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ロリショタバトルロワイアル14

1 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/14(日) 21:14:40 ID:pg4bbqh9
本性を晒け出せ!
衝動をぶち撒けろ!
欲望を解き放て!
情熱を、燃やせ!



ここは真性の漢共(女性可)が集まり、
ジャンルを問わないロリショタキャラでバトルロワイアルを行う、
あまりにもCOOLなスレです。
紳士淑女の心を忘れず冷静に逝きましょう。

前スレ
ロリショタバトルロワイアル13
http://human7.2ch.net/test/read.cgi/subcal/1187884192/

過去スレ
ロリショタバトルロワイアル12
http://human7.2ch.net/test/read.cgi/subcal/1183849166/
ロリショタバトルロワイアル11
http://human7.2ch.net/test/read.cgi/subcal/1179760274/
ロリショタバトルロワイアル10
http://human7.2ch.net/test/read.cgi/subcal/1177507709/
ロリショタバトルロワイアル9
http://human7.2ch.net/test/read.cgi/subcal/1175607059/
ロリショタバトルロワイアル8
http://human7.2ch.net/test/read.cgi/subcal/1174298614/
ロリショタバトルロワイアル7
http://human6.2ch.net/test/read.cgi/subcal/1173267370/
ロリショタバトルロワイアル6
http://human6.2ch.net/test/read.cgi/subcal/1171953607/
ロリショタバトルロワイアル5
http://human6.2ch.net/test/read.cgi/subcal/1170746599/
ロリショタバトルロワイヤル4
http://human6.2ch.net/test/read.cgi/subcal/1169810359/
ロリショタバトルロワイアル3
http://human6.2ch.net/test/read.cgi/subcal/1169293272/
ロリショタバトルロワイアル2
http://human6.2ch.net/test/read.cgi/subcal/1168265134/
ロリショタバトルロワイアルをやれるか話し合うスレ
http://human6.2ch.net/test/read.cgi/subcal/1167045572/

テンプレは>>2-5辺に
ロリショタロワ避難所(したらば)
ttp://jbbs.livedoor.jp/otaku/8274/
LSロワお絵描き掲示板
http://oekaki2.basso.to/user11/hisou/
まとめwiki
http://www25.atwiki.jp/loli-syota-rowa

2 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/14(日) 21:15:44 ID:pg4bbqh9
〜参加者一覧[作品別]〜
【魔法少女リリカルなのは】高町なのは/フェイト・テスタロッサ/ヴィータ/八神はやて/アリサ・バニングス
【ローゼンメイデン】真紅/翠星石/蒼星石/雛苺/金糸雀
【魔法陣グルグル】ニケ/ククリ/ジュジュ・クー・シュナムル/トマ
【ポケットモンスターSPECIAL】レッド/グリーン/ブルー/イエロー・デ・トキワグローブ
【デジモンアドベンチャー】八神太一/泉光子郎/太刀川ミミ/城戸丈
【ドラえもん】野比のび太/剛田武/リルル
【魔法先生ネギま!】ネギ・スプリングフィールド/エヴァンジェリン・A・K・マクダウェル/犬上小太郎
【絶対可憐チルドレン】明石薫/三宮紫穂/野上葵
【落第忍者乱太郎】猪名寺乱太郎/摂津のきり丸/福富しんべヱ
【名探偵コナン】江戸川コナン/灰原哀
【BLACKLAGOON】ヘンゼル/グレーテル
【クレヨンしんちゃん】野原しんのすけ/野原ひまわり
【ドラゴンクエストX】レックス(主人公の息子)/タバサ(主人公の娘)
【DEATH NOTE】メロ/ニア
【メルティブラッド】白レン/レン
【ちびまる子ちゃん】藤木茂/永沢君男
【カードキャプターさくら】木之本桜/李小狼
【テイルズオブシンフォニア】ジーニアス・セイジ/プレセア・コンバティール
【HUNTER×HUNTER】キルア/ゴン
【東方Project】レミリア・スカーレット/フランドール・スカーレット
【吉永さんちのガーゴイル】吉永双葉/梨々=ハミルトン
【ヴァンパイアセイヴァー】リリス
【MOTHER】ネス
【サモンナイト3】ベルフラウ=マルティーニ
【Fate/stay night】イリヤスフィール・フォン・アインツベルン
【みなみけ】南千秋
【武装錬金】ヴィクトリア=パワード
【BLACKCAT】イヴ
【からくりサーカス】才賀勝
【銀魂】神楽
【ひぐらしのなく頃に】古手梨花
【灼眼のシャナ】シャナ
【とある魔術の禁書目録】インデックス
【るろうに剣心】明神弥彦
【ボボボーボ・ボーボボ】ビュティ
【一休さん】一休さん
【ゼルダの伝説】リンク(子供)
【ベルセルク】イシドロ
【うたわれるもの】アルルゥ
【サザエさん】磯野カツオ
【せんせいのお時間】鈴木みか
【パタリロ!】パタリロ=ド=マリネール8世
【あずまんが大王】美浜ちよ
【ポケットモンスター(アニメ)】サトシ
【SW】ベルカナ=ライザナーザ
【Gunslinger Girl】トリエラ
【ぱにぽに】レベッカ宮本
【FINAL FANTASY4】リディア
【よつばと!】小岩井よつば
計86名

3 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/14(日) 21:17:02 ID:pg4bbqh9
〜参加者一覧[あいうえお順(名簿順)]〜

01:明石薫/02:アリサ・バニングス/03:アルルゥ/04:イエロー・デ・トキワグローブ/05:イシドロ/
06:泉光子郎/07:磯野カツオ/08:一休さん/09:猪名寺乱太郎/10:犬上小太郎/
11:イリヤスフィール(略)/12:インデックス/13:イヴ/14:エヴァンジェリン(略)/15:江戸川コナン/
16:神楽/17:金糸雀/18:城戸丈/19:木之本桜/20:キルア/
21:ククリ/22:グリーン/23:グレーテル/24:小岩井よつば/25:剛田武/
26:ゴン/27:才賀勝/28:サトシ/29:三宮紫穂/30:シャナ/
31:ジーニアス・セイジ/32:ジュジュ・クー・シュナムル/33:白レン/34:真紅/35:翠星石/
36:鈴木みか/37:摂津の きり丸/38:蒼星石/39:高町なのは/40:太刀川ミミ/
41:タバサ(主人公の娘)/42:トマ/43:トリエラ/44:永沢君男/45:ニア/
46:ニケ/47:ネギ・スプリングフィールド/48:ネス/49:野上葵/50:野原しんのすけ/
51:野原ひまわり/52:野比のび太/53:灰原哀/54:パタリロ/55:雛苺/
56:ビュティ/57:フェイト・テスタロッサ/58:福富しんべヱ/59:藤木茂/60:フランドール・スカーレット/
61:ブルー/62:古手梨花/63:プレセア・コンバティール/64:ヘンゼル/65:ベルカナ=ライザナーザ/
66:ベルフラウ=マルティーニ/67:南千秋/68:美浜ちよ/69:明神弥彦/70:メロ/
71:八神太一/72:八神はやて/73:吉永双葉/74:李小狼/75:リディア/
76:リリス/77:梨々=ハミルトン/78:リルル/79:リンク(子供)/80:レックス(主人公の息子)/
81:レッド/82:レベッカ宮本/83:レミリア・スカーレット/84:レン/85:ヴィータ/
86:ヴィクトリア=パワード
計86名

4 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/14(日) 21:18:16 ID:pg4bbqh9
〜ロリショタロワ・基本ルールその1〜
【基本ルール】
参加者全員で殺し合い、最後まで生き残った一人が優勝となる。
優勝者のみが生きて残る事ができて『何でも好きな願い』を叶えて貰えるらしい。
参加者はスタート地点の大広間からMAP上にランダムで転移される。
開催場所はジェダの作り出した魔次元であり、基本的にマップ外に逃れる事は出来ない。

【主催者】
主催者:ジェダ=ドーマ@ヴァンパイアセイヴァー(ゲーム・小説・漫画等)
目的:優れた魂を集める為に、魂の選定(バトルロワイアル)を開催したらしい。
なんでロリショタ?:「魂が短期間で大きく成長する可能性を秘めているから」らしい。

【参加者】
参加者は前述の86人(みせしめ除く)。追加参加は認められません。
特異能力を持つ参加者は、能力を制限されている場合があります。
参加者が原作のどの状態から参加したかは、最初に書いた人に委ねられます。
最初に書く人は、参加者の参戦時期をステータス表または作中に記載してください。

【能力制限】
参加者は特異能力を制限されることがある。疲労を伴うようになっている能力もある。
また特別強力な能力は使用禁止になっているものもあるので要確認。

【放送】
放送は12時間ごとの6時、18時に行われる。内容は「禁止エリアの場所と指定される時間」
「過去12時間に死んだ参加者名」など。

【首輪と禁止エリア】
・参加者は全員、爆弾の仕込まれた首輪を取り付けられている。
・首輪の爆弾が起爆した場合、それを装着している参加者は確実に死ぬ。
・首輪は参加者のデータをジェダ送っており、後述の『ご褒美』の入手にも必要となる。
(何らかの方法で首輪を外した場合、データが送られないので『ご褒美』もない)
・首輪が爆発するのは、以下の4つ。
1:『禁止エリア』内に入ってから規定時間が過ぎたとき。
2:首輪を無理やり取り外そうとしたとき。
3:24時間で死者が出なかったとき。
4:ジェダが必要と判断したとき(面と向かって直接的な造反をした場合)。

5 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/14(日) 21:19:44 ID:pg4bbqh9
〜ロリショタロワ・基本ルールその2〜
【舞台】
ttp://www25.atwiki.jp/loli-syota-rowa?cmd=upload&act=open&pageid=8&file=76.gif

【作中での時間表記(2時間毎)】(1日目は午前6時よりスタート)
 深夜:0〜2
 黎明:2〜4
 早朝:4〜6
 朝:6〜8
 午前:8〜10
 昼:10〜12
 真昼:12〜14
 午後:14〜16
 夕方:16〜18
 夜:18〜20
 夜中:20〜22
 真夜中:22〜24

【支給品】
・参加者が元々所持していた装備品、所持品は全て没収される。
・ただし体と一体化している装備等はその限りではない。
・また衣服のポケットに入る程度の雑貨(武器は除く)は持ち込みを許される物もある。
・ゲームの開始直前に以下の物を「ランドセル」に入れて支給される。
「食料」「飲料水」「懐中電灯」「地図」「鉛筆と紙」「方位磁石」「時計」「名簿」
「ランダムアイテム(1〜3種)」。
なおランドセルは支給品に限り、サイズを無視して幾つでも収納可能で重量増加もない。
その他の物については普通のランドセルの容量分しか入らず、その分の重量が増加する。

【ランダムアイテム】
・参加者一人に付き1〜3種類まで支給される。
・『参加者の作品のアイテム』もしくは『現実に存在する物』から選択すること。
(特例として『バトルロワイアル』に登場したアイテムは選択可能)。
・蘇生アイテムは禁止。
・生物および無生物でも自律行動が可能なアイテムは参加者増加になる為、禁止とする。
・強力なアイテムには能力制限がかかる。非常に強力なものは制限を掛けてもバランスを
取る事が難しいため、出すべきではない。
・人格を変更する恐れのあるアイテムは出さない方が無難。
・建前として『能力差のある参加者を公平にする事が目的』なので、一部の参加者だけに
意味を持つ専用アイテムは避けよう。出すなら多くの参加者が使えるようにしよう。

【ご褒美システム】
・他の参加者を3人殺害する毎に主催者から『ご褒美』を貰う事が出来る。
・トドメを刺した者だけが殺害数をカウントされる。
・支給方法は条件を満たした状態で、首輪に向かって『ご褒美を頂戴』と伝えるか、
次の放送時にQBが現れるので、以下の3つから1つを選択する。

1:追加のランドセルが貰える。支給品はランダムで役に立つ物。
2:ジェダに質問して、知人の場所や愛用品の場所などの情報を一つ聞ける。
3:怪我を治してくれる。その場にいれば他の人間を治すことも可能。

6 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/14(日) 21:20:35 ID:pg4bbqh9
〜ロリショタロワ・基本ルールその3〜
【ステータス表】
・作品の最後にその話に登場した参加者の状態、アイテム、行動指針など書いてください。
・以下、キャラクターの状態表テンプレ
【現在位置(座標/場所)/時間(○日目/深夜〜真夜中)】
【キャラクター名@作品名】
[状態]:(ダメージの具合・動揺、激怒等精神的なこともここ)
[装備]:(身に装備しているもの。武器防具等)
[道具]:(ランタンやパソコン、治療道具・食料といった武器ではないが便利なもの。
     収納している装備等、基本的にランドセルの中身がここに書かれます)
[思考・状況]
(ゲームを脱出・ゲームに乗る・○○を殺す・○○を探す・○○と合流など。
 複数可、書くときは優先順位の高い順に)

◆例
【D-4/学校の校庭/1日目/真夜中】
【カツオ@サザエさん】
[状態]:側頭部打撲、全身に返り血。疲労
[装備]:各種包丁5本
[道具]:サイコソーダ@ポケットモンスター
[思考]
第一行動方針:逃げた藤木を追い、殺害する
第二行動方針:早く仲間の所に帰りたい
基本行動方針:「ご褒美」をもらって梨花の怪我を治す

【予約】
・キャラ被りを防ぐため、書き手は自分の書きたいキャラクターを予約することができます。
・期間は基本的に予約から72時間(3日)です。
・やむにやまれぬ事情で完成が遅れる場合、最大で一週間まで期限を延長することができます。
 ただし、3日の期限の間に、進行状況の報告も合わせて延長申請を行う必要があります。
・予約期間終了後は、他の人がそのキャラを使った話を投下して構いません。
・予約しなくても投下することはできますが、その際は他に予約している人がいないか
十分に確認してから投下しましょう。

【投下宣言】
・投下段階で被るのを防ぐため、投下する前には必ずスレで 「投下します」 と宣言を
して下さい。 投下前にリロードし、被っていないか確認を忘れずに。
・近頃連投規制が厳しくなっております。居合わせた方は、できるだけ支援するようにしましょう。

【トリップ】
 投下後、作品に対しての議論や修正要求等が起こる場合があります。
 本人確認のため、書き手は必ずトリップをつけてください。

7 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/14(日) 21:21:59 ID:pg4bbqh9
テンプレ投下終了〜。

8 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/14(日) 21:39:16 ID:3mvNqqxO
乙!

9 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/14(日) 21:39:58 ID:8EGTHmz1
1乙〜!

10 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/15(月) 00:11:49 ID:qiOTB6eM
>>1乙だ!

11 : ◆JZARTt62K2 :2007/10/15(月) 19:26:01 ID:EFQEoYNx
前スレの投下は以上で終了です。支援、本当にありがとうございました。
容量がギリギリ足りて良かった……

12 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/15(月) 19:26:50 ID:EFQEoYNx
それと、>>1乙。

13 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/15(月) 19:34:31 ID:qiOTB6eM
容量見てなくて書きこめねーよと思ってたw
それはそうとGJ! いや、これは震えた。
太一は死ぬ瞬間まで太一だったと言える良作でした。
千秋の悲壮な思いがまた痛い。レーダーとコンチュー丹とゴーグル以外は
残しておいてやってるんだもんな……。
それにしても何と言うステルス幼女。間違いなく騙される。

14 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/15(月) 19:34:46 ID:iDD2WFCb
JZ氏投下乙です〜。

藤木殺しから精神揺らいでた千秋が完全にヤバい方へ行ってしまった…
タイトルの意味が分かった瞬間、欝すぎて読んでるこっちまで気分が鬱々としました。実にGJ
太一は……、王道主人公属性だし、いい子だったんだけどなぁ。惜しかった
てかこれ、放送後のミミが高確率で発狂しそうな気がするのは自分だけ?


15 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/15(月) 19:43:50 ID:L2/7ASdx
投下乙でした



…太一ーー!!
あーエレベーターも止めてるしキルアが戻るまでそのまんまかなー
ニアは内線つなぎっぱなしにさせとくべきだったんだぜ


千秋…

16 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/15(月) 19:49:43 ID:6pv8jsHR
ニア涙目wwwwwwww

17 : ◆sUD0pkyYlo :2007/10/15(月) 19:51:03 ID:7DnZe75d
投下乙です。それと>>1乙。

……太一〜〜ッ!!
GJ。チアキのステルスぶりが、実に凄い……。
本当にいろいろと「少し遅い」感じで、思わず唸ってしまいました。
要素の拾い方といい、噛み合い方といい、半端なく上手いなぁ。
ニアとNの名前の使い分けも完全に裏目に出た感じで。
そりゃ、弥彦にはアルファベットもイニシャルも分からんですよねw
キルアも少し上手く隠れすぎ……逆に不審感抱かれてる……。

えーっと、でもって報告。9時頃にこちらも投下するつもりです。

18 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/15(月) 19:51:56 ID:m+XSEAyI
投下乙です
太一死んじゃったか…
まあらしい死に方ではあったな
これで生き残ってるデジモンキャラはミミだけか
放送後やばそうだな
そして千秋もやばい
もう後戻り出来ないとこまでいっちゃった感じだ

まあ、1番やばいのはニアだけどなw
もうすぐ禁止エリアになるってのに自力では出られないし
もしキルアが帰ってこなかったら死亡確定w

19 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/15(月) 19:54:54 ID:L2/7ASdx
放送から禁止エリアになるまで何分くらい?

20 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/15(月) 19:56:10 ID:FevRUxR1
JZ氏投下乙ですー
千秋がそっち行ってしまったか。これはなんといういい鬱。
ニア……いろんな意味でこっちもやばくないかw
そして太一お疲れ様。

>>17 支援準備で待ってます


21 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/15(月) 19:59:19 ID:GN+nExeu
投下乙。……GJ。
太一、良い奴だったよ。本当に良い奴だったよ馬鹿野郎。
タイトルはやっぱりそういう意味かあ。
チアキ、ほんともう戻れそうにないな。

Nでニアに気付かなかったのには少し首を傾げた直後に納得。明治時代人だもんな、弥彦w
あとミミの放送後が可哀想すぎて楽しみになった。

22 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/15(月) 19:59:21 ID:iDD2WFCb
>>18
頼みの綱のキルアは、ゴンと太一が死んだの知ったら、タワー戻らずマーダー一直線でもおかしくないし、
そうなると、引きこもりのニアは完全にどうにもならないなww

23 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/15(月) 20:15:45 ID:GN+nExeu
半日間隔とはいえ第一回放送時点で死亡率4割なんてLSロワは地獄だぜ(あと一人来たら4割超え)。

まあニアは助かる手段無くもないな。
可能性としては幾つか有る。問題は見込みが薄いだけw
あと禁止エリアはどういう風に幾つ増やすかとか何も決まってなかったはず。
作品の合間にでもそろそろ決めていかないといけないな。

24 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/15(月) 20:19:19 ID:m+XSEAyI
そういや放送の間隔短くするって案があったけど、どうなったの?
俺はした方がいいと思うんだけど

25 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/15(月) 20:26:48 ID:GN+nExeu
二日目からは正午にも入れるのは確定してたはず。
ただ、深夜零時に放送を入れるかは意見がばらけてたと思う。

26 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/15(月) 20:27:44 ID:qiOTB6eM
主人公でも容赦なく死ぬw いいぞ、もっとやれ

27 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/15(月) 20:39:15 ID:uqU/7HGN
投下乙です

太一お疲れ。千秋は南無…
そしてどうするどうなるニア

28 : ◆sUD0pkyYlo :2007/10/15(月) 21:01:18 ID:7DnZe75d
では、JZ氏の余韻が残ってる中、少し申し訳ないですが……投下開始します。

29 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/15(月) 21:01:36 ID:EFQEoYNx


30 :そして誰も東に行かなかった ◆sUD0pkyYlo :2007/10/15(月) 21:03:05 ID:7DnZe75d

――また、1人旅に戻ってしまった。
燃え続ける学校を背に、南に向けて歩を進める。
途中からは、細いながらも舗装された道。草原の中を、真っ直ぐ山へと向かう道。
もう、迷いはない。少年は拳を握り締める。

「見つけないことには……『アイツ』に合わせる顔がないからな」

『彼女』のために、『彼女』を見つけ守るために、李小狼は生きねばならない。
それは彼に命を「プレゼント」した灰原哀の遺志。
少年は歩みを進める。完全に癒えた身体、傷1つない両足で、足早に道を南下する。

やがて道路は山にブチ当たる。
山の裾、小さな森との境目付近に――あった。
遠目にはちょっと分かり辛い、隠れるように佇む、しかししっかりした作りのトンネル。
学校から南に続いていた舗装道路は、その黒い口に飲まれるようにして消えている。
彼の推測通りだ。ギュッ、と手の中の六角形の板を握り締め、彼は呟く。

「さくら……待ってろ……」

少年は、そして人の気配のない薄暗いトンネルの中に、迷いのない足取りで入っていった。

        *     *     *

――また、1人旅に戻ってしまった。
少年は草原を駆けながら、ぼんやりと思う。

これから自分がやろうとしていることに、意味はあるのだろうか。何度も自問する。
けれども、彼は元々、深く考えることが苦手だ。すぐに舌打ちをする。

「しゃーないわ。あいつらの話聞いてもすっきりせんのやから」

このまま闇雲に進んでも、標的の人物とは会えないかもしれない。
会えたとしても、彼の目的は果たせないかもしれない。
果たせたところで、得られるものなど何ひとつないのかもしれない。
こんな非生産的な行動を取るくらいなら、シャナたちとの合流を図った方がいいのかもしれない。
あるいは、『彼女たち』と行動を共にしていた方が良かったのかもしれない。

それでも、狗族の血を引く少年は、草原を駆ける。
犬上小太郎は『親友』の死に関わった者を求めて、学校から北上を続ける。

「ネギが追って行ったって言う、『黄色い服の人形』、そして『もう1人』……。絶対、逃がさへんからな……!」

        *     *     *

31 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/15(月) 21:04:08 ID:L2/7ASdx
 

32 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/15(月) 21:05:32 ID:EFQEoYNx


33 :そして誰も東に行かなかった ◆sUD0pkyYlo :2007/10/15(月) 21:05:51 ID:7DnZe75d

――また、最初の2人に戻ってしまった。
2人が出会ってから今まで、いろんなことがあった。
森の中で、「激しい戦い」をした。その相手であった灰原哀は、やがて大事な仲間になった。
学校に来た。激しい戦いを繰り広げた。共に戦う仲間も増えた。
火事になった。逃げ出した。そして――何人も、死んだ。

尖った耳を持つ少年は、山道を先を歩く少女の後姿を、何の気なしに眺める。
直後、不意に少女がこちらを振り向いて、視線が合う。意味もなく頬が赤くなる。

「みぃ? どうしたのです、リンク?」
「な、なんでもないよ」

目を逸らせば進路の左側、ちょっとした岩山のふもとには、燃え続ける学校。
振り返れば……学校の向こう側、目を凝らさねば分からないが、5つの土饅頭。リンクは口の中で小さく誓う。

「……梨花は、ボクが守るから」
「ん? 何か言ったのです?」

最初の2人に戻ってしまった。けれども、2人は出会った時のままの2人ではない。
深めた想いを胸に、学校の裏山を半ば越えるようにして西を目指す。
北と南にそれぞれ歩を進めた2人の少年の分も、彼ら2人がしっかりしないと――

        *     *     *

――時は少しだけ、遡る。
まだ火災の続く学校の東。地図の上ではE−4の西半分に相当する、ちょっとした平原の中。
4人の少年少女たちが、揃って土を弄っていた。

「……それは幻術やないか? 俺も専門外やから、そう詳しくないんやけど」
「まぼろし? でも、殴った感触もはっきりとしてたし……」
「でも、3人の見聞きしたモンがそこまで食い違うってのは、他にあらへんで。
 高度な幻術やったら、視覚だけやのうて、聴覚や触覚も騙せるらしいし」
「みぃ、するとあの変態ハゲ坊主が居た時のことは、全て怪しくなってくるのです」
「そうだね。ひょっとすると、最後に吹っ飛ばしたってのも……」
「……いや、それだけは本当であって欲しいのです。でないと困るのです」

ざく、ざく、と土を掘る音に混じって、会話が交わされる。互いの知識と推測を交換する。
保健室で戦った『一休』が「幻術の使い手」だった――なるほど、当事者でない小太郎だからこその発想。
その発想も、生き残った3人の話を聞きだすだけの、十分な時間があればこそ生まれたもの。
また、小太郎も単に聞き手に回っていただけではない。彼の方もその知識を大まかに語っていた。
小太郎が直接会った人々。紫穂が「見た」情報。そしてなのはから聞いた、山小屋にいる人々の話。
気持ちの整理をつけるために始まった埋葬作業だったが、それは同時に、知識の共有にも繋がっていた。

手裏剣。折れた包丁。落ちていた木の枝。
いずれも土を掘り墓を作るための道具としては、イマイチではある。
それでも、4人がかりなら交代交代で作業を進められる。傷の手当てなども同時に進められる。
途中から土を「掘る」のではなく「盛る」方をメインにすることで、憂鬱な作業も終わりが見えようとしていた。

裏庭から担いで運んできた、救えなかった少年・猪名寺乱太郎。
首と胴体の離れた姿の、返り討ちにあったらしいネギ・スプリングフィールド。
下半身しかこの世に残らなかった、勇敢な少年探偵・江戸川コナン。
同じく下半身だけを残して消え去った殺人鬼、ヘンゼル。
そして――李小狼の傷を癒すため、なのはの手でトドメを刺された、灰原哀。
ヘンゼルを他の4人と同等に扱うことに抵抗を感じない者はいなかったが、それでも、放置はできなかった。

やがて、5つの土饅頭が一応の形になってきた頃。
たとえ野生動物が居たとしても、簡単には掘り返されはしないだろう、と思えるようになった頃。
少年のうちの1人が、口を開いた。

34 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/15(月) 21:06:56 ID:EFQEoYNx


35 :そして誰も東に行かなかった ◆sUD0pkyYlo :2007/10/15(月) 21:07:32 ID:7DnZe75d

「みんなには、悪いけど――ここから先、俺は1人で行こうと思う」
「え? でも……!」
「そうか。悪いが俺も、1人で行こうと思っとる」
「小太郎まで!?」

リンクは驚く。いや、いつまでもここでじっとしてても意味がないことくらい、彼にも分かる。
けれど、何故1人で動くというのだろう?
リンクの傍らにいた梨花も、2人の顔を交互に見上げる。

「まあ……2人とも、止めても聞きそうにはないのです。
 でも、せめて、それぞれ理由と目的くらいは聞かせて欲しいのです」

        *     *     *

李小狼が今生きているのは、木之本桜のためである。

本当は、彼の方こそ死ぬつもりだった。彼の命を代償に、灰原哀を救うつもりだった。
けれども――哀自身が、それを止めた。小狼が呟いた「さくら」という1つの人名だけを根拠に、それを止めた。
小狼には、もう返す言葉がなかった。

だから……もう「さくらを探す」ことは、彼1人の個人的な問題ではなくなっている。
幼い姿ながらも、立派に生き、未練を口にしつつ、それでも「妥協」を選んだ、灰原哀の願い。
李小狼には、もうじっとしていることなどできなかった。

何を差し置いても、木之本桜を探す。見つけ出す。そして、守る。

そのためには――小太郎がもたらしてくれた情報が、役に立った。
廃病院を巡る人々の動き。そして、小太郎経由でもたらされた、山小屋の人々の動き。
これらを合わせて考えれば、島の北西に広がる森林地帯は、まず考えから外していいだろう。
これで、大雑把に言って、島の1/4が除外できたことになる。

そしてまた、小太郎から聞いた数々の情報は、小狼に発想の転換をもたらした。
自分自身の目で、島を全部見て回る必要はない。誰かと情報交換できれば、かなりの範囲を除外できる。
もしかしたら、誰かが桜と出会っているかもしれない。桜と会った人と、会っているかもしれない。
人の集まる所に行けば、それだけで一気に捜索が進むかもしれないのだ。

「俺はとりあえず、山の向こうの市街地に行こうかと思ってる。
 人が集まってるだろうし、さくらにとって馴染みのある風景と言ったら、この学校か、あの街だと思うから。
 地図を見るとD−5とD−7の間で道が途切れてるけど、たぶん山の下をトンネルが通ってるんだと思う」

トンネルがあるなら、そこを通れば一気に時間を短縮できる。街に直行できる。1人なら色々と身軽だ。
街に行けば、きっと「誰か」がいる。さくらが馴染みのある光景を求めて来ている可能性も十分ある。
李小狼は、もうじっとしていられる気持ちではなかったのだ。

36 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/15(月) 21:08:40 ID:qiOTB6eM
 

37 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/15(月) 21:08:53 ID:EFQEoYNx


38 :そして誰も東に行かなかった ◆sUD0pkyYlo :2007/10/15(月) 21:08:58 ID:7DnZe75d

        *     *     *

犬上小太郎は、まだネギ・スプリングフィールドの死に納得できていなかった。

リンクと小狼の話で分かったのは、ネギが「黄色い服の人形」を追って飛び出していった所まで。
肝心のネギの死を見届けた者は、この場には1人もいない。
もちろん、状況と死んでいた場所から言って、その「人形」との戦闘で命を落としたのだろうが……
最期の最期、彼が何を願い、どのように戦い、どのようにして死んでいったのか。それを知りたいと思った。

「現場の足跡とかを見るとな……少なくとも『もう1人』、誰かがおったんや。
 お前らの言うとった『小柄な人形』のものやない、少なくとも俺らくらいの体格の足跡がな。
 『カナ』とかいう『人形』の仲間なのか、たまたま出くわした第三者なのかは、分からへんが……」

ともあれ、ネギが死んだ時の経緯を知っている人物が、どこかにいる。それも、もしかしたら2人も。
元々、考えるより先に身体が動くような性格の小太郎だ。そうと気付いて、のんびりしていられるわけがない。

「足跡は途中で消えてて、追えんかった。けど、北の方に向かった所までは分かる。
 シャナたちには悪いけど――俺は、ネギの死の真相が知りたいんや。何が何でも、知りたいんや」
「その『人形』か、あるいは『もう1人』に追いついて、見つけ出して、真相を聞いて……
 それから小太郎はどうするのですか? 復讐でも、するつもりなのですか?」

今にも飛び出して行きそうな小太郎に、それでも梨花は1つだけ確認する。
もしも万が一、小太郎が復讐を、憎悪の連鎖を望んでいるなら、梨花たちは止めなければならない。
けれども、そんな梨花の問いに、小太郎は力なく微笑んで首を振った。

「いや……そんな心配そうな目で見んでも、分かっとるで。俺もちゃんと聞いたからな。
 確か、『殺人が世界の仕組みだなんて、そんなわけねーんだよバーロ』、やったか?
 まあ俺も、ネギを殺したって聞いたら反射的にブン殴ってしまうかもしれんわ。それくらいは堪忍してや。
 けど――絶対に、殺さへん。それは、約束する」

犬上小太郎の目的は、復讐ではない。
相手が『人形』なら、『女の子』の格好をしていてもスライムの擬装と一緒だ。
女は殴らない、という小太郎の個人的な誓いの対象からは外れる。そうなれば拳も出てしまうかもしれない。
それでも、彼は約束した。「復讐に駆られて殺すようなことはしない」と。
それが、難敵ヘンゼルを前に、命を投げ出した江戸川コナンの最期の願いだから。
ネギと共に行動し、ネギと共にリリスの殺人競争に乗ったはずの、少年探偵の魂の叫びだったから。

「そんでな――勝手なお願いして悪いんやけど、良かったらお前らは、シャナたちを助けてやってくれへんか?
 先に行った高町なのはが、先に合流しとるかもしれへんけど、それでも……な」

小太郎の目的は、あくまで真相究明だ。1人でも戦える身ではあるが、無理してまで戦う気はない。
けれど、リリスと会うべくタワーに向かうシャナたちの方は、必ずや戦闘になる。
戦力は、多いに越したことはない。小太郎の代わりに、これまでの経緯や情報も伝えておきたい。
小太郎は、当面の行動方針のない梨花とリンクの2人に、その役目を託そうというのだ。

「あと、山小屋の連中とも合流できればさらにええ。
 あそこにはシャナの探しとるコキュートスもある。吸血鬼の真祖もおる。戦える人間も何人かいるようや。
 ここで起こったこと、これまでに起こったこと……誰かが伝えてやらなアカンやろ」

39 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/15(月) 21:09:33 ID:qiOTB6eM
 

40 :そして誰も東に行かなかった ◆sUD0pkyYlo :2007/10/15(月) 21:09:50 ID:7DnZe75d

        *     *     *

「みぃ、そうすると……とりあえず、西の方に行くのが良さそうなのです」
「そうだね。山の麓、広い道が走ってるあたりで合流、かな」

梨花とリンクは、地図を見ながら思案する。
今から廃病院に直接向かっては、16時までには辿り着けない。シャナ一行とは入れ違いになる可能性が高い。
けれど、廃病院にいるシャナ一行は、南に向かって移動するはず。どこかで森を抜け、広い草原に出る。
彼女たちの移動スピード次第ではあるが、森と山脈の間の平原地帯で追いつける可能性は十分にある。

