きく跳んだ。空中で身を翻らせ、斬撃をやりすごす。巻き起こる剣風が毛を撫で切って行きそうだ。とにかく回避に成功して安堵したおれの目を、
迫る現実が見開かせた。ワニはそこから更に左足で踏み込んだのだ。空気そのものを破砕するように振るわれた左腕が、空中のおれを弾き飛ばす。

 おれは成す術もなく、30フィートほど吹っ飛んで壁に叩きつけられた。跳びながら愚者(ザ・フール)を解除し、背面に構築してクッションにしていなければ死んでいた。
それでも吐き気を催すような衝撃が身体を駆け巡る。おれの喉を熱いものが焼いた。
 跳ね返ったおれは地面へと落下する。体中が酷く痛む。内も外もだ。

 ワニはゆっくりとおれに近づいてくる。今の状態で逃げても、二、三歩の内に斬り捨てられるのが関の山だ。
潔く運命を受け入れるか?……ふざけんな。徹底的に足掻いてやるぜ。近づくに死神には唾を吐きかけて追い返してやる!
 おれは全身の殺気を視線に集め、奴を睨み付けた。

 ワニの口角が上に吊り上げられる。嗤ってやがる……。
 ワニの右腕が振り上げられた。月明を浴びて、刀身が蒼くきらめく――

「――念っ!!」

 夜気を切り裂くような言葉が響いた。おれの目には、月輪の中で踊るタヌキが映っていた。


133 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/21(土) 12:52:23 ID:MG5k206k



134 :始の忍法帖 ◆TPKO6O3QOM :2008/06/21(土) 12:53:38 ID:MQHR8keC
「――念っ!!」
 オイラの叫びと共に、鎧ワニに向かって指から粘々したどす黒い液体が迸った。なんでこう、ズバッと格好いいのが出ねえんだろ。
 オイラの意念を被ったワニが吼えた。見やれば、粘々が顔にかかってワニの視界を封じている。ワニは左手でそれを払おうともがいていた。
 ………………これぞ、タヌ太郎忍法目潰し粘液の術!
 イギーはその隙に、オイラの方にヨタヨタと駆けて来た。満身創痍もいいとこだ。オイラは明後日の方向を向いて声を上げる。

「イギー!今だ!!温泉で落ち合おうや!」
 勿論嘘だ。騙せるとは思ってねえが、それでもワニに選択肢を増やして撹乱できる。
 すれ違いざま、イギーは何故か呆れたようにオイラを見て、破壊された家の影に身をすべり込ませた。
あの野郎……オイラをバカだと思ってやがんな。
 ……まあ、確かにな。わざわざ戻ってくるなんざ、ほんと、我ながらバカだと思うぜ。
 でもよ、ただの犬に強敵を押し付けて、オイラだけ逃げるわけにはいかねえだろ?ネンガ様に叱られちまうし、まん丸たちにも顔向けできねえよ。
 それによ。あの犬は確かに、口も性格も悪いし横暴だし悪辣で凶悪な顔をしているよ……でもな、あいつはお人よしなのさ。だってな、
悪党かもしれないオイラの頼みを聞いてくれたんだぜ?そんなお人よしをさ、放ってはおけねえよなあ!
 とにかく、イギーは隠れたんだ。あとはこのワニを、ここから出来るだけ引き離すだけさ。

「やーい粘々ワニ!心臓が右心房と左心房分かれきってねえぞワニ!日光浴しねえと動けねえぞワニ!気温で性別変わるぞワニ!
変温動物のくせに二足歩行すんなワニならワニらしく川辺で蝶々を鼻に留まらせてろー!!」

 ようやく視界を取り戻したワニに、オイラは思いつくだけの罵倒を浴びせた。さらに手裏剣を次々と投げつける。
ちなみにゴム製で、当たっても怪我しない安全仕様だ。バカにするには充分さ。現にワニの目が屈辱で血走ってやがる。
「財布にでもなってろ。444倍バカ!!」
 そう言い捨て、オイラは脱兎の如く駆け出した。


135 :始の忍法帖 ◆TPKO6O3QOM :2008/06/21(土) 12:54:57 ID:MQHR8keC
 傾きかけたお月様を横目にオイラは森を駆け抜ける。後ろからは重機みてえな音が追い掛けてくる。差は広がらないどころか、どんどん詰まってきているようだ。
 断っておくが、オイラはまだ全力で走ってない。それでもワニの足は予想以上に速い。斬り倒される木々の悲鳴が森に木霊する。

 オイラが全力で走らない理由は二つある。一つはオイラを追い掛けさせるため。完全に撒いちまったら、ワニは廃村に戻っちまうかもしれない。もう一つは、あいつを迎え撃つ準備をするためだ。

 やっつけるなんて言わねえよ。オイラとワニじゃ、チワワがオオカミに襲い掛かるようなもんだ。でもな、だからって何もしないわけにゃいかないだろ?あいつは殺し合いに乗ってる。つまり、まん丸やツネ次郎を襲うかもしれねえってことだ。
だからせめて、あいつの得物を壊す。やれることはやらなくちゃ、な。

 オイラは左手に持ったデイバッグのチャックを少し開け、その隙間から刀を途中まで引っ張り出し、鯉口を切る。このカバンは一部でも中に入っている限り、物の重さはゼロに等しくなるんだ。

 オイラは左足を軸にして背後に向き直る。意外な行動に驚いたワニに向かって、オイラは最後の手裏剣を投げつけた――ゴム製ではなく、本物の。
 回避行動を怠ったワニの頬を手裏剣が削る。それを目に留めながら、オイラは奴に向かって疾走した。右手は既に刀の柄を掴んでいる。ワニが怒りに燃えた声で吼え、刀を大きく振り上げた。

 やっぱりな。オイラは胸の中でガッツポーズをした。

 イギーを助けに向かったとき、短い間だがワニの太刀捌きを見てたんだ。あいつの斬撃は打ち下ろしか薙ぎ払いの二つしかしなかった。おそらく、ワニの得意とする得物は斧や槌みたいな重量級の武器なんだろう。
その癖が抜けてねえ。しかも、激昂してるせいでモーションが大きくなってる。それだけ、攻撃の出所は読み易くなるってもんさ。

 オイラは呼吸を半分ずらして、身体を滑らせた。左手はデイバッグから、葉に覆われた鞘に移っている。オイラのすぐ目の前で、振り下ろされた刀が地面を陥没させた。
地鳴りと爆風にオイラの肌が粟立つ。砕け散った土塊がオイラの頬を掠めていった。

 ――今だ。


136 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/21(土) 12:55:26 ID:MG5k206k



137 :始の忍法帖 ◆TPKO6O3QOM :2008/06/21(土) 12:57:34 ID:MQHR8keC

 滑り込ませた右足が力強く大地を踏み締めた。右手が流れるような手付きで刀を一息に振り抜く。鞘走りの甲高い音が森に響いた。
目の端に、吹っ飛んでいくデイバッグが映る。右腕に、今までゼロだった刀の重量が一気にかかった。その負荷に筋肉が悲鳴を上げる。

 オイラは我知らず叫んでいた。他人事のような気分でその聲を聞く。手の中の霜刃は半月を描き、ワニの刀の横っ腹に吸い込まれていった。
 日本刀は非常にデリケートな武器だ。刃筋を立てなきゃ満足に斬れないし、乱暴に扱えば刃毀れをおこし、刀身は歪み痛んでいく。
まして、力任せに壁や地面に叩き付けられ続けた刀はどうなるか――
 
 キィンッという余韻を残し、ワニの刀は根元近くで両断された。度重なる酷使に、もう耐えられなくなってたんだ。斬り飛ばされた刀身が宙を舞う。
 やったぜ!あとはトンズラするだけだい。

「舐めるなぁああ!!」

 森を震わす咆哮と共に、喜色に緩んだオイラの身体を灼熱が貫いた。どういうわけか、右腕を突き出したワニの姿がどんどん遠ざかっていく。
背中を幹に打ち付けられて、ようやく自分が弾き飛ばされたのだと理解する。

 灼熱が去り、オイラの身体を激痛と虚脱感が襲った。オイラの腹は、折れたワニの刀に深々と貫かれていた。
傷口から溢れ出る血が服を赤黒く変色させ、下草に不気味な彩を加えていく。口腔を鉄の香が満たした。

 霞み始めた視界に、ワニが刀を拾うのが見える。オイラは……電光丸を手離しちまったらしい。ちくしょう。これじゃ、振り出しに戻っただけじゃねえか……。

 どうにかしねえと……。でも、もう自分の身体は動かせそうになかった。自分の呼吸が段々と浅くなっていく感覚に、
今まで感じたことのない恐怖が沸き起こってオイラを蝕んでいく。
 ……冗談じゃねえ!このまま、何もせず終わってどうするよ。まだ、腕はかろうじて動く。まだ……動くんだ。
 オイラの手が印を結んだ。そして、それをゆっくりと掲げる。射線上には、去って行く大きな背中――その背中が、かつて戦った大熊と被る。

 しっかりしろよ、タヌ太郎。必要なときに必要なことができないんじゃ、どんな力を持っていても、ただ余計なだけじゃねえか。
まん丸たちとの旅を、ネンガ様の修行を……無意味にして堪るか!

 オイラは眠ろうとする身体を奮い立たせ、意識を集中する。印堂から生まれた念が、丹田へと集まっていく様を強く描いた。
蓄積された意念は血管を巡って、ついには指先へと至る――指先で純白の光が大きく膨れ上がっていく。
 もう何も聞こえねえ。もうあの野郎しか見えてねえ。想いは唯一つ――あいつにまん丸もツネ次郎もイギーも、傷つけなんかさせるかよぉ!
 
 だから――



138 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/21(土) 12:59:52 ID:MG5k206k



139 :始の忍法帖 ◆TPKO6O3QOM :2008/06/21(土) 13:01:17 ID:MQHR8keC

 クロコダインは只ならぬ気配を感じて後ろを振り向いた。だが、振り向いた先の風景に変わった点はない。子狸の遺骸も、墓標の如く大地に突き刺さった白刃も、
最後に見たときのままである。気のせいかと、クロコダインは首をかしげた。

 ふと、彼の大きな手が頬に触れた。紅い鱗が数枚剥がれている。
 それを撫でるクロコダインの顔には満足げな笑みが浮かんでいた。怒りの色はもう微塵も残っていない。あるのは素直な賞賛だ。

 彼と刃を交えた二匹の魔物――死を目前にしても闘志を失わなかった犬の魔物と、知恵と勇気を駆使して自分の武器を砕いた狸の魔物。
これほどの気骨を持つ獣は、自分の配下にもそういないだろう。実に見上げた魔物たちだ。
 この殺し合いに呼ばれた魔物たちは、皆このような武人ばかりなのだろうか。あの子狸からして、殺すには惜しい男だった。

 だとすれば、今の状況が非常に恨めしい。ここには血沸き肉踊る闘争があるというのに、自分はそれに興じることが出来ない。
 彼には時間がなかった。ここにいる全ての獣たちを可能な限り迅速に鏖殺し、キュウビという魔王の儀式を終わらせなければならない。
魔軍司令の信頼を裏切る訳にはいかないのだ。

 だが、そのためには致命的な問題があった。クロコダインの目は、前方の己が起こした破壊の痕を捉える。旋風が驀進したかのように、
へし折れた木々と抉られた地面が道のように続いていた。まさに天災そのものだ。しかし、彼の目には不服の色がある。
 本来、彼が暴れればこんな程度では済まないのだ。そこから得られる結論はひとつしかない。

(オレの力が抑えられている……)

 あの魔王の仕業に違いない。
 そうなると、目的を果たすことは少し困難となるかもしれなかった。先の闘いでも、危ない場面はあったのだ。
 クロコダインの手が、纏ったマントを触れた。さらりと、衣擦れの音が返ってくる。
 もし、このマントがなければ召還獣に手傷を負わされていただろう。あの子狸も、最初から自分を殺すつもりで間合いに踏み込んできたのなら、
違う結果となったかもしれない。

 力を封印された身で50匹近い魔物を相手にするのは蛮勇を通り越して、ただの無謀でしかない。
 クロコダインは狸から奪った細身の剣を見て、小さく嘆息した。
 動かせる手駒と、もっとまともな武器が必要だ。
(一先ずはキラーパンサーを探すか)
 獣王の笛を奪われていることが口惜しい。
 クロコダインは身を翻し、自分が向かう先を見定めた。バサリと音を立てて、マントが夜陰に躍る。




140 :始の忍法帖 ◆TPKO6O3QOM :2008/06/21(土) 13:02:17 ID:MQHR8keC
【C-1/廃村/1日目/深夜】
【イギー@ジョジョの奇妙な冒険】
 [状態]:全身打撲(中)、疲労(中)、精神的疲労(小)、少々自暴自棄
 [装備]:腕時計
 [道具]:支給品一式(食糧:ドライフード)、犬笛、世界の民話
 [思考]
  基本:面倒なので殺し合いには乗らない。
  0:体を休めて、体力の回復に専念する。
  1:マンマルとツネジローに会ったら、タヌタローの言伝を伝える。
  2:チャンスがあればワニ(クロコダイン)を殺す。
[備考]
 ※イギーの参戦時期はペット・ショップとの戦闘で、下水道に逃げ込む前後です。
 ※スタンドの制限に少し気づきました。
 ※タヌ太郎に少し心を許しました。

【C-2/南部の森/1日目/深夜】
【クロコダイン@ダイの大冒険】
 [状態]:健康。
 [装備]:電光丸(倍率×1000)@大神、王者のマント@ドラゴンクエストX、クロコダインの鎧
 [道具]:支給品一式
 [思考]
  基本:全参加者の殺害
  1:もっと大きな武器と手駒が欲しい。
  2:キラーパンサーと合流し、協力させる。
  3:許されるなら戦いを楽しみたい。
  最終:キュウビの儀式を終わらせ、任務に戻る。
[備考]
 ※クロコダインの参戦時期はハドラーの命を受けてダイを殺しに向かうところからです。
 ※行先は不明です。廃村に戻るかもしれませんし、別の方角へ向かうかもしれません。
 ※参加者は全員獣型の魔物だと思っています。
 ※キュウビを、バーンとは別の勢力の大魔王だと考えています。
 ※身体能力の制限に気づきました。
 ※キラーパンサーを百獣魔団所属の個体だと思っています。

[備考]
 ※C-1の廃村に手裏剣(ゴム製)×9@忍ペンまん丸が散らばっています。
 ※廃村の数棟が倒壊しました。その音がエリア全体に響いた可能性があります。
 ※C-2の南部に手裏剣(金属製)×1@忍ペンまん丸、タヌ太郎のデイバッグと支給品一式、トウカの日本刀@うたわれるものの刀身が落ちています。
  デイバッグにまだ不明支給品が残っているかは、以降の書き手さんにお任せいたします。
 ※廃村からC-2の南部にまで、クロコダインが斬り倒した樹木や抉られた痕が道のように残っています。


141 :始の忍法帖 ◆TPKO6O3QOM :2008/06/21(土) 13:03:01 ID:MQHR8keC
【犬笛】
吹くとエリア全体と周辺のエリアの一部にまで響き渡ります。
吹くことで簡単な意思を伝えることができます。耳のよい動物なら、更に遠くからでも聞こえるかもしれません。

【世界の民話】
あらゆる世界の民話・伝説が収録された分厚い本。動物によっては、ただの伝説とは思えない話があるかもしれません。
これで殴られると非常に痛いです。

【電光丸(倍率×1000)@大神】
旅絵師のイッスンが持つ名刀で、柄に毛筆が付いています。禍を呼び込むという、幽門扉を開けることができます。

【王者のマント@ドラゴンクエストX】
耐刃性、耐魔法性、耐炎性、耐氷性に非常に優れた、丈夫で大きな最高級のマントです。


【タヌ太郎@忍ペンまん丸 死亡】
※死体はC-2の南部に転がっています。


142 : ◆TPKO6O3QOM :2008/06/21(土) 13:03:36 ID:MQHR8keC
以上で終了です

支援、ありがとうございました。

143 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/21(土) 13:25:04 ID:HyOaa897
た、タヌ太郎ー!
お前が最初の死者か……死者スレで頑張れ。
イギーもクロコダインも原作知らないけどいいキャラしてるね。

144 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/21(土) 13:30:15 ID:HyOaa897
しかし人がいない……読み手は俺以外にいないのか?

145 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/21(土) 13:40:51 ID:q/ULjA2n
投下乙、うわぁぁぁタヌ太郎ォォォ!
クロコダインがいるからヤバイと思ってたけど……
でも強敵相手によく頑張った!イギーもタヌ太郎の分まで頑張れ!

146 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/21(土) 13:45:03 ID:MG5k206k
投下乙

円周率氏
ポニーの微妙な天然っぽさが良いですな

TP氏
ついにロワ初の死者が。タヌ吉輝いてたぞ
そうだよなあ、バランス的にクロコダインはマーダーだよなあ


147 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/21(土) 14:31:21 ID:B1wOZzuw
投下乙!

3.14氏

たしかにこんなところではとてもゆっくりはできないwwwww

TP氏

クロコダインのおっさんは初期でもこのロワではトップクラスの強さだなあ、
いつあの技が出るか楽しみだ。

148 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/21(土) 14:34:33 ID:HyOaa897
スタンスまとめ

【対主催】
ぼのぼの、ピカチュウ、ツネ次郎、メレオロン、モロ、ボニー
【中立・不明】
まん丸、ケロロ軍曹、ムックル
【マーダー】
クロコダイン、因幡てゐ
【死亡】
タヌ太郎

149 : ◆w2G/OW/em6 :2008/06/21(土) 14:52:48 ID:kzYV8DCk
投下乙です。タヌ太郎よく頑張った……

シエラを予約します。施設はE−1の城で。

150 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/21(土) 15:01:34 ID:HyOaa897
そろそろwikiのタイトルロゴが欲しいね

151 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/21(土) 17:38:27 ID:KeZMz3Xg
タヌ太郎、かっこよかったぜ…。
イギーもイギー節全開でいいな。恥ずかしくて死ぬ名前にワロタw

152 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/21(土) 19:09:51 ID:HyOaa897
予約まとめ     
<延長>
◆ITsuqP1LNA   赤カブト、アルフ、アライグマ
◆EGv2prCtI.    シロ、ケットシー    

◆aAaY.9Pvg2   カエル、グレッグル、ペット・ショップ C-6
◆dKBETGTMMY ユーノ、ギロロ伍長
◆w2G/OW/em6  シエラ

一話目なし 23匹
○クズリの父/○ヒグマの大将/○アライグマの父/○ニャース/○ミュウツー/○ザフィーラ
○銀/○イカルゴ/○オカリナ/○オーボウ/○ラルク/○夜叉猿/
○トニートニー・チョッパー/○ウマゴン/○パスカル/○キラーパンサー/○ホロ/○ヨッシー/
○コロマル/○アマテラス/○風雲再起/○楽俊/○クロ

153 : ◆EGv2prCtI. :2008/06/21(土) 21:21:18 ID:EejDKmhJ
投下します

154 :シロとケットシーの偽典・黙示録だゾ ◆EGv2prCtI. :2008/06/21(土) 21:23:16 ID:EejDKmhJ

 ぼく、シロ。人間で言ったら、五歳。
 今はしんちゃんの家に住んでます。
 初めの頃は家の中で出しちゃったり、ドレスを食いちぎっちゃったりしてたけど、でも今は自分でも成長したかなと思ってます。
 洗濯物を取り込んだり、ひまわりちゃんの面倒を見たり、バスを運転したり――
 ああ、でもこれって普通の犬がすることなのかな?
 多分しないだろうけど。

 とにかく、ぼくはしんちゃんとずっと一緒に居るって約束しました。
 ずっと、いつまでも。
 でも、しんちゃんはいつもぼくを散歩させるのをサボっちゃう。
 だから今日もぼくだけで散歩に行こうって思ってたけど――


 シロがキュウビの手により転送されたのはログハウス前であった。
 ログハウスの玄関の左手に倉庫らしきものが伺え、そして周囲は木々で囲まれている。
 少なくとも、シロが知っている場所ではなかったし、知っていたとしても、多分いつもと違う雰囲気を直ぐに感じ取っていたことだろう。

155 :シロとケットシーの偽典・黙示録だゾ ◆EGv2prCtI. :2008/06/21(土) 21:24:50 ID:EejDKmhJ
 酷いことだ。
 どうして動物同士で殺し合わなきゃならないんだろう。
 いや、はっきり言えばそれはシロには関係の無い――思考の及びもつかない世界での出来事だと考えていた。
 その点――シロはいくつか目の前で死を経験した、と言ってもそれは動物同士が殺し合ったのではない。
 悪い人間に轢き殺されたり病気のまま捨てられ、そのまま息絶えたに過ぎないのだ。
 実際に動物が動物を殺害、或いはその現場を見たことが無いシロだ。
 しかしながら、それでも、そうだからこそキュウビの異常性は分かる。
 間違ってる。
 動物は無闇に殺戮を繰り返す――そんなことをするべきなのだろうか? 違う。
 生きる為に殺すのではなく、当座生き残る為に殺すのを強制されているのだ。
 例え、殺して奪って殺して奪って殺しまくる動物がそれこそ本来の姿であったとしても、だ。

 だから、ぼくはキュウビを止めたい。
 ――そう、しんちゃんもきっとそうする。きっと。
 その為にも、ぼくだけじゃなくて他に仲間を――


 その時、まさにその時、ログハウス玄関との向かい側に、何か、気配と共に影が現れた。
 シロは警戒し、身を屈ませた。
 どうだろう、この動物は――

156 :シロとケットシーの偽典・黙示録だゾ ◆EGv2prCtI. :2008/06/21(土) 21:26:51 ID:EejDKmhJ

 ――。

 まず目に入ったのは、その猫の顔だ。
 何故かシロよりかなり高い位置にその顔が浮かんでいる。人間の、ちょっと小柄な大人ぐらい。四足歩行をしているのならばあそこまで高くはいかないのではないだろうか?
 そしてその頭には印象に残る感じの羽帽子を、ぴこんと耳を出すように被っている。
 身体が見えたのは、それから数秒もしない内だった。
 そう――それは、まるで人間みたいな身体つきだった。
 月明かりに照らされたやや青みを帯びた黒い毛皮に、肩にかけられた赤いマント、首から腰にかけてのベルト(首にはきちんと首輪が付けられていた。そう、シロと同じく)、それから脚に履いた赤いブーツ。
 ――そしてそれより何より、普通に二足歩行をしていた。
 猫はシロを認めると目を丸くさせ、しばらくはシロを見つめていたのだけれど、それから十秒くらいして口を開いた。

「……オイラにたかろうっての?」

 やや甲高く、そしてけだるそうだったが――猫が、普通にしゃべってる。
 そのことにシロは驚いていた。

157 :シロとケットシーの偽典・黙示録だゾ ◆EGv2prCtI. :2008/06/21(土) 21:28:55 ID:EejDKmhJ

 でも――たかろうだって?
 ご飯を貰えない時に商店街で芸をしていたならともかく、今はそんなつもり無いのに。
「クーン」
 シロは悲しげに鳴いて、猫の瞳を見据えた。
 猫は何かを悟ったような表情を見せると、そんなシロに向かって、言った。
「こっちにカモーン」
 猫がその場に腰を降ろし、左前足――いや、左手をシロに向けて差し出していた。
 ああ――多分、自分を触りたいのだろう。
 よく人、特に見知らぬ子供とかがそんな素振りをよく見せる。
 それは別に構わなかったし、それで子供が幸せになるのならかえって良かったのだけれど。

 それはさておき、なるべくここは相手になるべくいい印象を与えたい。
 シロは猫に近付き、左手を嗅いだ。
 紛れも無く猫の臭いだ。
「よーしよし」
 猫がシロを抱き寄せ、もう片手で頭を撫で始めた。
 シロもそれに合わせて顔を動かそうとして――
 そこでようやく気付いた。先程まで背負っていた筈の鞄が、いつの間にかベルトを切られて地面に転がっている。
 ――唐突に、猫が手をシロの首に回り込ませた。
 何か、嫌な感覚が首輪の上のそこに襲った。
 熱い。喉元が。ひどく。

158 :シロとケットシーの偽典・黙示録だゾ ◆EGv2prCtI. :2008/06/21(土) 21:30:54 ID:EejDKmhJ

「シュガー、どうして簡単に信じちゃうかな?」
 猫が、何か喜んで喋っているように感じた。
 何が、何があったのだろう。
 シロは視線を首元に移し――目を見開いた。
 そう――その猫の指の先――爪――が、シロの白い毛皮を突き抜けて、痛みの根源であるそこに、深く入り込んでいたのだ。

「オイラの爪って人間サマにはあまり効かないと思ってたけどさー、犬コロ相手だと意外と入るみたいだねー」
 猫はそれをとても喜ばしく語っていた。
 事態を完全に把握したシロは喉を完全に引き裂かれる前に、身体を捻らせ、うまく猫の爪と腕の中から抜け出した。
 ――その時、変に爪が引っ掛かったのかも知れない。
 猫の爪がシロの肉を数グラム程抉り取ったのだ。
 それまで茫然としていた思考が回復し、鋭い痛みがシロの神経を貫いた。
 しかしそれがシロを覚醒させた。

 次の瞬間には、素早くシロは猫から離れていた。
 多分、猫が追いつけないぐらいの速さで。
 シロの喉からは熱さが零れて、それは日が出ていたのならきっとシロの白い身体とは対を成した色の液体の熱さの筈であった。

159 :シロとケットシーの偽典・黙示録だゾ ◆EGv2prCtI. :2008/06/21(土) 21:33:24 ID:EejDKmhJ
 逃げた。
 必死に逃げた。
 もう――猫の姿は見えなくなっていたのだけれど、しかしながら、猫がシロ以上に速いとも限らない。
 とにかく、猫からはなるべく離れたかった。

 それからしばらくして、さっきの猫のメガホンか何かを通した声が響いた。
『世の中しけてんぜー、オイラグレちゃう!』
 ――意味がわからない。
 そう油断した時だった。
 不意に足元の感覚が消失し、そのままシロは崖下に転がり込んだ。
 すっかり逃げることに全神経を集中し、目の前の崖が見えていなかったのだ。
 急な斜面が体中を打ち、数秒して、シロは地面に投げ出されていた。
 強烈に叩き付けられて、痛みどころか痺れすら感じた。
 そして、そのまま立ち上がろうとし――気付いた。

 身体が――動かない?
 このぐらいの怪我で?
 うそだ。
 ぼくはしんちゃんの元へ帰らなきゃいけないんだからぼくはしんちゃんといつまでも居るんだからぼくはしんちゃんとそう約束したんだからぼくは――

 シロは、そのまま意識を失った。

160 :シロとケットシーの偽典・黙示録だゾ ◆EGv2prCtI. :2008/06/21(土) 21:35:54 ID:EejDKmhJ
――

「逃がしちゃったか」

 爪に付着した血を舐め取り、もう片手でマントの乱れを直しながら、魔獣ケットシーは惜しそうに呟いた。

 このケットシーは他の個体と違い、ある特殊な事情により衝撃波を放つ魔法、マハザンマを使えたのだが、しかしどうも近くに回復の泉も無いような此処で魔力を無駄遣いする気にはなれなかった。
 だいたいあの犬に奇襲をかけたのも最低限の消費で即座に殺せると見込んでいたからだ。
 まさかの抵抗で逃してしまったが、今度からは油断せずに倒さなければならない。

 当座、ケットシーに必要なのは生体マグネタイトである。
 ケットシーの履いている膝辺りまである赤い長靴の靴底の裏、そこから感じられる感触。そして僅かな明かりが射し込む周囲の青々しい森が並ぶ風景。
 ――ここが魔界ではないのは明らかだった。

 そうなると問題なのは一つしか無いのだ。
 悪魔の身体の維持に必要な生体マグネタイト。
 魔界なら別にいい。探そうと思えばそれはいくらでもある。
 しかし魔界でないとすればそうはいかない。
 わざわざ生き物が蓄えている微量の生体マグネタイトを奪わなければならないのだ。
 つまり、不可抗力ながら少なくとも誰かを殺す必要があった。

161 :シロとケットシーの偽典・黙示録だゾ ◆EGv2prCtI. :2008/06/21(土) 21:37:52 ID:EejDKmhJ
 ケットシー自身、自分から進んで殺しに行くという思考は薄い。
 だってさすがに殺し損ねて恨まれて後で確実にKILLされるなんて嫌じゃん?
 だが――マグネタイトが無いとなればそれは致し方がない。
 マグネタイトが無ければ身体が崩壊して死んでしまうのだ。
 恐らく、このままなら一日も持たないだろう。

 その点、ケットシー自体は今の今までそんなマグネタイト不足に悩んだことはなかった。
 何故なら――このケットシーは元々悪魔合体で生み出された個体であったし、そんなマグネタイト関連の知識などは合体前の元の悪魔のものだったので。
 つまりケットシー自体はマグネタイトの心配をする必要がなかったのだ。
 彼の主人が経験値稼ぎの為に悪魔を狩りまくるものだからマグネタイト食い放題。
 しかしそれも長くは続かなかった。

 あの髪がストーンと落ちた感じの女――ユミだっけ? ――が、タルカジャ(オイラも使える攻撃力をアップさせるナイスなマジック)を使うようになってから用済みになったとばかりに合体材料にしようと主人が提案したのだ。
 なんでもタルカジャ持ちの聖獣を作りたかったらしい。
 それでケットシーは主人をゾンビドッグ級のマヌケだと悟った。
 ねぇ? バカ? あんたバカ? 魔法継承は補助魔法より攻撃魔法(この場合、マハザンマになる)が優先されるんだよ。
 全くバカ過ぎてノーテンに来る。
 そんなわけでケットシーは自分が合体材料にされてあのデカい容器に無理矢理詰め込まれたものだと記憶していたが――

162 :シロとケットシーの偽典・黙示録だゾ ◆EGv2prCtI. :2008/06/21(土) 21:39:38 ID:EejDKmhJ

 どうもその後にあのキュウビとか言う奴にあの空間に放り込まれていたらしい。
 束縛されるのは気に入らなかったが、しかし自分が挑んで勝てるような悪魔ではないのは知っていたので取り敢えず様子見していた。
 そして案の定――あの一匹の首がビックバンを起こした。
 ケットシーにも付けられたこの鉄製の首輪を吹き飛ばされて――


 そんな訳で、ログハウス近くに飛ばされてから直後にあの犬に会い、襲撃をかけたのだが逃げられてしまった。
 やはりいつもの様に調子に乗ってないで直ぐに首にぱっくり口を作ってやればよかったと今更ながら後悔した。
 しかし、今はそれよりなにより――

「まあいいや。荷物はちゃーんとゲットしたし」
 そう、あの犬からはデイパックを奪っていたのだ。
 それにまだ、自分の荷物も見ていない。
 ケットシーは悠々とそのベルトが切れたデイパックを回収し、中身を地面に振り落とした。

163 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/21(土) 21:40:40 ID:HyOaa897
 

164 :シロとケットシーの偽典・黙示録だゾ ◆EGv2prCtI. :2008/06/21(土) 21:41:57 ID:EejDKmhJ
 まず初めに目が付いたのは何か棒状のようなものだ。
 それが月明かりに照らされ、鞘に入った刃物か何かと言うのは分かったので、それを手に取って引き抜いた。
 反りの入ったスリムな刃――シャムシールだ。
 剣。十分使える。
 それに愛用のサーベルが無くなっていたので、ちょうど良かった。
 ケットシーはそれを左手に持つと本物であるのを手頃な幹が太い長い草を切り裂くことで確認し、それから直ぐさま鞘をベルトに装着した。

 続けて、何か石のようなものが視界に入った。
 どうやらマハジオストーン、らしかった。
 秘められた力を放つと電撃を放つ石。
 何か形状が違う気がするけど、多分、それ。
 道具袋は主人がほとんど占領していたので、ケットシー自身は使ったことが無いのだけれど。
 オーケイ。威力はそれなりだし大型クラスの獣やら悪魔相手にも、感電させたりしてちょっとした脅しにはなるだろう。
 それは知っていたので、ケットシーはそれの説明書を見ずに自分のデイパックにしまい込んだ。

 それから、何か手袋らしきもの。
 何か特別な力があるかも知れない。
 そして見た目に反して防御にも使える可能性もあった。
 魔界にはそんなものがザラにある。ピンポンハットとかアミーゴポンチョとか。
 ケットシーはそれを右手にはめ込んだ。
 これでなかなかの装備になった、筈。

165 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/21(土) 21:44:38 ID:HyOaa897
 

166 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/21(土) 21:51:03 ID:27x/imqH
 

167 :シロとケットシーの偽典・黙示録だゾ ◆EGv2prCtI. :2008/06/21(土) 22:00:06 ID:EejDKmhJ
 後は、何か犬の顔がプリントされた缶詰が幾つか転がったがどうでもよさそうなものだったのでそのままにした。


 引き続き、今度は自分のデイパックの確認を始めた。
 ――そう言えば、あの犬のデイパックと自分のデイパックのサイズが違うことにも気付いた。
 だからなんだと言う話だが。

「ガン、かな?」
 手始めに出てきたのは物騒なL字の鉄の塊。
 所謂『ガン』や『銃』と呼ばれる武器である。
 ケットシーはこれの使い方については了承していた。
 かつての主人やユミがバンバンぶっ放しているのを間近で見ていたのだ。
 弾の装填や撃ち出し方まできちんと理解している(だいたい、ね)。
 しかし、それを到底使う気にはなれなかったが。
 だって近付いてこっそり斬った方が早いし。

 一応、銃と予備弾丸をデイパックに入れはしたが、この後使う予定があるかは怪しかった。
 それは、ともかく。

「? なんだろ、これ」
 次に取り出したのは何か、釣鐘状の形をしたプラスチックに銃の持ち手とトリガーを取り付けたような物。
 見慣れないものだった。
 何か特殊な効き目でもあるのだろうか。

「グッドなアイテムなのかなー」
 説明書を見る限り、どうも声を増幅させて攻撃する道具らしい。
 成る程、音波で耳にアタックするのか。
 試しに一回、叫んでみた。

『世の中しけてんぜー、オイラグレちゃう!』
 ――効果は予想以上だった。
 使った自分ですら耳がキンキンいく程だ。
 これはかなりの効果が期待出来る。


168 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/21(土) 22:00:20 ID:HyOaa897
 

169 :シロとケットシーの偽典・黙示録だゾ ◆EGv2prCtI. :2008/06/21(土) 22:01:56 ID:EejDKmhJ
 まだ幾つか細かい道具が入っている気がしたが、しかしいまいち確認しようにもよく分からないような物だった。

 ――それからケットシーは思案した。
 自分の実力は十分に把握しているつもりだ。
 優勝を狙える、とはあまり思えなかった。
 いや、勝てるような動物ばかりならこのまま殺し合いに乗ってもいい。
 それだけの道具がケットシーにはあるのだ。
 しかし――事はそこまで円滑には進まないのだろう。
 そして、心強い味方(それこそ、あの主人みたいな)が居ればキュウビに逆らうのもいい。
 少なくともあの魔神皇よりは強くない筈。決して倒せないレベルではないのである。
 ――そもそも、徒党を組んでもキュウビには勝てないようなクラスの弱い動物やら悪魔しか集められていない気もしたが。


 それにそれらは、まず生体マグネタイトを手に入れてからの話だ。
 そうだ、それが終わってからが始まり――

 ヒーホー! イエアウイゴナメイクイット!

170 :シロとケットシーの偽典・黙示録だゾ ◆EGv2prCtI. :2008/06/21(土) 22:03:57 ID:EejDKmhJ
【C-6/ログハウス前/一日目/夜中】
【ケットシー@真女神転生if...】
【状態】:実に健康、少し耳が痛い
【装備】:シャムシール@真女神転生if...、まぼろしのてぶくろ@MOTHER3
【所持品】:支給品一式、デザートイーグル@真女神転生if...(コロナショット7発装填)、コロナショット@真女神転生if...(14発)、雷の石@ポケットモンスター、拡声器、不明支給品(0〜1)
【思考】
基本:生き残る。ゲームに乗るかキュウビに逆らうかは他の参加者をよく確かめてからにする
1:先ずは生体マグネタイトを調達する(誰かを殺す、もしくは誰かが持っているのを手に入れる)
【備考】:雷の石をマハジオストーン@真女神転生if...と勘違いしています
     まぼろしのてぶくろを防具と勘違いしています
     拡声器を攻撃アイテムと勘違いしています

【C-5/崖下/一日目/夜中】
【シロ@クレヨンしんちゃん】
【状態】:気絶、首に致命的な刺創、出血、全身打撲
【装備】:なし
【所持品】:なし
【思考】
基本:どうにかしてキュウビに対抗する
1:(気絶中)


※C-6周辺にケットシーの声が響きました
※C-6ログハウス前にドッグフード×3が転がっています

171 :シロとケットシーの偽典・黙示録だゾ ◆EGv2prCtI. :2008/06/21(土) 22:05:43 ID:EejDKmhJ
【シャムシール@真女神転生if...】
装備者に少しの力と知恵と魔力を与える。
ただし、武器としてただ切れ味が良いだけで普通。

【デザートイーグル@真女神転生if...】
真女神転生2以降における雑魚銃。
多分マグナム弾を撃つ方とは名前が同じだけの別物。
何故か魔界(魔神皇の妄想世界と幽閉の塔の両方)で売ってるし。
弾丸ならなんでも装填出来る。

【コロナショット@真女神転生if...】
命中した相手を感電させる非常に強力な弾丸。

【雷の石@ポケットモンスター】
一部の電気系ポケモンを進化させる石。
当然ながら攻撃効果は無い。

【まぼろしのてぶくろ@MOTHER3】
武器。殴りつける武器として使えばトップクラスの性能。
体力と精神力(魔力)、知恵と素早さを与える。
しかし恐らく防御効果は期待できない。


マハザンマ…空気を爆発させて広範囲に強烈な衝撃波を発生させる魔法。ケットシーの魔力だと特に制限が無ければ休憩無しで最大四発程度放つのが限界

172 :シロとケットシーの偽典・黙示録だゾ ◆EGv2prCtI. :2008/06/21(土) 22:07:32 ID:EejDKmhJ
【ケットシーのスペック】
生身で力6知恵4魔力6体力3早さ7運4

バランスタイプの主人公(一般高校生)の初期能力が全能力4
スピードタイプの主人公の初期能力が力5知恵2魔力2体力5早さ7運3
知力がいっちゃってる時の眼鏡っ子の初期能力が力5知恵1魔力1体力3早さ9運5

知恵は1あれば普通に『なんか頭が悪い』レベルで済むみたいのでケットシーの智恵は平均的。
力は平均的かやや上、早さは普通の人間でも到達出来る程のやや素早い程度か。
体力は少なめ。
ただ、レベル自体は11あるのでレベル補正で力や体力や魔力は額面よりはもう少し高くなる。

全体回復魔法メディアは元々そんなに回復しない。
周囲を地図表示するマッパーの効果範囲は学校での使用を見てせいぜい30〜40m程度。
ただ使用すると敵の不意を突きやすくなる辺り、他の生物の位置なども分かるようになる模様。

ひっかきについては初期能力のパートナー(一般高校生)がだいたい二回喰らうと瀕死になってくれるので一般動物相手にはそれなりに強いと思われ。

左利きで身長は人間(主人公達)の肩まで(耳含めて。顔までだと胸まで)みたいなので主人公が170cmとしたらケットシーは160cm程度。
後、腕とかがどう考えても猫じゃないので普通の二足歩行の猫と言うより獣人を思い浮かべた方が早いです。

ちなみにマハザンマ持ちのケットシーはカーシーとシルフの合体で実際に作れる。

173 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/21(土) 22:08:25 ID:HyOaa897
投下乙!
シロ死んじゃうかと思ったがなんとか生き延びたか。流石修羅場をこなしまくってるだけあるぜ
ケットシーはこの先どうなるんだろうwww出会う奴のよってどうともころばせられるのがオイシイぜ。
ってか支給品を勘違いしすぎだwwwwwしかし雷の石とは、ピカチュウにフラグが!

174 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/21(土) 22:08:36 ID:L9xgVgUz
GJ!
ケットシー、装備の充実のかわりに背負ったのは拡声器フラグかよwww
しかし、やっぱりヒーホー節は何度聞いてもいいなあ

175 : ◆EGv2prCtI. :2008/06/21(土) 22:08:40 ID:EejDKmhJ
投下終了。
支援感謝します。

それから延長すみませんでした

176 : ◆ITsuqP1LNA :2008/06/21(土) 22:23:36 ID:U7s7M6zI
申し訳ありません!拡声器被ったので修正かけます、朝までには投下しますのでそれでもよろしいでしょうか?

177 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/21(土) 22:25:53 ID:dWIvrtCa
投下乙です〜
シロ、生きてたー!でも、重症。
救いの手は表れんでしょうか?

ケットシーって、面白い性格してますねえ
捉え所がない

178 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/21(土) 22:37:50 ID:HyOaa897
逆に考えるんだ、拡声器を別のもので代用して置換するんだ!

179 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/21(土) 22:42:31 ID:h2sIwFdr
拡声器かぶってたっけ?

180 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/21(土) 22:48:39 ID:dWIvrtCa
イギーの犬笛だろう

181 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/21(土) 22:53:28 ID:KeZMz3Xg
犬笛は全員に聞こえる訳でもないし、言葉も伝えられないから被りには当たらないんじゃ?
修正の必要はない気がする。

182 : ◆EGv2prCtI. :2008/06/21(土) 22:54:14 ID:EejDKmhJ
>>171のシャムシールの説明を

ただし、武器としてただ切れ味が良いだけで普通。

ただし、武器としてはただ切れ味が良いだけで普通。
に修正させて下さい

183 : ◆w2G/OW/em6 :2008/06/21(土) 23:31:17 ID:q/ULjA2n
携帯から失礼します
シエラをE―1の城で予約していたのですが、
ザフィーラを追加予約させて下さい

184 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/21(土) 23:32:15 ID:HyOaa897
ザッフィーについに予約が!

185 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/21(土) 23:32:53 ID:dWIvrtCa
今気付いたが、C-6激戦区だな
このまま行くと、七匹集合か

186 : ◆aAaY.9Pvg2 :2008/06/22(日) 00:33:41 ID:nh3W7OeL
…と言われた傍からなんですが、すみません、位置変更させて頂きました。
カエル、グレッグル、ペット・ショップ投下開始します。

187 :フロッグ・スタイル ◆aAaY.9Pvg2 :2008/06/22(日) 00:34:29 ID:nh3W7OeL
暗い空の下、唸る剣士が一人。
剣士として一般的であろう人間という種族に例えるなら眉を顰めてとか、眉間に皺を寄せてとか、そういった表情を彼はしている。
他種族には読み取り難いかも知れないが、彼としてはそういう、苦悩を滲ませた表情のつもりだ。
そして今現在彼の目の前にいて、対峙している相手にもその表情は伝わると彼は期待している。

剣士の名はカエル。
いや、昔はもっと立派な、固有名詞の名前もあったものだが、そのことは今はさて置く。
重要なのは今の彼はカエルであり、それも名前だけがカエルというのでなく、人型をしたカエルそのものの姿だということだ。
尤も生まれ付いてのカエルではない彼としては正直、キュウビなる魔物は彼を動物として認識しているらしいという事実は些か不本意である。
しかし、それはこの際どうでも良かった。
動物扱い以上に不本意な命令が、キュウビからは言い渡された。
殺し合え。まるで集められた者達が全て血に飢えた、理性を持たぬ獣であるかのような口振りで煽られた戦い。
そちらの方が、カエルにとっては許せない。
集められたのが彼の他は全て凶暴な野獣で、生きるために殺し喰らうことを日常とする者であったのならば憤りはしなかったろう。
もしそうならば、あのキュウビなる魔物の目には自分もそのような獣に堕ちたと見えるのか、と自嘲しただけだ。
しかし現実は違う。戦いを拒み、殺されたのは小さな栗鼠だった。
生物の持つ力は見た目だけでは測れないことはカエルとてよく知っている。そもそも自分が見た目とはかなり異なる生き物だ。
だが、あの栗鼠は明らかに戦いを日常とする獣ではなかった。そもそも殺し合えと言われた、その意味さえ理解していないかのようだった。
森で木の実を齧って暮らし、狩るとしても小さな昆虫がいいところ。そんな小動物に殺し合いができるはずがない。
そしてあの栗鼠は言葉を話し、はっきりと争いを拒絶したのだ。
ただ生存のために争いから逃げようとしたのではなく、友達と遊びたいという、幼いが確かな意思を持って。
集められたのは、キュウビの言うような本能のままにしか動かない獣だけではない。
奴が望んでいるのは自然界の食物連鎖の再現などでなく、意思と感情と理性とを持った者達による殺戮なのだ。

カエルには無論、ここで誰かと殺し合う気はない。
かと言って襲われても無抵抗でいるつもりはない。降り掛かる火の粉を払うために戦うつもりならある。
キュウビはこの殺戮によって呪法を完成させると言っていた。このような狂気じみた儀式を必要とする呪術がろくなものであるはずもない。
その正体を突き止め、阻止するためにも生き残らなければならないとカエルは考えている。
――だから、戦う必要のない相手とはできれば戦いたくない。
目の前の相手がそれに該当するのか否か、彼は測りかねていた。戦いの構えを取る相手に戸惑う表情が伝わればいいのだが、伝わっているかはどうも怪しい。
言葉が通じるかどうかも未知数ではあるが、話し掛けてみるのも一つの手だ。しかし少しでも隙を作れば飛び掛かられる危険を冒すことになる。
相手の構えに隙はない。自分のことを棚上げにして、大したものだとカエルは思う。
彼の前に立っているのは、人間の腰ほどまでの身長で、やや前屈みながら二本の足で立ち、毒々しいダークブルーの皮膚を持つ――少なくとも外見の上では彼の同類。
つまるところ、カエルである。

188 :フロッグ・スタイル ◆aAaY.9Pvg2 :2008/06/22(日) 00:35:33 ID:nh3W7OeL
拳闘士に似たファイティングポーズを取った青蛙は頬を膨らまし、唸るような低い声で鳴いた。
睨むような目は、真っ直ぐカエルに向けられている。
対するカエルは、使い慣れた剣の代わりに木の棒を正眼に構えて青蛙を睨み返している。
こんな棒では武器としては心許ないが、無手よりはましだ。デイパックに入っていた物である。
尤も考えてみれば、キュウビに呼び集められた者の多くは動物だ。カエルのようにデイパックを開けられる者がどれだけいるかも怪しい。
武器を使える者もほとんどいないのだから、キュウビも積極的に武器を配ろうとはしなかったのかも知れない。
しかし鋭い爪や牙を持つ肉食獣と違い、カエルはカエルだ。戦闘の技術は身に着けていても、武器なしで相手に効果的なダメージを与えることは難しい。
水の魔法も使えないことはないが、消耗を考えると軽々しくは使えない。
それに魔法は相手によって効果の差も大きい。例えば今目の前にいる相手にウォーターを使ったとしよう。
果たして魔法は効果的に働くか。多分、そうはいかない。文字通り蛙の面に水だろう。
もう少しましな武器を、木や石を使って即席でこしらえることも考えておいた方が良さそうだ。
いずれにしても、この状況を乗り切ることができてからの話だが。

しばしの睨み合いの後――青蛙が跳躍した。
振り上げられた腕の先、青蛙の揃えた指先がぬらりと光る。
月をバックに、青蛙の小柄な体が宙に吸い込まれんばかりに高く舞う。カエルも跳躍力には自信があるが、体格差の分向こうの方が身軽なようだ。
カエル目掛けて落下しながら、青蛙は振り上げた腕を垂直に振り下ろす。
カエルは体を引き、振り下ろされた手を棒で受け止めた。手応えは予想以上に重い。木の棒が音を立てて軋んだ。
体重は軽くとも込められた力は相当のものだ。それに跳躍の勢いと落下する重力が加わっているのだから、その威力は馬鹿にできない。
力に力をぶつけては、こんな木の棒など容易く折れてしまうだろう。掛けられた力を逃がそうと、受け流すように手首を返す。
青蛙は空中で器用に体勢を立て直し、後ろへ飛び退いて着地する。
笑った、ように見える。再びいつでも飛び掛かれそうな構えを取りながら、青蛙は満足げな顔をしていた。
この地で生き延びられる勝者はただ一人、とキュウビは言った。しかしこの青蛙は、それゆえに戦うのではない。
戦うこと自体に楽しみを見出している、そんな顔だ。
それはつまり、この戦いには正義も意味もないと諭したところで聞く耳を持つ相手ではないということだ。

話が通じるかも知れない、と躊躇う必要は最早ない。
次はこちらから仕掛ける番だ。カエルは地を蹴り、一気に青蛙との間合いを詰める。
踏み込みすぎてはならない。どこまで距離を詰めればいいか、どこからが危険か彼は知っていた。
自分がそうであるからよく知っているのだが、カエルの四肢というのは意外に長い。
カエルといえばずんぐりしているという印象を持つ人間が多いだろうが、それは普通のカエルは四肢を折り曲げているからである。
彼らが跳躍するのを見れば一目瞭然。カエルの足は、伸ばせば長いのだ。
二足歩行ができ、前足を手のように使えるカエルが戦うにあたってはそれは大きなアドバンテージである。
よく伸びる手があるからこそ、カエルは人間であった時と同じように剣を使える。
そして己の体そのものを武器とするこの青蛙にとっても、それは同じこと。
小柄な体格と肘を曲げて構えた姿から想像できるより、その手はずっと遠くまで届くのだ。
それを知っていたから、カエルは観察していた。先の一撃を受け止めながら、青蛙の腕の長さを。
見た目以上に長く伸びる腕を戦いに利用することに、この青蛙は慣れている。慣れていればこそ、今もそれを利用しようとするはずだ。
対峙したのがカエルでなければ、その間合いは見抜けなかったかも知れない。

189 :フロッグ・スタイル ◆aAaY.9Pvg2 :2008/06/22(日) 00:36:40 ID:nh3W7OeL
踏み込みながら、カエルは棒を握り直した。カエルの腕と棒の長さが、丁度ぎりぎりで青蛙の腕の長さを上回るように。
青蛙の指先が、また濡れたように輝く。
渾身の力で、カエルは突きを繰り出す。それを待ち構えていたかのように青蛙が腕を伸ばした。
あと僅かでも深く踏み込んでいたら、青蛙のカウンターパンチがカエルの胴を捉えていただろう。
――読み合いに勝ったのは、カエルだった。
突き出した棒の先が青蛙の腹を捉える。青蛙の伸ばした指先は、カエルの体には僅かに届かず彼の腕を掠めた。
直撃した突きの勢いに、青蛙は軽々と吹っ飛ばされて宙に浮く。
「……やれやれ」
剣を収めるような仕草で棒を引き、カエルは苦笑する。
「相手が悪かったな。俺がカエルじゃなかったら、お前の勝ちだった」
青蛙が仰向けに、びたんと音を立てて地面に落ちた。

倒れた青蛙に、カエルは歩み寄る。
さて、こいつをどうしたものか。同族だからという訳ではないが、殺してしまうのも気が引ける。
しかしこの調子で出会った相手に手当たり次第に襲い掛かるようでは放置してはおけない。多少は大人しくなってもらう必要がある。
ひとまず縛ってでもおくか、と更に一歩近付く。
その時、青蛙が目を開けた。睨み付けるような鋭い眼光がカエルを射る。
青蛙は笑っていた。今も、つい先刻と同じように、口の端を吊り上げて意地の悪い笑みを浮かべている。
四肢はだらりと地面に投げ出したまま、起き上がる様子はない。
何故笑っているのか、カエルにはわからなかった。その時は。
理解したのは、更に一歩を踏み出そうとした時だ。
最初に気付いたのは腕の痺れ。青蛙の反撃が掠った剥き出しの腕の辺りがじんじんと熱い。
摩擦で擦過傷を負っただけかと思っていたが、気付けば痺れは次第に強くなり、腕から指先へ、また肩へと広がっている。
踏み出しかけた足に力が入らず、カエルは勢い余って地面に膝をつく。既に痺れは足にまで伝わっていた。
嫌味な笑みを浮かべた青蛙が、ふらつきながら起き上がる。
ひょろりと長い手を、青蛙はカエルの前に突き出した。さながら、喉元に刃を突き付ける仕草のように。
その指先がぬらりと濡れて光った。間近で見て初めて気付く。青蛙の指から紫色の液体が染み出し、その薄い膜が指先を覆っててらてらと輝いている。
(毒……!)
いかに機敏な動きとはいえ爪も牙も持たないカエル、それもかなりの小柄な体格では破壊力には劣る。
小さな生物が戦いの力を身に着けている、即ち狩りを生業としているならば、獲物を仕留めるための決め手があって然るべき。
もっと早く気付くべきだったのだ。この青蛙の手はただ殴るだけの武器ではないことに。
毒液に覆われた指は、カエルの腕を掠めただけだった。しかしそれだけでも充分だったのだ。
カエルの皮膚は粘膜に覆われている。人間の皮膚や獣の毛皮よりも容易く毒を吸収してしまう造りだ。
間合いの読み合いに勝利したのは、ひとえに彼がカエルであるゆえだ。
しかし毒の効果がこれほど強く現れることも、彼がカエルでなければなかっただろう。

カエルは深く息を吐く。木の棒で体を支えながら、今は自分を見下ろして立っている小さな青蛙を見上げる。
「――俺の負け、だったか」
自嘲の笑みが浮かんだ。勝ったつもりで、足元を掬われていることにも気付かなかったことが情けない。
結局、殺戮を止めようなどと大それたことを考えてはみても、何も成し遂げられはしなかった。
まだカエルではなかった頃の苦い経験が甦る。強大すぎる敵を前に身動きも取れなかった、臆病者だった自分。
あの日よりも今は強くなっている、そう思っていた。
しかし強くなろうとも、その力で何も為せないならば弱かった日から変わっていないも同然ではないか。
あの時、動けない自分を蔑みの目で見て、憎き敵はこう言った――まるで、蛇に睨まれたカエルだと。
それに相応しい姿に、彼は変えられたのだ。
「俺は結局、カエルでしかなかった……なんて言っちゃあ、お前に失礼か」
青蛙を見上げて笑い、止めの一撃が来るのを待つ。