それに、山小屋組も学校を目指して移動するはず、だという。
彼らもまた、どこかで山を降り、山と森の間の平原、太く広い道路の辺りに出てくるはずだ。
東に向かってくる彼らと、どこかで遭遇できる可能性は十分にある。

上手く行けば、廃病院の人々と山小屋の人々、双方と合流して大きな集団を作ることが出来るかもしれない。
そうすれば、この馬鹿げた殺し合いのゲームをブチ壊すという目的に、大きく近づくことが出来る。
ジェダへの反感は抱きつつも、具体的な対抗策を持たない梨花とリンクにとって、これは大きな意味を持つのだ。

        *     *     *

かくして――4人は南と北と西、3方向に向かって分かれることになる。

李小狼は、学校の東側を迂回して南下。トンネルを抜けて市街地に行き、『木之本桜』を探す。
犬上小太郎は、平原を北上。して『黄色い服の人形』や『その場にいたもう1人』を探す。
そして、リンクと梨花は、学校と岩山の間を抜け、神社の前を抜けて西に向かう。

分かれる前に、それぞれの荷物を分け合い、確認しあった。
共通支給品はほぼ1人分余っている。灰原哀の分だ。
水と食料は有り難く使わせてもらうことにして、4人がそれぞれ消費した分を補充したら、ほぼ無くなった。
食料以外は、哀の遺品代わりに梨花がそのまま保持。
ネギの手にしていた魔法の指輪は、特に使える者も居なかったため、遺品代わりに小太郎が引き取った。

その他、武器らしい武器で言えば……
リンクには『勇者の拳』がある。小太郎には手裏剣がある。これらはそのまま、それぞれが持つことになった。
そして小狼には、手元に残っていた『きせかえカメラ』と、あと1つ。

「その金属片な……確か、『ぶそーれんきん』とか言うと、武器になるらしいで。持っときや」

ヘンゼルが残した核鉄は、『剣』のカードを一休に奪われた小狼が持つことになった。
小太郎が教えた起動ワードは、グレーテルと対戦したシャナからの伝聞情報。
損傷は激しいし自己再生はあまり進んでなかったが、それでも何も無いよりは遥かにマシだ。
唯一、武器らしい武器が残ってなかったのは梨花だったが、彼女にはリンクがついている。
なんとなれば、『勇者の拳』を彼女に渡してあげて、リンクは『あるるかん』を操ってもいい。

「じゃあな。もし会えたら、シャナやエヴァたちによろしくな」
「もし、みんなが先にさくらに会ったら、その時は頼むぞ。きっと後から合流するから」
「2人とも、別れても『仲間』だからね。誰ももう、1人きりじゃない――そのことを、忘れないで」
「もしも『信じられそうな人』と会えたら、ボクたちのことも伝えておいて欲しいのです。
 疑心暗鬼に陥らず、信じられるヒトの輪を広げること――
 きっとそれだけが、この状況を脱するための唯一の方法なのです」

4人は未だ火災の続く学校を横目に、それぞれの方向に向かって歩き出し、そして――。

        *     *     *

41 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/15(月) 21:10:15 ID:qiOTB6eM
 

42 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/15(月) 21:11:17 ID:qiOTB6eM
 

43 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/15(月) 21:11:31 ID:EFQEoYNx


44 :そして誰も東に行かなかった ◆sUD0pkyYlo :2007/10/15(月) 21:11:37 ID:7DnZe75d

彼らには、知る由もない。

犬上小太郎の探す「黄色い人形」こと、ローゼンメイデン第2ドール金糸雀。
彼女は、彼らが「墓を作っている間」なら、確かに草原の北の方に居たのだ。
けれども、イエローと遭遇した彼女は、彼らが動き出すよりも早く、南に移動を開始。
地図の上では平原だが、小さな丘などもあり、必ずしも視界は開けていない。互いに見えない死角はある。
イエローと金糸雀は、そのまますれ違うようにして、同じE−4エリア内の東側の森に入ってしまったのだ。
小太郎が墓作りの時間を惜しみ、情報交換の時間も惜しんで北上していれば、きっと会えたに違いないのだが。

そして、李小狼の探す最愛の少女、木之本桜。
彼女は――南西の街になど、居なかった。
むしろ学校のすぐ近く。島の中央に広がる森の中で、激しい戦いに巻き込まれていたのだ。
けれども、森は深く、小狼は異常に気付くこともなく。森を左手に見ながら、そのまま南下してしまって――
彼女に近づくどころか遠ざかっていることに、彼は気付かない。彼女のピンチにも、気付かない。

あるいは、もうちょっとあの場所に留まっていても事態は変わっていたのだ。
中央の森を中心に起こった戦いは、太陽が大きく傾きだした頃になって、一気に激しさを増す。
その頃まで墓の近くに留まっていれば、彼らも流石に戦闘の音や光に気がついただろう。
気付いていれば、そしてその中に飛び込んでいけば、彼らの目的は容易に達成されていたかもしれない。
あの一連の戦闘も、全く違う結末を迎えていたかもしれない――!

だがこれは全て、終わってしまったから言えることである。
事態の只中にいる彼らには、想像することも出来ない。
特に目印もない、島中央の小さな森林地帯の中に、これほどまで多くの参加者が集まっているとは思いもしない。
だから、彼らはそこから遠ざかって――絶好の機会を掴み損ねて――。

        *     *     *

……学校の裏山を抜ける小道は、少しばかり険しいものだった。道が登っている間は、西側もあまり見えない。
しかし下り坂に入れば一気に視界が開ける。
見えてきたのは――赤い鳥居を備えた、ちょっとした神社。

「へえ……何かの神殿、なのかな? 見たことない作りだけど……」
「――――ッ!!」

日本の神道式の神社の知識のないリンクは、興味深げにその様子を眺める。
そんな呑気なリンクの隣で、梨花はハッと何かに気づくと、いきなり駆け出した。
唐突に、何の前置きもせず、全力で。

「え? ちょっ、梨花ちゃん!?」

慌てて追いかけるリンクにも構わず、彼女は駆ける。
山を駆け下り広い境内に飛び込み、神社の中央、一番大きな建物の前で急停止し、そして。


    「 ―――― 嘘 だ ッ ! ! 」


地形が違う。境内のレイアウトも違う。あの長い石段は、どこにも見られない。
だから、そんなはずは、絶対にない。ないはずなのだ。
けれども、その建物の形は、どう見ても――他ならぬ彼女が、見間違えるはずもないもので――

「り、梨花ちゃん!? 急に走ったり叫んだり、いったい……!?」
「なんで……なんで、こんな所に――!」

いつもの年相応の猫を被る余裕もなく、リンクの問いかけに応える余裕もなく。
凄まじい形相を浮かべた梨花が、見上げたのは。
丸ごとそっくり移築でもされたかのような、古手神社の建物、にしか見えぬ存在だった。


45 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/15(月) 21:12:22 ID:qiOTB6eM
 

46 :そして誰も東に行かなかった ◆sUD0pkyYlo :2007/10/15(月) 21:12:30 ID:7DnZe75d

【D−6/D−5とD−7を繋ぐ長いトンネル内/1日目/夕方】

【李小狼@カードキャプターさくら】
[状態]:健康。
[装備]:なし
[道具]:共通支給品一式、きせかえカメラ@ドラえもん、バルキリースカート(核鉄状態)@武装錬金
[思考]:さくら……絶対に見つけるからな……!
第一行動方針:何を差し置いても桜を探し出し、守る。
第二行動方針:当面、南西の市街地を目指し、調べる。
第三行動方針:桜を保護できたら(あるいは、桜が死亡したら?)梨花たちと再合流を図る。
第四行動方針:信頼できる仲間を増やす(必ずしも行動を共にする必要はない)
基本行動方針:桜とともに島を脱出する。
[備考]:一休のことを、放火魔、かつ幻術能力を持った魔法使いの類だと確信しました。
   シャナ一行の行動予定(16時に廃病院に集合、18時タワー到着を目指して移動)を知りました。
   バルキリースカートは、アームのうち3本が破損した状態です(現在自己修復中)

[備考]:D−6の山の下、D−5とD−7の道路を繋ぐように、南北に貫くトンネルがある様子です。
     問題なく通過できるかどうかは、まだ分かりません。


【E−3/森と城の堀の間の平原/1日目/夕方】

【犬上小太郎@魔法先生ネギま!】
[状態]:気が僅か、疲労(中)
[装備]:手裏剣セット×11枚@忍たま乱太郎
[道具]支給品一式(水少量、パン一個消費)、工具セット、包帯、指輪型魔法発動体@新SWリプレイNEXT
    未確認支給品0〜1
[思考]:さて、どこまで逃げた?
第一行動方針:ネギの死の真相を知るために、「黄色い服の人形」と「現場にいたもう1人」を探す。
第二行動方針:ネギの件が一段落した後、シャナ一行あるいは梨花一行との合流を図る
第三行動方針:双葉に頼まれた梨々、小狼に頼まれた桜を探す。見つけたら保護する。
第四行動方針:信頼できる仲間を増やす(必ずしも行動を共にする必要はない)
[備考]:紫穂に疑いを抱いていますが確信はしていません。


47 :そして誰も東に行かなかった ◆sUD0pkyYlo :2007/10/15(月) 21:13:21 ID:7DnZe75d

【C−4/神社境内(古手神社?)/1日目/夕方】

【リンク(子供)@ゼルダの伝説 時のオカリナ】
[状態]:左太腿に裂傷(止血済み)。歩行に少し影響。 右掌に裂傷(止血済み)
[服装]:中世ファンタジーな布の服など。傷口に包帯。
[装備]:勇者の拳@魔法陣グルグル
[道具]:共通支給品一式、あるるかん@からくりサーカス
[思考]:ちょっ、梨花ちゃん!? いったいどうしたの?!
第一行動方針:梨花を守る。
第二行動方針:シャナ一行、あるいは山小屋組との合流を図る。
第三行動方針:もし桜を見つけたら保護する。
基本行動方針:ゲームを壊す
参戦時期:エンディング後
[備考]:一休のことを幻術を使うモンスターの一種だと認識しました。
   シャナ一行の行動予定(16時に廃病院に集合、18時タワー到着を目指して移動)を知りました。
   インデックスが持っているコキュートスを、シャナが求めていることを知りました。

【古手梨花@ひぐらしのなく頃に】
[状態]:全身に無数の打ち身と擦り傷(骨折などは無い)。激しい精神的動揺?
[服装]:体操服。体操着に赤ブルマ着用。
[装備]:なし
[道具]:共通支給品×2(食料は1人分)、エスパー錠とその鍵@絶対可憐チルドレン、
     ふじおか@みなみけ(なんか汚れた)、5MeO-DIPT(24mg)、(古手梨花の)平常時の服
[思考]: ―― 嘘 だ ッ ! !
第一行動方針:目の前の神社を調べる?
第二行動方針:シャナ一行、あるいは山小屋組との合流を図る。
第三行動方針:もし桜を見つけたら保護する。
基本行動方針:生き延びて元の世界に帰る。ゲームには乗らない。
参戦時期:祭囃し編後、賽殺し編前
[備考]:一休のことを、放火魔で変態で性犯罪者な幻術使いと認識しました。
   シャナ一行の行動予定(16時に廃病院に集合、18時タワー到着を目指して移動)を知りました。
   インデックスが持っているコキュートスを、シャナが求めていることを知りました。

[備考]:
E−4、学校東側の平原に、乱太郎、ネギ、コナン、灰原哀、ヘンゼル、以上5名の遺体が埋められました。
土饅頭が5つ並んでいるだけで、墓標などは特にありません。
彼らが学校側を出発した「午後」の時点では、未だ校舎は燃え続けています。延焼の度合いは不明です。

[備考]:
小太郎と学校組の間で、かなり深い情報交換が行われました。
各人の備考欄に重要な所は書いてありますが、それが全てではありません。
それ以上の所は、後の書き手さんにお任せします。

[備考]:
梨花が外から見た限りでは、神社の建物は古手神社に酷似しているようです。


48 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/15(月) 21:13:53 ID:qiOTB6eM
 

49 :そして誰も東に行かなかった ◆sUD0pkyYlo :2007/10/15(月) 21:14:07 ID:7DnZe75d

以上、投下終了。支援感謝です。

学校組がいかにして『F−line』連作に「関わり損ねた」か、というお話。ついでに3組に分かれました。
梨花・リンク組はメロとニアミスしているはずですが、とりあえず会ってはいないようです。
メロが既に移動していたか、メロの側が気付いて隠れたのか。この辺は後々の書き手さんにお任せします。

あと最後、古手神社の建物と書きましたが、本殿なのか祭具殿なのか、それとも両方あるのかはまだ不明。
見かけだけなのか、それとも「中身」もしっかり揃っているのかも、お任せします。
あと鳥居の方はまだ調べてないので、案外、鳥居には博麗神社(東方)とか龍宮神社(ネギま)とかの名前が掛っているかもしれません。
ひょっとしたら、神社に先客がいるかもしれませんね。


50 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/15(月) 21:14:09 ID:EFQEoYNx


51 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/15(月) 21:22:52 ID:EFQEoYNx
投下GJ。
これは良い分散。大戦闘に気付かなかった理由も上手い。
コナンと灰原の言葉が受け継がれてるのも嬉しいところだ……。
しかし、これで神社の出典(の一部)も決まったか。シェルターってどっかの作品に出てなかったかなあ……。

>>24
個人的には真夜中放送はやめてほしいかな。昼12時の第3放送なら大歓迎。
一日くらいは一度決めたルールを貫こうぜジェダ様。
まあ、夜中はロリショタ達の動きも鈍って時間の進みも遅くなるだろうから問題ないと思う。
第1放送と同じくらい死人が出る可能性は低いかと。

52 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/15(月) 21:23:40 ID:qiOTB6eM
GJ。なるほど、うまくばらしましたな。
手分けしてそれぞれがそれぞれの目標に向かって歩く……、
清清しいはずなのにどこか不吉だ。
そしてトンネルが遂に生きてきたか。


53 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/15(月) 21:23:50 ID:GN+nExeu
ほうほう、こう転ぶか。これは良い繋ぎだ、GJ。
まさか小太郎がそちらに向かうとは思わなかった。

ただ小狼、おまえは東に向かってやれ……嗚呼。
今生の別れになりそうだなあ。

54 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/15(月) 21:26:06 ID:RxzdviZF
投下乙

ああ、シャオラン
さくらが本当にピンチだというのに悲しすぎるすれ違い

小太郎もカナリアと遭遇するとイエローとかでややこしくなりそうだから
カナリアのためにはよかった……のか?

そしてあそこは古手神社なのか?
もしかしたら神社と本殿のみジェダに持ってかれたのかもしれんな

55 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/15(月) 21:35:34 ID:L2/7ASdx
タイトルがいいなあ…

56 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/15(月) 21:57:17 ID:GN+nExeu
>>51
シェルターが出てくる作品で、且つネタになりそうなのは自分が知ってるのでは次の二つかな。

>絶対可憐チルドレンの蕾見不二子専用施設(殆どシェルターそのもの)
チルドレンの上司の上司の上司辺りのおばあ……お姉さん、蕾見不二子のための専用睡眠施設。
中心部には一人の女性が十年間殆ど寝ていた空間が存在する。
多分健康管理とかそういうのはばっちりだと思われる。

>武装錬金
本来ヴィクトリアの展開する、避難壕の武装錬金アンダーグランド・サーチライトが有る。
ライフラインも引き込む事が出来、入り口を封鎖出来る辺りはこれまでの描写にも合っている。
ただ通路が六角形という特徴的な形状なのはスルーしていたとして、本来地上部分は無いのがちょっと違う。
他、光学迷彩及び完全ステルス機能を持つ錬金力研究所(なんとこれも武装錬金)なんかも有る。
主催は既に核鉄の武装先を固定できているので、選択肢としては有りだと思う。

57 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/15(月) 22:02:28 ID:qiOTB6eM
シェルターか……。TOSのレネゲードのアジトとか。
今思い出したら個人的にはなかなかイメージに合うが、
ジーニアスもプレセアも死んでるからあまり意味がないぜ。

58 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/15(月) 22:26:54 ID:m+XSEAyI
予約あといくつあったっけ?

59 : ◆sUD0pkyYlo :2007/10/15(月) 22:46:18 ID:7DnZe75d
しまった、一箇所訂正しておきます。
>>46の小太郎の持ち物欄、一行差し替えです。大した差ではありませんが……

[道具]支給品一式、工具セット、包帯、指輪型魔法発動体@新SWリプレイNEXT

文中で水やパンの消費分を、灰原哀の形見分けで補充してますので。
差し引きでほぼ最初に支給されただけの量に戻っている、ということです。
この先大きな差になるとは思えませんが、まあ、状況を整理しようとして入れた一文だったので……。


>>59
10/14予約(〜10/17まで)
◆IEYD9V7.46 氏:なのは、グリーン、リリス、アリサ、はやて、トマ

◆aAwQuafMA2氏の
ブルー、イヴ、一休、
きり丸、エヴァ、ニケ、ヴィータ、インデックス、才賀勝。
は、10/13受付と見るか10/15受付と見るか……まあ、10/13扱いですかね、単なるトリップミスでしたから。

60 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/15(月) 22:57:38 ID:qiOTB6eM
なんか今頃になってジワジワと来るものがあるな。
3方向に分けたの改めてうまいと思った。

61 : ◆IEYD9V7.46 :2007/10/16(火) 00:21:04 ID:HMUK/Alp
すみません、予約延長お願いします。
期限にはまだ丸一日ありますが、多分その期間中に
自分が納得できるものが書けないと思うので、先に延長申請いたします。
ご迷惑をおかけします。

62 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/16(火) 00:32:51 ID:Do4tnvp7
乙。がんばれ。

63 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/16(火) 01:29:51 ID:vE+s1B9X
新スレになったのに気付かなかったぜ
両者とも乙、片やどん底なまでの鬱、片やほのかに漂う鬱と、どちらも非常に魅力的な話でした。

64 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/16(火) 08:40:44 ID:Pe1lQjMb
最初の頃に出会ってまだ一緒に行動してるのって、今じゃもうリンク&梨花組とタバサ&蒼星石組くらいか?

65 : ◆o.lVkW7N.A :2007/10/16(火) 20:00:00 ID:HFpbHIAA
予約していませんでしたが、一時間後くらいにククリ、ひまわり、みか先生で投下します。

66 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/16(火) 20:21:13 ID:HMUK/Alp
なんという……。飯を食って早く待機せねば。

67 : ◆o.lVkW7N.A :2007/10/16(火) 20:43:04 ID:HFpbHIAA
投下します。

68 :ここはG-1、海鳴温泉なの! ◆RGuWdqrlrg :2007/10/16(火) 20:44:56 ID:HFpbHIAA
ベルフラウを見つけるため森林内を探索しようとしたみかは、完全に迷子になっていた。
理由は単純、自分自身によって周囲に生み出された霧によるものである。
アリス・イン・ワンダーランドで作られたそれは、確かに他者から自身の姿を隠し通してくれた。
しかし同時に、深く立ち込めたそれはみか自身の視界をも激しく妨害していたのだ。
周りの景色がまったく見渡せないため、知らず知らずのうちに目指している場所から逸れた方角へと向かってしまう。
彼女が漸くそのことに気付いた頃には、既に目の前へと巨大な城が聳え立っていた。
「な、なんでこんなところに着いちゃうのよぅ……」
涙混じりにそう言って、みかは元来た道をもう一度戻ろうと方向転換しかける。
だが疲れきった身体はそれを良しとせず、城内での休息を強く自身の心に訴えた。
一日中歩き続けて棒のようになった足が辛い。顔の火傷も、またじくじく痛み出したような気がする。
おまけに、タイミングを見計らったように緊張感なくお腹まで「ぐぅ〜」と鳴り響いたとあっては、もうどうしようもない。
腕に嵌めた時計を見て放送まで一時間程度であるのを確かめ、それまでの短い間だけ休憩を取ろうと決める。
がらんとした人気のない城内へ足を踏み入れ、見晴らしのいい二階中央に作られた扉を開く。
その先に広がっていた、王様が使ってもおかしくないほど豪華な室内に、思わず溜息が漏れた。
「凄い……。これ、お給料何か月分だろ」
真っ赤な色をしたふかふかのソファに深く腰掛け、そのままポンポンと飛び跳ねてみる。
柔らかい手触りのそれは非常に座り心地がよく、疲弊したみかの眠気を誘った。
気付かぬうちに、ふわぁと大きなあくびが漏れる。
それを噛み殺し、目に浮かんだ涙を指先で拭ってどうにか耐えようとするものの、もう遅い。
腕の中にある人形の首を、まるで抱き枕のように抱え込んだみかの身体が、ごろりとソファの上で横になった。
「駄目よ、こんな時間に寝た、ら……、ぁ……」
あくび混じりの声でそう呟きながら、半分眠り込んだ状態のみかが何とかして眠気を撃退しようとする。
しかし、深い眠りへいざなわれそうになった彼女が、すーすーと寝息を立てかけた、まさに直前。
ソファの目の前に設置されている執務机の上で、リリリリと音を立てて何かが鳴り出した。
はっとして身体を起こすと、大急ぎで腕を伸ばし、その音を上げている物体へと手をかける。

「……ふぁい、もひもひ。こひら、興津高校教員室ですぅ〜」

旧型の黒電話に向かって、完全に寝ぼけながら、けれど手馴れた手つきでいつも通りの挨拶を告げた。
しかし返ってきたのは、病欠の連絡でもテスト範囲の質問でもなく――――。
「え?」という、戸惑ったような女の子の声だけだった。

     *     *     *

ククリはひまわりを抱きかかえたまま、市街地一体の捜索を続けていた。
数時間前に離れたばかりのその街が、今の彼女には不思議と懐かしい場所に感じられる。

たくさんの弾幕をお空にばら撒きながら、突然襲い掛かってきたフランドールちゃん。
怯える自分を庇って、ククリ自身の代わりに彼女の相手をしてくれたゴン君。

彼らはおそらく、自分が気を失った後も戦闘を続けていたに違いない。
勿論、あれから何時間もたった今では、もう決着がついている可能性のほうが高いだろう。
そうだとするなら、この街にはもう、誰も残っていないかもしれない――――。
そうどこかで思ってはいても、ククリは彼らの姿を探さずにはいられなかった。
自分の弱さのせいで起こってしまった戦闘の帰結。
恐怖に固まっていた己に代わって戦ってくれた少年の結果。
それらがどうなったのか、きちんと見ておく事が自分の最低限の義務だと思った。
そこから目を逸らしていては、知らんぷりをして逃げ出したままでいては、いけないと感じた。
だから、この場所へ戻ってきた。
なのに――――。

69 :ここはG-1、海鳴温泉なの! ◆RGuWdqrlrg :2007/10/16(火) 20:45:39 ID:HFpbHIAA

彼女が半日ぶりに戻ったその場所に、二人の姿は一切残っていなかった。
フランドールが撒き散らしたのであろう弾幕による破壊の跡は、勿論そこかしこに見られる。
だがそれ以上の戦闘を予感させる血痕等の痕跡は、どこにも見つけることが出来なかった。
それはククリにとって完全に予想外の光景で、どうしたものかと対応に困る。
仕方無しに、林立した商店を一軒一軒覗き、細い裏道や袋小路まで入り込んでみるも、二人の影も形も見当たらない。
しかし発見したものといえば、精々が灰の山の横に放置されていた、フランドールの日傘と支給品くらいのものだ。
再会できたときのことを考え、念のため、それらは拾って自分のランドセルに入れておいた。
とは言え、支給品の持ち主本人がどこへ行ったのかは、結局分からないままだ。
正直に言って彼女は、二人のうち片方の死体が転がっていることですら覚悟していた。
あの戦いは、きっとそう簡単に止まるものではないから。
だから、もしかしたらフランドールちゃんとゴン君のどちらかは、既に死んでしまっているかもしれない、と。
そう思い、恐怖に精神を犯されそうになりながらも、必死にその想いを押し殺してここへやって来たというのに。
「……二人とも、どこへ行っちゃったのかな」
呟いて、腕の中のひまわりに問いかけるようにこくりと首を傾けてみせる。
「たう」と返しながらこちらの肩をぽんぽんと叩いてくる赤ん坊に、少しだけ励まされた気になった。
ふわふわした茶色い髪を撫でながら、自分自身に言い聞かせるようにしてククリは思考する。

……きっとあの二人は、戦っているうちに仲良くなれたんだ。
だってそうじゃなかったら、ここにどっちの姿もないのはおかしいもの。
だからお友達になって、二人一緒にどこか別の場所へ行ったんだよね。

本当にそんなことがありえるのかは分からない。けれど、そう思わなければ納得のしようがなかった。
夕日が傾き西の空が赤々と染まる時間まで丹念に街中を見回したククリは、最終的にそう結論付ける。
全身に溜まった疲労を吐き出すように、大きく一つ溜息をついた。
小柄な身体の双肩が、巨大な石でも括り付けられたかのようにずっしりと重苦しい。
一日中、森や町の中を一心不乱に歩き回っていただけあって、服の内側に掻いた汗や纏わり付く埃もすごかった。
おまけに、そろそろ夜へと向けて暗くなってくる時間帯だ。
ひまわりを連れたまま、これ以上この辺りをうろついているのは危険が大きすぎる。
どこか休めるところを見つけようと考えたククリが、道の脇に立てられた周辺の案内板に目をやった。
『海鳴温泉街へようこそ!』と流麗な文字で記されたその立て看板には、周囲一体の地図が載せられている。
それを見上げていた彼女は、探していた文字をすぐさま発見して声を上げる。
「旅館かぁ。そこならお風呂にも入れるし、今晩泊まれるよね」
「た〜うっ!!」
温泉という言葉に反応したのか、腕の中のひまわりが嬉しそうに手足をばたつかせる。
よく見れば、確かにひまわりも全身埃まみれで、このままにしておいては可哀想だ。
ククリはその旅館へと行き先を定めると、確かな足取りをもって再び歩き始めた。

だが海岸沿いに建てられた温泉旅館へ近づくにつれ、ククリはそこが自分の予想と余りにかけ離れているのに気付く。
エリアで言えばG‐1にあるそれは、とにもかくにも敷地面積が広く、建物自体の大きさも相当のものだった。
きっちりとアイロン掛けされた寝具は何十組と用意されているようだし、着替えやアメニティグッズも使い放題。
客室など、今夜過ごす場所に迷ってしまいそうなほどたくさん存在している。
旅の途中で寄っていた小さな宿屋とは大違いのそこに、ククリは驚き喜ばざるを得なかった。
だがそれ以上に彼女を嬉しがらせたのは、自分達以外に誰もいない露天浴場だ。
身体中汗と泥にまみれた今のククリ達にとって、大きな湯船にたっぷりとお湯が張られた浴場は天国のように思えた。
置いてあった石鹸で自分とひまわりの身体の汚れを隅々まで洗い落とすと、少し熱めの湯船に首まで浸かる。
冷たく強張っていた手足が、お湯の熱さで徐々にじんわりと体温を取り戻していく。
全身にこびり付いた疲労が溶け出していくような心地よさに、思わず今の状況も忘れて息を吐いた。
「……気持ちいいねぇ、ひまわりちゃん」
「たぁー」
ぱしゃぱしゃと湯を跳ね上げて、ひまわりも嬉しそうに嬌声を上げる。
それを見て、今まで恐怖と疲弊でいっぱいいっぱいだったククリにも、笑みを浮かべる余裕が生まれた。

70 :ここはG-1、海鳴温泉なの! ◆RGuWdqrlrg :2007/10/16(火) 20:47:05 ID:HFpbHIAA

この殺し合いが始まって、やっと半日が経った。
それが『まだ』なのか『もう』なのか、ククリには分からない。
けれどどちらにしても、こんなことは一刻も早く終わって欲しかった。いや、終わらせなければいけなかった。
そしてそのためには、出来るだけ急いで勇者さまやトマ君、ジュジュちゃん達を見つけて、合流しなければ。
仲間たちの顔を思い浮かべると、心の奥底に少しだけ勇気が沸いて出てくる気がした。
ククリは知っていた。あの三人が他の人を殺して最後の一人になろうとするなんて、絶対にあり得ないと。
誰を怖がっても、ずっと一緒に旅をしてきた仲間の皆だけは何の問題もなく信じられると。
確かにこの島には、怖い人や自分勝手な人や乱暴な人がたくさんいる。
けれど、彼らがいる限り大丈夫。皆で集まって協力すれば、どんな相手だって絶対に倒せるはず!

そう思いながら、ククリは湯に浸かってふやけた指先を小さく握り締める。
「そういえば、ここなら勇者さまが来てもおかしくないかも……」
脳裏をよぎった彼のエッチな性格を思い出し、ククリはふふっと笑みながら、ふとそんなことを考える。
あの勇者さまなら、温泉という言葉に誘われてふらふらやって来る可能性はあるかもしれない。
尤も、初めに支給された地図にこの街は『港町』としか書かれておらず、温泉については明記されていなかった。
だから、実際に来てみないことには、ここが温泉街だとは分からないだろうけれど……。
そう冷静に考えつつも、勇者さまが現れるかもしれないという予想は、ククリの心を奮い立たせるのに十分だった。
ぎゅっと結んだ拳を高く掲げ、空へ向かって大きく宣言する。

「そうよ。絶対絶対、勇者さまやみんなを見つけて、ジェダをやっつけてやるんだから!!」
「た〜うー!!」

叫んだ言葉に、同じく声を上げたひまわりのそれが重なる。
再び決意を固めると、ククリはちゃぷんと大きく水音を立てて振り上げた腕を沈め直した。
ひとしきり入浴を楽しみ、ほかほかに温まった身体で脱衣所へ戻る。
入浴ついでに洗っておいた衣服はまだ乾いていなかったので、二人は大量に重ねてあった『ユカタ』なる薄い服へ着替えた。
今ひとつきちんとした着方が分からなかったものの、とりあえずは紐で結んでおけばオーケーだろう。
長い裾をずるずると引き摺らせながら館内を歩き、出入り口に近く外を見渡しやすい客室で休息をとることに決める。
部屋の片隅に用意されていた茶具を使って、こぽこぽと二人分のお茶を淹れた。
「はぁー、美味しい」
ほっと一息を付いてそれを飲み干すと、ククリは隣に座っているひまわりへ視線をやった。
さっきあげたおもちゃがよほど気に入ったのか、相変わらず、それを手のなかで捏ね繰り回している。
「それ、面白い?」
「たうあーっ!」
ククリの言葉に大きく頷いて、ひまわりは両手で高らかにおもちゃを掲げてみせる。
おもちゃの表面にある突起を無作為に指で押したひまわりが、それによって流れる電子音に声を上げて喜んだ。
それを微笑ましく眺めていたククリは、しかし次の瞬間そこから聞こえてきた音に、目を見開いて驚いた。

「……ふぁい、もひもひ。こひら、興津高校教員室ですぅ〜」
「えっ?」

突然放たれたその言葉に驚愕し、ククリはじっと声の流れる玩具を見つめる。
けれど視線の先のそれは、どう見たってただのおもちゃにしか思えないものだった。
やっぱり、何の意味もないのかな?
そう思いかけたククリが、しかし今しがたそのおもちゃらしき物から聞こえた言葉を思い出す。
最初に流れた『もひもひ』。これってもしかして、『もしもし』ってことじゃないのかなぁ。
そこからククリが思いついたのは、故郷の世界にある『ミカカ草』という植物だ。
『ミカカ草』とは、受話器の形をした花で、地中深く遥か遠くにまで伸ばされた根を持っている。
花に話しかけることで声が伝わり、根を通してミカカ草の生えている場所同士で互いに会話することができるのだ。
あの花を使うときは、皆、初めに「もしもし」という挨拶をつけて会話を開始する。
目の前のこれはどう見たってミカカ草とは全然違うし、根も生えていない。
けれど、もしかしたらこれは、あの花と同じような使い方の出来る道具なのではないだろうか。
トマ君達のような魔技師であれば、こんな不思議な道具だって作れるかもしれないし。
そう納得したククリが、ひまわりの持っていた携帯電話を床へ置き、意を決して話しかけてみる。
「あの、私、ククリって言います。あなたは誰ですか?」
「……えっ?」

71 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/16(火) 20:47:12 ID:u5AEkz3a



72 :ここはG-1、海鳴温泉なの! ◆RGuWdqrlrg :2007/10/16(火) 20:48:02 ID:HFpbHIAA
「私、勇者さま……、あ、ニケって言う人と、ジュジュちゃんとトマ君を探してるんです。逢ってませ」
「――――ト、マ……?」
問いかけたククリの台詞が、途中で遮られる。
相手から返ってきた言葉に、この道具が確かに離れた相手と会話できるものらしいと確信した。
そしてその反応から、もしかすれば道具の向こうの彼女がトマ君に出会っているかもしれないということも。
「知ってるんですか!? どこで逢ったのか教えてくれませんか?」
勢い込んで尋ねたククリの声は、けれど予想もし得ない一言に切って捨てられた。
暗く深い恨みに満ちた亡霊のように恐ろしい声音が、道具の先から返される。
「私を、襲った人……。火をつけて、私を燃やして殺そうとした……」
「嘘!? トマ君が、そんな……っ」
「――――ツーツーツー」
無常にも唐突にそう電子音が響き、それ以上、道具はうんともすんとも言わなくなる。
慌てて床に置かれたそれを手にとり、めったやたらにボタンを押すも、最前の相手には繋がらない。
当然だ。ククリは携帯電話の明確な使用方法など、今もって分かっていないのだから。
辛うじて理解できたのは、これが遠く離れた相手と会話できるアイテムだという本質的な情報だけ。
どのような手順で電話をかけるのかなど、少しも把握できていない。
結局、先ほど話した相手への再接続はできないまま、ククリは呆然と畳へ座り込んだ。
ぺたんと腰を下ろした彼女の瞳に、ほんの少し前までの明るい色は最早ない。

相手が嘘を言っているのだと、そう思い込もうとした。
だって、当たり前だろう。あんなに穏やかな性格のトマ君が、女の子を襲おうとするなんてわけがない。
確かにトマ君は、アイテムのことになると、時々人が変わったみたいにおかしくなることがある。
勇者さまと一緒に、私の着替えを覗こうとしたりする不届きな行いも、たまーにする。
でも、人を燃やそうとするなんて、そんなこと絶対の絶対にある筈がないじゃない!!

――――そう無理やりにでも言い聞かせなければ、心が壊れてしまいそうだった。
たくさんの人がいるこの島の中で、何があっても信じられると言える数少ない自分の仲間。
その一人を疑うなんて、ククリには出来なかった。したくなかった。してはいけないと思った。
「きっと、あの子の嘘だよね」
無理に作ったせいで強張っている笑顔で、傍らのひまわりに話しかける。
意味など、分かっていないだろう。そう思いつつも、首を縦に振ってくれるひまわりの存在が嬉しかった。
今ここに自分一人でなくてよかった。
だって、もしそうだったら、必ず泣き出してしまっていただろうから――――。

     *     *     *

受話器をがちゃりと置いた後、みかは恐怖に打ち震えていた。
「どうして? どうして、あの子の仲間が私の場所を知ってるのよぅ!!」
実際のところ、電話がこの執務室へ繋がったのは完全なる偶然である。
しかし、みかにとって、今かかってきた電話が偶々などとはどうしても考え付かぬ事柄だった。
彼女は思ったのだ。『あの子達の仲間が私に止めを差すために、場所を確かめる電話を掛けて来たんだ』と。
少し冷静になって考えれば、おかしいことだらけだとすぐに気付くことが出来ただろう。
だが、寝ぼけ半分だったうえ、トマ達に激しい恐れを抱いてみかに、理性的な思考を求めるのは不可能だった。
「とにかく早くここから逃げないと。だって、あの子達、私の場所を知ってるんだもの」
がくがくと震える肩を抱き、今しがた横になっていたソファから急いで飛び降りる。
辺りを見渡し誰もいないことを確認しながら、出口めがけ一目散に走り出した。

73 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/16(火) 20:48:38 ID:u5AEkz3a



74 :ここはG-1、海鳴温泉なの! ◆RGuWdqrlrg :2007/10/16(火) 20:49:05 ID:HFpbHIAA
【G-1/1日目/夕方】
【ククリ@魔法陣グルグル】
[状態]:魔力消費(少)、軽い精神疲労。
[装備]:ベホイミの杖@ぱにぽに
[道具]:基本支給品、目覚まし時計@せんせいのお時間 、インデックスの0円ケータイ@とある魔術の禁書目録 、生乾きの服
レミリアの日傘@東方Project、フランドールの共通支給品一式
[服装]:海鳴温泉の浴衣
[思考]:嘘、だよね……?
第一行動方針:旅館で休息をとる
第二行動方針:ひまわりの保護とお世話
第三行動方針:勇者さまとジュジュちゃんとトマくんを探す。
第四行動方針:ゴンくんやフランドールちゃん、リルル、イエローらが気になる
基本行動方針:勇者さまと合流してジェダを倒す

[備考]:ゴンに対する誤解は解けた。ゴンとフランドールの戦いを自分のせいだと思っている。
ネスとのび太の姿をはっきりとは見ていません。
携帯電話の機能を最低限把握しましたが、 細かい使用方法は分かっていません。
また携帯電話には、島内の主要施設の番号がある程度登録されているようです。

【野原ひまわり@クレヨンしんちゃん】
[状態]:健康
[装備]:ガードグラブ@SW
[道具]:ピンクの貝がら、基本支給品、生乾きの服
[服装]:海鳴温泉の浴衣(お子様用サイズ)
[思考]:……おねえさん、どうしたのかな
第一行動方針:(おねえさんといっしょに、おにいさん(グリーン)を探したい)
第二行動方針:(しんのすけに会いたい)
第三行動方針:(おねえさんの探している人を見つけてあげたい)
基本行動方針:(おうちに帰る)


【F-3/城の入り口/1日目/夕方】

【鈴木みか@せんせいのお時間】
[状態]:顔面左側に大火傷(性別が判別できないほど)。精神不安定状態にあり、自分の服装について客観的に見れていない。
[装備]:エスパーぼうし@ドラえもん、FNブローニングM1910(1発発砲済み)、核鉄LXX70(アリス・イン・ワンダーランド)@武装練金
    赤いボロボロの覆面(真紅の服製)、パピヨンマスク@武装練金、首の無い真紅の残骸
[道具]:支給品一式
[服装]:『怪人パピヨンレッド』(赤色の覆面と蝶々覆面で顔を隠し、エスパー帽子を被っている)、真紅の残骸を抱き締めており、服は少ししめっている。
[思考]:……ぜえはあ。運動不足の脚がもう……
基本行動方針:ベルフラウ以外の他参加者を見つけたら基本逃げる。
第一行動方針:この場から離れる。トマたちに対する恐怖倍増
第二行動方針:ベルフラウを探す。
第三行動方針:銃を持った少年(永沢)、刀を持った少女(アリサ)、火炎瓶の少年(トマ)を危険人物と認識。警戒。
※みかは、ベルフラウの説明によりここが「リィンバウム」だと思っています。
※リィンバウムについての簡単な知識を、ベルフラウから得ました。
 同時に、ベルフラウの考察を教えてもらっています。

75 :ここはG-1、海鳴温泉なの! ◆RGuWdqrlrg :2007/10/16(火) 20:49:52 ID:HFpbHIAA
以上で投下終了です。

書き手がこの作品を書いた理由として、最も正しいもののを以下から選びなさい(3点)
1.ククリに疑心暗鬼フラグを植えつけたかった
2.みか先生をもっと怯えさせて、狂化フラグの種にしたかった
3.フラグなんぞ知るか! 俺は温泉と浴衣が出したかったんだよ!!

76 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/16(火) 20:55:39 ID:u5AEkz3a
ゲリラ投下乙。
メンバー聞いた時に「え!?」と思ったけど、そうか、電話か。
案外、0円ケータイには島の各所に繋がる短縮ダイヤルが沢山登録されてるのかも……。

温泉旅館は今後も使えそうだなぁ。
他の人にとっても、夜になって眠くなってきたら無視できない拠点だろうし。GJ。

77 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/16(火) 20:56:37 ID:HMUK/Alp
トリ間違い?

78 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/16(火) 20:57:31 ID:XNvbsPg+
温泉乙

島内の主要施設…タワーとかシェルターとか?

>>76
ロリショタたちがつい状況を忘れてはしゃぐ場面を想像した

79 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/16(火) 20:59:51 ID:9+L9BkEf
ああ、通信絡み近い内に使おう、というか出そうだと思っていたら出されたw
ゲリラ投下乙。久しぶりにほのぼの対主催方向に動いてると思ったらそれかあ。

しかし理由は間違いなく3。

80 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/16(火) 21:02:13 ID:vE+s1B9X
>>75
確実に3です、本当にありがとう(ry

投下乙
トマ君、知らないところでフラグが増えているw

81 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/16(火) 21:12:39 ID:HMUK/Alp
>>75
投下GJ。タイトル見てなぜか吹いたw
なのはがまだギリギリ魔法少女だったときに出てきたあそこかw
そして、実に漢らしい人だなwww
俺には選択肢なんて一番下しか見えないんですけど仕様ですか?
これで北東の人口密度が高まったらどうしてくれるw

それはそれとして電話とフラグの使い方がうまかったです。
電話は使える人間に渡れば色々と面白そう。


82 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/16(火) 21:15:26 ID:Do4tnvp7
>>75
3だな。馬の蹄にかけて間違いない。

それはそうと投下乙。
ククリも、まさかゴンとフランドールが跡形もなく消え去ったとは思うまい……。
放送後どうなるかな。ただでさえ、トリエラリルル、小太郎、ミミが向かってるってのに。

一つだけ。
みか先生が抱えているのは『人形の首』ではなく『人形の身体』です。
真紅の首は現在ヒナが待っているんで。

83 : ◆aAwQuafMA2 :2007/10/17(水) 00:14:09 ID:72EI9ePU
予約期限の延長を申請します。

とりあえず夜明けまでがんばってみて、無理そうだったら
山小屋組+きりちゃん、勝の予約を破棄し、
ブルー&イヴ、一休のみの話を投下します。

84 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/17(水) 00:21:13 ID:GcGVmqnB
期限は明日いっぱいじゃなかったっけ?

85 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/17(水) 01:14:57 ID:h9zJ2vso
身体壊したらいけないんで、あんまり無理はしないほうがいいかと。
がんばれー。

86 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/17(水) 01:48:15 ID:Kka/d5bv
山小屋組は色々入り組んでるからなあ
リンク達や病院付近との兼ね合いもあるし
ともかく無理だけはしないように

87 : ◆aAwQuafMA2 :2007/10/17(水) 03:26:54 ID:72EI9ePU
いろいろ強引な点があるので、一時投下スレに投下してきました。

予約で9人取りましたが、
勝ときり丸が出る予定の所まで届かなかったです……申し訳ありません。

88 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/17(水) 05:00:41 ID:yPBJUoAV
スタート直後が精神的ブラクラな事について。一休さんは色々と一休さんすぎる。
あとおっぱいおっぱいには吹いたw

それはそうと良いんじゃなかろうか。特に問題はないと思う。
時系列整理でも今のところ矛盾は無いはず。
元学校組、小狼は南下してるけどその前でも後でも遭遇しない時間帯はあるし。

学校組は午後の終わり頃から移動前の準備を学校裏でやっていたので、
その間に学校正門から入るか、あるいは梨花&リンクがかなり移動した後ならすれ違える。

89 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/17(水) 10:39:19 ID:Bw9xcAld
トイレは汲み取りなのですか?

90 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/17(水) 11:28:59 ID:CH8ohEsT
うん……テスト投下扱いだったから、遠慮なく言わせてもらいますが。

きり丸・勝が出てくる本来の案がどういう形だったのか分からないけど、
これで終わると単に「おっぱい!」のためだけにニケ突っ込ませ過ぎじゃね? という印象。
てか……エヴァをおぶったままブルーの胸に突っ込んだの?
それとも、女の子たちを校門あたりに放置してニケだけ先行したの?
いや、背中にエヴァは乗ってないようだけど、エヴァも自分の足で立てる状況ではないようだし……追いつけるかな、これで。

ティウンティウンや状態欄で終わらせずに、インデックスたちの状況や思考をちゃんと書くか。
あるいは、山小屋組が来る前の段階でまとめるか。できればどっちかにして欲しいところ。
更衣室前に5人(しかも、分散とも言えない至近距離に2人)集まった状況で終わられるのも、ちょっと続きが辛いかも……。
すれ違いの問題は大丈夫でしょうし、キャラの行動としてはどれも自然なんですけどね。

一休さんの機転とか、ニケはやっぱりニケだな、とか、すごく上手い部分はあるんで完全版が楽しみではあるんですが。

91 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/17(水) 18:20:57 ID:h9zJ2vso
読みましたぜ。自分も意見をば。

ニケが「気絶したエヴァを放り出して突っ走る」行為に微妙に違和感。
戦闘力0のインデックスや両手が使えないヴィータを放っては行かない気がする。
女子更衣室の前まで一緒に来て、「俺が中を調べる。何かあったら援護してくれ!」と
エヴァをインデックスかヴィータに預けて更衣室に突っ込んで、ブルーにぶち当たった……とかそんな感じのほうがいいような。
インデックスがすぐにツッコミ入れても不自然じゃないしね。

時間の兼ね合いについては大丈夫かと。
切り方も問題ないと思う。放送までにあと1話くらい必要そうだが、まあ、ここまで来て焦ることもないでしょう。
放送までにはタワーに戻ってないとおかしいキルアとか、いい加減迷子から復帰しそうな勝も書かなきゃいけないし。
ネタは面白かったっす。正式な感想は本投下時に。

92 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/17(水) 20:59:10 ID:EVgQ+dF+
尿意フラグはなかったっけ?ww
黄金水が一休に・・・

93 : ◆aAwQuafMA2 :2007/10/17(水) 22:00:31 ID:cjEK4jCl
指摘ありがとうございます。
指摘の内容を受けてブルーと山小屋組の遭遇部分を修正したものを、
明朝までに仮投下のほうに再度落とそうと思います。

>>89
昔の非水洗ぼっとんを想像して書いたので、多分汲み取りです。
和式便器と書いてしまいましたが、今一般的なアレだと
いくら子供でも穴に隠れられないので、そこも微修正しようかと。

94 : ◆IEYD9V7.46 :2007/10/18(木) 00:08:08 ID:h1Dq+su1
ご迷惑をおかけしましたが、今日の夜10時に投下できそうです。
50k近くになっているので、お時間のある方支援をお願いします。

95 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/18(木) 00:22:56 ID:x2kWlnrw
了解
今日ってのは、18日木曜日でいいの?

96 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/18(木) 00:28:15 ID:h1Dq+su1
はい、18日22時から投下します。万が一遅れる場合はその前にまた連絡します。

97 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/18(木) 01:00:10 ID:58+j1lwH
>>93,>>94
了解っす

98 : ◆IEYD9V7.46 :2007/10/18(木) 22:24:18 ID:h1Dq+su1
お待たせしました。投下します。

99 :あの日あの時あの場所で(前編) ◆IEYD9V7.46 :2007/10/18(木) 22:25:54 ID:h1Dq+su1
私の身体は、死んじゃったフェイトちゃんの身体より冷たいな。
高町なのはは赤い斜陽に背を向けて、そう自嘲した。
この涙が枯れるときは、身体中の水分がなくなったときに違いない。
心のどこかにあったその思いとは裏腹に、涙が枯れてもなのはは生きていた。
いや、枯れるという表現は今の彼女にとって適切ではない。
まだ、涙は出尽くしていない。
ただ単に凍てついた彼女の心が涙をも固めているだけ、融けていた分を流し尽くしただけに過ぎないのだ。
仮に涙と一緒に暖かい人間の心まで流されたとしたならば、残った氷塊はいったい何の心なのだろうか。
今のなのはには、それが人間の心であると断言することができない。

ミニ八卦炉の出力を調整して、臓物のように赤い地面を吹き飛ばす。
地表が冷えるのを待ってから、なのはは丁寧にフェイトの遺体を穴の底に横たえた。
首を一突きにされたせいなのだろう。血液をさほど流出させなかった遺体は、ずしりと重かった。
この重みに命の重さ、魂の重さが入っていないなんて嘘としか思えなかった。
なのはは穴の中に手を伸ばし、温度のないフェイトの両腕を胸の辺りに重ねる。
視線を胸から顔へ。穴の空いた首は見ないように。
乱れた髪の毛を手で整える。
そこだけは生きていたときと違わない柔らかさがあり、触るたびに胸が強く締め付けられた。
それでもなのはは、その手を止めようとしない。
最後に思い出の結晶、二人の絆である薄い桃色のリボンをしっかりと結び直し、死に化粧は完成する。

――なまえを呼んで
――あの日のように笑いかけて

思い出を振り返り、二度と届かない小さな願いに手を伸ばし……、途中で止めた。
掴めないと分かっている願いを、神様に頼んだところで意味なんてない。
ならば、せめて。
天国に行ったフェイトの魂が幸せであるように。
暖かい家族に囲まれて、もう二度とこんな悲しい顔をしないように。
……強く、祈ろうと思う。
神様は生きている自分たちには何もしてくれないけれど、
必死で祈れば死者に対してなら便宜をはかってくれるかもしれない。
そんな霞のようなものを信じなければ、欠片の希望も見つかりはしなかった。

100 :あの日あの時あの場所で(前編) ◆IEYD9V7.46 :2007/10/18(木) 22:26:29 ID:h1Dq+su1

「おかしいよね……なんだかとっても身体が軽いの。
 このまま、消えちゃいそうなくらいに」

両手で柔らかい土を掻き集め、パラパラとフェイトの遺体に振りかけていく。

「でも……私は消えちゃいけない、消えることは許されないの」

フェイトの白い裸体、血色が抜けて蒼白になった身体を汚すように、
赤が降り注ぐ。既に下半身は完全に土に埋もれていた。

「私ね、いろんな人を傷つけたよ。しかも3人も人を殺しちゃった。
 ……もう絶対、フェイトちゃんがいる天国には行けないと思う」

土の赤さが憎かった。雪と同じ純白だったなら、
蒼白を汚さなくて済むのに。

「だから、これで本当にさよならだよ。
 天国から見守って……ううん、やっぱり見ないで。
 私はもう汚れきっているけど、そんな私にしかできないことも
 まだあると思うの」

せめて、この穢れた赤がフェイトの身体を優しく包んでくれることを願って。

「きっとそれは、今よりももっと血に塗れることになるんだと思う。
 だから……フェイトちゃんには見られたくない……」

土が、最後に残ったフェイトの顔を塗りつぶす。
涙が出ないのが、苦しかった。

「……バイバイ。フェイトちゃん」

なのははそれきり振り向かなかった。
吹けば飛びそうなくらいに儚く脆い身体に、
理不尽なこの世界への憎悪を許容量以上に詰め込んで。
破裂寸前の少女が、森の闇へと消えていった。

  *  *  *



101 :あの日あの時あの場所で(前編) ◆IEYD9V7.46 :2007/10/18(木) 22:27:14 ID:h1Dq+su1
――――カチ、カチ、カチ、カタン。

( ヘルメスドライブのチャージが終わった……)
数分前から落ち着きなく時計をチラチラ見ていたはやては、
安堵なのか高揚なのか分からない感情に襲われる。
使わないと決めたはずなのに。
それに使う対象だって選べないのに、なぜこんなにも息が詰まるのだろう。
ここにいるのは、自分も含めて3人。ヘルメスドライブの乗員は最大2人。
転移先の候補は3人。一度使用したらまた4時間の待機時間。
……これは悪魔が選択の際に用いるものに違いない。
自然と、これは殺し合いの中盤を見据えて支給されたものだと理解した。
時間が進むにつれて、敵味方を問わずに顔見知りが増えていく。
その分だけ、ヘルメスドライブを使用したときに切り捨てるものが多くなる。
どんな理由があれど、選ばれなかったものを見捨てることには変わりないのだから。

「はやてどうしたの、ボーっとしちゃって?」
「別に何もないよー」

俯き気味だったはやてが心配だったのだろう。
アリサの問いかけに対し、はやては軽く笑って誤魔化した。
しかし、

「……ヘルメスドライブのことですか?」

思わぬところから図星をつかれたはやては、声がした方向を見やる。
声の主はもちろん、この場に居る最後の一人であるトマだ。
どうやらこの場面では元の世界、海鳴市にいたときからの友人であるアリサよりも、
魔技師であるトマのほうが、はやての苦悩を察することができたらしい。
きっと、未知の道具への探究心から「もし自分が持てばこのように使い、このような問題がある」
といったことをいつも想像しているのだろう。

「迷っているみたいですね……。おせっかいかもしれませんけど、
道具を扱うものとして一言言います。後悔だけはしないでください。
 友達を迎えに行きたいなら、アリサさんと二人で行ってもいいですから」
「! ……何言うてるんやトマ君。私はこれを使う気なんて更々ないわ」
「誤魔化したってダメです。……では、迷っていないというなら、訊かせてください。
はやてさんが考えている、ヘルメスドライブを使うのに最もいいときって何ですか?」

トマの頭の回転の速さを、このときだけは少し恨めしく思った。
ヘルメスドライブを使うのに、一番有効なとき。
そんなものに100%の正解があるのか、はやてには分からない。
だが、利用例の一つならすぐに浮かぶ。
それは、先ほどレックスたちに襲われたときに行った、『危機からの離脱』だ。
もしあそこでヘルメスドライブを使うことをレンから聞かなければ、自分もトマも間違いなく死んでいた。
ならば、あの選択は正解だ。自己採点で100点をつけるのになんの障害もない。
さて、晴れて1問目が解けたところで難易度アップの2問目へ。
これは1問目の応用問題。敵の条件はさっきと同じレックスと人形だとしよう。
違うのは、こちらの布陣にアリサが追加されたこと。
アリサがいれば戦って撃退したり、安全に逃げられたりしたのではないか?
という指摘をされたら設問にならないので、意地が悪いが結末の寸前を1問目と同じにする。
つまり、はやて、トマ、アリサの3人は蔦に絡まれ、上空からは雷撃が放たれる一歩前。
ここからが本題になる。
その条件設定でヘルメスドライブを使うとどうなるか。
使わなければはやてたち3人の身体は砕け散り、使えば見捨てた一人への罪悪感で心が磨り潰される。
この問題の答えはこうだ。最初からそんなものなんて用意されていない。
その状況に陥った時点で完全に詰むのである。
失うものが大きすぎて、最早得点なんかで表せるはずもない。
トマはきっと、遠まわしにこのことを伝えようとしているのだろう。
それを理解した上で、それでも座して待つ気なのか、と。


102 :あの日あの時あの場所で(前編) ◆IEYD9V7.46 :2007/10/18(木) 22:28:42 ID:h1Dq+su1

「答えが出せないのなら、僭越ながらいくつかアドバイスをします。
 一つ。はやてさんとアリサさんには力があります。それは戦うための力はもちろんですが、
 お二人が持つもので一番強いのは安心を与える力だと思うんです。
 その力を、あなた方の友達にも早く分けてあげるべきなんですよ。
 二つ。ヘルメスドライブは片道切符です。僕たち3人で動くのは無理ですし、
 はやてさんとアリサさんが転移したところで、転移先にいる友達と合流すればまた使えないでしょう。
 それなら、どうすればいいんでしょうか? 簡単です。
 僕はここにいるので、はやてさんたちは歩いてここに戻って来てください」
「そないなことできない! トマ君を置いて行けるわけないやんか!」
「はやてさん、冷静に考えてみてください。ちゃんと考えれば、僕なんかの心配より先に、
 外に出る自分たちの心配をするべきだと分かるはずですよ。僕は『ここ』に残るって言ったんです。
 恐らく、この島で最も安全な場所の一つであるシェルターに。
 気絶していたアリサさんをずっと守ってくれた場所なんだから、その実績は確かです。
 それに僕にはやることがあります。この中を更に調べて店を出すのかどうか決めないとですし、
 夷腕坊の修理にだってまだ時間が掛かります。
 店はともかく、夷腕坊の修理が終わるまでは僕はここを動けません。
 あれはきっと強力な戦力になりますから。
 ということで、はやてさんとアリサさんがここにいてもやることなんてないんですよ。
 むしろ邪魔ですごはあっ!?」

トマが顔面に鉄拳制裁を受ける。どうやらアリサの拳が火をふいたらしい。
医療に特化したナース服状態のはずなのに、その右ストレートは
プロボクサーも親指をグッと立てたくなる綺麗なフォームで放たれた。

「こ・の・く・ち・は! 今なんて言ったのかしらね〜!」
「いひゃいですいひゃいですおありふぁふぁん」
『アリサさん、それはツンデレではなくてツンギレですよ』
「うるさい! 私は普通に怒ってんのよ! てか何よツンデレにツンギレって!?」

騒ぎに巻き込まれないように遠目から見ていたはやてはすぐに気付いた。
トマはこちらに心配を掛けないようにあえて突き放すように告げたのだと。
そして、目の前のアリサだってトマのことを本気で怒ったり殴ったりしているわけではないことを。

「ゆるひてくらはいよありふぁふぁん! 
 もうこれひひょうふぉっぺはのびまふぇんよあっー!?」

……本気じゃない。たぶん。

数分後、ようやくちゃんと喋れるまでに回復したトマが、神妙な面持ちで話しの続きを始めた。
しかし、おたふく風邪みたいなほっぺたで喋るトマにシリアスな雰囲気などあるはずもなく。

「……ということです。はぁ、しかしショックですよ」
「何がよ?」
「いえ、僕としては『私たちを危険な外にパシリとして行かせるくせに自分はここでのんびりだと!?
 随分いい身分だな、このヤロー!』っていうツッコミを期待してたんですけど……真面目に語りすぎちゃったみたいですね」
『ふふふ、トマさんは仕込むとダメになるタイプの芸人みたいなものですからね〜。
 同じ芸人でも弄られキャラかリアクション芸人なら似合うのではないかと』
「ヒドイですよルビーさん!」

ルビーにからかわれているトマを横目に、アリサは眉尻を下げてはやてに問う。


103 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/18(木) 22:29:33 ID:Xn1JCcWk


104 :あの日あの時あの場所で(前編) ◆IEYD9V7.46 :2007/10/18(木) 22:29:58 ID:h1Dq+su1
「ねえ、はやて。……もし、それを使うなら誰のところに行くの?」

待っていると分かっていた、次の関門が聳え立った。
選択肢はなのは、フェイト、ヴィータの3つ。
命の恩人と家族。それらを秤にかけることなど、はやてにはどうしてもできない。
では、ここではやてなりの優しさを含んだ、少々卑怯な要素を持ち出してみる。
自分で決められないのなら転移の同行者、アリサなら誰のところに行くのを望むのかということを。
その答えは分かりきっている。
だが、実際にそれをアリサに尋ねるのは下劣に過ぎるから口には出さない。
だから、はやては尤もらしい言い訳を口にした。

「……なのはちゃんのところに行こうか」
「私はいいけど……、どうして?」
「なのはちゃんは強いけどな、アリサちゃんも知っているように
 魔法を使うようになってからは日が浅いんや。
 デバイスがあれば大丈夫やけど、運よく持っているなんて保証はない。
 こんな状況に対応できるほど、応用力のある魔法を覚えているのかも分からへん。
 その点フェイトちゃんとヴィータは何年も魔導士をやってるベテランさんや。
 基本の魔法をたくさん覚えてるから、どんな状況でも大丈夫。
 だから、なのはちゃんのところに行こう」

はやては魔法に携わるものにしか分からないことで、自分の心とアリサを煙に巻いた。
今告げたことは嘘だ。
なのはが魔法を習得して日が浅いのも、フェイトとヴィータが熟練者なのも事実である。
しかし、結局デバイスがなければ使える魔法なんて殆どないのは誰だって同じこと。
それがたとえはやての偽善であったとしても、はやてはアリサに心配をかけたくはなかった。
そこで話を打ち切り、はやては困ったような顔をしながらトマのほうを向く。

「トマ君……本当に行っても」
「大丈夫ですよ。さっきも言いましたけど、はやてさんとアリサさんのほうが大変なんですからね。
 お二人にはやってもらいたいことがたくさんあります。
 なのはさんと合流するのはもちろん、勇者さんたちも探して貰いたいですし……、
 それに信頼できそうな人にここのことを紹介して、連れてきてもらわないとなんですから。
 頼みましたよ?」
「うん……分かった。……ありがとうなぁ」
『では、アリサさん戦闘準備をしましょう。外は危険が一杯ですからね〜』
「分かってるわよ。……はぁ、また着替えるのね」
『うふふ〜、この刀使えないと困るでしょう。ささ、早く!』

変身するために個室に向かうアリサは、茶化すようなルビーの声に動じない。
心の片隅で待ち望んでいた瞬間が訪れようとしているからだ。
(いよいよ、なのはのところに行けるのね……)
知らないうちに、拳に力が入る。
今までなのはに守られてきた自分が、変わるときが来たのだ。
今度は、なのはを助ける側になる。
借り物の力とはいえ、今の自分には正真正銘の戦うための力が宿っているのだから。

(……手遅れなんかになってたら、承知しないんだから)

一抹の不安を胸に、アリサは扉を開いた。

  *  *  *



105 :あの日あの時あの場所で(前編) ◆IEYD9V7.46 :2007/10/18(木) 22:31:32 ID:h1Dq+su1
グリーンは降って湧いた不幸な出来事に苛立ちを募らせていた。

ほんの数分ほど前。
豚化が解けるまで暗い森に身を潜めようかと考えながら、リリスと共に移動していたときのこと。
突然、何の前触れもなくリリスが撃たれた。
まだ日は落ちきっていないとはいえ、視界は相当に悪い。
それに大小様々な樹木を始めとする障害物がいくらでもあるというのに、
そんなもの関係ないとばかりにリリスの左腕を細いレーザーが焼いたのだ。
回復不能な致命傷ではないが、かといって無視できるほど軽い傷でもない。
不意打ちで傷を負ったリリスはもちろん、計算が外れたグリーンも大きな衝撃を受けた。
ここまで不幸なことが重なるのだろうか。
自分が豚になり、リリスに指示を出せないこと。
深い森の中で、敵に見つかってしまったこと。
先の戦闘から平常心を取り戻せないでいたリリスが、敵を察知できなかったこと。
敵は、ある程度の遠方からでもリリスに攻撃を加える手段を持っていたこと。
そして、何よりも。
(なぜ、リリスの姿を見て何の躊躇いもなく攻撃できる!? 
 少し頭の回るやつなら、警戒して様子見から入るはずだ。
 相手が誰でも構わない無差別殺人者なのか!?)

グリーンの驚愕をよそに、茂みの向こうから一人の少女が表れる。
左手に持った手のひらサイズの八角形。
あれが、リリスを焼いた武器なのか?