190 :フロッグ・スタイル ◆aAaY.9Pvg2 :2008/06/22(日) 00:37:44 ID:nh3W7OeL
いや――既に、見上げる必要はなかった。
カエルを見下ろすように立っていた青蛙はいつしかしゃがみ込み、同じ視線の高さでカエルの顔を見ていた。
毒々しくも鮮やかな橙色の頬が風船のように膨らむ。隈のような模様に縁取られた小さな目が、カエルをじっと見つめる。
その表情はやはり意地の悪いにやにや笑いに見えて、カエルは戸惑う。
「……お前」
呼び掛けに応えるように、頬を鳴らして青蛙が鳴く。
目付きは相変わらず睨むように鋭いが、敵意も、殺意も感じられない。
おぼろげにカエルは理解し始める。やはりこの青蛙は、戦いを楽しんでいたのだ。
それ自体が目的であり、戦って破った相手をどうするという気もなかったのだろう。
「戦いたかっただけ、なのか?」
唸るような鳴き声と共に、青蛙は頷いた。
その反応は予測の裏付けとなると同時に、この青蛙に言葉が通じているという証拠でもある。
元々人語を解する生き物なのか、キュウビがあつらえた首輪の力なのか。いずれにしても、話のわからない相手ではないのだ。
ならば、とカエルは期待を抱く。この青蛙の有り余る闘志と力。それはただの脅威ではなく、違う形で活かすこともできるものではないか。
そう、例えば、キュウビに牙を剥くというような。

考えを口にしようとカエルが口を開きかけた、その時。青蛙がふと空を見上げる。
まだ体が痺れ、うまく動かないが辛うじて頭は上がる。青蛙の視線の先をカエルは追った。
しかし、暗い空には何も見えない。ただ虚空を、青蛙は見つめているようだった。
しばらくそのままじっとしていた青蛙が、突然カエルに向き直る。――かと思うと、唐突にカエルの手を掴んだ。
訳もわからず面食らうカエルの様子に構いもせずに、青蛙はそのまま走り出す。
「お、おい!」
制止の声にも青蛙は止まらない。手を引っ張ってカエルを引きずったまま、一直線にどこかへ走る、走る、走る。
マントが頭の下に入ってくれたお陰で擦り傷だらけになるのは免れたが、摩擦熱で背中や後頭部が猛烈に熱い。
声にならない悲鳴を上げながら、カエルはされるがままに運ばれてゆく。
これだけの速度で引きずっていても掴んだ手が離れないところを見ると、青蛙の三本指の手は意外に器用らしい。
握力も相当のもので、掴まれて引っ張られている手も痛い。
仰向けで見上げた夜の空が、引っ張られてゆく内にやがて隠れる。空を覆うのは大きく枝を伸ばした木々。
そのまましばらく走り、外から見れば二人の姿が完全に森に隠れたであろう頃、やっと青蛙は立ち止まる。
まだ事態を飲み込めないまま、カエルは倒れたまま肩で息をする。
カエルの手を離し、傍らに再びしゃがみ込んだ青蛙が、情けないなとでも言うようににやりと笑った。
自分も高速で引きずられてみてから笑え、と思うが言い返しても現状、負け惜しみにしかならない。
やっと呼吸が落ち着き、ひとつ溜息をついてカエルは身を起こす。
いつの間にか、体の痺れはほとんど抜けていた。毒の効果はあまり長くは続かなかったらしい。掠っただけだったせいかも知れないが。

何のつもりだ、と問おうと口を開く――と、それを制するように青蛙がカエルの口に手を当てる。
一瞬毒を警戒したが、手を引いている内にカエルの手袋に拭われたのだろう、その指は今は毒液に濡れてはいない。
黙れ、と言いたいのだろう。青蛙は促すように、斜め上を見上げた。
カエルもその方向を見上げる。森の外、先程までいた平地をちょうど見下ろせる崖の上に何かの影がある。
鳥だ。今まさにどこからか飛んできて着地したかのように、崖の上で大きな翼を畳む。
いつの間に、とカエルは不審に思う。カエルは鳥の影を見た覚えも、羽音を聞いた覚えもない。
走り出す前に青蛙は空を見上げていたが、その時もカエルには何も見えてはいなかった。
まさか青蛙は、自分達が森に隠れた後にあの鳥が飛んでくるのを見越して走り出したとでもいうのか。

191 :フロッグ・スタイル ◆aAaY.9Pvg2 :2008/06/22(日) 00:38:38 ID:nh3W7OeL
鳥はしばし崖の上でじっとして、眼下の光景を見下ろしているようだった。
森の木々に隠れたカエル達の姿は、あの高さと距離では見付からないだろう。
しかし、それにしても妙だ。月があるにしても夜の帳の下、鳥が活動することができるのか。
鳥目とも言われるように、鳥類は夜目が利かないことで有名である。景色を見渡したところで、鳥の目にそれは見えているのだろうか。
それとも、梟のような夜行性の鳥か。
頭を捻りながらカエルが観察する中、鳥が再び翼を開く。

その姿に、カエルは息を飲む。
いや、正確には鳥自身の姿ではなく、その背後に浮かび上がった異形の姿に。
翼を開いた鳥の背に寄り添うように、氷のような質感の鳥の骸骨、或いは翼竜の骸骨のような姿が見える。
それは鳥とそっくり同じ格好をし、骨組みだけの翼を開き、月光に煌めいていた。
(何だ、アレは……?)
その異様な姿から、カエルは目を離せなかった。あの鳥がただの鳥類ではなく、魔物の類であることは確かだ。
どんな力を持っているかは、完全に未知数。
しかし確かなことが一つある。あの鳥を敵に回すのは、極めて危険だ。
相手が飛行能力を持っている以上、空からヒット&アウェイを繰り返されれば飛ぶ術のないこちらからの反撃は難しい。
魔法にも射程はあるし、かえるおとしで押し潰そうにも猛禽の飛行速度を考えると下を潜り抜けられる危険すらある。
鳥が戦意を持っているかは今のところ定かではないが、安全だと確証が持てるまで近付かない方が良さそうだ。

鳥とその背後の異形が、同時に崖の上から飛び立った。
ぴったりと重なり合った二対の翼が夜の風に乗る。ゆっくりと、鳥は空中で旋回を始めた。
眼下に獲物を探すように、そして威風堂々たるその翼と、背後の異形を誇らしげに見せ付けるように。
カエルは青蛙を振り向いた。顔を見合わせて、二人は息を潜める。
聞こえるのは鳥の羽音と、森を吹き抜けてゆく微かな風の音、少し遠くから聞こえる流れる水の音。
その他の物音を少しでも立てたら見付かってしまうのではないか。そんな緊張感が走る。
森にいる限り密生した木々が鳥の急降下からは守ってくれそうに思えるが、何も攻撃手段が爪と嘴だけとは限らないのだ。
「……しばらく様子を見るぞ」
極限まで声を落として、青蛙に囁く。鳥にいかに鋭敏な聴覚があろうと、この距離でここまでの小声なら聞き取れないだろう。
青蛙は頷き、また空を見上げる。
優雅に宙を舞う鳥を見る苦々しげな表情は、己の手ではその翼には届かないという歯痒さを噛み締めているように見えた。
手が届きさえすれば、あの得体の知れない魔物とも戦うつもりだったのだろうか。
全くカエルらしからぬカエルだ。カエルは呆れカエル、もとい呆れ返る。
と、同時に言い忘れていたことに気付いた。
空を見上げた青蛙の肩を、軽く指で突く。苦虫を丸呑みし損ねたような顔のまま、青蛙は振り向いた。
「奴に気付いて、俺をここまで連れてきてくれたんだろう。恩に着る」
抑えた声で告げると、青蛙は皮肉っぽい、憎たらしい表情を浮かべて頬を膨らます。
そして小さく一声、吐き捨てるように。
「……ケッ」
――と、鳴いた。

192 :フロッグ・スタイル ◆aAaY.9Pvg2 :2008/06/22(日) 00:39:39 ID:nh3W7OeL
【B-5/森/一日目/深夜】
【カエル@クロノトリガー】
【状態】:手足にごく軽い痺れ
【装備】:ひのきのぼう@ドラゴンクエスト5
【所持品】:支給品一式、モンスターボール@ポケットモンスター、マッスルドリンコ@真・女神転生
【思考】
基本:キュウビに対抗し、殺し合いと呪法を阻止する
1:鳥の様子を見て対処を考える
2:青蛙を対主催の仲間にしたい

【グレッグル@ポケットモンスター】
【状態】:腹に打撲、ちょっと痛い
【装備】:なし
【所持品】:支給品一式、不明支給品1〜3個
【思考】
基本:面白そうな奴と戦う(命は取らない)
1:あの鳥はやばい、関わるのは避けたい
2:カエルにちょっと親近感+連帯感
3:ピカチュウとニャースは一応ピンチに陥ってたら助ける
【備考】:特性「きけんよち」によりペット・ショップを大きな脅威と認識しました。


【B-6/崖上/一日目/深夜】
【ペット・ショップ@ジョジョの奇妙な冒険】
【状態】:健康、ホルス神発現中
【装備】:なし
【所持品】:支給品一式、不明支給品1〜3個
【思考】
基本:優勝してDIOの館に帰る
1:空から様子を窺う。目に付いた奴は殺す
【備考】:ホルス神発現中はスタンド視覚により夜でも目が見えます。
 ただし見えているのは本体の視界ではなくスタンドの視界内です。

193 :フロッグ・スタイル ◆aAaY.9Pvg2 :2008/06/22(日) 00:40:45 ID:nh3W7OeL
【ひのきのぼう@ドラゴンクエスト5】
お馴染み最弱武器。ただの棒。

【モンスターボール@ポケットモンスター】
ポケモンを収納できるボール。もちろん今は空。
ポケモンは衰弱すると自己を収縮させ狭い場所に入り込む性質がある(ゲーム設定だがアニメでも多分同じ)ため
それを利用してポケモンの捕獲・持ち運びに使われる。
人間が片手で握れるサイズで、真ん中にあるスイッチを押しながら投げるとポケモンが飛び出す。
ボールの中にいる間、ポケモンの重量は無視されるらしい。
ポケモンは中からも外の様子がわかり、自分の意思で外に出ることも可能。
弱ったポケモンに投げ付けることで閉じ込めて捕まえることも可能だが、既に主人のいるポケモンには無効。
本ロワ内では、捕まる意思のないポケモンは抵抗不能状態でなければ捕まえられず、
捕まえても一時的なものでトレーナーになったとは見なさないものとする。

【マッスルドリンコ@真・女神転生】
強力な栄養ドリンク。上限を超えてHPを回復させることが可能だが、回復量は中程度。
ただし飲みすぎると(ゲームではHPが上限の2倍を超えると)副作用でHPが激減する。

194 : ◆aAaY.9Pvg2 :2008/06/22(日) 00:46:34 ID:nh3W7OeL
以上、投下完了です。

ホルス神は夜目が利くか、そもそも視覚共有タイプのスタンドなのかは原作では不明ですが
スタープラチナが人間以上の視力を持つなどの例から、
視覚共有可能、鳥目ではないという解釈にしました。
…まあ下水道の中を平然と動いてた時点で本体が普通の鳥の枠内かどうかも怪しいですが。

モンスターボールも扱いがちょっと特殊になりそうなので、
問題ありそうでしたら指摘お願いします。
ポケスペにある開閉スイッチ設定はアニメ版だと多分ないんだろうな…。

195 : ◆ITsuqP1LNA :2008/06/22(日) 08:41:29 ID:hvOMF49o
仮投下スレに投下しておきました。
理由などもそちらに記載してあります。

改めて、度重なる延長誠に申し訳ありませんでした。

196 : ◆1eZNmJGbgM :2008/06/22(日) 08:43:27 ID:hvOMF49o
あと鳥は以後こちらでお願いします。

197 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/22(日) 09:31:28 ID:ffXrw2sG
これなんてクラモンAwwwwwwwwww
まあ前例あるし、動物だからいいとは思うが。連発して超究極対になられても困るけど

198 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/22(日) 09:43:13 ID:TtwjqAKt
お二方、投下乙です。

aAa氏
カエルコンビ結成ですね。二人の息が詰まるような戦闘、素晴らしかったです。

IT改め、1e氏
本当に食べているw
魔力を持ったからって、すぐに魔法が使えると言うわけではないのですよね?
今回、デバイスは基本支給禁止ですし、問題ないのでは?
なのはを知らないので、見当違いな発言かもしれないのですが。

199 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/22(日) 10:48:24 ID:ZVA0zS8S
そう言えばケットシーが持ってるシャムシールって女性専用剣なんだが

200 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/22(日) 11:02:30 ID:AHKr7G54
そういうのは別にいいんでね?
女性しか使えない魔法がかかってるとかなら仕方ないが

201 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/22(日) 12:32:18 ID:ffXrw2sG
電車と地下鉄のダイヤグラム決めたいけど、
俺そういうの詳しくないんだよな…

202 : ◆w2G/OW/em6 :2008/06/22(日) 13:47:52 ID:bkvW+RNk
昨日の予約で電車を使う予定なのですが、
時刻を決めてくれてるなら投下時は仮投下スレのほうがいいでしょうか?

203 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/22(日) 14:41:20 ID:7AqV21Dl
投下乙!

EG氏 ケットシー160cmって結構大きいなwww
さすがシロ、数々の修羅場を乗り越えただけのことはある

aA氏 これはいいカエルコンビ
   ベンズナイフの毒が効かないのはグレックルぐらいかも



204 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/22(日) 17:39:20 ID:AHKr7G54
ダイヤグラムって、どう決めればいいんだ?
使う人がいる以上、早めに決めないかんよな


205 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/22(日) 17:41:24 ID:bkvW+RNk
2時間ごとぐらいでいいんじゃないかな?
放送と被らないように調節して

206 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/22(日) 17:58:47 ID:AHKr7G54
始発の時間が二時間ごとってこと?
鉄道詳しくない奴が触れるもんじゃないかな
しかも、地下鉄もロープウェーもあるんだよな


207 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/22(日) 18:05:02 ID:ffXrw2sG
ロープウェーは30分か1時間ごとに片方からもう片方へ動くぐらいでいいんじゃない?
どっちが始発かは書き手さんに任せるとして

208 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/22(日) 18:08:17 ID:ffXrw2sG
地図を見るに、電車の方は快速だと6駅、普通だと8駅
地下鉄は三角型の路線と四角型の路線で分けた方がいいかもな
中央の線路は両路線共通ってことで

209 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/22(日) 18:21:14 ID:WnndO/1A
そこまで細かく設定しなくても。
鉄道は、基本外回りを環状線でぐるぐる回して、
B4−C5とD2−F3は1台の電車が往復するだけ、
ってしとけば、時刻表がいい加減でも、電車どうしぶつかることはないんだし。

210 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/22(日) 18:39:04 ID:TtwjqAKt
例えばだが、D−2を始発とした場合
でに(D−2)駅 1:00 3:00 5:00(快速) 7:00 9:00 11:00(快速) 13:00 15:00 17:00(快速) 19:00 21:00 23:00(快速)
しに(C−2)駅 1:15 3:15 5:15(快速) 7:15(以下略)
びに(B−4)駅 1:30 3:30 5:30(快速) 7:30(以下略)
えろ(A−6)駅 1:45 2:45                7:45
しご(C−5)駅 2:00 3:00 5:45(快速) 8:00

みたいな感じ?
A−6とF−2は快速通過時間は4時間、そのエリアに閉じ込められることになる。
D−2に戻ってきた快速列車は、次の発射時間まで整備点検。
書き手さんによるけど、たとえば天邪鬼が整備してるとかさ。

単純な方が分かりやすいかなと。基本、駅間は15分で。
距離が違うところあるけど、そこの間は列車のスピードが上がるとかで

211 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/22(日) 19:47:18 ID:ffXrw2sG
予約まとめ     
◆dKBETGTMMY ユーノ、ギロロ伍長 23日(月) 22時まで
◆w2G/OW/em6  シエラ、ザフィーラ 26日(木) 15時まで

一話目なし 22匹
○クズリの父/○ヒグマの大将/○アライグマの父/○ニャース/○ミュウツー/○銀
○イカルゴ/○オカリナ/○オーボウ/○ラルク/○夜叉猿/○トニートニー・チョッパー/
○ウマゴン/○パスカル/○キラーパンサー/○ホロ/○ヨッシー/○コロマル/
○アマテラス/○風雲再起/○楽俊/○クロ

もっと予約していってね!!

212 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/22(日) 22:07:25 ID:TtwjqAKt
列車の時刻表だが、>>209の意見で作ってみた

鉄道
【D−2→C−2→B−4→C−5→F−5→F−3→D−2(各駅間14分、停車1分)】
D−2駅 1:00 3:00 5:00 7:00 9:00 11:00 13:00 15:00 17:00 19:00 21:00 23:00
C−2駅 1:15 3:15 5:15 7:15 9:15 11:15 13:15 15:15 17:15 19:15 21:15 23:15
B−4駅 1:30 3:30 5:30 7:30 9:30 11:30 13:30 15:30 17:30 19:30 21:30 23:30
C−5駅 1:45 3:45 5:45 7:45 9:45 11:45 13:45 15:45 17:45 19:45 21:45 23:45
F−5駅 2:00 4:00 6:00 8:00 10:00 12:00 14:00 16:00 18:00 20:00 22:00 24:00
F−3駅 2:15 4:15 6:15 8:15 10:15 12:15 14:15 16:15 18:15 20:15 22:15 24:15
(D−2到着) 2:30 4:30 6:30 8:30 10:30 12:30 14:30 16:30 18:30 20:30 22:30 24:30

D−2到着から発射までの30分間は車両点検。乗車はできるかできないかは、書き手さん任せ

【F−3→F−2(15分)】
2:30 6:30 10:30 14:30 18:30 22:30
【F−2→F−3(15分)】
3:00 7:00 11:00 15:00 19:00 23:00

【D−2→F−2(15分)】
1:00 3:00 7:00 13:00 17:00 21:30
【F−2→D−2(15分)】
1:30 3:30 7:30 13:30 17:30 21:30 

【B−4→A−6(15分)】
1:45 5:45 9:45 13:45 17:45 21:45
【A−6→B−4(15分)】
2:15 6:15 10:15 14:15 18:15 22:15


213 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/22(日) 22:12:50 ID:TtwjqAKt
すまん。212はナシ

214 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/22(日) 22:51:30 ID:TtwjqAKt
これでどうだろう?

鉄道
【D−2→C−2→B−4→C−5→F−5→F−3→D−2(各駅間14分、停車1分)】
D−2駅 1:00 3:00 5:00 7:00 9:00 11:00 13:00 15:00 17:00 19:00 21:00 23:00
C−2駅 1:15 3:15 5:15 7:15 9:15 11:15 13:15 15:15 17:15 19:15 21:15 23:15
B−4駅 1:30 3:30 5:30 7:30 9:30 11:30 13:30 15:30 17:30 19:30 21:30 23:30
C−5駅 1:45 3:45 5:45 7:45 9:45 11:45 13:45 15:45 17:45 19:45 21:45 23:45
F−5駅 2:00 4:00 6:00 8:00 10:00 12:00 14:00 16:00 18:00 20:00 22:00 24:00
F−3駅 2:15 4:15 6:15 8:15 10:15 12:15 14:15 16:15 18:15 20:15 22:15 24:15
(D−2到着) 2:30 4:30 6:30 8:30 10:30 12:30 14:30 16:30 18:30 20:30 22:30 24:30

D−2到着から発射までの30分間は車両点検。乗車はできるかできないかは、書き手さん任せ

【F−3→F−2(15分)】
2:30 6:30 10:30 14:30 18:30 22:30
【F−2→F−3(15分)】
3:00 7:00 11:00 15:00 19:00 23:00

【D−2→F−2(15分)】
4:00 8:00 12:00 16:00 20:00 24:00
【F−2→D−2(15分)】
4:30 8:30 12:30 16:30 20:30 24:30

【B−4→A−6(15分)】
1:45 5:45 9:45 13:45 17:45 21:45
【A−6→B−4(15分)】
2:15 6:15 10:15 14:15 18:15 22:15

【C−5→A−6】
3:15 7:15 11:15 15:15 19:15 23:15
【A−6→C−5】
3:45 7:45 11:45 15:45 19:45 23:45

ロープウェイ
【C−7→B−7】所要20分
1:00 2:00 3:00 4:00 5:00 6:00 7:00 8:00 9:00 10:00 11:00 12:00 13:00 14:00 15:00 16:00 17:00 18:00 19:00 20:00 21:00 22:00 23:00 
【B−7→C−7】所要:20分
1:30 2:30 3:30 4:30 5:30 6:30 7:30 8:30 9:30 10:30 11:30 12:30 13:30 14:30 15:30 16:30 17:30 18:30 19:30 20:30 21:30 22:30 23:30
23:50〜1:00まではC−7で車両点検

地下鉄
【F−6→D−6→E−4→F−6】(各駅所要18分・停車2分)
始発 1:00 2:00 3:00 4:00 5:00 6:00 7:00 8:00 9:00 10:00 11:00 12:00 13:00 14:00 15:00 16:00 17:00 18:00 19:00 20:00 21:00 22:00 23:00
24:00〜1:00まではF−6で車両点検

【F−6→E−4→F−4→F−5→F−6】(各駅所要14分・停車1分)
始発 1:00 2:00 3:00 4:00 5:00 6:00 7:00 8:00 9:00 10:00 11:00 12:00 13:00 14:00 15:00 16:00 17:00 18:00 19:00 20:00 21:00 22:00 23:00
24:00〜1:00まではF−6で車両点検


215 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/22(日) 23:25:10 ID:ffXrw2sG
すげぇぇぇぇぇぇwwwwww俺はいいとおもうぜww
これをアニロワ2みたいに画像でまとめるのか?

216 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/22(日) 23:31:14 ID:fJNMfJta
そんなところで複雑にしないほうがいいと思うよ。
複雑にしちゃった所為で、2時間に1本(しかも片道)になってるし。

線路の一番長い外枠を環状線(複線)とする。
環状線外回り:D2→C2→B4→A7→C5→F5→F3→F2→D2
毎時0分・20分・40分に総数8台の電車が各駅を発車
環状線内回り:D2→F2→F3→F5→C5→A7→B4→C2→D2
毎時10分・30分・50分に総数8台の電車が各駅を発車

B4−C5:単線上を1台の列車が往復。
毎時0分・30分にB4駅出発
毎時15分・45分にC5駅出発

D2−F3:単線上を1台の電車が往復
毎時0分・30分にD2駅出発
毎時15分・45分にF3駅出発

地下鉄も同じ要領で、一番長い外枠を環状線(複線)とする。
環状線外回り:F5→F4→E4→D6→F6→F5
毎時0分・20分・40分に総数5台の電車が各駅を発車
環状線内回り:F5→F6→D6→E4→F4→F5
毎時10分・30分・50分に総数5台の電車が各駅を発車

E4―F6:単線上を1台の列車が往復。
毎時0分・30分にE4駅出発
毎時15分・45分にF6駅出発

ロープウェイは、C7・B7の両駅を毎時0分・20分・40分に同時出発。

実際に運用するならコッチのほうが大変だけど、
(修理とか整備の時間まるで考えてないし、車両の数も桁違いに多い)
文章の舞台にするためにスケジュール管理するだけならコレのほうが楽でしょ。

217 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/22(日) 23:33:08 ID:ffXrw2sG
駅のあるエリアが禁止エリアになったら通過するのか?

218 :216:2008/06/22(日) 23:46:31 ID:fJNMfJta
>>217
その問題忘れてた。
禁止エリアって、入ったら即爆死の場合と、一定時間首輪からの警告後の爆発の場合があるけど、
キュウビは禁止エリアに関して、どちらとも言ってないね。
即爆死だったら、E2みたいに駅がないエリアを通過するだけでもヤバイ。

電車がある以上、一切警告無しの即爆死ではない、と思いたいけど、
電車の中なら爆発しないなんてのは、電車の中に陣取る参加者が出たとき、有利すぎる。
けど、警告があったとしても、動いてる電車の中から脱出するなんて、ほとんど出来ないものなぁ。

禁止エリアに突っ込む前の駅を発車するときに車内放送を流す、というのはどうでしょう?

219 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/22(日) 23:51:20 ID:AHKr7G54
普通に電車内は首輪爆破なしでもいいとおもう。
外から目立つし、列車を苦にせず破壊できる参加者もいるし。
禁止エリアに何処が選択されるかにもよるけど


220 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/23(月) 00:13:26 ID:fAnhS35q
ふと思ったんだが、逆に八台もあると描写や時系列管理が難しくないか?
環状線は賛成だけど、其ほど便利にする必要はないと思うんだが

221 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/23(月) 00:23:42 ID:IN5J1Kwb
そもそも電車を使いこなす奴がどれだけいるのかと(ry

222 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/23(月) 00:32:45 ID:3W79ZgQB
電車と言う乗り物自体知らない奴はどれだけいるのか……w

223 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/23(月) 00:47:08 ID:IN5J1Kwb
正直キュウビが電車のダイヤ使いこなせるとは思えないから技術担当他にいるよね。

224 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/23(月) 07:04:22 ID:fAnhS35q
今、必死で勉強してるのかもしれないぞ

225 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/23(月) 07:48:17 ID:IN5J1Kwb
なんかかわいいw

226 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/23(月) 09:49:07 ID:fAnhS35q
で、結局ダイヤグラムはどうすんだ?
>>216をそのまま採用?

個人的に思ったのは、電車に関しては>>216の言うように環状線にして、外回り内回りの二車両が一番単純かなと思うんだが。
見てきたロワが片寄ってるのかもしれないが、電車ってあまり利用されないし。
しかも今回、使える奴少ないから。
本数少ない方が、待ち合わせの目安にしやすいし。

227 : ◆1eZNmJGbgM :2008/06/23(月) 11:03:15 ID:w77kXnRS
おはようございます。避難所を拝見しましたが、やはり魔力持ちになるのは無理があったようです。
そこで魔力吸収無しで進めると、赤カブトの行動方針が多少の変化を受けてしまうためこちらも修正します。
今夜中には本投下しますので申し訳ありませんがもうしばらくだけ時間をください。


電車の問題については自分の処理能力では>>216で限界です。

228 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/23(月) 16:57:15 ID:Bx8QGZVo
避難所見たけど魔力もちに無理があるなんて意見あったか?

229 :216:2008/06/23(月) 17:14:40 ID:Z3t53Gj+
>>216 を書いたものです。
一晩寝てから見直してみると、ちょっと問題があるかも。

>>220
電車を駅と同じ8台にしたのは、時刻表を全駅で同じにしたかったからです。
書く時にいちいち時刻表見なくてもいいように、すぐ覚えられるくらいに簡単にしておきたくて、
ああしたんです。
考えてみると、電車のうち何台かが傷物になったりして区別が付くようになった時に面倒ですね。

>>222
アレだと、電車のことを全く知らず時刻表なんか見てもさっぱりわからないキャラでも、
各駅から10分ごとに電車が出て外回りと内回りが交互に出る、という法則性に、
1時間も見てれば気づくだろうから、その点でも楽が出来ると思ったんですが、
逆に、頭のよさを見せにくいかもしれません。

やっぱり、ちゃんとダイヤグラム書いたほうが良いかもしれません

230 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/23(月) 17:17:42 ID:Bx8QGZVo
あ、あれから話進んでたのか
まあ俺は別にいいと思うんだがな

231 : ◆1eZNmJGbgM :2008/06/23(月) 20:06:41 ID:RBbbecdB
お待たせしました、修正版投下します。

唐突だが、この場において最も不運な参加者とは誰であろう。そもそも、いきなりこのような
殺し合いに呼び出されたこと自体が不運ともいえるが、その中でも選ぶとしたら?

例えば信じられる仲間がいない者は不運である。
その逆でかけがいのない仲間が殺し合いに参加させられている者も不運である。
あるいはあの妖孤が気紛れで支給した品が使えない、使いこなせない者も不運である。

だが少なくとも現状で最も不運な者、それは既に仲間の死を目撃してしまった者であるだろう。
それも至近距離で、その血を浴びるほどの距離で見てしまった二匹。
だが彼らの不運は終わらない。ここではその内の一匹の様子を紹介しよう――



場所はA-6とA-7の境界線、駅前。他の地とは隔絶されたこの場所にアライグマは転送された。未だ
あの場所で見てしまった光景に彼は現実味が持てない。少なくとも彼の日常では起こり得ない現象。
だが現実は彼に容赦なく知らせる。その嗅覚、触覚が毛皮に付着した液体が血液であると告げている。
それでも彼の心は否定する。いくら脳があの―シマリスの首が吹き飛んだ―光景を現実と受け止めよう
としても心が拒否する。アレを認めてしまったら自分達の日常に戻れない。あの楽しかった日常が
戻ってこなくなってしまう。それは認めない。認められない。認めたくない。認めてたまるか!


232 : ◆1eZNmJGbgM :2008/06/23(月) 20:08:49 ID:RBbbecdB
そうした頭と心の葛藤が続いているため彼はその場から動かない。その体から血生臭い匂いを発した
ままで。それがどのような事態をもたらすか考え付かぬまま。仮にこの場に呼び出された動物が彼だけ
ならさほどの問題は無かったかも知れない。近くに転送されたのが知性が高い者なら警戒し、様子を
窺って現れるだろう。又は参加者の中でも温厚な者、正義感の強い者、ひ弱な者…これらに当てはまる者
なら多少は安全な出会い方をしたであろう。しかし現実は非情である。彼の葛藤など切り捨てて
強引にも現実と向き合わせる。
血の匂いに誘われてその場に現れたのは肉食獣。それも他の動物はおろか人間さえも襲い、喰らい、
一時的とはいえ人の手から自らの領地を勝ち取り、牙城を築きあげた規格外の存在。
猟銃で撃たれ、片目を失ったがそのダメージと引き換えに冬眠を拒否し、
熊としての成長の限界を超えることに成功した化け物。

二子峠の魔王―赤カブト。それがアライグマが最初に出会った参加者である。


「あ、あ、あああ…」


言葉が出ない。いや出せない。アライグマは対峙した瞬間に本能で理解してしまった。
人間ですら自分が絶対に敵わない存在と命を脅かされている瞬間が解るという。ならば人間より
数段野生、感性に優れている動物ならなおのことである。たしかにアライグマは森では苛めっ子である
とか粗暴な性格で知られているし、熊ならヒグマの大将のような存在も知っている。しかし目の前にいる
熊は自分の知っているそれらとは違いすぎる。臭うのだ。ただ歩く、呼吸をする、それだけのことなのに
血の臭いがする。それは錯覚なのかもしれないがそう思い込ませることが出来るほどの
『凄味』や『殺気』を体中から漂わせている。なにより目の前でシマリスの首が飛ぶというショッキングな
光景を見てしまい、軽度の錯乱状態であったところにこの化け物に出くわし、場の空気に飲まれた事も仕方なきことである。


233 : ◆1eZNmJGbgM :2008/06/23(月) 20:11:30 ID:RBbbecdB
「グボオオォーーー!!」

この唸り声一つでアライグマの戦意は完全に喪失した。無理もない、かの奥羽軍精鋭750匹の男達
ですら動揺をし、足元を尿で濡らす者まで現れるぐらいだ。それをたった一匹で浴びてしまったら…
その結果、金縛りに遭ったように動かない。
まるで手足が消えてしまったかのように彼の体は動かない。
ただ自分に向かってくる化け物熊と自分の心臓の鼓動だけが動いていて、それ以外は最初から
無かったのではないか?そんな他愛もないことをアライグマが考えている間にもゆっくりと赤カブトは
彼の元へ近づいてくる。
そして幾人、幾匹の生物を殺めたか分からなくなるぐらい血に染まった右腕を振り下ろし――
命中する直前でその動きを止められた。凶獣の手足四か所を拘束する光の輪。
リングバインド。拘束、捕獲系統の基本であり、速やかに発動する魔法。これがより拘束力の強い
チェーンバインドならば間に合わなかったかもしれない。
そしてこの術の使用者、紅毛の狼、アルフがこの場に舞い降りた。



――こうして彼は危機一髪の状況から抜け出したかのように思える。
しかし彼はこの場において未だ不運であった。そう、例えば他者にも不運を分け与えてしまうほどに――



「大丈夫かいアンタ!」

そういってアルフから話しかけられ、ようやくアライグマは金縛りから解放された。一気に気が緩んだ
のか、思わず尻餅をついてしまう。そんな自分の行動の気恥ずかしさを隠すためか、自分の目の前にいる
赤毛の狼についいつもより大声で話しかける。


234 : ◆1eZNmJGbgM :2008/06/23(月) 20:15:20 ID:RBbbecdB
「おう、助かったぜ!おれの名前はアライグマだ、お前の名前は何だ?」
「ああ、アタシの名前はアルフ。ところでこの馬鹿でかい熊のような動物は何なんだ?」

アルフがそう言いながら横目で睨みつけた先には四肢を拘束されもがく赤カブト。
しかし魔法なんぞ見たことが無いアライグマからすればいつまた動きだすか分からないので内心ビビり
まくりなのだがそこはなんとか隠し通している。本人的には。

「し、知らねえよ!それよりあの光の輪、丈夫なのか?あいつ、力強そうだから…」
「その辺は大丈夫。いくら図体がでかいようでも魔力を持っていないような奴には負けやしないよ。
このままあの状態で頭冷やしてもらうとしようかい。アタシ達はあっちで荷物の確認でもしようよ、たしか
ロープウェイ乗り場があったはず…」

そう答えながらアルフは自分が来た東南の方向を見ながら―赤カブトに背を向けて―アルフに今後の
提案をおこなう。
…しかしアライグマはいきなり石像になったかのように動かなくなった。
まるで死んだふりでもしているかのように動かない。
アルフがその理由を考えているうちに、彼の目だけが徐々におおきく開かれていき、目線が段々上に
移動していき、アルフが振り向いたときには――



彼女の不運は三つ。
一つ、赤カブトの唸り声に反応して現場に向かったため、自身と自身の魔法の制限、弱体化に気付く間が無かったこと。
一つ、魔力を持たないが為に無意識のうちに赤カブトの実力と、野生の底力を軽視してしまったこと。
これに関しては元凶の広間でキュウビの規格外の魔力を感じ取り、その警戒心の反動とも言えるだろう。
一つ、より拘束力の強いチェーンバインドを使用しなかったこと。これもチェーンバインドではアライグマの
危機に間に合わなかったかもしれないので仕方ないともいえる。
こうしてみると彼女のミスはどれも些細なことであり、情状酌量の余地は十分にある。
しかしこれらが三つも重なってしまう所が彼女の不運である。そしてその結果……





235 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/23(月) 20:21:01 ID:hhUqJIay
支援

236 : ◆1eZNmJGbgM :2008/06/23(月) 20:22:31 ID:RBbbecdB
アライグマは走る。ただただ走る。いつあの化け物が後ろからやってくるか分からない。
そして捕まってしまう前に、食われる前に逃げる。彼女との最後の約束を守るために。
あの時、バインドを引き千切って襲いかかってきた赤カブトの一撃をアルフはもらってしまい、どうみても
致命傷な怪我を負ってしまった。
それでもアルフは立ち上がった。斜めに振り下ろされた鋭い爪は彼女から左目の視界を奪い、喉、右足
へと大きな傷跡を残した。それでも立ち上がり、会話する体力さえも惜しいと言いたげにアライグマと
視線を交差し、その後東南へと首を振る。何とか意味が通じたのだろう、アライグマは泣きそうな、
悔しそうな、申し訳なさそうな顔をして一目散にロープウェイ乗り場へ走って行った。

(確かに俺じゃあの化け物をどうこうすることはできねえ。でもあのアルフの魔法みたいな不思議な力を
持っている奴なら!助けてくれる奴を見つけて急いで戻って、アルフを助ける!)

こうして彼は走る。ひたすら走る。最大の不運に気付かぬまま。赤カブトに遭遇し、そのことで頭が一杯に
なってしまったため、傍らにあったディパックの存在を忘れてしまった事を。もしかしたらその中には
赤カブトを一撃で葬り去るような武器やアルフの傷をあっという間に治してしまう薬が入っていたかもしれないというのに…

【B-7北西/一日目/夜中】
【アライグマ@ぼのぼの】
【状態】:健康、赤カブトに対する恐怖心
【装備】:なし
【所持品】:なし
【思考】
基本:元の世界へ戻る。
1:ロープウェイ乗り場前へ急ぐ。
2:赤カブトを倒せそうな参加者を探してアルフの元へ戻る。
3:ぼのぼのに会いたい。


237 : ◆1eZNmJGbgM :2008/06/23(月) 20:25:19 ID:RBbbecdB
アルフには考える時間も余りなかった。自分でも今の怪我が致命傷であることはよく分かっている。
それでも今できる最大限の事をしなければならない。
とりあえずアライグマを逃がす時間は稼げた。
しかしその代償として残り少ない生命力が消費された。
もはや魔法を唱えている時間も体力も惜しい。
自身のディパックはロープウェイ乗り場の前に置いてきてしまった。
アライグマのディパックは二人の中間地点、開けている間に仕留められる。
ならば奴の戦闘力をできるだけ削いでおこう。狙いは奴の目。
残されている左目を潰してしまえばもはや危険な存在ではなくなるだろう。
ただ自分は間違いなく死ぬだろう。大切なあの優しい主人に会うことはできなくなる。
それでも、フェイト・テスタロッサの使い魔として恥ずかしくない最後を飾ろう。

そうして先手を取ったのはアルフ。残された力を振り絞り、赤カブトの喉笛へ矢のように襲いかかる。
もちろんこれは囮。予想通り赤カブトは右腕で迎撃に打ってでる。そしてその右腕が当たろうかという
瞬間、アルフの軌道が急激に変化する。もともと空を飛べるのだ、その程度のことはできて当然。
そして狙いは本命の左目へ。作戦通り。完璧な作戦。しかも相手はおそらく魔法を知らない。
この作戦が看破される可能性は皆無。目標は目と鼻の先。アルフは成功を確信し、薄れ行く意識を
手放していく。

「フェイト…」

最後に主人の名を呟き、満足げな表情を浮かべながらアルフは目を閉じる。



―彼女の最大の不運、いや幸運は作戦の結果を知らずに死んでいったことだろう―




238 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/23(月) 20:25:22 ID:hhUqJIay
支援

239 : ◆1eZNmJGbgM :2008/06/23(月) 20:28:15 ID:RBbbecdB
赤カブトにとって幸運だったのは目を狙われたのが初めてではなかったこと。彼はここに呼び出される前に
一度死んでいる。その敗因の内で大きなウエイトを占めるのが視覚の消失。
魔犬・甲斐三兄弟の長男、赤虎が己の命と引き換えに赤カブトの左目を奪ったのだ。
その事を覚えているが為に右腕のみで対応し、残った左腕は守りの姿勢に入っていたのだ。
しかし先ほどの光の輪のような、見たこともない技を使われてはまずいのでぎりぎりまで防御を
しなかったのだ。そのことにアルフは最後まで気付くことはなかった。
そして敗者は肉となり、勝者に食われる。
野生の世界におけるたった一つのシンプルな答え。
弱肉強食の世界が繰り広げられていた。

人間ならば、思惑を巡らせ思考の海に沈んでいるとき、何か口寂しくなってついペンを咥えてしまったり、
食べ物がある時は軽食を摘んだりして口を動かしながら考え、作業を進める…珍しい事ではないだろう。
この場では動物も例外ではないようだ。

バギ
む、この肉の柔らかさからしてコレはメス、それも若いな。なかなか旨い。牝鹿よりも口に合う。
メキ
この首輪は邪魔だ。オレのは…後で考えるか。
ペッ、カランカラン…
そういえばこいつが使ってきたあの妙な光の輪、あれは拙かった。あの輪を一か所に集められていたら
おそらく引きちぎることは無理だったろう…
グチュ
そもそもオレは確かに死んだはずだ。あの忌々しいリキとジジイは道連れにしたはずだが、リキの息子、
確か名は銀とか言う犬―ああ、気がついたが目も元に戻っているな―に止めを刺された筈だ。
目が見えていないから確信はないが。
ズルッ
うむ、ハラワタも臭くない。いきなりこんな上物を喰えるとは、ここはいい場所だ。せっかく生き返らせて
もらったのだ、多少はあの化け狐に協力してやってもいいな。ただし、オレのやり方でだ。
ボキ
最初に飛ばされたあの建物を今回の牙城とするか。ここにある建物よりも最初の建物の方がデカい
からオレにふさわしい。こいつから零れた血でオレの向かった先もわかるだろう。おっと、あの小熊の
落とした袋、これも持っていくか。ニンゲンはこの中にも食い物を入れているからな、たまにニンゲンより
旨いのが入っていることもあるし。逃がした小熊がだれか連れてくるだろうからそれを待つか。

さて、そろそろ向かうか、新しい牙城へ……


240 : ◆1eZNmJGbgM :2008/06/23(月) 20:33:13 ID:RBbbecdB
【A-6/駅前/一日目/夜中】
【赤カブト@銀河―流れ星銀―】
【状態】:健康
【装備】:なし
【所持品】:ディパック(アライグマ、未開封)
【思考】
基本:研究所を拠点とし、他の参加者を待ち構える。
1:腹ふさぎにはなったか。
2:子、子、小熊来い、こっちの水はあーまいぞ

※原作死亡時からの参戦です。

※A-6駅前から研究所への道にアルフの血の跡が続いています。
※A-6駅前にアルフの首輪があります。
※研究所前に赤カブトのディパック(未開封)があります。
※ロープウェイ乗り場前にアルフのディパック(未開封)があります。


【アルフ@魔法少女リリカルなのはシリーズ 死亡】
【残り45匹】



この結果は、彼の不運が彼女に移ったためなのかは分からない。なぜなら彼の不運がこれで
終わった、打ち止めという保証はどこにもないのだから……



以上です。タイトルは『禍福は糾える縄の如し』でお願いします。

241 : ◆TPKO6O3QOM :2008/06/23(月) 20:57:28 ID:6yDNjWe+
>EG氏
シロ、生きててよかった……
ケットシー、無邪気な邪気のある猫なんですねえ。
そして、結構大きい。

>aAa氏
カエル対決、読み応えありました。
ペット・ショップの存在が不気味ですね。
食物連鎖的に餌ですし。

>1e氏
生々しい描写にゾクリと着ました。
アルフって姐さん肌のキャラクターだったんですね。
むう、好みでした。
アライグマくん、受難だなぁ…

予約したいと思うのですが、一人で幾つも登場話を書くというのはどうなんでしょう?
こういった企画は初参加なもので、勝手が分からなくて…。


242 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/23(月) 20:59:29 ID:hhUqJIay
>>241
気にせずいっちゃってOKだと思います

243 : ◆dKBETGTMMY :2008/06/23(月) 21:04:39 ID:g1JKtJsa
GJ!
アルフーッ!! アライグマを守れたけれど、その結果は捕食……合掌。ここでもリリカルカワイソスは発動してしまったか
赤カブト……原作は未見ですが、格のあるマーダーになってくれそうです。

>>241
序盤のほうは、大丈夫だと思います。
書き手がつかないよりは、どなたかが書いてくれるほうが何倍もいいでしょうし。

最後に、三日間の延長を申請します。

244 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/23(月) 21:31:43 ID:InbWzr+3
投下乙!

赤カブトつえええええええ、こいつが犬に倒されたのが信じられんwwwww

アルフ…人間形態の方が闘い慣れていたかもな…南無
アライグマは果たして仲間に会えるのか?

245 : ◆TPKO6O3QOM :2008/06/23(月) 21:42:36 ID:6yDNjWe+
物は試しとロゴ案作ってみましたが、こんなんでどうでしょ?
ttp://www.katsakuri.sakura.ne.jp/src/up33209.jpg

>>242->>243
ご意見ありがとうございます。
それでは、ニャース、アマテラス、楽俊でD-5を予約します

246 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/23(月) 21:54:58 ID:Bx8QGZVo
TPK氏万能すぎだろ常考wwww

そういやユーノとギロロの人はあと五分でシメキリだがどうしたんだろ?

247 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/23(月) 22:06:18 ID:ez3l8GqB
>>246
>>243をよく読むと幸せになれるぜ

248 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/23(月) 22:10:27 ID:Bx8QGZVo
気付かなかった……ッ
それにしても皆して延長するなあ…もはや延長が当然という悪習を断ち切るには
やっぱりTPK氏に委ねるしかないのだろーか。

249 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/24(火) 09:11:09 ID:0p+nH4pn
筆の早さもあるし、生活もあるんだから仕方なかろ
職業執筆家じゃないんだし

250 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/24(火) 10:18:27 ID:cty2YXvq
言ってることは間違ってないと思うけど、>>248の言い方は何かムカつくな

251 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/24(火) 11:27:27 ID:/BpP8c1j
イヤがる書き手を ムリやり催促し、書くに書かせてさくひんがっぽりー!……んでもって延長禁止?

252 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/24(火) 11:52:52 ID:bDZ0FbUl
書き手<ドMですから!

253 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/24(火) 13:14:45 ID:nJT4EIJA
アルフの話が投下されたから言える
実はアルフを「フェイトの所に帰りたいから」と言う理由でマーダーにするプロットを練っていた
参戦時期を調節すればイケるかなーと思ってたんだが……
予約合戦で負けちゃったけど

254 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/24(火) 17:02:06 ID:fKsy2kGm
>>250
日本人の「みんがやってるから俺もー!」って風潮が怖いからな

255 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/24(火) 17:02:33 ID:fKsy2kGm
みんが→みんなが

256 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/24(火) 18:33:40 ID:5zKQIKWX
>>253
便乗して。
ケットシーにキュウビをチェフェイと誤解させ、他の参加者に
支給品を使わせないように奔走させようと思ってた。

問題は貪欲界までケットシー連れてく奴いないだろw

257 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/24(火) 18:43:45 ID:/BpP8c1j
>>256
ケットシーはやっぱりタイミング的には傲慢界〜怠惰界が限界なんだよな
嫉妬or憤怒界で使おうと思ったらもう

258 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/25(水) 00:11:26 ID:qXJIUvLq
もの凄い勢いでwikiが編集されてた
誰か知らんが乙!

259 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/25(水) 00:37:11 ID:nXB5XS9E
ところでキラーパンサーがドラクエに出たのは5が最初だっけ?

260 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/25(水) 07:17:50 ID:4uwCzIVn
>>259
その通り。
あと一つ確認したいんだけど、ジョジョからの支給品はやっぱり3部限定でおk?

261 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/25(水) 08:23:51 ID:wPrsCzaU
その方がいいかもね

262 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/25(水) 10:49:47 ID:ObgC+4rn
>>260
ということはクロコダインは
キラーパンサーという種族自体を知らない可能性が高いな

263 : ◆EFl5CDAPlM :2008/06/25(水) 15:45:43 ID:4ijcQtV+
キラーパンサー、オカリナを予約します

264 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/25(水) 15:58:35 ID:JuJkwhJi
予約まとめ     
<延長>
◆dKBETGTMMY ユーノ、ギロロ伍長  26日(木) 22時まで

◆w2G/OW/em6  シエラ、ザフィーラ       E-1城  26日(木) 15時まで
◆TPKO6O3QOM  ニャース、アマテラス、楽俊 D-5   28日(土) 22時まで
◆EFl5CDAPlM  キラーパンサー、オカリナ         30日(月) 16時まで


一話目なし 17匹
○クズリの父/○ヒグマの大将/○アライグマの父/○ミュウツー/○銀/○イカルゴ/
○オーボウ/○ラルク/○夜叉猿/○トニートニー・チョッパー/○ウマゴン/○パスカル/
○ホロ/○ヨッシー/○コロマル/○風雲再起/○クロ

265 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/25(水) 23:03:45 ID:awIVhNKv
>>256-257
参考画像
ttp://uproda11.2ch-library.com/src/1196506.jpg.shtml
左:東京都私立軽子坂高校在籍の一年生女子・赤根沢玲子さん(貪欲界クリア時)
右:ケットシー

やっぱでかいよケットシー
つーか嫉妬界の悪魔の攻撃に三発も耐えられませんでした

266 : ◆w2G/OW/em6 :2008/06/26(木) 08:21:17 ID:7qstEQjA
予約の延長をお願いします
延長のしすぎが問題視されてる中、本当にすみません

267 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/26(木) 11:00:48 ID:VN2Se/JE
ゆっくりやってください
鬼瓦のごとく待ちますんで

268 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/26(木) 15:38:54 ID:O99v+fcL
俺も書いてみようかな・・・

269 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/26(木) 15:59:33 ID:onvDk4hq
>>265
ケットシーの能力の参考にしたいので、
その赤根沢玲子さん(でなくても一般人なら誰でもいいですが)の
初期パラメータ教えてもらえませんか?

270 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/26(木) 16:53:06 ID:OTcJFEMl
>>269
(由美、慎二、玲子、明は四つのタイプからランダムで決定)

東京都私立軽子坂高校在籍の二年生・主人公さん(仮名)
パワータイプ…力7知2魔2体7早4運2
スピードタイプ…力5知2魔2体5早7運3
バランスタイプ…力4知4魔4体4早4運4
ラッキータイプ…力4知3魔3体4早6運8

東京都私立軽子坂高校在籍の二年生女子・白川由美さん
A…力6知2魔6体6早2運2
B…力5知5魔3体3早5運3
C…力4知4魔4体4早4運4
D…力3知5魔5体3早4運4

東京都私立軽子坂高校在籍の二年生男子・黒井慎二君
A…力6知2魔2体6早6運2
B…力5知3魔3体5早5運3
C…力4知4魔4体4早4運4
D…力3知5魔5体5早3運3

東京都私立軽子坂高校在籍の一年生女子・赤根沢玲子さん
A…力7知2魔2体5早4運4
B…力5知2魔2体5早7運3
C…力5知3魔3体5早4運4
D…力5知1魔1体3早9運5

東京都私立軽子坂高校在籍の二年生男子・宮本明君
A…力7知4魔2体5早3運3
B…力6知4魔2体6早4運2
C…力6知2魔2体6早4運4
D…力5知3魔3体5早5運3

東京都私立軽子坂高校在籍の二年生男子・狭間偉出夫君
力5知7魔5体4早4運3

魔獣ケットシー
力6知4魔6体3早7運4

271 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/26(木) 17:06:16 ID:OTcJFEMl
ちなみに能力に関係するプロフィールを書くと

主人公&ユミ…特に無し
チャーリー(慎二)…不良ぶってるチャラ男、以前自転車を盗んで捕まった
レイコ…一年生
アキラ…不良、学校の用務員にボクサーになるように無理矢理勧められてる
ハザマ…天才児

272 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/26(木) 17:46:43 ID:DVui27kn
>>268

YOU書いちゃいなよ!

俺はここで初めてSS書いたから、大丈夫。
未登場のキャラの中でも割と把握しやすいのが残ってるから大歓迎だよー

273 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/26(木) 18:12:46 ID:O9Np9rQO
もし不安なら仮投下すれば大丈夫!さあチャレンジだ!

274 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/26(木) 18:14:34 ID:OTcJFEMl
>>268
イエアウィゴナメイクイット!

275 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/26(木) 18:25:50 ID:kihupUc5
レッツロックベイビィ!

276 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/26(木) 18:32:12 ID:kjYFAhwg
エービクォー!!

277 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/26(木) 18:36:15 ID:O99v+fcL
じゃあ頑張れるだけ頑張って見ます
あまり知ってるキャラがいないのでミュウツーとチョッパーを予約します

278 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/26(木) 18:43:01 ID:7qstEQjA
よし頑張れ!
あとトリップつけような
名前欄に#+好きな半角文字で出るから

279 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/26(木) 18:43:08 ID:OTcJFEMl
>>277
よし、じゃあ一から教えちゃる

まず予約する際はトリップ(名前欄に『#好きな言葉(他人バレしにくいのが好ましい)』を入れる)を付ける。
そしてメール欄に『sage』を付けよう。
それが書き手へのロード!

280 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/26(木) 18:44:28 ID:9kfNT1fR
#つければ全角でもいけるぜb

281 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/26(木) 19:01:38 ID:O99v+fcL
♯の次はひらがなでもいいんでしょうか


282 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/26(木) 19:03:22 ID:kihupUc5
ひらがなでもOK
ただし#は必ず半角な。でないとトリばれるぞ

283 : ◆f1QwUCQrAo :2008/06/26(木) 19:04:54 ID:O99v+fcL
これでいいんでshowか

284 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/26(木) 19:11:01 ID:OTcJFEMl
>>283
オーケイ、後は#の後の言葉を忘れないようにしてちゃぶだい

285 : ◆f1QwUCQrAo :2008/06/26(木) 19:12:13 ID:O99v+fcL
いいセンスだいいセンスだいいセンスだいいセンスだいいセンスだいいセンスだ
よし、もう忘れないぜ!いいセンスだ

286 : ◆f1QwUCQrAo :2008/06/26(木) 19:13:22 ID:OTcJFEMl
>>285
まさか……まさかだよな
連呼するもんじゃないもんな

287 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/26(木) 19:14:44 ID:OTcJFEMl
むかむかドッカン!オイラグレちゃう

288 : ◆f1QwUCQrAo :2008/06/26(木) 19:15:13 ID:O99v+fcL
人がやらないことをする男 スパイダ(ry

289 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/26(木) 19:27:47 ID:kjYFAhwg
ひょっとしてそれはギャグでやってるのか?(AAry

290 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/26(木) 19:31:47 ID:kjYFAhwg
>>288
アライグマくん「>>285はおめえのジョーダンか?」
         「だったらおもしろくねえからやめとけ」

291 : ◆f1QwUCQrAo :2008/06/26(木) 19:36:53 ID:O99v+fcL
はい、その通りですが。
ふざけ過ぎたので真面目に話考えてきます。あまり期待しないで下さいよ(≡ω≡)

292 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/26(木) 19:39:20 ID:7qstEQjA
うん、すまんがホントに期待できなくなったな

293 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/26(木) 19:43:05 ID:OTcJFEMl
ロワを KILLしに来たって?