「ニケ君たちの言ってたとおり、本当にこの島に来ていたんだね」

しまった。
自身が失念していた部分を責められて、グリーンは遅すぎる後悔に苛まれる。
(道理で間髪入れずに攻撃できたわけだ……、
 くそ! 相手がリリスの情報を持っていることを計算に入れていなかった俺のミスだ……!)
挽回策を練ったところで、リリスに伝達する手段がない。
焦るグリーンとは対照的に、その少女は生き別れた家族を見つけたような深い安堵の表情をたたえた。

「良かった……。本当に、良かった。こんなに早く会えるなんて、思ってなかったから」

ブワッと少女から風が巻き起こり、地に落ちた葉を軽く巻き上げる。
見ると、少女の足からは真っ白な翼が生えていた。

「あたしに、会いに来た……? そっか、キミもいっしょに遊びたいんだね。お名前は?」
「高町、なのは」

底冷えのするような声が響く。自分よりも年下の女の子がこんなにも禍々しいものを纏えるのか?
グリーンはそう思いながら気を引き締めるが、今の自分には精々、リリスの勝利を祈ることくらいしかできない。
敵は間違いなく強い。
先ほどのレーザーもそうだが、何よりも持っている覚悟がこちらにまで伝わるくらいに心が強い。
あえてリリスに狙いをつけるなんて、よほどの実力者かただの愚か者にしかできない所業だ。
そして、この化け物は間違いなく前者だ。
グリーンは人の姿であったときと同じように、ゴクリと唾液を嚥下する。

106 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/18(木) 22:31:38 ID:Xn1JCcWk


107 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/18(木) 22:31:40 ID:58+j1lwH


108 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/18(木) 22:32:01 ID:ZOzX2CPY


109 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/18(木) 22:32:30 ID:58+j1lwH


110 :あの日あの時あの場所で(前編) ◆IEYD9V7.46 :2007/10/18(木) 22:32:57 ID:h1Dq+su1

「グリーン、チャンスだよ。一個目の首輪が向こうから来てくれたんだから。
 相手が一人なら、グリーンがいなくてもすぐに終わらせられるね」
(! リリス、危険だ! おまえはさっき怪我をしたばかりだぞ!?
 無理なんかしないでとっとと逃げるべきだ!)
出せない声の代わりに鼻を鳴らしながら、グリーンはリリスの足にしがみついて危機回避を促す。
そんな子豚の必死な様子を見て、リリスはくすりと笑う。

「大丈夫、そんなに心配しなくていいよ」

グリーンの懸念は呆気なくかわされて、リリスは既に敵へと視線を向けていた。
(力を測り違えるな、リリス! 相手の持つドス黒いものが分からないのか!?)
薬に酔わされたグリーンは気がつかない。
程度の差はあれど、リリスを愛して豚になっている自分も、
対峙した化け物のような少女も、この島のルールが生んだ犠牲者なのだと。
少女、高町なのはは強烈な眼光をリリスに突き刺して叫ぶ。

「この島にいるみんなのために、話を聞かせてもらうから。
 あなたと、ジェダの話。――――洗いざらい、全部!」

少女の手から放たれた二発目のレーザーが、戦闘の開始を告げた。


そして現在に至る。
開戦から数分、今も尚グリーンから少し離れた木々の間を縫って、二人の少女が激しい攻防を繰り広げている。
飛ぶように、ではなく文字通り高速で飛行している二人の立ち回りは凄まじく、
豚になってリーチが著しく減少してしまったグリーンに介入の余地などまるでなかった。
せめて飛び道具でもあれば話は違ったのだが、ないものねだりに意味はない。
生い茂る木の幹や枝葉が邪魔で、グリーンには正確な戦況が把握できない。
それでも、互いが繰り出す技の光を頼りに、着々と戦闘データを収集し、解析していく。
そして、幾度もの試算の結果を重ねるたびに、そのデータがある一点に向かって収束していることに気付いた。
(戦況は少しずつ、向こうに傾いている……!)
間違いなかった。
戦術構築に長けないものには、その勝負は互角に見えるだろう。
リリスの攻撃は無数の木々と相手の盾を破れていないし、
対するなのはのほうもリリスにレーザーを直撃させるには至っていない。
そしてスピードのほうは、両者とも森の中を低空飛行しているためにそれほど大きな差異はない。
ともに、決定打となる一撃を叩き込めていないのである。
だが、それでもグリーンには確信と言ってもいいくらいこちらの不利が分かってしまう。
敵の技は主に3つ。
恐らく本命である、最初にリリスの腕を焼いたレーザー。
ディバインシューターと呼ばれていた、誘導操作可能な桜色の光球。
円形の魔法陣の盾。
レーザーは細すぎて、よほど当たりどころが悪くない限りは、致命傷にはなりえない。
その代わり貫通力が凄まじく、射程内であれば太い木の幹だろうとなんだろうと簡単に撃ち抜いてくる。
先ほどリリスに先制攻撃できたのもこの特性の賜物だろう。
ディバインシューターのほうはレーザーを叩き込むための囮に違いない。
木々をなるべく避けて誘導されていることから、恐らく破壊力が低く、ダメージソースとしては期待されていないのだ。
リリスの注意を逸らしたり、死角から攻めるのが目的の技なのだろう。
最後の魔法陣の盾は……、先の戦闘でタバサと呼ばれていた少女も同じものを使っていた、
リリスですら破るのに一苦労していたあの盾だ。
固有の技ではなく、技マシンのようなもので覚えたものなのかもしれない。
同じ盾ならば、タバサの盾を破ったリリスになのはの盾を破れぬ道理はない。
だが――

111 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/18(木) 22:33:41 ID:58+j1lwH


112 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/18(木) 22:34:14 ID:Xn1JCcWk


113 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/18(木) 22:34:28 ID:58+j1lwH


114 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/18(木) 22:34:29 ID:ZOzX2CPY


115 :あの日あの時あの場所で(前編) ◆IEYD9V7.46 :2007/10/18(木) 22:34:41 ID:h1Dq+su1
(違う! そこはソウルフラッシュではなくメリーターンで吹き飛ばして追い討ちをかけるべきだ! 
 ディバインシューターなんかに構うな、やつがまたレーザーを撃ってくるぞ!)
グリーンは骨を砕かんばかりの力で奥歯を噛み合わせる。
盾の単純な強度ならタバサのほうが上だった。攻撃のほうも断然重く、
鋭いものが多く、直撃すればリリスでもただでは済まない破壊力を持ち備えていた。
だが、タバサの動きには、どこかぎこちないものがあったことも確かだ。
丁度、グリーンに指示を貰う前のリリスと同じように。
ところが、なのはは違う。自分の力の特性と限界を完璧に把握し、
押すところと引くところをしっかりと弁えた、澱みのない戦闘を行っている。
盾を破られそうになったらさっさと見切りをつけて後ろに下がり、ディバインシューターで時間を稼ぐ。
その後距離をとってレーザーを照射。放たれた光線を見て、
体勢を崩していたリリスが膂力に任せて強引な回避機動を慌てて行う。
唸るほど的確な、一瞬の判断。
もしもポケモンとトレーナーが一体化できたなら、あのように動くことができるのだろう。
敵が自分の力を100%、120%と引き出しているというのに、こちらはどうだ。

「何で!? 当たらない、当たらないよグリーン!?」

焦燥感しか含まれていないリリスの声が、グリーンの心を幾度となく打ち抜く。
一騎打ちであれば、リリスはこの島にいる誰にも負けない最強の存在のはずだ。
自分が愛しているからといって贔屓目で見ているわけではない、
そんな色眼鏡を掛けていたとしても、強すぎるリリスの輝きの前には全く意味を成さない。
では、なぜ今のリリスはなのは一人に圧倒されている?
破壊力がない、動きが悪い、余裕がない、…………判断が、遅い。
本来のリリスの力のうち、いったい何割が発揮されているのか?
こんなにも弱くなってしまったのは、いったいいつからなのか?

(決まってる……。俺と、出会ったせいだ)

認めたくない苦い事実を、グリーンは心を抉って呑み込んだ。
リリスはグリーンと出会う前、気ままに自分の意思で遊んでいたときでも疑いようもなく強かった。
その強さをグリーンは更に引き出し、この島でも有数の実力者だと見られるタバサたち4人を相手に戦い、
苦しいながらも勝利を収めたのである。
順調にその戦闘を終えられたなら、リリスの『最強』はグリーンの手によってもう一段階引き揚げられるはずだったのだ。
しかし、その目論見は、戦闘中に自分が豚になったことで脆くも崩れ去った。
そして、リリスはグリーンの指示がなければ動けない、ただの木偶人形に成り下がってしまったのだ。

(責任を取らなければならない。リリスを弱くしてしまった、責任を――!)

リリスの願いと、ポケモントレーナーとしての倫理の狭間で揺れるグリーンは、
彼女に対してどう接するべきなのかの答えを未だに出せないでいる。
しかし、それでもたった一つだけ確かなものがある。

(リリスに、死んで欲しくない。それだけは誰にも譲れない、
 他の何を犠牲にしてでも守りたい、俺だけの願いだ!)

リリスがこの世界で生きていける力を取り戻させる。
それこそが、自身に課せられた至上の命題。
全ての答えを出し切れないグリーンは、必死で自らの中にある絶対に折ってはならない決意だけを再確認する。
しかし、リリスを再び立ち上がらせるためにはこの場を何としても――


116 :あの日あの時あの場所で(前編) ◆IEYD9V7.46 :2007/10/18(木) 22:35:35 ID:h1Dq+su1
「――きゃあっ!?」
(リリス!?)

悲鳴に対し反射的にグリーンは想い人の名を叫ぶ。
確かに叫んだはずなのに、口から漏れ出たのは低く篭った、醜い豚の鳴き声。
無力で愚かな自分を表す、これ以上ないほどの汚い声だった。
言いようのない落胆と忌々しさが沸々とこみ上げる。
それを必死で噛み殺して、リリスの状態把握に努めようとして。
リリスの右足に、新たにレーザー痕が刻まれていることに気付いた。
先のリリスの悲痛な叫びの正体は他でもない、あの傷だ。
瞬間、グリーンの中に暗い憎悪の炎が燃え滾る。

(高町っ――なのはあぁっ!!)

……許せない。ジェダの下にいるというだけで、
リリスを傷つける高町なのはがどうしようもないくらいに許せなかった。
親が憎ければ子も憎いとでも思っているのか。
ふざけるな、リリスのことを見ようともしないおまえに何が分かる。
何がこの島にいるみんなのためだ。みんなって誰だ?
本当に、おまえみたいな悪魔を待っている人間なんているのか?
少なくともおまえが言ったみんなという言葉の中に、俺とリリスは入っていない。
入っていたとしても、そんなものは冗談じゃない。吐き気がする。
だから俺たちの中に入ってくるな、邪魔をするな、俺たちの幸せを壊すのがそんなに楽しいのか!?

次から次へと湧き上る、グリーン自身も破綻していると気がつけない呪詛は溜まる一方だ。
吐き出すことが許されない、グリーンが背負う罰なのだから。

グリーンは祈るような瞳でリリスを見つめて、すぐに目を逸らしそうになった。
今にも不安に押しつぶされそうな、リリスの顔を見るのが辛い。
(頼む、リリス)
リリスが弱弱しく地面にフラフラと足をつける。
その身体が震えているのは、足の怪我のせいだけではないのだろう。
(首輪なんか手に入れなくていいから)
こんなに暗いのに、あんなに遠くにいるのに。
リリスの瞳が救いの手を求めて揺れているのが、手に取るように分かってしまう。
(逃げてくれ、死なないでくれ……!)



117 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/18(木) 22:37:06 ID:Xn1JCcWk


118 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/18(木) 22:37:27 ID:ZOzX2CPY


119 :あの日あの時あの場所で(前編) ◆IEYD9V7.46 :2007/10/18(木) 22:37:52 ID:h1Dq+su1
なのはの攻撃精度は徐々に上がってきている。
リリスとの攻防を繰り返すことで、リリスの癖や思考を読み始めているのだ。
今のリリスになのはと同じことなどできるはずがないし、そもそもその役目はグリーンが担っていたのである。
腕と足に傷を負ったリリスが、なのはに勝てる可能性など最早なきに等しい。
が、逆転の可能性は残されている。グリーンが人間に戻れれば、という条件付きだが。
グリーンはなのはの観察などとっくに済ませているし、対処法だっていくらでも考えた。
それをリリスに伝達できないという一要素が、現在の不利に致命的なまでに直接繋がっている。
今のリリスは考えて戦うことができない、ゆえに、時間が経てば経つほど不利になるのだから。
そして今。
万全の状態で勝てないというのに、腕と足を封じられてなぜ勝てるというのか。
グリーンの判断はすでに決まっている。
一刻も早い撤退だ。
だが、その手段をリリスに伝える術がどうしても見つからない。
仮にグリーンがリリスのもとへ走れば、それに気をとられたリリスは致命的な隙を晒すことになる。
逆に、戦域からグリーンが撤退を促すつもりで離れたとしても、
リリスはグリーンに見捨てられたと思ってさらに混乱してしまうかもしれない。
では、グリーン自身が危険を顧みずになのはに特攻すれば……無理だ。
戦場に突入すればリリスの邪魔になる。
それになのははほとんど宙に浮いているから、豚の体長とリーチでは攻撃の機会を得られない。
よしんば得られたとしても、一撃与えられれば上等だ。
その一度きりで、しかもナインテールキャッツで効果をあげるには、いったい幾つの奇跡が必要になる?
子豚の竹刀さえ残っていれば、その一撃で状況をひっくり返せたというのに。
(堂々巡りだ……。一言でいい、たった一言リリスに声を掛けられればいいというのに、俺は!)
だから、グリーンには見守ることしかできない。
最愛の恋人が嬲られるのを、ただ見つめることしかできない。
グリーンにとって、これ以上の責め苦があるのだろうか。

  *  *  *



120 :あの日あの時あの場所で(前編) ◆IEYD9V7.46 :2007/10/18(木) 22:39:04 ID:h1Dq+su1
(どうしたんだろ……あたしは……)

リリスは、自分の変化に気付いていない。
数時間前の彼女なら、痛みでさえ快楽へと変えることで戦闘行為をも楽しんでいたはずだ。
それが今はどうだ。
左腕と右足を少し刺された程度に過ぎないのに、リリスは足が竦んで動けない。
それは小さなものの積み重ねの結果がもたらし、形となり始めた変化だ。
グリーンに出会って、魅了する側のリリスが始めて魅了される側の気持ちを知り、歪ながらも確かな愛を覚えた。
タバサたちと戦闘して、グリーンがいなくなったときの怖さ、他者の喪失の恐怖を感じ取った。
そして今、なのはに強襲されて自分自身に正しい痛みが刻まれた。
それらはリリスにとって幸となるか不幸となるか、今は判別することのできない変化だ。

(どうしよう、どうしよう……。思い出せないよ、あたしは今までどうに戦ってたの?
 さっきはどう戦ったの? グリーンは何て言ってたの? 全然思い出せないよ……)

視野内をキラリと光るものが掠める。
ビクリと怯えながら振り向きざまに刃で切りつけるが、
それは高町なのはではなく、鬱陶しく周りを飛び回る光球だった。
宙を漂っていた光球はリリスを馬鹿にするように刃をヒラリとかわす。
振り回しの慣性を消しきれないままのリリスの動きは一瞬だけ止まり、
その隙にまたもレーザーが身体を掠めた。

既にリリスの戦意はほとんど残っていない。
グリーンの願い通り撤退も視野に入れ始めているが、
隙がないなのはの攻撃を前に二の足を踏んでいるのだ。

(どうするの、こんなときグリーンなら――!?)

このまま、打開策、逃亡策が見つからなければ自分は死ぬ。
死。
タバサとの戦いの最後にほんの一瞬だけ、しかし確実に脳裏をチラついたものだ。
今度はイメージだけではすまされないかもしれない。
あの戦いが終わる直前。その続きが今展開されているという、そんな錯覚を持たされる。
ただし結末は違う。
今度こそあの巨大な光の刃が自身に振り下ろされて、完全に消滅するのかもしれない。
剣の衝撃の余波だけで呆気なく吹き飛ばされた、あの大木たちの仲間にされて――
(そうだ!)
そこでリリスははたと気付いた。
(こうにすれば、グリーンを連れてきっとうまく逃げられる!)
それは強烈な死のイメージの一部に残されていた、生還への道標だった。

  *  *  *



121 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/18(木) 22:39:13 ID:Xn1JCcWk


122 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/18(木) 22:40:14 ID:58+j1lwH


123 :あの日あの時あの場所で(前編) ◆IEYD9V7.46 :2007/10/18(木) 22:40:25 ID:h1Dq+su1
グリーンと、そして敵であるなのはもまた、リリスに訪れた変化を敏感に感じ取った。
二人が怪訝を差し挟むよりも前に、その変化は行動となって表れる。
リリスが翼を刃へと変えて高速で回転し始めた。メリーターンだ。
グリーンが見守り、なのはが油断なく構える中で、リリスは攻撃を開始した。
ただし、その対象はなのはではない。
「えーいっ!!」
ガッ、という鈍い音が無数に生まれる。
リリスがメリーターンで切り裂いたのは、自分の四方八方に立っていた大木だ。
多数の木の幹がミシミシと音を立てて倒れるよりも前に。
その意図に気付いたグリーンは歓喜し、なのはは焦った。
やがて、リリスの周りの大木が乱雑に倒れて地面を何度も叩き、
様々なものが宙に放り出されて、視覚的に、そして進行的にも障害物となった。
花粉や埃を姿を隠すカーテンとして、リリスはグリーンを回収して森の出口である南へと飛び始めた。
リリスが考えた退却へのプランはこうだ。
『なのはに攻撃を当てられないなら、動かないものを攻撃すればいい』
バイキルト・ザンバーに吹き飛ばされた大木を思い出して考えた作戦だ。
古典的ではあるが、グリーンも撤退作戦の一案として考慮していた確かな手段でもある。
今のリリスがここに至れたのなら上出来だとグリーンは考える。
前方に、光が見え始めた。
森の終わりが近い、このままなのはよりも先に平原に到達できれば恐らく逃げ切れるはずだ。

「やったよ、グリーン! あたしちゃんとできた!」

リリスの嬉しそうな声が響く。
なるほど、リリスの逃走の仕方はそんなに的を外れてはいない。
単純に相手から離れるには、今リリスがやっているように、
相手を始点にしてそこから真っ直ぐに外に向かって飛ぶことが一番効率がいい。
蛇行すれば相手から距離をとるのに、それだけ時間が掛かるのだから。
だが、この撤退方法だけで逃げた場合、大きなメリットと同じくらいのリスクがある。

――もしも、相手に長距離攻撃の手段があったなら?
――こちらの逃走距離と相手の射程距離が綱引きをして、負けたなら?

リリスに抱えられたグリーンは、潰れるのではないかというくらいに心臓を収縮させ、
夢から覚めたように遥か後方を凝視した。
果たしてグリーンの視線が、ある二つのものと糸で繋がれたようにしっかりと結ばれる。
一つは、高町なのはが突きつけてくる、こちらを射殺さんばかりの強烈な視線。
もう一つは、なのはの手中のミニ八卦炉、その中心で眩く輝いた――

(リリス!? この軌道はまずい――――!?)

グリーンの声は、届かない。

  *  *  *



124 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/18(木) 22:41:37 ID:Xn1JCcWk


125 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/18(木) 22:42:37 ID:ZOzX2CPY


126 :あの日あの時あの場所で(前編) ◆IEYD9V7.46 :2007/10/18(木) 22:42:46 ID:h1Dq+su1
逃がさない。
木々の破片と、不規則に舞う散り散りになった葉。
そして舞い上がった粉塵が織り成すバリケードに、なのはは何の迷いもなく飛び込んで、突き抜けた。

逃がしちゃいけない。エヴァちゃんはあの子にやられたんだ。
リリスを逃がしたら、あの子はきっと多くの人を殺す。
たくさんの人に悲しみを振りまいて、死んでも消えることはない傷痕を誰彼構わずに刻みつける。
そんなことは――!

「させない! もうこれ以上、フェイトちゃんみたいな人を出さないためにもっ!」
――そして、自分がもうこれ以上、罪なき人を殺すことがないようにするためにも。

なのはは地に足をつけて飛翔の勢いを強引に殺す。
靴が砂を咬む、鈍く乾いた音が断続的に発生し摩擦熱へと転化。
下肢に無理な負荷が掛かるが、そんなものを気にしていたらリリスに届かない。
鋼の心で痛みを打ち倒し、前方を見据える。
彼方に、一目散に逃げていくリリスの後姿。
最早、悠長にジェダの情報を搾り出そうとする余裕などない。

(逃げられるくらいなら――今! ここでっ!)

意を決する。
大地に両足という杭を打ちつけ、なのはの身体が完全に停止。
そのまま上体を安定させ、森全体に響き渡るような宣誓を行った。

「全力、全開ッ!」

甲高い鈴のような音と共に、なのはの足元、夕闇の森に桜色の魔法陣が浮かび上がる。
すぐさま、左手のミニ八卦炉を倒すべき敵へと向けて。
右手を左手に添えて微調整を行う。
いつもと得物は違えど、今、自分が成すべきことは何も変わらない。
相手のアウトレンジからの砲撃。
それはなのはが誰にも負けないと信じてきた、自分の力。
そして、今も変わらず信じられる絶対の力だ。

(レイジングハートがいなくても、――この距離なら!)



127 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/18(木) 22:42:58 ID:jD5dMles


128 :あの日あの時あの場所で(前編) ◆IEYD9V7.46 :2007/10/18(木) 22:43:28 ID:h1Dq+su1
照準が完璧に固定され、ミニ八卦炉に火が灯る。
チャンスは一度、これを外したらリリスに追いつくことは適わない。
一撃で、確実に仕留める。
そのためには、

――撃ち抜いた敵を、間違いなく消滅させる破壊力。
――そして、この距離を完璧に埋める長射程。

この2つを同時に成し得るには『恋符』ではまだ足りない。
だから、

「『魔砲』!」

だから、なのはは選択した。
自身に残された魔力をフルに使って撃ち出せる、最大火力を。
それは『恋符』マスタースパークではない。
山をも焼き払うと云われるミニ八卦炉、その真価たる必殺の『魔砲』。


「―――― フ ァ イ ナ ル ・ スパァァァァァァァァァァクッ ! ! 」


光が生まれ、産声をあげた。


轟音の連続は、空をも埋めつくす野獣の咆哮。
白光は、ありとあらゆるものを押し流す粒子の濁流。
踏み入れば、二度と帰れぬ此岸と彼岸を分かつ河。
猛る流れは、裁きの時を待つ。
人と夢魔。二者の罪の重さを量るべく。

――そして、


  *  *  *


……その顔は、とても穏やかだったはずだ。
自身の対となるものがそばにいれば、他には何もいらなかったのだから。
結局、二人はいつまでも、どこまでも一緒にいた。
愛しあう二人は光が通る瞬間まで強く抱き合って。
そして通った後も片時も離れることなく。
永遠の愛を誓うように、彼らは白い光に祝福された。


  *  *  *




129 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/18(木) 22:44:03 ID:jD5dMles


130 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/18(木) 22:44:22 ID:Xn1JCcWk


131 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/18(木) 22:44:59 ID:jD5dMles


132 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/18(木) 22:45:35 ID:jD5dMles


133 : ◆IEYD9V7.46 :2007/10/18(木) 22:45:41 ID:h1Dq+su1
レス分割チェックのため5分ほど休憩を頂きます。
次から後編です。

134 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/18(木) 22:47:26 ID:ZOzX2CPY


135 :あの日あの時あの場所で(後編) ◆IEYD9V7.46 :2007/10/18(木) 22:49:33 ID:h1Dq+su1
森の出口付近から生まれ出た破滅の光は、北から南を真っ直ぐに貫き、平原を目指した。
その過程で、片手間のように容易く森を吹き飛ばす。
湿気を含んだ暗い大気を焼き焦がし、幾重にも連なった木を紙細工のように消し去っていく。
その光は何者も差別しない。
大気も大地も森林も、そして人間も。
全て等しく無に帰す。
しかし、まだだ。
この灼熱の光の惨事はそれだけでは終わらない。
一本と形容していいほどに太く、高密度な光の奔流は、発砲者であるなのはから10mほど離れた森の中で、
その光をY字型のように二方向に拡散させ、破壊範囲を更に押し広げる。
一面を荒野に変える、大破壊魔法。
それが、『魔砲』ファイナルスパークの――

(…………広、がる?)

未だ留まることを知らない光を放出しながら、なのはの胸中に、ある疑問がふと浮かぶ。
おかしい。自分は今、何をした?
この魔法は自身の得意技、ディバインバスターの特性と同じ直射型砲撃魔法に属するもの。
ならば、目の前の光景に拭い去れない違和感がありありと残っているはずだ。

(拡散? 方向転換? ――――誘導、操作?)

思い出した。この魔法は撃ち出したら最後、自分にはどうしようもできないもの。
マスタースパークも同じ特性だったのだから、間違いない。
では、どうしようもできないとはどういうことなのか。
それは即ち、発射後の制御が不可能であるということ。
更に言えば、発射された光を途中で曲げたり、拡散させたりなどの操作が全くできないということである。
違和感の正体はこれだ。
なのはが何もしていない、いや何もできないというのに、
ファイナルスパークの光が勝手に“二方向に分断されている”。
それが意味するものは――

(――――誰かがいる?!)

間違いない。
リリスは砲撃を放つ寸前には、確かに森を抜けるか抜けないかの位置にいた。
しかし、砲撃が断ち切られた場所はその手前、森の入り口にも差し掛かっていない。
ここにはいなかったはずの、予期せぬ第三者の介入。
デジャヴだ。以前にもこんなことがあった。
あのときも今と同じように、撤退しようとするヴィータにアウトレンジから攻撃を仕掛け、
突如現れた仮面の男に阻まれたのだ。
しかし、余力が残っていたあのときと今とでは状況の悪さは段違いだ。
レイジングハートの代わりにミニ八卦炉と『翔』があるとはいえ、すでに自分自身の限界が近い。
助けてくれる仲間だって、今ここには誰もいない。
その事実が心に浸透した瞬間、なのはの生への渇望はすぅっと薄れていった。
あまりにも絶望的な『諦観』。その言葉が全身に染み渡る。


136 :あの日あの時あの場所で(後編) ◆IEYD9V7.46 :2007/10/18(木) 22:50:20 ID:h1Dq+su1
ミニ八卦炉から光が失われ、辺りには黒い粉塵が立ち込めた。
ユラユラと揺れる濃い煙が、介入者の姿を未だに覆い隠している。

リリスが普通の参加者と同じ扱いだというのは嘘だったのだ。
いざリリスがやられそうになったところで、冥王ジェダが手のひらを返し、
リリスへの援軍を寄越したのに違いない。
今頃、なのはのことを思う存分嘲笑っているのだろう。
――『愚かな、そんな約束を守るとでも思ったのか』と。
そうして現れたのは、残りの魔力をほぼ全て注ぎ込んで放った切り札、
ファイナルスパークをあしらえるほどの化け物。リリス以上の怪物だ。
もう、力なんて残っていない。
マスタースパークはおろか、イリュージョンレーザーでさえ撃てるのかも疑わしい。
そもそもファイナルスパークが通じなかった時点で勝ち目なんて万に一つもないし、
『翔』を使って逃げ切れるほどの距離を飛べるのかも分からない。
取れる手など既になく、行き着いた場所はたった一つ。
そこはかとない無力感の奥底だ。
(……ごめん、フェイトちゃん、みんな。私、何もできなかったよ……。
 この島からみんなで脱出することも、誰かを守ることも、リリスを倒すこともできなかった……)
ごく自然に、弱音が心に渦巻いた。
けれど。それでも。
死ぬときに取り乱すことだけは、決してするわけにはいかない。それは徒にジェダを悦ばせる行為なのだから。
最後まで相手の目を睨みつけて、絶対に恐怖には屈しない。
泣き言も悲鳴も命乞いも、ジェダにくれてやるものなど何一つない。
ガタガタと震える腕を必死に抑えつけ、もう何も放つことができないミニ八卦炉をそれでも突きつけて。
心に唯一燻った不屈の意志を最後の火に変えて、なのはは前方に眼光を飛ばす。
同時に。
風が吹き、黒から灰色に転じた煙が攫われ、砲撃を断ち切った人物の姿が露わになった。


  *  *  *




137 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/18(木) 22:50:43 ID:Xn1JCcWk


138 :あの日あの時あの場所で(後編) ◆IEYD9V7.46 :2007/10/18(木) 22:50:59 ID:h1Dq+su1
その道路は、別に珍しいものでもなんでもなかった。
どこにでもあるような灰色のアスファルト製のもので、
白線があり、標識が立ち、中心には時折オレンジ色の速度制限を表す数字が描かれている。
どこまでも普通な、ごくありふれた石の道。
だが、それはありふれている光景ではなかった。
広い道幅が場違いなくらいに、人がいない、車がない、喧騒もない。
日が落ちる前ということを鑑みれば、それはやはり異常な景色であると言えた。
フッ、と。
静止画のように動きのなかった道路の真ん中に突如、一つの影が落ちる。
そこには影しかなく、相変わらず道路には誰もいない。
どうやら、その影の主は空を飛んでいるらしかった。
鳥だろうか? いや、違う。
それは鳥などではない。この島にいる、常識を外れたもののうちの一人だ。

「……グリーン、もう大丈夫だよ」
リリスの腕の中で、グリーンはコクリと首肯する。
今もまだ、リリスに抱えられて空を逃走している最中だ。
「あたし、もっと強くなる……、グリーンが元に戻れれば、もっと強くなれるよね?
 そうしたら、次はタバサにも高町なのはにも勝てるよね!」
またもコクリと頷く。
そこでリリスは一度ニコッと微笑みかけたあとグリーンから目を外し、
天高き赤い空を見つめて飛行速度を上げた。
その様を見届けたグリーンは一人、先の出来事を反芻する。

いったい、何が起こった? あの攻撃は間違いなく直撃コースだった。
そのはずなのに、実際には砲撃の中心が突然裂けて、
俺とリリスの左右を白い光が掠めただけだ。訳が分からない。
何かおかしな点があったとすれば……。光が眩しすぎて確かではないが、
誰かが俺たちと砲撃との間に割って入った、のか?
しかし、誰が? どうやって? 何のために俺たちを助けた?
直前まで、あの場所には他に誰もいなかったはずだ。
まさか、ジェダの差し金か? 
だが、リリスの危機に手を差し伸べるほどの情など、あの男が持ち合わせているはずがない。
……どうにも腑に落ちないな。
結局、分からずじまい、か。……ああ。忌々しいが、まだ確かなことがあったな。
あの極大砲撃を放った高町なのはも異常だが、更にその砲撃を捌けるやつがこの島にいるという事実だ。
リリスでさえ防ぎきれないあの一撃を。……くそ、化け物どもめ。
やはり、急ぐ必要があるな。一刻も早く、リリスの力を取り戻さなければ……!