294 : ◆f1QwUCQrAo :2008/06/26(木) 19:46:18 ID:O99v+fcL
追記
助言してくださった方々本当にありがとうございます

295 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/26(木) 19:48:10 ID:kjYFAhwg
>>294
いいからさっさとトリを変えろぉぉ!!

296 : ◆VgiTQ6FNm6 :2008/06/26(木) 19:50:59 ID:O99v+fcL
いいセンスだ  では頑張ってきます


297 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/26(木) 21:38:19 ID:7qstEQjA
ユーノとギロロの人ってあと20分くらいで期限かな?

298 : ◆TPKO6O3QOM :2008/06/26(木) 21:41:36 ID:VUG+rDvc
ニャース、アマテラス、楽俊 投下します

299 :ニャースの謡 ◆TPKO6O3QOM :2008/06/26(木) 21:44:27 ID:VUG+rDvc
 蒼い蒼い静かな夜には、おいら独りで哲学するのにゃ……

 鼻歌が草むらの間をすり抜けていく。寒々しいほどに青く耀く月の薄絹を纏った大地は、原始の海底を思わせるほどに無音の世界であった。
 ニャースは己の青白く染まった尻尾を揺らしながら、湖底を覆う水草のような草地を進んでいた。能天気な曲調とは裏腹に、彼の上唇毛は目一杯に張り詰められており、瞳も忙しなく動いては辺りを観察している。
耳も前後左右に向いては、周囲の異変を拾おうと必死で働いていた。

 ニャースの心は颶風を受けた沼のように濁り、ざらついていた。彼から漏れる鼻歌は緊張の裏返しだ。ふとすると投げ捨てそうになる自分の理性を繋ぎ止めて置く為の舫い綱であった。

 ニャースとて、かつては野良であった。そこでは命を懸けた争いは日常風景のひとつであり、死は常に隣にあった。だが、それは強制されてではない。制限時間こそあったが、選択肢は無数に用意されていた。

 しかし、今は違う。選択肢はふたつしかない。狩る方になるか、狩られる方になるか。

 ニャースは自分の手を見つめた。きめ細かい毛に覆われた大きな前足――毛の間から覗く、鍾乳石のような小さな爪が月明を受けて燐光を放っている。
 彼の持つ武器はそれだけだ。彼に支給された物品はどれも武器とは言いがたいものばかりだ。小さなため息が夜風にまぎれ、消えていく。

 にゃけれども、とニャースは思う。もし、野良であった当時の自分が同じ環境に放り込まれたとき、果たして今の自分と同様の恐怖に身を縛られただろうか?

 違うだろうと、自答する。
 上京した土地で手痛い失恋を経験した後、ニャースは半ば逃げるようにしてロケット団へと入った。そこで彼は、「ロケット団のニャース」という個を手に入れたのである。しかし、それは同時に己への頸木となった。
一度獲得とした個を失うことへの恐怖が生まれる。
 もし、本能のままに振舞ってしまえば、それはただのニャースに戻ってしまうという怖れだ。ロケット団で過ごした自分の全てが無かったことになってしまうような気がするのである。その惧れが彼の心に絡み付くこととなった。


300 :ニャースの謡 ◆TPKO6O3QOM :2008/06/26(木) 21:45:26 ID:VUG+rDvc
 しかも、ここには彼を支えてくれるロケット団はないのだ。もし、それだけでもあったならば、あの場にいた見たこともないポケモンたちに欣喜雀躍していたかもしれない。
 彼の幸と不幸は、感性があまりに人間に近くなってしまっていたことだった。

(ムサシ、コジロウ……)

 いつも愚かで喧しい二人の同僚の存在が酷く懐かしく思えた。
 その二人の面影を通して、帽子を被った少年と一匹のポケモンの影が見える。いつも彼らの栄光への近道を邪魔する二人組み。名簿に記載されていた、見覚えのある4つの名前の内のひとつ――

 勿論、グレッグルやムックル同様、ピカチュウが彼の知っている“あの”ピカチュウであるとは限らない。
 だが、もし、もしも彼が知っているピカチュウであったならば……。
 
 鼻歌と共にニャースは思いを馳せる。
 今あれはどうしているだろうか?サトシの居ないこの地で、捕食者の影に怯え、震えているのだろうか?

 それはないにゃ、とニャースは小さく笑った。あのキュウコンを倒そうと、ピカチュウは動いているに違いない。そういう確信がニャースにはあった。
 キュウコンは千年以上生きるといわれている。ミュウビと名乗ったあのキュウコンは、その星霜の時を生きてきた存在なのだろう。同じポケモンとは思えない、
意識を奪い去っていきそうなまでの瘴気が、その考えに真実味を与える。
 ピカチュウごときでは敵うまい。それでもあれは行くだろう。あれは、自分とは違う。
 鼻歌の音程が沈んだ。
 身勝手な敗北感がニャースの胸に満ちていた。

「いい、曲だな」


301 :ニャースの謡 ◆TPKO6O3QOM :2008/06/26(木) 21:46:28 ID:VUG+rDvc

 声がすぐ傍から聞こえた。
 何かの旋律のように続いていた草を踏む音が止まる。音の方向をみれば、壁の如く密生した背の高い草の間からネズミの顔が突き出ていた。その大きさは人間の大人の顔ほどもある。
 ニャースは悲鳴を上げて飛び退くと、四つん這いで毛を逆立てた。他のニャースたちと同じように。
 額の小判が妖しく光る。

「そう身構えるなよ。藪から声かけたのはおいらが悪かったけどさ」
 敵意がないことを示そうと両手を振りながら、そのネズミが出てきた。姿はまさに大きなネズミそのもので、円らで大きな黒い目玉に月が映り込んでいる。ただし二足歩行で、デイバッグと紅緋のケープを身に着けていた。
(殺し合いの参加者にゃ)
 ニャースは後ろ足で立ちはしたものの、警戒は解いていない。全身の筋肉を適度に緩め、いつでも動けるように重心をずらしておく。

「心配いらねえよ。襲うつもりなら、声なんか掛けずにさっさとやってらぁ。この反応じゃ、おまえもこの殺し合いには乗ってないんだろ?」
 ネズミの、絹糸のように仄白く光る口髭が上下に揺れる。無警戒に近寄ってくるネズミに、ニャースはたじろいだ。すでにもう、このネズミはニャースが襲い掛かってくるなどとは微塵も思っていない。
そのことへ、驚きよりも畏れが湧き立つ。

 ネズミはしゃがんで、ニャースに視線を合わせた。
「おいらは楽俊。苦楽の楽に、俊敏の俊だ。こんな殺し合いに呼ばれて楽なわきゃねえし、足だってすばしっこくないけどな。おまえは?」
 ニャースの心情を他所に、ネズミ――楽俊は会話を進めている。
「……ニャースにゃ」
 内面の読めない大きな目に向かって、ニャースは応えた。あまりにも真っ直ぐな目に耐えられず、逸らしてしまう。
「ニャースかぁ。変わった響きの名前だな」
 邪気のない、のどかな声が草叢に吸い込まれていく。夜風に撫でられた草がさらさらと音を立てた。


302 :ニャースの謡 ◆TPKO6O3QOM :2008/06/26(木) 21:47:42 ID:VUG+rDvc

「ニャース。この辺に梔子見なかったか?怪我してる奴がいてさ」
 クチナシという聞き慣れない言葉にニャースは首を傾げた。だが、話しぶりからすると薬草の類なのだろう。ニャースはかぶりを振った。
「あるかもしれにゃいが見てないにゃー……だけど、にゃーが薬は持ってるにゃ」
 ニャースの支給品のひとつに傷薬のセットが入っていたのだ。薬草や乳鉢など、各種の医療品が納められていた。だが、それは自分のために使うつもりだったのだ。
言わなければ、このネズミともそれで終わる関係だ。しかし、いつの間にか口から滑り出てしまった。
 ニャースの言葉に、楽俊は満面の笑みを浮かべた。そして、出てきた草叢に入って手招きをする。
 今更無視するのも気が咎め、ニャースは楽俊の後を追った。
 

 草を掻き分けながら付いて行くと、目の前に切り立った崖が現れた。崖上に生えた木の陰が悪魔の腕のように見えてくる。
 その崖の下、小さな窪みに楽俊の連れは居た。純白の毛皮の所々を朱に染めたオオカミだ。楽俊の姿を見とめ、嬉しそうに尻尾を振っている。その姿にニャースは見覚えがあった。

(キュウビに食って掛かった奴にゃ)

 このオオカミはキュウコンに飛び掛り、尻尾で床に叩きつけられた。この傷はそのときのものだろう。近づくと、それが大の大人一人を平気で運べそうなほどに大きな獣であることが分かる。
開けられた大きな口に並ぶ牙が鋭く光っていた。
 そのオオカミに、楽俊は警戒心もなくほてほてと近寄ってく。ニャースの脳裏に、頭から飲み込まれる楽俊の姿が浮かぶ。

 だが、実際は楽俊に首筋を撫でられ、その顔をぺろぺろと舐めるオオカミの姿があるだけだ。
「言いつけ通り、じっと待ってたんだな。偉いぞ」
 ぽんぽんとオオカミの首筋を叩き、楽俊はニャースに向き直った。
「そんじゃニャース、薬出してくれねえか?」
 デイバッグから出した大きな木箱を渡すと、楽俊は使う薬草を見定め、手際よく薬研で砕き始めた。
 こういったことに慣れているといった様子だ。
(ポケモンにゃのに?)
 疑惑が首を擡げる。ニャースは楽俊らから少し離れたところに座り、眉間に皺を寄せた。
 まず、楽俊のような姿のポケモンはニャースの記憶にはいない。だが、ポケモンは今でも次々と新種が発見されているのだ。また、道具を使うポケモンも多くは無いが存在する。

 しかし、ここまで人間的な動作で道具を扱い、まして製薬法を識るポケモンなど聞いたことがない。


303 :ニャースの謡 ◆TPKO6O3QOM :2008/06/26(木) 21:48:30 ID:VUG+rDvc

「ラクシュン、おみゃーはどこから来たのにゃ?」

 乳鉢を使って粉末状になった薬草を練って布に塗布している楽俊に、ニャースは問い掛けた。
「おいらは巧国の出だ。ここに来る前は雁国に向かって陽子と旅をしてたんだけどな」
 楽俊はニャースを見ることなく答える。
 コーコクやエンコクとは外国の地名だろうか。ヨーコというのが、楽俊のトレーナーなのだろう。おそらく、このオオカミも。

「ポケモンのおみゃーに薬の作り方を教えるなんて、ヨーコってトレーナーは変わり者だったんだにゃー」
「ぽけもん?」

 ニャースの独白に、楽俊は手を止めた。そして、何かを考え込むように、宙を見つめる。
 しばしの沈黙の後、楽俊は納得したように笑みを溢した。
「そうか。おまえ、おいらたちを自分とこの住人だと思ってんだな」
「……どういう意味にゃ?」
 ばさりと音をたて、オオカミに掛けられていた白布が取り払われる。
「おいらとニャースが住んでいる世界は別だってことさ」
 楽俊の手が、オオカミに布をするすると巻き付けていく。今度はニャースが考え込む番であった。言っていることは分かるが、納得できない。否定を期待して、ニャースは確認する。

「それは、おみゃーが異世界の住人ってことかにゃ?」
「そういうことだ」

 しかし、返って来たのは肯定だった。当たり前のように答える楽俊に、理不尽な苛立ちが募る。
「そんな話、信じられにゃいにゃ。仮にそうにゃとして、おみゃー自身がそれを信じられるのか?」
「ああ。おいらのところじゃ、蓬莱って島から色々なものが流れ着いたり、逆に流れて行ったりするからな。それに、あんなもん、慶、奏、範、柳、雁、恭、才、巧、戴、舜、芳、漣、どの国を探したってありゃしねえさ」
 楽俊が指差した先に、月影を浴びた大きなホテルが見えた。その向こうには魔窟のように見える電波塔の影が夜闇の中に浮かび上がっている。


304 :ニャースの謡 ◆TPKO6O3QOM :2008/06/26(木) 21:49:22 ID:VUG+rDvc

 ホテルを知らないというのは驚きだが、ホテルや電波塔が無い地域だってあるはずだ。
 ニャースの心は楽俊の言葉を否定する理由を探していた。
 楽俊は法螺吹きだとニャースは判ずる。だが一方で、楽俊がそんな嘘をつく必要がないことも分かっていた。

 真偽は置いておいて、ニャースは問いを変えた。
「……おみゃーと、このオオカミは同じ世界から来たってことかにゃ?」
「そいつは分からねえ。ただ、おいらとこいつは初対面だ」
 そう言う楽俊の手は、オオカミを優しく労わる様に動いている。オオカミの方も楽俊に心を許しているように見えた。お互いがまるで、十年来の友のように。

「初対面の獣に、なぜそこまでしてやるのにゃ!?」
 ニャースの声は自然と上擦っていた。どうして、面識の無いもののために奔走するのだ。ましてや、殺し合いという状況で。その心が、ニャースには判じ難かった。
 その問いに対する楽俊の答えは、実にシンプルであった。

「怪我してる奴を放って置くのは、おいらは好かねえ」
「それだけにゃのか!?」
「他に要るのか?……強いて上げるなら、こいつがこの殺し合いを終わらせる鍵になるんじゃないかってことだ」
「か、ぎ?……あのとき、このオオカミはキュウビに歯が立たなかったじゃにゃいか!」

 だからこそ、今みじめな姿でここに転がっているのだ。オオカミからクーンと情けない声が漏れる。ニャースの言葉に、楽俊は素直に首肯した。
「そうだな。だけど、あのときあいつに歯向かっていったのはこのオオカミだけだ。力があっても、意志がなけりゃ無いのと同じだろ。こいつだけが、あのときのキュウビに抵抗の意志を見せたんだ。それが一番大事なことだと、おいらは思う」
「そんな漠然とした理由で、こいつを信じるのにゃ!?」
「おいらたちが信じてるものなんて大概そういうもんだろ。確たる理由を持って信じてることなんて、片手で足りるぞ」
 事も無げに告げる楽俊にニャースの言葉が詰まる。

「これでよし。だけど、まだ動いちゃなんねえぞ」
 楽俊の言葉に、オオカミがワンと返事を返した。
 オオカミの手足や胴体に布がしっかりと巻かれている。薬草の独特の香があたりに漂い、ニャースの鼻腔が擽られた。オオカミも頻りにくしゃみを起こし、鼻を前足で掻いている。
 楽俊は、そんなオオカミの様子に微笑を浮かべた。


305 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/26(木) 21:49:30 ID:7qstEQjA
支援!

306 :ニャースの謡 ◆TPKO6O3QOM :2008/06/26(木) 21:50:11 ID:VUG+rDvc

「もう一個付け加えるとしたら、おいらが人間でいたいからかもしれねえ」
 人間という単語に、ニャースはまじまじと楽俊の顔を見た。どう見ても、ネズミだ。

「……おみゃーのところの人間は、皆ゃそんな姿にゃのか?」
「いンや、違うよ。おいらは半獣ってんだ。人でもなく、獣でもない。ようするに半端者だ」
 楽俊の手が、突き出た自身の髭を梳く。
「その半端者が生き残るには、獣の土俵に乗ってちゃ無理だ。そこじゃ、おいらみてえな弱い奴は喰われるしかねえだろ?だから、こんな姿でも人間の土俵に上がるしかねえ。そこからキュウビに挑むしか、勝ち目はねえだろう」

 ニャースは少し口をあけて楽俊を見ていた。その表情は次第に緩み、解れていった。初めて、楽俊の言葉に共感できたのだ。
 楽俊程度なら、ニャースでも殺せるだろう。だが、殺し合いに乗ったところで、更なる強者に淘汰されるのが目に見えている。それが自然の掟だ。
 それに逆らうには、人間になるしかない。楽俊の言葉は、ニャースの獲得した個の肯定だった。

 また、同時にニャースの心に楽俊への親近の情が広がる。
 目の前にいる楽俊は、自分と同じく死を恐れているのだ。決して理解できない存在ではない。靄が晴れていくようだった。目の前にいたのは、ただ阿呆のようにお人よしなネズミだった。
「おみゃーも死ぬのが怖かったんだにゃー」
 ニャースの言葉に、楽俊が苦笑を漏らした。
「当たり前ぇさ。でなきゃ、さっさと舌噛み切ってらぁ」

 楽俊は道具を仕舞い直した木箱をニャースの元に持ってきた。木箱には、オオカミに掛けられていた布が乗せられている。
 ニャースは戸惑いの目を楽俊に向けた。楽俊の頬が空気を孕んで膨らむ。
「薬の礼だ。貰ってくれ。姿を自由に消せる布だそうだ」
 仕舞いがてら広げてみると、それは婦人用のマントのようであった。ニャースが着るには随分と大きい。だが、自在に姿を消せるというのは非常に魅力的だ。
 マントをバッグに入れかけたとき、退屈そうに寝ていたオオカミが突然起き上がった。耳が何かを探るように蠢き、風を頻りに嗅いでいる。
 オオカミは楽俊とニャースを振り見てから、北に向かって一つ吼えた。


307 :ニャースの謡 ◆TPKO6O3QOM :2008/06/26(木) 21:51:07 ID:VUG+rDvc

「向こうに何かあるらしいな」
 楽俊は自分とオオカミのものらしきデイバッグを担ぎ、立ち上がった。楽俊の大きな耳がひくりと動く。
 オオカミは既に北へ、跛を引きながら歩き出していた。そういえば、とニャースは気付いたことがあった。
 なぜ自分にも、あのオオカミの言葉が分からないのか。このオオカミが異世界の存在だからなのだろうか。
 険しい目で、オオカミの後姿を見つめる。

「おいらはあいつと行くが、おまえはどうする?」
 オオカミを凝視したニャースに、楽俊の言葉がかかる。楽俊も既にオオカミの後を追い始めていた。
 ニャースは慌ててデイバッグを引き掴み、楽俊に駆け寄る。髭を揺らした楽俊に、ニャースは口角を吊り上げた。
「にゃーも一緒に行くにゃ。あのオオカミが、おみゃーが見込んだ通りのやつかどうか、確かめてやるにゃ」
 無論、嘘だ。単に独りになるのが嫌だったのに過ぎない。
 一先ず、疑問は置いておこう。道すがら、この珍妙な二匹に訊いて行けばいい。
 楽俊は、そうか。と笑った。
「赤い化粧をした銀狼なんて見たことあるか?もしかしたら、あいつは凄い霊獣なのかもしれねえ」
 楽俊の何気ない一言に、ニャースはきょとんとした表情を浮かべた。
 
 あのオオカミに赤い化粧などしてあっただろうか?


308 :ニャースの謡 ◆TPKO6O3QOM :2008/06/26(木) 21:51:50 ID:VUG+rDvc


【D-5/北西の崖下/1日目/深夜】
【楽俊@十二国記】
 [状態]:健康、北に向かって移動中
 [装備]:なし。
 [道具]:支給品一式、不明支給品1〜2個(本人は確認済)、アマテラスの支給品一式と不明支給品1〜3種類(楽俊とアマテラスは確認済)
 [思考]
  基本:キュウビを人間の土俵で倒す。
  1:アマテラスを追う。
  2:殺し合いに乗っていない参加者を集める。
  3:ニャースのいた世界の話を聞いてみたい。
[備考]
 ※楽俊の参戦時期はアニメ第6話です。
 ※人間の姿になれないことに気付いています。
 ※会場が十二国以外の異世界であり、参加者にも異世界の住人がいることを認識しています。
 ※アマテラスの本当の姿が見えています。
 ※アマテラスを唯のオオカミではないと感じています。

【ニャース@ポケットモンスター】
 [状態]:健康、北に向かって移動中
 [装備]:なし。
 [道具]:支給品一式、エルルゥの薬箱@うたわれるもの(1/4ほど消費)、シルバー・ケープ@魔法少女リリカルなのはシリーズ、不明支給品1〜2個(本人は確認済)
 [思考]
  基本:殺し合いからの脱出。
  1:楽俊たちと一緒に行動する。
  2:ただのオオカミにゃ……
  3:ピカチュウたちが気になる。
[備考]
 ※不明支給品に、ニャースから見て武器になるようなものはなかったようです。
 ※異世界の存在について、疑わしいと思いつつも認識しました。
 ※キュウビや他の参加者をポケモンだと考えていますが、疑い始めています。
 ※ピカチュウが、サトシのピカチュウかどうか疑っています。
 ※アマテラスが、ただの白いオオカミに見えています。

【アマテラス@大神】
 [状態]:全身打撲(中・治療済)、強い決意、北に向かって移動中
 [装備]:所々に布が巻かれている。
 [道具]:なし。
 [思考]
  基本:打倒キュウビ。
  1:北に向かう。
  2:ぼのぼのとアライグマが心配。
[備考]
 ※アマテラスの参戦時期は鬼ヶ島突入直前です。そのため、筆しらべの吹雪、迅雷の力は取り戻していません。
 ※北の方で起こった何かを感じ取ったようです。
 ※筆しらべの制限に気付いているかもしれません。
 ※楽俊に懐きました。
 ※キュウビの目的について、何か勘付いているかもしれません。

[備考]
 ※D-5北西の崖下周辺に薬草の残り香が漂っています。2〜3時間程度で消滅します。


【エルルゥの薬箱@うたわれるもの】
各種薬草と薬研や包帯といった道具が納められた薬箱。使い方次第では毒になるものも入っている。各薬草の効能の説明付き。

【シルバー・ケープ@魔法少女リリカルなのはシリーズ】
高いステルス性と耐魔法性を持った婦人用の白いマント。誰でも使用できる模様。


309 : ◆TPKO6O3QOM :2008/06/26(木) 21:54:12 ID:VUG+rDvc
以上です。
支援、ありがとうございました。

上のほうで、クロコダインはキラーパンサーを知らないんじゃないか
という意見を頂きました。
「始の忍法帖」のキラーパンサーの項目は消しておいた方がいいでしょうか?

310 : ◆dKBETGTMMY :2008/06/26(木) 22:00:58 ID:J9H6Y4SR
投下お疲れ様です。感想を書きたいところですが、それはこちらの投下がすんだあとに。
では、こちらもユーノ、ギロロの投下を開始します。

311 :いくら動物といえど知性はあるさ  ◆dKBETGTMMY :2008/06/26(木) 22:02:43 ID:J9H6Y4SR
目を覚ました時、ユーノ・スクライアがまず感じたのは「孤独」だった。
見たところ、どうやらここはどこかの建物、しかも個室らしい。暗くてよく見えないが、今はそれだけで十分だ。
思考をすぐさま切り替え、先ほどの光景を思い出す。キュウビと名乗る謎の獣――――使い魔、もしくは自分と同じように変身魔法を用いた人間。
天照と呼ばれた狼に、喋るリスの使い魔。そしてリスが殺された時に駆け寄ったこれまた喋るラッコとアライグマ。
極めつけは名簿にある知人、ザフィーラとアルフの名前……ここまでお膳立てされればどんな馬鹿だって気付く。これが、獣たちを集めた殺し合いなのだと。
だが自分は違う。今は確かに変身魔法でフェレットの姿になっているとはいえ、れっきとした人間だ。
自分がイレギュラーなのか、それとも他にも同じようなものがいるのか。今はまだ分からないが、取りあえずずっとフェレットのままでいる訳にもいくまい。
「どっちにしろ、人間の姿のほうがいろいろと便利だからね……あれ?」

――――おかしい、変身魔法を解除しても人間へと戻らない。というよりも、別の場所から魔力が送り込まれてそれが邪魔をしている。
何処から送られてくるのか探ろうとするが、そんな事せずとも何気なく首を曲げた時にわかった。

「首輪か……面倒だな。」

フェレットの小さな手でゆっくりと触れる。微弱だが魔力を感じ、それが流れ込んできているのも分かった。
外してみようにもこの体では無理という物。下手をすればあのリスの二の舞になりかねない……しかし、首輪を外さなければ人間に戻ることすら出来ない。
転移魔法でこの空間から脱出を試みたが、今度は逆に魔力が持っていかれ、魔方陣を描く事すらできない。
元よりここがミッドチルダ世界や――――皆と共に数々の事件を乗り越えた、あの世界でないことは気がついていた。
自分も無限書庫に潜ってさまざまな知識を得たと思うが、その中でもあのような力を持つ者はそうそういない。
ふと脳裏にプレシアの姿が過ぎるが……それとはまた違ったベクトルで常識を超えている。これほど大量の人々――実際は獣だが――を誘拐するだなんて、馬鹿げてる。
だが、自分たち三人が抜けたことを、管理局が気づいてくれるだろう。そうすれば、アースラを使ってきっとここの場所もいずれ見つけ出してくれる。
ならば、自分がする事は二つ。一つはアルフとザフィーラ、それに他の動物を保護して生き残ること。


312 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/26(木) 22:02:49 ID:7qstEQjA
投下ラッシュ!支援

313 :いくら動物といえど知性はあるさ  ◆dKBETGTMMY :2008/06/26(木) 22:03:30 ID:J9H6Y4SR

(そして……主催側の調査。ちょっと厄介だけど、やるしかないよね。)

立ち上がり、決意を新たにする。とりあえずは他者との合流だ、喋れることは……殺し合いを開くと「言った」以上、大概は人間の言語が理解できるのだろう。
願わくば、扉を開いた先に話が分かる者がいてくれる事を――――そう願ってユーノは、ドアのノブに手をかけた。

「……あれ?」
――――かける事は出来たけど、まわす事までは出来なかった。
理由はいうまでもなく、身長の所為だ。止まる体感時間、硬直する肉体。そして沈黙を破る叫び声。

「……っえええええええええ!?」

辺りを見回し、踏み台になりそうなものを探す。だがユーノの体で動かせるような物は見つからなかった。
人間の姿になれない、部屋から出来ることも出来ない……一瞬、ユーノの頭を絶望が過ぎった。しかし、ここで諦めるわけにはいかない。
幸い、拘束魔法の類は問題なく使えるらしい。それを使い、何とかドアノブを回せば……

「誰かいるのか?」
「ふぇ!?」

突如、扉の向こうから声がかかり、ユーノは驚きで変な声を出してしまった。人知れず短い腕で頭を抱える間に、少し強くなった声と共に戸がドンドンと叩かれた。

「おい、誰かいるのか!」
「えっと、はい!あの、すみませんがドアを開けてもらえませんか、僕の身長じゃどうも届かなくて……」

言ってから気づいた。自分がいる事は伝えたが、もし扉の向こうにいるのが殺し合いに乗った動物だったらどうする?
そうでなくとも、姿を見せずにドアを開けさせようとする自分を、相手は信じてくれるだろうか……否、疑ってかかるのが当たり前だ。
この通り扉の向こう側から返事は来ず、場を静寂が支配する。唾を飲み込む音が、いつもよりも強く響いた気がした。


314 :いくら動物といえど知性はあるさ  ◆dKBETGTMMY :2008/06/26(木) 22:03:53 ID:J9H6Y4SR

「えっと……警戒するのも分かります。ですけれど、僕はあなたを信じm」
「今開く、少し待て。」

耐え切れずに話し始めたユーノを、扉の向こうの動物が遮る。疑問の言葉を投げかける前に向こうから指示が来た。

「死にたくなければドアから離れていることだ。」

それから一秒と経たずに聞こえてきた、何かを引き抜く音。直感でそれが何なのかを悟り、ユーノは隅のほうを向く。
もし「それ」が自分の予想通りの物ならば、いち早く逃げなければ、自分は扉ごとバラバラになってしまうだろう。

一秒――――。その場にいる二人が、同時に走りだす。「それ」はゆっくりと中を舞い、二回ほど回転していた。

二秒――――。ユーノは部屋の隅でデイパックを盾にし、動物は離れた場所で衝撃に耐える準備をした。

三秒――――。「それ」が床に落ちる。まるでゴルフボールのような軽い音を立て――――――――爆ぜた。

「うわっ!」

爆風に目をやられ、思わず目を瞑ってしまうユーノ。しかし、その煙をもろともせずに駆ける赤い影。
動きに気づく前に、首筋へと冷えた刃が押し当てられる。ようやく事態を把握したユーノの目が見開かれる。
チェーンバインドを……いや、相手はそれよりも早くこの刃を抜くだろう。目を見れば、その程度のことは自ずと分かる。
シグナムやフェイトにも匹敵するほどの鋭さ、ヴィータやザフィーラにも劣らない力強さ。間違いない、この男はこの殺し合いの中でも強者の類に入ることだろう。
どうする、どうする、どうする。思考が堂々巡りを繰り返しても、答えは一向に出てこない。
ピクリ、と刃が動く。これまでかと、覚悟を決めて視界を閉じ――――

「手荒な真似をしてすまない。戦場では一時の油断が命取りになるからな。」


315 :いくら動物といえど知性はあるさ  ◆dKBETGTMMY :2008/06/26(木) 22:04:22 ID:J9H6Y4SR

――――直後、すぐに開けた。ユーノは、改めて、真っ直ぐその赤い影の姿を見る。
つり上がった鋭い目に赤い皮膚、額から左頬に走る傷は歴戦を潜り抜けてきた証なのだろうか。ベルトも只のベルトに過ぎないのに、異様な存在感を醸し出している。
適度に湿り気を帯びた肌は暗闇の中でも一際輝いており、その手に握られたバターナイフも、持つものが変わればこんなにも雄雄しく……え、バターナイフ?

「あの……あなたはそれで何をするつもりだったのですか?」
「何を言っている、見た目は悪いが立派な武器になるだろう。」
「はぁ……」

率直に疑問を唱えたが、即効で返答が帰ってくる。ふと手に持っていたものが視界に入り、ああ、やっぱりと納得する。
拳大の大きさの爆弾、手榴弾。先ほど部屋の扉を一瞬で木片に変えたのもこれの仕業だろう、ダース単位で支給されているのか、ずいぶん量があるように見える。
だがこれでハッキリした、この動物……人は殺し合いに乗っていない。乗っているならば、今頃自分は消し炭になっているだろう。

「ほう、お前の支給品はガトリング砲か……性能としては並だが、よく手入れされているな。」
赤い男がユーノのデイパックから勝手にガトリング砲を取り出す。見られた事は特に咎めはしないし、そもそも今の自分ではどう足掻いても使うことは出来ない。

「ほら、お前にはこれをやろう。お前の背ならこれでも使えるだろう。」
そういって男は手榴弾をすべて投げてきた。思わず受け取ってしまうが、ただで貰うのはいまいち釈然としない。

「あの……いいんですか? 全部貰って……」
「構わん、代わりに俺はこのガトリング砲を貰うがな。」

……ああ、この男の人柄が少し分かった気がする。基本的なところで真面目だが、意外とちゃっかりしているところがある。
とはいえ、まだあって間もないし、そもそも自己紹介すらしていない……って、ふつうあって間もない者に手榴弾を渡すのだろうか。

「というか……どうしてそう簡単に僕に渡すんですか? もし僕が殺し合いに乗っていたら……」
「簡単なことだ。俺はお前に負けないし、先ほどのやり取りで既に乗っていないのは見抜いた。」

何のこともない様に言うが、実はすごいことを言ってる。ユーノは内心唖然として、この姿に何か引っかかる感覚を覚えた。
何かに似ているような、うまく出てこない……雨の日にいるあの……若干湿っている……あ。

「……カエル。」
「カエルではぬわぁぃッッ!!」
特に意識せずに呟いたその一言が、気に障ったのだろうか。先ほどよりも強い威圧感をユーノは感じ取った。


316 :いくら動物といえど知性はあるさ  ◆dKBETGTMMY :2008/06/26(木) 22:05:05 ID:J9H6Y4SR

「……俺は、ギロロだ。」
「あ、えっと。ユーノです、ユーノ・スクライア。」

少しの間の後、二人はようやく自己紹介を始めた。互いが殺し合いに乗っていない事、参加者内にいるそれぞれの知り合いなど。
……ギロロが「何でよりによってケロロしかいないんだ……」と呟いていたが、あまり詳しくないユーノはスルーしておいた。

数分後、それぞれの荷物を纏めた二人は他の参加者と合流する為、博物館の中を歩き始めた。
――――ユーノは魔法のこと、ギロロは宇宙人のこと。二人は互いに、意図せず隠し事を秘めていた。


【B-4/博物館内/1日目/深夜】

【ユーノ・スクライア@リリカルなのはシリーズ】
【時間軸】:第二期最終話、エピローグ前
【状態】健康
【装備】:なし
【道具】:支給品一式、手榴弾(11/12)@ケロロ軍曹
【思考】
基本:打倒主催。
0:ギロロと詳しい情報交換。
1:対主催のメンバーを集める。
2:ケロロ、アルフ、ザフィーラとの合流。
※参加者を使い魔か変身魔法を用いた人間だと思っています。
※会場はミッドチルダではないが、そこよりそう遠くない世界だと思っています。
※首輪について
 人間化は魔力を流し込むことによって、
 結界魔法などは魔力を吸収することによって妨害されています。

【ギロロ伍長@ケロロ軍曹】
【時間軸】:ガルル戦後
【状態】健康
【装備】:ガトリングガン@サイボーグクロちゃん、ベルト@ケロロ軍曹
【道具】:支給品一式、バターナイフ(現地調達)
【思考】
基本:殺し合いには興味なし。
0:ユーノと詳しい情報交換。
1:死ぬ気はさらさらないが、襲ってくるものには容赦しない。
2:ケロロ、アルフ、ザフィーラとの合流。


【手榴弾@ケロロ軍曹】
劇中で主にギロロが使用する兵器。対人兵器からドアの爆破までお手の物の優れもの。


【ガトリングガン@サイボーグクロちゃん】
クロの愛用武器。よく手入れされており、比較的使いやすい。残段の数は不明。

317 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/26(木) 22:11:56 ID:J9H6Y4SR
投下終了です。
さて、以下は感想になります。

GJ!
ニャースがらしいwww楽俊もいいキャラしてる……把握してないけれど、書きたくなってきた。
天照もいることだし、この三人はいいコンビになりそうだ。もう一度GJ!

318 : ◆TPKO6O3QOM :2008/06/26(木) 22:21:33 ID:VUG+rDvc
dKB氏

投下、お疲れ様です。
ユーノって僕っ娘だったんですね。
活き活きとした会話と展開、お惚けのようで線引きがきっちりしている二人の描写、
素敵でした。

319 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/26(木) 22:23:34 ID:kjYFAhwg
TPK氏!それ僕娘ちゃう!淫獣や!

ところで二人に恐れ多くも苦言をば……
・「!」や「?」の後にはスペースを一個おく
・会話文の最後に句読点は置かない

このルールを使って頂けるとさらに見栄えが良くなるですぜ!

320 : ◆TPKO6O3QOM :2008/06/26(木) 22:26:07 ID:VUG+rDvc
>>319
了解です。
指摘、ありがとうございます。

321 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/26(木) 22:31:18 ID:kihupUc5
>ユーノって僕っ娘だったんですね。
以後のロワにおけるユーノの扱われ方が決定した瞬間である。

楽俊はアニメ版か。まあ序盤だから原作との大きな違いもないから問題はなさそうだ
それよりこの3人(一人と二匹?)組は和めそうだw 今後に期待。

魔法使いと軍人のペアは、戦力的に結構良さそうだけど
隠し事の所為でお互い信用しきれずチームワークが乱れたりしないかが心配だなー

322 : ◆dKBETGTMMY :2008/06/26(木) 22:34:30 ID:J9H6Y4SR
>>319
指摘感謝です。ただ下の指摘については、意図してやっているというか、そう書くほうが好みなのです。
どうしてもと言われれば直しますが、出来うる限りこのやり方でいきたいので……わがまま言ってすみません。

ユーノについては、ノーコメントでw

323 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/26(木) 22:39:12 ID:kjYFAhwg
うーん、これSSを書く上ではデフォルトのルールなんだよね……
見栄えの点で言えば冒頭のスペースや!?後のスペースと比べて特に気になるしな。
個人的な観点で言えばテンポにも影響してくると思う。

324 : ◆TPKO6O3QOM :2008/06/26(木) 22:41:36 ID:VUG+rDvc
ユーノって……オスだったんですね…
うたわれるものの双子の性別知ったとき並にショックだ……

325 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/26(木) 22:43:04 ID:kjYFAhwg
マジで勘違いしてたのかwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

326 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/26(木) 22:47:50 ID:7qstEQjA
TPK氏投下乙です
キュウビを知るアマテラス率いる?対主催チームの結成!
楽俊の「人間の土俵」発言にほれぼれしました
ニャースのムックル違いも気になったり……
あと、僕っ娘ユーノ発言ふきましたw

dKB氏投下乙です
そうか……参加者のサイズによっては入れない施設もあるのか……
軍人感まんまんなギロロは期待出来そうですね
前衛ギロロ、後衛ユーノで戦闘力も高いなぁこのチーム

327 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/27(金) 00:05:16 ID:Erg8COV1
>>299-308
楽俊かっこいいな。ニャースの心情描写も説得力があって深い。
原作知らないんだけど、アマテラスは見る者によって見え方が違うとかなのか?
渋い対主催チームになりそうで楽しみ。

>>311-316
ギロロ頼もしいぞ、ビジュアルさえ頭に浮かべなければw
こっちは何とファンシーな見た目のコンビ…。
しかし武器は破壊力抜群なのが恐ろしい。下手すると銃や火薬の怖さを知らない参加者もいるからなー。

328 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/27(金) 00:11:04 ID:zkBeyrGP
>>327
アマテラスは神を信じないもの、日々への感謝の気持ちがないもの、目が曇ってしまっているものには
真っ白いオオカミにしか見えない
特別な血を引いてるものには、そういうのが無くても見える。

そんな設定だったはず


329 : ◆dKBETGTMMY :2008/06/27(金) 00:13:49 ID:9iPy0Z4V
むう……テンポに影響、ですか。正直今まで考えたことなかったです。
けれどなんといいますか……書かないと、自分の中で何か腑に落ちないんです。
自分の中では形として出来上がっているけれど、納得できない。
だから、今までもつけて来たように、これからもつけていきたいんです。

……ですが先のレスにも書いた通り、どうしてもなら、直すしかありませんが。

ホントわがまま言ってすみませんでした。

330 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/27(金) 00:25:23 ID:Erg8COV1
>>328
なるほど納得。ニャース曇りまくりだもんなw

>>329
文章作法というかお約束みたいなもんだからね、
「区切りには読点、文の終わりには句点を付ける」というのと似たようなもので。
たまに句読点一切なしで読点の代わりにスペース入れてる人とか見るけど、
意味は通じるし実害はなくても何となく違和感覚えるっしょ?
それと同じで、SS書き界隈には「?」や「!」の後には1マス空けるという作法に慣れていて
続けて書いてる文章には違和感を持つ人が多いという訳だ。
拘りがあるなら作法に逆らうのもまた表現、別に守るのが義務という訳ではない。
ただ、違和感を覚えて肝心のSSの内容に集中できない人がいる、ってのは覚えとくといいかも。
なんか偉そうな言い方になってすまん。

331 : ◆EFl5CDAPlM :2008/06/27(金) 00:39:08 ID:WS9fQWWB
キラーパンサー、オカリナ、投下いきます。

332 :主に仕えし魔物の道は   ◆EFl5CDAPlM :2008/06/27(金) 00:39:40 ID:WS9fQWWB
どうして自分はこんなところにいるのだろう。
プックルは殺戮の舞台に転送されてから一番最初にそう考える。

自分は確か、グランバニアで仲間たちや人間達と宴をしていたはずだ。
自身が慕う主とその息子の天空の勇者、そして自分と同じ志をもつ魔物達と共に
魔王ミルドラースを倒して、世界の平和を取り戻し、主の城に帰ってきた。
主の城でそのお祝いをして、肉を食べ、スラリン達と共に眠りについたはずだ。

それなのにどうして自分はこんなところにいるのだろう。
いつの間にか主の娘やメッキーが悪ふざけでルーラでもしたのだろうか。
いや、違う。

あの場にでてきた妖魔王キュウビという者に飛ばされてしまったのだ。
そしてそいつはいきなり殺し合いをしろと言ってきた。
それを拒否した小さなリスは、首を吹き飛ばされ、死んでしまった。
その爆発はイオにも満たないものであったが、まるでザキのように簡単にその子リスを死に至らしめた。

どうやら、自身の首にも、あの子りすと同様の首輪が付けられているようだ。
ともすれば、自分もあのキュウビなるものに反逆をすると殺されてしまうのだろう。

だがだからといって殺し合いをする気になんてならない。
自分はもう、ただ人を襲うだけの魔物ではない。
グランバニアの王であり、勇者の家系の主の魔物だ。
むやみに生物を傷つけることをよしとしない、心優しい主に仕える魔物だ。
このような場を作り出したキュウビを許すわけにはいかない。

ひとまずは現状把握だ。支給品を確認することにする。
支給された袋を開ける。普段から道具の扱いになれているため、手馴れたものだ。
そしてひとまず中に入っているものをすべて出す。
地図、磁石、紙、肉、見たことのない容器に入った水、名簿、ランタン、
あとは自分ではわからないものがいくつか。

その中に、自分の見知った道具があった。
炎の爪。
主の城でも売っている、自分も扱える武器だ。
かざすと炎球を飛ばすこともできる、すぐれた武器だ。
爪に説明書きの書かれた紙が張ってあったが、見る必要なんてない。
プックルは早速爪を装備する。自身の身体によくなじんだ。

そして次に地図を広げる。
自分がみたこともない町や城がある。こんな場所は初めてだ。
主と一緒に世界中を回ってるからわかる。こんな場所、自分の世界にはない。
となると、ここは魔王のいたような、どこか別の世界なのだろう。
エルヘブンの洞窟のように、どこか別世界に通じる場所があり、自分はそこから飛ばされたのだろう。

もしそうなら、キュウビを放っておいたら、主達は戦わなくてはならない。
ようやく平和が訪れたというのに、それではあんまりだ。
主達が戦わずに済むよう、自分がここでキュウビを倒す。

そのためにもまずは現状把握をするべきだろう。改めて地図を眺める。

目の前に塔があるということを考えれば、自分のいる位置はD−4だ。
地図にある建物は、E−1から2にまたがるお城が気になる。
自分の主のお城を思い浮かべてしまうからだろうか。
だが城というのは大概、町より施設が充実していることが多い。
もしかしたらそこで防具や薬草なんかを調達できるかも知れない。
目の前の塔を覗いた後で行ってみるのも悪くないだろう。

333 :主に仕えし魔物の道は   ◆EFl5CDAPlM :2008/06/27(金) 00:40:09 ID:WS9fQWWB
次に見たのは名簿だ。
主と一緒に旅してきたので、人間の文字を読むことぐらい、簡単だ。

上から下まで眺めてみたが、プックルという名はどこにもない。
自分はこの場にいるのに、いったいどういうことだ?

ただその代り、キラーパンサーという名を確認することができた。
他にもカエルとかアライグマとか、動物の名前が書かれていたのだし、
自分は種族名で登録されているということだろう。
キュウビという魔王は案外いい加減な性格なのだな、と思った。

その後、種族名としても、主につけてもらった名前としても、名簿から仲間がいないかともう一度名簿を見たが、
スライムという種族名や、ピエールという名前を確認することはできなかった。
どうやらここに自分の知り合いはいないようだ。
少々寂しいが、仲間がこのような場所に呼ばれなくてよかったと考えることにしよう。

そして残りの支給品に目を移す。
メモ紙が張られた道具が二つ。

ひとつは小さな石版であり、雷の威力が上がるらしい。
いなずまがつかえる自分にとって、あたりなのだろう。
首からかけることができるみたいだが、生憎自分の前足は首に回せるほど器用ではない。
誰かにつけてもらうことにしよう。

もう一つは木の実がたくさん入った袋だ。
説明書きを見ると、毒消し草や満月草のような効果をもつようだ。
回復どころか、魔法をろくに使えない自分にとってありがたい道具だろう。

道具の確認を済ませたところで、荷物をしまって塔でも調べるかと思い、
入口を探すためにぐるりと回る。
すると白い鳥を見つけた。
一見すると白いカラスなのだが、感覚でわかる。これは魔物だ。
どうする? 倒すか?
だがもしかしたら友好的な魔物かもしれないし、それならいきなり襲いかかってしまうのはまずい。
どうしたものかと警戒した状態のままいると、向こうから声をかけられた。

「あの……あなたは殺し合いに乗っていますか?」
「ガウ……ウガウ、ガウ!」

どうやら相手は人間語を話せる魔物のようだ。
即座に否定の意を示す。

「そうですか、私も乗っていません。もしよければ情報交換をしませんか?」

快く承諾する。

「まず、私の名前はオカリナといいます。あなたは?」

自分の名前はどちらを言ったものかと考えたが、名簿にない名前を言うのも変なので、
結局種族名と名前の両方を言うことにした。


334 :主に仕えし魔物の道は   ◆EFl5CDAPlM :2008/06/27(金) 00:41:10 ID:WS9fQWWB
「キラーパンサーのプックルさん、ですか。私はオカリナといいます」

そして本格的に情報交換をしようとしたところで、

「ぬおおおおおおおおおおおおおそいつはガンプラァァァァァァァァァァッ!!!」

塔の中から素っ頓狂な声が聞こえた。
……どうやら塔の中には他の参加者がいるようだ。

「……だれかいるようですね」
「……ガウ〜〜、ガウガウ、ガウ!」
「あ、まってくださいよ〜!」

どうせ情報交換するならまとめてやったほうがいい。
そう考えて、塔の中へと向かう。

【D-4/電波塔入口/1日目/深夜】
【キラーパンサー@ポケットモンスター】
【状態】健康
【装備】炎の爪@DQ5、
【道具】:支給品一式、いかずちプレート@ポケットモンスター、
     きのみセット@ポケットモンスター(クラボのみ、カゴのみ、モモンのみ、チーゴのみ、
     ナナシのみ、キーのみ)
【思考】
基本:ゲームには載らないが、襲ってくる奴には容赦しない。最終的にはキュウビを倒す
1:塔内の参加者に接触を図る
2:それが殺し合いに乗ってない奴ならそいつらも含めて情報交換する
3:いかずちプレートをオカリナにつけてもらう。
4:落ち着いたら城に向かう。
5:同じ志をもつ奴がいたら仲間に入れる。
※名前はプックルです。
※時計の使い方を知りません。
※ここが異世界であると認識しました。
※オカリナのことを主以外の魔物使いの魔物だと思っています。

【オカリナ@ハーメルンのバイオリン弾き】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】:支給品一式、不明支給品1〜3(確認済み)
【思考】
基本:ゲームには載らない。キュウビを倒す
1:塔内の参加者に接触を図る
2:現状の把握をしたい。自分は死んだはずじゃ…?
3:オーボウを探したい。
4:ひとまずはキラーパンサーに同行する
※死後からの参戦です。それを自覚しています。
※ここが自分の世界ではないと気付いていません。
※自分の制限について把握していません。



335 :主に仕えし魔物の道は   ◆EFl5CDAPlM :2008/06/27(金) 00:41:42 ID:WS9fQWWB

【アイテム紹介】
【炎の爪@DQ5】
結構強力な爪。
道具として使うことで『メラミ』の効果を発揮する。

【いかずちプレート@ポケットモンスター】
でんきタイプのせきばん。
もたせるとでんきタイプのわざのいりょくがつよまる。

【きのみセット@ポケットモンスター】
クラボのみ(まひ)、カゴのみ(ねむり)、モモンのみ(どく)、チーゴのみ(やけど)、ナナシのみ(こおり)、
キーのみ(こんらん)と、ポケモン世界の各種状態異常を回復するきのみの詰め合わせ。

336 : ◆EFl5CDAPlM :2008/06/27(金) 00:44:08 ID:WS9fQWWB
以上になります。

337 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/27(金) 00:51:20 ID:zkBeyrGP
投下、乙です。
キラパンは善玉になってからなのか。忠猫だなあ、ほんと。
オカリナの死後から参戦ってのも後々影響してくるのかな。
そしてケロロwww
このまますんなりと合流と行くのか、楽しみです。

338 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/27(金) 00:57:02 ID:Wgaif6Af
乙でーす

とりあえずキラーパンサーはポケモンじゃないぞw>参加作品

339 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/27(金) 00:58:48 ID:WS9fQWWB
あ、間違えた(
…wikiに入れるさい、訂正をお願いします…

340 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/27(金) 01:56:57 ID:MO7jEpyr
投下乙です!
楽俊いいなあ、この場ならリーダータイプの対主催になりそうだ。
そしてユーノ、お前ヒロインになってしまうのか!いいぞもっとやれw
なにより個人的には数あるロワの中でも初の対主催ジョージボイス誕生w
そしてキラパンの名前はプックルですか、ゲレゲレにしたかったw


あと、プックルのめいそうの扱いはどうしますか?いなずまが使える以上めいそうもできるはずですから。
制限掛けるならどのぐらいにしましょうか?

341 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/27(金) 02:00:49 ID:JFJcvTbz
あっという間にネタになってしまったなw僕っ娘ユーノw

時間ができたらウィキの用語集に書きたい……ダメ?

342 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/27(金) 03:41:38 ID:rPLdKOfY
銃で撃たれる

ユーノ→……死ぬよ?
イギー→撃たれりゃ死ぬよ
まん丸→いや死ぬって
シエラ→耐えますよ、根性で
ボニー→いや普通の犬ですから
ケットシー→かなり効くけど即死ってホドでも
ぼのぼの→いつもの調子で何とかなると思い込んでる
モロ→当たったらヤバイ
クロコダイン→防ぎます
ミュウツー→割と痛い


こんな感じ?

343 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/27(金) 08:44:23 ID:zkBeyrGP
>>341
やっちまえ。どんどんw

344 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/27(金) 13:33:30 ID:HEeoClhg
TPK氏GJ!
ニャースが実にらしいw
あと方角と所持品的に、シロが助かりそうだwよかった。
一応いっておくと、ニャースは料理やバッジ作りができるほど器用だし、
薬の煎じ方も知ってる。
自分以外のポケモンがそういうことをできることに驚いてる風に見えるから
文章に問題はないけど、念のため。

僕っ子はもう固定だなw
ギロロにもメスに勘違いされてしまえww

dKB氏GJ!
隠し事がなければかなり強力な組み合わせだな。
ギロロが誤射しないかどうかが若干不安w

EFI氏GJ!
キラパンはクリア後から参戦か。
中のピカチュウと友好にいければ強力な対主催チームができるなw
ケロロ?役に立つのかあいつ。

あとキラパンは瞑想覚えないぞ。
覚えてるのは気合ためとおたけびといてつく波動(このロワでは禁止)といなずまだ。
てか、いてつく波動って何で禁止?
魔法無効化はあってもいいと思うんだが。

345 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/27(金) 16:59:27 ID:+9ur5Na6
ランブルボールは支給品なの?


346 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/27(金) 17:04:02 ID:Z4UTQDs3
支給品だよ
ただ、一度の支給数は自重な
展開にもよるだろうけど

347 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/27(金) 17:37:07 ID:+9ur5Na6
チョッパーに支給してもいいのかな
もしいいとしたら何個ぐらいが妥当だろうか

348 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/27(金) 17:43:26 ID:bt0HVkzX
暴走チョッパーはランブルボール3つ連続で使わないといけないからちょっと多めでも良いと思う
チョッパー自身追い詰められなくちゃ暴走状態にはなろうとしないだろうし、なったらなったでロワ的にも美味しいし

349 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/27(金) 17:47:16 ID:Z4UTQDs3
チョッパー本人への支給は問題なし
どんな展開にするかで数は変わるかと
一応、総配給数は決められてるからね
1〜3個が無難じゃね?


350 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/27(金) 18:03:10 ID:+9ur5Na6
んで本人支給分以外は他の参加者に支給と

351 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/27(金) 18:55:03 ID:tJKisZaa
ところでピカチュウとケロロ電波塔の室内、しかも高い位置にいるはずだが
そこからの声が地上に聞こえるものなのか?

352 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/27(金) 18:59:15 ID:rPLdKOfY
拡声器程じゃないけどエリア内にはそれなりに響いてるんじゃね

353 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/27(金) 19:14:39 ID:tJKisZaa
「宇宙を越えた執着心」より
>壁は一面大きなガラス張りになっている。

354 : ◆w2G/OW/em6 :2008/06/27(金) 19:49:51 ID:JFJcvTbz
事情により本スレに書き込めないため、仮投下スレにシエラ、ザフィーラを投下します。

355 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/27(金) 19:55:13 ID:zkBeyrGP
>>353
構造わからんけど、階段から聞こえるんじゃね?

>>354
乙です

356 : ◆w2G/OW/em6 :2008/06/27(金) 19:59:31 ID:JFJcvTbz
投下終了しました。
できればどなたか代理投下をお願いしたく。

あと、SSの元ネタがあるなら言ったほうがよいですか?