夜の匂いが混ざり始めた冷たい空気の中、一人の少女と今は一匹と数えられる少年は決意を新たにする。
次は必ず倒す、という必殺の決意を。


  *  *  *




139 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/18(木) 22:51:59 ID:Xn1JCcWk


140 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/18(木) 22:52:20 ID:jD5dMles


141 :あの日あの時あの場所で(後編) ◆IEYD9V7.46 :2007/10/18(木) 22:52:23 ID:h1Dq+su1
砲撃を断ち切った人物の姿が露わになった瞬間。
なのはは自分が幻覚をみているのだと悟った。
そうとしか思えなかったし、頭がおかしくなりそうだった。
なぜなら、そこにいたのは。
長い金髪をなびかせた、和服の少女。
両手で巨大な刀を正眼に構えた剣客であり。
その顔は自分がよく知っている親友のものだったのだから。

「…………アリ、サ……ちゃん……?」

見間違えようがなかった。
纏う雰囲気がいつもと少し違い、微かに貫禄のようなものまで感じる。
しかし、数年来の友達が根本に持っているものを感じ取れないはずがなかったのだ。
戦う力を失い、どうしようもない不安に潰されそうだったなのはは、それ以上深くは考えなかった。
アリサがなぜここにいるのか、どうしてあの砲撃の中から現れたのか。
そんなことはどうだっていいくらいに、心地よくなるほどの安堵と喜びを覚えたのである。
だから走った。
これが夢なら醒めないように。
目の前に現れた親友が、幻などではないことを確かめるために。
ただ、ひた走る。
そして程なくして、アリサの前に辿りついた。

「なの、は……?」
「アリサちゃん!」

その声を全身で噛み締めて、なのはは心の重圧から開放された。
代わりに広がるのは、喩えようのない澄み渡る清涼感だ。
(良かった……。また、生きて会えた。私はまだ、大切なものを守れる。失くさずにすんだんだ……)
嬉しさのあまり、息を整える間もなく言葉を続ける。

「アリサちゃん、どうし」
「なのは……訊きたいことがあるの……」

質問を中断されるどころか、逆に訊ね帰されたなのはは面食らう。
アリサの言葉の意味を把握するのが遅れて、
なのはが「何?」と返事をするよりも前にアリサはこう呟いた。


「……はやてはどこ……」


何を言っているのか、分からなかった。




142 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/18(木) 22:52:25 ID:58+j1lwH


143 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/18(木) 22:52:57 ID:Xn1JCcWk


144 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/18(木) 22:53:05 ID:jD5dMles


145 :あの日あの時あの場所で(後編) ◆IEYD9V7.46 :2007/10/18(木) 22:53:26 ID:h1Dq+su1
「……どういう、」
「――――――さっきまでっ!!」

一喝。

「さっきまで……はやてはいたのよ? なのに見てっ!!」

アリサが傍らから何かを拾い上げる。
六角形型の壊れた機械だった。
付属品もついている。
赤黒く焦げた腕がぶらーんと垂れ下がっていた。


――君におまけをあげよう。喜ぶがいい。


頭の中でそうほざいたジェダをコンマ2秒で撃ち殺した。


「ね? おかしいでしょ? 
 わたし、これで、はやてといっしょに、なのはを、た、たすけにきたのに、
 ここには、はやての、うでしか、きて、ないんだから、
 あは、はは……、は……はは……ははは……
 はは、は……く……はは…………
 ははははははははははははははははははははははははははははははははははは
 そうだ! わかったわ! きっとこれふりょうひんだったのよ!
 だってこのきかいこんなにぼろぼろじゃない!
 そうよ! そうにちがいないわ!
 だからはやてはちゃんとこっちにこれなかった! うでだけしかこれなかったのよ!
 なんだ、かんたんじゃない! 
 ふりょーひんはへんぴんよへんぴん!
 せきにんしゃのところになぐりこむわよなのは!」
「アリサ、ちゃ」

ガシッと両肩が重く掴まれた。

「ねえなのはぁっ!! おしえてよっ!!
 はやてはどこにいったのよ!!?
 さっきのしろいひかりはなんなのっ?!!
 わかるんでしょしってるんでしょおしえなさいよ
 ねえってばぁっ!!!」
「――――――――――――――― ッ ! ! 」


146 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/18(木) 22:53:36 ID:jD5dMles


147 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/18(木) 22:53:44 ID:58+j1lwH


148 :あの日あの時あの場所で(後編) ◆IEYD9V7.46 :2007/10/18(木) 22:54:02 ID:h1Dq+su1


ドサッ。


ごみを放り捨てる音によく似ていた。


いつのまにか、アリサは地面に腰を打ち付けてなのはを見上げていた。
いつのまにか、なのはは両手を突き出してアリサを見下ろしていた。
二人とも呆けた顔でだらしなく口を半開きにしていた。
アリサはなのはを見つめて静かに涙を流していた。
なのははアリサを見つめて少しも涙を流せなかった。

覚束ない足取りで動いたのはなのはだった。
フラフラと後退りしながら両手で頭を抱え込んで。
ゆっくりと首を何度も左右に振る。
何度も何度も。
揺れる視界の中では、常に中央にへたり込んだアリサが鎮座している。
目はアリサに釘付けになり、しかし心には何も映らない。
何も、映らない。消えていく。
心がどんどん喰われる。
総天然色の世界から、色彩が滅びて。
灰色の世界から、明度が死んで。
最後に残った黒白の世界が力尽きて。
全ての光が、心から逃げ出した。
光が消えて、闇ですら傍に置くことを拒否された。
からっぽだった。本当に、何も残っていない。
世界のどこにも、もう居場所なんてなかった。


149 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/18(木) 22:54:35 ID:Xn1JCcWk


150 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/18(木) 22:55:20 ID:Xn1JCcWk


151 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/18(木) 22:55:25 ID:jD5dMles


152 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/18(木) 22:56:11 ID:58+j1lwH


153 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/18(木) 22:57:08 ID:jD5dMles


154 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/18(木) 22:57:11 ID:Xn1JCcWk


155 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/18(木) 22:58:24 ID:jD5dMles


156 :あの日あの時あの場所で(後編) ◆IEYD9V7.46 :2007/10/18(木) 22:58:36 ID:h1Dq+su1





だから吼えた





あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛
あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛
あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛
あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛
あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛
あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛
あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛
あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛
あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛
あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛
あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛
あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛
あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛
あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛
あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛






なのははそのまま『翔』で飛び去った。
行く場所も帰る場所も留まる場所も何もなかった。
友の凶行を止めたいという一念で両腕を焼き。
一人を救うために三人を殺し。
多くを助けたいという想いを貫いて、親友を誤殺した。
善人を殺し、悪人も殺し、親友までも手に掛けたのだ。
最早、他に殺せるものなどありはしない。
もしあるとすれば、それはきっと――――……


かくして、悪魔よりも悪魔らしい少女は、全ての絆に拒絶され、全ての絆を拒絶した。
悪魔は、一人ぼっちだった。


――――――『君はそのミニ八卦炉を何に使うつもりなんだい?』――――……


もう、その質問には答えられない。何て答えたのか忘れたし思い出したくもなかった。


  *  *  *





157 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/18(木) 22:59:18 ID:bTx5SRLP
 

158 :あの日あの時あの場所で(後編) ◆IEYD9V7.46 :2007/10/18(木) 22:59:17 ID:h1Dq+su1
「よいしょっと」
ボフッ、という軽い音は下にふんだんな空気を溜め込んでいた証拠。
そして、額に薄く浮かぶ汗は順調な労働の象徴だ。
トマは今しがた床に落とした大小様々な布の山を見て満足げに目を細めた。
「思いの外収穫がありましたねー」
夷腕坊の修理のためには焼け落ちたワイヤーの修理が必要不可欠だ。
そのため、トマはシェルターを探し回って布という布を全て掻き集めてきたのである。
これから強度や加工のしやすさ等を吟味して、最終的にどれを使うのか決めるつもりだ。
どうやらこのシェルターにはなかなかの技術が使われているようで、
備品類にもそれは適用されているらしい。特殊な繊維がいくつも見つかった。
もしかしたらこのシェルターは何らかの研究施設も兼ねているのかもしれない。
とはいっても魔科学の心得しかないトマには、科学一辺倒の技術の詳細が分かるはずもなく。
よって、それぞれの布の特性を虱潰しに調べるしかなかった。

「こんなことならアリサさんたちに残ってもらったほうが良かったんですかね……。
 アリサさんとルビーさんなら、ここにあるカーボンファイバーだのナイロンだのっていうのが
 なんだか分かったかもしれないですし……」

溜息を一つついて、カッコをつけたことをほんの少しだけ悔やむ。

「おっと、泣き言なんて言ってたら笑わちゃいますね。
 ……今ごろはやてさんとアリサさんはなのはさんに再会できたんだろうなぁ。
 はやてさんは、なのはさんのほうが自分よりも強いって言ってましたっけ。
 謙遜だったかもしれないですけど。
 本当だとすれば、はやてさん、アリサさん、なのはさんの3人ならきっと誰にも負けませんよね。
 着々と信頼できる人を見つけて勇者さんたちとも合流して、
 ここに戻ってくるころには40人くらいの大集団になってるかも。
 その中にトリエラさんもいてくれたらいいなぁ……。
 そうしたら、人も物も情報もたくさん集まって、すぐに脱出の策なんて見つかりそうですね。
 ふふ、なんだか可笑しいくらい簡単なことのような気がしてきたなー」

いい傾向だ。こういう気分のときこそ、良いアイデアが湧き出てくるのだから。

「はやてさんたちも、こんなふうに笑い合ってるといいなぁ。
 いや、友達に会えたんだから、きっとみんなで笑っていますよね」


  *  *  *




159 :あの日あの時あの場所で(後編) ◆IEYD9V7.46 :2007/10/18(木) 22:59:53 ID:h1Dq+su1
「ははは……は……はは……く、はは……あはははは……」

アリサ・バニングスは一人、赤茶けた地面に無気力に寝そべって血のように真っ赤な空を眺めていた。
笑いが止まらない。胸中に渦巻く感情の波が乱れすぎて、何をやっても笑いがこみ上げる。
なのはが飛び立ってから、アリサは壊れた人形のようにずっと渇いた笑みを浮かべていた。
笑いの合間に、時折言葉が紡がれる。が、それに意味が込められているのかは判別がつかない。
『話す』と『音が出ている』の中間だと言うべきなのかもしれない。

「るびー、どうせあんたはぜんぶしってんでしょー、
 めいれいよー、こたえろー、
 はやてはどこにいったのー、なんでここにいないのよー、
 なのははなんでいっちゃったのよー、あのひかりとかんけいあんのー」
『……』
「だんまりとはいいどきょうねー、いつもはたのまなくてもやかましいくせにさー、
 ほらほら、こたえなさいよー、けいやくしゃはわたしなのよー、きいてんのー、
 もしもーし、るびーさーん、いるならへんじしなさいよー、
 …………………………く……ははは……は、はははは…………はは……あはは……」


  *  *  *




160 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/18(木) 23:00:27 ID:Xn1JCcWk


161 :あの日あの時あの場所で(後編) ◆IEYD9V7.46 :2007/10/18(木) 23:01:01 ID:h1Dq+su1
その状況をある程度把握できていたのは私だけでした。
転移完了後、私は息つく間もなく「右ですアリサさん!!」って叫んで。
振り向いたアリサさんは迫る光芒を前に呆然としていましたが、それでも刀を本能的に構えたんです。
あんなものを受けたら一瞬で蒸発します。
私がアリサさんに与えられる力では、どうしようもありませんでした。
唯一、生存の可能性の芽を見せていたのが贄殿遮那の存在です。
今のアリサさんなら、贄殿遮那を使ってあの光を断ち切れる。
私はそのことを確信していましたが、それだけでは駄目だということも分かっていたんです。
斬ったところで、あの異常な熱量の前には斬るという処理が追いつかないですし、
切り裂いたさいに残る余波だけでも人を殺すのには充分過ぎるものでしたから。
光に対して正しく完璧に刃を刺し入れたとしても、残るのは刀身くらいのものだと諦めてしまって……。
そんなときに、私は見たんです。
はやてさんが、何の躊躇もなく懐のカードを全部取り出したのを。
枚数は3枚でした。
そして、右手に持ったカードを一度で3枚とも使用したんです。
本来は使用枚数を増やすなら、その分魔力を体内に取り込む速さを抑えないと危険なはずなんです。
ドーピングや薬物と同じです。急に大量に摂取して身体にいいはずなんてありません。
そんなものをはやてさんは一気に全部使って、一瞬で取り込んだんです。
それだけで、はやてさんの右腕が血を噴いて中から破裂しました。
案の定、体内に過剰に流れ込んだ魔力の摩擦に、肉体が勝てなかったんです。
そうでもしないと間に合わないと判断したのだと思います。私も同意見でしたから。
右腕を犠牲にして得た潤沢な魔力を使い、はやてさんの魔法は光速に迫る速さで発動して、
アリサさんの全身に耐熱のフィールド魔法を施しました。
その魔法は、光の直撃に耐えられるほどの強度はありませんでしたが、
逆に言えば直撃でなければ耐えられるほど強固なものでした。
まだ幼い少女のはずなのに、はやてさんの判断は驚くほどどこまでも的確だったんです。
これで贄殿遮那が光の本体を縦に割り、左右に逸らすことで直撃を避けられます。
そして、処理しきれない熱はフィールドが防ぐという、完璧な防御ができたんです。
0に近い生存確率が、一気に二桁まで増えてくれました。
……残った問題は、はやてさんがいた位置だけだったんです。
光に立ち向かったアリサさんを基点として、はやてさんの位置はアリサさんのちょうど真横、
右側にいたんです。そんなところにいたのでは光条が直撃します。
だから、私ははやてさんに「早くアリサさんの後ろに」って叫ぼうとしたんです、……無駄だと思いつつも。
魔法がいくら光速で発動できたとしても、人間の移動が同じようにいくはずがありません。
ましてや、はやてさんは車椅子の身だったんですから。
何が起こっているのか把握できなくても、はやてさんには自分の運命が見えていたのかもしれません。
光に呑み込まれる直前に、はやてさんはとても穏やかな笑みを浮かべてこう言ったんです。
『たのんだよ』って。
絶対に確かでした。私の命を掛けてもいいです。
暴風雨以上の轟音と、完全に白に染まった世界の中でも、それはちゃんと届いたんです。
私は返事をすることができませんでした。
既に、はやてさんの身体は光に焼かれて消えてしまっていましたから。
結局、遺されたのは破損したヘルメスドライブのついた左腕だけでした。
そこだけが、辛うじてアリサさんの防御範囲に滑り込んだんです。
後は本当に全部消えました。
車椅子もランドセルもメイド服も全部。


162 :あの日あの時あの場所で(後編) ◆IEYD9V7.46 :2007/10/18(木) 23:02:14 ID:h1Dq+su1

これが、私が記録している限りでのあのときの情報です。
私にはこんな残酷な真実、アリサさんに伝えることなんてできません。
だってそうでしょう?
なのはさんの魔法がはやてさんを殺した、なんて言えませんよ。
今にも壊れてしまいそうなのに、止めを刺せるわけがないじゃないですか。
……もう、ほとんど壊れてしまっているのかもしれませんけど。

なぜ、こんなことになってしまったんでしょうかね?
はやてさんの気持ちを優先させてしまったトマさんのせいですか?
アリサさんの気持ちを優先させてしまったはやてさんのせいですか?
二人の優しさに甘えてしまったアリサさんのせいですか?
実際にはやてさんの命を奪ったなのはさんのせいですか?
みんな優しくて、誰かを救いたいと思っていて、それぞれの想いを通しただけのはずなのに。
ただ、今日という日と、ヘルメスドライブを使った時間、転移先の場所が悪かっただけなんです。
それだけで、平穏なんて一瞬で吹き飛んでしまったんですよ。
笑えませんよ。ええ、笑えません。
愉快型魔術霊装なのに私もアリサさんも全然、全く愉快じゃありませんよ。


私ははやてさんから『たのんだよ』という遺言を賜りました。
目的語がありませんが、それはアリサさんを含む全部をたのんだということなのだと思います。
しかし、私に何ができるんでしょうかね。
私には目の前にいるアリサさんに掛ける言葉が、何一つ見つからないというのに。
どうすればいいですかね?
どなたか教えて頂けませんか? お願いします。
そうしないと私もアリサさんも、もう二度と立ち上がれない気がするんですよ。


163 :あの日あの時あの場所で(後編) ◆IEYD9V7.46 :2007/10/18(木) 23:02:49 ID:h1Dq+su1



【A−4/森/1日目/夕方】
【アリサ・バニングス@魔法少女リリカルなのは】
[状態]:全身に軽い火傷(右腕・顔は無事)、左腕から出血(打撲、軽度)、背中から出血(切り傷、深い)
   上記の怪我は全て応急処置済み。
    極度の混乱と無気力感。
[装備]:贄殿遮那@灼眼のシャナ、カレイドステッキ@Fate/stay night、
    ヘルメスドライブ@武装錬金(破損中、使用者登録なし、再使用可能時間不明)
[道具]:支給品一式(ランドセルの右の肩紐破損)、マシカルアンバーミサイル×6@メルティブラッド 、
    救急箱、はやて特製チキンカレー入りタッパー
[服装]:割烹着
[思考]:しゃべらないわねー、ついにこわれたのかしらこのつえはー
第一行動方針:??????
基本行動方針:ゲームからの脱出。

【備考】救急箱の中身には、以下の物が入っています 
 痛み止め(鎮痛剤)・軟膏(傷薬)・消毒薬・湿布・包帯・絆創膏・ガーゼ・はさみ・ピンセット・テープ
  それほど大きくない救急箱なので精々湿布等かさばる物は2セットずつぐらいしか入っていません
 絆創膏やガーゼなど小さいものに関しては10〜15枚程度入っています



【A−4/空中/1日目/夕方】
【高町なのは@魔法少女リリカルなのは】
[状態]:魔力枯渇寸前、軽度の耳鳴り・聴覚への衝撃による頭痛、孤独感、全てに対する絶望
[装備]:ミニ八卦炉@東方Project、クロウカード×1(翔)@カードキャプターさくら
[道具]:
[思考]:――――
第一行動方針:??????
基本行動方針:??????



【H−5/シェルター地下/1日目/夕方】
【トマ@魔法陣グルグル】
[状態]:健康。アズュール使用で少し疲労。
[装備]:麻酔銃(残弾6)@サモンナイト3、アズュール@灼眼のシャナ
[道具]:基本支給品、ハズレセット(アビシオン人形、割り箸鉄砲、便座カバーなど)、
    参號夷腕坊@るろうに剣心(口のあたりが少し焼けている) はやて特製チキンカレー入りタッパー
[思考]:はやてさんたち早く帰ってこないかなー。
第一行動方針:参號夷腕坊の修理。
第二行動方針:他の参加者と情報と物の交換を進める。必要ならその場で道具の作成も行う。
第三行動方針:シェルターを本拠地に店を開けるか確かめる。
第四行動方針:情報と物を集め、『首輪の解除』『島からの脱出』の方法を考える。
第五行動方針:ジュジュの安否が気がかり。
第六行動方針:できれば『首輪』の現物を手に入れたいんだけど……無理かな?
第七行動方針:できれば、トリエラと再び会いたい。それまでは死ぬわけには行かない。
基本行動方針:ニケたちとの合流。及び、全員が脱出できる方法を探す。
※ハズレセットのうち、豆腐セット、もずくセット、トイレの消臭剤、根性はちまきを使用しました。
割り箸鉄砲の輪ゴムは、まだ残りがあります。


164 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/18(木) 23:02:55 ID:Xn1JCcWk


165 :あの日あの時あの場所で(後編) ◆IEYD9V7.46 :2007/10/18(木) 23:03:48 ID:h1Dq+su1



【A−6/空中/1日目/夕方】
【グリーン@ポケットモンスターSPECIAL】
[状態]:リリスにメロメロ、中程度の疲労と消耗、体の数箇所に怪我、
    腹部打撲(内臓や骨を損傷しているおそれ有)
    高町なのはに対する憎悪
    「こぶたのしない」の力で、彼自身が子豚の姿に変身中(尖ったクセのある前髪が少しだけ生えている)
[装備]:ナインテールキャッツ
[道具]:なし(持ち物は全てリリスが拾って預かっている)
[思考]:急いでリリスの力を取り戻さないとだな……。
第一行動方針:豚化状態が解けるまで、なんとかしのぐ。
第ニ行動方針:早急にリリスと今後の戦闘方法について話し合いたい。
第三行動方針:リリスのためにタワーへ向かいつつ首輪を狩る。
       また、リリスを首輪の束縛から解放してやるために、首輪解除方法の模索は継続して行う
第四行動方針:レッド達は……まあ、大丈夫だろう。リリスが許してくれたら探してみようか
基本行動方針:リリスのために何でもする。対主催、首輪解除方法模索のスタンスは継続

【リリス@ヴァンパイアセイヴァー】
[状態]:グリーンにメロメロ。肩口に掠り傷。右足と左腕にレーザー痕。
疲労(中)。精神的疲労(大)。喪失と痛みに対する恐怖(?)
[装備]:なし
[道具]:支給品一式(食料は無し)、魔女の媚薬@H×H、はりぼて首輪
[思考]:グリーン、早く戻って……。
第一行動方針:グリーンが人間の姿に戻るまで守り抜く。
第ニ行動方針:グリーンと一緒に獲物を狩り、遊びを楽しむ
第三行動方針:18時にはB-7のタワーへ行く
第四行動方針:3人抜きしてご褒美でグリーンを治療する。
基本行動方針:優勝してご褒美でグリーンを手に入れる? それとも、グリーンと共にジェダに反抗する?
[備考]:コナン&ネギと殺害数を競う約束をしています。待ち合わせは18時にB-7のタワーです。
   ジェダに反抗してでも想いを通す、という選択肢に思い至りました。
   現在、忠誠心とグリーンへの想いの間で揺れ動いている状態です。

[備考]:グリーンはリリスの体液の催淫効果によって、リリスは魔女の媚薬によって、
   ともに相手にメロメロな状態にあります。
   ちなみに、魔女の媚薬の効果は制限下で6時間程度。
   どちらの効果が先に切れるかは、後続の書き手のかたにお任せします。



【八神はやて@魔法少女リリカルなのはA's 死亡】

166 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/18(木) 23:04:24 ID:jD5dMles


167 : ◆IEYD9V7.46 :2007/10/18(木) 23:05:30 ID:h1Dq+su1
投下終了です。予約延長すみませんでした&多大な支援ありがとうございました。
問題点、指摘などありましたらどうかお願いします。

168 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/18(木) 23:08:17 ID:wfRHqtIu
ま……魔王……

169 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/18(木) 23:08:20 ID:bTx5SRLP
なんという胃の痛くなる程の欝

170 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/18(木) 23:11:33 ID:Xn1JCcWk
う、わ、あ、あ、あ、あ…………!
嫌な予感はした、まさかとは思った、でも……!
前編終わる時、「ああグリーンリリス死亡か」、と、無意識のうちに積極的に騙されたのに……!
「ああ、目の前に転移されて砲撃中止、じゃないんだな」と思ったのに……!

GJ。まさに最悪。そりゃ、ルビーも言葉もないわ。
そうだよ、管理局の白い悪魔にミニ八卦炉なんて渡したら、こうなるに決まってるじゃん……。
なにげにグリーンとリリスが前の戦いで大きく変化しているのが上手い。
そしてトマの1人穏やかな様子が、逆に心に痛い……。

171 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/18(木) 23:12:16 ID:/NDItnEX
超GJ

トマの明るさが状況を引き立てすぎだ。
確かに笑ってる、アリサ笑ってるけど…!

172 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/18(木) 23:13:38 ID:jD5dMles
>>167
大作投下乙GJ。
途中でなんとなく悲劇の顛末の予想がついて
「ダメー! やめてなのはさんやめてー!」と心の中で悲鳴をあげてしまった。

……最後の、トマの呑気な楽観と、カレイドステッキの独白に追い討ちをかけられました。
欝とかの次元を通り越して、ただ強烈な衝撃を受けました。

173 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/18(木) 23:20:11 ID:58+j1lwH
ああ……GJだ……なんてGJなんだ……

アリサのひらがなで気の抜けた台詞が凄くいい……
腕だけ残ったはやてがエグい……

楽しみだ! 楽しみだ! 残ったなのは勢とトマの反応が楽しみだ!

174 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/18(木) 23:22:30 ID:x2kWlnrw
投下乙
しかし何と言う欝展開……
明日テストだったんだけど、何かどうでもよくなった

175 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/18(木) 23:30:40 ID:pdQjeHU5
投下乙

そしてヤバイ… なにがヤバイってヴィータがヤバイ…
はやてを誤殺したなのはをどうするかということもあるが
それ以上にはやてが死んだら消えてしまうと言う原作設定が
書き手泣かせだ…


この辺議論されていたっけ?


176 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/18(木) 23:35:55 ID:wfRHqtIu
すでにシステムは独立してるから復活ができなくなるだけで消えないはず

177 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/18(木) 23:41:54 ID:58+j1lwH
A's後の守護騎士システムは独立してるから無問題。
あ、そういや今気付いたが、時間軸的になのは勢全員リィンUを知らないのか。
リィンははやて死んだらどうするんだろな……って、よく考えたらさくらの魔力切れで意識ないや。
支給品はこういうときに便利。

178 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/18(木) 23:52:32 ID:F2XDRscH
投下乙
マジ鬱展開だわ
はやてはここでも救われなかったか腕一本だけって本当にグロい
ここでジョーカー死亡かと思いきやまさかの裏切り

いいSSでした

179 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/19(金) 00:03:23 ID:wfRHqtIu
つ、ついに単独トップマーダー……

180 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/19(金) 00:04:18 ID:YCUNK0Hd
なのはさんは本物の悪魔になりました
殺害数4人で単独トップwww
あと二人殺せば回復できるぜ

リリスとグリーン死んだかと思ったw
リリスはともかくグリーンは豚の様な悲鳴を上げて焼き尽くされるかと思ったw

181 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/19(金) 00:04:27 ID:YET26LVa
投下乙
なのはの次の行動に超期待
しかしこんな状態のなのはにまで萌えるなんて人間失格だな俺はorz

182 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/19(金) 00:06:08 ID:nTJ3KkmJ
ま、マーダーじゃない!
脱出派だ一応まだ多分。

183 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/19(金) 00:09:31 ID:QgIUn8Xc
レガリアのすり替えがなかったらリンゴは死んでたな
クルル製バグラム=ジオング>>>>ハコ製のバグラム=旧ザク

184 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/19(金) 00:12:59 ID:QgIUn8Xc
アレだけ力を使って2人を逃がしたのは痛い。
なのはさん死亡フラグ立ちまくり

185 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/19(金) 00:13:34 ID:1JykI7DJ
投下乙!
あー、なのはは登場時からは想像もつかないほど転げ落ちてるな。
もうそろそろ最下層かな?…っていうか地獄?
Gjでした!

186 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/19(金) 00:19:47 ID:HnYqYenr
化け物とか酷い言われようだけど、ヴィータちゃんとの再会が楽しみ
……死んだ方が幸せだったりしてね?

187 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/19(金) 00:20:23 ID:yD/C4thq
投下乙…GJ……

いや、はやてとアリサが戦闘に巻き込まれるんじゃないかってのは予想してたんだが
巻き込まれたのは一方的な砲撃っていう…

なのははもう何か…どうなるか予想がつかない。
あぁ、心臓が痛い…

188 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/19(金) 00:23:59 ID:cWJfV4bo
死にたくなった…

189 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/19(金) 00:25:58 ID:1JykI7DJ
いや、それはきっとなのはの気持ち…。

190 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/19(金) 00:32:10 ID:HnYqYenr
なのは「絶望した!こんなはずじゃない世界に絶望した!」

191 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/19(金) 00:36:35 ID:1JykI7DJ
アリサ「嫌だなあなのは。はやてが死ぬわけないじゃない。
     あのひかりはきっとポロロッカ星人の宇宙船ではやては連れ去られたのよぉ」

192 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/19(金) 00:37:19 ID:wssM/Df8
読んでて本気で鬱になった。しかし作品としては良いから困る。

というかこれは放送後ヴィータの動向が気になるところだな。再びマーダーになろうとも腕があの状態じゃ……
つーかアリサがもはや釘宮キャラの系譜に名を連ねそうな件。

193 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/19(金) 01:20:18 ID:mM1MLQ2q
うああああ…………途中で「ダメ、それはダメー!!」って思ったら……嗚呼。
砲撃が切り裂かれてる所でもしかしたら生き残るかと少しだけ希望を持ってしまいました。
こいつは……こいつは…………GJ。

194 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/19(金) 01:46:49 ID:I2ML42Q6
あ、ありのまま起こったことを話すぜ!

『スレを更新したら清涼剤だったはずのシェルター組がとんでもねーことになっていた』

な……何を言ってるのか わからねーと思うが
おれも何をされたのかわからなかった……
頭がどうにかなりそうだった……

これがLSクオリティだとか悪魔でいいよだとか、そんなチャチなもんじゃあ断じてねえ。
もっと恐ろしい鬱展開を味わったぜ……

ルビーの中の人もびっくりだよこんな人生!!!

195 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/19(金) 02:11:12 ID:qR56o4bU
極 大 鬱 & GJ
いや…これは…同作品出展の仲良し3人が
普通なら支給品の力で合流→終了なのに…
こんな悲劇っていうレベルじゃない地獄のような展開が待っているとは…
なのはさんはもうヤバイってレベルじゃないしアリサも精神崩壊間近
おまけに放送がきたらトマ、ヴィータも動きがあるだろうし…GJ
まさに秀逸でありながらに憂鬱の極みでした

196 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/19(金) 02:36:13 ID:9niXYU7m
これは……大GJと言わざるを得ない
こんなにもロワらしい展開を見たのは久しぶりかもしれんね

197 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/19(金) 02:46:56 ID:3PkHbgUO
やっぱり、氏の欝展開は最強すぎると思った。胃が痛い……。
間に挿入されるトマのパートが神がかりすぎ、あれは卑怯だろ……。
なのはの絶望、アリサの凶荒、はやての決意がそれぞれ胸に響きました。
つーか、自分含め最近欝展開しか書かれていないような気がするのは何なんだ…。

http://kantei.am/23206/

ところで、こんなの作ってみました。暇つぶしにどうぞ。

198 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/19(金) 02:59:33 ID:wssM/Df8
>>197 おお、乙なんだぜ

早速やってみた訳だが……自作品の選択を普通に間違える書き手ってどうよorz
行動キャラクター……レミリアktkr 永夜抄プレイ中だから少し嬉しいな

199 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/19(金) 03:03:41 ID:f+eqjRf8
奇遇だな、俺もレミリアだったよ

200 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/19(金) 03:09:25 ID:li36YSIY
俺はタバサだた。うはw

201 : ◆aAwQuafMA2 :2007/10/19(金) 03:12:16 ID:DxrabCxx
やってみました。雛苺だったよガクブル

避難所でも書きましたが、現在修正中。修正後案も大筋(一休危機一髪&ブルー組と山小屋組が遭遇)は変わりません。
出来るだけ早く完成するよう頑張ります。

……そういえばブルー、フェイトの服着てて、なのはから逃げてきて……
その状態でヴィータに会うのか。

202 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/19(金) 03:15:57 ID:wssM/Df8
>>201 放送後の移動によってはアリサともブチ当たる可能性がある罠
 ……ある意味運の無い奴だな、ブルー

203 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/19(金) 03:17:18 ID:f+eqjRf8
>>201
身体に気をつけて

204 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/19(金) 03:25:14 ID:h7gzcxQx
ちょww パートナーばくだんいわって出たぞw


それはそうと瞬間移動系アイテムって拡声器ほどではないが
死亡フラグのような気がする


205 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/19(金) 03:26:28 ID:mM1MLQ2q
ひいっ、雛苺が一緒!?
最後の問いは正解有るのかw エロか鬱か激しく迷ったぜ。

>>201
無理はしないように。……ブルーは色々と裏目だなあw

206 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/19(金) 03:54:35 ID:gSQuJJWM
http://cmonet.s58.xrea.com/upload/src/up1463.jpg

207 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/19(金) 08:26:01 ID:moHPAxeh
>>197
ちょっ、その問題……w 思わず問いの1つに吹いたw

ちなみに、Q30の問いが厳密には微妙に間違い……答えが2つ……。
いや、たぶんこっちを答えと想定してたんだろうなー、というのは分かりますが。

で、雛苺が一緒なのー。契約するのー。

208 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/19(金) 10:53:20 ID:xN6eCqB2
投下の人および検定の人乙
朝っぱらからいい鬱展開だぜ
いいぞもっとやれ

転移が一秒遅かったらなのはさん一気に4人撃墜することになってたのかな…

パートナーは雛苺だったぜガクブル

209 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/19(金) 12:06:09 ID:gQ3Vw+oX
>>167
投下乙です。
すごい鬱展開に背筋が震えた……GJ!

>>197
行動パートナーは一休さんw
誤解フラグが色々とやばそうですww

210 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/19(金) 13:29:55 ID:5g7zVZx5
wikiのカウンターどうしたww
いつものこの時間の二倍くらいになってやがるw
夜までにどこまで伸びるかな

211 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/19(金) 16:59:00 ID:Ivxjf60C
>>197
パートナーはトリエラだった
役立たず認定されたら即効で消されるw

212 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/19(金) 17:07:08 ID:4QP7Hf2Q
いやぁぁぁぁぁこの展開は……GJ!!
ちなみにレミリア

213 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/19(金) 17:15:57 ID:6GQsg54n
それでも別のロワのなのはさんなら……!
と思ってニコロワに行ってしまった俺が間違いだった

さらに鬱が倍増したっぜ!OTL

214 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/19(金) 17:18:18 ID:ZKX+SSJe
更にアニロワ1stに行くんだ!

某話で更に鬱になれるからorz

215 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/19(金) 17:28:11 ID:cWJfV4bo
何て言うか、ここのロワって、限りなくカオスに近いノリだよな
参加者自体カオスだし、本編もネタ度が高い気がする
他のとこに比べてエログロ欝展が多目だし

216 :215:2007/10/19(金) 17:29:50 ID:cWJfV4bo
って、誤解されるかもしれないけど、褒め言葉だからね

217 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/19(金) 17:35:40 ID:+7/WZZ6K
燃え展もウェルカムよ

218 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/19(金) 18:25:53 ID:HnYqYenr
鬱展開に目が行きがちだけど結構今回の話は熱かった
グリーンの激情とか全力全開とかくれてやる物は何もないとかはやての対応とか

219 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/19(金) 19:52:38 ID:xN6eCqB2
鬱というネガティブから立ち直って燃え展開につながるとカタルシスが
でもこの展開でなのはさんが立ち直る図が思い浮かばんなあ
アリサの方は愉快なステッキがいるから時間さえかければ何とかなりそうではあるが

220 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/19(金) 20:12:39 ID:moHPAxeh
なのはさんは時間かけて段階的に突き落とされたからね。
復帰にも時間と手間がかかろう。
アリサは……ここが正念場かな

221 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/19(金) 21:20:25 ID:7lGnR4Br
正直言って、原作では無敵に不屈ななのはさんが、
ロワの殺伐空間で揉まれる様がとっても大好きです

222 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/19(金) 21:27:48 ID:3PkHbgUO
以前他ロワで、「シャナいぢめ」なる事態が流行ったことがあるんだ。
とにかく、書かれる話書かれる話ひたすらシャナが不幸になり続けるというか、
最悪まで落ちたと思ったら、次の作品では更に下へ転がり落ちていくという……。

で、何が言いたいかというとだ。
なのはさんは現在、そのポジションになってしまったのでは…。

223 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/19(金) 21:31:52 ID:f+eqjRf8
なのはさん不幸の歴史

ヴィータの両腕を焼く→ニケに悪魔と言われる→三人殺しで非難される
→フェイトの死体発見→はやて誤殺→アリサから逃亡して一人

224 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/19(金) 21:46:22 ID:SuAAr9wu
どこに居ても酷い目にしかあわないのがなのはさんクオリティ

225 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/19(金) 22:31:07 ID:6GQsg54n
見ろ!初登場時ににニケにセクハラされたりツッコミ役を貰ってたなのはさんが幻想のようだ!

226 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/19(金) 22:40:27 ID:f+eqjRf8
その幻想をぶち殺す。
あれ、日本語が分からなくなってきたぞ?
ぶち殺すとどうなるんだこれは?

227 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/19(金) 22:41:25 ID:I2ML42Q6
せやけどそれはただの幻想や、ってことさ。

228 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/19(金) 22:44:26 ID:1hgil8PX
神の手の届かない領域で、悪魔化したのが運のツキということか

229 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/19(金) 22:48:28 ID:cWJfV4bo
もしなのはさん立ち直らせることが出来るとすれば、
親友のアリサか、ロワ内で多分1番親しかったニケかな
とはいえ、アリサはまず自分が立ち直らなくちゃいけないし、ニケもちょっと力不足だし
どうしたらいいんだろうな

230 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/19(金) 22:51:36 ID:f+eqjRf8
ニケだけでは無理でもインデックスとアラストールがいればあるいは。
目が覚めればエヴァも皮肉たっぷり言いながら、何だかんだで助けようとする気もする。

231 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/19(金) 22:53:00 ID:3PkHbgUO
>>225
ギャグ担当だったニケ&なのは組→なのはさん悪魔化&ド欝
清涼剤だったシェルター組→一人死亡一人発狂
ほのぼの担当だった三時のお茶会組→離散して一人死亡
期待の星だった知能派コンビの光子郎&フェイト→両方死亡
数少ない一枚岩の対主催・保健室組→一人死亡して解散
いい感じな仲だった廃病院組→解散して一人発狂

……あれ、まともな対主催グループ既にいなくね?

232 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/19(金) 22:58:17 ID:lj/gpJJ8
あっさり立ち直られてもドン引きするだけだしなあ……ともかくすぐは無理。
フラグが立ち続ければ、そのうちマシになるんでない?
というより、あんまり簡単に立ち直って欲しくない。
彼女にとってのフェイトとはやてはアッサリ切り捨てられるものじゃないだろう。

233 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/19(金) 23:15:10 ID:TCu1sKHy
>>229
ニケならきっと駄フラグゲッターのごとくその幻想をぶち壊してくれますよ。

……無理だな。

234 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/19(金) 23:18:48 ID:6GQsg54n
後にこの辺りは鬱展開の大暴走時代と呼ばれるようになった

235 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/19(金) 23:18:58 ID:3PkHbgUO
ところで、あとどこが書かれれば放送掛けられるんだろう?
ぼちぼち放送後のプロットも考え始めないとだなー

236 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/19(金) 23:19:57 ID:nTJ3KkmJ
>>231
北東の街に脱出派ばかり7人ほど集まりつつある。
マーダーが一切いないから切り崩しにくい集団が生まれるかもしれんぞ。

237 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/19(金) 23:28:53 ID:lj/gpJJ8
>>235
放送までにはタワーに戻ってそうなキルア(真昼にタワーを出ている。帰らないならそれなりの理由が必要)
同じく真昼から迷子になり続けてる勝(いい加減働け)
それと、aA氏の投下が終わった後、学校のニケやブルーも描写が要る。
(はやてやジュジュの死に対する反応と、接触時の反応を同時に書くのは無理がある)

他にも書いておいたほうがいい箇所はいくつかあるが、だいたいこんなもんじゃね?

238 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/19(金) 23:31:07 ID:moHPAxeh
>>236
えー?
実績豊富な対主催キラーのトリエラさんと、性悪ホムンクルスのヴィクトリアさんがいるのにー?

むしろ島中央部のF−line連作の面々が再集合した場合の方がヤバげ。火種はあるが。

239 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/19(金) 23:32:39 ID:I2ML42Q6
>>238
プッツンきてるれみりゃに未だ広がる霧にレックスにと、火種があるってレベルじゃねえぞw

要するにどこもやばいってことさ。

240 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/20(土) 00:31:01 ID:33sbMk+y
FLine組、というか中央の森林地帯は……
もし一同に会してもチーム組ます方が難しいというか大戦にしかならんだろあれw
梨々やみか先生はチーム組める精神状態じゃないし、他も色々……
ベルフラウとイエロー&金糸雀とかは、もしかすると戦闘になりかねない状態に有ったはず。

北東の港町温泉街は……
あそこが一塊りになったら、ロウ側とカオス側で凄い温度差生まれるぞw
相当なスパロボ展開で仲良しこよしにならない限り、少なくとも二分+αは出来るだろう。

まだマシな所は……ふむ、なんかネタが湧いた。

241 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/20(土) 00:35:56 ID:zjavYUkc
本当にこのロワはカオスだなw
みんながみんな状況をかき乱しまくるから
今の状況で見て、カオスじゃない所を探すのが難しいぐらいだw

242 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/20(土) 00:47:41 ID:zjavYUkc
何気に18時以降の左下もやばい気がする
ニア達は相変わらずゴタゴタしている上にリリス達が移動中
更にグレーテルという爆弾も起きてくる


243 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/20(土) 00:48:30 ID:EuICC6XZ
開始時から根底にあった「把握の問題があるから集団化は自重」
っていうのが今の対主催が殺害数増やしたり疑心暗鬼で状況かき回したりっていう
カオスに繋がってんだろうな……w

244 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/20(土) 00:52:34 ID:xUFS9c+k
このくらいのハラドキ感がちょうどいいよw

245 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/20(土) 01:25:45 ID:EgrfuAF7
まだニケとパタリロが残っているだけマシだと考えるんだっ

つうか
なのはさんの惨状はどれロワのかよこやスクロワの播磨すら余裕で超えたよ・・・

246 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/20(土) 02:35:20 ID:eArU/1t/
スパロワのシンジも超えたかも>なのはさんの惨状

ちなみにシンジくんの欝履歴
・カヲルくん殺害直後に参戦
・最初の仲間が自分をかばって戦死、ぶち切れてマーダーを蹴り殺す
・次の仲間たちはちょっと離れた隙に全滅
・交戦中のアスカ(マーダー)を発見、援護のために交戦相手(対主催者)を殺害
・アスカにメタ糞に拒絶され発狂、殺し合いのすえ相打ちで果てる

247 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/20(土) 06:14:33 ID:niAf5B2m
他ロワとの比較はやめたほうがいいとオモ。

248 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/20(土) 06:41:12 ID:fwVm6Yin
善人を殺して悪人を殺して親友を殺した者でもまだ殺せるような相手?
……そんなの決まってる、悪魔だ

249 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/20(土) 07:17:13 ID:n/WKiPYi
>>247
まあ軽く口に出すくらいならいいと思うけどさ
>>246みたいなのは調子乗りすぎだな

250 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/20(土) 09:31:33 ID:R78pKpej
>>229
支給品を使えばいいじゃない
ひみつ道具の中にはやばそうな物が色々あってな……

251 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/20(土) 09:37:03 ID:2zQOFicw
>>229
マーダー化したら誰かと川原で殴りあいという展開を考えております。

252 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/20(土) 10:43:03 ID:nj9bFrZr
見たこと無いが漫画のアミバみたいにマーダー→主催になりそうな奴は……


漫画ロワ見てないけどいないような気がする

253 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/20(土) 10:44:00 ID:nj9bFrZr
主催になるって逆荒木wwwww
対主催な

254 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/20(土) 11:10:48 ID:1t0c1mwu
>>252>>253
ラノロワの某魔女を思い出した。没になったが。

255 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/20(土) 12:45:17 ID:fwVm6Yin
レックスなんかはタバサの説得次第で「仲間」になってもおかしくないんじゃね
最近なんか可愛くなってきたしw

256 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/20(土) 13:29:18 ID:Kk265Qga
>>255
万が一成功したとしても絶対まともなパーティにはならん気がする。
新手の宗教団体みたいな不気味な集団になること受け合いだ。

257 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/20(土) 13:47:30 ID:smE+/vBd
というかレックスよりタバサの方が怖い気がする。
マーダーの思考のほうがまだ健全って何かおかしい気がするw

258 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/20(土) 14:20:13 ID:2pK9b+y3
一番怖いのはヒナだよヒナ。

259 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/20(土) 14:51:46 ID:zjavYUkc
もうみんな怖いよw

260 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/20(土) 14:53:31 ID:EuICC6XZ
>>256
教祖:タバサ
こうなるのかw 全然関係ないけど今のタバサはガンソードの鉤爪みたいだ。
お友達になりましょうと言いながら殺しにかかったりとか
生き返らせえてあげますと言ったりするとか。

261 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/20(土) 16:39:13 ID:4KwfzZxK
今更だが、なのはを救えるかもしれない相手を思い出した。
レイハ姐さんとうまく逢えれば……、それなら何とかなるんじゃ……。

262 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/20(土) 16:44:02 ID:Kk265Qga
そういやaA氏はどうしたんだろ。
あとどれくらいで投下できるか報告が欲しいなー

263 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/20(土) 16:45:36 ID:EuICC6XZ
>>261のせいで非常に後味の悪い展開を思いついてしまった。
書くつもりは今のところないけどもw

RHもフラン救えなくて傷ついているんだぜ?



264 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/20(土) 17:14:40 ID:EuICC6XZ
wiki更新してくれた人ありがとう。
今書き手さんの個人ページ更新しようとしてるんだけど、登場キャラ回数は多分弄らないと思う。
気になる人はあとで追加よろしく。

265 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/20(土) 19:01:34 ID:fwVm6Yin
悪魔を理解できるのも救えるのも、きっと人を殺したことのある悪魔だけだ
なぁ、吸血鬼?

266 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/20(土) 19:34:39 ID:PmrfOB90
鑑定やってみた。自分で名前入れといてアレだが、見ただけで吹いてしまったw

>木原マサキさんのパートナーは トリエラ です。


267 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/20(土) 19:36:19 ID:Kk265Qga
wiki編集者乙!
この作業は本当に大変なんだよな…

268 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/20(土) 19:40:22 ID:WKCtpqH+
>>266
冥王とコンビかよw

269 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/20(土) 19:44:16 ID:EuICC6XZ
>>266
なぜ冥王の名前でやったのかと(ry

>>265
二人いるけどれみりゃじゃなくて面識のあるエヴァのほうか?
れみりゃでも救うかどうかは別として面白そうだ。


270 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/20(土) 20:08:09 ID:wW0Z89mS
以前登場キャラ回数集計した者ですが、久しぶりに更新しておきました。
ついでに、作業能率を上げるために集計ツールの手直しも少々・・・

Exは集計対象外にしてあります。

271 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/20(土) 20:40:25 ID:Kk265Qga
乙。
ボマー氏なんかは書けない作品ないんじゃないかってくらいあちこち書いてるな…

272 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/21(日) 09:42:56 ID:IAt8K0PT
>>270
乙。最初に登場キャラ回数集計したの自分だったけど、手作業でコツコツ数えてたよ。
まさかツールなんて用意するとは恐れ入りました。気が向いたらまたよろしくお願いします。

>>271
書けないと言っていたTOSのキャラいないから本当に全作把握してたりして。
それでも一回だけ書いたジーニアスはあまりの違和感のなさに驚いた。

273 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/21(日) 15:26:45 ID:guaaKH3C
1位/9人
◆CFbj666Xrw氏(14作):ゴン、光子郎、薫、ジーニアス、イリヤ、永沢、コナン、ヘンゼル、灰原

2位/7人
◆sUD0pkyYlo氏(22作):ジャイアン、真紅、フランドール、フェイト、ネス、イシドロ、カツオ

3位/4人
◆uOOKVmx.oM氏(14作):しんのすけ、丈、よつば、藤木

5位/3人
◆JZARTt62K2氏(13作):ネギ、しんべヱ、太一
◆IEYD9V7.46氏(12作):翠星石、ビュティ、はやて

4位/2人
◆aAwQuafMA2氏(4作):サトシ、リディア
◆RW6PC/GPu.lI氏(3作):レッド、神楽
◆NaLUIfYx.g氏(10作):レン、乱太郎

5位/1人
◆o.lVkW7N.A氏(14作):ちよ
◆gMrrx6WqIM氏(5作):ジュジュ
◆2G4PiPq.z.氏(2作):プレセア

ロリショタロワ閻魔帳ランキング最新版ですよ。
5位に、何かおかしい人がいるような気がするけれどキニシナイ(゚ε゚)!

274 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/21(日) 19:54:43 ID:IAt8K0PT
乙。3人殺し×2の666氏が一位か。あれは話を彩るのに必須だったりご褒美システム活かしたりでうまかったなー。
で、おかしい人っていうのは……あぁw あの書き手氏かw
殺すよりもヒドイ怪我描写のインパクトが強すぎて、全然殺害カウント数に気付かなかったw


275 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/22(月) 17:46:57 ID:w38ScVGz
で…… ◆aAwQuafMA2 氏はどうなりました?
責める気はないけど、進行状況とか予定とかコメント欲しい

276 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/22(月) 18:48:07 ID:btwiNCqg
何か不幸でもあったのかな
とりあえず、今週中くらいに連絡なかったら破棄、てことでどうかな
いろいろと事情はあるだろうけど、いつまでも待つわけにはいかないし

277 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/22(月) 19:42:30 ID:k4g4YJA5
あのパート動かんことには放送見えてこないし、しかたあるまい。

278 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/22(月) 19:52:15 ID:tLMaLSTB
せめて報告だけでも……。あれだけ書けていて修正に時間が掛かるなんて何かあったんだろうか。


279 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/22(月) 19:54:58 ID:tLMaLSTB
どうでもいいがLSゲットだぜ。今日はいいことがあると……、ってもう終わりじゃねーかorz

280 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/22(月) 21:15:12 ID:rHsV0mK7
まああと4時間……もう3時間足らずだがLS関連で良いこと有る、かもしれないよ、おめでとうw

281 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/22(月) 21:20:25 ID:w38ScVGz
>>278
tL Ma L S TB

えーっと、ザ・ラスト・マスター・オブ・ロリショタ ってとこか。
TBが余るな……タバサ、とか

282 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/22(月) 21:23:04 ID:knFAN2RN
トラウマ ロリショタ タバサ でどうか

283 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/23(火) 00:00:59 ID:V2NcyMOw
ID変わる前に再カキコ。LSでいいこと、つまり予約か!
と思ったがそんなことなかったぜ。
>>281-282
両方タバサかよ、てか>>282うまいなw

284 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/23(火) 00:01:30 ID:V2NcyMOw
変わってたorz 寝よう……

285 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/23(火) 18:01:14 ID:nVlOeTn/
ふと思ったんだけど、このロワで不幸四天王みたいなの決めるとしたら誰になるかな
一人は間違いなくなのはだろうけど

286 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/23(火) 18:03:16 ID:7BNwwdh7
なのは、桜はもう確定ラインだろう……

287 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/23(火) 18:14:24 ID:MpKlqtQD
雛苺とか悲惨「だった」んだけどなぁ、もうカンペキ被害者だし


288 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/23(火) 18:21:50 ID:Q58ZVDrm
個人的に、生存者限定なら
なのは 桜 ミミ みか先生
あたりじゃないか?


死者も含めたら城戸丈が一歩抜けてるw


289 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/23(火) 19:01:52 ID:V2NcyMOw
生存者限定でなのは、桜、千秋、ミミかな。
前はヴィータと雛苺もキツイと思ったけど、
ヴィータは(あくまで現状は)穏やかだし、雛苺はもう行くとこまで行ってるしな……。
今の雛苺はそれでも完全に元キャラが破壊されているというよりは、
アニメ初期の常識のなさの延長にいるという印象がある。

290 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/23(火) 19:38:21 ID:OqOOtzr+
なのは、桜、ミミまでは確定かな。
ミミは現状では一度超悲惨な目を埋め込まれただけっていえばだけだけど、
この後の放送で仲間全滅フルコースという地獄が待ちかまえている。

四人目は誰か悩む所。蒼星石とかも不幸といや不幸だけど、
行く末が際限無しに暗くなってるだけでまだ酷い目に遭ったわけじゃないよねw

291 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/23(火) 19:46:15 ID:W9jQOp5c
>>290
個人的には、その三人にプラスしてイヴかアリサで四天王かな。
イヴは、現状どっちかといえば加害者側だけど、
二人誤殺して、救ってくれそうだったフェイトも殺っちゃっての半壊マーダー化だし。
アリサは目の前ではやてに死なれて、逢いたかったなのはには逃げられてだし。

292 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/23(火) 20:18:46 ID:swdbmyXm
個人的にはアリサかな
イヴは自発的に壊れたというか自分を守る為に壊れる事を選んだともとれるし

…アリサの所持品の「はやて特製チキンカレー」が凄くエグいんですが

293 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/23(火) 20:33:29 ID:lqmo3egC
ミミの一番不幸なところはだな。
デジアド勢で唯一生き残っているにも関わらず、登場話数が太一よりも光子郎よりも少なく、76話で死んだ丈と同じことだ(現在170話)。
その登場話数、なんと4話(生存者中最下位)。しかも未だに一人だけ真昼枠。ロワ内で出会った参加者はグレーテルのみ。
オッドアイ拷問がなかったら完全に空気キャラとです……。

294 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/23(火) 21:14:24 ID:7BNwwdh7
>>293 神楽……は含めないかな。光景見てただけだし。
ミミは他のキャラとの時間差が進みすぎて、絡めようにも矛盾が生じやすい。
結果一人で動いてもらうのが一番楽という……ミミの4話目とかそれに近いような。
つーか下手すればこの時期になっても一人だけ昼だった悪寒がするんだが。

295 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/23(火) 22:15:58 ID:Hqp/3+be
そのうち一話は偶然居合わせてどうしようって言ってただけの後付けっぽい登場だったしなw

296 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/23(火) 22:43:57 ID:V2NcyMOw
ミミの持ってるポケモン図鑑とか相当おいしい機能持ってるのに全く活かされていないのは勿体無いんだよな……。
ハッ! そうか、逆に考えた。現状空気なのは脱出に重要な要素だから敢えて書き手に無視されている、そう考えた!

297 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/23(火) 22:51:34 ID:7BNwwdh7
>>296 おまwそれ言ったせいで今死亡フラグ付いたぞ!w

298 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/23(火) 23:01:31 ID:1NIQB6Xu
デジヴァイスが登場すれば色々と活躍はできそうなんだがな

299 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/23(火) 23:02:04 ID:lqmo3egC
進化するデジモンがおりません。

300 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/23(火) 23:06:29 ID:OqOOtzr+
ポケモン図鑑か。ほんとだ、結構面白いな。
意志有り支給品の情報を読みとり、それ以外も体力を調べられ、パソコンにも繋げられるのか。
このロワではどうやらポケモン以外の意志有り支給品も判るようだし、
北東部だと……ヴィクトリアのレイジングハートとか情報出せるんだな。

301 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/23(火) 23:08:22 ID:1NIQB6Xu
>>299
原作ではレオモンの洗脳を解いたりヴェノムヴァンデモンを縛ったりアポカリモンの自爆を防いだりした

302 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/24(水) 00:19:26 ID:amiBP8eb
みなみけのアニメ面白いwww 三女と次女とのやり取りとか激しく笑えるww

……パタリロとのコンビさえ崩壊しなければ、千秋はロワ内でもあのポジションだったろうになぁ。
いまや、不幸四天王にすらノミネートされる始末……。
つーか、今、清涼剤とかギャグ担当のチームいなくね? どこもかしこも重いのばっかりだ!

303 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/24(水) 00:25:49 ID:KAMdryJS
ニケとインデックスのチームがあるじゃまいか。
あのチームこのロワの趣旨に真っ向から反逆する冷静なおっさんという存在までいるぞw

みなみけのアニメが面白いのは同意w ふじおか可哀そすぎるwww
千秋のこじつけもいいしな。

304 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/24(水) 00:46:46 ID:88GvbX4e
LSロワネタ四天王

誤解の一休
引きこもりのニア
不幸少女なのは


勢いでやった、反省はしていない
そしてあと一人思い付かん

305 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/24(水) 01:00:53 ID:txGHjaAU
>>304
なのははネタの域を脱しつつある。
対主催キラーのトリエラさんとかすけべ大魔王ニケはどうだろう。
最近はご無沙汰だが、裸要員イエローとか。

306 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/24(水) 03:48:49 ID:tJ0t82iB
あんまり殺せないレックスとか。
ふと気付いたがレミリアの自滅っぷりもそろそろネタになるかもしれない。
誤射、ゲイボルグで魔力使い切り、爆弾岩とよく見ると自滅ばっかだw

307 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/24(水) 05:40:48 ID:lcSzrIDu
つうか一休間接的には学校でかなりの死者を出してる
あいつの引き起こした火事のせいでかなり死んでる。

308 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/24(水) 11:02:38 ID:PGr0z4h+
レミリア強いけど面白いことにしか首突っ込まないし、
気まぐれだからなー。それで死にかけているんだから世話がないw
さすが幻想郷の住人。
レックスはマーダー補正が全くつかない、むしろ逆に作用してそうだ。
まだ迷いがあるんだろうな。

309 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/24(水) 19:31:35 ID:c5Dr16Yt
>>304
俺が考えていたのは

変態坊主一休
ゲーム脳のタバサ
後の冥王 高町なのは
人形使い雛苺

310 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/24(水) 21:06:07 ID:1JgA6r3m
【本当に】炉利カフェ研究【あるのか】
マンションの大きな一室に入ると中はカフェになっていた。迎えてくれたのは8人のウェートレス。
全員が10才前後の白人少女。彼女達は髪飾りと靴以外には何も着けていない。膨らみ始めたばかりの
胸と無毛の割れ目を少女達は隠そうともしないで微笑みを浮かべている。金髪で可愛らしい瞳をした
一人が私に近づき英語で注文を聞いてきた。(略)

埼玉県に実在するという会員制ロリコンカフェ。
行った人の報告ではコーヒーを飲むだけで8000円らしいが、
ロリコンには天国なのだそうだ。都市伝説なのか、
このスレにアクセスのヒントがあるのか…

http://hobby10.2ch.net/test/read.cgi/auto/1190506874/


311 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/24(水) 22:16:49 ID:no27Kd1G
三次元に興味はない

312 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/24(水) 22:33:24 ID:eu/staEX
そもそもこんなロワで書いているが俺の好みは自分と同じくらいの歳の女性だ!

313 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/24(水) 23:03:36 ID:KAMdryJS
>>312は年齢を言ってないから実は小学生でしたなんてオチもありですよね!
子供はこんなところ見ちゃいかんよ。……スマン、冗談だ。

ちなみに俺はロリコンではありません、ただ胸の小さな女の子が好きなだけです。
ってこのネタ流石に通じないだろうな。



314 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/24(水) 23:14:04 ID:88GvbX4e
俺もロリコンじゃないよ
ただちょっと小学生の女の子とかが好きなだけで

315 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/24(水) 23:26:01 ID:VTXDF8K3
俺も違うよ。
ただ単にロリやショタが鬱々としている状況が好きなだけで。

316 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/24(水) 23:30:50 ID:4H9W4Bln
俺もチガウヨ。
子供が参加者だとロワがやりやすいから参加してる。

317 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/24(水) 23:55:08 ID:YQr5pKQ8
俺は単にストライクゾーンが広いだけだよ
上も40代までOKだよ

318 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/24(水) 23:57:19 ID:EIZ2xqzW
俺も違う
毎週小学校へ遊びに行くけど違うはず

319 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/25(木) 00:40:35 ID:yW7O8nKQ
>>312-318
ちょっと待て。
よく読むと否定してない奴がいるぞ!?

320 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/25(木) 00:49:39 ID:mCDZKeKM
おまいらwww

321 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/27(土) 11:00:24 ID:BrH9GBor
さて、あえてこっちで言っておくか。◆aAwQuafMA2氏からの連絡は未だにない。
なにか不幸なことがあったのかもしれないけど、次にあそこを書きたい人がいればそろそろ予約してもいいと思う。
休み中に予約取れるようにしたほうが書きやすいだろうし。

322 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/27(土) 11:28:48 ID:QnEgynMz
いっそのことこのまま放送行ったらどうだろうか?

323 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/27(土) 12:02:25 ID:k0SG+2k4
放送行くのはまだ早くないか

324 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/27(土) 13:02:27 ID:5M82Glby
ミミがまだ真昼じゃなかったっけ?

夕方パートでも、キルアとか描写がないと拙い場所もあるし

325 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/27(土) 13:07:34 ID:3HJPDHA1
出来れば、
・勝含めた山小屋組
・キルアを中心としたタワー組周辺 

の二箇所は書かれていたほうがいい。まあ、いざとなったら無くても何とかはなるけど。
ただ、高確率で死者の出る可能性のあるブルー・イヴ・一休は、書かれないで放送に行くのは厳しいな。

326 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/27(土) 13:15:21 ID:BrH9GBor
>>325
同意。単独で動いているキャラの中でも勝とキルアの描写は必須。
時間が遅れていてもきり丸とミミは放置しても平気なはず。


327 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/27(土) 13:21:47 ID:ocw56TuV
ミミかわいそうだよミミ

328 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/27(土) 13:33:42 ID:5W8j6/hm
>>376に同意
勝、キルア、元山小屋組、一休イヴブルーは欲しいところ。ミミは放っておいても大丈夫。

329 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/27(土) 13:42:18 ID:dwVgDI7K
あと、このままでも放送にいける組でも、話を挟める所もあるしな。
描写必須組も、ちょっと広げて考えると意外とイケるかもしれない

330 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/27(土) 17:12:16 ID:GSHqRGJW
>>376に期待

331 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/27(土) 17:53:15 ID:bsVR3fMS
>>328>>330
ちょ、>>326、326!!!

332 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/27(土) 19:03:04 ID:3HJPDHA1
>>330は分かってて言ってるんだと思うが。

ところで、そろそろ禁止エリアでも決めにかからないか。
一つはタワーで決定だけど、三時間ごとに1マスとしてあと3つくらい?



333 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/27(土) 19:14:33 ID:BrH9GBor
三時間は半端だと思われる。時間表記が真昼(12〜14時)等で区切ってある以上、
時間ごとに禁止エリア増やすなら二時間ごとのほうがいいと思う。

非常に個人的な都合としては時間ごとに増えるのではなくて、
指定時間になったら3箇所禁止指定なら3箇所とも一括で禁止してくれると
放送後のネタが一つ書ける可能性が増えてありがたいけど……
もちろん、予約被りなしに加えて禁止エリアの場所まで重要になるけども。
しかし一括禁止だとMAPの変化が急すぎるよな……。

334 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/27(土) 19:26:58 ID:ocw56TuV
それじゃ場所によっては囲まれちゃったりしない?

335 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/27(土) 19:41:25 ID:BrH9GBor
うん、多分リスクもあると思うからスマンが気にしないでくれ。
叩き台として案を一つ挙げときます。
放送が18時、禁止エリア発動を20時から2時間ごとに1つずつ追加したとすると
朝の6時までに5箇所になる。(20、22、0、2、4時。朝6時の追加はなしとして)
これを多いと見るかどうか……。もちろん、これ以外にも意見がある方どうぞ。

336 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/27(土) 19:44:31 ID:dwVgDI7K
>>333
うーん、何を書く気なのかは気になるけど、それはどうかと思うなぁ。

運営サイドの意図としては、一箇所に隠れ続ける戦略を否定する、って要素もあるし。
次第に動ける範囲が減っていって、恐怖感を掻き立てて殺し合いを円滑に進める、という狙いもある。
この辺の意図は主催が大東亜共和国からジェダに変わっても変わらないだろう。
一括禁止だと、少し意味合いが変わってくる。

2時間おきに1箇所指定で、合計6箇所かな。(放送にかかる分も禁止をカウントするとして)
島全体が64マスだから、ここまでの半日含めて、最大に伸びても6日目には決着となる。
3時間おきで半日に4箇所指定だと、これが最大に伸びれば8日半かかる。
もちろん、最後の1マスになるまで決着つかないなんてことは、まあないだろうけど……。
ジェダの思惑とかに絡んでくるかもしれないんで、一応のところ。
(あんま長引くと、番外編とかで調べてる連中が乱入してくるかもしれないしね)

>>335
その「放送時には禁止区域追加なし」の案で行くと、全てのマップが埋まるまでほぼ7日間になるな。

337 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/27(土) 19:46:12 ID:FXmFL97D
全体MAPが64マス、12時間ごとに禁止エリア5個なら十分普通だな。
3日(制限)フルでかかったとして25個でいいのかな?まぁそこまで行くことは無いだろうが
2日目夕方ぐらいで考えると10/64。多いのか少ないのか分からんなぁ……個人的には問題ないんだけど。

338 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/27(土) 19:48:49 ID:FXmFL97D
って書いてから気が付いたが本家と違って3日(72時間)制限無いんだな。
別にそんなに気にする必要は無い気がするけど。

339 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/27(土) 20:30:18 ID:oWb3blZM
放送は6時間毎にするんじゃなかったっけ?

340 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/27(土) 20:54:32 ID:AuO5K0Vs
>>339
意見が分かれてる。
いっそのこと投票でもしようか。どうせ放送まで時間あるし。

341 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/28(日) 15:57:03 ID:MrgD2kV6
二日目からは正午にも放送を流す、で決定だと思ってた。
元々、真夜中は眠ってる参加者が多そうだから、って言う理由での12時間間隔なわけだし。
間隔が長いせいで進行が遅くなるってのも、夜中はそれほど関係ないように感じるんだよね。
基本的には『朝まで眠ってました』で一気に時間飛ばせるし。

個人的に、深夜0時には正規放送じゃないちょっとしたお得情報みたいなのを流す
(前の放送から今までの間に死んだ人数だけとか、誰かの落とした支給品が残ってるエリアとか)ってのを考えたんだけど。

342 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/28(日) 16:21:32 ID:PGWN/oGp
誰かが前に言っていたジェダのおやすみラジオみたいなことをするわけかw
時間はあるしそのへん考えるのもいいかもね。

343 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/28(日) 16:21:47 ID:OKuHhm/h
>>341
俺もその認識だった。
その方式でいいなら、放送時の禁止エリア追加アリ(第二放送までに六つ追加)にしたほうがいいな。
放送時の禁止エリア追加ナシにすると、第二〜三放送間の禁止エリア追加が二つになってしまう。

344 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/28(日) 16:28:32 ID:PGWN/oGp
おっと、言い忘れてた。自分は>>335なんだが、夜中の正式な放送はなしで考えている。
ついでに書いてから気が付いたけど放送のときに禁止エリア追加なしだと>>343の問題が
出るから放送時の禁止エリア追加の意見を支持することにします。


345 : ◆CFbj666Xrw :2007/10/28(日) 16:54:40 ID:ieundjY+
シャナ、野比のび太、吉永双葉、三宮紫穂、高町なのは、白レン、トマを予約。

346 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/28(日) 17:04:15 ID:PGWN/oGp
ktkr……ってここでトマとな?
どう使うのか期待してます。

347 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/28(日) 17:47:44 ID:MQzl2JuZ
そんなに即危ないって人はいないね

……魔力ないから大丈夫でしょ、きっと、いや、たぶん……

348 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/28(日) 18:15:34 ID:hRZzZTTD
期待

349 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/29(月) 19:37:22 ID:BmIHqLKV
>>347
くくく、どうやら気にしているのは一人だけみたいだけど、あれとかそれとかを計算に入れなくていいのかね?
即危ない人、いますぜ? どうなるかは分からんけども。

350 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/29(月) 19:59:23 ID:Gzysh3nv
>>349
いきなりのび太がマリグナののび太っぽく覚醒でもするのか。

そいつは楽しみだ

351 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/29(月) 22:44:28 ID:pBPU1u2T
それはそれで見てみたいけどなww

352 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/30(火) 00:31:54 ID:+GhQZ0Gy
>>337-338
>本家と違って3日(72時間)制限
三日制限ルールは映画一作目オリジナルだから
どれロワで採用してるから原作由来と思うのも無理ないけどさ
あと禁止区域発表は放送時だけど、発効時刻は奇数時(1・3・5時間後)
まあ現状で書き手が現れなければ>>326に同意

353 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/30(火) 01:07:28 ID:1b/XBQMZ
>>352
そうだ、放送は奇数時だった!
なんか変だと思ってたんだが、ようやく思い出したよ。

354 : ◆CFbj666Xrw :2007/10/30(火) 02:19:34 ID:Q4QyoJ4R
まだ丸1日以上有りますが、予定より用事が増えた事も有って
明日には間に合わなさそうなので、予約延長を希望します。
予想については何か言って盛り上げておくか盛り下げておくか悩んだけどとりあえずノーコメントw

355 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/30(火) 02:27:20 ID:43Z/h2el
がんばれー

356 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/01(木) 08:15:55 ID:XMYLffil
ほっしゅ

357 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/02(金) 04:42:55 ID:NfakYXZj
いつも思うんだけど、ニアとメロってショタに入るの?
参戦時期が高田誘拐直前だとニアは19、メロは20歳なんだが・・・・
デスノでロリショタと言えば一部の粧裕ぐらいしか思いつかない俺は疑問に思う。

358 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/02(金) 09:18:12 ID:6nNN9feb
すでに何度も語られてきた疑問だなw

359 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/02(金) 10:12:56 ID:BYR92k+b
職人さんへのお願い 
タケコプターを回してください
http://bbs63.meiwasuisan.com/bbs/bin/read/arms/1193837705/l50

360 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/02(金) 14:57:14 ID:QHf+q/vm
年齢なんて飾りです。見た目がロリショタならいいのです

というかそうじゃないと エヴァ様(600歳)やれみりゃ様(500歳)g(ry

361 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/02(金) 15:03:35 ID:uPf0wyqJ
そこらへんは見た目ロリで実年齢スゴスだが、ニアメロは外見からして子供じゃないからなW
しかし、大概のミスは「QBがバカだから」で済んでしまうのが、ロリショタロワクオリティ

362 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/02(金) 16:07:43 ID:NfakYXZj
うん、年齢の問題じゃなくて、外見からしてね・・・・・・・汚れを隅から隅まで知ってるような目をしてるし・・・。
ところで無知で済まない、QBってどういう意味?