357 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/27(金) 20:04:31 ID:zkBeyrGP
>>w2G氏
弟のためにマーダーと至ったシエラが痛々しいです。

電車は轢死の危険もあるのか。
アマテラスとか、興味本位で特攻しそうだし

358 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/27(金) 20:05:29 ID:zkBeyrGP
あるならいっておいた方がいいかもしれません。
代理、やります。

359 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/27(金) 20:06:29 ID:zkBeyrGP
終端の宴と異世界の騎士 ◆w2G/OW/em6

エリアE―1……そこに建つ城。
城という言葉から連想される豪奢かつ荘厳な雰囲気も、この殺し合いの遊戯では意味をなさない物となる。
森の中にひっそりと存在する古城は、月光を浴びてただ……静かにそびえるのみ。

その城のバルコニーにて、彼女は月を見上げていた。
美しい白銀の毛並みに、紫色の鬣に、柔らかい月の光は降り注ぐ。
白く、微かに青みがかった満月……それは、彼女の敬愛する主を思い出させた。
慈愛に満ちた知恵のドラゴンが紅一点……白妙の竜姫・ヴァディス。
かつて死の淵にあった自分の命を救い、今は仕えている者ではなく対等な話し合い手として見てくれている存在。

ああ……この殺し合いを主が知ったらどのような事を思うだろう?
きっと、自らの命を賭してでも止めようとするだろう。
キュウビと名乗ったあの魔獣を決して許しはしないだろう。
過去には実の姉と弟の戦いを止めるため、自らの使命たるマナストーンの守護を放棄しようとまでしたのだ。
竜に仕え、守護する戦士――ドラグーン――として、長い時を共に過ごした自分だからこそ、その優しさは誰よりもよく分かる。


――――――だが、それでも。
――――――大事な主が、望まないと知っていても。


「申し訳ありません……ヴァディス様」

支給された荷物の中にあった片手斧を握りしめ、強い決意と共に呟く。

360 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/27(金) 20:06:43 ID:rPLdKOfY
投下乙です。
シエラは奉仕マーダーか、これは期待

361 :代理投下:2008/06/27(金) 20:06:54 ID:zkBeyrGP
バルコニーから見下ろした先……そこを進む青い獣を見つけ。
彼女――シエラは跳んだ。





「本能の赴くまま殺し合え、か……随分と舐められたものだな」

青白い月の光に照らされ、そびえ立つ古城の近くの線路沿い。
夜天の主に仕えし守護騎士が一人、盾の守護獣ザフィーラは苦々しく呟く。
外見こそ青い毛並みを持つ巨躯の狼ではあるが、彼の実態は何千年もの時を生きた魔道書のプログラムだ。
無論、本能のままに動くただの獣とは違う……殺し合えという理不尽な命令と、それを命じたキュウビという獣に歯向かう意思が彼にはある。

幸い、この場に招かれた者は獣の姿を持つ者だけであるらしい。
彼が守るべき主や、仲間の守護騎士達は巻き込まれていないということだ。
だが、同時に巻き込まれた仲間も存在する、主の友人フェイトの使い魔アルフ。同じく主の友人である魔導士ユーノ。
フェレットに変化できるとはいえ、人間であるユーノがどうしているのか疑問だが……まさか、本当にフェレットと間違えたという訳ではないだろう。

まずは彼らと合流……その道中で、殺し合いへの抵抗を試みる他の動物を探す。
今後の行動方針を大ざっぱに決めると、支給されたデイパックを首にかけ………大きく後ろへと飛び退く。


直後、ザフィーラが数秒前までいた場所へと白刃が振り下ろされた。


(殺し合いに乗った獣……いや、違うな。獣人か?)

衝撃で舞い上がった土煙が晴れ、眼前に襲撃者の姿が現れる。
先ほど振り下ろされた片手斧に月光を反射させ、冷たい瞳で自分を睨みつける姿。

362 :代理投下:2008/06/27(金) 20:07:20 ID:zkBeyrGP
人間形体の自分やアルフよりも、若干獣に近い姿をしているが……白い毛並みを持つ、狼によく似た獣人。

「……こちらには、殺し合いに乗る意思はないが?」

無駄な事と思いつつも、確認のために襲撃者へと声をかける。

「そちらにその意思が無くとも、私にはある」

ろくな感情のこもっていない声を返される。
顔つきや体型から予想はついていたが、やはり女か。
だからと言って、加減するつもりは毛頭ないが。

「すまないが……死んでもらうッ!」

裂迫の気合と共に、獣人が突っ込んでくる。
……どうやら戦いは避けられないらしい。





シエラは焦り始めていた。
ただの獣と見て襲いかかったはいいが、この狼……なかなかに手強い。
彼女がヴァディスと共に暮らしていた白の森にも凶暴な獣はいくらかいたが、それを束にしてもこの狼にはかなうまい。
鋭い牙と爪、巨体に似合わず俊敏な動き、魔楽器なしで魔法を行使できる能力。何より狼のくせに空を飛ぶ。
実力としては互角……いや、こちらが若干不利。
せめて愛用する2本の短剣があれば……と思うが、無いものは仕方がない。

―――轟!

空気を震わせ、狼が雄たけびをあげる。

363 :代理投下:2008/06/27(金) 20:09:34 ID:zkBeyrGP
そこらの小動物なら間近で聴いただけで卒倒しそうな声だが、咆哮の目的はそんなものではない。
狼の足元に三角形の魔法陣が展開……直後、シエラの足元からいくつもの青白い楔がせり上がる。
素早くかわすが、やはり何本かは身をかすめ体に細かい切り傷を刻む。

「……っ!」

楔の林から転がる様に離れる。―――いつの間にか城からは離れ、鉄と砂利で出来た道の様な場所に出ていた。
先ほどまで城と道の間にあった木の柵は、すでに戦いの影響でバラバラになっている。

「まだやる気か? できれば、殺したくはないのだが」

少し離れた所に立つ狼が問いかける。
自分が優勢であることを自覚しているであろうその言葉が、焦りに加えて怒りを湧き起こらせる。

「情けをかけるつもりか? 獣の分際で、余計な知恵を持っている物だな」
「獣の分際とは心外だな……ただ、俺が仕えている主は殺し合いなど望まんお方だ」
「主……だと、貴様も主を持つ者なのか?」

シエラの言葉に、狼は少しだけ眉をひそめる。

「俺の名はザフィーラ、夜天の書の守護騎士にして、夜天の王・八神はやてに仕える盾の守護獣。
 ……貴様『も』ということはお前も主を持つ騎士なのだな?」

主という言葉に心苦しい思いがシエラの胸の内に疼く。

「……名乗られたからには、こちらも名乗らない訳にはいかないな。
 私はシエラ……知恵のドラゴンが一人、白妙の竜姫・ヴァディスに仕えるドラグーンだ」

364 :代理投下:2008/06/27(金) 20:10:38 ID:zkBeyrGP
「そうか、ではひとつ訊くが……そのヴァディスというお前の主は、殺し合いを肯定する様な輩か?」
「違う!」

即座に上げられるシエラの否定の声。

「ヴァディス様は……ヴァディス様は、その様な事を認める方ではない!」
「ならば、何故お前は殺し合いに乗った?
 ヴァディスという名は名簿には無かったはずだ……一刻も早く主の元へと帰るためか?
 それとも、ただ単に生きたいがためか?」

挑発にも似た、ザフィーラという狼……いや、騎士たる者の問いかけ。
それに対してシエラが返すのは。

「こちらからもひとつ訊こう、盾の守護獣。
 貴様にとって守るべき存在は……主だけか?」
「……何だと?」

同じ様な、問いかけ。

「ヴァディス様は私にとってかけがえのない方だ……主が大切なのは貴様も同じだろうな?
 だが私にとって、失いたくない存在というのはヴァディス様だけではない」

正確には一度失った存在だがな、とシエラは続ける。

「だが、それだからこそ二度と失う訳にはいかない。
 例えこの場にいる全ての命を奪ってでも……私の命に代えても、絶対にだ!」

片手斧を構え―――シエラは、己が想いを叫ぶ。

「そのためにも、死んでもらうぞ! 盾の守護獣!」
「……痴れ者が!」

再び片手斧を振りかざし、ザフィーラへと斬りかかるシエラ。

365 :代理投下:2008/06/27(金) 20:11:10 ID:zkBeyrGP
対するザフィーラは怒りを露にした咆哮をもってそれに応える。

「失いたくない者がいるのは貴様だけではない!
 キュウビに殺された仔リスを! そしてその周りにいた者達の悲しみに満ちた顔を! 見なかったのか貴様は!」
「私も見なかったわけではない! だが、その時に思い出したんだ! 失う痛みを!
 もう二度とあんな思いはしたくない! それだけだ!」

斧の刃が、爪と牙が。
互いの得物が月夜に閃き、ぶつかり合う。

「ならば、貴様の主はどうする! 殺し合いを望まぬであろう主の意思を踏みにじる気か!
 守るべき存在がいくつもあるのなら、全て守ろうとは思わんのか!」
「私とてヴァディス様の意思を汚す事などしたくない!
 だが、その事で迷っている内にあいつを失ってからでは遅いんだ!」

相容れぬ意思を持つ騎士達の、幾度とない衝突。
その戦いに、終わりを告げたのは。


―――ガタン、ガタン、ガタン

ふいに二人の横から、眩い光が射す。
月光とは明らかに違うその光を放ち、こちらへと猛スピードで向かって来るのは……


「―――電車か!?」

ザフィーラが言った聞きなれない言葉が、シエラの耳に届いた。






366 :代理代理投下:2008/06/27(金) 20:26:25 ID:rPLdKOfY



「……逃げた、か」

目の前の線路を電車が通り過ぎた後、ザフィーラは呟いた。

戦いの最中に線路の上に来てしまっている事には気づいていたが、まさかああもタイミング悪く電車が来るとは考えなかった。
轢き殺されてはたまらないと、自分もシエラも線路上から飛び退いた……自分は東側、シエラは西側。
反対側へと避けたシエラはどうやら、電車が通り過ぎるまでに退却したようだが……

「しかし油断をした……まさか武器を捨てるとはな」

ザフィーラの足元には、シエラの使っていた片手斧が落ちていた。その刃は血で濡れている。
電車を避けるために生じた、一瞬の隙。
その隙をついてシエラは、斧を自分へと向けて投擲したのだ。
武器を失ってまでの攻撃は確かな功績を残した……斧は左前足に見事に命中。
傷自体はそんなに深くないが、出血している。早めに手当てしなければ動きに支障が出るだろう。

(さて、とりあえずはどこかで傷の手当か……)

ふと、足元の片手斧に目を落とす。
これを振るっていた戦士……それは、嘗ての自分―――はやてのために、魔道士からリンカーコアを狩っていた頃―――を思い出させた。


(全てに変えても、守るべき者がいる……その気持ち、分からないでもないがな)


【E-2/線路付近/一日目/夜中】



367 :代理代理投下:2008/06/27(金) 20:27:26 ID:rPLdKOfY
【ザフィーラ@魔法少女リリカルなのはシリーズ】
【状態】:疲労(小)魔力消費(小)左前足に裂傷
【装備】:なし
【所持品】:支給品一式(不明支給品1〜3)、ブロンズハチェット@聖剣伝説Legend of Mana
【思考】
基本:キュウビの打倒。殺し合いからの脱出
0:どこかで怪我の治療
1:アルフ、ユーノの捜索
2:殺し合いに乗っていない動物の保護
3:シエラを警戒。可能なら説得する?
※参戦時期はAs本編終了後、エピローグ前です。
※シエラが別の参加者のために殺し合いに乗ったと知りました。

※E-2の線路周辺の木柵が破壊されています。線路には傷はついていないようです。




「『デンシャ』とか言ったか、あのゴーレムは……随分と物騒なトラップだな。」

鉄の道を走ってくる巨大なゴーレムをかわした後、シエラは再び城へと戻ってきていた。
どうやらキュウビは、参加者同士の殺し合いでは物足りないらしい。

(化け狐の思惑などどうでもいいが……それよりも、今は武器を調達するべきだな)

ザフィーラへと投げてしまった斧については、少し惜しかったかもしれない。
あのタイミングでは避けれはしないだろう。多少痛手を負わすことは出来たと思うが……

368 :代理代理投下:2008/06/27(金) 20:28:35 ID:rPLdKOfY

「やはり、斧はお前が持つべきだな……ラルク」

この場のどこかにいるであろう、弟の名を呟く。
彼女が今、最も失いたくない存在。

ラルクは、一度死んだ身だった。
だが彼は生き返るために、奈落に幽閉されていた紅のドラゴン・ティアマットと手を組んだ。
そして完全なる復活を遂げるために他のドラゴンを殺しマナストーンを集め……
―――最後はティアマットに利用され、異形の化け物にされてしまった。

その時の光景を思い出し、唇を噛み締める。
忘れるはずもない……異形となったラルクを殺したのは、他でもない彼女なのだから。

だから彼がティアマットの呪いから開放され、再び地上に出ることができるようになった時……
彼女は、本当に嬉しかったのだ。
もう二度と、姉弟で戦うことなどないと。
あのような悲劇は、これ以上無いのだと。

(だが……悲劇は、起きた。何が殺し合いだ! 何が……何がいけなかったんだ!)

生き残るのはただ一人。他は全て死ぬ。
死んだ者の行き着く先は、ティアマットが嘗ていた、あの奈落……!

(ラルク、もうお前をあんな場所へは行かせない。今度こそ姉として……お前を助けてみせる!)

ラルクも自分と同じ、立派な戦士だ。
簡単には死にはしないだろう……ならば、自分は一匹でも多くこの場の獣を殺す。




369 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/27(金) 20:28:52 ID:FzyKkPhp
 

370 :代理代理投下:2008/06/27(金) 20:29:38 ID:rPLdKOfY
何より、弟は自分がこんなやり方で生き残るのを望まないだろう。彼に合わせる顔がない。

(申し訳ありません、ヴァディス様……私はきっと、もう貴女に会えないでしょう)

夜空に輝く満月を見て、優しき主へと思いをはせる。

(ですから……この場では貴女の戦士ではなく、一人の『姉』でいさせては貰えないでしょうか?)



【E-1/城/一日目/夜中】

【シエラ@聖剣伝説Legend of Mana】
【状態】:疲労(小)全身に細かい裂傷
【装備】:なし
【所持品】:支給品一式(不明支給品0〜2)
【思考】
基本:ラルクを最後まで生き残らせる
0:とりあえず怪我の手当て
1:使えそうな武器を探す
2:他の動物を殺す
3:ラルクには出来れば会いたくない
※参戦時期はドラグーン編のシナリオ終了後です。
※電車を知りません。キュウビの用意したトラップだと思っています。


【ブロンズハチェット@聖剣伝説Legend of Mana】
メノス銅製の片手斧。

371 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/27(金) 20:29:52 ID:JFJcvTbz
支援

372 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/27(金) 20:30:04 ID:FzyKkPhp
     

373 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/27(金) 20:30:17 ID:rPLdKOfY
終了

374 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/27(金) 20:31:04 ID:FzyKkPhp
     

375 : ◆w2G/OW/em6 :2008/06/27(金) 20:33:04 ID:JFJcvTbz
代理投下ありがとうございました
SSの元ネタはSoundHorizonの曲「終端の王と異世界の騎士 〜The Endia」です

376 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/27(金) 20:51:55 ID:zkBeyrGP
代理代理、乙です

377 : ◆VgiTQ6FNm6 :2008/06/27(金) 23:31:53 ID:+9ur5Na6
投下乙です。
全く関係ありませんが一言言わせてください
ミュウツー書くの難しい(´Д`)

378 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/27(金) 23:33:41 ID:5PA5QwYQ
そう言われても困るな

379 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/27(金) 23:42:38 ID:rPLdKOfY
>>377
イライラムカムカー、OK?

380 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/27(金) 23:44:24 ID:Erg8COV1
難しくても書くと言ったからには書き上げるのが書き手というものだ。
手に余るなら最初から予約しないが吉。
あと、予約や投下などトリップがないと不都合な時以外にトリップ付きで発言するのは避けるが吉。
書き手は作品で語るんだ。

381 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/27(金) 23:45:34 ID:tJKisZaa
>>377
あまり私達を怒らせない方がいい

382 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/27(金) 23:46:56 ID:Wpe5f4/Y
投下おつかれです
ザフィーラかっこええ!
さらに好きになりました

>>377
そういう事いうと印象悪くなるぜ?

383 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/27(金) 23:49:36 ID:zkBeyrGP
wiki更新、5回に1回成功したらいい方って……
全体的にそんな感じなのだろうか?鯖落ちてるわけじゃないよね?

384 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/27(金) 23:49:52 ID:+9ur5Na6
みなさん本当にすいませんこれからはもうしないようにします

385 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/27(金) 23:52:21 ID:zkBeyrGP
締め切りまではまだあるんだし、詰まったら寝るなり趣味に没頭するなりして
リフレッシュしなされ
難しいなら、wikiの作品把握にあるミュウツーの逆襲でも見てみるといい

386 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/27(金) 23:52:42 ID:rPLdKOfY
>>384
頼むよお カンベンしてくれよお

387 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/27(金) 23:54:26 ID:JFJcvTbz
ミュウツーの逆襲は、自分の中で泣ける映画ベスト3に入ってるな……
サトシ石化のシーンで号泣したのはいい思い出

388 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/28(土) 00:07:12 ID:q0hE4nh+
ポケモン映画の中で水の都が一番好きな自分は異端
いや、確かにポケモン映画としては異色作だったけどさあ

389 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/28(土) 00:09:40 ID:wLBG4twu
水の都は最後アレなんてエロゲ?って感じだったよな
でも、異色っていうならミュウツーの方じゃないか
全体的な雰囲気が他と比べて暗すぎる

390 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/28(土) 00:15:21 ID:Hdwph4vm
ミュウツーは見に行った映画館の映写機が不調で半分以上、音声だけだったなあ
お金?勿論返してなんかくれなかったぜ。小学生の泣け無しの金を……

wiki更新、30回連続失敗したんでEFI氏とw2G氏の作品は後日やります。
ご了承ください。


391 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/28(土) 00:21:44 ID:Ry6WxqEX
30……そんなに頑張ってくれたのか……!
ありがとう&お疲れ様でした

392 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/28(土) 00:31:52 ID:ZvlBbh20
すいません、最後に一つだけ質問させてください。
ランダム支給品は自分で決めていいんですか?

393 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/28(土) 00:34:58 ID:wLBG4twu
いいですよ
逆に、自分で決める以外の方法があるなら聞きたいくらいです

394 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/28(土) 00:37:00 ID:Ry6WxqEX
そりゃランダムだから決めてOKさ
ただしあんまり強力過ぎる物、動物に使いにくそうな物、既出の物はNGな
不安なら、投下時は仮投下にするといい

395 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/28(土) 00:39:35 ID:TWBJYRUZ
>>392
そうじゃなかったら誰が決めるんだよw
決まりがある部分についてはテンプレとwikiに書いてある、あとは常識の範囲で。
ちなみに無理に決めず、次以降の書き手に任せることにして支給品には触れないのもOK。
というかネタがないならそうした方が無難。

つか、その辺も把握せずに予約したんだとしたらかなり無謀だぞ。
リレー小説の書き手になるってのは責任を負うことでもあるんだから、
最低限のことは頭に入れて、確実にできると思ったら予約するのが普通。

396 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/28(土) 00:44:25 ID:Ry6WxqEX
何だか「はじめてのおつかい」を見てる気分になってきた……
不安だけども応援してるぜ

397 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/28(土) 01:05:46 ID:ZvlBbh20
助言ありがとうございます
本当に助かります。
皆さん優しい人ばかりで良かったです。では頑張って話を考えてきます。

398 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/28(土) 01:18:42 ID:1AeORxdV
普通は話(プロット)を考えてから予約するものなんだが……

399 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/28(土) 01:38:22 ID:TWBJYRUZ
話 も 考 え て な か っ た の か

あー、うん、えーと、
予約ってのは「話は考えたけど書いてる間に誰かに先を越されると書いたのが無駄になる」、
という時にするもんであってだな…

…つか、知識がないとか進行が芳しくないとかは書かないことを勧める。
こいつ大丈夫か?という不信感をスレ住人に抱かせるから。
いや、ぶっちゃけ既に皆すげー不安になってると思うけど。
とりあえず挽回できるように頑張れ。

400 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/28(土) 02:03:05 ID:Ry6WxqEX
スタンスまとめ

【対主催】
モロ、ツネ次郎、ピカチュウ、メレオロン、ぼのぼの、ボニー、イギー、シロ、カエル、ニャース、楽俊、アマテラス、ギロロ、僕っ娘、キラーパンサー、オカリナ、ザフィーラ

【中立、未定】
ムックル、ケロロ、まん丸、ケットシー、グレッグル、アライグマ

【マーダー】
クロコダイン、赤カブト、ペット・ショップ(無差別)、てゐ(ステルス)、シエラ(奉仕)

間違いがあったらごめん
あと僕っ娘についてのツッコミは認める

401 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/28(土) 02:11:40 ID:Ry6WxqEX
>>400を訂正、てゐは扇動マーダーでした

しかし対主催が多いものの、マーダーがどいつもこいつも強力だな……

402 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/28(土) 03:16:10 ID:x3VL4s36
>>386
にょういずみにょうさん乙
それと>>400
あれ?赤カブトって言い方悪いけど
馬鹿でかい熊ってだけなのになんか強そうに見える…

403 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/28(土) 07:36:19 ID:nRSbH99R
コマによっては10メートル以上にも見える熊だからな

404 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/28(土) 09:33:01 ID:oD1cYtRn
自分の影武者用意する策士だしな

405 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/28(土) 10:39:15 ID:Hdwph4vm
大将とどっちが大きいのかな

コミックス読み直したら、ぼのぼの世界って文字あるのな

406 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/28(土) 13:16:49 ID:wdqxfcNi
>>400
ちょwwwww僕っ娘wwwwwwwwwwwwwwww

407 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/28(土) 14:18:28 ID:wdqxfcNi
【死亡確認者・場所一覧表】
見せしめ                  シマリス
深夜 A-6 駅前             アルフ
深夜 C-1 南部の森          タヌ太郎

【確定参加者・場所・時間別一覧表】
深夜 A-2 遊園地出入り口付近   ボニー
深夜 A-6 駅前             赤カブト
深夜 B-4 博物館内          ユーノ、ギロロ
深夜 B-5 森               カエル、グレッグル
深夜 B-6 崖上             ペット・ショップ
深夜 B-7 北西             アライグマ
深夜 C-1 廃村             イギー
深夜 C-1 南部の森          クロコダイン 
深夜 C-4  森              ぼのぼの、てゐ
深夜 C-5 崖下             シロ   
深夜 C-6  泉の傍            モロ、ムックル
深夜 C-6  森               ツネ次郎
深夜 C-6 ログハウス前       ケットシー
深夜 D-4  電波塔            ピカチュウ、ケロロ
深夜 D-4  電波塔入口        キラーパンサー、オカリナ
深夜 D-5 北西の崖下        楽俊、ニャース、アマテラス
深夜 E-2 城              シエラ
深夜 E-2 線路付近          ザフィーラ
深夜 E-3  墓地             メレオロン、まん丸

408 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/28(土) 14:19:01 ID:wdqxfcNi
EFの砂漠地帯とGの雪原地帯に誰も来ないなw

409 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/28(土) 14:20:56 ID:wdqxfcNi
ん?あれ……

C-4に森ないよね? 平原のミスかな?かな?

410 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/28(土) 15:15:03 ID:15WZMrLf
>>402
人食い熊軍団を率いるカリスマ性とその軍団を見事に操る統率力に
長年、百戦錬磨な猟師とガチでやってきた経験
さらに策略眼もあり、性格は冷酷で非情
脳髄やられて巨大化したことにより化け物じみた攻撃力と
『あれ?猟銃で撃たれても平気じゃね?』と幻想を抱かせる耐久性
さらに今ロワじゃ脳髄の痛みも癒えてるみたいで気も狂ってないしな…

411 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/28(土) 15:22:27 ID:Hdwph4vm
大神の赤カブトのモデルって、銀の赤カブトなんだっけか。

412 : ◆w2G/OW/em6 :2008/06/28(土) 20:08:23 ID:Ry6WxqEX
ヨッシー、イカルゴをG―6水族館で予約します

413 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/28(土) 22:20:58 ID:wdqxfcNi
予約まとめ
◆VgiTQ6FNm6  ミュウツー、チョッパー   7/1(火)まで
◆w2G/OW/em6  ヨッシー、イカルゴ     7/3(木)まで

一話目なし 13匹
○クズリの父/○ヒグマの大将/○アライグマの父/○銀/○オーボウ/○ラルク/
○夜叉猿/○ウマゴン/○パスカル/○ホロ/○コロマル/○風雲再起/
○クロ

414 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/29(日) 12:38:26 ID:hjQSaqXa
狼と香辛料把握したいんだけど、アニメでおk?

415 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/29(日) 13:23:38 ID:xShGGNMn
用語集追加してみた

僕っ娘はいい文句が思い付かなかったんでやってない

416 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/29(日) 13:28:05 ID:OfZ3GqO1
始まったばかりで用語も何もあったもんじゃないと思うがな

417 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/29(日) 13:38:26 ID:xShGGNMn
まあ、確かに

418 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/29(日) 17:14:36 ID:8+HhvOSB
学校って用語じゃなくね?

419 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/29(日) 17:24:51 ID:uf3y5q7G
むしろ【給食室】だな

他に無理に探そうと思えば……
【イエアウイゴナメイクイット!】ぐらい?

420 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/29(日) 17:44:55 ID:0WOyC8l8
>>414

把握のしやすさからアニメでいいと思う。

俺も把握しようと思ってIPODに入れようとしたら壊れて\(^o^)/

421 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/29(日) 21:04:44 ID:/xi8tl6Y
ところでwikiの名簿でユーノの外見がイタチになってるんだがw
僕っ娘の外見はイタチじゃなくてオコジョだぜ?

422 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/29(日) 21:26:41 ID:hjQSaqXa
じゃあ、直しておこうぜ
赤カブトもヒグマになってたし

423 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/29(日) 21:27:30 ID:hjQSaqXa
>>420
d

424 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/29(日) 21:56:59 ID:7LVfdfhE
>>421
僕っ娘はフェレットなんだが……

あと相談なんだが、用語集に僕っ娘を追加したいが事情でウィキ編集ができないんだ
ここに書いたら誰か載せてくれるかな?

425 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/29(日) 22:08:27 ID:hjQSaqXa
やってもいいよ

426 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/29(日) 22:24:37 ID:OfZ3GqO1
用語集ってのは、もっとロワが進んで、特色みたいなのが出来てからするもんだと思ってたけどな
他のロワでこんな序盤から用語集作ってるとこないだろ

427 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/29(日) 22:25:36 ID:7LVfdfhE
ではお願いしていいかな?

【僕っ娘】

ユーノの異名。
彼の初登場話が投下された時、とある人の「ユーノって僕っ娘だったんですね」と勘違い発言をしたのがきっかけ。
元々各所で「淫獣」と呼ばれネタにされていたこともあって、あっという間に定着してしまった。
本当にヒロインポジションになってしまうのか、彼の今後に期待である。

428 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/29(日) 22:50:50 ID:10eePDhb
つーかそもそもなぜ名簿でスクライアの名前がないのか(ry


……これは書けという暗示か、そうなんだな

429 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/29(日) 22:51:40 ID:hjQSaqXa
悪い。この時間、wiki編集するとエラーになるっぽい。
俺だけかなあ…

用語集は施設の設定系の整理にも使えるから、今から編集しておいてもいいと思うけどな

430 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/29(日) 22:52:38 ID:hjQSaqXa
ユーノの詳細ではスクライア付けといたぞ

431 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/29(日) 22:55:46 ID:uf3y5q7G
>>429
つーか近頃wikiはやたらエラーを起こす。
諦めないで編集し続けるのはどうだろうか。


ところで聞きたいことがあるんだが参加者にアームターミナル(腕に付けるコンピューター)を扱えそうな奴居る?

432 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/29(日) 23:00:11 ID:hjQSaqXa
使い方を知ってるという意味?
それとも使える器用さ(手)があるということ?
後者なら、人間形態許されているザフィーラ、てゐ、ホロ、あとピカチュウ持ってる
薬を服用すれば誰でも。あとはニャースか。
前者だと、なのは勢とかケロロ勢…意外とミュウツーも知ってそうだな

433 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/29(日) 23:04:27 ID:kyN9DTig
ニャースは使い方しってるぞ。
二本アームの機械ばかり触ってるが、まともな機械もいじれる。
ミュウツーは逆襲のあの機械をいじれそうだし、たぶん可能。
あとヨッシー。パーティなんかで機械はよくいじってる。

シロも可能っちゃあ可能。万能犬ですから。

434 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/29(日) 23:13:23 ID:8+HhvOSB
ピカチュウのは薬じゃなくて銃だwwwwwww

435 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/30(月) 00:29:52 ID:e4FO8joN
クズリ父書きたいが13、14巻のみの知識で大丈夫かなあ

436 : ◆Tgv.obtSQA :2008/06/30(月) 01:24:22 ID:xC0IaSWb
オーボウとラルクをG-7教会で予約します。
力不足かもしれませんが、何とか頑張ってみます。

437 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/30(月) 07:59:26 ID:0BJkCV8Q
>>435
いいと思うよ
ぼのぼのは大してキャラが変わらんと思うし


438 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/30(月) 10:58:27 ID:nVU1giv4
それ以降にあった大きなことといえばシャチの長老がお亡くなりになった・アライグマくんが旅に出たくらいだろうか
不安ならwikiとかで確認してみたらいいかも

439 : ◆hW6N.Nhap2 :2008/06/30(月) 19:36:37 ID:WVWmVAej
それではクズリの父とウマゴンをE-7刑務所で予約します。
ところでぼのぼのキャラって砂漠知ってますかね?

440 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/30(月) 20:12:39 ID:E4za8h/T
プレーリードッグくんが砂漠に住んでるから、ぼのぼの世界に砂漠はあるよ
岩石砂漠だけど

441 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/30(月) 22:47:37 ID:WVWmVAej
予約まとめ
◆VgiTQ6FNm6  ミュウツー、チョッパー          7/1(火) 19:00まで
◆w2G/OW/em6  ヨッシー、イカルゴ    G-6水族館 7/3(木) 20:00まで
◆Tgv.obtSQA   オーボウ、ラルク     G-7教会   7/5(土) 1:00まで
◆hW6N.Nhap2   クズリの父、ウマゴン  E-7刑務所 7/5(土) 20:00まで

一話目なし 9匹
○ヒグマの大将/○アライグマの父/○銀/○夜叉猿/○パスカル/○ホロ/
○コロマル/○風雲再起/○クロ


442 : ◆h6cx7DWv6s :2008/07/01(火) 18:05:10 ID:jM/nZ/Cy
>>439です。鳥ミスってました^o^

443 : ◆hW6N.Nhap2 :2008/07/01(火) 18:05:34 ID:jM/nZ/Cy
確認。

444 : ◆VgiTQ6FNm6 :2008/07/01(火) 18:14:36 ID:GmmsKd0s
もう少し時間が欲しいのでミュウツー、チョッパー延長します。


445 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/01(火) 18:53:48 ID:mMuOtw0G
納得のいくまでやるのはいいことだ

446 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/01(火) 20:48:08 ID:kPhJNWMe
>>444

キャラの出現場所は決めてる?

447 : ◆VgiTQ6FNm6 :2008/07/01(火) 21:14:51 ID:GmmsKd0s
はい、チョッパーA-5はの大学、ミュウツーはA-6の研究所です。

448 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/01(火) 21:24:38 ID:E/jBIQ8V
なんだ、距離がかなり離――

449 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/01(火) 21:27:17 ID:W065ibey
ミュウツーってテレポートはありなのかな?
制限かかってるだろうけど、何mくらいまでだろう

450 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/01(火) 21:42:49 ID:mMuOtw0G
オーフェンみたく、声の届く範囲でいいんじゃね?
オーフェンのは擬似空間転移だけど

てか、ミュウツーってテレポート使ってたっけ?
あ、技マシンか

451 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/01(火) 21:54:14 ID:jM/nZ/Cy
まさか某オリロワの某SSみたいにそれぞれ独立した話になってるなんてことは……

452 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/01(火) 21:55:39 ID:GmmsKd0s
地図って一マス何メートルだったっけ

453 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/01(火) 22:04:29 ID:W065ibey
自分は1km四方だと思ってた

454 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/01(火) 22:06:10 ID:7aR2zBFS
電話などでの会話の可能性もあるな

455 : ◆VgiTQ6FNm6 :2008/07/01(火) 22:15:13 ID:GmmsKd0s
ミュウツーの研究所はあくまでも目覚めた場所です。

456 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/01(火) 22:35:35 ID:W065ibey
まあ、あんまり深く考えても読む時の楽しみがなくなるぜ
とりあえず投下を待たないか?

457 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 08:45:15 ID:4PJkn+Sh
>>450
アニメだと使ってた記憶がある

458 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 10:46:12 ID:ijTza9aV
そういやハーメルンってアニメ化してたよな
オーボウとオカリナの把握、アニメでも大丈夫?

459 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 10:58:33 ID:EqSwXGpO
だいぶ内容が違うらしいからやめたほうがいいと思うぞ

460 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 11:54:20 ID:lXhvetkf
ぼのぼのの舞台って北アメリカなんだな

461 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 12:09:49 ID:WbYa7F5/
ビーバーとかアライグマとかいるもんな

462 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 12:10:11 ID:WbYa7F5/
でも良く考えたら使ってる言語日本語だよねwwwwwwwwww

463 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 12:35:11 ID:yUNaZ+Rv
そもそも人間の言葉かどうか

464 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 14:18:18 ID:EqOGfMJx
>>458
漫画とアニメではストーリーがかなり異なる
漫画と違ってシリアスに話が進むというのもあるし

ただ、キャラの性格なんかは大体同じ(ギャグが無い事を除けば)だったと思う

465 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 14:30:08 ID:ijTza9aV
>>459>>464
なるほどありがとう
近所の古本屋にハーメルンがなくてだな……
一応アニメのほうで把握してみるが、原作も読んだほうがよさそうだな

466 : ◆h6cx7DWv6s :2008/07/02(水) 14:34:11 ID:WbYa7F5/
クズリの父とウマゴン投下します。

467 :クズリくんのお父さんとコウマくん ◆h6cx7DWv6s :2008/07/02(水) 14:36:00 ID:WbYa7F5/
小さな窓から入り込む月明かりがとぼとぼ歩く一匹の仔馬を照らした。
つけられた名をウマゴン、正式名称はシュナイダーと言う。
そして彼は本当の馬ではなく、魔界から地球に来て王の座を争う戦いに身をおいていた百匹の魔物の子のうちの一匹なのだ。

だが魔物とはいえど、元来より凶暴な気質など持ち合わせていない彼は目の前で死んだリスの魔物やキュウビと名乗る強大な魔物、そして食物連鎖などとは違う殺し合いの世界にすっかり身が縮こまっていた。
おまけにここは小さな刑務所、時間帯は深夜。外を見れば砂漠が広がっている。
この光景だけでもウマゴンの心を脅かすに十分なものとなっていた。

せめて配られた荷物を調べて地図や名簿、食料とかの確認だけでもしたかったが、彼の蹄ではデイパックを開くことすらできない。
途方にくれたウマゴンはせめて朝が来るまで隠れていようと隠れる場所を探すことにした。
そして適当な部屋を求めて角を曲がった、その時だった。

「メ゛ッ!!」
足元にあった何かが急にピンと張り、それに躓いたウマゴンが盛大に転ぶ。
そこに何者かがのしかかり、前足を押さえつけた。

「よーしそのままそのまま。少しばかりワタシの話を聞いてくれるか?」
大人の男のような声。人語を理解しているということはこれも魔物なのか。
焦るウマゴンは手足をじたばたさせてもがくが動きにくいようになってる所を上手く押さえてるのか逃げ出すことが出来ない。

468 :クズリくんのお父さんとコウマくん ◆h6cx7DWv6s :2008/07/02(水) 14:37:02 ID:WbYa7F5/
「何も取って食おうってわけじゃないさ。この……殺し合いに乗ってるかどうかを聞きたいだけだ」
ウマゴンはメルメル鳴きながらも必死に首を左右に振った。
魔物から言葉は返ってこなかったが、その様子に危険性が無いことを感じとったのかウマゴンはすぐに解放された。

「それなら良いんだ。手荒な真似をして悪かったなウマのボーズ。ワタシはクズリ、とある森に住んでる大人さ」





クズリと名乗ったイタチっぽい魔物とお互いに害を与える意志が無いことを示したあと、ウマゴンは彼に荷物を開いて貰っていた。

「これがメイボって奴か。ふむふむ、あの子ら以外にも大将達までいるじゃないか。ボーズの方はどうだ?」
「メルメル……」
首を振る。名簿を隈なく探したものの、自分の知っている名前はそこには見つからなかった。
「そうか、そりゃ不幸中の幸いだな」
次にクズリは地図を取り出し、それを不思議そうに眺めていた。
「随分広い所だ……それにしてもこのケームショってのは何なんだ? この洞窟の名前かねぇ」
その刑務所の意味するところを知っているウマゴンはなけなしの知識を示さんとばかりに胸を張って説明しようとしたが、
ひとしきりメルメル鳴いてクズリに変な顔をされたところで自分が喋れないことに気付いて落胆した。

「あと配られた変なモノだが、ワタシのものにはカベホチという不思議な石と……こりゃダムダム草じゃないか。案外突き出せば危ない奴から逃げられるかもしれんけど……ところでボーズはどうだった?」
開いたデイパックにウマゴンは顔を突っ込み、三つの物体を引き出した。
一つ目は小さな忍刀。やはり刀のこともクズリは知らなかったらしいが、武器としてつかえそうなことは理解したようだった。
次にカード。これもまたクズリは知らなかったもののすぐに使い方を理解した。
そして三つ目は不思議なキノコで、食べるとほんの数秒間巨大化できるのだという。
とりあえずウマゴンにはつかえない刀とカードはクズリに渡しておいた。

469 :クズリくんのお父さんとコウマくん ◆h6cx7DWv6s :2008/07/02(水) 14:37:46 ID:WbYa7F5/
それからクズリはウマゴンに一つの提案を申し出た。
「ひとまずワタシは知り合いや子供達を探したいと思っている。昼になれば容易に砂漠を渡れなくなるだろうから夜の内に砂漠を抜けたい。
……そこでボーズ。お前さんには二つ選択肢がある。一つはこのままワタシについてくる選択肢だ。
そしてもう一つはこのままこの洞窟に残る選択肢。言ったとおり昼になれば砂漠を移動するのは難しくなるから、そう簡単に外敵は来れまい。なに、残るというのならさっきのアイテムは返すよ。
さてどうする……おっと!?」
全てを聞かずにウマゴンはクズリの前に歩み出た。思わず少し怯んだクズリを振り返り先程までとは違う勇ましげな鳴き声を放つ。

「それは……ワタシについてくるということか? 危険な奴に会うことになるかもしれないが、大丈夫か?」
「メルッ!」
そんなのは当然だ、早く行こうとばかりに蹄で地面を叩く。
ウマゴンの決意を促したのはやはり心細さから解放されたということによるものが強かった。
もとの調子を取り戻し始めていたウマゴンはクズリの話を聞き彼の知人達を助ける手伝いをしたくなったのだ。
冷静のように見えるものの、あの殺されたリスを知っていたというからには彼には不安が募っているはずだ。

「……分かったよ。だがどうしても危険になった時は構わず逃げて構わない。
それじゃあ出ようか、えーと……」
「メル、メルメル!(あ、ぼくシュナイダーだよ!)」
「ウマゴン、だよな? あの名簿の中でボーズらしい名前といえばこれだと思ってたんだ」

「メルメルメ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」

470 :クズリくんのお父さんとコウマくん ◆h6cx7DWv6s :2008/07/02(水) 14:38:10 ID:WbYa7F5/
【ウマゴン@金色のガッシュ】
【状態】:健康
【装備】:なし
【所持品】:支給品一式、巨大キノコ@スーパーマリオシリーズ(New)
【思考】
基本:殺し合いから脱出
1:夜の内に砂漠を抜ける
2:クズリの知人を探す手伝いをする

【クズリの父@ぼのぼの】
【状態】:健康
【装備】:なし
【所持品】:支給品一式、忍刀@忍ペンまん丸、
グリードアイランドカード(初心、追跡、神眼)@HUNTER×HUNTER
巨大キノコ@スーパーマリオシリーズ(New)、
カベホチ@MOTHER3、ダムダム草@ぼのぼの
【思考】
基本:殺し合いから脱出
1:夜の内に砂漠を抜ける
2:ぼのぼの、アライグマ、アライグマの父、ヒグマの大将を探す


【グリードアイランドカード@HUNTER×HUNTER】
グリードアイランドの島で使われているカード。
使用するときは「(カード名)、使用!対象、(対象者の名前)」を
叫ぶことで発動する。カードによって様々な効果がある。本来のものと効果が違うものも。

<初心(デパーチャー)>
対象を最初に召還された場所へ飛ばす。
<追跡(トレース)>
対象1名の現在位置を、使用者が死亡するか24時間経過するまで常に名簿の裏に載り続ける。
<神眼(ゴッドアイ)>
使用すると名簿に全ての支給品の効果と所有者が、使用者が死亡するか
24時間経過するまで常に名簿の裏に載り続ける。


471 :クズリくんのお父さんとコウマくん ◆h6cx7DWv6s :2008/07/02(水) 14:38:51 ID:WbYa7F5/
【巨大キノコ@スーパーマリオシリーズ(New)】
普通のスーパーキノコよりもかなりでかいキノコ。
食べるとほんの数秒だけだが、10倍もの大きさに変身できる。

【カベホチ@MOTHER3】
ダスター愛用のドロボーグッズ。相手に刺すと動きを封じることが出来る。
このロワでは成功率と効果時間が低くなっている。

【ダムダム草@ぼのぼの】
ものすごくマズイ草。ポポスくんのお父さんの大好物。
あまりのマズさに何故か食べたくなってしまう。


472 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 14:39:46 ID:WbYa7F5/
投下終了です。

【E-7/刑務所/1日目/深夜】
これを忘れてました。クズリの父書きにくいっす…

473 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 14:43:28 ID:WbYa7F5/
>おまけにここは小さな刑務所、時間帯は深夜。外を見れば砂漠が広がっている。

>おまけにここは小さな刑務所、古いものなのかところどころに蔦が見える。そして時間帯は深夜で、おまけに外を見れば砂漠が広がっている。

に修正します。クズリの父が使ったワナはこのツタを利用したものということで…

474 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 14:48:19 ID:ijTza9aV
投下乙!クズリ父はよく知らないけど頼りになる大人っぽいな
そしてウマゴンはやっぱり本名分かってもらえないのか……w
少し気になったけど、首輪の作用で喋れない動物でも意思は通じるんじゃなかったっけ?
ウマゴンの名前は正確に翻訳しないでほしいけど

475 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 14:55:22 ID:WbYa7F5/
喋れないけど言わんとしてることはどことなく理解してる、といった感じで描写してます。
原作もそんな感じでしたし。

476 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 15:01:14 ID:ijTza9aV
>>475
なるほど、理解しました
あとウマゴンは、本人支給で魔本があるんじゃなかったっけ?

477 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 16:54:11 ID:WbYa7F5/
あ、追加忘れてました

478 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 17:47:32 ID:zh5uIJt3
投下乙
クズリ父がなんか企んでやしないか、ドキドキだぜw
このロワじゃ貴重な頭脳系だし。
グリカーが今回のレーダーの代わりだね。

そういや、結局オリジナル言語喋ったのムックルだけか

479 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 18:55:31 ID:zh5uIJt3
ガッシュは知らないから抜いたんだが、ウマゴンって作中で訳がつくのか?

480 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 18:59:06 ID:WbYa7F5/
つかない

481 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 19:32:34 ID:yUNaZ+Rv
まれにつくときもある
でもたいていの場合は「メル」+ボディランゲージだな

482 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 22:38:17 ID:yUNaZ+Rv
投下乙です
臆病な時期のウマゴンかな。なんかほのぼのしてて良いなあ
グズリ父の垣間見える強かさも良し

ウマゴンは縄に魔本をくくり付けていて、
それを外したりしていた気がするんだが
やっぱ、デイバッグはチャック式とかで相性が悪いんだろうか

483 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 22:48:08 ID:0lrfQyjU
やっぱウマゴンはロワでもウマゴンと呼ばれ続けるんだなw
まあ名簿だってウマゴンだし、心の通じるパートナーでもウマゴンのままだったしなww
無事誰かに本読んでもらって活躍できるといいけど…

クズリ父は原作未見なので、周りの評価からウマゴン大丈夫なのかか心配だったけど
なかなか頼りになりそうな人だな。ちょっと驚いた

484 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 01:09:53 ID:ocAv3DoQ
名簿的にはウマゴンの方が淫獣より不幸なのか?w

あと、支給品のグリードアイランドカード、特に神眼(ゴッドアイ)。
某警視みたいな考察系に渡ったらヤバすぎるwww

485 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 01:34:18 ID:dwtVLkZG
居るなあ、考察系
クズリも頭脳派だけど、奸計とかそっちなんだよなあ。イメージ的に

486 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 05:34:19 ID:ocAv3DoQ
やっぱり、神眼(ゴッドアイ)にもう少し制限掛けられないかな。例えば
「全て」の支給品の効果と所有者の所を数個、あるいは数名にするとか、
24時間経過を6時間か12時間にするとか。
原作知らないから何とも言えないけど、どうにかならないものか。

487 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 08:17:20 ID:dwtVLkZG
アイテムは初期支給品のみの情報か、それ+支給品の現在位置のみ(所有者の名前なし)でどう?
時間制限もありだと思う。一回一時間で、使ったら六時間は使えない
でも、カードは使うと消えちまうんだっけか

元々、表示はA-5とか、漠然としたものなんだろうけど。

488 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 12:51:41 ID:5xzcWnzK
アイテム説明の部分は実際の作品の効果だけを書いといて、
制限については使用した話任せにしたらどうだろう。

489 : ◆h6cx7DWv6s :2008/07/03(木) 12:56:37 ID:/y75PxzZ
とりあえず制限を、
支給品全て→10個にしようと思います。

490 : ◆w2G/OW/em6 :2008/07/03(木) 18:31:56 ID:5SPgvcmv
すみません、予約の延長をお願いします……
あと質問ですが、ヨッシーの一度の食事量ってどれくらいでしょうか?
常識外れな量なら、展開上そっちも制限しないといけないので

491 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 18:52:50 ID:/y75PxzZ
ニコでは自分に支給されたのを平らげて霊夢のにも手を出そうとしてたんだっけ?

492 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 19:00:19 ID:5efoDlUC
任天堂だと支給されたの全部食ってごきげんなキノコに手を出したな

493 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 19:11:16 ID:5efoDlUC
……おげんきなキノコだっけ?
忘れた

494 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 19:11:22 ID:66gTx+NO
ムックルといい勝負だな…

495 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 19:53:05 ID:ojEZHPOs
ヨッシーストーリーの幸せ度で考えるなら果物30個分。

496 : ◆w2G/OW/em6 :2008/07/03(木) 20:00:18 ID:5SPgvcmv
>>491-495
意見ありがとうございます
重ね重ね延長すみません……明日には投下と思うので

497 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 21:47:04 ID:MplwQ4hx
了解しました。お待ちしてます。
ところで延長って何日でしたっけ

498 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 21:57:50 ID:iuj99Zsx
三日ですね。
予約まとめも更新。

◆VgiTQ6FNm6  ミュウツー、チョッパー          7/4(金) 19:00まで
◆w2G/OW/em6  ヨッシー、イカルゴ    G-6水族館 7/6(日) 20:00まで
◆Tgv.obtSQA   オーボウ、ラルク     G-7教会   7/5(土) 1:00まで
◆hW6N.Nhap2   クズリの父、ウマゴン  E-7刑務所 7/5(土) 20:00まで

一話目なし 9匹
○ヒグマの大将/○アライグマの父/○銀/○夜叉猿/○パスカル/○ホロ/
○コロマル/○風雲再起/○クロ

499 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 21:58:31 ID:66gTx+NO
クズリ、あがってるぞー

500 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 21:58:55 ID:iuj99Zsx
下げ忘れorz

501 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 21:59:56 ID:iuj99Zsx
>>499
あはは、やっちまったよーorz

502 : ◆EMOQZrE4lI :2008/07/03(木) 23:04:41 ID:T9of53r4
ホロを予約します。 場所はA-5の草原。

503 : ◆EMOQZrE4lI :2008/07/03(木) 23:09:05 ID:T9of53r4
ところで、前にぼのてゐ組を書いたんだけど、いまさら修正ってアリかな?
いや自分の出した支給品が重要なフラグを持っていてそれを増やすだけなんだけど…

504 : ◆EMOQZrE4lI :2008/07/03(木) 23:17:24 ID:T9of53r4
>>おかげでこのいらない石とキメラのつばさという便利な移動手段を二つも手に入れた。

おかげでこのいらない石とキメラのつばさという便利な移動手段を三つも手に入れた。

てゐの支給品をキメラのつばさ×3に修正

なんというか誠に身勝手で申し訳ない。

みなさんの許可が降りればWikiの編集をしておきます。

505 : ◆EMOQZrE4lI :2008/07/03(木) 23:18:02 ID:T9of53r4
>>おかげでこのいらない石とキメラのつばさという便利な移動手段を二つも手に入れた。

おかげでこのいらない石とキメラのつばさという便利な移動手段を三つも手に入れた。

てゐの支給品をキメラのつばさ×3に修正

なんというか真に身勝手で申し訳ない。

みなさんの許可が降りればWikiの編集をしておきます。

506 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 23:22:40 ID:66gTx+NO
いいと思いますよ

507 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/04(金) 12:12:56 ID:qWjZQEDo
勘違いでなければいいんだが…
ドラクエ5のキメラの翼って直前に訪れた町や城に移動するんじゃなかったか?

508 : ◆w2G/OW/em6 :2008/07/04(金) 16:29:56 ID:28CWIGK9
延長すみませんでした
事情で本スレに書き込めない為、仮投下スレにイカルゴ、ヨッシーを投下させていただきます

509 : ◆w2G/OW/em6 :2008/07/04(金) 16:36:28 ID:28CWIGK9
イカルゴ、ヨッシー投下終了しました。

510 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/04(金) 17:01:38 ID:8iBl6hYg
乙です。代理投下してみます

511 :おさかな天国?(代理投下):2008/07/04(金) 17:01:59 ID:8iBl6hYg
「へっくし!」

周囲の急な温度の変化に、思わずくしゃみが出る。
ぼくの名前はヨッシー。よく緑のトカゲとか言われるけど、これでも立派な恐竜だ。
あのキュウビという狐の前からぼくがワープさせられた先は、雪野原のど真ん中だった。

「うう……寒い寒い……」

辺りを見回すと、近くに建物らしい影が見えたのでそっちに向かって小走りで走り出す。
恐竜とはいえども一応爬虫類なわけであって……正直、寒さにはあんまり強くない。
さすがに冬眠とかすることはないけど……

寒さに震えながら建物に入る。
辺りに誰もいない事を確認すると、ぼくは今後の事を考えることにした。

もちろん、殺し合いなんて最初っからするつもりはない。
マリオ達と一緒にクッパを倒した時のように、他の参加者と力を合わせてキュウビを倒す。
こんな殺し合いを無理矢理やらせるような悪い奴を放っておくことなんてできない。
あのリスの子みたいに殺される危険はあるけど……危険なんて、今までだってさんざんくぐり抜けてきたんだ。
だから今度だって、きっと大丈―――

グキュウゥゥゥ……



……大丈夫じゃないかもしれない、ちょっとだけそう思った。
まずは腹ごしらえをする為に、支給された荷物をあさる。

最初に取り出したのは名簿と地図。名簿は少し開いて中身を見たけど、知り合いはいないみたい。保留。
次に取り出したのは綺麗な緑の宝石、しかも四つも。一瞬メロンか何かの果物に見えたけど、宝石じゃ食べられない。これも保留。
お次は変な覆面マスク。額の所にアンテナみたいなV字型の飾りがついている。同じく保留。
その次はちっちゃい亀みたいな人形。妙に目がギョロっとしているのが気味悪い。やっぱり保留……


512 :おさかな天国?(代理投下):2008/07/04(金) 17:02:29 ID:8iBl6hYg
「ハズレばっかりだなぁ……食べ物は?」

最後に取り出したのは……待ち望んだ食べ物!
ただし量が少ない……味気なさそうなコッペパンが十数個。

「うう……足りない……」

一応食べたけど、まだお腹がグーグー鳴ってる。
これじゃあキュウビを倒す前に、ぼくが空腹で倒れちゃう……
何か……何か食べ物を探さないと……





目の前の巨大な水槽を、すばらしいフォルムを持った影が何匹も泳いでいる。

「ああ……やっぱいいなぁ……イカ」

おっと、思わず口に出しちまったぜ……まぁいっか、誰もいねーし。
俺の名はイカルゴ。
見た目はタコってよく言われるが、タコじゃない。残念ながらイカでもない。
キメラアントっつーちょっと特殊なアリの一種だ。
まあそんな事は、殺し合いじゃあなんの意味もないんだが……

いきなりこんな無茶苦茶な場所に放り込まれた俺だが、思考の方は割と落ち着いている。
元々キメラアントは弱肉強食な生活をしてたんだ。これくらいで慌てるようじゃ生きていけねーよ。
当面の目的は、この場からの脱出。可能なら打倒キュウビ。
ここに来る前に参加していた、キメラアントの王の打倒……その作戦が心配だ。
俺一人いなくなっても何とかなるかもしれないが、逃げたと思われたりしたら最悪だ。
信頼してくれたキルアを裏切ること、それだけは絶対にしたくない……キルア、心配してくれてるかな。

ちょっとイカの水槽から目を離し、支給された袋の中身を再確認。

まずは地図と名簿。ここは水族館だから、地図上ではG-6ということになる。
名簿には知り合いの名前が一つ。簡単に死ぬような奴でも、間違っても殺し合いに乗るような奴でもない。ひとまず安心だ。
支給された道具は……どっちかというとハズレ。
衝撃貝、とかいう変な貝殻に……何だよ、生きたままの魚って。
これは俺の外見への皮肉か?だいたい魚支給するなら何で水族館に行かせたんだよ?