363 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/02(金) 16:23:45 ID:Puk3qXQF
Queen-Beeで女王蜂の意味。
主催役ジェダの配下でヴァンパイアセイヴァーのキャラ。
オープニングを読むべし。

364 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/02(金) 18:15:55 ID:97T6s9MB
開始時の投票の時にストップかからなかったからな。
L死亡時の2人をジェダが選んだつもりで、QBが引っ張ってきたのが第二部終盤の彼らだった、ってあたりか。
その辺の経緯は、番外編のネタとしてお話1つ書けそうなネタではある。

それはそうとsageようぜ、 ID:NfakYXZj 。
サブカルにはあんまり荒しもいないけど、一応。

365 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/02(金) 18:33:32 ID:6Axnj5f1
結構前に、L死亡時の二人に修正されてなかったっけ?

366 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/02(金) 18:35:50 ID:uz6jM2OA
そもそもロリショタに明確な基準なんて無いわけだしな
投票の時も、「票集まったし当確でいいだろ」みたいな感じだったと思う

367 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/02(金) 18:56:36 ID:i7GzgQwa
あなたがそうだと思うものがロリショタです。ただし、他人の同意を得られるとは(ry

メロはともかくニアは充分ショタの範疇だと思っているぜ。
アニメの声も日高のり子が担当してたしさ。

368 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/02(金) 18:59:49 ID:97T6s9MB
>>365
ニアはともかくメロの印象に格差あるから修正かけようか? という話が出たことはある。
なにせここのメロ、二部後半の疵のある顔バージョンだから。せめて二部前半の顔ならショタっぽいかと。
でも結局、「QBがミスったってことで修正しなくていいんじゃね」となってそのまま。
ま、リレー運営上の一般論としても、あんまり過去に遡っての修正はしたくないしねぇ。

369 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/02(金) 19:59:49 ID:sEwMg/sa
まあ主観の問題だな。
個人的な意見を言えば、メロよりものび太やジャイアンなんかをショタと呼ぶほうが抵抗ある。

370 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/02(金) 20:16:15 ID:eOgXn2W0
高田誘拐直前ならニアは18です
あまり変わらないけどw

371 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/02(金) 20:49:52 ID:uz6jM2OA
小学生がロリショタじゃないとか

372 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/02(金) 21:03:40 ID:97T6s9MB
個人的には、神楽とかビュティとか本当にロリだったのかな? という疑念が。
あとひまわりも。

373 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/02(金) 21:26:00 ID:+Ajosa/U
小学生でロリなんか探し回ってたらまったく見つからんって

374 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/02(金) 22:53:19 ID:hubm1B+o
>>372-373
幼女の次元通り越して幼児しか出れなくなっちまうじゃねーかw

375 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/02(金) 23:35:32 ID:cmkV1F4k
さて◆CFbj666Xrw氏はどうしたんだろうかと気になってみる。

376 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/03(土) 00:19:14 ID:8S/6nL8S
延長してたらこんなもんだろ

377 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/03(土) 01:38:36 ID:runSo3N2
>>375
まあ、一応期限は日曜までだし、そろそろ投下なり連絡なり来るんじゃないか。
今からwktkで待機しているぜ!

378 : ◆CFbj666Xrw :2007/11/03(土) 09:23:22 ID:xObPOKYs
経過報告すべきでした。
今日中に書き上げて明日投下位の予定です。
毎度毎度長引き申し訳有りません。

379 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/03(土) 10:08:05 ID:8S/6nL8S
待ってます

380 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/03(土) 21:40:33 ID:4aZvy46x
期待

381 : ◆CFbj666Xrw :2007/11/04(日) 22:58:14 ID:tjEOX+xx
もう数十分したら投下開始しますー。

382 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/04(日) 23:01:25 ID:RuvGrxn8
よし、支援だ

383 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/04(日) 23:15:19 ID:TU5eqJfz
よっしゃ来たぜ

384 : ◆CFbj666Xrw :2007/11/04(日) 23:19:34 ID:tjEOX+xx
では投下始めます。実を言うと繋ぎ的な話……とは言えないような言えるような。
繋ぎ……かなあ? これって。

投下開始。

385 :大した事じゃない(前編)(1/8) ◆CFbj666Xrw :2007/11/04(日) 23:20:32 ID:tjEOX+xx
「…………自動人形は、全部壊さなきゃ」
シャナの口から漏れた言葉は寒気がするほど冷たかった。
「え…………?」
罵られる事は覚悟していた。
問答無用で斬り殺されるかもしれないと思うととても怖かったけれど、そうなるかもしれないとも思っていた。
だってのび太はシャナに対してそのくらい酷い事をしてしまったのだから。
だけど目の前の少女はのび太の事を気にも止めない言葉を発して、のび太はそれが理解できなかった。
「トリエラという自動人形はもう行ったそうね。どこに行ったか判る?」
「確か北東の街で夜を明かすって……待って、今きみは何て言ったの? 自動人形を……」
「自動人形を全て壊すと言ったのよ。あの女の人形を壊さなきゃいけない」
そう言い放ち、シャナは起きあがった。
その銀色の瞳は遠くを睨んでいる。既にこの場に居なくなったトリエラに憎悪を向けている。
「だ、ダメだよそんな!? リルルとトリエラを殺すなんて!」
シャナの興味が再びのび太へと向いた。
「……リルルとトリエラ? そう、あのリルルという女も人形なのね?」
「ち、違う、そうじゃない! リルルはたしかにロボットだけど、人形なんかじゃない!
 だってリルルには、心が有るんだもの!」
必死の言葉を気にもせず、シャナはリルルを敵の一人に加えた。大体この声は耳障りだ。
「そういえば忘れる所だったわ。おまえもこの殺人ゲームに乗っていたわね」
シャナはマスターソードを握り締め、軽々と振り上げて、躊躇いもなく振り下ろす。

「……え?」
正確には、そうしようとした。
だけどその寸前でのび太が頭を下げていた。
シャナが剣を握ってからでは間に合わなかった。その前に指摘された時点で頭を下げたのだ。
だからシャナの剣はギリギリで制止した。
「ご、ごめんなさい!」
のび太はシャナが起きる前から用意していた言葉を叫ぶ。
「ごめんなさい! ご、ごご、ごめんなざい!!」
見る見るうちに涙が溢れて鼻水まで垂れて、顔がグシャグシャになっていく。
その体だってがくがく震えている。
それでものび太は謝り続ける。
「ぼ、ぼくが悪かったんだ! ぼくがヒドイ事しようとして、ズルい事までして!
 だからトリエラさんを怒らないで。ぼくが、トリエラさんにウソを吐いたんだから。
 代わりにぼ、ぼくを斬ってもいいからっ。
 お、おおお、おね、おねがっ……お、おねがいしますっ」
シャナは眉を顰める。
のび太はシャナが自動人形を破壊しようとする理由を、殺されかかった報復だと思っているようだった。
だがそれを訂正する前に問いたい事がある。
「代わりに斬っても良いって……死ぬわよ、おまえ。それでも良いの?」
「良くない! 良くないけど、怖いけど、でも悪いのはぼくだから、だからっ」
「………………」
シャナは少しの間だけ沈黙して、数秒で結論を出した。
「そうね、目を瞑りなさい」
「う、うん!」
のび太は直立しギュッと目を瞑った。
まるで地震でも起きているように膝が震える。
真夏の炎天下みたいに全身汗びっしょりで、それなのに冬のように寒くて歯が噛み合わない。
それでものび太は決して逃げなかった。
シャナはゆっくりと剣を振り上げると、正確に少年の頭へと狙いを定めて。
――振り切った太刀筋が、血に染まった。

     * * *

夕焼けの紅い色が徐々に翳っていく。
もうすぐ夕日は沈み、夜が来る。長い暗い夜の闇が押し寄せてくる。
双葉はそれを廃病院の北の窓から見ていた。
北側の窓からはもう殆ど陽が入らなくて、薄暗い。
「どうするの? あとどのくらい待つつもり?」
その薄暗い室内に澱んだ声が渦を巻いた。

386 :大した事じゃない(前編)(2/8) ◆CFbj666Xrw :2007/11/04(日) 23:21:46 ID:tjEOX+xx
どぶ川みたいだと双葉は思った。
すぐにそう思ったことを悪いと思ったけれど、同時にどうしてこんな声を出せるのか不思議だった。
「言っただろ、あたしは信じてんだ。シャナはぜったいに帰ってくる」
「信じれば帰ってくるの? 前はそうならなかったのに?」
「……それでも、あたしは信じてんだ」
振り返るとそこには紫穂の姿があった。
その瞳は一足先に夜が訪れたかのように昏く、濁っている。
「そうやって信じて、もう少しして打ちのめされるのね。彼女の名が呼ばれて」
「シャナの名前を呼ばれたらどうだっていうんだよ?」
紫穂の笑みが吊り上がる。嘲りの暗い喜びに満ちていく。
「呆れた。忘れたの? 12時間毎の放送で死んだ人達の名前が読み上げられるのよ。
 この島で死んだたくさんの人達の名前が読まれるの。神楽さんや他の人達も。
 何人くらい死んでいるのかしら。あなたの知り合いはどうかしら。
 小太郎くんも呼ばれるかもしれないわね? 一向に帰ってこないもの」
「よ、呼ばれるのは神楽だけだ!」
根拠もなく仲間の死を否定する双葉を見て、紫穂はただくすくすと笑った。
「なんでそんなに信じられるのかしら」
双葉は紫穂を睨み返す。
苛立ちで胸が沸騰してしまいそうだった。
「…………おまえこそ、なんでだよ」
「なんで? なにが?」
紫穂の瞳は昏く濁り、世界に在るのは絶望だけだと言わんばかりに嘲りに満ちた言葉を紡ぐ。
くすくすと腹立たしくなる笑いを口元に浮かべている。
(……こんなのじゃなかった)
別に紫穂とは特別仲が良かったわけじゃない。
出会ってから数時間、一緒に行動しただけだ。シャナとだってそうだ。
「なんでそんなになってるんだよ」
だけど最初に出会った時の紫穂は、ぜったいに『こんな奴』じゃなかった。
人の不幸を願ったり笑ったり、そんな事をする奴じゃなかった。
そんな双葉の想いが届く事もなく、紫穂はただ嘲るように笑う。

「ところで、何か聞こえない?」
「…………え?」
双葉は耳を澄ました。廃病院の闇の中、聞こえるのは時折ゆっくりと動く風の音。
それだけのしいんとした静かな病院。
………………そして微かな、水の音が聞こえた。
「水……?」
じゃあじゃあと流す水の音が闇の奥から聞こえてくる。遠く陰の先から、聞こえてくる。
「……誰か、居るのか?」
もしかするとシャナが帰ってきているのかもしれない。
北側を見ては居たけれど、そんなのちょっと東や西から回れば見失う。北から来たって見逃すかもしれない。
いや、犬上小太郎かもしれない。学校に行った小太郎だってもう戻ってる筈の時間なのだ。
「ちょっと見てくる」
「あら、そう。くすくす、誰か別の人殺しじゃないと良いわね」
紫穂の嘲笑を背に、双葉は水音の源へ向かった。

     * * *

剣は振り抜かれ、太刀筋に沿って血飛沫が上がった。
「ぎゃ、ぎゃああああ!? い、痛い、死ぬ、死んじゃう! ひいぃっ!!」
盛大に悲鳴を上げてのび太は転げ回る。
シャナはそれを冷たい目で見つめていた。

387 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/04(日) 23:22:32 ID:yLLCKye/
 

388 :大した事じゃない(前編)(3/8) ◆CFbj666Xrw :2007/11/04(日) 23:22:51 ID:tjEOX+xx
否、呆れた目で見下ろしていた。しばらくして一息の溜息を吐く。
「落ち着きなさい。死にやしないわよ、そのくらい」
「死ぬ、死ぬぅ! …………え?」
のび太はその声にピタリと止まると、そうっと痛みの元に手をやった。
場所は額。
「いたいっ」
ずきっと痛みが走って、だけどそれだけ。
恐る恐る手を見てみると、べったりと血は付いていた。
「ひぃっ」
息を呑んでぎゅっと目を瞑る。
……それからゆっくりと、そうっと目を開けた。
額にやった手には確かに血が付いていたけれど、それは大した量じゃなかった。
転んだ拍子に何かで切ったとか、そんな程度の流血でしかない。
そこには額の少し下にある眼鏡だって切れてない、小さな切り傷が有るだけだった。
「おまえの事はそれで許してやるわ。嘘を吐いて私を陥れた事はね」
シャナが改心したのび太に下した罰はそれだけだった。
「そ、それじゃ……リルルとトリエラさんの事も許してくれたの?」
「それとこれとは別よ」
だが自動人形達については依然、引く理由など何も無い。
そもそもここには一つの擦れ違いが存在する。
「何か勘違いしているようだけど、あの二人を破壊するのは私がしろがねだからよ」
「し、しろがね……?」
今のシャナは、人形破壊者しろがねとしての使命に縛られている。
「しろがねは生命の水で救われると共に、自動人形を破壊する使命を背負うわ。
 これは私が生き返るのと引き替えにした契約よ。奴らが世界の果てに居ようが、逃しはしない。
 どこまでも追いかけて、一体残らず破壊してやる」
今やシャナはそういう物なのだ。当人の感情はその後から付いてくる。
「そ、そんな!?」
青くなるのび太に、だけどシャナは続けて言った。
「……でも今は、後回しね」

シャナの使命はしろがねとして人形を破壊する事。
それと、フレイムヘイズとして世界のバランスを保つためにジェダを倒す事。
両方共が人生の全てを費やしてでもやらねばならない重大な使命だった。
それなら出来るだけ“両方ともこなしたい”。
(こいつはさっき『トリエラとリルルの二人は北東の街で夜を明かす』と言った。
 それなら6時のタワーに行った後で、それから半日以内に北東の街へ行けば良いだけよ。
 休息の時間、夜間の移動、マップの端から端という事を考慮しても時間は十分有るわ。
 それにもう一つ、先にやる事がある)
そしてシャナは、自分の罪を認め謝り、リルルとトリエラを守ろうとするのび太の姿を見て思い出した。
シャナにも守らなければならない少女が二人居る事を。
双葉と紫穂を放って行くわけにはいかない。
この時間ではもう先に行っただろうが犬上小太郎の事もある。
どう動くにせよ、まずは廃病院に戻り双葉達と合流する事が先決だ。
「それじゃ、精々生き残る事ね。また殺人ゲームに乗ったら今度こそ殺すけど」
そう言ってシャナはのび太に背を向けた。
「あ、待って――」
シャナはのび太を一度だけ振り返り。
少しだけ重なった、シャナの世界も居た弱くて情けないのにたまに意地を見せる少年の姿を振り払うと、
廃病院に向けて脇目も振らずに駆け出した。

     * * *

懐中電灯の灯りが、彼女の姿を照らし出していた。
「な……なにしてんだ、おまえ……?」
双葉は背中に走った寒気を抑え込み、問い掛けた。

389 :大した事じゃない(前編)(4/8) ◆CFbj666Xrw :2007/11/04(日) 23:23:49 ID:tjEOX+xx
そこは廃病院の洗面所だった。ただでさえ暗い廃病院の中でもここは一際暗い。
タイルは剥げ落ち、スリッパは朽ち果て、金属には所々に錆が浮いている。
それでもまだ機能を止めない水道の蛇口から、水が流れ出ていた。
じゃあじゃあ、じゃあじゃあと勢いよく水が吹き出ている。
その水の吹き出る先には手が二本、水を飛び散らせながら互いを擦り合わせていた。
「……見て判らないかな」
手の主の声がした。
見て判る、手を洗っている。
だけど何かがおかしい。何もかもがおかしい。
「いつから洗ってるんだよ!? 水出しすぎだし、せめて明かりつけろよ!」
少女は暗闇の中で手を洗っていた。なにも汚れていない手をずっと、ずっと洗っていた。
「止めるぞ、もう!」
思わず双葉は駆け寄って、水道の蛇口を締めた。
限界まで開かれた水道は何度も廻してようやく水流が弱まり、細くなり、水滴となって途切れた。
息を呑む。
懐中電灯の灯りに照らされたその手は洗いすぎで赤くなり、所々が擦り切れて血が出ていたのだ。
「な、なんでこんなになるまで洗ってたんだよ」
少女はその自分の手をまじまじと見つめて、ゆっくりと喋りだす。
「……別にそんなに汚しちゃったわけじゃないんだけどね。
 ほんの少しも汚れてなかったのに、なんでか汚れが落ちない気がしたの。……おかしいな」
「おかしすぎ……っ」
名も知らぬ少女を怒鳴ろうと顔を覗き込んだ双葉は息を呑む。
昏い瞳。
真夜中の水面のように冷たく暗い二つの瞳が双葉を映していた。
「ああ、そうだ」
それを見つめていると言っていいのかはわからない。
その瞳は現実の全てを映そうと見開かれてはいるけれど、焦点の合わない瞳は違和感しかもたらさない。
(今の紫穂と同じ? いや、あんな嫌みったらしくなくてもっと……機械みてーな目だ。
 石像だってもっと人間味有るのに、どうしてこいつらはこんな目ができるんだよ!?)
その少女の瞳はただただ双葉を映している。
「ポニーテールで勝ち気な女の子……もう居ないと思ったけれど、あなたは双葉ちゃんかな」
「な、なんで知ってんだ?」
「小太郎君に聞いたよ」
ハッとなる。順調に行くなら4時を過ぎた今、とっくに戻っていないとおかしい仲間。
「小太郎はどこだ!?」
「何度も説明するのは手間が掛かるから纏めてするよ。シャナちゃんと紫穂ちゃんも居るんでしょう?」
「……紫穂は居る。シャナはちょっと離れてるけど、もう帰ってきたかもしれない」
「そう。それじゃみんなの前で話そう」
双葉は少女を睨んで言った。
「ちょっと待った。おまえ名前はなんていうんだよ?
 あたしは吉永双葉だけど、あたしはおまえの名前を知らねーぞ」
少女はただ抑揚のない言葉で、答えた。
「高町なのは」

     * * *

「……いて削って裁って刻んで刎ねて刈って削いでほじくってくりぬいて薙いで断って削いで……」
病院の闇の中、一人となった紫穂は再びその呪詛を口ずさんだ。
想像する。回想する。空想する。
骨を削る感触。まるで鉛筆のようになるまで骨を削り続ける。
皮を裁つ感触。それで衣服でも作るかのように皮膚を裁って剥いでいく。
肉を刻む感触。脂肪も筋肉も纏めて意味を為さなくなるまで刻み続ける。
腕を刎ねる感触。綺麗に入った刃先が皮と肉と神経と血管を通過し駆け抜けた。
首を刈る感触。のこぎりのように押して引いてを繰り返し太い首を刈り取る。
耳を削ぐ感触。独特の固さを持つ耳を削ぎ落とし並べた。
目を穿る感触。眼球を穿り出して転がした。
腸を刳る感触。腸を刳り抜いて腹にぽっかりと穴を空ける。
紐を薙ぐ感触。神経を、肉の筋を、血管を薙ぎ切った
足を断つ感触。丈夫な足を断ち切って地面に突き立て嘲笑う。
「…………くすくす」

390 :大した事じゃない(前編)(5/8) ◆CFbj666Xrw :2007/11/04(日) 23:24:49 ID:tjEOX+xx
その全ての感触が記憶と一繋がりになって彼女の中で波打っている。
恐怖も不快感も無く、むしろ喜悦と多幸感が全身に広がっていく。
堤防は小さな理性と何かを失っている言い様のない不安。
それから短い時間シャナや双葉達と過ごし、僅かに心を許した甘さだけ。
邪剣ファフニールから流れ込む圧倒的に生々しい体感は徐々にその水位を増しつつあった。
やがてそのおぞましい現実感は溢れだし、少女の全てを染め変えるだろう。
「死んで死んで死んで……そう、すぐにみんな死んでいく……」
だがそれは、あくまでこのままいればの話だった。

「少し見ない内に随分と変わり果てたものね、おまえ」
紫穂が振り向いたその先に居たのは、銀髪の少女の姿。
紫穂は歪な笑顔でそれを迎えた。
「あら、人のこと言えるの? あなたも随分と染め変えられたじゃない」
銀に染まった少女を嗤う。
その髪と瞳は銀色に染まり、瞳の中に燃ゆるのは自動人形への憎悪と使命。
「あなただって私と変わらないわ」
「違う」
それでもシャナは言い放つ。
「私は生き続け、進む為にこれを選んだのよ。だけどおまえのそれは私と違う」
「何が違うの?」
シャナは紫穂の手の中にある歪な短剣を睨み付ける。歪みの元凶は其処に在る。
「悪いことは言わない、さっさとそれを手放す事ね。そうしないとおまえは何れ後悔するわ」
紫穂はそれを聞いてただ笑う。
「どうして? この怖ろしい島で武器を捨てるなんてふざけた話よ」
「それがおまえを滅ぼすからよ」
シャナは告げた。
「おまえがそれを捨てないというなら、私が力ずくでも叩き落とすわ」
「………………」
紫穂の瞳が敵意に狭まる。
その指は邪剣ファフニールをきつく握り締めた。
「そう、それが答えね」
「奪えるものならやってみるがいいわ。この武器は私に力をくれる」
闇の装備品。強大な力を秘めた九つの武器の一つ。
闇に染められる事は即ち闇の力を受け容れる事に等しい。
それは僅か九分の一といえども尚猛々しき力。
「痛い目を見せてあげる! 魔神剣・双牙!」
連なる衝撃波が廃病院の床を駆け抜けた。

     * * *

その炸裂音は彼女達の元にまで届いた。
「な、なんだよ今の音!?」
「何かの攻撃……紫穂ちゃんは何処にいるの?」
「ヤベエ、紫穂の居る方だ!」
双葉は慌てて駆け出す。
すぐにその横をなのはが追走する。なのはは同時に一枚のカードを取り出していた。
翔、空を飛ぶ力をもたらすクロウカード。だが。
「…………足りない」
小さな呟きと共に仕舞いこみ、ただ走る。
一度は才賀勝を引き離したその足は、今や双葉に追走するだけの速度しか引き出さない。
なのはの内心を知る由もなく双葉は走り続ける。
仲間の居場所へ。
何十秒もかけてようやく、双葉はその場所に辿り着いた。
「紫穂!!」
ぎんと音が鳴った。
目に映ったのは刃が宙を舞い、床に突き立つ光景。
それから……

391 :大した事じゃない(前編)(6/8) ◆CFbj666Xrw :2007/11/04(日) 23:25:49 ID:tjEOX+xx

     * * *

そこは戦場だった。
紫穂の手が瞬く間に幾度も振られ、廃病院の床を無数の衝撃波が駆け抜ける。
「魔神剣!」
紫穂は最初に放った魔神剣・双牙以降、続けざまにその基本技である魔神剣を放った。
地を這う衝撃波を単発で放つこの技には、極めて有用な特徴が二つある。
それは使用者の負担が軽微な事と、極めてサイクルの短い連射が可能な事だ。
瞬間的な二連射では魔神剣・双牙の方が速いが、三発四発と多発する時この基本技も遜色ない連射性を誇る。
「魔神剣! 魔神剣! 魔神剣!」
邪剣に刻まれた戦いの型に従い、技の名を叫び定められた体の動きを繰り返す。
放たれる衝撃波は無数。
その攻撃は単純ながら生半可な技量など容易くねじ伏せる物量を誇るのだ。
だがそれに対するシャナは、その手にある剣を衝撃波の第一波へと叩きつけた。
紫穂は驚愕に目を見開く。
振り下ろされた剣は魔神剣の衝撃波を跳ね返したのだ。
第一波は第二波と相殺する。第三波は第四波と、第五波は第六波と……!
「でも、甘いわ!」
第七波はシャナではなく転がっていたベッドの成れの果てを直撃した。
舞い上がる粉塵が視界を隠し、第八の衝撃波が視界を封じられたシャナに襲い掛かる。
「魔神剣・双牙!」
紫穂は更に連なる衝撃波を粉塵へと叩き込んでやった。
視界を封じた所に間隔の違う計三連の衝撃波だ、何時何処に来るかは把握できない。
(これなら幾ら彼女とてただでは済まないはずだわ)
紫穂は舞い上がる粉塵を睨め付けた。
「甘いのはおまえよ」
しかしシャナは、粉塵の中から姿を表した。
その背中に生える炎の翼がゆっくりと羽ばたいて、地を這う破壊を天井から嘲笑う。
その髪の色は燃える白銀。
白銀色の長い髪は同時に炎に燃ゆる如き赤い揺らめきに包まれていた。
紫穂がハッとなり身構えた時にはもう遅い。
振り下ろされたマスターソードは、邪剣ファフニールを叩き落としていた。

紫穂の瞳は闇色の輝きを失い、あっさりと閉じられた。

     * * *

「紫穂!!」
双葉が見た物は四つ。
ゆっくりと崩れ落ちる紫穂の姿。
振り下ろされた刃。叩き落とされた刃。
そして一瞬だけ紅く輝いて見えた、長い銀色の髪。
双葉が知る限り、そんな髪をした奴は一人しか居ない。
「てめえ、神楽だけじゃなく紫穂まで!」
だから当然のように怒りに任せて掴みかかろうとして。
――頭部に走った激痛で強引に足を止められた。

そのまま後ろから髪を引っ張られて、倒れそうになってまた前に引っ張られた。
「ぎゃあ!?」
「床に叩きつけちゃうと危ないか。ごめんね」
「て、てめえ何しやがる!」
双葉は髪を掴む少女を振り返る。
目の前の顔は相変わらず何の表情も浮かばない虚無と闇に満ちていた。


392 :大した事じゃない(前編)(7/8) ◆CFbj666Xrw :2007/11/04(日) 23:26:46 ID:tjEOX+xx
「少し、落ち着こう。あれはきっと、敵じゃないから」
「え? ……いてぇ! 髪引っ張るな!」
「ああ、ごめんね」
髪を放された双葉は、再びその場を見直す。
崩れ落ちる紫穂。だけどその姿に外傷は無かった。
振り下ろされた刃は奇妙な短剣を叩き落としただけだった。
そして長い銀色の髪の持ち主は、神楽を惨殺したあの少女ではなかった。
その少女が誰であるかに気づき、双葉は息を呑む。
少女はゆっくりと双葉の方に向き直った。銀色の瞳が静かに双葉達を見つめている。
なのはが、少女に話しかけた。
「はじめまして、私は高町なのは。聞いてたのとは少し外見が違うけれど……あなたは、シャナちゃんだよね」
「……そうよ」
シャナは帰還した。その姿を変貌させて。

「ど、どうしたんだよシャナ! 髪も眼も銀色になってるじゃねーか!?」
シャナは感慨もなく答えた。
「生き残るためよ、死の淵で生命の水を与えられて、私はしろがねとなる事を選んだ。
 詳しいことは後で説明するわ。それより……」
シャナは再びマスターソードを振り上げ、床に転がる奇妙な短剣へと振り下ろした。
ガキッと硬質な激突音が響く。
「……壊せないか。厄介ね」
邪剣ファフニールには傷一つ付いていなかった。魔の装備を破壊する事はできない。
「なんだよ、その短剣」
「多分だけど、この短剣が紫穂がおかしかった原因だわ」
「そうなのか? じゃあ紫穂はもう元に戻ったんだな!?」
「そのはずよ」
といっても、実はシャナも確信を持って行動したわけではない。
紫穂の持つ短剣から危険な力を感じたのも、直感がそれを危険だと訴えたのも事実だ。
だから手放せと言ったら攻撃まで仕掛けてきたから叩き落とした。
その力はかなり強いものだったが、それが短剣の力なのか紫穂が隠していた力なのかも判らない。
シャナはこの短剣がどれだけの危険を秘めているか、まだ判断できないでいた。
「さっきの力もこの短剣の力だとすれば危険だわ。
 捨てても誰かが拾うかもしれないし、誰が持っても危ないんじゃ弱い奴に持たせたって同じだし」
「じゃあ逆に使えるんじゃないかな」
無機質な声は薄闇に響いた。

「……何を言ってるの、おまえは。この短剣は危険なのよ」
シャナは発言の主、高町なのはを睨みつける。だが虚無に満ちた表情が揺らぐことはない。
「少し前まで、双葉ちゃんは紫穂ちゃんと一緒に居ても襲われなかったんだよね」
「ああ。でもむちゃくちゃ根暗でイヤな事ぶつぶつ言ってたぜ」
「それじゃ、戦いになったのはどうして?」
シャナは傲然と答える。
「その短剣がおまえを歪めてるから手放せと言ったのよ。そうしたら攻撃してきたわ」
なのはは少し思案して、言った。
「危険だけど、使えないわけじゃないよね」
「……そうね、おまえの言う通りだわ」
それは合理だろう。シャナはあっさりと認めた。
「待てよ、紫穂をまたあんなおかしい事にするっていうのか!?」
納得いかないのは双葉だ。双葉から見てさっきまでの紫穂は明らかにおかしかった。
そして危険だと思った。あの紫穂と一緒に居るのが危険というのはもちろん有る。
「あたしは認めねーぞ、そんなの!」
「勘違いしないで、双葉。危険が迫った時だけ渡すのよ」
「だからってあんなの……紫穂がおかしくなって元に戻らなかったらどうすんだよ」
だけどそれだけじゃなくて、紫穂自身にとってもあんなの良くないに決まってる。
それはあくまで感情から出た言葉だけれど、一つの正しさを持っていた。
「もしそうなってもきっと、死んじゃうのよりはずっと良い事だよ」
それなら彼女の言葉は何から出た言葉だろうか。

393 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/04(日) 23:27:21 ID:TU5eqJfz
支援

394 :大した事じゃない(前編)(8/8) ◆CFbj666Xrw :2007/11/04(日) 23:27:45 ID:tjEOX+xx
「たとえ手足を失っても。たとえ心が傷付き砕けても」
高町なのはの言葉は、真夜中の闇よりも重く蟠る。
「死んでしまう事に比べればそんなのはきっと、大した事じゃないよ」
「な…………」
吉永双葉は思わず絶句した。
「なに言いやがるテメエ!」
そして溢れた怒りに任せて殴りつけた。
なのはは避けようともせずその拳を受けて、よろめいただけで倒れることなく立ち続ける。
更に続く拳は何の動揺もなく掌に受け止められた。
「ふざけんな! そんなのどう考えてもでっかい事だろうが!」
双葉は絶叫する。
「あたしだってケンカとかするけど、でも! 誰かの心を踏みにじって平気な顔でいる奴はゆるせねえ!」
「……じゃあ、死んでもいいの?」
「良いわけないだろ! でも心が死ぬのだっておなじくらいダメに決まってる!」
「………………」
「もし心を殺してもどうでも良いなんていうなら……そんな奴、あたしは絶対にゆるさねえ!!」
「…………そう」
なのはは双葉の襟元を掴み、放り投げた。魔力強化した肉体が適正な出力を絞り出す。
綺麗に放物線を描いて、双葉の体はシャナの腕に受け止められた。
「げほっ、て、てめえ……」
「でもきっと、いつか選択を迫られる」
なのはは言った。
「命を失うか心を壊すか。ううん……選択肢すら無いかもしれない、そんな危機がきっと来る」
「……おまえは、そういう目に遭ったのね」
シャナの問いに、しかしなのはは曖昧に答えただけだった。
「それも有ったよ」
と。

「……シャナ。おまえまでこいつの言う事に賛成なのかよ」
「理屈はともかく、やる事は間違っていないわ」
シャナは短剣を指して言う。
「この島で戦えないと危ないのは事実よ。だからこれは持っていけばいい。
 そして本当に危なくなったら、紫穂に渡しても良い。危ないようならまた私が叩き落とすわ」
「だけど……」
「不安ならおまえのランドセルに入れておけばいいわ。おまえがどうしても必要だと思ったら渡しなさい。
 この短剣を持った時に紫穂がどう動くかも判らないんだから、本当に危ない時しか使えないのは事実よ」
「…………わかった。そうする」
その条件で双葉はうなずいた。
邪剣ファフニールは直接触らないよう慎重に、双葉のランドセルへと収められた。



【B-3/草原/1日目/夕方】
【野比のび太@ドラえもん】
[状態]:心身ともに疲労、鼻骨骨折、額に小さな切り傷
[装備]:なし
[道具]:グリーンのランドセル(金属探知チョーク@ドラえもん、基本支給品(水とパンを一つずつ消費)、
   アーティファクト『落書帝国』@ネギま!(残ページ無し))、ひまわりのランドセル(基本支給品×1)
[服装]:いつもの黄色いシャツと半ズボン(失禁の染み付き。ほぼ乾いている)
[思考] :これからどうしよう?
第一行動方針:これからどうしよう?
第二行動方針:リルルたちを追って、北東の街へ向かってみようか?
第三行動方針:最初の子豚≠ジャイアンだと確信するために、ジャイアンを探す。
基本行動方針:もう、他の人を殺そうとしたり嘘をついたりは絶対にしない
[備考]:「子豚=ジャイアン?」の思い込みは、今のところ半信半疑の状態。