さて、これからどうしようか?いつまでもここでイカ見てる訳にもいかねーし。
確かこの近くにはあるのは橋と、教会。あとは少し遠くにある遺跡か。
教会や遺跡には何かあるとは思わないし、ここは橋の向こうの広い島の方へ―――

513 :おさかな天国?(代理投下):2008/07/04(金) 17:02:49 ID:8iBl6hYg
ぬるっ


ん?何か変な感触。
何だろう、この……体に巻き付いてる赤い何かは……



ぺろんっ



奇妙な音と共に……視界が暗転した。





(うっ、やっぱり生は食べづらいな……でも逃がしちゃうのももったいないし……)

口の中いっぱいのタコがじたばた暴れるのを感じて、ぼくは顔をしかめた。
この建物が水族館だったのは本当に運がよかった。
水族館には魚―――つまり、食べ物がいっぱいあるんだ!
他の魚介類がちゃんと水槽にいる中、どうしてこのタコだけ通路にいたのかは謎だけど……まあいいいや、手間がはぶけたし。

それにしても……何だか調子がおかしい。
口が開かないというか、つっかえるというか……おかしいなぁ、いつもならこんなタコくらい丸呑みにできるのに。
体の部分でほとんど口がいっぱいだ。足の部分は大半がはみ出して、目の前でじたばたしている。

(どうしようかな、吐き出すのはもったいないし……きついけど丸呑みしてみようか……)

大変だとは思うけど、頑張れば何とか丸呑みできそうだ。
タコもさっきよりはぐったりしてきたみたいだし―――


ドスッ!

「ぐ、げほッ!?げほげほッ……!」

唐突に、首のあたりに強い衝撃。
思わずむせ返ってタコを吐き出す……な、何が?
むせながら顔をあげると、タコが通路の向こうに消えていくのが見えた。
もしかしてあのタコに殴られた……?それにしては痛かったけど。

「……ん?」

ふと、足元に何かが転がっているのに気付く。
これって……参加者用の荷物?





514 :おさかな天国?(代理投下):2008/07/04(金) 17:03:09 ID:8iBl6hYg
(な、な、な、な、な……何なんだ!?あの巨大トカゲ!?いきなり後ろから丸呑みにしやがって!)

何とかあのトカゲの口から逃げ出した後、俺は状況を理解するのに必死だった。
体が唾液まみれになってるが、そんなこと気にしてる場合じゃない。
今はアイツから遠ざかるので精一杯だ。

間違いない。あのトカゲは殺し合いに乗っている。
しかも『殺す』じゃなくて『食う』なんて手段を取ってる……話が通じる奴じゃない。
念での打撃も、ふいをついて攻撃した割には効いてなかった、念能力者の可能性もあるってことか?
早く他の参加者に危険だって知らせるか、いや……いっそ俺がここで殺すか?
だけど俺は直接的な攻撃は得意じゃないし……念能力は死体がないと使えない。

荷物も置きっ放しにしてきちまったし……さて、どうする―――?


【G−6/水族館入口付近/一日目/深夜】

【イカルゴ@HUNTER×HUNTER】
【状態】ヨッシーの唾液まみれ、混乱(小)
【装備】なし
【道具】なし
【思考】
基本:殺し合いから脱出、可能ならキュウビ打倒
0:トカゲ(ヨッシー)に対処、もしくは他の参加者に危険を知らせる。
1:橋へ向かう。
2:メレオロンと合流したい。
※原作25巻、宮殿突入直前からの参戦です。
※ヨッシーが殺し合いに乗っていると誤解しています。

515 :おさかな天国?(代理投下):2008/07/04(金) 17:03:39 ID:8iBl6hYg
「ふぅ……お腹いっぱい」

荷物の中にあった食糧を食べ終えて、ぼくは一息ついた。
きっとこの近くにいる別の参加者の物なんだろうけど……空腹には耐えられなかった。
早くこの荷物返してあげないと……いや、もしかして荷物に気づかずに忘れて行ったのかもしれない。
だとしたら大変だ。地図や時計も入っているんだし無いと困るだろう。

「にしても、さっきのタコは何だったのかな?……あ、もしかして支給品かも」

置いてあった荷物の中には、生きたままの魚がいた。
だとしたらあのタコは魚と一緒に支給されたのかもしれない。魚介類セットとか、そんな感じで。
よく見てみると荷物の中には、魚の他に何かの貝殻も入っていた。

「やっぱりそうなのかな……」

とりあえず、この荷物の持ち主を探そう。もしかしたらキュウビを倒すのに協力してくれるかもしれない。
食糧全部食べちゃったこと、ちゃんと謝らなきゃいけないな……
別にここはお魚いっぱいいるし……許してくれるかなぁ?




【G-6/水族館、イカの水槽前/一日目/深夜】
【ヨッシー@スーパーマリオシリーズ】
【状態】健康、腹八分目
【装備】なし
【道具】支給品一式(食糧なし)×2、幸せの四葉@聖剣伝説Legend of Mana、シュバルツの覆面@機動武勇伝Gガンダム
    サトルさん@忍ペンまん丸、ブリ(鮮度:生きてる)@金色のガッシュ、衝撃貝@ONE PIECE
【思考】
基本:キュウビを倒して、殺し合いから脱出する。
0:荷物の持ち主を探す。
1:殺し合いに乗っていない参加者と協力関係を結ぶ。
※イカルゴを参加者だと気づいていません。支給品、もしくは水族館のタコだと思っています。


【幸せの四葉@聖剣伝説Legend of Mana】
珠魅一族のエメラルド四姉妹の核。大粒のエメラルド。

【シュバルツの覆面@機動武勇伝Gガンダム】
シュバルツ・ブルーダーが着用している覆面マスク。
額の部分のV字の飾りは取り外し可能で、ブーメランとして使用できる。

【サトルさん@忍ペンまん丸】
念雅流の忍具・雲球が変化したもの。元はまん丸の持ち物。
空中に浮くことができるが、スピードはかなり遅い。

【ブリ@金色のガッシュ】
ガッシュ・ベルの大好物。出世魚としても有名。

【衝撃貝(インパクトダイアル)@ONE PIECE】
空島原産の特殊な貝。衝撃を自在に吸収・解放することが出来る。

516 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/04(金) 17:04:07 ID:8iBl6hYg
代理投下終了しました。
出世魚現るwwwwwwwwしかもいきなりヨッシーの手元とか大ピンチじゃねーかwwwwwwwww

517 : ◆Tgv.obtSQA :2008/07/04(金) 17:31:53 ID:NaO6snu6
ブリに死亡フラグが…。下手したら珠魅四姉妹も危なそうだ。
さすがのヨッシーも宝石は食べなかったけど、珠魅の核食べる奴が今まで居なかったわけじゃないからなーw

感想のついでに…。
多分間に合うとは思うのですが、もししくじって期限を越えてしまうのが心配なので
一応の延長申請をさせていただきます。
期限内に余裕を持って納められなくて申し訳ないです。

518 : ◆EMOQZrE4lI :2008/07/04(金) 19:01:17 ID:uaoK6RvT
W2氏、代理投下乙!

ヨッシーに制限かかってなかったらイカルゴ普通に食べられたなwwwwwww
こういう腹ぺこキャラが飢餓状態になったらどうなるんだろうか…

Wikiのぼのてゐ組を編集しました。
>>507 キメラの翼については避難所で後々話します。

>>517 期待してます!

519 : ◆EGv2prCtI. :2008/07/04(金) 19:01:43 ID:FaiqsmIv
◆VgiTQ6FNm6氏の予約延長の期限切れですので、
ミュウツー、パスカル、クロを予約します

520 : ◆VgiTQ6FNm6 :2008/07/04(金) 19:02:51 ID:/jz8TRqw
すいません、もう2時間ぐらい時間をください。あと少しで書き終わるんです。お願いします

521 : ◆TPKO6O3QOM :2008/07/04(金) 19:24:10 ID:moDfkV4O
>w2G氏
投下乙です。
ヨッシー、そりゃあマーダー認定されるわ。
オーボウとか、場合によっては食われますね。
ブリ、ここでもピンチwしかも、ここじゃ螺旋力覚醒なんてないからなあ…

アライグマの父・コロマルでB-1の温泉を予約します。

522 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/04(金) 19:32:08 ID:8iBl6hYg
ちょっとまて、アニ2のブリ螺旋力覚醒したのかよwwwwwwwwwww

523 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/04(金) 19:33:12 ID:8iBl6hYg
>>520
あと2時間で投下がなかったら……ジ・エンドだ……

524 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/04(金) 19:33:45 ID:28CWIGK9
>>522
覚醒したよ
しかも宿敵ガッシュに所持されてるのに、まだ食べられてないw

525 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/04(金) 19:34:38 ID:8iBl6hYg
螺旋力って何なんだ?ラガン見てないから分からないんだが
ブリごときですら覚醒できるようなもんなのかよwwww

526 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/04(金) 19:42:24 ID:FaW9oevu
アニ2って何?

527 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/04(金) 19:44:08 ID:8iBl6hYg
アニロワ2nd

528 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/04(金) 19:47:59 ID:FaW9oevu
何それ?

529 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/04(金) 19:48:43 ID:8iBl6hYg
ぐぐれ

530 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/04(金) 19:49:03 ID:FaiqsmIv
>>528
まずは『パロロワ』でググってみよう

531 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/04(金) 19:51:08 ID:FaW9oevu
そのアニロワ2ndってのは、知っておいた方がいいの?

532 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/04(金) 19:54:29 ID:FaiqsmIv
>>531
知っていれば何で盛り上がっているか分かる程度。
このロワには直接関係は無いので無理矢理知ろうとしなくてもおk

533 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/04(金) 19:55:10 ID:vyH3ofiN
知らなきゃ知らないでいい。
ブリを肴にした雑談に参加したいなら読んだらいい。
知らない話題なら無理に絡もうとせずに無視するなり、別の話題振るなりしなよ

534 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/04(金) 20:09:46 ID:9PiYWRd3
ブリだけに肴?

535 : ◆VgiTQ6FNm6 :2008/07/04(金) 20:58:02 ID:/jz8TRqw
ギリギリ間に合いました。
では初投下、行きます。

536 : ◆VgiTQ6FNm6 :2008/07/04(金) 21:00:54 ID:/jz8TRqw
ここは大学
本来ならば勉学に励む学生たちで大いに賑わっているのだが、
殺しあいの会場だからか、元よりだれもいないのか
今は何一つとして動く物は無い

否、一つだけ動く者がいた
キャンパスの教壇の上、それは腹を上下させていびきを立てていた。
タヌキの様な体にトナカイの様な角、体の半分ほどもある帽子
彼の名はトニートニー・チョッパー 
ヒトヒトの実の能力者であり、麦わら海賊団の船医でもある。

「んが〜」
誰もいないキャンパスにただいびきだけがこだまする。
「わたあめッ!」
意味不明の寝言と共にチョッパーは飛び起きた。
「うーん、ここはどこだ?
 確か俺はあいつの肉球に吹き飛ばされたはず…」
彼は突如現れた七武海バーソロミュー・くまの技により
共にいた仲間たちもろとも吹き飛ばされたはずだった
「あっ、そうだ、それで気がついたら変な所にいてキツネみたいなのに
 殺し合いをしろって、で、それをやめさせようとしたリスの首が…」
チョッパーはうつむき座り込む
キャンパスに沈黙が流れる
(あの時俺が止めに行ってればあのリスが死ぬ事はなかったかもしれない)
だが彼は止めに入るどころか声を上げることもできなかった。

537 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/04(金) 21:03:24 ID:28CWIGK9
支援

538 : ◆VgiTQ6FNm6 :2008/07/04(金) 21:04:29 ID:/jz8TRqw
怖かった、
自分が行動を起こすことで自分が死ぬかもしれない。
まだ死にたくない。
そんな感情が彼の中に湧き上がってきたのだ
(こんな時ルフィ達ならどうするだろう。
 きっと戦いを止めるために起こしているに違いない)
脳裏に仲間たちの顔が浮かび上がる。
ルフィ・ゾロ・ナミ・ウソップ・サンジ・ロビン・フランキー・ガイコツのおっちゃん・
スリラーバーグで出会ったみんな
そんなみんなにもう一度会いたい、けどその前に
「怖いけど…他の人と力を合わせてこの戦いを止めてみせる!」
そうだ、この戦いに反対している人だって大勢いるはずだ。
その人たちと力を合わせれば止めることができるかもしれない
立ち上がり顔を上げる。彼の恐怖は希望に変わりつつあった。

539 : ◆VgiTQ6FNm6 :2008/07/04(金) 21:09:12 ID:/jz8TRqw
そうだ、この戦いに反対している人だって大勢いるはずだ。
その人たちと力を合わせれば止めることができるかもしれない
立ち上がり顔を上げる。彼の恐怖は希望に変わりつつあった。
「あ、でも帰れたとしてもあいつ(くま)と戦わないといけないんだよな。」
どうしようと少し考えた結果



忘れることにした

その時、
「「「ドガーン」」」
「ふわぁぁっ!」
チョッパーは突如聞こえてきた轟音に驚き机の下に転がり込んだ
「ぅぅ、怖くない怖くない。今宣言したばかりじゃないか」
恐怖に震える足に力を込め音がしたほうへ走り出す。
戦いを止めるために

540 : ◆VgiTQ6FNm6 :2008/07/04(金) 21:13:45 ID:/jz8TRqw
キャンパスを飛び出し、廊下を走り、階段を降り外へ出る。
そこで目に飛び込んできたのは道にできたクレーターの様なくぼみだった。
「な、なんだ?」
慎重にくぼみに近づき中を覗き込む。
直径はチョッパーの身長よりも大きく、深さも結構あった。
特に意味もなく大きさを確認したあと道のわきの木に隠れ、目を凝らし辺りを見渡す。このくぼみを作った張本人がまだ近くにいるかもしれないからだ。
(そいつが戦いに乗っていたら大変だからな)
何度も自分の周りを見渡し動く者はいないかと探す。
しかし、いくら探してもそいつは見つからなかった。
(もうどこかへ行ったみたいだな)
そう思い、地面に腰を下ろしたときだった。

「そこのお前」
チョッパーの頭に威圧感の感のある声が響いた。
「うわぁっぁあ!だっ誰だ!どこにいるっ!」
突然のことに、驚き立ち上がろうとするチョッパー、だが腰が抜けて立つことができない。
仕方なく、座ったままで辺りを見渡す。しかし、どこにも人影は見当たらない
「ここだ、この建物の上だ。」
その言葉を聞き、大学の屋上を見上げる。
そこにいたのはチョッパーの見たことのない腹に紫の模様がある白い生き物だった。


541 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/04(金) 21:17:08 ID:moDfkV4O
支援

542 : ◆VgiTQ6FNm6 :2008/07/04(金) 21:18:52 ID:/jz8TRqw
(どうやらテレパシーは普通に使えるようだな)
一時間ほど前になる
人によって作られたポケモン、ミュウツーは研究所で目覚めた。
デイパックを開け、自分の現在位置、参加者の名前、その他の支給品を確認した彼はこの意味を持たない戦いを止めるために研究所の扉を自らが持つ超能力で吹き飛ばし外に出た。
その時妙な違和感を感じた。

(私の力が制限されている?)
原因は大体見当が付いていた。
この首輪だ。
「子リスの命を奪ったうえに力まで制限するのか!!」
私は怒った。
自分たちを集めたあの生き物に、
子リスを救えなかった自分に、
…だが幸いここには様々な機材がある。
高度な頭脳を持つものと首輪のサンプルがあればこれを外すことができるかもしれない。
(まずは自分に掛けられた制限について把握しなければ、その後高度な知能を持つものを集める。
あと弱い者たちも集めなければならないな)

そして大学まで飛び、自分が持つ力を一つ一つ試していたのだ。
(天候操作は不可能、他の力も弱くなっている。洗脳は…使う気がしない)
これではあの生き物を倒すことはできなさそうだな。
支給品もほとんどたよりにならなさそうだ。
彼の支給品はビンに入った金色の丸薬、CD、菓子の箱で作った人形だった。
ミュウツーが考えあぐねていると下方に一つの影を見つけた。
(あまり力はなさそうだが、とりあえず話しかけてみるか)
そうして今に至る

543 : ◆VgiTQ6FNm6 :2008/07/04(金) 21:24:27 ID:/jz8TRqw
親に見つかってしまってのでので投下途中ですが少しの間中断させていただきます。
ごめんなさい。復帰次第すぐに再開します


544 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/04(金) 21:36:12 ID:28CWIGK9
投下再開お待ちしてます

あと一つ気になったのですが、チョッパーはブルックの名前知ってますよー

545 : ◆VgiTQ6FNm6 :2008/07/04(金) 22:02:03 ID:/jz8TRqw
すいません、今親が怒っていてパソコンを使える状況じゃありません。なので明日親が外出したときに投下します。ごめんなさい、それまで待っていていただけるとうれしいです。どうかよろしくお願いします。

546 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/04(金) 22:39:55 ID:FaiqsmIv
>>545
…きみはロワ運営に不要な不和を生み出しているぞ。
きみの非効率的な投下方針に私はこれ以上つき合えない。

547 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/04(金) 22:45:35 ID:wU+O15eb
書き手としての最低限のマナーくらい学んでから出直して来い、カス
回線切って首釣って氏ね

548 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/04(金) 22:54:30 ID:gLWS8iVk
もうこんなゆとりがロワ企画に参加する時代なのか・・・
親に怒られる(笑)

マジレスすると予約したがってる書き手さんを押しのけてまで通す内容じゃないな
どうせ完成してないから言い訳して分割投下しようとしてるんだろ?

549 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/04(金) 22:55:47 ID:FaW9oevu
落ち着けよ
煽ってもしょうがないだろ

550 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/04(金) 22:57:34 ID:rnwxahtC
煽るようなことを言ったって何にもならん
むしろ事態が悪化する場合のほうが多いぞ

しかし、◆VgiTQ6FNm6氏ももう少し周りのことを考えてくれると嬉しいな
予約延長+その期間を過ぎても更に延長して、投下中に中断というのはどんな理由があれ褒められたことではない
リレー小説というのは共同作業だからね
パロロワ初挑戦なら色々とわからないこともあるとは思うが、だからこそ慎重にならないといけない
せめて予約期限内に完成させて投下するとか、最低限のことは守って欲しい

551 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/04(金) 23:00:19 ID:28CWIGK9
……とりあえず、煽りと猛毒は自重しよう
Vg氏、今回のあなたの予約は本来なら既に期限切れだったはずです
他に予約を希望して下さった方がいるのですから、これ以上待つ事はできません
きつい言い方かもしれませんが、今回は破棄をお願いしたいです

552 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/04(金) 23:12:23 ID:isvzC1fl
ルール上>>519氏にミュウツーの予約の権利があるから、>>536以降の投下は無効と見なしていいと思う。
519氏は>>520でのあと2時間の延長をという申請以降特に反応してないから、まあ黙認って事だとは思う。
でも、◆VgiTQ6FNm6氏はその二時間経った後も作品を投下しきれなかったのだから、>>520での申請すら守れなかった。
だからルール上は>>519氏に権利が移り、>>536からの作品は没扱いとされても仕方がないよ。
これで明日◆VgiTQ6FNm6氏のご両親が外出されるまで待つ事を認めたら、何の為の予約期限なのかが分からなくなる。
何より>>519氏はルールに従って正当に予約の権利を行使したんだ。
逆にルールに則って予約の権利を失った◆VgiTQ6FNm6氏より、>>519氏の方が予約を優先されるべきではないかな?
頑張って作品を書いた以上、何が何でも投下したい気持ちは分かる。
だからって期限を延長し、それを過ぎてなおも投下しようというのは頂けないよ。他の書き手は皆ルールを守っているんだから。
◆VgiTQ6FNm6氏には、この企画がリレー小説である事を認識して欲しい。
ここにはあなた以外にも書き手がいる。その一員になりたいなら、まずはここのルールをきちんと守ろう。

553 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/04(金) 23:21:55 ID:60BVepcI
初めてって事はしかたないよ。
って言うとやばいのかね?

554 : ◆VgiTQ6FNm6 :2008/07/04(金) 23:22:40 ID:/jz8TRqw
>>551わかりました、破棄させていただきます。
色々と迷惑かけてすいませんでした。軽率な行動は自重します。厨房は厨房らしく引っ込んでいます。
あと>>552 両親ではありません。
ご迷惑をおかけして本当にすいませんでした。ごめんなさい。

555 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/04(金) 23:27:43 ID:hof+bWP4
>◆VgiTQ6FNm6氏
既に何人かの方が指摘されていますし、以前自分でも申し上げましたが…

予約というのは、
「ストーリーは思い付いたけど完成前に先を越されて書いた分が無駄になる」
という事態を避けるための制度です。
あなたは話を思い付いていない内から予約していましたね。
これ自体が、本来であれば…ルール違反ではありませんが、マナー違反です。

話がまだ出来上がっていない内に予約するというのは、
考え付いた話を形にするのに思った以上に時間がかかり予約期限をオーバーするかもしれない、
最悪の場合は思い付かないまま終わってしまうかもしれないということでもあります。
当然ながら予約されているキャラは他の人には書けませんから、
本来の予約制度の用途に則って話を考えてから予約しようとした人に対してはアンフェアですし
もし予約破棄という結果になってしまった場合、
キャラを8日に渡って拘束し、ロワの進行を妨げたというだけの結果に終わってしまいます。

あなたは2chでのリレー小説に関しては初心者のようなので、
個人的には今回の見通しの甘さをあまり責め立てる気はありません。
が、リレー小説は皆で協力して作り上げるものです。
参加したいと思ってくれるのは嬉しいですが、できる限り企画にマイナスになることがないよう
責任を持ち、ルールを守って参加するというのが書き手になるための絶対条件です。
ロワ書き手にはあなた以外にも親御さんのPCを借りている未成年の方はいると思いますが、
皆、ロワの足を引っ張らないように自分がPCを使える時間などを考えた上で予約・投下を行っていると思いますよ。

今回の件で、あなたを信頼できなくなったという読み手・書き手は少なくないでしょう。
もし書き手として参加し続けたいという意思があるのでしたら、
まずは今回の失敗について、何がいけなかったのか、これからどうするべきか自分で考えてみて下さい。
破棄してほしいと要望している方もおられますが、私としては、あなたがどうしたいかをまず聞きたいです。
それをお聞きした結果、あなたの意に沿う結論を出せるかどうかはわかりませんが。

556 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/04(金) 23:27:48 ID:28CWIGK9
>>554
穏便に済ます事が出来てよかったです

これでミュウツーの予約権利は>>519氏に移るわけですが……
個人的に、もう一度予約宣言して下ると分かりやすくてありがたいと思います

557 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/04(金) 23:33:15 ID:hof+bWP4
うわ、すみません。破棄宣言出されていましたね。
リロードはこまめにしておくべきでした。
せっかく書いた作品を破棄するのは惜しいでしょうが、英断だと思います。
機会があれば、したらばの方などに続きを投下してみてはどうでしょう。

もし「皆と一緒にロワを書いてみたい」という気持ちがまだおありでしたら、
これからしばらくROMとしてスレやリレー小説の流れを見守り、感覚を掴んでみて下さい。
ルールを守って一緒に楽しめる書き手は歓迎ですから。

558 : ◆EGv2prCtI. :2008/07/04(金) 23:34:58 ID:FaiqsmIv
>>556
分かりました。
では正式にミュウツー、パスカル、クロを予約します

559 : ◆VgiTQ6FNm6 :2008/07/04(金) 23:50:55 ID:/jz8TRqw
>>557 優しいお言葉ありがとうございます。
感激です。感涙です。
これからは今まで通り読み手としてこのスレを見守らせていただきます。
けど、もし、僕がもう一度予約するような事があったらその時はよろしくお願いします。
多大なるご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。ではノシ           

560 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/05(土) 00:01:36 ID:oLAeBi36
したらばに没ネタ投下スレ立てた。
せっかく書いた作品だから、未練もあるだろうし、
気が向いたら投下してみてくれ。


561 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/05(土) 00:04:19 ID:28CWIGK9
>>559
……ちょっと最後の「ノシ」は余計だったかも

でも、しっかりした新人書き手になって帰って来る事を期待してますよ

562 : ◆Tgv.obtSQA :2008/07/05(土) 00:13:19 ID:7a5atXMk
パロロワの厳しさと優しさを垣間見た…。

予約延長申請しといてなんですが、ラルク、オーボウを投下させていただきます

563 :二つの思惑 ◆Tgv.obtSQA :2008/07/05(土) 00:14:03 ID:7a5atXMk
 雪原の片隅、山岳地帯の麓にその教会はひっそりと佇んでいた。
 夜だというのに教会がほのかに明るく照らされているのは、周りにそっと積もった雪が月の光を反射しているからだ。
 その雪の絨毯の上に、教会の入口から一人分の足跡が伸びている。良く見れば足跡の向く先は教会で、実際は雪原の真ん中で突然足跡が発生し教会へと伸びているのだった。
 その教会の中、聖堂に並ぶ古めかしい長椅子の側に、足跡を残した張本人、ラルクはいた。
 月光が差し込む教会の中は、深夜だというのにほんのり明るく、その神秘性と荘厳さを高めている。
「剣か」
 床にデイバックを置き、中身を確かめていたラルクは、一振りの剣をデイバックから抜き出した。差し込む月明かりに照らされ、研ぎ澄まされた刃がキラリと輝く。
 その剣の腹には何か文字が掘り込まれており、柄には穴が開いている。そこには何か宝石の類でも嵌まっていたのだろう。
 ラルクが使い慣れている武器は剣ではなく斧だが、それでもこの剣は武器として十分役に立つだろう。
 次にデイバックから取り出されたのは参加者の名簿だった。ずらりと並んだ文字列を上から順に目で追っていく。
 静かに読み上げていた目が止まった。紙を持つ手に少しの力が加わり、クシャリと紙が音を立てた。
「シエラ……お前も居るのか」
 そこに描かれた名はシエラ。知恵のドラゴンの紅一点ヴァディスのドラグーンであり、今のラルクとは敵対関係にある姉の名前。

 ラルクがキュウビに呼び集められたのは、紅き堕帝ティアマットのドラグーンとして知恵のドラゴンを狩り、マナの力を集めている最中の事だった。
 その時にもシエラが奇襲を仕掛けてきた事があった。ここでもシエラと出くわしたならば、彼女は秩序を乱す行為を続けてきたラルクを見逃さないだろう。
 だが、ラルクはシエラと争うつもりはない。元より、彼女と戦う事はラルクの望む所ではなかった。
 シエラは敵対する者ではあるが、それでもやはりラルクにとっては掛け替えのない、敬愛する姉なのだ。
 今、この殺し合いという舞台でラルクの望む事は――姉が無事に解放される事。
 その為ならば、ラルクは姉が生き残りになるよう他の命を奪い、自らの命を絶つ事も厭わなった。
 しかし、何も自ら命を絶つのは姉への自己犠牲のみから生まれた考えではない。ラルクには一つの打算があった。


564 :二つの思惑 ◆Tgv.obtSQA :2008/07/05(土) 00:14:50 ID:7a5atXMk
 キュウビに呼び集められる前、ラルクがティアマットの悪事に加担していたのは、ティアマットの野望を利用して奈落から地上へと復活する為だった。
 ラルクがマナパワーを集め、ティアマットがそれを増幅する。そして復活の時、ティアマットと戦い、勝利して地上復活を果たす。
 これがキュウビに呼ばれる前、ティアマットのドラグーンとして動いていたラルクの思惑。
 元々ラルクは奈落に落ちていた身。この殺し合いで殺され奈落に落ちたところで、こちらに呼ばれる前の状態に戻るだけの話。
 シエラが最後の生き残りとなり、無事この殺し合いから解放されればそれでいいのだ。

 ふと、決意を固めるラルクの耳にかすかに鳥の羽ばたく羽音が届いた。悟られないように目の端で音のする方を見やれば、カラスが一羽教会の中を飛んでいる。
 警戒しているのか、数メートルほど距離を離し、ラルクの背の倍ほどの高さからこちらを伺っているようだ。
 だがそれは、ラルクが攻撃を仕掛けるには十分な距離。
 殺す相手の位置を確認したラルクの長躯が弾ける様に跳んだ。
 不意を討った行動に、宙に浮かぶ黒い影は対応できていない。
 カラスとの距離が狭まる。斧を振るう時の様に、手にした剣を大きく振りかぶった。
 ようやく、カラスが慌てた様子で翼を動かし始めた。だがしかし、回避や逃走をするには遅すぎた。
 ラルクの体重を乗せられた剣が、その小さな黒い影に真っ直ぐ振り下ろされた。

565 :二つの思惑 ◆Tgv.obtSQA :2008/07/05(土) 00:15:20 ID:7a5atXMk
 聖堂に響いた音は、カラスの断末魔でもなく血が滴る音でもでもない。まるで金属同士がぶつかりあったかのような、キィンッという甲高い音だった。
 剣を持つラルクの顔が驚愕に染まり、そして焦りが湧き上がる。完全な不意打ちではなかったとはいえ渾身の一撃であった攻撃を、いとも簡単に受け止められたのだ。
 さらに、今ラルクは宙にいて、防御も回避もままならない。この状態でなんらかの攻撃を受ければ、十分致命傷になりうる。
 重力に引かれラルクは落ちてゆく。焦燥感のせいか、落ちる速度がひどくゆっくりに感じた。
 
 そして、ラルクは何事もなく床に着地した。
 攻撃を仕掛けた以上、反撃をしてくると考えていたが、何故かカラスは攻撃を仕掛けて来なかった。
 あの一撃を受けきるほどの力を持っていたのだ、自由落下するラルクを攻撃できなかったとは思えない。
 不可解に思い見上げれば、カラスは先ほどより高い位置の窓枠に止まってラルクを見下ろしている。
「パンドラの箱の封印を破ることの出来る剣も、聖なる者の魂と宝石がなければ何も切れぬか……」
 ラルクの剣を一瞥しカラス呟いた。まるで顎に手を当てるように、嘴に翼を添えた姿が妙に人間臭い。
「何の話だ?」
「その剣は武器としては使い物にならんということじゃよ」
 パタパタと何度か翼を開く動作をしてカラスが答えた。どうやらカラスはこの剣の事を知っているらしい。
 もし、カラスの言う事が本当であれば、大したぬか喜びだ。最初からハズレであるよりもタチが悪い。
 内心舌打ちしつつも、カラスのいるその高さを確認する。決して低くはないが、壁を使えば届かない高さではない。
 ――剣が使いものにならないならば、素手で殺せばいい話だ。
「おまえは……この殺し合いに乗るつもりかのう?」
 ラルクの殺意を知ってか知らずかカラスは尋ねる。
 答える必要はない。足に力を加えると、じり、と靴と床が擦れる音がした。
「無論、ワシは乗るつもりはない。ワシの娘がおるからというのもあるが、それ以上にこのような行いに意味があるとは到底思えぬからのう」
 もっとも殺し合いに乗ってもすぐに脱落するのがオチじゃろうしのう、とカラスが冗談めいた。
 ――このカラスが自分の娘の存在を明らかにしたのは、我々は似た者同士だとでも思っているのだろうが、実際は違う。
 カラスは自分の娘を殺してまで殺し合いに乗るつもりはないと言いたいようだが、ラルクは姉を生き残らせたい為に殺し合いに乗るのだ。

566 :二つの思惑 ◆Tgv.obtSQA :2008/07/05(土) 00:15:52 ID:7a5atXMk
「……シエラというのは、おまえの親しい者か?」
「!!」
 その言葉に、再び跳躍しようとしたラルクの身体が強張った。
「やはりそうか。すまんのう……盗み聞きするわけではなかったのだが、聞こえてしまったのでな」
 パタパタと羽を動かしてカラスが謝罪し、その首を天井へ向ける。
「石とドームで作られた教会は、非常に音が響きやすい……これは説法や賛美歌、楽器の音を美しく響かせるためなのじゃろう。この教会も、本来ならば美しい音色が響いていたのかもしれん」
 そう話すカラスの言葉は、現に程よく聖堂内に響いている。これだけ音が響くのならば、あるいはあの呟きもカラスの耳に届いたのかもしれない。
 カラスが見上げていた視線をゆっくりラルクに戻す。一拍置いて、再び口を開いた。
「……親しい者を手にかけてまで、おまえは生き残るつもりでいるのか?」
「生き残るつもりはない」
 初めてラルクが返した言葉に、カラスが眉を顰める。
「何じゃと?」
「俺はシエラが生き残り、無事元の場所に戻れるなら……それで構わん」
 無意識に、剣を持つ手に力が入る。そうか、とカラスが目を細めた。
「しかし、この殺し合いに勝ち残ったとして、あのキュウビという輩がただで帰すとは到底思えぬ……おそらく、利用されるだけ利用された挙句、奴に始末されるじゃろう」
 キュウビの手に掛かり、姉が殺される――カラスの言葉に、そんな不吉なイメージが脳裏を過ぎった。
 視界がぐらりと揺れる。考えるより先に、言葉が出た。
「奴は願いを何でも叶えると言った!」
「それはおそらく殺し合いに扇動させる為の嘘じゃ。扇動させるのは欲の深いものだけでない。友人、恋人、家族……大切な何かを失った者を闘いに促す為ののう。そうした手を使う者達を……ワシは良く知っておる」
 忌まわしそうに語るカラスの顔に、怒りや苦しみの表情が浮かんだ。それを飲み込んで、カラスが続ける。
「いかなる理由があったとしても、殺し合いに乗ってしまえばキュウビの思う壺じゃ。おまえが殺戮を好むわけでないならば、殺し合いに乗って誰かを生き残らせるよりも、互いに協力し合いあやつを討つ事を考えるべきじゃろう」
 諭すように言って、窓の向こうを覗く。月は先ほどより少し西に傾いただろうが、夜はまだまだ続くだろう。

567 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/05(土) 00:16:02 ID:oqeuG0ue
支援

568 :二つの思惑 ◆Tgv.obtSQA :2008/07/05(土) 00:16:35 ID:7a5atXMk
「この争いに連れてこられた者の中には、あの白い狼のようにキュウビに反抗する者も少なくないじゃろう。ワシはそうした者たちを呼び集め、協力し合おうと考えておる」
 そしてカラスは視線を戻す。真摯な目で、じっとラルクを見据える。
「おまえも、奴を討つ為に協力してくれぬじゃろうか?」
 それはつまり、共にキュウビに反旗を翻そうという事。おそらく、これがカラスがラルクに接触した目的。
 殺し合いに乗らず、またここで死に絶えるつもりがないのならば、自然キュウビを討つ考えが浮かび上がるだろう。
 しかし、キュウビが最初に見せた力は並大抵のものではない。となれば、一人よりも徒党を組み立ち向かうべきだというのはラルクにもわかる。
 ――だが、ラルクは答えを返せない。

 ……おそらくシエラはキュウビに反抗する。ヴァディスのドラグーンとして、世界の秩序を守る者として恥じぬように。
 そして、キュウビを倒す為に協力を求められれば、それに答えるに違いない。
 協力者として自分が動けば、必ず何時か彼女と会う事になるだろう。
 例えこの場で殺し合いに乗らなくとも、ラルクが知恵のドラゴン達と敵対している事に変わりはない。
 一時休戦という形で手を取り合えるかもしれないが、取り合うのはお互いの手でなく武器であるかもしれないのだ。

 殺し合いに乗れば、姉がキュウビに殺されるかもしれない。
 キュウビに歯向かい徒党を組めば、敬愛し敵対している姉との邂逅は免れない。

 どちらを選んでも、リスクがある。だからこそ、どちらを選ぶにも躊躇いが生まれる。
 決断できずにいるラルクの姿をしばらくカラスは見つめていたが、やがて目を伏せた。
「……そうじゃのう、この首輪の事もある、今すぐには決められぬか」
 シエラが彼の姉であり敵であるという、複雑な関係を知らないカラスが、その首に掛けられた戒めを翼で撫でて呟いた。
「ワシは他の参加者を探しに行く。奥の部屋にワシの分の荷物がある、あれはおまえが持っていくと良い」
 この姿では荷物全部を持ち運ぶ事もままならんくてのう、と翼を開いて苦笑いした。

569 :二つの思惑 ◆Tgv.obtSQA :2008/07/05(土) 00:17:20 ID:7a5atXMk
「別れる前に名前だけは名乗っておこうかのう。ワシの名はオーボウ……おまえは?」
 カラスが飛び立とうと身構え、首をラルクに向け、尋ねた。
「……ラルク」
 ラルクか、とオーボウと名乗ったカラスが頷く。
「お互いが死なずにいれば、また会うこともあるじゃろう。今度は突然斬りかかられずに会える事を祈っておるよ」
 そうしてオーボウは飛び立った。空を切り扉の隙間を器用に通り、教会に羽ばたく音を残して見えなくなる。
 残されたラルクは、未だ進むべき道を選べず、ただただ聖堂に響く翼の音を聞いていた。


【ラルク@聖剣伝説Legend of Mana】
【状態】健康
【装備】伝説の剣@ハーメルン
【道具】:支給品一式、不明支給品0〜2(未確認) 、オーボウの支給品(食料、水を除いた支給品一式、不明支給品1〜3(未確認))
【思考】
基本:ゲームに乗るかどうか、キュウビに反抗するかどうか揺らいでいる
1:どちらにしてもシエラが無事であってほしい
2:武器が欲しい。出来れば斧
3:シエラとは戦いたくない。そうなる可能性があるので、会うのも避けたい。
※参戦時期はドラグーン編の「群青の守護神」開始より後、「真紅なる竜帝」より前です。
※ここが自分の世界(ファ・ディール)ではないと気付いていません。
※また、死ねば奈落に落ち、自分は元あった状態に戻るだけだと考えています。
※伝説の剣@ハーメルン が武器として使い物にならないことを知りました


【オーボウ@ハーメルンのバイオリン弾き】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】:食料(詳細不明、本人確認済)、水
【思考】
基本:ゲームには乗らない。キュウビに反抗する
1:周囲に同じ志を持つ者がいないか探す
2:オカリナを探す
3:狼(アマテラス)を見つけ、キュウビの情報を得る
※参戦時期は、少なくとも「なんでも斬れる伝説の剣」を知っている20巻以降です。
※自分の制限について把握していません。

570 :二つの思惑 ◆Tgv.obtSQA :2008/07/05(土) 00:17:48 ID:7a5atXMk
【伝説の剣@ハーメルンのバイオリン弾き】
桃カンを開けるという、珍妙な経緯で開発された剣。
ダル・セーニョの王族が守っている宝石(ルビー)に聖なる者の魂を取り込ませたものを剣の柄の穴に入れると、何でも斬り裂く剣になる。
しかし、宝石あるいは聖なる者の魂がなければ、何も斬ることができない(逆に、何をしても斬られる事もないらしい)。
ちなみに、桃カンを開けた時には、聖なるカブトムシの魂を宝石に取り込ませたらしい。
なお、出典自体は18巻。詳しいことが解るのは19巻前後。

571 : ◆Tgv.obtSQA :2008/07/05(土) 00:19:26 ID:7a5atXMk
以上で投下終了です。解りにくい文章で申し訳ない。

見落としや矛盾している点もあるかもしれませんが、その時は是非指摘してもらえると嬉しいです

572 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/05(土) 00:21:17 ID:ZnhDU6Ao
投下乙です。
てかラルクお前もかwwww

573 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/05(土) 00:28:48 ID:ky8nwgGZ
投下乙です
オーボウかっこいいな!これは年の功と言うやつか……?
そしてラルクー!お前、姉さんとシンクロしてる!?
でも展開によってはどっちに転ぶか分からないな……

574 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/05(土) 00:32:15 ID:oqeuG0ue
投下乙です。
似たもの姉弟wこのシスコンめ。
聖なるものの魂が必要な剣・・・アマ公、更なるピンチw
空を飛べるって、何にも勝る武器だよなあ。

指摘というほどではないのですが、現在位置の表記が抜けてます。


575 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/05(土) 00:32:29 ID:iXb8YObl
投下乙、そしてGJ!
ラルク…これはいいシスコン。こういうどっちにも転びそうなキャラは楽しみだ。
伝説の剣も面白いフラグになりそう。
聖なる者に該当するのは…このロワだとアマテラスとホロくらいか?

576 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/05(土) 00:36:16 ID:ky8nwgGZ
ハーメルン知らないのでよく分からないんだが……伝説の剣にはめる宝石って、専用のやつじゃなきゃダメなんだよな?
別の宝石で代用は……無理か

577 : ◆Tgv.obtSQA :2008/07/05(土) 00:44:19 ID:7a5atXMk
蛇足ですが、タイトル元ネタは聖剣LOMのサントラより、二つの思惑〜ルシュイメア〜 から。

>>574
完全に忘れてた…
ラルク   【G-7/教会/一日目/深夜】
オーボウ 【G-7/教会周辺/一日目/深夜】
でお願いします。

>>576
一応原作では専用でないといけないような描写になってますね。

ああ…そうか…アマ公やわっちが居たか…。
実のところ、聖なる者なんていたっけ? なノリで出したもんだからちょっと焦る。

578 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/05(土) 01:16:31 ID:oqeuG0ue
聖なるもの候補は、アマ公、ホロ、モロ、ムックルかな
ムックルはムティカパとして見ればだが。

579 : ◆EFl5CDAPlM :2008/07/05(土) 02:50:04 ID:ynsLGEzi
ゲリラ投下いきます。

580 :好奇心は身を滅ぼす  ◆EFl5CDAPlM :2008/07/05(土) 02:52:57 ID:ynsLGEzi
「おおおおぉぉぉぉ! かっこいい……!」
辺り一面が舗装された道路まみれの真ん中に、帽子をかぶった小柄な生き物がぽつんと立っていた。
近くでよく見るとトナカイの角を生やしており、その鼻は青い。
この生き物、名前をチョッパーといい、名医であり、ヒトヒトの実の能力者でもある。
そんな彼はこの殺し合いの舞台に飛ばされてから、ずっと同じものを見続けている。
その目をきらきらと輝かせながら。

その目線の先にあるのは鋼の塊である。
それは鋼の翼をもち、巨大で、世界中を飛ぶことのできるもの、飛行機だ。

「やっぱりあの羽でビューンって飛ぶんだろうな…
 あ〜〜〜かっこいい…って、ちがうちがう!」

軽くトリップ入っていた頭を振り、現実に戻る。
ここはどこだ。

支給された袋から、地図を取り出す。
ここに空を飛ぶためと思われる羽をつけた乗り物があることから、
空の港と書かれた場所、つまりG−2にいるのだろうと推測する。

そして地図を見ることで、自分が殺し合いをさせられているという事実を思い出す。
…とたんに今度はがたがたと震えだす。

「怖えぇ……
 って、だめだだめだ! みんながいないからって震えてたって何にもできない!」

キュウビは動物を集めて殺し合いをすると言っていた。
ということは、自分以外のルフィ海賊団はいないということである。
それでも少しの期待をかけて、名簿を取り出す。
もしかしたらモンキー・D・ルフィなんて、猿の名前のついた船長や、
変な鼻で動物に間違えられた狙撃手がいるかもしれないと思って。
あるいは自分の知り合いの動物系の能力者が紛れ込んでいるかもと期待して。
だがそこには自分の知り合いはいなかった。

「あ〜…やっぱり俺一人か…
 せめてカルーやマツゲがいてくれればよかったんだけどな…」

半分嘘だ。
確かにこの状況で自分ひとりと言うのは不安だし、仲間がいて欲しいとは思う。
だが自分の仲間がこんなことに巻き込まれていいはずがない。
言葉とは裏腹に、チョッパーのその発言には仲間がいなくてよかったという安堵も含まれている。

この殺し合いに自分だけ。仲間はいない。
その現実をしっかりと受け止める。
もちろん怖い。怖くてたまらない。
現にその目は半泣きだし、腰は震えている。
だが震えたままでいるほど、チョッパーの勇気は萎びていなかった。


581 :好奇心は身を滅ぼす  ◆EFl5CDAPlM :2008/07/05(土) 02:53:19 ID:ynsLGEzi
ともかくは行動だ。
もちろんチョッパーは殺し合いに乗るなんてことは考えない。
考えるのは殺し合いからの脱出。そして可能ならキュウビの撃破だ。
そのためにさしあたって問題と言えるのは首輪だろう。
チョッパーは自身につけられた首輪を触ってみる。
ひんやりとした手触りのそれは、文字通りこの殺し合いに自分たちを繋ぎ止める首輪だ。
これを付けたままでは、脱出もキュウビの撃破も不可能だ。
最初のリスのように首を吹き飛ばされてしまう。

「でも……俺、機械なんてわかんないよ…
 フランキーなら詳しいのかも知んないけど…」

最近仲間になったサイボーグなら詳しいのかもしれない。…自分自身が半分機械なんだし。
だがここに集められた動物たちのなかには機械に詳しい奴だっているかもしれない。
動物などと侮ることなかれ。自分だってトナカイなのに医療の知識は豊富だ。
機械に詳しい動物なんていうのもいるのを期待してもいいはずだ。
当面はそういう動物、そうじゃなくても殺し合いに乗ってない動物を探すべきだろう。

さて、行動方針を決めたところでふと道具の確認が済んでいないことに気づく。
いい道具が出ることを期待して袋をあさると中からは立派なバイオリンが出てきた。

「おおー。かっこいい……」

再び目を輝かせてバイオリンを見つめる。
そしてちょっと触ってみようという好奇心を持ってしまったのが間違いだったのだろう。



「ぎゃああああああああああああぁぁぁぁ」

チョッパーは空を飛んでいた。
…バイオリンにつかまって。


【G-2/空港上空/一日目/夜中】

【トニートニー・チョッパー@ワンピース】
【状態】:パニック
【装備】:ハーメルのバイオリン
【所持品】:支給品一式、不明支給品0〜2(未確認)
【思考】
基本:この殺し合いからの脱出。可能ならキュウビの撃破
0:ぎゃあああああああ
1:どうにかして地上に戻りたい
2:仲間を集める
※参戦時期は少なくともフランキーを仲間にしてからです。
※チョッパーがこのまま上空にいるか、それとも移動するかは次の書き手にお任せします

【ハーメルのバイオリン@ハーメルンのバイオリン弾き】
本来は魔器であり、色々と優れた楽器なのだが、オリンの改造により様々な特殊効果を発する。
「ド」の音でドリル、「レ」の音でレーザー、「ミ」の音でミサイル、
「シ」の音でジェットを出せる。チョッパーが出したのはこのジェット。


582 : ◆EFl5CDAPlM :2008/07/05(土) 02:54:18 ID:ynsLGEzi
以上です。短くてお粗末かもですが。

583 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/05(土) 03:10:32 ID:ky8nwgGZ
投下乙です、ゲリラびっくりしたw
飛行機にワクワクするチョッパー、凄くらしいw
空飛んでるって事は下手したら海に落ちるか……?

584 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/05(土) 05:23:43 ID:iXb8YObl
チョッパーwww
ルフィやウソップが混じってるのはさすがにねーよwww
ほのぼのした雰囲気からある意味怒涛の展開、GJ!
こういうドタバタ系のスタートは好きだ。

585 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/05(土) 05:25:56 ID:91cUK6rf
乙です!
チョッパーww
バイオリン使いこなせたら凄い事になりそうだけど…それどころじゃないなww
むしろうっかりマーダーになるかもしれない凄い支給品だ
今後も楽しみです

586 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/06(日) 00:12:12 ID:StfsRuva
ゲリラ投下乙です。
これが出てきたら面白くなりそうだなーとか思ってた支給品がでてきたこの喜び…!
貴重な治療知識をもっているチョッパーの今後も楽しみだけど
バイオリンが呼び起こす様々な出来事にも期待せざるを得ない…!

ところで今の参加者の居る位置を記した地図とか作ってる人とかもういるのかな?
もしいないなら作っておこうと思うんだけど

587 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/06(日) 00:12:41 ID:9SX3PhkO
自己リレーってどれくらいからありかな?
個人的には一週間くらい経てばいいと思うが……特に、最初は多少自己リレーでも話を進めなきゃ

588 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/06(日) 00:34:48 ID:45mZyfWf
積極的に人が死んでいかない限りは自己リレーも問題ないんじゃないかな。
特に最初の勢い的には。
ただ、キャラが出そろってからの方がいいとは思う。

589 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/06(日) 01:25:52 ID:wXakp2of
既出キャラとまだ出てないキャラを絡ませるのって、そろそろありかな?

>>586
地図はありがたいなぁ、よろしくお願いします

590 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/06(日) 02:09:43 ID:45mZyfWf
>>589
それはもうありじゃないかな。
ヒグマ、銀、猿、風雲しか残ってないし。

591 : ◆TPKO6O3QOM :2008/07/06(日) 11:39:33 ID:sLlAfmfh
意見をお聞きしたいことがあって、したらばの仮投下スレに投下しました。

お聞きしたい内容は、参加者以外の人物の是非についてです。
運営スタッフみたいな役割なのですが、ない方がいい・まだ早いといった
ご意見が多ければ、その部分は削除して本投下したいと思います。

592 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/06(日) 13:33:24 ID:wXakp2of
個人的には別にいいと思います
こういう脇役も必要だろうし、特に把握に大変そうなキャラでもなさそうだし

感想は本投下の後のほうがいいのかな?

593 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/06(日) 15:27:18 ID:45mZyfWf
アニロワでいうツチダマみたいな存在かw
いてもいなくてもいいっていうのが正直な意見。

594 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/06(日) 19:04:30 ID:StfsRuva
ツチダマ以上に頼りない連中だけどなw
まあ、別にいてもいなくても大きな問題もなさそうだし、可かと。

一応なんとか地図に参加者の現在位置記したの作ったんだけど、適当なうpロダで上げてしまえばいいのかね?
Wikiは今までいじった事がないからヘマしそうで怖い。

595 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/06(日) 19:10:51 ID:CMy0FDTI
味見タンは萌えるけどな
まあ、大神は萌えキャラのオンパレードだが

596 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/07(月) 17:32:30 ID:p+m2tb1N
ここの参加者スルー能力なさそうだし思いっきり影響を受けると思う
とりあえずアライグマなんかに見つかるような奴はいないほうがいい

597 : ◆EMOQZrE4lI :2008/07/07(月) 17:46:37 ID:Ax1tS7uD
すみません、三日予約延長します

598 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/07(月) 19:02:47 ID:Tn1ZeR/R
とりあえず捕食目的の参加者は影響大だな
食料の問題も肉食だと解消されるし
ケットシーなんかマーダーの理由が無くなる


599 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/07(月) 20:04:27 ID:gdjN0ssw
疫病もたらす妖怪だから食料にはならんだろうが、
メガテン勢には餌になるか

600 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/07(月) 21:13:09 ID:3uSpSRQa
不意に気配がしたので振り向くorマッパーで発見→「オレサマ オマエ マルカジリ」or「シュガー、シュガー!」→ファイアブレス・マハザンマ連発で一掃→生体マグネタイト問題解決

多分ダーク系の部類に入るから所持マグネタイトは嫌でも多くなるんだろうしな……
どうのこうので即座には倒せないように細工してあるなら大丈夫だと思うが

601 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/07(月) 21:21:29 ID:39WF4QYk
しかしザコ敵扱いの主催関係者ってひどいよなwww

602 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/07(月) 21:40:17 ID:gdjN0ssw
実際雑魚だからなー
黒天邪鬼とかならともかく

大神世界の妖怪が生体マグネタイト持ってるとは限らないがな

603 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/07(月) 22:09:01 ID:dELk3bsD
それ言い出したら他の参加者だって生体マグネタイト持ってるとは限らないじゃないか!

604 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/07(月) 22:19:39 ID:gdjN0ssw
それとはまた違うと思うが

悪魔にマグネタイトが必要なのは、人間世界に存在するためじゃなかったっけ?
だけど、大神の妖怪はメガテンの悪魔とは違うから、
存在するためにマグネタイトを必要としない=持ってないんじゃねえのか?って意味よ
メガテン詳しくないから、設定勘違いしてるかもしれんけど


605 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/07(月) 23:12:16 ID:Tn1ZeR/R
マグネタイト=すべての生命体が持つエネルギー
だから、特別多量に保持して無くても適量はある
妖怪なだけに普通の猿よりは持ってるんじゃね

606 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/08(火) 00:47:12 ID:HA7jAX6P
遅くなりましたが、ご意見ありがとうございます。

マグネタイトの存在について、完全に失念していました。すいません。
また、仮に悪魔・動物双方の餌にならないとしても、食料になるかどうかを知らない彼らが
猿のような姿の天邪鬼たちを襲わないというのも変な話ですね。
その確認ために無駄な戦闘シーンを入れなきゃならなくなるかもしれませんし。
天邪鬼に触れている部分は削除し、内容も多少変更したいと思います。

それで、女神転生シリーズについて詳しい方にお聞きしたいことがあります。
マグネタイトは生物からしか摂取できないものと考えて間違いないでしょうか?
(人間の感情より生まれる精気と書かれているサイトもありましたが)



607 : ◆TPKO6O3QOM :2008/07/08(火) 00:49:40 ID:HA7jAX6P
すいません。608は私です。規制に巻き込まれてしまったので、携帯からです。

608 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/08(火) 00:50:34 ID:HA7jAX6P
……orz

609 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/08(火) 02:05:00 ID:lPx5HoON
了解です、修正お待ちしてます

610 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/08(火) 09:55:02 ID:SsKia0kl
動物キャラって嗅覚凄いからな
アライグマも作中でかなりとんでもない感じに書かれていたはず

611 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/08(火) 10:17:37 ID:1fuQi0TL
嗅覚もそうだが聴覚も凄い。
奇襲なんて通じないやつばっかりだと思う。
姿消せるだけなんて意味がないんだろうな、きっと。

612 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/08(火) 22:23:17 ID:5NomhD7o
wikiに参加者の現在地記した地図上げておいた。何か間違ってる所あったら指摘ヨロシク
…ホントはリンク貼るんじゃなくてそのまま画像貼り出すつもりだったんだけど、やろうとしたらエラいことなった。
もし何とかできる人がいたら申し訳ないが頼んだ…。

613 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/08(火) 22:41:53 ID:dyiLsKo2
>>606
「生物、または霊魂」ってとこかな?<マグネタイト摂取元
ゾンビとか悪霊でもマグネタイトは落とすし。
マシンも落としたような気がするけど、あれは設定的には機械に悪魔が取り憑いてるんだっけ。
超常的な要素一切なしの機械とかは持ってない、と考えていいと思う。

614 : ◆TPKO6O3QOM :2008/07/08(火) 23:06:51 ID:HA7jAX6P
>>613
なるほど。
ということは、魔力で仮初めの命を入れられているゴーレムや、
魂らしきものを持ってしまったタチコマみたいな存在は
マグネタイトの供給源になってしまう可能性は高いかもしれないということですね。
自重しておいた方が無難か…。
回答感謝です。

615 : ◆TPKO6O3QOM :2008/07/08(火) 23:32:16 ID:HA7jAX6P
諸事情により、仮投下スレに修正版を投下致しました。

616 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/08(火) 23:42:39 ID:HA7jAX6P
>>612
乙です。

617 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/09(水) 09:37:17 ID:bZGnrlre
投下乙
コロマルが掘り下げられていい感じでした
ぼのぼのに仇討ちフラグが!期待するだけムダかww

618 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/09(水) 15:23:50 ID:fJRJHhrQ
投下乙でした。アライグマの親父さん、何考えてるかさっぱりわからんw
この人がどう動くかは、コロマルに期待かな?

あと質問だけど、タヌ太郎の支給品はゴム手裏剣×9、普通の手裏剣×1、不明支給品0〜1でいいのかな?

619 : ◆TPKO6O3QOM :2008/07/09(水) 15:46:31 ID:hXygP3Ue
>>618
それで大丈夫です。
手裏剣は、
手裏剣10枚セット(内訳:ゴム製×9、本物×1)というつもりでしたが。

620 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/09(水) 19:59:38 ID:cCed3UAL
規制解除されてたー

621 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/09(水) 21:02:52 ID:fJRJHhrQ
コロマルとアライグマの父、代理投下します

622 :ここはび〜いち、キュウビの湯(修正版) ◇TPKO6O3QOM:2008/07/09(水) 21:03:45 ID:fJRJHhrQ
木立の隙間縫うように、薄っすらと生暖かい夜霧が漂っている。それに紛れて、デイバッグを背負った小柄な白い獣が慎重に歩を進めていた。
 羽飾りのついた特徴的な服を着た柴犬だ。名をコロマルという。普段であればくるりと見事に巻いているはずの尾っぽは、今は垂れてしまっていた。
 時折、首を左右に傾げては、周囲の物音の位置を確認する。辺りには異臭が漂っており、彼の鼻の機能を妨害していた。スンスンというくしゃみが霧の中に紛れて行く。

 影時間――1日と1日の狭間にある、影が跋扈せし失われた刻。

 丁度そのぐらいの時間だと、彼の五感が告げている。しかし、彼の耳にとどく風音や水の轟きが、それを否定していた。また、彼には感知できないが、本来であるならば青緑色を放っていなければならない満月が蒼褪めた光を天上から降らしている。

 影時間でなければならないのに、今、影時間は存在していない。
 その事実にコロマルは愕然とした。

 自分が知らない間に、仲間たちがニュクスを倒し、影時間を消したのだろうか。しかし、彼の記憶が正しければ、予定されていた決戦のときまでの日にちはまだあったはずだ。
 見知らぬ風景と途切れている記憶への戸惑いが呼吸を浅く、荒いものにする。
 少なくとも言えることは、今この地に彼の仲間たちは来ていないということだ。それは暗転する直前の地で確認している。そのことへの安堵と、幾許かの心細さが彼の足取りに表れていた。

 しかし、それ以上に彼の胸を占めているのはキュウビと名乗った狐への怒りだ。
 あの狐は力を誇示するために子リスを殺した。その知り合いらしい、アライグマとラッコの打ちひしがれた姿は忘れられない。それは、かつて主人をシャドウに殺された己自身の姿そのものだったからだ。
 だからこそ、コロマルは彼らの仇討ちを手伝ってやりたいと思っていた。この気持ちに、彼の仲間たちもきっと賛同してくれることだろう。男には戦わねばならないときがあるのだ。




623 : ◆TPKO6O3QOM :2008/07/09(水) 21:04:36 ID:hXygP3Ue
むう。自分はまだ解除されてないようです。

すみませんが、代理投下して頂けると有難いです

624 :ここはび〜いち、キュウビの湯(修正版) ◇TPKO6O3QOM:2008/07/09(水) 21:05:17 ID:fJRJHhrQ
しかし一方で、仲間たちの下へと戻りたいという気持ちも強くあった。命を救ってくれた人間たちへの恩返しは、まだ済んでいない。
 だからといって、キュウビの意に従って殺し合いに乗るなど彼の誇りに反する。何より、それでは胸を張って帰れるはずもない。
 帰還のための近道は、やはりキュウビを倒すことなのだ。
 そのためには、また新たに頼れる仲間を作らなくてはならない。たとえ大勢でも烏合の衆では強敵に対抗できないのは経験から分かっている。コロマルの脳裏に、的確な指示を出し、自身も勇敢に戦う黒髪の少年の姿が浮かんでいた。

 やがて、霧の中から瓦屋根を据えた門が姿を現した。日に焼けて黒ずみ、亀裂が入った門には薄っすらと苔が生えている。その年季の入った佇まいは、ふと彼に郷愁を喚起させた。主人と一緒に過ごした幸せな日々が胸を駆け巡る。
 誰かが居るかもしれない。
 そう思って、彼はその門を潜った。その門には、墨で大きく「キュウビ温泉」と書かれていた。



「良〜い湯だなあ〜っとなあ」

 声が湧き立つ湯気とともに満天の星空へと吸い込まれていく。アライグマの父はなんともなしに、薄靄の向こうに瞬く星を眺めていた。

 何処かで鳴る鹿威しの深遠な音が、周囲の静けさを更に引き立てている。湯気の向こうに小屋の影が薄っすらと見えていた。しゃくりと、芋をかじる音が水音に紛れて消える。
 ごつごつとした岩を組み合わせて作られた湯船には白緑色の湯が溢れていた。毀れ落ちる少し熱めの湯が岩盤の上で弾け、まるで上質な音楽のような音色を響かせている。
 それに耳を傾けながら、彼は湧き立つ湯に身を任せていた。肩まで浸かった肢体に、適度に粘り気のある湯がじんわりと染み込んでいくのがはっきりと感じられる。
 辺りを包む、毛に纏わり付く湿気と鼻を突く硫黄の香りは、普段であれば不快でしかないものだが、温泉という場においては心地よさを助長する要素へと姿を変えてしまう。
 突然、森の中に放り出された時の怒りはすっかりと治まってしまっていた。


625 :ここはび〜いち、キュウビの湯(修正版) ◇TPKO6O3QOM:2008/07/09(水) 21:06:12 ID:fJRJHhrQ
もっとも、治まった怒りは放り出されたことに対するものだけで、彼の抱える怒り全てが湯に溶け出してしまったわけではない。
 今、彼の最大の怒りの矛先はキュウビと名乗った狐だ。
 殺し合えと告げた、キュウビの声が胸中に繰り返される。
「ああ、くそ。また腹立ってきたぜ。せっかく、温泉に入っているのによ」
 腹に溜まった毒が独白となって吐き出される。
 ただ、殺し合い自体は取り立てて変わったことではない。いつもどこかで、何かが死に、何かが生を得ている。これは想像も出来ないような永い年月の中で繰り返されてきた営みだ。

(運が良けりゃ生き残るし、運が悪けりゃ死ぬ。ようするに、いつものことじゃねえか)

 それをさも偉そうに言い放ったことに対して腹が立つのだ。
 勿論、生き残る可能性を高めるために巣に防衛のための仕掛けを施し、常に逃げ道を知っている場所で行動する。五感と土地勘を総動員してだ。
 だが、もしも見も知らぬ地に放り込まれてしまったらどうするか。
(ラッコの坊主じゃねえが、運に任せるしかねえわな)
 シマリスの子供の首が弾け飛び、それを目にしたラッコと息子の顔が思い出される。理不尽な死を見せ付けられ、幽鬼のような瞳をしたラッコと恐怖に縛られた息子。あの二人はこの見知らぬ地でどうしているのか。

 苛立ちから漏れた荒い吐息が、一瞬だけ湯気を散らしていく。
 以前、彼はラッコの子供に訊いた事があった。外敵に襲われたとき、おまえはどうするのかと。
 それに対する答えは、彼にとって呆れるより他にないものであった。
 あのラッコは、たとえ自分が襲われても大人が助けてくれると根拠も無く信じていた。子供は死なないのだとも言っていた。
 
 それを目の前で裏切られ、ラッコは何を思ったのだろうか。絶対的な守護者など存在しないと悟ったか。それでもまだ、大人が助けてくれるという甘い考えに縋っているのか。
 
 ただ、あのラッコは強運で生き残ってきた口だ。その運がまだ続いているのならば、ヒグマの大将やクズリあたりとさっさと合流しているのかもしれない。もっとも、こんな場に連れて来られてはその運も怪しいが。
 一方、自分の息子にそんな運は無い。それは親の自分が保証する。だが、危険に対する鼻は利く方だ。早々に食べられてしまうなんてことはないと思いたい。
 しかし、それでも死ぬときは死ぬ。あのヒグマの大将や、いけ好かないスナドリネコでさえも例外ではない。



626 :ここはび〜いち、キュウビの湯(修正版) ◇TPKO6O3QOM:2008/07/09(水) 21:08:15 ID:fJRJHhrQ

「……やっぱり、捜してやるしかねえか。面倒だな、チクショウ」

 彼がそう独りごちて湯から上がろうとしたとき、カラカラと引き戸が動く音がした。何かが入って来たらしい。
 アライグマの父は湯船の外に放っておいたデイバッグを引き寄せ、湯船に身を沈めた。湯気が自分の姿を、硫黄が自分の体臭を隠してくれるはずだ。下手に動かず、様子を見ていたほうがいい。
 やがて、ぺたぺたと岩盤を叩く足音が聞こえてきた。
 そして、湯気の中から小柄な真っ白い狼が姿を現した。一際目を惹く、血の様に赤い瞳はまっすぐにアライグマの父を見据えている。

 アライグマの父は湯の中で気付かれないように両足を広げ、重心を落とした。補足されてしまった以上、水中にいる方が不利だ。
 だが、初撃さえかわせれば五分となる。体格はこちらの方が上のようだから、上手く行けば優位に立てるかもしれない。濡れた体毛が緊張で逆立っていく。
 狼はすでに風呂縁にまで来ていた。狼は黒い首輪の他にもう一つ、左側に大きな膨らみのある首輪をしている。前足で湯を確かめるようにつついたあと、狼はアライグマの父に向かって口吻を向けた。その動作にアライグマの父は湯の中で迎撃の体勢を取る。
 しかし、狼の瞳に微笑のようなものが浮かんでいた。

「オレはコロマル。お前の名は?」

 予想に反し、コロマルと名乗った狼の声に荒々しさはなく、落ち着きすら感じさせるものであった。コロマルは襲い掛かるでもなく、湯を前足で弄びながら、アライグマの父を静かに見つめている。
 その素振りは単にこちらをただ警戒しているだけのように思われた。
 無論、あくまで推測だ。それを信じるに足るだけの根拠は無い。
「……アライグマだ」
 名乗ると、コロマルは小さく首を傾げた。
「たしか、お前、子リスの傍に――」
「そいつの親父だ。名簿じゃあ、アライグマの父で載ってる」
 逆に彼の声には険が滲んでいる。自分ではなく息子の方を優先する書き方に対して、苛立ちが募ったためだ。
「あれは子供の方、か……アライグマのオヤジ、確認したいんだが、お前は殺し合いに乗っているのか? 」
 独白の後、少し間を置いてコロマルは質問を重ねる。その直前、彼の赤い瞳がほんの少しだけ揺らいだ。


627 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/09(水) 21:10:14 ID:hXygP3Ue
支援

628 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/09(水) 21:12:32 ID:KRga/ZD+
 

629 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/09(水) 21:30:44 ID:hXygP3Ue
支援

630 :ここはび〜いち、キュウビの湯(修正版) ◇TPKO6O3QOM:2008/07/09(水) 22:30:12 ID:fJRJHhrQ

「そうか」

 そう言って、コロマルは湯船に飛び込んだ。飛沫が月へと降りかかる。遅れて、放られたデイバッグが岩盤に落ちて、湿った音を立てた。
「静かに入ぇりやがれ」
 毒づくが、コロマルは気に留めなかったようだ。嬉しそうに湯船の中を泳いでいる。
 しばらくして、コロマルはアライグマの父から少し離れた場所で身を落ち着かせたようだ。熱いのか、少し荒い息を吐いていた。

 時折、コンという鹿威しの音が木霊する。その音だけが、浮世に時が止まってはいないことを知らせていた。
 お互いをちらりと見るだけで、湯に浸かる二匹の間に会話はない。
 ただ、二匹の顔には同様の表情が浮かんでいた。それはまるで、苦行に耐える僧侶のようである。
 
 そんな二匹を気にも留めず、宿を囲む竹林を通る風は軽やかな調と共に静寂の中を踊っていた。


【B-1/温泉/1日目/深夜】

【アライグマの父@ぼのぼの】
【状態】:健康、入浴中
【装備】:なし
【所持品】:支給品一式(食料:いも 残り25個)、不明支給品1〜3個(本人確認済み)
【思考】
基本:積極的に誰かを襲うつもりはない。
1:コロマルより先に音をあげない
2:ぼのぼのとアライグマを探す
3:ヒグマの大将、クズリの父と合流する
【備考】
※会場をぼのぼの世界のどこかだと思っています。

【コロマル@ペルソナ3】
【状態】:健康、入浴中
【装備】: 都牟刈大刀@大神、ペルソナ召喚機
【所持品】:なし
【思考】
基本:キュウビを倒す
1:アライグマの父より先に音を上げない
2:キュウビを倒す仲間を集める
【備考】
※ペルソナの制限に気付いていません。
※支給品一式、不明支給品0〜2個(本人は確認済み)の入ったデイバッグが湯船の傍に落ちています。

【備考】
※温泉について
・硫黄温泉ですが、切り傷の他に打撲傷や疲労の治癒にも好影響があります。しかし、金や白金、特別な力の宿っているもの以外の金属を身に着けて入ると変質してしまうことがあります。お湯は少し熱めです。
・まれに天邪鬼が湯に浸かっていることがありますが害はありません。
・温泉の入り口は脱衣所を含んだ小さな小屋となっており、天邪鬼が1〜3名詰めています。害はありません。


【都牟刈大刀@大神】
ヤマタノオロチの尾より現れた聖剣。少し宙に浮いている。



631 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/09(水) 22:31:03 ID:fJRJHhrQ
代理投下終了しました
途中でさるさんくらってしまい……時間かかってすみません

632 : ◆TPKO6O3QOM :2008/07/09(水) 22:37:33 ID:hXygP3Ue
代理投下、ありがとうございました。
苦労をお掛けします。

633 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/09(水) 23:19:11 ID:hXygP3Ue
後半が修正前のものでしたので、wikiの方は修正しました。

634 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/09(水) 23:22:47 ID:cCed3UAL
◆EMOQZrE4lI  ホロ               7/11(金)  23時まで
◆EGv2prCtI  ミュウツー、パスカル、クロ  7/9(水)  19時まで

◆EGv2prCtI氏はそろそろアクションを頼みます

635 : ◆EGv2prCtI. :2008/07/09(水) 23:37:08 ID:ZY6Ot4vt
致命的なミスを見つけてしまい、修正して今日中に投下出来るかと思いましたが、間に合わなかったので延長をお願いします。
申し訳ありません。

636 : ◆EMOQZrE4lI :2008/07/10(木) 11:29:29 ID:U8+Ez5VZ
すみません、リアルの都合で今週中には書けそうにないです、ホロの予約破棄します。

来週、休みが取れるのでその時に空いていたら予約しようと思います。

長時間キャラを拘束して本当に申し訳ございませんでした。

637 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/10(木) 18:45:43 ID:FN6y4TGY
延長無双に終わりが見えぬ…!

638 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/11(金) 03:18:56 ID:OFV+yiLn
そういやwiki見てて気付いたんだが、意外にもダイの大冒険の支給品でてないのか。
DQ5からの出典で食われてるのかな。

…と思ったんだけど、クロコダインが鎧着てるな。これって支給品なのか?
そもそも鎧とかの装備とかはどういう扱いなんだっけ?

639 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/11(金) 03:31:37 ID:m96T631z
>>638
参加者が元から着ている物だったら他のロワだと重量は同じで硬度は異様に下がった状態に制限されたと思ったが……


640 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/11(金) 12:43:13 ID:ucvq1Peh
ダイの大冒険に動物向けの道具ってあったか?
せいぜいチュウのガラクタぐらいだと思うんだが。

ペルソナ召還機もそのままだし、このロワは元からの装備はそのままでいいんじゃね?
そもそも服とか着てるやつほとんどいないし。

641 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/11(金) 14:27:25 ID:FCBg044D
本気でこのまま延長無双が続くとやばいんじゃねーかな
期限三日に縮めてみる?

642 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/11(金) 15:49:40 ID:FCBg044D
うーん

643 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/11(金) 15:55:58 ID:seyGikU7
自分は賛成かな
延長はある程度の作品数書いた人からで、延長時間も二日くらい

644 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/11(金) 16:12:35 ID:qyPRRMga
まだキャラが出揃ってない段階で書き手にとってルールを厳しくするのもどうかと思うが。
今のところは、これをwiki のトップあたりに書いておけばどうだろう?
「既に話のプロット等は建ててあり、書ける見込みは十分にある。
しかし、それを書いてる間に誰かに先を越されると、途中まで書いたのが無駄になる。
そういう無駄を避けたい場合に限って予約するべきで、
プロットなどができていなければ予約はするべきではない。」

645 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/11(金) 18:42:51 ID:FqdJy95f
>>640
それをいったら銀牙なんて動物向けの道具が存在しないような

646 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/11(金) 23:14:09 ID:w9KQa+J7
>>641
一応5日の期限内に投下した書き手の1人だけど、3日はマジ辛い。
現状維持を希望します。

ぶっちゃけこのロワ、スタートダッシュの時点で書き手人数がこのくらい、
未予約キャラも複数残ってるという状況を考えると、どう考えても過疎予備軍(既に過疎?)な訳で。
ハードルを上げるのは数少ない書き手を更に減らすことになると考えるとね。

647 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/11(金) 23:16:44 ID:FCBg044D
割とメジャーな企画では三日がデフォだから
動物ロワが消えた時とか。この先書き手として生き残っていけんゾ

648 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/11(金) 23:38:48 ID:m96T631z
>>647
このロワでしか生き残る気なかったりしてな


いや、自分もだが

649 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/12(土) 00:02:44 ID:cCXQVYRp
それよりもスレが立ってそろそろ一月立ちそうなのに、未だ予約すらされてないキャラがいるのは不思議ですね?
ちなみに俺は4匹、ホロ含めると5匹とも原作把握できてないからどうしようもない。

650 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/12(土) 00:23:03 ID:qLe1cjDq
五匹中何匹かは把握して、プロットも出来ているけど、書いてる時間ない。

最悪、書き手が付かないキャラは無かったことにしてもいいんじゃないか?
特に二票とかで当選しちゃってるのとか。


651 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/12(土) 00:55:22 ID:LwvyEibU
5匹中2匹は把握して、そいつらでプロットも考えてるが……
最悪未予約組はなかった事にするのもありかな
Gガンとか支給品出てたけど、そこはどうしよう

652 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/12(土) 02:10:48 ID:cWgFZZSz
別に全員出る前に二回目いってもいいんじゃない?二回目終了までに登場すればいいとか。
あと>>647何様のつもりだ。

653 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/12(土) 13:40:57 ID:m/K5ug1H
でも実際五日以内で書けないのは書き手としてまずいと思うがな
特に序盤だっていうのに

654 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/12(土) 16:52:56 ID:qLe1cjDq
延長があるってことはさ、当然だけど予約がされていることが前提なわけで、
投下はほぼ確実にあるわけよ
そんなに何度も問題提起することかな?もう、みんな分かってるだろ
8月なら問題かもだが、今は7月で学生は忙しい時期だぜ
辟易して、予約すら無くなるかもよ?

延長危惧組は延長横行の先にある事態を憂慮しているのかもしれんけどさ


Gガンに関しては、w2G氏に万が一のときの支給品代案を投下してもらうとか?


655 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/12(土) 18:48:10 ID:LwvyEibU
とりあえず、延長制度に関しては現状維持でいいかな?学生は忙しい時期だし
未予約組は既出組が2週目が終わるまでに出なかったら無し、って事でどうかな?

656 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/12(土) 21:10:47 ID:qLe1cjDq
俺は賛成

ミュウツーの人って明日までだっけ?

657 : ◆EGv2prCtI. :2008/07/12(土) 23:31:31 ID:6wmz+KVR
色々不安な部分があった為、仮投下スレに投下しました。
問題になっている中での延長、本当に申し訳ありませんでした

658 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/13(日) 00:07:44 ID:+f7dnJf5
仮投下乙です
まさかの全員危険人物か……クロちゃんは俗にいうマーダー対主催?
それぞれのシリアスな思考描写にとてもwktkしました

不安な部分、というのはミュウツーの自己再生、もしくはアームターミナルの便利さでしょうか
とりあえずどちらも問題はないと思います

659 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/13(日) 04:33:52 ID:il+iPaVG
仮投下乙!
クロちゃん楽しそうだなw
ミュウツーとパスカルは正統派の強マーダーになりそうで楽しみ。
上に同じく、特に問題になりそうなとこは見当たらなかったよ。
敢えて言うなら、ふしぎなアメはゲーム版ポケモンからの出典だけど
ロワに出てるのはアニメ版だから微妙かも、って所くらいか。
…アニメにもふしぎなアメって出てきたことあったっけ?

660 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/13(日) 09:22:20 ID:o3198aIw
投下乙です。
三者三様に危ない奴らだw
パスカルはコロマルと近い思考だけど、選択は真逆になりましたね。
飼い主の有無なのか、悪魔ゆえなのか…
ミュウツーは逆襲前か。
ピカチュウとの参戦時期のズレが面白いことになりそう。

気になったのは、ふしぎなアメかな。
レベルがあがるというのは、この場ではどういう効果が出てくるんでしょう?

それ以外に問題点は見つからないです。

661 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/13(日) 11:14:40 ID:xuxgOB+A
ちなみにメガテンのシステムではLVアップ=HP:MP全快になり、
各種ステータスの内どれか一つを1上げることができるというもの。

662 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/13(日) 13:11:37 ID:eJt+jf7U
仮投下乙。見事に三人とも攻撃的だなーw
ミュウツーは楽俊みたいに自分を人間だと考えてるやつと出くわしたら感情的になったりするんだろうか。
パスカル…は、頑張れば説得も可能か? いや、でも中々厳しいか。
クロは行動方針がやや特殊なだけに今後有害にも有益にもなるカード的な意味でのジョーカーとしての活躍も期待できそう。

663 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/13(日) 13:17:25 ID:o3198aIw
ってことは、ふしぎなアメ…というか、レベルアップの効果は
総じて服用者の強化と全回復でいいのかね?
ドラゴンボールの超神水+仙豆みたいな

作品ごとにレベルアップの意味違うし、レベルの概念そのものがない作品もあるしさ

664 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/13(日) 17:29:21 ID:il+iPaVG
ふしぎなアメの出典元であるポケモンのシステムに則るなら、
レベルが上がっても回復はしない。
最大HPが増えたら現在HPにも差分は加算されるが、受けたダメージはそのまま。

問題は、レベルが上がると全快する世界の住人(犬)がそれを食べてレベルが上がったら、
どっちの処理にするのが妥当かということだが…
そもそもレベルって要素自体がメタ的なものだからなあw
ちなみにメガテン原作中では、悪魔は合体以外ではレベルアップしない。

665 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/13(日) 18:27:31 ID:ECt2g4//
あんま深く考えなくていいよ
「ちょっとだけ強くなりますよ」ってことで

666 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/13(日) 18:40:32 ID:o3198aIw
全回復だけど、飛び出した内蔵も戻るってことでいいのかな?
ブラブラされても困るけど

667 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/14(月) 10:44:29 ID:6GnPV5UL
内臓とか、出てたら困るものはそれでいいんじゃないかな
もげた足とかは戻らない、って事で

668 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/14(月) 11:48:54 ID:wjCyDpyt
少し遅れたが仮投下乙!
全員マーダーとはあまりにも予想外ww
クロは見方によってはマーダーキラーにみえるが…

気になる箇所はふしぎなアメの一点のみかな。
これだけ消せば問題ないと思う。

つーかこれまでの対主催とマーダーの面子見て、
話が強マーダーVS対主催大勢って組み合わせしか浮かばないんだが。
対主催に強いやつがいねえ…w

669 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/14(月) 12:34:33 ID:T2G1aqOX
アマタンが弱いと申すか!?

思考やスタンスが出揃ってきて、会わせたい・対決させたいって奴がどんどん出てきたな

670 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/14(月) 13:16:19 ID:6GnPV5UL
ザッフィーが弱いと言うのかー!
原作での活躍はパッとしないが、シエラさん相手には優勢だったぞ!

671 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/14(月) 14:20:55 ID:HXrnErgP
クロはどのロワでもこんな調子な気がするがw

672 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/14(月) 22:42:26 ID:otL1v4JQ
弱いマーダーがいないな。
ステルスの奴も能力的には強者にはいるだろうし。

まあ、純粋な動物たちに虎視眈々と外道にはしってほしくはないなw

673 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/14(月) 22:56:33 ID:T2G1aqOX
悪意云々はどうあれ、猫とか端から見て相当残酷なことするけどなw
寝たきりの人間苛めるし

674 : ◆EGv2prCtI. :2008/07/14(月) 23:48:22 ID:i1pnKehB
修正しましたので本投下を行います

675 :LABYRINTH  〜午前二時の迷宮〜 ◆EGv2prCtI. :2008/07/14(月) 23:49:56 ID:i1pnKehB
 パスカルは、元はただのハスキー犬であった。
 飼い主に忠実な、ただの、ハスキー犬。
 今のような姿になるには吉祥寺の空気が悪魔の吐息で満たされ始めてから、そう時間はかからなかった。
 悪魔の手によって母親を失った(その様子を、パスカルは窓から最後まで見てしまっていた。何も出来ない自分が腹立たしかった)主人に同行し――そして、パスカルは、悪魔と合体させられたのだ。
 パスカルにとって、それはある種裏切られた形にはなったし、けれども、それは同じく、戦う力を得たことになったのだった。
 かくして――魔獣ケルベロスとなったパスカルは、短い間(そう、本当に短かった、あれは)だったが、主人を守り、恩に報いることが出来た。
 主人の母親を助けられなかったと言う自責を晴らすかのように、パスカルはただ必死に戦った。
 しかし、あの忌まわしい妙な機械――ターミナルの暴走。
 ターミナルが放つ異質の雰囲気と強烈な邪気。
 危険だと気づき、主人とその友人達を巻き込まないために自分が飛び込んだはよかったが――

 気付けば、いつの間にか周辺がさも爆撃にあったのかのような状況の都市が佇む荒れた土地にかかるT.D.L.(トウキョウディスティニーランド。行ったことも聞いたこともなかった筈なのに、なぜかそれだけ覚えていた)の橋で番犬をしていた。
 薄く、精神の深いところでは薄く意識はあった筈なのだけれど、ほとんど混同しかけていたと言ってもいい悪魔の意識、そして何者か、誰かの外部からマインド・コントロールが、パスカルの自由と認識能力を縛っていた、らしかった。
 そして、次に完全に覚醒した時に、目の前にはあの主人の姿があった。
 パスカルはその主人の無事を何より喜び、それからまた主人を悪魔から守ってやれると思っていた――筈だった。

676 :LABYRINTH  〜午前二時の迷宮〜 ◆EGv2prCtI. :2008/07/14(月) 23:51:12 ID:i1pnKehB
 ――ここまでがパスカルがあのキュウビに拉致されるまでに記憶している全てだ。
 キュウビは言っていた。
 殺し合い――そう、他の動物やら悪魔を皆殺しにすれば帰れる、と。
 自分は――まだあの人に十分に恩を返していない。多分それはずっと返しきれないものだと思う。
 そして、再び仲魔として守っても戦ってすらもしていない。
 なら――自分はどうしても帰らなければいけない。
 あの人の元へ。そう、それなら、犠牲など辞さない――そもそも自分が飛ばされ、気がついたときのあの世界は既に弱肉強食の世界と化していた筈だ。
 これは、いつもと――あの時と、何ら変わらないのではないのだろうか。
 これから、それを行うことを決意しようとしていることも、――何も変わらないのでは?

 結局はそれ以外にどうすることは出来ないのだ。
 キュウビを倒したところで元の世界へ帰れる保証はなかったし、そしてそれは――このろくでもない見世物のルールでもあった。

 もっとも、パスカルはそれを気に入らなかったが。
 気に入るはずもない。
 こんなことが起きなければ直ぐにでも目的が果たせた筈なのに。
 しかし、この首輪を付けられていた以上どうしようもないこともある。
 あのリスを死に至らしめたその呪いの首輪はきちんとパスカルの首にもはめられていた。
 それも相俟って、パスカルが出した結論は――

677 :LABYRINTH  〜午前二時の迷宮〜 ◆EGv2prCtI. :2008/07/14(月) 23:53:05 ID:i1pnKehB
 不意に、気配がした。
 今パスカルが居る、広い砂漠にぽつんと建てられた駅の前、夜の闇でまるで黒の炭の山に見える砂漠に動く影は無い。
 パスカルは駅のホームの内側も一瞥し誰も居ないことを確認すると、その薄青の髦が僅かにかかった白い巨躯をゆっくりと動かし始めた。
 駅の脇――その死角にも、誰も潜んでなどいない。
 各感覚器官の神経を研ぎ澄ませ、パスカルは辺りを見回す。
 何者かが近くに居るのは確かだった。
 何処か。何処かに――

 ――風が、僅かに膨れ上がったように靡いた気がした。

 それは突然だった。
 パスカル自身は、それは驚きだったし、そして、それを避けることはほとんど奇跡だったと言ってもいい。
 星の形を模った光が、超高速でパスカルに向かってきていたのだ。
 身を伏せ、少しの間、突風が凄まじいスピードで通り過ぎたのを確認すると、それから数瞬の内にその方向へパスカルは飛びかかっていた。
 さっきの光線程ではなかったにせよ、それでも素早い動きで飛び込んだパスカルの目の前に、ほんの一瞬、何かの姿が現れた。
 その姿はその一瞬でさやかな光を放ち、そして最初から何もなかったかのように、消えた。

678 :LABYRINTH  〜午前二時の迷宮〜 ◆EGv2prCtI. :2008/07/14(月) 23:54:46 ID:i1pnKehB
 しかし、それでパスカルは確認したのだ。
 白い――恐らく、悪魔の姿が。
 少なくとも自分を殺しにかかった、悪魔の姿。
 紛れもなく――これは変わらない。あの世界――あの時代、あのトウキョウと。
 砂に捕られていた前足を直ぐにでも走り出せる体勢に正し、パスカルは再び気配を捉えることに集中した。
 次はもう、かわせないだろう。
 敵が狙撃してきた以上自分の場所はとうに分かっているのだろうし、そして、もうすっかり接近してしまっているのだ。
 相手がテレポートでも何でも、そんな手段を用いる以上、攻撃するには姿を現す一瞬しかない。
 その一瞬で、決まる。
 相手が魔法を使ってこなければ、の話だが。
 悪魔である以上、まず魔法を所持していると考えていいだろう(その部分は、かつて悪魔と戦ったことで十分理解していた)。
 もし呪殺の魔法――ムドなど唱えられて避けきれなかったら、それでもうお終いだ。
 そんな事態などあってはならない。
 一層パスカルは周囲を警戒し、――そして、再び、気配のした方向へ飛びかかった。

 ビンゴだった。
 目を見開いた相手の右肩にパスカルの牙が食らいつき、確かに右腕を肩ごと食い千切った。
 闇夜の中、血が出ているのか出ていないのか、もう確認する余裕もパスカルには無かったのだけれど。
 ――しかしそのとうの悪魔は少しみじろぎしただけで、即座に左手をまだ着地してもいないパスカルに向けていたのは、分かった。
 何故立っていられるのか――その理由は、もうパスカルの理解の範疇には及ばなかった。

 ――!

679 :LABYRINTH  〜午前二時の迷宮〜 ◆EGv2prCtI. :2008/07/14(月) 23:57:35 ID:i1pnKehB
 左手が、強烈な光を放った。
 念動波が正確にパスカルの腹部を抉り、内臓に相当なダメージを与えると、そのままパスカルは仰向けの体勢で砂地に沈んだ。
 喉の奥から大量の吐瀉物が漏れだしたが、それをいっぺんに吐き出し、パスカルは激痛の中で身体を半回転させて再び飛び掛かろうとした。
 しかし、第二撃が、そのままパスカルに向けて、既に放たれていた。

 サイコカッター。
 パスカルが白い悪魔と称していたポケモン、ミュウツーが重傷の身で放ったその技は、パスカルの脇腹を真横一直線に切り裂き、そして、吹き飛ばした。
 今度こそパスカルの身体は宙を舞い、地面にどっと倒れて砂煙を撒き散らした時には、事切れていた。そう、見えた。
 いや、その前にもう死んでいたのかも知れない。
 もはや、この犬型のポケモンは執念だけで動いていた――ミュウツーは、それを感じ取っていた。

「――ぐうっ!」
 思い出したかのように右腕が存在していたその断面から少なからず痺れも混じったような強烈な痛みが、ミュウツーを襲った。
 戦闘による、大なり小なりの興奮が醒め目の前が霞み始める中で、ミュウツーはごろりと転がっていた右腕を拾い上げ、血が噴き出し始めたばかりのそこに、押しつけた。
 そして自己再生――を試みたが、右腕は断面と僅かな細胞繊維が表面で繋がっただけだった。
 恐らく、と言うかやはりキュウビによって、力を抑えられているのだろう。
 とにかく、このまま動かすのは到底無理そうだ。

680 :LABYRINTH  〜午前二時の迷宮〜 ◆EGv2prCtI. :2008/07/14(月) 23:59:05 ID:i1pnKehB
 ――油断した。
 
 
 人間を排除し、ポケモンだけの世界を作る。
 それは彼の理念であったし、それは今でも変わらない。
 或いは――それが自らの存在意義の主張だったのかも、知れない。
 自分が何者なのか、何故ここに居るのか、と言う疑問を投げ掛け続ける彼にとって。

 何れにせよ、此処で朽ち果てる訳にはいかないのだ。
 たった今倒したポケモンにも、そう、――これから倒すであろうポケモン達にも恨みは無い。
 それがあるのは愚かな人間達だけ。
 しかし――命を握られた状態、そして、抵抗も難しい。
 それならば此処は優勝した方が有益なのでは無いだろうか?
 自分を捕まえる事が出来る程に、キュウビ(キュウコンの亜種か何かだろうか?)には実力がある。
 ――利用、出来るのではないのだろうか。
 ポケモンだけの世界を創る為に。
 キュウビは願いを叶えると言っていた筈だ。
 もし偽りならば、首輪を外した後に葬ればいい。

 ――それだけの話だった。
 此処に呼ばれてしまったポケモンには少なからずも申し訳無く思ったが、しかし、この機会を逃す訳にもいかなかった。 
 故に――ミュウツーは、それを始めた。


 その決意を固めたばかりだと言うのに、いきなり深手を負わされてしまった。
 自分の力を過信していた訳ではなかったし、けれども余力は残しておきたいという思考も存在はしていた。
 ――やはり一筋縄ではいかない、と言うことだろう。

 パスカルの死体から視線を外し、まだ痛む右肩を押さえながら、ミュウツーはその場を立ち去った。

681 :LABYRINTH  〜午前二時の迷宮〜 ◆EGv2prCtI. :2008/07/15(火) 00:01:59 ID:os7xE/gA
――

 サイコキネシスの直撃を受けたのにも関わらず、脇腹をサイコカッターで切り裂かれ、大量に出血していたにも関わらず、パスカルはまだ生きていた。
 元から一方的なゲーム展開を避けるためにキュウビの手によりミュウツーの力が制限されていたこともあったし、それにケルベロスとなっていたパスカル自身、生命力が非常に強くなっていたのだ。
 しかし――到底、動けるような状態ではなかったのだけれど。

 かなり致命的だった。
 ほとんど身体の自由は効かなかったし、即死には至らなくてもやはり、かなり傷は深かった。
 パスカル――ケルベロスが持つ魔法には癒しの魔法など無い。
 唯一、サマリカームという魔法が使えたが、それはもう虫の息の相手や死体に対して使う蘇生魔法なのだ。
 生者には効果を示さない。
 どうしようもなかった。

 ――自分はここで、死ぬのか? ここで死ぬのか?
 それはあまりに、多くの死を目前とした生き物が考えてきた思考そのもので、パスカルは内心そんなことを考えてしまった自分を嘲笑した。
 しかし、それは笑い事ではない――もう事はそんな次元では済まされない。
 こんな世界で動くことも何も出来なくなったら、もうそれは他の捕食者の絶好の獲物になった、ということだ。
 もう、パスカルはそんな事項を考える力もなく、ただ脱力して、その場に横たわっていた。

682 :LABYRINTH  〜午前二時の迷宮〜 ◆EGv2prCtI. :2008/07/15(火) 00:07:01 ID:os7xE/gA
 白い毛皮を色で染めていく血が、何故か痛みの他に、寧ろ開放感すら感じられるそこから流れ出る感覚だけはこれまた何故かよく分かった。
 主人の元へ帰る――そう、自分は決意した、筈だったのをパスカルは思い出した。
 ぼかしが入りながらも脳裏に浮かぶ僅かな光景――
 まだかつてハスキー犬だった頃の、光景。
 主人との散歩。
 構ってほしくて吠えたりもした。
 無視された時に、寂しくていじけたりもした。
 それも、もう――


「――おい」
 高い音調の声が聞こえた。
 重く感じられる首を残った力を総動員して動かし、その向きへ視線を回した。
 そして、認めた。
 ――目の前に、黒猫が座り込んでいたのを。
 そして、その黒猫の手には、銃が握られている。
 そもそも、見た目普通の黒猫が喋ったり通常前足に当たる部分で銃を持っていること自体がおかしかったのだけれど、もうそこまでの思考に及ぶ余裕は無かった。
 パスカルは目を見開いた。
 やられる――

683 :LABYRINTH  〜午前二時の迷宮〜 ◆EGv2prCtI. :2008/07/15(火) 00:10:06 ID:os7xE/gA
「これを舐めろよ」
 瞬間に訪れる呆然。
 黒猫は銃の引き金を引かずに、パスカルの目の前にもう片手に持っていた幾つかの飴を差し出した。
「舐めれば元気が出るまんまるドロップだってさ。ほんとなら包帯でも巻かないといけないと思うけどな」

 本当なら今すぐ黒猫の腕を噛み千切りたいところだったが、しかし、当座の状況からそれが無理だとは分かっていたのでそのままその飴を舌で舐め取り口内に運んだ。
 不思議と、舐めてる間は安心していられて、冷たくなりかけていた身体の奥から、僅かながら温かい力の集まりが湧きだしてくるようだった。

「後は面倒を見切れないから自分でなんとかしろよ。それと代わりにそっちの武器はオイラがもらうぜ」
 そう言うと、黒猫はその大型の銃と、何か、長方形の箱がくっついたグローブを見せ、パスカルに確認を取った。
 それは――そう、パスカルの鞄から取出したのだろう。きっと。
 元々銃などパスカルに扱える代物ではなかったし、もう一方のグローブは、それはパスカルの主人が付けていた――形こそは違うけれど、あのコンピュータだった。

「暴れるには武器が要るからなー。いつものアレとかは無くなってたし」
 黒猫は、とても喜ばしそうに語った。

684 :LABYRINTH  〜午前二時の迷宮〜 ◆EGv2prCtI. :2008/07/15(火) 00:11:56 ID:os7xE/gA
 いつものアレとはその前に言った単語で何のことかは大胆把握したし、それを聞いて、パスカルは思った。
 もしや――この猫は、自分と同じく乗ったのだろうか?
 しかしそれならば何故自分にとどめを刺さない?


 結局それは、うやむやのままだった。
 それから黒猫は「じゃあな」と左手を上げながら一言言って、そのまま闇に消えた。
 闇に消えるまでの間、パスカルはその後ろ姿をずっと見つめていた。

 それからパスカルは、貰った飴をひたすら舐め続けた。
 ――これならしばらく休めば、動ける。
 この点では、あの黒猫に感謝すべきかも知れない。
 パスカルは身体の力を抜くと、そのまま重力に身を委ねた。
 大丈夫、まだ意識はある。

 休憩している間、パスカルは思った。
 動けるようになったら今度こそ、確実に仕留めよう。全てを――あの猫も。
 私は、必ず貴方の元へ帰ります。
 我が主人――

685 :LABYRINTH  〜午前二時の迷宮〜 ◆EGv2prCtI. :2008/07/15(火) 00:14:42 ID:os7xE/gA
【F-5駅前/一日目/夜中】
【パスカル(ケルベロス)@真女神転生】
【状態】:腹部裂傷、内臓負傷、疲労
【装備】:なし
【所持品】:支給品一式、まんまるドロップ@聖剣伝説Legend of Mana(二個)、ラスタキャンディ@真女神転生if...(一個)
【思考】
基本:ゲームに乗る
1:しばらく休む
2:積極的に参加者を殺し、優勝を目指す 【備考】まんまるドロップ@聖剣伝説Legend of Mana(三個)を服用しました

【クロ@サイボーグクロちゃん】
【状態】:良好
【装備】:メガブラスター@クロノトリガー
【所持品】:支給品一式、アームターミナル@真女神転生if...、まんまるドロップ@聖剣伝説Legend of Mana(四個)、ラスタキャンディ@真女神転生if...(二個)、パスカルの不明支給品(0〜1)
【思考】
基本:積極的に優勝する気は無いが大暴れする
1:とにかくゲームに乗った相手を捜し、戦う(暴れる為)
2:出来れば他にも武器が欲しい

686 :LABYRINTH  〜午前二時の迷宮〜 ◆EGv2prCtI. :2008/07/15(火) 00:18:17 ID:os7xE/gA
【F-5/一日目/夜中】
【ミュウツー@ポケットモンスター】
【状態】:右腕重傷(動かす事は不可能)、PP消費(小)
【装備】:なし
【所持品】:支給品一式、不明支給品(1〜3)
【思考】
基本:ゲームに乗る
1:相手が誰だろうと容赦なく殺し、優勝する
2:万が一人間を見掛けた場合、用いる限りの手段を使って惨殺する
【備考】:自分の力が制限されていることに気がつきました。
     パスカルを殺したと思っています


【まんまるドロップ】
僅かだが体力を回復させる飴

【ラスタキャンディ】
タルカジャ(攻撃力上昇)、ラクカジャ(防御力上昇)、スクカジャ(命中力上昇)の効果を持った飴。
ケットシーのタルカジャと同じく制限により重ね掛けは出来ない

【メガブラスター】
強力な威力を持つ銃

【アームターミナル】
左肘から先を覆うグローブと一体化した本体&キーボードと、左目又は両目に装着するHMDがセットになっているコンピュータ。支給されたのはとある教師がハスキー犬の散歩をしていたとあるヲタ少年が付けていたこれを真似して作ったモデル。
悪魔召喚プログラムは入っていないが以下の機能が付属している。

デビルアナライズ…一度会った参加者の能力を見ることが出来る。認証に時間がかかる為、出会ったばかりの参加者には使えない。
オートマッピング…一度歩いた場所を簡易に表示する。
アイテム解析…簡単な支給品の解析を行う。

もちろん身につけて電源を入れなければデビルアナライズやオートマッピングは記録されないし、そもそもコンピュータの知識が無ければ扱えない

687 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/15(火) 00:19:21 ID:FyDPnhsx
支援

688 :LABYRINTH  〜午前二時の迷宮〜 ◆EGv2prCtI. :2008/07/15(火) 00:20:08 ID:os7xE/gA
【ケルベロスのスペック】
LV43
力25知7魔10体14早18運12
かみつき、ファイアブレス、サマリカーム(このロワでは制限で使用不可の蘇生魔法)
序盤に仲間になる為その時点では比類なき強さを発揮するが、再加入した時にはギリギリ使える程度であり、長くは使えない。

パスカル(ケルベロス)の台詞
>マジュウ ケルベロス が いる

>おうごんのりんごが かがやきだした
ケルベロスは しょうきを とりもどした

ケルベロス:
おれは なにを していたんだ・・・
あ あなたは ヒーロー(主人公名)
ぶじで なにより

わたしは みょうな きかいに とばされたあげく
いしきを なくしたまま
こんなところで ばんけんを するしまつ

わたしを ふたたびナカマに
くわえて いただけるか?

                    はい
                    いいえ

では おともさせて いただこう

こんごとも よろしく・・・

>ケルベロスが ナカマに くわわった

689 : ◆EGv2prCtI. :2008/07/15(火) 00:21:37 ID:os7xE/gA
投下終了です

690 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/15(火) 00:41:06 ID:FyDPnhsx
投下乙でした!
クロちゃんはマーダーキラーになる……のかな?
ミュウツーは間違いなく強マーダーだし……
パスカルも傷の具合によっては活躍しそうなマーダーですね

あと>>688はウィキのパスカルの紹介欄に付け加えた方がいいでしょうか?

691 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/15(火) 12:06:12 ID:xu2UbDES
投下乙!
クロちゃんの施しはパスカルがマーダーだと思ってないからなんだろうな。
もし再開したとしたらどんな会話がされるか楽しみだ。

勝手ながら、状態表を見やすいように改行させてもらいました。

692 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/15(火) 12:27:00 ID:xu2UbDES
それとハーメルのバイオリンのアイテム説明が不足しているように感じたので、
こちらも勝手ながら加筆させてもらいました。
どちらも問題があるようなら元に戻しておきます。

693 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/15(火) 16:51:40 ID:FS6yOLj2
ちょい質問
ホロは麦か生き血で変身可能だけど、生き血は人間じゃなくてもOKかな

694 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/15(火) 22:58:12 ID:SqyRfiMm
原作みたけど特に定められている風には言ってなかった。
人間じゃなくても大丈夫だと思う。

695 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/17(木) 22:38:30 ID:lUa29Ifx
見る限り、予約と投下する時は、ここで宣言でいいんですか?

696 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/17(木) 22:40:31 ID:XtXdMU7U
ていうかここ以外に投下するところはないと思う。
規制で書き込めない時以外はここで書いた方がいいよ。

697 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/17(木) 22:46:27 ID:Yv2eYzvU
規制されている、もしくは不安な時→>>1のしたらばへ
十分いける! と思う→直接投下

698 : ◆bD004imcx. :2008/07/17(木) 23:11:04 ID:lUa29Ifx
ホロ予約します。

699 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/18(金) 15:57:27 ID:kur92ywH
期待。

700 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/18(金) 16:54:41 ID:5BcgEa6q
既に同じ作品の参加者が出ているヒグマの大将や銀はともかく夜叉猿と風雲再起に関して不安になってきた
出るタイミングを完全に失ったのか、それとも元から把握出来ているor書く気のある書き手が居ないのか

いや、まだ早計だって言うのは分かるが、どうすりゃいいのよこいつら
それに無かったことにしようとしても風雲再起が出ている作品の支給品が出ちゃってるし……

701 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/18(金) 17:51:50 ID:gx1SZH2i
書く気はある、ネタもある、だが時間が足りない
この時期は学生って忙しいんだよね……

702 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/18(金) 18:27:02 ID:TG0S5GKz
ズガンか、書き手に代替案出してもらうかだろうなあ>風雲
得票数二票の時点で予想できたがな

書ける人がいるみたいだから、大丈夫のようだが

703 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/18(金) 20:55:45 ID:8Fo/5s85
風雲再起の把握ができないorz

とりあえず白ユニコーンまでは分かった

704 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/18(金) 21:06:50 ID:gx1SZH2i
ちょwユニコーンと違うから!
目茶苦茶ハイスペックな白馬と考えればいいよ

705 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/18(金) 21:14:16 ID:USC0taIe
他の参加者はメインキャラだったり、クローズアップされるエピソードがあったり
して把握がし易いけど、風雲はそういうのあったっけ?
あるなら、大体何話か教えて欲しい。
Gガンはリアルタイムで見ていた世代だが、居たっけ?というのが正直な印象。

706 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/19(土) 03:15:56 ID:HsUTSkFo
超今更気付いたんだけど、テストしたらばのスレが2週間オーバーで削除されてるのな。
もう役目は終わったスレだしそれはいいんだけど、誰かログ保存してる?
キャラ紹介も何人分かあったし、没OPも折角だからwikiに収録しておきたかったな。

707 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/19(土) 03:47:42 ID:QH81090q
>>706
ttp://jbbs.livedoor.jp/otaku/9437/storage/
あとはよろしく

708 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/19(土) 21:48:47 ID:HsUTSkFo
>>707
そういや過去ログ倉庫があったな。thx!
没OPのページは取り敢えず作っておいた。

709 : ◆bD004imcx. :2008/07/20(日) 16:42:21 ID:FdOo8Jkq
ホロ投下します。

710 :狼の新たな旅立ち ◆bD004imcx. :2008/07/20(日) 16:43:24 ID:FdOo8Jkq
風が吹いているのか、まばらに生えている木の葉が音を立てて揺れる。
草原もその影響を受けて波を作り、風を形あるものに変えていく。

空模様もよく、雲の隙間から時折月の光が大地を照らす。
太陽の強い光とは異なる優しいその光が、全てにわずかな色と影を与えていく。


「ん〜……」
そしてその景色を、彼女は大きく伸びをしながら、懐かしいものを見る目で眺めた。

(わっちの故郷は雪で埋もれていたが、こういう景色もたまにはあったかや……)


彼女は顔はまだ幼いがそれなりに整っている。
普段から着ている一張羅もあって、普通の人間としてなら見栄えはいい方だろう。
だが、彼女の頭と腰についている物は、普通の人間についているものではなかった。

遠くの音を聞こうと耳をすませば狼の耳が動き、本人自慢の尻尾は自身の意思に反応して揺れ動く。
今でこそ人の姿をしてはいるが、元は北の大地を故郷とする、ホロを名乗る狼だった。



711 :狼の新たな旅立ち ◆bD004imcx. :2008/07/20(日) 16:44:33 ID:FdOo8Jkq
事の始まりは、ある村じゃった。わっちは約束により、村に豊作を与えていた。
しかし、ここ数年で、わっちは村を出たいと思った。
じゃが、麦を持ち去ってくれる者がいない限りわっちは村から出る事ができない。
半ば諦めようとしていたのかもしれんかった。

そんな時、わっちをあの村から出してくれた男がいた。それが、
「ロレンス……。お前じゃったの」

ロレンスは、村から麦を持ち去った。その麦にわっちは入っていた。
ロレンスのおかげで、わっちは村から出る事ができた。その点は、いくら感謝しても足りないじゃろ。
そして初めて人の姿でロレンスの前にでたあの夜。忘れられる訳がない。

ロレンスは、最初はわっちを神かと聞いた。しかし、わっちはそんな存在ではないと言った。
狼だと言った時、その証拠を見せろと言われ、わっちは片腕だけとはいえ元の姿に戻した。


「しかし、今思い出しても、ロレンスのあの顔ときたら……」
わっちはその時の事を思い出し、ふと笑った。



712 :狼の新たな旅立ち ◆bD004imcx. :2008/07/20(日) 16:45:42 ID:FdOo8Jkq
わっちが狼であると言い、ロレンスもそれを信じた後、わっちは本題に入った。

北に帰りたい。その一言から、わっちとロレンスの旅は始まった。

旅とは面白いもので、一つの行動に対しても様々な結果が起こるもの。

先日の騒動も、今思えばなかなかに面白いものだったかや。

ロレンスと共に毛皮を売りに行った時に出会った小僧がすべての始まりじゃったの。
ゼーレンと名乗った男とロレンスが取引を行い、そして商会同士のトラブルにまで発展した。
わっちも危うく教会に突き出される寸前までになったが、わっちが狼に戻る事により事無きをえた。

その後もいろいろあったが、結局わっちはロレンスと旅を続けることになったのう。



713 :狼の新たな旅立ち ◆bD004imcx. :2008/07/20(日) 16:46:58 ID:FdOo8Jkq
「そのはずじゃったが」


視線を首に移す。そこには見慣れない銀の首輪。
「あの狐は爆弾とか言っていたかや。まったく、狐というものはくだらない事ばかりを考える」

外そうと考えてはみたものの、明らかにわっちの知っている技術で作られたものではありんせん。
今のところ、これに対するわっちの手段はないに等しいかや。

かといって、殺し合いをしろと言われても、わっちは乗る気はまったくない。

その日の空腹を満たすために狩りを行い、対象を喰い殺す事もあった。
じゃが、それはあくまで自然の摂理じゃ。しかし、この殺し合いはそれから外れている。
こんな事で命を奪うような気はありんせん。
だた、相手が向かってくるなら……話は別。
縄張りを犯そうとする不届きな輩は、全力で排除する。



714 :狼の新たな旅立ち ◆bD004imcx. :2008/07/20(日) 16:47:49 ID:FdOo8Jkq
「何にしても、まずは身辺整理をしないと始まるものも始まりやせん」

あの場から離れる時に渡されたデイパック。その中にあるものを確認した。


まず一つ目。紙。
片面は白で、片面はそれぞれに色がついている。
何故か全て正方形に揃えられている。今は不要じゃな。

そして二つ目。丸い鉄製の何か。
説明書には「合金製のヨーヨー 重量50kg」と書いていた。
中の糸を伸ばせば振り回すことのできる武器……にも見えなくはないが、この重さではわっちには使いこなせないのう。

最後の三つ目。手甲。変わった形をしておるの。
「鎧化(アムド)」と叫ぶとこれが鎧になるらしい。

「……酒はないかや。まあいいか。
持っていてよさそうなのはこれくらいじゃの」

ホロは手甲を左手に装着し、残りの支給品をデイパックに戻した。



715 :狼の新たな旅立ち ◆bD004imcx. :2008/07/20(日) 16:48:50 ID:FdOo8Jkq
「それにしても、何故麦がない?」
わっちは体を見回した。
ここに連れてこられた時は気付かなかったが、今あらためて探してみると、それはどこにもないのう。
服の中も調べてみたが、それらしいものは影も形もない。

わっちはあれの中に存在している。
ならば、あれも当然わっちが持っていると思っておったが。
「まあ、無いものを探しても意味などないかや。今は後回しじゃの。……しかし」

再度自身の姿を見る。一部を除いて、どこからどう見ても年頃の人間の女である。
これでは、狸や猫なら襲ってきてもなんとでもできるが、あの場にいた大きな犬や虎にはまず勝てない。
やはり、最低でもいつでも元の姿に戻れるようにならないと安心はできない。

「となると、探すは麦か生き血かや」
前者は難しいが、後者は他の参加者からでも手に入る。
「目的はできたかや。なら後は行動あるのみじゃな」

ホロは歩き始めた。


ホロは始めた。初めての小さな一人旅を。
たとえその先が過酷なものだったとしても、彼女が足を止めることはない。



716 :狼の新たな旅立ち ◆bD004imcx. :2008/07/20(日) 16:50:27 ID:FdOo8Jkq
【E-5/一日目/夜中】
【ホロ@狼と香辛料】
【状態】:健康
【装備】:魔甲拳@ダイの大冒険
【所持品】:支給品一式、折り紙×10枚@忍ペンまん丸、ヨーヨー@HUNTER×HUNTER
【思考】
基本:ゲームに乗る気はない。ただし、向かってくる者には容赦しない
1:麦、もしくは参加者を探すかや。
2:他の参加者を見つけた場合、どうにかして血を手にいれたいの。
3:わっちの麦はどこにあるのじゃ?
【備考】:参加時期は6話「狼と無言の別れ」の後です。


【折り紙@忍ペンまん丸】
普通の折り紙。表にはそれぞれ色がある。裏は白紙。

【魔甲拳@ダイの大冒険】
持ち主が「鎧化(アムド)」と言うと、手甲が鎧となり、持ち主に装着される。
鎧は魔法やそれに類似するものを無効化する。 電気系統に対しては効果は薄い。
他の能力に対しては後続の書き手に任せます。

【ヨーヨー@HUNTER×HUNTER】
合金製のヨーヨー。重量は50kg。性能に関しては、出展作品に出てくる物とと同様。

717 : ◆bD004imcx. :2008/07/20(日) 16:51:17 ID:FdOo8Jkq
投下終了しました。

718 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/20(日) 18:37:20 ID:BHxnRawg
投下乙です。

ホロもケット・シーと同じ危険人物になりえそうですね。
賢狼だからまあないでしょうが、手順間違うと大変なことに。

折り紙はアライグマ父にも支給されていましたが、被りアイテムってどうなるんすかね?

719 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/20(日) 19:36:11 ID:jLfOATm8
投下乙!
麦か生き血を手に入れたらこのロワの参加者の中では一番デカくなるなwwww
そういえばホロは嘘かホントかを聞き分けることができたような、
そこは制限する必要はあるかな?

720 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/21(月) 18:22:23 ID:+EMy73Kb
嘘発見機能って能力?それとも賢狼ゆえの知能に基づく経験則?
後者なら問題なくね?
能力でも、心音で判断とかだったらマジもんの詐欺師には通用しないし

ダブりアイテムは修正してもらった方がいいのか?
今回の折り紙は枚数少ないし、アライグマの方を予備弾丸みたく考えて通し?
通しなら収録してくるけど

721 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/21(月) 19:05:30 ID:BPAmwEbP
>>720
ホロの嘘発見は後者だった気がするなぁ
折り紙は問題ないと思うが……けっこう近くにまん丸とかいるしなぁ
ダブりもあるけど、そこが問題なのかな?

722 : ◆TPKO6O3QOM :2008/07/22(火) 00:31:58 ID:e5hQZXSo
ホロ、投下乙です。
ちゃんと服着ている様で何より。
もとの姿はモロと同じぐらいですね。
同族と勘違いしそうです。

銀と大将予約します。

723 : ◆w2G/OW/em6 :2008/07/22(火) 01:05:09 ID:2ovdWdY5
ホロ投下乙でした。賢狼は頼りになりそうだなぁ

二周目のキャラ予約って、もうOKですよね?
OKなら風雲再起、ケットシー、ツネ次郎を予約したいです。

724 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/22(火) 02:56:33 ID:I/TRI/W1
>>723
OKだと思います。そして登場済参加者の現在位置(>>407修正)

【死亡確認者・場所一覧表】

見せしめ             シマリス
深夜 A-6 駅前         アルフ
深夜 C-1 南部の森       タヌ太郎

【確定参加者・場所・時間別一覧表】

深夜 A-2 遊園地出入り口付近  ボニー
深夜 A-6 駅前         赤カブト
深夜 B-4 博物館内       ユーノ、ギロロ
深夜 B-5 森          カエル、グレッグル
深夜 B-6 崖上         ペット・ショップ
深夜 B-7 北西         アライグマ
深夜 C-1 廃村         イギー
深夜 C-1 南部の森       クロコダイン 
深夜 C-4 森          ぼのぼの、てゐ
深夜 C-5 崖下         シロ   
深夜 C-6 泉の傍         モロ、ムックル
深夜 C-6 森           ツネ次郎
深夜 C-6 ログハウス前     ケットシー
深夜 D-4 電波塔         ピカチュウ、ケロロ
深夜 D-4 電波塔入口       キラーパンサー、オカリナ
深夜 D-5 北西の崖下      楽俊、ニャース、アマテラス
深夜 E-2 城          シエラ
深夜 E-2 線路付近       ザフィーラ
深夜 E-3 墓地          メレオロン、まん丸
深夜 E-5 草原         ホロ
深夜 E-7 刑務所        クズリの父、ウマゴン
深夜 F-5 駅前         パスカル、クロ
深夜 F-5 砂漠         ミュウツー
深夜 G-2 空港上空       チョッパー
深夜 G-6 水族館        ヨッシー、イカルゴ
深夜 G-7 教会         オーボウ、ラルク

間違いがあれば指摘お願いします。

725 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/22(火) 10:04:59 ID:e5hQZXSo
コロマル・アライグマ父組が抜けてます

726 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/22(火) 23:50:08 ID:ZRc6YxES
wikiでアップロードしたファイルって管理者じゃないと消せないのな…
現在位置記した地図を更新したいんだけどどうしたらいい?

727 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/23(水) 02:33:51 ID:PBrosUTL
第一版、第二版みたく、前回のを残したままじゃ駄目なのか?

728 : ◆TPKO6O3QOM :2008/07/23(水) 20:12:58 ID:HfwNhufZ
銀、大将投下します。

729 :命を懸ける熊犬と懸けない羆 ◆TPKO6O3QOM :2008/07/23(水) 20:14:56 ID:HfwNhufZ
 銀は幾度目かの溜息をついた。眼には既に疲労の色が出ている。引き締まった体躯を包む虎毛は乱れ、毛艶も悪くなっているようだ。草叢を往く足取りはふらふらと力がない。
 彼の周囲は開けた草原だ。時折吹く穏やかな風を受けて、草たちがさらさらという笑声を上げる。
 彼を苛んでいるのは、殺し合いでもキュウビと名乗った大狐のことでもない。先刻に見た一つの巨影だった。

 爛と隻眼を耀かせた熊影――あれは赤カブトだ。と彼は断定した。自分が止めを刺したはずの。
 銀は集められた会場で、それを遠目ではあるがはっきりと見た。いや、そうでなくとも、あのおぞましい姿は見間違えようがない。
 悪い夢でも見ているようだった。いや、出来れば夢であって欲しいと銀は心底思う。
 だが、足裏の肉球が通して伝わるひんやりとした地面の感触が、これが現であることを声高に叫んでいた。

 しかし、と銀は思い止まる。

 未だに彼の両顎に残る生々しい感触――赤カブトの首を討ち落とした、あの記憶もまた現実だ。あれを夢と判ずるには、あまりにも多くの血が流れている。赤カブトの上に積み重なる、累々たる墓標の中には銀の父リキの名も刻まれていた。

 赤カブトは生きている。これは現のこと。
 赤カブトは自分が殺した。これもまた現のこと。

 だが、この二つの現実を結んで形作られる答えはあまりにも非現実的なものであった。
 死者の復活。
 これが可能ならば、今まで死んでいった仲間たちのすべてを否定されてしまう。命を懸けて戦った銀自身の誇りさえも。
 しかし、これが一番しっくりとくる答なのだ。認めてしまえばの話だが。
 もっとも、復活の真相に大して意味はない。銀がそれに拘るのは赤カブトへの潜在的な恐怖故だ。
 余計なことを考えるなと、自分を叱咤する。
 蘇ったのならば、また黄泉路に叩き返せばいい。いや、やらねばならないのだ。赤カブトに挑むのに雑念は命取りとなる。

 頭は少し冷えたが、そこに新たな問題が湧き上がる。
 銀は父から必殺の絶・天狼抜刀牙を継承し、その技が赤カブトの命を狩り取った。ただし、それは仲間たちの助力あってのものだ。
 一匹では赤カブトには勝てない。しかし、ジョンやベンといった頼りになる仲間たちは最初の会場には居なかった。彼らの臭いを自分の鼻が感じ取れないはずがない。ということは一から仲間を集めなくてはならないということだ。
 それに、赤カブト一頭に数百の戦士が血の海に沈んだのだ。だが、キュウビによって集められた獣たちは目算でも五十はいなかった。
 その数で、あの奥羽野犬軍団に近い実力の集団を作ることは至難を通り越して不可能と言ってよいだろう。


730 :命を懸ける熊犬と懸けない羆 ◆TPKO6O3QOM :2008/07/23(水) 20:17:06 ID:HfwNhufZ

 途方に暮れて足を止めた銀の目に、彼の好奇心をくすぐるものが映った。
 北に光の消えた町並みが、月雫を浴びて卒塔婆のように白く沈んでいる。人間の町だ。と、銀の耳がぴくんと蠢いた。家々の屋根が仄白く照らされていて、それは雪に覆われた奥羽の山々を連想させる。
 それに見惚れていた銀の鼻がある臭いを嗅ぎ取った。熊犬にとってとても身近で、宿縁とも言うべきもの――熊の体臭。

 銀の身体を巡る血が湧き上がるも、すぐに大河のような静けさを取り戻す。
 風向きが変わらない内に銀は身を低く屈めた。
 鼻を動かしながら、臭いの元を探る。風に乗って拡散された臭いを分析し、僅かでも強い方向へと辿っていく。やがて目の前に切り立った崖が立ち塞がった。どうやら熊は崖沿いにいるらしい。

 丈の高い草叢を選び、ゆっくりと前進する。そしてとうとう、十数メートル先の崖下に蹲る熊影を捉えた。崖に背中を預け、熊は月を見上げている。首元の三日月が白光を月へと突き返していた。
 赤カブトほどではないが、これも非常に大きなツキノワグマだ。以前見たヒグマと同等の体躯を誇っている。頭部には幾つもの傷が走り、その熊が歴戦の雄であることを知らせていた。
 赤カブトの配下だろうか。見たことのない熊だが、何かの理由で交戦しなかっただけかもしれない。

 これは赤カブトを屠るための前哨戦だ。銀はそう述懐した。

 気が逸るが、すぐに飛びかかることはできない。
 高い草は銀の目の前で切れている。クマの周りは短い草ばかりで、間合いを詰める前に見つかってしまうだろう。
 仕留めるのならば一撃。熊がこちらに気付かずに背を向けた時が好機だ。
 熊の一挙手一投足を具に見つめる銀の身体に緊張が高まっていく。

 一方で、熊はというと険しい目つきのまま座り込んでいる。時折、何かに驚いたように前足を口元に当てる動作をするが、他に特に目立った動きはない。最初は気付かれたのかと銀は肝を冷やしたが、それが特に意味のない動作だと悟るのに時間はかからなかった。

 どれほど時間が経ったであろうか。数時間とも、逆に数十分とも感じられる。
 熊はのそりと巨躯を起こすと、後ろ足で立ったまま西へと体を向けた。背は銀へと向けられている――
 銀は迷わず駆け出した。咆哮を噛み殺し、その反動を全身の筋肉の躍動へと変える。滑るように飛び出した銀と熊の間合いはみるみる内に縮まっていく。熊は立ち上がっているため、首は高い位置にある。狙えなくはないが、危険も大きい。
 ならば、まずは攻撃の起因となる前足を封じる。

 狙うは背骨に走る脊柱起立筋、ただ一つ。

 ズダンという力強い音と共に大地を蹴り上げた。
 飛び上がった銀の身体が縦に高速回転を始める。風切り音を夜闇に響かせながら、白銀のかざぐるまが熊へと迫った。

 その音に熊が振り向く。熊は驚きに目を見開いたが、すぐに迎撃の態勢を取った。振り上げられた前足が地面を一気に掬い上げる。
 轟音と共に大地に五爪の痕が残された。舞い上がった土埃に混じって無数の礫が銀へと襲いかかる。それはさながらマタギの使う散弾のようだ。

 その一つが回転する銀の顎を貫いた。

 ギャンッという悲鳴をあげて、銀は大地へと落下した。朦朧とする頭に鞭を打ち、地面へとぶつかる前にどうにか体勢を整える。
 到達と同時に両足に力を込め、弾けるように飛び上った。弾丸のように銀影が一直線に熊へと向かう。牙は熊の鼻面を狙うが、そこは逞しい両腕に塞がれていた。一撃は腕の肉を数十グラム噛み千切るに留まる。
 失敗に構わず、銀は何度も攻撃を繰り返した。熊に牙を立てては、すぐに飛び退く。その度に熊の身体からは赤い飛沫が飛ぶ。返り血で銀の毛皮も赤く変わっていた。
 しかし、幾つもの傷を負いながらも両腕の間から覗く熊の眼光は衰えない。精気に溢れた眼差しが銀を真っ直ぐに貫いている。


731 :命を懸ける熊犬と懸けない羆 ◆TPKO6O3QOM :2008/07/23(水) 20:18:03 ID:HfwNhufZ

 このままでは埒があかない。
 肉を吐き捨て、銀は狙いを変えた。熊はあくまで二本足のまま戦いたいらしい。そうなると全ての急所が高い位置にあるため、銀の牙は飛び上がらないと届かない。つまり、攻撃は全て直線的にならざるをえなくなる。
 倒すには熊に地面を嘗めさせる必要があった。後ろ足の腱を狙い、銀は疾走した。上半身を伸び上げ、フェイントを織り交ぜる。だが、熊はそのフェイントに惑わされず、銀の牙が届く直前に身を捻って攻撃をいなした。双牙が空を切り、空しい音が風に紛れていく。
 加速がつき過ぎていた銀は地面をしっかりと踏み締められず、たたらを踏んだ。
 その隙を熊が見逃すはずがない。訪れるであろう追撃を前に、銀は死を受け入れるのと同時に死んでいった仲間たちへの詫びを告げた。

 しかし、死の瞬間は訪れなかった。見れば、熊も体勢を崩し地面に尻もちをついている。
 銀は反射的に飛び掛かろうとしたが、違和感がそれを止めた。急静止した筋肉が軋みを上げる。
 何かがおかしい。

(そうだ。なぜあいつはオレに攻撃を加えないんだ? )

 今まで熊は守りに徹していた。徹していただけだ。反撃どころか、こちらへの牽制すらない。攻撃と言えるのは、最初の礫のみ。
 そして何より、熊の瞳には今まで闘ってきた熊たちにあった狂気や兇気がない。あるのは知的で穏やかな光だ。

「どうしたぜよ? もう終わりかよ」
「――!? 」

 追撃に踏み切れずに戸惑う銀に、野太い声が掛かった。出所は目の前の熊からだ。
 熊の言葉を自分が聞き取れている。その驚きに銀は目を見開いた。熊と犬は――いや、異種の者たちは言葉を交わすことが出来ない。それが当たり前だったはずだ。奥羽で戦った熊たちの言葉はどれ一つ分からなかったのだから。
 あのときの自分と何が違う点。首かかる不愉快な重みに銀は思わず声を上げた。
 首輪だ。キュウビによっていつの間にか嵌められた首輪に、そのような力があるのかもしれない。突拍子のない考えだが、死者の復活の前には些細なことだ。
「そういうおまえは何故オレに攻撃を加えない? おまえにとってオレは敵だろう? 」
「敵? 」
 熊は呟くと小さく失笑した。その態度に銀は低く唸り声を上げる。だが、熊は意にも介さず続けた。
「オオカミよ。おめえ、オレを倒そうと命を懸けただろう? 」
「……ああ」
 命を懸けずして倒せるほど、熊は可愛い存在ではない。当たり前のことをと、銀の鼻面に皺が寄る。
「だからぜよ。命を懸けねば本気にもなれないような奴が敵になるかよ。そりゃ、敵じゃなくてただのガキぜよ」
「なんだと!? 」
 熊の言葉は命を懸けてきたものたちへの侮辱だった。激昂し、大きく吼えた銀を熊は哀れむように見つめた。
 その態度に銀の血が怒りで沸騰する。

「訂正しろ! 」

 銀は飛び掛からんばかりに身を沈めた。四肢の筋肉がぞわりと別の生き物のように盛り上がる。
 月下で白と黒の獣の視線が交錯する。
 それを断ち切ったのは熊の方だった。熊はつと視線を銀から逸らした。
「本当のことだぜよ。生き物が命を懸けたりしたらどうなるか分かるか?必ずどこかで殺し合いが始まるんだぜよ。そいつが分からねえのはガキ以外にいないぜよ」
「当然だろう!それに、この場は殺し合いだ。あの狐が言っていた。おまえの言葉に従うならば、命を懸ける理由がある」
 その言葉に熊は大笑した。野太い声が銀の身体を揺らす。

「これが殺し合いだと? こいつはただの茶番ぜよ」

 笑いを納めた熊はそう吐き捨てた。
「生き物が一番怖いのは死ぜよ。だから、獣は本来争うことを避ける。それでも命を懸けねばならぬなら、それはそうせねば死ぬときだけぜよ。あのキツネの言葉に従わねば、おめえは死ぬのか? 」
「…………」
 銀は答えられなかった。キュウビの言葉云々のことではない。その奥にある問いに対してだ。
 この熊を襲った理由はなんだったか。
 赤カブトの手下の勝手に判断してのことだ。しかし、もう訊かずとも分かる。この熊は赤カブトの手下ではない。
 いや、仮に手下であっても、たった一匹で熊に挑むのは蛮勇でしかない。
 先ほど、仲間が必要だと決めたばかりではないか。赤カブトを倒し、他の熊を軽く見ていたのか。自分だけで倒したわけではないというのに。
 つまり独り相撲で命を懸けていただけ。自分の尻尾を必死に追いかけまわしているようなものだ。
 銀は自分の間抜けさに自嘲するしかなかった。銀の身体から力が抜ける。同時に張りつめていた殺気も夜気に冷やされていく。


732 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/23(水) 20:20:02 ID:fSh0cONH
 

733 :命を懸ける熊犬と懸けない羆 ◆TPKO6O3QOM :2008/07/23(水) 20:20:16 ID:HfwNhufZ

「……熊よ。あんたの言う通りだ。オレは……ガキだな。そして、襲いかかって悪かった」
 謝罪を告げる。その言葉だけで済ませられないほどの傷を与えてしまっていたが、謝るほかにどうしようもない。
「子供のやったことだ。気にはせんぜよ」
 素っ気ない返事だったが、銀は小さく頭を垂れた。
「ありがとう。ただ、ひとつ訂正してくれ。オレの仲間は命を懸けて戦って、数百匹が死んだ。あの戦士たちをガキと片付けて欲しくない」
 銀の言葉を受けて熊の表情が少し動いた。熊はぼりぼりと腹を掻いた。
「オレがガキだと言ったのはおめえのようなものに対してだけぜよ。それを死んだものにまで当て嵌めるのは、単なるおめえの驕りぜよ」
「……手厳しいな」
 銀は苦笑した。辛辣だが、それはこの熊の優しさだと感じた。今まで牙を交わした熊たちにもこんなものが居たのだろうか。話が通じないがために殺し合うしかなかったが。
 それを思うと少し寂しい気持がした。

「オレは銀だ。あんたは?」
「森の連中には大将と呼ばれているぜよ」
 似合いの名だと告げると、大将は鼻を鳴らしてそっぽを向いた。
 それから銀は大将と情報を交換した。銀は赤カブトの危険性と自分の目的を、大将からは彼の森の住人たちのことを。
 それで気づいたのは、集められた獣たちが奥羽のものたちだけではないということだ。日本中から獣を集めて殺し合いを強要するキュウビの真意は想像できなかった。
 だが、赤カブトの次にはキュウビと相対することになるのは確実だ。不可思議な力を持つ狐の対策も考えなくてはならないだろう。
 しかし、まだ情報が少な過ぎて雲をつかむような状態だ。今考えるのは赤カブトのことだけでいいだろうと判断する。

「……そういえば、崖下で何度か驚いたような仕草をしていたが何があったんだ?」
 一度思考を打ち切り、銀は話題を変えた。大将はしばし逡巡の表情を見せていたが、やがて小さく零した。
「主人公が危なかったんだぜよ」
「は? 」
 意味が分からず聞き返すと、大将は口のあたりを自身の大きな手で覆った。
「……オレの思い付いた話ぜよ。十五匹のネズミたちが旅をしているんだぜよ。そのネズミたちの目の前に真白な体毛と赤い目をした大イタチが現れて――」
「えっと……あのな、続きは次の機会に聞くよ。ゆっくり」
 長くなりそうだと悟り止めると、大将は少し残念そうに口を噤んだ。余程の傑作だったらしい。銀は内心で溜息を吐いた。

 少しの間、会話が途絶えた。夜風が毛皮を弄ぶに任せる。
 ギンよ。と大将が口を開いた。
「おめえはこれからどうするんだぜよ? 」
「……オレは町に行ってみようと思う」
 少し考えた後、大将の問いに北へ口吻を向けて返す。
 集められた獣の中には風変わりな人間も混じっていた。人間は人間の住処にいるものだ。自分の背に乗るデイバッグを開けてもらうには人間が必要だ。今なら言葉も通じるに違いない。
 銀の言葉に、あの岩場はマチというのか。と、大将が呟いた。
「おめえがあっちに行くなら、オレは向こうぜよ」
 大将はのそりと立ち上がり、左手で西を指した。
 あれだけの傷を負わされて同行する気になどならないだろう。現に、まだ大将の毛皮は流れる血でしとどに濡れている。この答えは予想通りだった。
 だが、仲間が欲しい今、簡単に諦められるものではない。

「……大将。一緒に来てくれないか?」


734 :命を懸ける熊犬と懸けない羆 ◆TPKO6O3QOM :2008/07/23(水) 20:21:12 ID:HfwNhufZ
 幾許かの期待を込めて頼む。しかし、大将はすぐに首を振った。
「オレはおめえらと違って群れるのは好かんぜよ。もし群れたがっている奴に逢ったら、赤カブトとおめえのことを伝えておく」
 大将の言葉には揺らぎがない。重ねても、彼が折れることはなさそうだ。
 仲間集めには協力する。これが彼の最大の譲歩なのだろう。
 今はそれで充分かもしれない。
 互いに別れを告げ、町へと向かい始めた銀の背に大将の声が投げられた。

「ギンよ。いいか? 何に対しても命なんざ懸けるなよ。次に会ったとき、おめえがまだ命を懸けているようであれば、今度はぶちのめしてやる。命を懸けねえでぶちのめしてやるぜよ」

 分かったと、返事の代わりに尻尾を振る。それに満足したのかは分からないが、大将が言葉を続けることはなかった。
 歩を進めながら、それは無理だろうなと銀は胸中で呟く。
 大将の言葉を軽んじるつもりはない。
 命を懸けるのはそうしなければ死ぬときだけという、大将の言葉が頭を巡る。
 赤カブトを倒すことは奥羽野犬軍団の存在意義であり、生の証だ。赤カブトを倒せないのならば、それは死んだことと同義だと、銀は思っている。
 大将はそれすらも愚かと判ずるかもしれない。死んだままの生も、生には変わらないと。
 その点において、銀は大将とは相容れることはないと諦観していた。
 それは熊犬と熊の間にある埋まることのない溝だ。所詮、銀は熊犬で、大将は熊なのだ。

 一抹の寂寞とした風が銀の胸を通り過ぎて行った。

◇◆

 小さくなっていくオオカミの後姿を見送った後、大将は西への進行を始めた。
 だが、数歩も行かぬ内によろめき、崖に手を付いてしまった。

「意地を……張り過ぎたぜよ」

 独白する呼吸も荒い。銀と名乗るオオカミに加えられた傷の血はまだ止まってはいなかった。分厚い脂肪によって大事には至っていないが、決して浅い傷ではない。
 まったく馬鹿なことをしたと、大将は自嘲した。
 攻撃を甘んじて受け、青二才のオオカミに偉そうに説教をして――今、自分は傷に苦しんでいる。 
 容赦なくぶちのめしてしまっても良かったのだ。そうしたところで自分に何ら損はない。
 ただ、反撃に出てしまうことが、キツネの言葉を許容することになるようで気に食わなかったのだ。
 
 生き物は生きるために何かを犠牲にする。それは仕方のないことだ。その結果、殺し合うことになったとしても、そこに疑念はない。
 ただ、殺し合うかどうかは自分で判断すべきことなのだ。誰かに強制されることではない。ましてや、誰かに殺し合いを強要するなどあってはならない。
 
 その禁忌をあのキツネは破った。それは赦されることではない。
 それに、銀のように殺し合いに乗ってしまう愚者は少なくないかもしれない。何かを殺すことに命を懸けてしまうような連中が、無辜のものたちを襲い殺す。
 その姿を想像し、大将は怒りに身を震わせた。
 銀はまだ分別の付く愚か者だった。だが、他の全てがそうだとは限らない。
 加えて、先ほどのようなことを続けては自分の身体が参ってしまう。会場には自分よりも大きな獣も居たのだ。
 だから、次にそんな連中に遭遇したときは拳で解らせる他ないだろう。それがキツネの思惑通りであったとしても。彼とて妻子を持つ身だ。むざむざ死んでやるつもりはない。
 ただそのためにも、一先ず休む必要がありそうだ。少し、血が出過ぎている。
 
 大将はゆっくりと腰を下ろすと、先ほどの物語の続きを考えることにした。



735 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/23(水) 20:23:06 ID:fSh0cONH
 

736 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/23(水) 20:23:28 ID:3+DmvB86
 

737 :命を懸ける熊犬と懸けない羆 ◆TPKO6O3QOM :2008/07/23(水) 20:23:49 ID:HfwNhufZ

【B-5/町付近/一日目/深夜】
【銀@銀牙 -流れ星 銀-】
【状態】:健康。使命感。
【装備】:なし
【所持品】:支給品一式、不明支給品1〜3個
【思考】
基本:赤カブトとキュウビを斃す。
1:町に向かう
2:仲間を集め、軍団を作る。
【備考】
※参戦時期は赤カブト編終了直後です。
※ヒグマの大将と情報交換しました。ぼのぼの・アライグマ親子・クズリの父の性格と特徴を把握しました。
※会場を日本のどこかだと思っています。
※他種の獣の言葉が分かるのは首輪のせいだと考えています。

【B-5/崖下/一日目/深夜】
【ヒグマの大将@ぼのぼの】
【状態】:全身に幾つもの咬傷(中)、貧血(小)
【装備】:なし
【所持品】:支給品一式、不明支給品1〜3個
【思考】
基本:殺し合いに乗っている獣はぶちのめす。殺し合いに乗っていない獣には赤カブトと銀のことを伝える。
0:主人公たちはどうなるぜよ……?
1:少し休んで西に向かう。
【備考】
※銀と情報交換しました。赤カブトを危険な獣と認識しました。


738 : ◆TPKO6O3QOM :2008/07/23(水) 20:24:26 ID:HfwNhufZ
以上で終了です。支援、ありがとうございました。

739 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/23(水) 20:32:32 ID:3+DmvB86
投下乙!
銀はいい感じの熱血対主催になりそうだな!
大将も、銀を悟す所や怪我を見せない所がかっこよかったです!
てか想像の中の話、ガンバの冒険ですかw

740 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/23(水) 22:23:23 ID:TbEVjkcD
し、志村ー! 」←の前の!?の後までスペースを空ける必要はないんだ!

741 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/23(水) 22:36:55 ID:vOBBHEzV
空ける必要があるのはあくまで台詞中と地の文のみですな
台詞最後は必要無し

742 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/24(木) 03:59:16 ID:uaDsXbiJ
GJ! 大将かっこいいよ大将。
動物同士ならではのバトルも堪能しました。
そうだよなあ、普通に考えれば熊って体格の時点で明らかに強者だよな。

743 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/26(土) 17:18:56 ID:rBMoRyBT
wikiのほうに、不明支給品のまとめ欄を作ってみました
勝手に作ってOKだったのかな……

744 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/26(土) 19:10:05 ID:cRwhtAMA
>>743
GJ
どんどんやってOKだと思うよ
ただ、ブルックって誰だ?
グレッグルのミスかと思ったが上にいるし

745 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/26(土) 20:05:37 ID:rBMoRyBT
>>744
うおおおおしまった!
ジャンプロワのをマネして作ったから……orz

746 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/27(日) 00:20:12 ID:Ug9rB0Wc
◆w2G/OW/em6氏はそろそろアクションお願いします

747 : ◆w2G/OW/em6 :2008/07/27(日) 00:35:53 ID:TnLYwXfb
自分の予約は今晩1時でしたが、今晩中には投下できそうです。
しかし、正直言ってギリギリなので……見直しも考えると、投下は2時くらいになってしまうかもしれません
度重なる延長……ホント申し訳ないです

748 : ◆w2G/OW/em6 :2008/07/27(日) 03:18:03 ID:TnLYwXfb
風雲再起、ケットシー、ツネ次郎完成しました。
夜分遅いためと、少し不安な点があるため仮投下スレに投下してきます。

749 : ◆w2G/OW/em6 :2008/07/27(日) 03:32:01 ID:TnLYwXfb
投下終了しました。
仮投下の理由は、駅のアナウンスの設定と名簿です。

750 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/27(日) 14:02:18 ID:tBW6VDIy
仮投下乙です。

感想は本投下後にするとして。
アナウンスはまったく問題ないと思います。
詳細名簿ですが、能力まで書かれてしまうとアームターミナルの能力が
殺されてしまうと思うので、能力に関する記述はなしの方がいいかと。


751 :コッパ:2008/07/27(日) 15:31:36 ID:6AF19THE
シレンのコッパも登場してほしかったかもしれない。
なぜなら、シレンのアイテムはパロロワでの消耗品として活躍しそう
各種杖、ドラゴン草などが…

752 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/27(日) 19:13:50 ID:Ug9rB0Wc
>>749
仮投下乙です。

ただ前の話でケットシーが『それを到底使う気にはなれなかった』のに少し理由が書かれているとは言え銃を撃っていたのにやや違和感を感じました。
前の話の記述だとデザートイーグルは何となく持っていたと言う感じなので。

後は詳細名簿の扱いについてですが、アームターミナルと同等の制限(出会った参加者しか出てこない)を付けるか情報を少なくした方がいいかも知れません。

>>751

「落ち着いたばかりなのに、また戦争を
 起こそうっていうのね、あなたは。

753 : ◆w2G/OW/em6 :2008/07/28(月) 00:54:45 ID:N5gLDvuQ
意見ありがとうございます。
修正をしましたので、これから本投下に入りたいと思います。
主な修正点は名簿の能力の記載とケットシーの思考(銃の使用)です。

754 : ◆w2G/OW/em6 :2008/07/28(月) 00:55:35 ID:N5gLDvuQ
冷たい夜風が身に染みる。
それは彼のいる場所が辺りを遮る物のない崖の上だからか、それとも、ここが殺し合いの場だからか。
眼下に広がる殺風景な砂漠を何気なく見下ろし、白馬―――風雲再起は静かに思考を巡らす。
大勢の動物たちによる闘い。勝者はただ一匹であり、他の全ては敗者となる。
つまり、これは彼の主人である東方不敗・マスターアジアがかつて参戦し、主人の愛弟子ドモン・カッシュが現在参戦しているガンダムファイトの様なものだ。

各国の威信を掛け、勝利という名の栄光を掴む為の戦い……ガンダムファイト。
その身はただの馬といえど、風雲再起は流派東方不敗を会得した武人、故にその心は、自然と戦いを求める。
この地に集う、まだ見ぬ強者達との戦い……自然と心が高ぶるのを感じる。
ただし、ガンダムファイトとは明確に違う点がある……敗北とは即ち、死と同等であるということ。

無論、彼は死ぬつもりなど毛頭無い。本当ならこの様な場所から今すぐ立ち去り、敬愛する主人の元へと向かいたいのだ。
ならば、主人の元へ向かうにはどうすればいい?
この場の獣を殺し尽くし、唯一の勝者となる。それもまた、方法の一つであろう。
だがそれは、あのキュウビと名乗った狐の言ったことだ……果たして、信用の出来る言葉であろうか?


答えは否。


自分達に殺し合いを命じた時の、あの高慢かつ慈悲の欠片も見えぬ態度。
あの様な者が約束を守るとはいかんせん信じがたい。

755 : ◆w2G/OW/em6 :2008/07/28(月) 00:56:39 ID:N5gLDvuQ
この殺し合いの目的は分からない。「呪法の為」とキュウビが言っていたような気もするが、呪法とやらが何かは想像もつかない。
想像もつかないが故に、勝者が安全に解放される保証もないのだ。
それ以前に、あのような外道畜生の指図においそれと従うことが気に食わない。

殺し合いに乗らぬのなら、取るべき行動はおのずと決まる。
キュウビの監視を欺き、この地から早々に脱出する。
戒めとしてはめられているこの首輪を外すなり、直接キュウビの元に行き奴を殺すなり……まあ、明確な手段は後々決めるとする。
どうしても脱出の手段が見つからない場合は……不服だが、殺し合いに乗ることも考慮すべきか。

一先ず、必要なのは情報だ。
最初に集められた場所でキュウビに向かっていった白毛の狼――アマテラスと呼ばれていたか――なら何か知っていると思われる。
この舞台もそうだ。キュウビが用意した物ならば、何らかの手がかりが残っているかも可能性もある。
とりあえずは、他の参加者を探す。
そう決意し、眼前の崖から飛び降りようと脚を踏み出し……


『世の中しけてんぜー、オイラグレちゃう!』


突如響いてきた大声に、踏み出しかけた脚を止めた。








756 : ◆w2G/OW/em6 :2008/07/28(月) 00:57:39 ID:N5gLDvuQ

「さ、300歳って……ネンガ様より年上なのかあの狼……」

D−6、地下鉄の駅のホーム。待合室のベンチにツネ次郎は座っていた。
デイパックと刀を隣に置き、視線は膝の上に置いた分厚い本に向けられている。
仲間との合流。言うのは簡単だが、実際にするのは難しい。
この場所はかなり広く作られている。闇雲に探しても見つける事ができるか分からないのだ。
先ほど、誰かが大声でしけてるとか何とか叫んでいたが……あんなの危険すぎる。
殺し合いに乗った奴に聞かれたら、たまったもんじゃない。
こんなとこであんなド派手なパフォーマンスをするなんて、一体何を考えてるんだろうか。2765倍バカだ、きっと。

なるべく目立たずに仲間を探す……その為に彼が目をつけたのは、地図上でE−4に位置する―――サッカー場だ。
まん丸がサッカー好きなのは、自分やタヌ太郎も周知の事実。なにせ将来の夢はJリーグなのだ。
あのとぼけた性格のまん丸なら、こんな場所でも何も考えずに行動しそうである。
そんなアイツが地図でサッカー場なんて見つけたら……きっと、ホイホイ行ってしまうだろう。
タヌ太郎だってきっとそれを理解しているはず。
だから、サッカー場に行けば合流できる可能性だって高まるのだ。

ただしE−4は地図ではだいたい中央部に位置する。
即ち、他の参加者に会う可能性が高いということ……殺し合いに乗った動物に会うかもしれないのだ。

しかし、彼にはそのデメリットを低くする物が支給されていた。
全参加者の詳しいデータを記した―――詳細名簿。
プロフィールや性格などが書かれているこの品があれば、殺し合いに乗りそうな動物とそうでない動物を判断することができる。
他の参加者に出会ったら、この名簿で詳細を調べる。それが危険な奴ならすぐ逃げて、大丈夫そうな奴なら接触すればいい。
危険な参加者の名前と外見ぐらいはあらかじめ覚えておいた方がいいだろう、と電車待ちの時間潰しもかねて読み始めたのだが……

「それにしても……ホントになんだよこの参加者? 普通の動物なんてほとんどいないじゃないか!」

最初に見た狼や虎なんてまだまだ普通な方なのかもしれない。

757 : ◆w2G/OW/em6 :2008/07/28(月) 00:59:08 ID:N5gLDvuQ
獣人、トカゲ人間、悪魔、突然変異の蟻、恐竜、宇宙人……何故か人間も一人混ざっている。(見た目はフェレットだったが)
忍術を使えるといっても、きっとここでは自分は弱者の側。

「普通じゃない動物ばっかり集めたってことなのか……?でも、普通のラッコやアライグマもいるし……」

まるで一貫性のない参加者の選別……どういうことだろう。
自分に分からないだけで何らかの法則があるのか。それとも名簿に書かれていないだけで、このラッコ達も特別な動物なのか……

……そんなことはどうでもいい、今はまん丸やタヌ太郎との合流だ。
難しい事なら、みんなそろってから考えればいい。これまでも、そうやってどんなことも切り抜けて来たじゃないか。


「だから……だからアイツらと合流すれば、きっと大丈夫だ」
「ふーん、そりゃよかったね」


背後から唐突に声をかけられた。


「ーーーーーッッッ!!!」


奇声に近い悲鳴を上げてベンチから飛び退くツネ次郎を見て、後ろに立っていた『猫』はケタケタと笑った。
猫にしては随分と大柄だ。マントや帽子を纏い、その手にあるのは……抜き身の剣。

「そんなに警戒しなくてもいいじゃん?……別にオイラはアンタとやろうとは思ってないし」

身をこわばらせたのが分かったのか、猫は少し小馬鹿にしたような口調で話しかけてきた。

「……ホントか?」

758 : ◆w2G/OW/em6 :2008/07/28(月) 01:00:12 ID:N5gLDvuQ
「アンタをKILLするつもりなら、声をかけずに後ろからザックリ!のほうが簡単だろー?」

………確かに。

「じゃ、じゃあ殺し合いには乗ってないんだな?」
「しつこいなー、オイラグレちゃう」
「あ、ああごめん……俺はツネ次郎っていうんだ、お前は……えーと……」

支給された名簿の内容を思い出そうとする。なんだっけこいつの名前、まだはっきり覚えてないんだよな……

「そんなことよりさー、オイラちょっと気になるもんがあるんだけど」

思い出そうと四苦八苦している俺を見て、猫が声をかけてきた。

「気になる物?」
「そう、アレは何かなー?」

俺の後ろを指さして、猫は首をかしげる。
………何だろう、特に何も変わったものは無かったはずだけれど。

「アレって……特になんも無「アンタもシュガーなんだね」



ドスッ



鈍い音。



759 : ◆w2G/OW/em6 :2008/07/28(月) 01:01:19 ID:N5gLDvuQ
(え?)

ゆっくりと自分の体を見る。
腹から銀色の何かが生えていた。

(刺されたんだ)

そう理解した瞬間、急に目の前が暗くなり始めた。
持っていた名簿が手から落ちる。
薄れゆく意識の中で急速に浮上したのは、

(そうだ……この猫の、名前……)

腹から刃が引き抜かれる。
体が前に崩れ落ちる。

(ケット、シー……悪魔……だ……)







「ヒーホー! オイラって天才?……いや、こいつが馬鹿なのかな」

崩れ落ちる狐を見て、ケットシーはパチンと指を鳴らした。
簡単に殺せそうな動物を探し、見つけたのがあの狐だ。
駅のベンチで無防備に分厚い本を読んでいるのを見たところ、そんなに強そうには見えない。
しかしさっきの犬コロを逃がした事も考えると、いきなり襲いかかるのはちょっと考えものだ。

760 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/28(月) 01:01:22 ID:Bl1a8DBp
 

761 : ◆w2G/OW/em6 :2008/07/28(月) 01:03:00 ID:N5gLDvuQ
故に取るべき作戦は……不意打ちで、一撃必殺。

「出会ってすぐで背中見せちゃうなんてさー……さっきの犬コロといい、甘っちょろいよね」

シャムシールの刃は、しっかりと狐の腹を貫通していた。
しかし……肩が小さく上下している。即死じゃない、まだ生きている。

「ふーん、なかなかグッドな根性じゃん? それでもオイラにKILLされるのは変わんないけどねー?」

銃をしまい、ついでに狐の刀もしまってシャムシールを振りかざす。
投げ出された本をチラリと見たが、興味なさそうに視線を狐に戻す。

「じゃーね」

にやり、と顔をほころばせる。
銀の刃が蛍光灯の光に煌めき―――疾風。



ガキン!



唐突に振り上げた手に伝わった衝撃に、ケットシーの体が揺さぶられる。
見ると、シャムシールの刃が根元から折れていた。

「……あれ?」
「どこを見ている、猫。ワシは目の前だ」

762 : ◆w2G/OW/em6 :2008/07/28(月) 01:04:03 ID:N5gLDvuQ
手元から視線を離して顔をあげる……恐怖で気絶したらしい狐を挟んだ目の前に、白馬が立っていた。

「何? アンタ……」
「ワシは流派東方不敗、風雲再起」

小難しい名前だ、そう思ってケットシーは一歩下がる。
ホームの入り口は自分の真後ろ、入ってくるならそこからだ。
そこから来たというなら……狐を殺そうとした一瞬で自分を飛び越し、剣を蹴り折ったということになる。
とんでもない化け物馬だ。

「さて、猫……名は何と言う」
「オイラは魔獣ケットシー、今後ともよろぴー!……ってわけにはいかない?」
「下らん、誰が好んで殺し合いに乗った獣と慣れ合う」
「あちゃー……やっぱり……」

かぶりをふって、ケットシーは溜息をつく。
別に乗っている訳ではないと言ってもいいが、信じてもらえるとは思えない。

ケットシーが一歩下がる。
風雲再起は一歩踏み出す。
再びケットシーが一歩下がる。
また一歩を踏み出す。


―――ピンポンパンポーン

『マモナク、F−6行キノ電車ガ来ルンダベ! オ乗リナル方ハ危険ナノデ、白線ノ内側ニ下ガッテ待ツンダベ!』


電車の到来を告げる、奇妙なアナウンスが聞こえた。

両者が動く。

763 : ◆w2G/OW/em6 :2008/07/28(月) 01:05:03 ID:N5gLDvuQ
ケットシーが駆けだす。方向は線路側……電車に乗って逃げるつもりらしい。
しかし遅い、と風雲再起は考える。常識的に見れば素早い部類に入るが、風雲再起の身体能力はそもそも常識的ではない。

すぐさま追いつき、前脚を振り上げる。
体当たりで吹き飛ばすなどしてもよかったが、場所が場所だ。
線路に落ちた猫が電車に轢かれ、その衝撃が元で首輪が爆発でもしたら少々やっかいだ。
首輪はサンプルとして欲しいところ。故に、首輪を傷つけぬ様……踏み殺す。

「ふんッ!」

前脚を勢いよく振り下ろし……身を襲った衝撃に体制を崩す。
ケットシーの魔法、マハザンマ―――空気を爆発させ、衝撃波を発生させる物だ。
もちろん風雲再起が知らぬことではあるが……

崩れた体制に追い打ちを掛けるように、ケットシーがデイパックから刀を取り出す。
出された勢いそのままに斜めに斬り上げ、脚の軌道をそらせた。

「小賢しい!」

軌道が逸れたのも気にせず、脚を思い切り床に叩き付ける。
砕け散るコンクリートと共に、ケットシーの体が吹き飛ばされる。
しかしそこは身軽な猫、地面に叩きつけられる直前に受け身を取る。


パァン……


軽い音をたてて電車がやって来る。


再び距離を取りつつ、ケットシーは銃を取り出す。
ロクに狙いも定めず……撃つ、撃つ、撃つ。
当てる気はない、時間稼ぎだ。

764 : ◆w2G/OW/em6 :2008/07/28(月) 01:05:57 ID:N5gLDvuQ
それを見越した様に風雲再起が迫る。


鈍重な音を立てて、止まる……扉が、開いた。


開いた扉に、ケットシーは素早く体を滑り込ませる。
安心はできない……電車に乗れても、別の入り口から入られては意味がない。
あの馬を電車から遠ざける……その為には。

「こっちはどうかなー?」

デザートイーグルを構える。今度はでたらめではなく、しっかり狙いを定める。
狙いは……未だ倒れている狐。

「……ちィッ!」

どうやら狙いに気づいたらしい。
射線上に割り込み、再び床を砕く。
体制を崩していた先ほどとは違う、大量のコンクリート片がばらまかれる。
銃弾が巻き上がった大きなコンクリート片を砕き、細かな欠片に風雲再起が目を細め……



………プシュー



ゆっくりと扉が閉まり―――電車が動き出した。





765 : ◆w2G/OW/em6 :2008/07/28(月) 01:07:31 ID:N5gLDvuQ



消えゆく扉の向こうのホームで、こちらを不機嫌そうに睨む馬を見……ケットシーは座席にへたり込んだ。

「はあ……大失敗だったなー」

狐を殺し損ねて生体マグネタイトを奪えなかった……そればかりか、あの化け物馬に危うく殺されかけた。
銃に込められた弾もけっこう使ってしまった。代わりの刀が手に入ったとはいえ、剣も折られてしまった。
あの音で攻撃するアイテムを使えばよかったが……悔やんでもどうしようもない。

「KILLするつもりがKILLされちゃーなぁ……あの馬も、来たタイミングがバッドすぎるし……」


そして気になるのは、先ほどマハザンマを使った時の感触だ。
いつもより、威力が落ちている気がする……考えられる原因とすれば、首輪か。
生体マグネタイトを手に入れるのも大事だが、首輪を外すことも考えた方がいいかもしれない。

さーて……どうしよっかなー……




【D−6/F−6へ向かう電車内/一日目/黎明】

【ケットシー@真女神転生if...】
【状態】:疲労(小)少し耳が痛い
【装備】:和道一文字@ワンピース、まぼろしのてぶくろ@MOTHER3
【所持品】:支給品一式、デザートイーグル@真女神転生if...(コロナショット2発装填)、コロナショット@真女神転生if...(14発)
      雷の石@ポケットモンスター、拡声器、折れたシャムシール@真女神転生if...
【思考】
基本:生き残る。ゲームに乗るかキュウビに逆らうかは他の参加者をよく確かめてからにする
1:先ずは生体マグネタイトを調達する(誰かを殺す、もしくは誰かが持っているのを手に入れる)
2:余裕があれば首輪の解除をする。
【備考】:雷の石をマハジオストーン@真女神転生if...と勘違いしています
     まぼろしのてぶくろを防具と勘違いしています
     拡声器を攻撃アイテムと勘違いしています
     魔法の制限の可能性に気づきました


766 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/28(月) 01:07:59 ID:Bl1a8DBp
 

767 : ◆w2G/OW/em6 :2008/07/28(月) 01:09:18 ID:N5gLDvuQ
「逃がしたか……」

去って行く電車を見ながら、風雲再起は呟いた。
首輪のサンプルを取り損ねたのは惜しい。
身体能力はそれほどでもなかったが、あの妙な衝撃派も気になる……次に会った時には、確実に殺さねば。

視線を倒れている狐に移す。腹を刃で貫かれているが、肩が上下しているから死んではいない。
よく見ると、首に下げた小さな青い球を握りしめている。
口が開きっ放しだった狐のデイパックの中身を漁ると、支給品の説明書きらしき紙があった。
碧双珠、という物らしい。傷を癒す力を持った球……便利な物もあるものだ。

いや、それよりも気になる物がある。
デイパックと一緒に落ちていた本……裏返しになっていて表紙が見えていなかったが、ひっくり返してみたところ興味深い文字が読めた。
表紙に書かれていた文字は『参加者詳細名簿』
参加者の詳しいデータが書いてある物、と見て間違いないだろう。

これがあれば、キュウビと関係のある参加者を判断することができる。
それだけではない……この忌まわしい首輪を外す技術を持つ者、殺し合いに乗る者、乗らない者の判別にも役立つ。

本当なら、今すぐ読みたいところだ。
しかし……彼は馬。脚にあるのは指ではなく、蹄。
本のページをめくる等という器用な動作は、ほとんど不可能に近いのである。

……とりあえず、この狐に手伝わさせるか?
協力を断れば、名簿のみ奪って捨て置く。殺し合いに乗っているのなら……名簿だけでなく、首輪も奪わせてもらう。



「……さてキュウビよ、高みの見物をして待っているがいい。
 この身は馬といえど……この風雲再起、流派東方不敗の武人として、恥じぬ戦いを見せてくれる」


768 : ◆w2G/OW/em6 :2008/07/28(月) 01:10:47 ID:N5gLDvuQ


【D−6/地下鉄駅、ホーム/一日目/黎明】

【風雲再起@機動武闘伝Gガンダム】
【状態】:疲労(小)
【装備】:無し
【道具】:支給品一式(不明支給品1〜3、未確認)、参加者詳細名簿
【思考】
基本:キュウビを倒し、主人の元へ帰る
0:ツネ次郎に協力を要請する、断るなら放っておく(名簿は貰う)
1:アマテラスをはじめ、キュウビを知る者と接触、情報を得る
2:邪魔な者は殺す
3:脱出が不可能なら優勝も考える
4:強い者と戦いたい
※脚が蹄のため、名簿を開く等の細かい作業ができません。デイパックを開けれるかは不明です。


【ツネ次郎@忍ペンまん丸】
【状態】:気絶中、腹部に重症(碧双珠で回復中)、突き指、腰に軽い打撲、不安。
【装備】:印堂帯、碧双珠@十二国記
【道具】:デイバッグ、支給品一式、石火矢(弾丸と火薬の予備×10)@もののけ姫
【思考】
基本:まん丸たちと合流してここから脱出する。
0:(気絶中)
1:E−4のサッカー場に向かう
2:まん丸たちを捜す。
[備考]
※虎(ムックル)は狼(モロ)に殺されたと思っています。
※モロを要注意参加者として認識しています。
※参加者の選定には何らかの法則があるのではと推測しています。
※気絶したため、風雲再起のことは認識していません。


※駅のアナウンスには、天邪鬼の声が使われています。


【参加者詳細名簿】
全参加者のプロフィールが載っている名簿。
書かれているのは「名前」「外見」「性格」「経歴」の4つ。


【碧双珠@十二国記】
慶国の宝重。手のひらに乗るくらいの青い球。
怪我や病気を癒す力がある。空腹感を薄れさせることもできるらしい。


769 : ◆w2G/OW/em6 :2008/07/28(月) 01:12:46 ID:N5gLDvuQ
投下終了しました。

忘れてましたがタイトルは「未来へのシナリオは」です
元ネタはGガン第一期OPの中の歌詞の一節

770 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/28(月) 01:38:45 ID:Hz16exbe
投下乙です!
風雲再起の口調は主人まんまかw
ケットシーのトリッキーな動きが楽しい。

詳細名簿はどこまで詳しく書かれてることになるのかな。
あんまり細かく規定しちゃうとかえって後が書きにくい?

771 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/30(水) 18:59:17 ID:bHKk2QBw
投下乙です

ムックルといい風雲といい、飼い主に口調は似るのか
ケットシーめ、運の良いやつだ
ツネ次郎はなかなか頼りになる同行者を得た…のか?

772 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/30(水) 21:42:11 ID:aAVjuQEu
投下乙

詳細名簿の経歴はロワに連れてこられた時までのかな

773 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/31(木) 22:19:12 ID:q1WCjOen
そういや、電車の時刻表ってどうする?
自分は>>216の案でいいと思ってるけど

774 : ◆1eZNmJGbgM :2008/08/01(金) 01:21:39 ID:0o5uyV0x
夜叉猿、A-3闘技場で予約します。

775 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/01(金) 04:05:28 ID:T7NL3dw3
おお、夜叉猿キタ!
単独での登場だけど、どんなスタンスになるのか期待してます。

時刻表は>>216でいいと思う。
把握しやすさが一番重要だしね。

776 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/01(金) 09:21:50 ID:ze/HYuqb
おれもそれでいいと思うが、あの案だと別の参加者と乗り合わせる・はち合わせるって
展開が難しくなるような
この辺は適当でいいのかな

777 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/01(金) 15:50:33 ID:t+3AHEk/
その辺は適当に辻褄あわせでなんとかなるんじゃないか?

778 : ◆EFl5CDAPlM :2008/08/01(金) 22:38:30 ID:KFUVPG+z
自己リレーになりますが、ケロロ、ピカチュウ、キラパン、オカリナを予約します。

779 : ◆EFl5CDAPlM :2008/08/01(金) 23:20:00 ID:KFUVPG+z
とと、そうだ。
オカリナ達の制限ってどうなります?
変身させるつもりはないですが、はっきりさせておいたほうがいいと思うので。

780 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/02(土) 00:04:19 ID:BRwBDUxy
原作未把握だから変身できてもいいんじゃないか?って思うんだが…
変身・技使う=死みたいだし、封印されていてもいなくても同じかなって
せいぜい道具使えるぐらいだしねえ

781 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/02(土) 18:29:19 ID:TKRPL8j4
とくに反対意見もないみたいなので、
>>216の鉄道時刻表案をウィキに載せさせてもらいました

782 : ◆1eZNmJGbgM :2008/08/04(月) 22:51:45 ID:Ad1tpx8R
投下します。

此処は何も変わらない。
違うのは集められた顔触れ。
すべきことは変わらない。
違うのは主催者。


此処は何も変わらない。日の差さぬ地下にあり、周囲を木の塀で囲まれ、
地面には無数の人間たちの血と汗と涙が混じり、その砂の中には男たちの爪や歯が散らばっている、
あの強く、美しい闘技場がそのまま存在し、そしてオレは独り佇む。
もっとも、屋外に設置されてはいるものの外は夜中、照明は月明りのみ。
だが少なくともこの闘技場の中にはオレの相手はいない。そのぐらい分からずして何が地下闘技場闘士か!


違うのは集められた顔触れ。最初の祭壇のような場所には人間は一人として見受けられず。
だがしかし、それでもオレが武者震いをする程の強者が、軽く見渡しただけでも勢揃いしていた。

初めに主催者に立ち向かっていった純白の毛皮かつ赤い隈取りの狼。
強者としての風格は十分なのだが、どこか地味な瑠璃色の狼。
その二匹を足して二で割ったような、青い鬣をもった白毛の狼の化け物。
武人と呼ぶに相応しい格を備えた赤い大トカゲの化け物。
こちらは軍人と呼んだほうが似合う、赤い……カエルの化け物。
寒気がする程の禍々しさを感じた隼。
禍々しさでは引けを取らない紅毛、隻眼の大熊。
その大熊を睨みつけている銀毛の犬。
なぜかその体格の割にどこか幼さを感じてしまう白虎。
そして……おそらくオレと最も近しい存在であろう白馬。



783 : ◆1eZNmJGbgM :2008/08/04(月) 22:54:18 ID:Ad1tpx8R
他にもまだいるであろう強者。とても十指で足りるものではない。
決してあの闘技場に集められた人間にも劣るものではない。
もしかしたらあの「オーガ」よりも強い者もいるのではないか?
そもそもアレをニンゲンの部類に含めていいのかは解らんが。


すべきことは変わらない。出会った強者と戦い、勝利する。
少なくとも己が最強だという幻想はすでに持ち合わせてはいない。
あのオロチカツミというニンゲンに完膚なきまでに叩きのめされた以上、声高に最強を叫ぶ資格などない。
だがしかし。たとえそうであったとしても!
強者と出会い、己の全てを出し切り、思う存分死会うことの悦びを抑える必要などあるはずもないッ!!
ならば此処を離れ、隣にある城をまずは目指すとするか。
袋の中にあった地図を見る限り、ほかにも様々な場所で闘争が起こり得る。
いつ何時、誰の挑戦でも受ける!とは威勢のいい言葉だが、地の利を活かすのもまた重要。
猿であるオレならやはり森の中だろうか。四足動物とは違い二足歩行、つまり手が空く分市街戦も比較的有利だろう。


違うのは主催者。しかしこれは問題ではない。
あのトクガワというジジイも、あのキュウビとかいう狐の化け物も、勝手にオレを連行する点は同じ。
ならばキュウビが何を言おうとどうでもいい。殺し合い?弱肉強食など当たり前、殺される覚悟の
無い者が殺す覚悟を持ち合わせていい訳が無いッ!
オレはオレの気が赴くまま、存分にこの催しを堪能させてもらうッ!



さあ、死合い開始だッ!!




784 : ◆1eZNmJGbgM :2008/08/04(月) 22:56:08 ID:Ad1tpx8R
【A-3闘技場/一日目/夜中】
【夜叉猿@グラップラー刃牙】
【状態】:健康
【装備】:なし
【所持品】:ディパック(未開封)
【思考】
基本:強者との闘争を心行くまで楽しむ。
1:まずは城へ向かう。
2:最初の場所で見かけた参加者とは積極的に闘争を楽しむ。

※地下闘技場終了時からの参戦です。


以上です。タイトルは「北、玄武の方角ッ!!」でお願いします。

785 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/04(月) 23:21:17 ID:86pbSxVl
GJ、熱いぜ猿!
ギロロがしっかり強者候補に入ってる辺り、見た目だけで判断しない知恵もありそうだw
悪意のない無差別マーダーは揺らぎようがないからこそ怖いよな。
そしてとうとう全員登場。各キャラの2話目も書かれ始めてるようで楽しみだ。

786 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/04(月) 23:56:45 ID:4ij4+kaf
投下乙です
夜叉猿、男前!根っからの武闘派キャラはいいなあ
スタンスは強者狙いの無差別マーダー……でいいのかな?
あと、地味と言われてるザッフィーw

787 : ◆EFl5CDAPlM :2008/08/05(火) 02:36:29 ID:W1BKQxy8
ケロロ、ピカチュウ、キラパン、オカリナ
投下いきます。

788 :勘違いの産物  ◆EFl5CDAPlM :2008/08/05(火) 02:37:30 ID:W1BKQxy8
ありのまま起こったことを話す。

『いつの間にか真っ暗闇の中にいて、獰猛そうな動物たちがいるなかで、
 わけのわからないままにキツネに殺し合いをしろと言われて、
 抗議をした小さいリスは首が飛んで赤い血をまき散らして死に至った』

何を言いたいのか分からないかもしれないけど
自分でもどう言っていいか分からない。

頭がどうにかなってしまいそうだ。
侵略とか戦争とかそんなチャチなものじゃあない。
もっと恐ろしいものの片鱗を味わった。

そんなものを見せられて、いくら宇宙侵略者とはいえ、基本痛いのは嫌なケロロが脅えないわけがない。
がたがたと震えていた身体でとりあえず自分の荷物を確認。
名簿の中にギロロがいたことにほっと一息吐くが、側に彼がいない現状、頼れるものは己のみ。

さらにあさってみると、変な文様の付いた石があった。
説明を見てみると、その石は爆弾石といい、手榴弾のようなものらしい。

他の道具は、武器として使えるものではない。
手榴弾一つ。それだけでどうやって猛獣共を相手にすればいいのか。
こんな場所にとばされて一体何をどうしたらいいのか。
悶々と考えながらひとまず歩きまわる彼はある物を見た後、ぴたりと思考も体も止まる。

『ガンプラ』

自分の命と言ってしまっても過言ではないもの。
この場において、これ以上の心の安らぎは存在しない。
ジムのガンプラを見つけたその時には彼のその震えは吹き飛んでいた。
そして彼は全力全開でそれに飛びついた。

「うわぁーいジムだぁー!! あーもうこんなんに巻き込まれてどうなることかと思ったでありますよ!!」

これがあれば何も怖くない。
恐れるものなど何もない。
彼は狂喜乱舞していた。

そんな彼は、そのすぐ後にびりっとしびれた。

なんだ? なにがあった?
感動のあまり、体に電流が走ったのか?
いやいやいや、落ち着け、吾輩。
そんなレベルの電撃じゃなかったぞ。
一体何があった? よく見ろ。


789 :勘違いの産物  ◆EFl5CDAPlM :2008/08/05(火) 02:40:03 ID:W1BKQxy8
まずはガンプラは無事かと掲げた箱に目線を向ける。
箱は傷一つ付いていない。よかった。

続いて周囲を見渡して見る。
黄色いネズミがそこにいた。
よく見ると赤い頬が帯電している。
宇宙人の一種だろうか。

なるほど。吾輩はこのネズミの電撃を食らったのか。
ケロロはそう理解した。

あれ? でもどうしてこのネズミが吾輩を攻撃してきたのだ?
吾輩には攻撃される理由はないはず。

―――と、そこまで考えが至ったところで思い出す。この舞台のテーマを。

殺し合い。
つまりこのネズミは吾輩を殺す気満々?
やばい。どうする? 戦うか?
しかし一体どうやって?
冷や汗をかきながら、ケロロはすっと後ろに一歩下がり…

「逃げるが勝ちであります!」

そのまま黄色いネズミに背中を向けて逃げだした。
非常階段を見つけて必死に階段を駆け下りる。

「ピカ!」

ネズミが追いかけてくる。
冗談じゃない。こんなところで殺されてたまるか。
ケロロは必死に階段を駆け降りる。
そのまましばらくカエルとネズミの追いかけっこが続くと思ったが、
前からも何かが走ってくる。
でかくて黄色い虎と白い鳥だ。

「ウガ?」
「あの! すみません、あなた達は――」
「ピカピカチュウ! ピカピカピ!」

白い鳥が話してる最中に、後ろのネズミがなにやら叫ぶ。
それに対応したのか、虎が飛びかかってくる。
その前足には切れ味のよさそうな人工の爪がついている。

まさか、この虎はネズミとグルだったのか?
敵が逃げられないように入り口で張っていたというのか?
吾輩は袋のネズミというわけか?

790 :勘違いの産物  ◆EFl5CDAPlM :2008/08/05(火) 02:46:57 ID:W1BKQxy8

冗談じゃない。まだこのジムを完成させてないのに死ねるものか。
ケロロはがむしゃらにバッグから爆弾石を取り出し、虎に向かって投げる。
そして衝撃に備える。

直後、爆発が起こった。
ケロロは爆風を背中に受けるとすぐさま立ち上がり、階段を駆け降りる。

「ピカ〜〜〜!」
「まちなさい!」

爆発に巻き込まれなかったらしいネズミと鳥が追いかけてきた。
虎は爆発に巻き込まれたようだが、この二匹はそうはいかなかったようだ。

「待てと言われて待つ馬鹿がいるわけないであります!!」

殺し合いに乗ってる奴の話なんて聞けるわけがない。
素直に待つ馬鹿がいるなんて思えないが、仮に待っていたらあっさりと殺されてしまう。

冗談じゃない。
向かってくるネズミ達にケロロはもう一つ支給品を放り投げる。

「ピ!?」
「あわあ!?」

それは殺し合いにおいては使用できないとケロロが判断したものだが、
緊急時のケロロの起死回生の発想により、この場において強力な武器と化した。

ライエルのピアノ

その重量は500kgと非常に重く、ライエル本人も倒れると自力で起き上がれないほどの物。
だが背中にしょっているバッグに入れている間は中のものの重さを感じない。
その中にはいった状態では重さはゼロ。
自身の身体にも超次元ポケットが付いているためか、その性質にすぐに気付いたケロロは、
バッグに入った状態のピアノをつかみ、勢いよく投げた。
重さが0ならば、ボールのように弱い力で投げられる。
そしてピアノが外に出現した瞬間、その投げた速度のままで、500kgの凶器は2匹に襲いかかる。

階段に直撃し、階段を削り粉塵を巻き上げる。ピアノはうまい具合に階段にぶつかり、
殺し合いに乗った動物たちとケロロを阻む壁になった。
ケロロはそれを目撃すると、さらに逃亡を図る。

「ガウ!」

苦し紛れか、虎が炎を飛ばしてきた。咄嗟に避けると、バッグの肩ひもにかかる。
燃え移ってしまってはたまらない。ケロロはバッグを捨てる。
虎は尚も炎を飛ばしてくる。ネズミの方も電気を浴びせてきた。

これでは荷物を持ち出すというのも難しい。
荷物は惜しいが、ガンプラの方が大事だ。
ケロロは、脱兎の如く電波塔を飛び出した。


  *  *


いくらハズレの道具とはいえ、アイテムをとられていい気分になるはずはない。
ピカチュウは目の前の緑ダルマに取った道具を返せと抗議した。
だが相手のダルマは「あははは〜〜♪」などと笑うばかりでこちらの話なんて全く効かない。

791 :勘違いの産物  ◆EFl5CDAPlM :2008/08/05(火) 02:51:46 ID:W1BKQxy8
しょうがないのでかなり弱めの電撃を浴びせてみる。
すると相手は突然我に返ったようになり、こちらを見つめてくる。
こちらも警戒は緩めない。ほっぺに電気を充電していつでも戦えるようにする。
だがこちらの思惑に反して、相手のダルマは非常口へと逃げだしていく。
その行動をあっけにとられて見つめていたが、ふと我に帰ってだるまを追う。

階段をいくつか降りると、下の方からも何かがやってきた。
白い鳥ポケモンと、ウィンディみたいな獣ポケモンだ。
ピカチュウはすぐさま「そのだるまを捕まえて」とその二匹に叫ぶ。
獣ポケモンがすぐさま飛びかかり、だるまに「ひっかく」を仕掛ける。
だがダルマは荷物から石のようなものを投げると、「じばく」した。
獣ポケモンはすぐさま「まもる」をしたように見えたが、爆発に巻き込まれ、軽くよろめいていた。
そしてだるまは「じばく」をしたにもかかわらずすぐさま復活し、また逃げ出した。
ピカチュウはすぐさま鳥ポケモンと一緒に追いかけたが、だるまは今度は「いわおとし」を使ってきた。
飛ばしてきたものはピアノだったが、その威力は凄まじかった。
直撃した階段が大きく揺れ、一部破損した。
復活した獣ポケモンが「ひのこ」を放ったが、ダルマには当たらなかった。
自身も電撃を浴びせようとするが、ピアノが邪魔でうまく当たらない。
そしてダルマは、まんまとプラモデルを奪って逃げだした。

ややあって、邪魔だったピアノをどかせることに成功したが、
緑ダルマの消息は絶ってしまった。燃え広がった炎が影響して匂いもわからない。
緑ダルマを追うのは断念せざるを得なかった。

別にプラモデルがなくなったこと自体は大したことじゃないが、
取られて、逃げられたという事実には少し腹が立つ。
いつも逃げるロケット団相手に荷物やポケモンを取り返したりしてきたし、
こういうことはある意味慣れっこだ。
だからこそ、捕られたまま逃げられたという事実はあまり面白くない。
まあロケット団は少々間抜けだからいつもうまくいってるとも言えるけど……

「逃がしたか…」

一緒にあのダルマを捕まえようとしてくれた獣ポケモンも不服そうに声を出す。
振り返ってみると、爆発による衝撃か、身体から血が出ている。

「その怪我…!」
「ああ、大丈夫だ。こんなもの舐めておけば治る。
 そんなことより、名前を聞いていなかったな。お前の名は?」

そう返された。
傷が気になるが、そういえばお互いに名前を知らないことを思い出す。

「あ、えっと…ピカチュウ」
「ピカチュウか。俺の名前はプックルだ。もっとも、名簿にはキラーパンサーと書かれているがな」

名前を名乗ると、相手からも返ってきた。キラーパンサーというのはおそらく種族名だ。
サトシ達は違うけど、トレーナーの中にはポケモンに名前を付ける人もいる。
彼もそう言う部類なんだろう。ピカチュウはそう考えた。

「あいつはオカリナ。あいつとはついさっき会ったばかりだ」

そう言って前足で鳥ポケモンを指す。
そのオカリナはというと、ピアノをしげしげと眺めていた。

792 :勘違いの産物  ◆EFl5CDAPlM :2008/08/05(火) 02:54:09 ID:W1BKQxy8
「どうしたの?」
「へ? あ……すみません。聞いてませんでした」

オカリナというポケモンは人語を話すみたいだが、これも珍しいことではない。
いつもちょっかいをかけてくるニャースも人語を話すし、
シンオウ地方に来てからはペラップという人の声を真似るポケモンも知った。
ペラップより流暢に話すが、そうおかしいことではないだろう。

「どうしてピアノをみてたの?」
「ああ、えっとですね、このピアノをどこかで見たような気がして…」
「きみのもの?」
「いえ。旅の仲間にピアノを背負ってる人がいるんですけど、その人の持ってるピアノになんだか似てるなって…」
「どうやら似てるのではなく本当にライエルという奴のピアノのようだぞ」

その声に振りかえると、プックルが緑ダルマの荷物をあさっているところだった。
肩ひもが燃えていたが消火したらしい。その前足には紙が引っ掛かっている。
オカリナがその紙を見てみると、それはメモで、「ライエルのピアノ」と書かれていた。

「これは本当にライエルさんのピアノ…? でも何でこんな場所にある…?」
「そのピアノが気になるのはわかるが、ここを早く出たほうがよさそうだぞ?」

仲間の道具がこの場にあることにかなり疑問を持ったオカリナだが、プックルの言葉に我に帰る。
周りはプックルが出した炎やピカチュウの電撃で燃え広がっている
このままこの場所にいたら焼き鳥と焼き肉が出来上がってしまう。

「それもそうですね…って、プックルさん! 身体! 怪我!」
「だから大したことないと言っている。それよりも早く外に出るぞ」

プックルの言葉に気押される。
確かに、怪我のことを気にするより先に外に出たほうがよさそうだ。
ピアノを置いたままなのは気になるが、こんな重い物を運び出すのも無理だ。オカリナはあきらめる。
実際はデイバッグをピアノにかぶせれば中にしまえるのだが、三匹ともそのことには気付かない。
三匹は自分たちが付けた炎に少々気まずくなりながら塔を後にした。



  *  *


「詳しい自己紹介をしたいんですけど、いいですか?」

塔からやや離れ場所に向かう途中で、オカリナがそう言う。
自分が死んだ身であることもあって、三匹の中でオカリナは状況の把握を最も望んでいた。
できるなら自分の主であるサイザーやこの場にいるオーボウから聞きたかったが、この場にいない。
それならば自分の死んだあとのことも知っているであろうこの二人から状況を推察しよう。
オカリナはそう考えた。

「それもそうだな。なら俺から行こう。
 改めて俺の名はプックル。
 グランバニア城の王を主とする魔物だ。」

793 :勘違いの産物  ◆EFl5CDAPlM :2008/08/05(火) 02:56:35 ID:W1BKQxy8
プックルが最初に名乗った。
グランバニアのことを言ったのは、身元をはっきりさせることも含めている。

「グランバニア城とはどこにあるのですか?」
「地図で言う、南東の島の中央部の森に囲まれた中にある」

オカリナの質問はある意味予想通りだ。
自分みたいに世界中を旅したりしない限り知らない町や城があるのもしかたない。
だが続いたピカチュウの言葉にプックルは困惑する。

「ええと、まものってなに?」

ピカチュウのことを魔物だと思っていた彼は、まさかそんなことを聞かれるとは思っていなかった。
魔物が自分のことを魔物だと理解していない? スライムにも自分が魔物だとわかるのに?
こいつは魔物じゃないのか? プックルは考える。
自分が早合点しただけで、こいつが動物だという可能性もある。

「お前は動物なのか?」
「ぼくはポケモンだよ。ポケモン図鑑にはねずみポケモンって呼ばれてたかな。
 あ、そっか。もしかしてきみはまものポケモンって呼ばれてるのかな?」

そんな答えが返ってきた。
おかしい。話が通じていないというか、かみ合ってない気がする。

「……ひとまずオカリナ、お前の自己紹介を進めてくれ」

とりあえず自己紹介を進めるべきだ。プックルはとりあえず話を進めることにした。
オカリナが応じて話し出す。

「えっと、私の名前はオカリナです。ハーメル一行の一員で……
 ……その……サイザー様にお仕えしています……」

オカリナは自分の番になるが、サイザーという主人の名前のところでつらそうに言った。

『ハーメルンの赤い魔女』

いくつもの国を襲い、赤い甲冑と、人の血で赤く染まった翼の色から、
彼女の主のサイザーはそう呼ばれ恐れられてきた。

城の王に仕えるプックルも、オカリナのことは知らなくとも主であるサイザーのことは知ってるだろう。
正直に話せば、最悪この場で友好に亀裂が入りかねない。
そのことから彼女はサイザーの名前を出すことを躊躇した。
だが嘘をつくことも彼女にはできなかった。

「そうか。じゃあ次はピカチュウだな。頼む」

(え…?)

かなりあっさりと話が次に飛ばされる。
まるでサイザーという名前を知らないみたいにプックルは軽く流した。
どういうことだ? 彼はサイザー様のことを知らない?
そんなはずはないだろう。仮にグランバニアという城が襲われなかったとしても、
襲われた国々から情報は渡っているはずだ。知らないなんてありえない。
なら怒りを抑えているのだろうか?
だが彼の雰囲気は、そんなことを微塵にも感じさせない。
サイザー様のことを全く知らないと考えたほうがよさそうだ。
どうして? 何故知らない?
オカリナの疑問は深まる。

794 :勘違いの産物  ◆EFl5CDAPlM :2008/08/05(火) 02:59:18 ID:W1BKQxy8
プックルにしてみれば、主人の名前でオカリナが閊えたあたりから、
あまり主人のことをよく思っていなのだなと受け止めただけなのだが。

「ぼく、ピカチュウ。
 パートナーはサトシ。マサラタウンからずっと一緒なんだ」
「マサラタウン?」

聞いたことのない名前に、プックルは首をかしげる。

「うん。カントーにある街で……ああ、そうそう。オーキド博士っていったらわかる?」
「いや、知らない」
「そっか……あ、オーキド博士っていうのはポケモンのけんいってやつで、
 結構有名な人なんだ。その人もマサラに住んでるんだよ」

またポケモン。
取り合えず置いておいたが、軽く自己紹介も済んだことだし、深く突っ込んでもいいだろう

「ポケモンというのは、いったいなんなんだ?」

今度はピカチュウが困惑した。
ピカチュウにとってはこの会場にいる生き物は全員ポケモンだ。
まさかポケモンからポケモンとはなにか? と聞かれるなんて思っていなかった。

「あ、私も質問いいですか? どうしてあなた達はサイザー様のことに何の反応も示さないのですか?」
「サイザーという奴のことは知らない。知らない奴に反応しろというのは無茶な話だろう」

「本当にサイザー様を知らない……? どうして……?」
「ポケモンは……ええと……」

「ちょっとまて。一度落ち着こう。
 二人とも、文字はかけたりしないか? 少し話を整理しよう」

話せば話すほど、謎は深まるばかりだ。
プックルは混乱する二人をひとまず落ち着かせると、そう提案する。
幸い、オカリナが文字を書くことができたので、紙と鉛筆を取り出し、三人は話を整理する。
このときも、ピカチュウ以外が鉛筆の存在を知らずに困惑し、
ピカチュウも二匹がトレーナーと共にいるにもかかわらず鉛筆を知らないことに困惑した。


  *  *


ピカチュウの説明するポケモンのこと。
世界中には何百種類ものポケモンがいること、
トレーナーと一緒に冒険したりすること、
普通はモンスターボールという道具の中にはいっていること、
ポケットモンスターという言葉を縮めてポケモンということ……

プックルの説明する自分の世界のこと。
ポケモンのようにたくさん種類のある魔物のこと、
自分と同じく主に仕える魔物の仲間たちのこと、
回復や攻撃や、様々な魔法のこと、
主の息子が天空の勇者だということ、
主と共に魔王を倒したこと……

795 :勘違いの産物  ◆EFl5CDAPlM :2008/08/05(火) 03:01:35 ID:W1BKQxy8
オカリナの仲間たちのこと。
自分の敬愛する、天使の血を色濃く持ったサイザーのこと、
大魔王ケストラーの血をもつサイザーの兄のハーメルのこと、
スフォルツェンド王国の王女でもあるフルートのこと、
塔の中に置いてきたピアノの所持者のライエルのこと、
自分が一度死んだこと……

このほかにも、様々なことがオカリナの書いたメモには書かれている。
それでわかったことは、それぞれの持っている知識をお互いに知らないということだった。

ピカチュウの知るポケモンや、それに対する技術、
プックルとオカリナとでそれぞれ違う魔王、
死んだら砂状になって消えてしまう魔物と死体が残り、あまつさえ蘇生も可能な魔物。

「どうしてこうまで自分たちの知ってることが違うんだ…?」
「お互いに知らないはずのない情報まで知らないというのはおかしいです」
「もしかして」

ピカチュウの言葉に、他の二匹が目線をそちらに向ける。

「……えっと、もしかしてなんだけど、僕たち、違う時間や世界から来たんじゃないかな」

その後のピカチュウの話によると、ポケモンの中には時間を旅するセレビィというものや、
街を異空間に取り込むパルキア、時間を操るといわれるディアルガというポケモンがいるらしい。

この時プックルは、自身がこの世界は自分の住む世界とは別の世界だと考えていたことを思い出す。
自分がそうなら、他の参加者もそれぞれ別の世界から飛ばされたとも考えられないだろうか。

「……つまり、ピカチュウはキュウビがそういう時間や異世界を作る能力者で、
 俺達はそれぞれ違う世界から飛ばされてきた、と言いたいのか?」
「大体そんな感じ。キュウビがそう言う能力を持ってるかは分かんないけど。
 もしかしたらセレビィ達がキュウビにつかまって利用されてるのかもしれないし」
「なるほど。そう言う可能性もあるか」

プックル自身も、異世界へ転送される場所があることを知ってるし、
自分の主が妖精の城で過去にゴールドオーブを取りに行ったことを知っている。
なのでピカチュウの仮説を割とすんなり受けることができた。

残るオカリナも、話の違いを説明する理由が他に思い当たらないのか、納得した。

「ですが、ひとつ不可解なのは、どうして私をわざわざ生き返らせたりしたのでしょう?
 生き返らせること自体はプックルさんの世界の魔法などで解決できるとしても、
 私をわざわざ生き返らせて殺し合いをさせるなんて、面倒なことを何故…?」

深く追求しなかったが、異世界に自分の常識が通用するか分からない。
大体砂になって消えてしまい、死体が残らなかったのだから、
プックルの基準だとオカリナの蘇生は不可能だ。
恐らくキュウビが自分たちの知らない技術を使って生き返らせたのだろう、としか判断できない。

まあそれは置いておくとして、確かに妙な話だ。
大体殺し合いをさせるにしても、モンスター闘技場のようにその場で戦わせればいい話だ。
こんな手の込んだやり方をする理由が分からない。
一応、理由らしいことは言っていたが。

796 :勘違いの産物  ◆EFl5CDAPlM :2008/08/05(火) 03:04:07 ID:W1BKQxy8
「呪法……か」
「ジュホウ…っていってたよね」
「呪法…確かにそう言ってましたね」

同時に思い至ったようだ。
この殺し合いの場を設けることで、何らかの儀式をしようというのだろう。

「でもどうして魔物や動物ばかり集めてきたんでしょう。それもいろいろな世界から」
「予想はつくがな…」
「どんなの?」
「俺たちの共通点はなんだかわかるか?」
「えっと、皆ポケモンだったりまものだったりすること?」
「皆人間じゃない、ということですね」

ピカチュウが答え、オカリナが補足する。

「それもそうだが、もう一つ重要なところがある。全員、主を持つものだということだ」

二匹はあっと唸る。

「もちろんピカチュウの知り合いのニャースやミュウツーのように明確な主のいないものもいるだろう。
 だがニャースは「ろけっとだん」という人間の組織にいるし、
 ミュウツーもその「ろけっとだん」と関わりがあるようだった。そうだな?」
「うん、そうだね」
「つまりここにいる生き物たちは、全員人間と関わりを持つ者たちだということだ。いい方にも悪い方にも、な。
 そういう共通点があるなら、キュウビの目的も、人間と関係があると考えたほうがいい」
「え、それってつまり……」

プックルはそこでトーンを落とし、重々しく語る。

「つまりキュウビは人間に恨みを持っていて、それを晴らすために呪法を完成させようとしている。
 その生贄のために、人間と親しい生き物をつれてきた。そう考えるのが一番自然だ」
「それって……じゃあ! ジュホウが完成しちゃったら、サトシたちが大変な目に会っちゃうの?」
「この仮説が正しければ、だがな…」
「でも、サイザー様が危険な目に合う可能性があるなら、許せません!」
「俺も同意見だ。別の目的があるにせよ、あいつは放置しておいたら主に迷惑がかかる」
「ぼくも、許せない!」

三匹は、打倒キュウビを誓いあった。

それからの話は順調に進んだ。
互いの世界のこと、旅してきたこと、改めて主人のこと。
互いの世界が別なものだということがわかったので、多少のずれは気にならない。
オカリナが人間のような姿に変身できると聞いた時は少し驚いたが。



「そういえば、あの緑色の生き物はなんだったんですか?」

情報交換がようやく終わりそうになった時、ふと思い出したようにオカリナがピカチュウに問う。
互いの世界が別の世界だという話で忘れかけたが、
自分たちが巡り合った原因である緑ダルマのことを聞くのを忘れていた。

797 :勘違いの産物  ◆EFl5CDAPlM :2008/08/05(火) 03:06:34 ID:W1BKQxy8
二匹が促すとピカチュウは正直に起こったことを話す。隠す理由なんてない。
この殺し合いの場に呼ばれて、道具の確認をして、はずれと思われるプラモデルをとりだすと、
突然横から緑のダルマがそれを奪ってきた。
追いかけてる最中にプックル達と出会い、一緒に緑ダルマをやっつけようとした。
そこまで話したところで、オカリナが険しい顔で聞いてきた。

考えてみれば変な奴だった。
おもちゃを奪って、挙句逃げ出す。
素直にくれと言われれば上げたものを、どうしてあんなに躍起になって奪っていったのだろう。

「そのぷらもでる、本当に何の力もないんですか?」
「……? どういうこと?」
「そのぷらもでるというものは、本当に何の力もないものなんですか?」
「う〜ん…ただのおもちゃだと思うけど…」
「ぷらもでるというのは、いったいどんなものなんだ?」

プックルに説明を求められて、ピカチュウは記憶の限りにジムのプラモデルのことを話す。
プラモデルというもの自体をよく知らないみたいだったので、それについての説明も加える。
その話を聞いたオカリナは、再度ピカチュウに聞いてきた。

「では、どうしてあの緑のダルマはそんなものを奪って逃げていったのでしょうか」

はて。
考えてみればそうだ。あれはどう見てもハズレにしか見えない支給品だ。
それをどうしてあの緑ダルマはあんなに必死になって奪っていったのだろうか。

「私の推測ですが、そのぷらもでるというもの…
 完成させると何か恐ろしい力が手にはいるのではないでしょうか?」
「そんなわけないよ。あれはどう見てもおもちゃだよ」

真剣にプラモデルについて話すオカリナに、呆れたようにピカチュウは答える

だがオカリナの話によると、ただの洗濯機やトイレにしか見えないものが悪い魔物を吸い込む道具だったり、
ミサイルやレーザーが内蔵されているバイオリンがあったりするらしい。

「そういう話なら、俺も知ってる。
 俺や主が幼い時に、ゴールドオーブというものをもっていたんだが、
 ただのきれいな玉にみえたその玉が、天空城を浮かせるのに必要なこの世に二つとない道具だったりした。
 一見すると大したものに見えないものでも、何か秘密があるんじゃないか?」
「う〜ん……そう言われても…」

そう言われても、あれは唯のプラモデルにしか見えない。

「そういえば、あのダルマ、プラモデルのことを『ガンプラ』って言ってたけど…」
「なるほど。本当はそう言う名の道具なんだな」

記憶を探っていってみる。
そう言えば妙な話だ。
何故あのダルマはプラモデルを『ガンプラ』と呼んだのか。
ポケットモンスターのように略称で呼んだのだとしても、『ジムプラ』と呼ばれるはずだ。
つまり、あの何の変哲もなさそうなプラモデルは、『ガンプラ』と呼ばれるすごいものだった?
あの緑ダルマはその価値を理解していて、だから何を捨てても奪った?

798 :勘違いの産物  ◆EFl5CDAPlM :2008/08/05(火) 03:08:25 ID:W1BKQxy8
確かにそう考えてみれば、奇怪な行動も納得できる。
なんだか変な感じもするが。

「その『ガンプラ』、人型のロボットのような形をしていたんですよね?」
「うん、そうだよ」
「組み立てたら、巨大化したり……しませんよね?」
「それはわからないが…襲ってくることは間違いないだろう。
 手には「じゅう」という武器も持っているのだろう?」

話は真実味を帯びていく。

おまけに緑ダルマはピアノ――重さは500sあるらしい――を投げられる力を持っていた。
直接戦っても強そうだというのに、『ガンプラ』を優先させた。
それだけの価値のある武器だったということだろう。


追いかけて、『ガンプラ』を取り戻したいところだが、緑ダルマの行方が分からない。
しかたないので、これからの行動方針を話し合って決める。

それに関しては、割とすんなり決まった。
ピカチュウとオカリナが、プックルの治療をしようと言いだしたのだ。
プックルの身体は、今は止まっているが、血が結構出ている。
プックル自身にしてみれば、傷は浅く、また重症でもなお戦いの場にいたことから、
多少の傷は全く気にならないのだが、見てるほうは治療をしたいという気持ちもわかる。
だがこの場で治療しようにも、治療道具の類はプックルの持つ状態異常回復の木の実のみだ。
そこでオカリナは、2ーEにある保健所に行くことを提案した。
プックルは尚も大したことはないと主張したが、そのあとプックルも気にしているお城に行こうと言われたこともあり、
また今後も負傷することを考え、薬の確保はしておいたほうがいいといわれ、納得した。

最後に支給品の交換をしあう。
「いかずちプレートはピカチュウがもっていたほうがいいだろう。
 俺が使うのはいなずまだけだが、お前はバリエーションがあるんだろう?」
「ありがとう。僕のもってるミニ八卦炉はオカリナが使う?」
「でもそれって使うとこんがり焼けてしまうんじゃ…?」
「その姿だと攻撃手段がないんでしょ?だから念のためだよ。
 それにぼくもプックルも魔力っていうの持ってないし」
「…じゃあ、一応持っておきます…」
「オカリナの荷物はぼくのと一緒にしておくね」
「あ、助かります…」
「ピカチュウ。オカリナの支給品の動かし方を今のうちに覚えておけ」

オカリナの支給品の一つに盾のようなものがあった。
名前をライディングボートと呼び、
説明によれば、砲撃装置あり、飛行可能、盾にもできるというすぐれものらしい。
歩いて余計な体力を消耗するよりいいだろう。
だがこれは恐らく人間用に作ったものなのだろう。プックルには乗れなかった。
オカリナももともと空が飛べるし、オカリナにとって大きすぎる。
消去法になるが、ピカチュウが使うことになった。

そして一同は保健所を目指す。

彼らは気付くだろうか。
参加者の中には、人間と全く関係のない動物がいることに。
『ガンプラ』が、本当に唯の玩具であることに。

799 :勘違いの産物  ◆EFl5CDAPlM :2008/08/05(火) 03:10:27 ID:W1BKQxy8
【チーム:主をもつ魔物達】
【D−3/電波塔/1日目/黎明】
【共通思考】
1:緑ダルマ(ケロロ)にあったら『ガンプラ』を取り戻す。
2:仲間になれそうな動物を見つけたら仲間に入れる。敵なら倒す。
3:保健所で治療道具を確保。その後お城に向かう
4:脱出の手がかりを探す。
【備考】
※互いの知り合い、世界や能力等について情報交換しました。
※それぞれが違う世界から呼ばれたと気付きました。
※ディアルガ、パルキア、セレビィ等のポケモンや、妖精等の次元や時空を操る存在が
 キュウビによって捕らえられているかもしれないと考えています。
※この会場にいる獣達は全員人間とかかわりをもつ者だと勘違いしています。
※故にキュウビの呪法が人間に対してつかわれるものだと間違えた推測をしています。
※『ガンプラ』が強力な武器だと誤解しています。
※ケロロ(名前は知らない)が怪力の持ち主だと誤解しています

※D−4の電波塔内で弱い火災が発生しました。燃え上がるか、沈静化するかは次の書き手に任せます
※D−4電波塔内にライエルのピアノ@ハーメルンのバイオリン弾きが放置されています。


【ピカチュウ@ポケットモンスター】
【状態】波乗りピカチュウ
【装備】:ライディングボード@リリカルなのは、いかずちプレート@ポケットモンスター
【道具】:支給品一式×2(ピカチュウ、オカリナ)不明支給品0〜2(治療道具ではない)
     地球動物兵士化銃@ケロロ軍曹、
【思考】
基本:キュウビを倒して脱出する
1:ライディングボードの使い方になれる
2:共通思考のために、まずは保健所を目指す。
3:自分の知り合いとオーボウを探す。
4:仲間や良い動物が悪い動物に襲われる前に助ける
5:ケロロ(名前はしらない)を敵視。
※DP編からの参戦です。
※『ガンプラ』が武器だということに関しては半信半疑です
※ポケモン以外の生き物について把握しました。

800 :勘違いの産物  ◆EFl5CDAPlM :2008/08/05(火) 03:12:51 ID:W1BKQxy8
【キラーパンサー@ドラゴンクエスト5】
【状態】ダメージ(小)、身体から出血。
【装備】炎の爪@DQ5
【道具】:支給品一式×2(キラーパンサー、ケロロ)、不明支給品0〜1(武器、治療道具ではない)
     きのみセット@ポケットモンスター(クラボのみ、カゴのみ、モモンのみ、チーゴのみ、
     ナナシのみ、キーのみ) 、
【思考】
基本:ゲームには載らないが、襲ってくる奴には容赦しない。キュウビは絶対に倒す
1:共通思考のために、まずは保健所に向かう。
2:ピカチュウの知り合いとオカリナを探す
3:同じ志をもつ奴がいたら仲間に入れる。
4:お城を調べたい。
※参戦時期はED後です。
※名前はプックルです。


【オカリナ@ハーメルンのバイオリン弾き】
【状態】健康
【装備】ミニ八卦炉@東方project、
【道具】なし
【思考】
基本:ゲームには載らない。キュウビを倒す
1:共通思考のために保健所に向かい、薬を確保。
2:オーボウ、ピカチュウの知り合いを探す。
3:できるならミニ八卦炉は使いたくない
※参戦時期は死亡後です。
※自分の制限について把握していません。


801 :勘違いの産物  ◆EFl5CDAPlM :2008/08/05(火) 03:15:31 ID:W1BKQxy8




ガンプラは死守することができた。
だが他の道具をすべて失ってしまった。
一体ぜんたい、どうやってこの殺し合いを生き残ろう……

……ひとまずは安全な場所でジムを作ろうか。

【C−4/路上/1日目/黎明】
【ケロロ軍曹@ケロロ軍曹】
【状態】疲労(小)
【装備】:ジムのガンプラ@サイボーグクロちゃん
【道具】なし
【思考】
1:あの3人組から逃げる。
2:とりあえずギロロと合流
※ピカチュウ、キラーパンサー、オカリナをゲームに乗ったと誤解しています(名前は知らない)
※ピカチュウ、キラーパンサーの言葉は通じないようです。他は不明。


【ばくだんいし@ドラゴンクエスト5】
爆弾岩から取り出したいし。
使うとイオラの効果が出る

【ライエルのピアノ@ハーメルンのバイオリン弾き】
重さ500s、耐火性の特別製ピアノ。
話の中でよく投合武器として使われるが、傷一つ付かない丈夫さ。

【ライディングボード@リリカルなのは】
ナンバーズNo11.ウェンディの持つ固有武器。
盾でもあり、砲撃装置でもあり、移動手段でもある汎用性の高い大型プレート。

802 : ◆EFl5CDAPlM :2008/08/05(火) 03:16:56 ID:W1BKQxy8
以上になります。

803 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/05(火) 04:22:54 ID:IIotdlF2
投下乙です
また妙な誤解が……確かに500kgのピアノ投げれられたら勘違いするか
ていうかガンプラ作る気満々かケロロwいつも通りすぎるw
魔物組は出会ってすぐでいいトリオになったなー

804 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/05(火) 04:50:06 ID:wHO4uAFs
勘違い大量発生www
ケロロの現実逃避っぷりに噴きました。
誤解が後々どういう影響を及ぼすかが楽しみ。

あ、本筋には全く関係ないですが僭越ながら一点指摘を。
×ウィンディ
○ウインディ

805 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/05(火) 17:04:31 ID:pEDBpQfI
投下乙!
1e氏>夜叉猿はどこかバキっぽくていいなwwwwwww

EF氏>これはいい誤解フラグ、三人がそれぞれの世界の違いに気づく所がイイ!
最近は規制が厳しいから携帯から感想が書き込めないから困る(´・ω・`)

806 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/05(火) 17:06:51 ID:pEDBpQfI
ちょっと質問を、イギーとペットショップを把握したいけど、ジョジョの何巻から読めばいい?

807 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/05(火) 18:16:03 ID:61bHjYVV
パブロ、ディエーゴ、ホセー、フランシスコ・デ・パウラ、ホアン・ネポムセーノ、マリーア・デ・ロス・レメディオス、
クリスピーン、クリスピアーノ、デ・ラ・サンティシマ・トリニダード、ルイズ・イ・ピカソ

808 :806:2008/08/05(火) 20:08:04 ID:pEDBpQfI
wikiの作品把握にのってました。
早とちりしてスイマセン;


809 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/05(火) 22:39:46 ID:61bHjYVV
どこに誤爆したかと思ってたらここだったのか…
すいませんでした

810 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/05(火) 23:01:20 ID:W1BKQxy8
読み返したらいろいろと変なところばかりだった…
wiki収録時に話に影響のない所で微修正加えたいです。

811 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/05(火) 23:18:32 ID:zsYHwjKL
EF氏かな?
とりあえず、一応どのあたりを修正したか言ってもらえるとありがたいです。

812 : ◆EFl5CDAPlM :2008/08/05(火) 23:49:58 ID:W1BKQxy8
とと、了解です。
文章的に変なところ
(例>>797の「そこまで話したところで、オカリナが険しい顔で聞いてきた。」の位置)
とかですね。書いた時は気付かなかったけど…orz
言い回しが変な部分を多少変更するだけなので、話には影響ないです。

状態表の修正希望はちゃんと言っておきます。
※故にキュウビの呪法が人間に対してつかわれるものだと間違えた推測をしています。

※その間違えた前提を元にキュウビの呪法が人間に対してつかわれるものだと推測しています。

あとキラーパンサーの状態表の
2:ピカチュウの知り合いとオカリナを探す

2:ピカチュウの知り合いとオーボウを探す
に変更お願いします。

813 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/06(水) 03:36:48 ID:wugwH8fR
◆1eZNmJGbgM氏に業務連絡です

「北、玄武の方角ッ!!」で夜叉猿の時間帯が「夜中」となっていましたが「深夜」の間違いかと思われます。
wiki収録時に修正させていただきましたが、よろしかったでしょうか?

814 : ◆1eZNmJGbgM :2008/08/06(水) 11:32:37 ID:e54BT65f
失礼しましたorzどうもありがとうございます。

815 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/06(水) 20:08:40 ID:wugwH8fR
ちょっと質問です
ザフィーラって飛行能力がありますけど、それについては制限なんかありますっけ
個人的には魔力消費増加、他人を抱えて飛ぶのは無理、くらいかなと

816 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/06(水) 21:34:02 ID:e8MEDzkp
両氏とも投下乙でした。

夜叉
期待通り。いい感じにマーダー・対主催をかき回す存在になりそうですね。

ピカ組とケロロ
素晴らしい誤解関係wケロロは逃避しすぎだ。
彼ってこのロワじゃ一般人に近い精神なんですね。

817 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/06(水) 22:05:24 ID:iToDpT2F
無差別 6
ステルス 1
奉仕 1
マーダー化候補 4
か 思ったより少ないな

818 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/06(水) 22:31:22 ID:e8MEDzkp
積極的なマーダーが超人ばっかだし、配置も分散してるし
展開には支障は少ないんじゃないか?

819 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/06(水) 22:33:47 ID:Uy7gBNEB
マーダー候補はケットシー、ラルク、ムックル……
あと一人誰だ?

820 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/06(水) 22:58:53 ID:e8MEDzkp
中立は皆候補じゃねえか?
脅威になるかどうかは別として

821 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/06(水) 23:17:20 ID:HfXjhnoH
マーダー候補は風雲再起のことじゃないか?
当分はマーダーになりそうにないが後半どうなるかわからん。

あと性格的にケロロがステルスやりそうな気がするし、
そもそもピカ組と敵対している、
ヨッシーがマーダーと誤解されてる、
チョッパーの所持品に誤解フラグにうってつけな爆弾がある、
などなどマーダー関係ないところで火種ができ始めてる。

822 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/07(木) 00:00:16 ID:yuMkN6kG
対主催
モロ、ツネ次郎、メレオロン、ボニー、イギー、シロ、カエル、ニャース、楽俊、アマテラス、ギロロ、ユーノ、
ザフィーラ、ウマゴン、クズリ父、イカルゴ、オーボウ、チョッパー、コロマル、ホロ、銀、風雲再起(危険対主催?)

誤解フラグ持ち対主催
ピカチュウ、キラパン、オカリナ(ケロロが誤解)ヨッシー(イカルゴが誤解)ぼのぼの(てゐに利用され中)

中立、未定
ムックル、ケロロ、まん丸、ケットシー、アライグマ、ラルク、グレッグル、アライグマ父、クロ、ヒグマの大将

マーダー
クロコダイン、ペット・ショップ、赤カブト、パスカル、ミュウツー、夜叉猿(無差別)
てゐ(ステルス)シエラ(奉仕)

スタンスまとめ
誰か抜けてたらごめん

823 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/07(木) 00:35:43 ID:YIbXWRq+
誤解フラグ持ちにモロ(ツネ次郎が誤解)とケロロ(ピカ組が敵視)追加で。

824 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/07(木) 00:53:02 ID:3YguGt+M
てゐは扇動マーダーじゃなかったっけ?

825 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/07(木) 08:52:13 ID:dFU+cVJF
まあ強化アイテム多そうだからな、このロワ。
RPG出典のチートアイテムとか漫画(銀除く)出典の面白アイテム、
あまり出してほしくないがマーダー育成最終兵器DG細胞。
極論でいえばぼのぼのがトップマーダーに成り得る事も不可能じゃないw

826 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/07(木) 18:01:27 ID:ByfdXQh/
>>824  今の所はそうだけど、状況しだいで変わるかも、
例えば弱ってて戦力にならない奴なら容赦なく殺しそう。


827 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/07(木) 22:40:29 ID:YIbXWRq+
制限一覧のハーメル勢の部分人間形態に変身は負荷はかかるが可能に変更しとく。
あとキラパンの凍てつく波動も使用可能の方がいいと思う。
消しとくけど、要議論?

828 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/07(木) 23:32:06 ID:PY3SxDJH
そりゃそうだろ。他の人の意見は聞いておかないと。

829 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/08(金) 01:29:10 ID:l2WhNz/s
変身した時に、羽とか動物っぽい要素が残っていればいいとは思うけど

830 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/08(金) 06:47:53 ID:Ts4wYrFu
そいや、凍てつく波動が禁止なのってどうしてだっけ?

831 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/08(金) 08:26:46 ID:ZJGPGe94
凍てつく波動って魔法全部無効化でしょ?
禁止とまではいかなくても威力制限はするべきだと思うけど

832 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/08(金) 12:19:25 ID:d0XbNaWS
原作設定ならスカラやバイキルト等の強化魔法を無効化できる。
発動中の魔法の無効化かな。
攻撃魔法には効果ないけどなのは勢のバインドとかには効果あると思う。

833 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/08(金) 12:29:10 ID:us7qkfdx
いてつく波動で制限が解除されるとかはさすがにないよな…?

834 :KYでごめん:2008/08/08(金) 13:36:20 ID:I2xy6rhH
特撮好き集まれ!

「新ライダーバトルロワイヤル」
http://tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1218024286/l50
他の特撮ヒーローを出すかどうか議論中
一度見に来てねwww

835 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/08(金) 15:04:35 ID:d0XbNaWS
首輪自身の能力なら凍てつく波動に制限かかってなくても解除されない。
フィールド全体に制限がかかってるとしてもだね。
魔法は解除されるけど、呪いや毒は解除されないから制限はそういう方向にされていると解釈してもいいし。


836 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/08(金) 18:53:58 ID:Q64RdK5M
>>834
これ以上住民を持ってかないで頂きたいです

837 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/09(土) 09:53:50 ID:pM+8rMLn
>>834  巣に(・∀・)カエレ!


838 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/10(日) 08:13:48 ID:d1bZ55F3
人間型オーボウは強すぎるから変身不可にされたんじゃ無かった?
変身に負荷増大プラス戦闘能力を制限?

839 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/10(日) 08:43:40 ID:esZQla2/
強すぎる、ってどのくらい?
まあ戦闘力制限つければ問題ないけど

840 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/10(日) 10:09:55 ID:MoXP6X/2
議論スレだと、変身すると死亡みたいな話だったが。

強い強いって言われるけど、どんなもんかよくわからんし。
勝手な想像だけど、ハーメルンって把握率は高くないと思うんだ。
だから把握してる人がそう言うなら…って制限通した部分もあるんじゃないかな?
展開予想みたいになるかもしれないけど、変身したらどうヤバいのか書いてほしい。
魔界のナンバー2と言われても、その魔界のレベルが分からないからさ、なんとも言えんのよ。


841 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/10(日) 10:20:41 ID:pjcGPPsC
最強スレのテンプレをみると
おそらくパンチ一発で数キロ吹き飛ばすレベルより上の攻撃力だな


842 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/10(日) 14:42:28 ID:D2vEPbud
魔王の配下トップ4がそれぞれ並の人間の軍程度なら千切っては投げ千切っては投げできちゃうレベル
で、オーボウはそのうちのNo2だけど、純粋な力だけで言えばNo1らしい。
瓦礫吹き飛ばしたり石柱崩したりできる「鳳凰千破」っていう竜巻出す技があって連発可能。

強さ説明するのって難しいもんだな…。ちなみに変身しなかったらただの喋るカラス状態

843 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/10(日) 16:06:11 ID:esZQla2/
長時間変身してると、体に強い負担がかかるとか
もちろん技の威力も制限で、制限された威力はとりあえず書き手にお任せして

844 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/11(月) 03:16:32 ID:H03+5Omz
>瓦礫吹き飛ばしたり石柱崩したりできる「鳳凰千破」っていう竜巻出す技
クロコダインの必殺技と同じぐらいと考えていいのだろうか。

845 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/11(月) 06:51:20 ID:/OhM6bic
終盤のクロコダインならともかく、初期クロコダインだと
オーボウの攻撃力>>>大きい山を一撃で破壊できるレベルの攻撃力の壁>>>>クロコダインの攻撃力
だと思う

846 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/11(月) 06:53:33 ID:fgMNvsjZ
個人的に言えば、人型に対する制限は戦闘能力は基本として、後は変身中及び鳳凰千破の
魔力消費増大でいいと思う。

というのも、ハーメルの世界の魔族は魔力=寿命の筈で、魔力が枯渇してくると体にヒビが
入り始め、最終的には体中の色素を失い砕けて死亡する。

魔力の回復条件……はちょっとうろ覚えなので、あとで調べて書き込むわ。
ただ、自然回復はしなかったと思う。

あと、オーボゥが普段人型になってない理由は、人型に変身しているだけでも
魔力を消費してしまうからだった筈で、絶えず人型でいると何もしてなくても
寿命でお亡くなりになってしまう筈だ。

あと私見だが、鳳凰千破の威力はクロコダインの必殺技より強力だったと思う。

847 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/11(月) 06:54:40 ID:fgMNvsjZ
すまんageてしっまった。

848 : ◆1eZNmJGbgM :2008/08/11(月) 17:50:21 ID:SZl0K/Z8
拙作「北、玄武の方角ッ!!」で夜叉猿の目的地が城になっていましたが、
地図を見る限り遊園地の間違いでした。
すでにWikiは訂正しておきました。
それでは失礼します。

849 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/12(火) 22:38:25 ID:o/HQcwLs
てことは鳳凰千破の禁止かな?制限
人型への変身の際の負担増大はザフィーラみたくありだろうが
>>841のは例え?それとも劇中にあり?

850 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/12(火) 22:52:26 ID:DkLApC9b
>>849
最強スレのテンプレを参考にした
作中だとオーボウより弱い段階の主人公でも
パンチ一発で一キロくらいの爆発が発生する強さ
オーボウはそれより数段強い


851 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/16(土) 18:12:10 ID:ZGhZoRM3
無理をする=死亡で対主催っていうのはロワ的には結構おいしいな。

852 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/17(日) 01:09:10 ID:qpcU0kpH
wiki、10000hitおめ
クロコダインよりちょっと強めなぐらいに制限かな>オーボウ

そいや、ここの夜叉猿って子供の方なんだな
親だとばかり思ってた…

853 : ◆w2G/OW/em6 :2008/08/18(月) 19:00:39 ID:WgHLxtFh
目指せ脱・過疎!

自己リレーになってしまいますが、ザフィーラとチョッパーを予約します

854 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/19(火) 08:52:31 ID:eZa6W75L
予約キター!
期待してます

855 : ◆1eZNmJGbgM :2008/08/19(火) 21:05:49 ID:mxzY1dyZ
便乗して。
クロコダイン予約します。

856 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/21(木) 20:05:10 ID:qbOvhQjQ
こっちもwktkしながら待ってます

857 : ◆w2G/OW/em6 :2008/08/23(土) 18:31:29 ID:03ThXfFG
すみません、一応完成はしているのですがリアルの事情で7時までに投下できません
今夜中には投下できると思うので、少し待って頂きたく……

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