395 : ◆CFbj666Xrw :2007/11/04(日) 23:29:06 ID:tjEOX+xx
対主催にとって真綿のように優しい展開となってますが、まああれだ。
たまには対主催に都合の良い展開が有っても良いと思うという事で。

少しして後編投下を開始します。

396 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/04(日) 23:30:58 ID:Z2MOx/53
支援

397 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/04(日) 23:31:18 ID:yLLCKye/
 

398 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/04(日) 23:32:30 ID:TU5eqJfz
支援

399 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/04(日) 23:39:43 ID:RuvGrxn8
後半に間に合ったぜ支援

400 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/04(日) 23:40:14 ID:8SrNxDBs



401 :大した事じゃない(後編)(1/11) ◇CFbj666Xrw(代理):2007/11/04(日) 23:51:39 ID:8SrNxDBs
「………………」
暗闇の中、少女は一人立っていた。
その耳には受話器が当てられている。受話器の向こうからは声がする。
「…………そう。すごいね」
その話に相槌を打つ。
受話器の向こうから聞こえてくるのは底抜けに明るく希望に満ちた声だった。
「…………そう、だね」
少女はただそれに合わせ、何事もなく振る舞い続ける。
明るい声が響いてくるのに、少女の様子は変わりない。
「――――――っ」
暖まる様子など何も無い。
部屋は暗く、訪れる冷え冷えとした夜気が全てを包みゆく。
「………………」
相槌を打っていた唇も動きを止めて。
少女はただただ聞いていた。
「………………」
受話器の向こうからは声がする。
明るく楽しい、暖かさに喜ぶ声がする。
「…………そう」
だから少女は相槌を打つ。
想いを見せる事無く言葉を返す。
「……そうだね。それはきっと……素晴らしい未来だよ……」
少女の想いは秘められる。
誰一人、その心を知る者など居はしない。

時間はこれより少し遡る。

     * * *


402 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/04(日) 23:52:12 ID:TU5eqJfz
支援

403 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/04(日) 23:52:13 ID:RuvGrxn8
 

404 :大した事じゃない(後編)(2/11) ◇CFbj666Xrw(代理):2007/11/04(日) 23:52:24 ID:8SrNxDBs
「……それじゃ小太郎は、友人の墓を作ってるから遅れてるのね?」
「多分。わたしは小太郎君がどうするか決める前に別れたから、実際にどうしたかは知らない。
 だけどもうここに寄る時間は無いと思う」
なのははシャナと双葉に学校で有った簡単な概略を説明していた。
といっても自分がそこで何が有ったかまでは詳しく話さず、要点だけを掻い摘む。
小太郎と森で会い、神社を経て学校に向かった事。小太郎からその時点のシャナ達の情報は聞いている事。
学校で小太郎の親友ネギの死が判明した事。
まだ居るかは判らないが学校に梨花、リンク、小狼という反ジェダ派の集団が生き残っている事。
それ以外も居たが殺し合いに乗った者との戦いの結果として死んだ事。
コナンは明らかに殺し合いを否定していて、ネギもそのようだった事。
ただしリリスは確かにこの島に居て、コナンとネギを僕と言った事を付け加える。
「ごめんね、詳しくは聞いてないんだ。わたしはあまり長くそこに居られなかったから」
「そう。まあいいわ」
与えられた思案の材料にシャナは考え込んだ。
ネギとコナンが殺し合いに乗っていないのにリリスがそう言っているという事は、どちらかが嘘なのか。
当人が死んでしまった以上、彼らと一緒に居た者達に訊くしかない。
もっとも死んでしまった者については、気の毒だと思うがシャナには関係のない話だった。
問題はそれが紫穂の話の真偽に繋がる事だ。
(紫穂が起きたら問いつめてみようかな)
その思考をさておいて、シャナは話の続きを促す。なのはは頷き、言った。
「ここまでは小太郎君からの伝言だと思って。
 ここから……参加者について情報を交換したいんだけど良いかな」
「小太郎から既に聞いてるんでしょう。
 その後で私が出会ったのは、リルルとトリエラという女。それからのび太という男の子よ」
シャナは語る。
のび太という少年は泣き虫で心が弱くこの殺し合いに乗っていたが、心から反省して改心した事。
リルルとトリエラという二人の少女は……シャナの敵である事。
「敵? 殺し合いに乗っているの?」
「さあね。でも奴らは私の敵で、危険よ。おまえが会った時は交渉も可能かもしれないわね」
なのははそれ以上は追求せず、ただその三人の容姿などを聞いた。
それから再び、なのはが話しだした。

「それじゃまず……南に行くなら、アリサちゃんを保護してもらえないかな」
「誰、それは」
「アリサ・バニングス。わたしの……お友達。
 ここから真南に森から出て、そこから少し西にある森を焼き払った所に……多分、まだ居るから。
 とても落ち込んで混乱していると思うから、守ってあげてほしいの」
双葉は、続けてアリサの特徴について話すなのはの瞳に、一欠片だけ光を見た気がした。
見間違いかと目をこすった。
――なのはの目は相変わらず黒く虚無色に澱んでいる。
その目を見て双葉の胸に再び怒りの火が燻った。
「待てよ。なんでそいつを放ってきたんだ。友達なんだろ?」
「……わたしは、アリサちゃんと一緒に居られないから。だからただ守ってほしいの」
「一緒に居られないってなんだよそれ! ちょっとは説明しろよ!!」
なのははその言葉をただじっと聞いている。答えは、無い。
「答えろよ、高町なのは!」
憤る双葉をシャナの手が制止した。静かに問う。
「それはただのお願い?」
なのはは首を振った。
「代わりにコキュートスが今どこに有るかを教えるよ」
シャナは息を呑む。そして聞いた。
「教えなさい、何処?」
なのははそれを交渉の成立とみなして、答えた。
山小屋から島の中央に向かっているニケ達の事と、インデックスの持つコキュートスの事を。
小太郎の仲間であるエヴァもそこに居ると付け加えた。
「これでお話はおしまい」
なのはは話を締めくくると。
「わたしは力を回復させるために夜の間は隠れて休むつもり。だから……また明日」
そう言ってあっさりと、別れた。

405 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/04(日) 23:52:44 ID:RuvGrxn8
 

406 :大した事じゃない(後編)(3/11) ◇CFbj666Xrw(代理):2007/11/04(日) 23:53:28 ID:8SrNxDBs

     * * *

「……冷静なだけかと思ったけど、意外と感情的な奴だったわね」
なのはが立ち去り、移動の支度をするシャナはぽつりとそんな事を漏らしていた。
「感情的? あれのどこがだよ、機械よりも冷たかったじゃねーか」
その言葉に双葉は苛立つ。双葉から見たなのはの印象は『ひどい奴』だった。
人の心をなんとも思わないひどい奴だ。
「冷たいし、乱暴だし、それに傷付いた友達を放って来るなんてぜったい許さねえ」
「私達にその友達を助けてくれと言ったのもあいつよ」
「そりゃそうだけど……放ってきたのもあいつなんだろ」
どんな理由があったって、傷付いた友達を放っておくなんてやって良いはずがない。
それもこんな危険な島で。
「それがおかしいのよ」
しかしシャナは指摘する。
「あいつは冷静に、そして合理的に物を考えているわ。観察力も判断力も高い」
それは言うまでもない事だ。
紫穂とシャナの戦いの直後を見て即座にシャナに殺意が無い事を見抜き、
更に事前情報とは容姿が違う上に初対面の相手が誰かを、経緯や状況から即座に推測した。
そして紫穂を操ったと見られる危険な武器を、ある程度利用できると判断し提案した。
力を消耗したから夜中は隠れて回復するという方針にも冷静さが垣間見える。
「挙げ句に死ぬのと比べれば心が壊れる事なんて大した事じゃない、とまで言い切ったわ」
「それがどうしたんだよ」
噛み付く双葉に、シャナは言った。
「それじゃどうして、あいつはその友達を置いてきたのよ」
「…………え?」
双葉はぽかんと口を開けた。
確かになのはがした事はひどい事だろう。こんな島で傷心の友達を放って行くなんて最低だ。
だから双葉は怒った。
それを冷徹な思考の末に出された結論だと思い、許せないと罵った。だけど。
「本当に冷静なら、無理にでも一緒に居ればいいでしょう?
 相手の都合なんて考えず、心がどうなろうと関係無く、命だけを守ればいい。
 足手まといになるからとしても、どこかに隠れて休むなら連れて行った方がマシね。
 最悪ばらばらに逃げれば囮にはなるわけだし。
 逆に心底完璧に友達を見捨ててどうでも良いと思っているなら、私達に助けを求めたりしない」
なのはのアリサに対する答えは、冷徹で合理的な思考ではない。
「筋が通ってないのよ、あいつの行動は」

そしてシャナは知っている。
合理的で冷静に、ただ機械のように忠実に使命を果たし続けるはずだった自分を狂わせたもの。
それは言葉にして認めたくはないが――恋愛感情であり。広義の言葉で言うならば感情全般だった。
強い感情は理性を狂わせる。
それはつまり逆に言うと、こういう事だ。
「行動に矛盾が有るのは感情で動いた証よ」
感情のみが合理的かつ理性的な思考に矛盾する判断を差し挟む。
「あいつがどういう理由で友達を置いてきたのかまでは判らないわ。
 でもあいつはまだ、たまに理性より感情を優先して行動する位には感情的なのよ」
シャナははそれ以上踏み込まず、素っ気ない言葉で話を終えた。

そして双葉は思い出した。
つい先程、双葉となのはが初めて出会った廃病院のお手洗いで有った事を。
なのはは洗っていた。手なんて見えもしない暗闇の中で、ただただ手を洗い続けていた。
手が擦り切れ血が吹き出ても手を洗い続けていたのに。
双葉はそれを見て、怖いと思った。理屈に合わない、全く理解出来ない行動に恐怖を覚えた。
だけどあれが感情から出た行動だというのなら、それはどんな感情から出たのだろう。
あんなに冷静で合理的な判断をする人間があそこまで筋の通らない行動をするなんて、
一体どれほど痛切な感情が噴き出していたのだろう。

407 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/04(日) 23:54:22 ID:RuvGrxn8
 

408 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/04(日) 23:54:46 ID:Z2MOx/53
 

409 :大した事じゃない(後編)(4/11) ◇CFbj666Xrw(代理):2007/11/04(日) 23:54:59 ID:8SrNxDBs
「……謝らなきゃ」
だから自然とその言葉が口をついた。
「高町なのはに?」
「そうだよ。あたし、あいつにひどい事を言ったから……謝らなきゃいけない。
 それから一発か二発くらい殴らせて……謝らないと!」
「あいつが生存の為なら心が壊れるなんて『大した事じゃない』と言ったのは変わりないのよ?
 おまえはその事に怒っていたんでしょう」
「それでも! ……あたしは誤解して言い過ぎてたから、その分は謝るんだ」
「無理ね」
だがシャナはそれを冷たく否定する。
「時々筋が通らない判断をしてるといっても、あいつは概ね合理的に行動しているのよ。
 隠れる場所も理性に基づき判断し、捜しても姿を見せないはずよ。おまえではもう見つからない」
「でも!」
それでも諦めきれない双葉に対して、シャナは軽く双葉の腹を叩いた。
「痛ぅ!?」
「大体、おまえは怪我してる事を忘れたの? なのはにも手加減して止められたのに。
 ちょっと走る位なら大丈夫みたいだけど、動きすぎると傷が開く。
 一人で行動なんて出来るわけないじゃない」
思い返す。なのはがしたのは髪をひっぱるのと、力を調節してシャナに向けて投げるだけ。
小太郎から双葉の怪我の事も聞いていたのだろうか。
どちらも乱暴には違いないが、傷に障る事の無い処置だった。
シャナは続けざまに状況を指摘する。
「大体、紫穂の事はどうするのよ。アリサっていう子は?」
「………………」
紫穂は置いていけない。高町なのはの友達だというアリサを捜さないといけない。
「言っておくけど、私は十八時のリリスを諦めたわけじゃないわ。行くつもりよ。
 その途中で時間の許す範囲、アリサを捜して保護するだけ。
 ……コキュートスも回収に迎えるなら行きたいけど、これだって時間が無ければ後回しよ」
それはつまり、シャナはなのは捜しなど付き合うつもりはない。
「足手まといを何人も抱え込む余裕なんて無いわ。
 少なくとも戦いになったら、意識の無い紫穂を守ってなんていられない。
 おまえが付いてくるにせよなんにせよ、紫穂の面倒はおまえが見るのよ
 怪我人とはいえ、私は双葉に足手まといと避難する位は期待してるんだから」
シャナの言葉は双葉を完全に封じ込んだ。
双葉は、なのはを追えなかった。
「判ったわね」
双葉は悔しげに頷いた。

     * * *

場面は移る。
シャナ達やなのはが居る島北西の森から、遥か東。
G-5からH-5に跨るシェルターの一室で、一人の少年が作業に耽っていた。
トマだ。
焼け落ちた参號夷腕坊の傀儡糸を修理するのがその目的である。
トマが代用品として選んだのはカーボンファイバーだった。
硬質なこの繊維は主にプラスチックを強化する為に使われる。
その強度、摩擦係数の小ささ、対摩耗性の高さは傀儡糸の代用として打って付けだ。
ただ一つ欠点が有ったとすれば、それは加工がしにくい事だった。
「ふう。まさか布から糸にばらすのにこれほど苦労するとは思いませんでしたよ」
傀儡糸を修理するには当然布状から糸状にばらす必要がある。
しかしカーボンファイバーは極めて強固で、生半可な刃物など通さないのだ。
それはそれで有用な特性なので防具を作るのに役立つと思い別に残したが、
本命の糸状への加工には随分と手こずっていた。
なんとか熱に弱い事に気づかなければ、この素材を傀儡糸に使うのは諦めていたかもしれない。

410 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/04(日) 23:55:16 ID:RuvGrxn8
 

411 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/04(日) 23:55:19 ID:TU5eqJfz
支援

412 :大した事じゃない(後編)(5/11) ◇CFbj666Xrw(代理):2007/11/04(日) 23:55:47 ID:8SrNxDBs
「でもこれでようやく修理を始められそうです」
トマはふぅと一息を吐いて伸びをすると。
「その前に少し気分転換でもしますか」
気分転換にシェルターを探検してみる事にした。
気になるのはあのずらりと部屋が並んだ通路だ。あそこにはきっと何かがあるに違いない。
何時戻るか判らないはやてやアリサを待たずに調べておいたって良いだろう。
「…………モンスターが居たりなんて、しませんよね」
トマは麻酔銃を右手に握ると、おっかなびっくりシェルターの探険を始めた。

     * * *

彼女はそっと息を潜めていた。
機械の隙間に身を隠し、ゆっくりと傷の再生を待っている。
(本当に散々だったわ)
何時間か前、のび太に散々追いかけ回された白レンだ。
あれからしばらくして忌々しい子豚化は解けたものの、派手に動く気にはなれなかった。
そもそも半日近く前に受けたダメージがまだ治癒しきっていないのだ。
仮にも人でなき者として情けない体たらくである。
(イシドロを使い捨てて逃げ延びたのはいいけど、その状態で追いかけっこなんてつくづく運が無いわ。
 殺害数も増やせなかったし、傷を治すならご褒美を狙うよりもう休んでた方がマシかしら。
 ……もう、どうしてこう上手くいかないのよ)
ガリガリと木の板(近くの森から持ち込み)で爪を研いで苛立ちを発散する。
白レンは今、白猫の姿を取っていた。人が入れないような狭い隙間に隠れるためだ。
もうすぐ夜が来る。多くの人間達が眠りに就くであろう夜の闇がやってくる。
子供達が夢の中に無防備な心をさらけ出し眠る時間。
それは夢魔である白レンにとって最も有用な時間と言って良い。
相手が自発的に眠っているなら、エーテライトを使っても使わずとも夢に干渉する事は容易いだろう。
上手くつけ込んでイシドロのような手駒を作る事が出来れば重畳。
たとえ失敗した所で、夢魔の力で夢に干渉している状勢なら殺害も容易のはずだ
それに備えて少しでも休み、体力を回復しておきたかった。
だから白レンは子豚化が解けた今も白猫姿で、森の奥の工場に隠れて体を休めている。
(子供達が寝静まる時間になったら、獲物を捜しに……)
じりりりりりん。
「ひゃ!?」
突然の音に思わず無様な声を上げた。
すぐにハッと冷静になり、物陰から周囲の様子を窺う。
じりりりりりん、じりりりりりんと音を立てているのは電話だった。
その電話は部屋の一部としてさり気なく、風景に調和して存在していた。
(……何よ、驚かせて)
腹立たしい気持ちと共に少し興味が湧いた。この電話は何処の誰から掛かってきたのだろう?
おそらく島の別の場所に居る誰かのはずだ。上手く話せば何かしら情報を聞き出せるかもしれない。
それにきっと、この機会は貴重だ。
電話は島中に点在しているのかも知れない。だが電話した時、相手が居る可能性はそう高くない筈だ。
丁度その時間、その建物の電話の近くに居なければならないのだから。
それ以外の時に電話を見つけても意味の無い物にしか思えまい。
(電話の向こうは何処の誰かしら)
白レンはゆっくりと鳴り響く電話機へ近づいていく。
……その背中に、影が差した。

     * * *

「…………出ませんね」
トマは受話器を手に考え込んでいた。
予想通り、あの通路に並んでいた部屋の中には寝室以外の部屋が存在した。
幾つ目かの部屋を開けた所でトマが見たのは、たくさんの機械装置が設置された部屋だった。
そういうよく判らない道具が大好きなトマは、当然のように目を輝かせてそれを弄り始める。
しかし当然の如くその大半は見ただけで理解できる代物ではなかった。
その中で一つだけすぐに理解できたのは――通信装置。

413 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/04(日) 23:56:10 ID:RuvGrxn8
 

414 :大した事じゃない(後編)(6/11) ◇CFbj666Xrw(代理):2007/11/04(日) 23:56:35 ID:8SrNxDBs
トマの世界には、ミカカ草という電話のような機能を持つ不思議な草が有った。
通信装置はそれによく似ており、更に魔技師であるトマにはその使い方を大体理解できたのだ。
通信装置がボタン一つで島の各施設への直通回線を開ける親切設定だった事も幸いした。
「多分、使い方はこれで正しいと思うんですけど……」
だからといって必ずしも相手が出るとは限らない。
試してみたのは[A-3:ファクトリアルタウン]への直通回線だが、誰も居ないのだろうか。
トマはしばらく呼び出し音を聞いて待ち続け……がちゃりと、受話器を取る音がした。
「もしもし?」という声が受話器の向こうから聞こえる。
トマは思わず、ぱあっと笑顔を浮かべていた。

「もしもし、そこはファクトリアルタウンですか? 僕はトマといいます」
(場所は……言わない方が良いですよね)
思わずシェルターという居場所まで即座に言い掛かって自省した。
電話の相手が何者かも判らないのだ、もっと慎重に対応した方が良い。そう思いながらも言葉が弾む。
「はい、トマといいます。ところであなたはどなたでしょう? ……“白”さん、ですか? はい、判りました」
なにせ情報が貴重なこの島で、会った事も無い相手と情報交換が出来るのだ。
トマにとってこれほどありがたい話は無い。
「それで“白”さん、情報交換をお願いできますか?」
だから慎重に慎重にと思いながらも、楽しげに言葉を交わす。
受話器の向こうの相手も同じ目的と同じ想いを抱いてくれるといいなと思いながら。
「僕の目的ですか? 僕の目的は仲間を集めて、この島を脱出する事です。
 だから得たい情報は、この島を脱出するために必要なものですね」
トマは弾んだ声で情報交換を進めていった。

     * * *

白レンは人の姿に戻って電話の受話器を取ろうとした。
だがその直前に、耳がぴくんと立つ。物音を耳にしたのだ。
ゆっくりと後ろを振り返るとそこには、夕日を背に一人の少女が立っていた。
「にゃあ!?」
慌てて物陰に飛び込み姿を隠す。ごく普通の猫の鳴き真似おまけ付き。
(こいつ、いつの間にっ)
まだ多少の距離は有ったが、電話に気を取られた為に接近に気付くのが遅れて危ないところだった。
もう少し遅れれば人の姿に戻り電話を取るところを見られていただろう。
そうなれば猫のふりが出来ないのはもちろん、参加者として確実になる。下手をすれば襲われるかもしれない。
白レンはそれを嫌い、猫のフリをして隠れ続ける事にした。
少女はそんな白レンを目で追い隠れ場所を見つめていたが、しばらくしてゆっくり電話に近づく。
そして受話器を手に取って、言った。
「もしもし?」
すぐに返事がある。
『もしもし、そこはファクトリアルタウンですか? 僕はトマといいます』
「トマ……?」
電話の向こうからの声を聞き、少女はオウム返しに呟いた。
『はい、トマといいます。ところであなたはどなたでしょう?』
少女は少し口を噤む。
それから物陰に潜んだ白レンに目をやって、言った。
「……“白”だよ。そう呼んで」
『“白”さん、ですか? はい、判りました』

当然、白レンは猫の鋭敏な耳を立ててその会話を聞いている。
(へえ。なんだか面白い事になってるみたいね)
白レンは物陰から少女を見つめて思索する。
彼女は“白”という明らかな偽名を名乗った。直前に見た白レンから連想した即興だろう。
この状況で偽名を名乗るのはそうおかしな事ではない。
電話の相手が信用出来るかは判らないし、その上に電話の相手はここが何処か判っているようだった。
誰が何時何処に居たかなんて信用できない相手には教えたくない。
しかし少女は電話を取る前ではなく、電話の相手の名前を聞いた後に偽名を使う事にしたらしい。
それはつまり、トマという電話の相手には特別、自分がここに居ると知られたくない事を意味している。
互いに声を聴いただけでは判らない相手だというのにだ。

415 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/04(日) 23:56:52 ID:RuvGrxn8
 

416 :大した事じゃない(後編)(7/11) ◇CFbj666Xrw(代理):2007/11/04(日) 23:57:36 ID:8SrNxDBs
『それで“白”さん、情報交換をお願いできますか?』
「うん、良いよ。でもその前に……トマ君は何を目的に、どんな情報が欲しいの?」
『僕の目的ですか? 僕の目的は仲間を集めて、この島を脱出する事です。
 だから得たい情報は、この島を脱出するために必要なものですね』
あっさりと返る素直で真っ直ぐな答え。
“白”は誰にともなく頷くと、懐から一束の紙を取りだした。
「そう、それじゃこんなのはどうかな。
 このファクトリアルタウンに遺されていた、ある参加者による研究メモみたいだよ」
『誰かが残したメモ? どんな内容ですか?』
「大まかな所は『この島の何処か見つけられる場所に、島の動力炉が有るはずだ』という物でね……」
“白”を名乗る少女は語る。泉光子郎という少年が残した、この島に関する推測を。

(……退屈ね)
白レンにとってはあまり面白くない話だった。
そもそもこのゲーム盤を破綻させようというのは白レンの望むところではない。
しかし“白”とトマを止める必要が無い事も判っていた。
(どうせ辿り着く事は無いだろうし)
ジェダには首輪の爆破という切り札が有る。
首輪を外せない限りゲーム盤が覆る事はないし、恐らく外す事も困難だ。
ゲーム内に何らかの監視を用意している可能性だって高いだろう。
このゲームに乗っている白レンにとっても不愉快な事だが、ジェダは手強いのだ。
だからその後に続く会話も大して気にしないで聞き流す。

『ふむふむ動力炉ですか。興味深いですね』
「トマ君の方にはそういう物はあるかな?」
『有るかもしれませんけど、見て判るか正直自信無いです』
“白”はその答えを予期していたように気にも止めなかった。
「じゃあ……首輪について、何かわかるかな?」
『す、すみません。調べたいんですが、まだ。せめて現物が手に入れば良いんですが、手に入れる方法が……』
誰かを殺すか、死体から剥ぐ。トマはそれをはっきりと言えずにいた。
つまりトマは今の所、そのくらいに善良な思考をする人間なのだ。
『情報交換を持ちかけたのにこんな調子ですみません』
ぺこぺこと低姿勢な様子が受話器の向こうからでも伝わってきた。
「ううん、良いよ。それじゃここに連れて来られた人の中で、トマ君の知り合いは誰かな?
 もしかしたら何か力になれるかもしれない」

(ふうん、これみたいね)
白レンは会話に意識を向ける。
“白”と名乗る少女は確実にトマに仲間が居るような言い方をした。
『僕の知り合いですか? 勇者さん――えっとニケさん、それからククリさんにジュジュさんです。容姿は……』
「ニケ君なら知ってるよ」
果たして少女はその答えを用意していたかのように話し出す。
「学校に居た人達に聞いたんだけれどね。彼なら島南西の山岳地帯から、島の中央付近に向かっているはずだよ。
 何人かの仲間と一緒にね」
『本当ですか! 流石は勇者さんだ』
受話器の向こうから聞こえる声は嬉しげだった。喜びと満足と、未来への希望に満ちていた。
「どうするの。お友達なんでしょう、行ってあげたら?」
『いえ、今すぐというわけには……少し修理している物も有りますし、仲間もその内に帰ってくるでしょうから』
そして穏やかな安心を秘めていた。
「そう、仲間が居るんだ」
『はい、そうです。あ、お話しましょうか。僕は情報を貰ってばかりですし』
“白”は少しだけ沈黙して、それから言った。
「じゃあ……そうだね。危険人物も含めて、トマ君がこの島で会った人達を順番に教えてもらおうかな。
 何時何処でどんな風に会ったのかも加えてくれると嬉しいな」
『はい!』
元気な返答と共に、トマは話しだした。
本当に明るく、未来への希望に満ちた声で話を始めた。

417 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/04(日) 23:57:37 ID:RuvGrxn8
 

418 :大した事じゃない(後編)(8/11) ◇CFbj666Xrw(代理):2007/11/04(日) 23:58:30 ID:8SrNxDBs
『まず最初に遭遇したのは、どうやら殺し合いに乗った人だったようです』
一人目の情報は敵のものだった。
『時刻は朝方の開始直後で、場所は……F−4の森ですね。
 耳が動物みたいな耳をした女の子です。そういえば尻尾も有ったかな?
 自分の事をアルルゥって言ってました。最初は僕が敵と誤解されたんだと思ったんですけど、
 誤解だと言っても、元の世界に帰るって不思議なモンスターを二種類も呼び出して攻撃してきたんです』
続けてそれらのモンスターについてや、少女の詳しい外見についての説明が続く。
“白”は地図を広げてF−4の森を確認する。……現在地からは、遠い。
『それでなんとか生き延びたんですけど、毒にやられて死にそうになって。そこを助けてくれたのがトリエラさんです』
「…………トリエラさん、だね」
“白”の相槌には若干の間があった。だけどトマがそれに気付くことは無い。
『はい、毒消しを貰って助かりました。お返しにナイフに鞘を作ってあげたんです。結構器用なんですよ、僕』
「時間と場所は?」
『かなり大体ですけど……8時から9時頃でしょうか。10時という事は無いです。場所は変わりません』
「どういう武器を使うようだった?」
『ナイフとそれから……銃、というものみたいです。シグと言ってたと思います』
少女の指が地図をなぞる。F−4から島の北西部、B−2周辺に。
受話器の向こうにも届かない微かな声で呟く。
「16時頃にこうなら、向かったのはまず西。それなら10時か11時頃は…………」
指をF−4に戻す。そこから再び、ゆっくりと指を西になぞる。森を抜けて島の中央付近の学校へ。
――辿り着く前に指を止めた。
指は森と学校の間、E−4エリアを指して止まっている。
「ナイフと拳銃…………まさか、ね」
呟きは小さい。
『“白”さん? ……どうかしたんですか?』
「ううん、なんでもないよ。気のせいだから」
少女は地図から指を上げた。その表情からは如何なる感情を読みとることも出来ない。
『気のせいですか? それなら良いんですけど』
「それより話の続きをお願い」
『あ、はい。わかりました』
トマは再び話し出す。

『その時、トリエラさんには首輪の外し方と島からの脱出手段を宿題にされたんですけど……
 はは、知っての通り殆ど進んでないんです。これじゃトリエラさんに顔向け出来ませんね』
申し訳なさそうな苦笑いが受話器から聞こえる。
「仕方ないよ、それは難しい宿題だもの」
『すみません。それでトリエラさんと別れた後ですが、少し南に向かいました。
 えーっと、あれはお昼過ぎ位でしょうか。F−5辺りの道路で……』
少女の指がゆっくりと地図を南下して、F−5の道路に差し掛かり。
『八神はやてさんと出会いました』

――ピタリと、凍り付くように指が止まった。

     * * *

419 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/04(日) 23:59:06 ID:RuvGrxn8
 

420 :大した事じゃない(後編)(9/11) ◇CFbj666Xrw(代理):2007/11/04(日) 23:59:32 ID:8SrNxDBs
トマは思い返す。あの時の出会いを。
あれはきっと幸せな邂逅だった。
一時期は人を殺して生き残ろうか思い悩んだトマと、一時的にそう思い悩んでいたはやて。
トマはあの悩みが有ったから、はやての悩みを僅かながら一緒に背負えたのだと思う。
はやては悩みを自分から告白してくれたが、同じ経緯が無ければトマははやてを怖れていたかもしれない。
「はやてさんは凄く落ち込んでいて……でもしばらく話して悩みを明かしたりして、すぐに仲良くなれました。
 それで、一緒にがんばって前に進もうって」
アルルゥに殺されかけたのが逆境なら、トリエラと出会った事は転機。
そしてはやてとの出会いは、本格的な未来への前進だったと思う。
「その後、レックスという少年に襲われて……はやてさんが居なければ殺されていたと思います。
 更に不気味なヒナっていう人形も襲ってきて、レックスには凄い魔法を撃たれて……本当に絶対絶命でした」
『………………』
ヒナという人形がジュジュの名前を喋っていた事は気になる。だけどトマは今、それをしまい込む事にした。
“白”には関係が無いだろうし、それにこんな希望に満ちた話をするのだから。
「でもはやてさんがレンという子から託さ……渡して貰った」
少し湿っぽくなりそうな事も今だけは置いておいて。
「武装錬金という物を使って――ヘルメスドライブって言うそうです。
 それではやてさんと僕は、はやてさんの知り合いのアリサさんの所に転移したんです!
 あれは本当に凄いです。あんな危機から一気に仲間の居場所に行けるなんて」
『…………そう。すごいね』
トマはひたすらに、聞いた人に元気が出そうなとびっきり明るい話を続けた。
「はい! アリサさんも怪我はしてたけど無事で、3人のチームを結成……じゃない。
 アリサさんの持っていた杖の、カレイドルビーさんと3人と1本のチームを結成できたんです。
 それでその場所の、僕の今居るシェルターを探索したり、ご飯を食べたりしたんです。
 この時、はやてさんがチキンカレーを作ってくれたんですけどこれが本当に絶品で。
 いつか機会が有ったら“白”さんもごちそうしてもらいましょう。すごく美味しいんですよ」
『…………そう、だね』
「それで、それでですね」
夷腕坊に乗る誰かと戦った事も割愛。そもそも何も判らない。
「少し前にそのヘルメスドライブっていう武装錬金がまた使えるようになったんです。
 だからはやてさんとアリサさんにはお友達に会いに行ってもらいました。
 高町なのはさんの所です」
『――――――っ』
トマは気付かない。
「今頃はみんなで笑いあってるだろうなあ。うーん、なんだか羨ましくなってきそうです。
 そうそう、はやてさんは凄い魔法使いなんですけど、なのはさんも魔法使いで戦闘ではもっと強いそうです。
 アリサさんもカレイドルビーという杖のおかげでとっても強くて。
 こんな人達が三人揃ったらもう怖い物無しですよね」
『………………』
トマは何も知らない。
「他にもはやてさんには、家族のヴィータさんや親友のフェイトさんって人も居て、
 この人達も殺し合いに乗るような人じゃなくて、その上にやっぱり凄く強い魔法使いだそうです。
 この島には、ゲームに抵抗するとっても強い魔法使いの人がこんなにたくさん居るんですよ。
 もうほんと希望が持てそうです」
『…………そう』
トマには想像すらできない。
「勇者さんも仲間を集めて行動してるみたいですし、はやてさん達もそれと合流しているかもしれませんね。
 このシェルターに帰って来る頃には凄い対主催の集団が出来てますよ、きっと!
 そしてみんなでジェダを倒して、みんなで生きて帰るんです」
『……そうだね。それはきっと……素晴らしい未来だよ……』
「はい!」
トマに出来たのは、ほんの少し気にする事だけだ。
「あの……ところで“白”さん?」
『…………なに?』
気付くまでは届かない、ほんの少しだけ気になったこと。
「なんだか元気が無いみたいですけど……どうしたんですか?」
『………………』
返事は短い沈黙の後だった。

『…………大した事じゃないよ』

421 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/04(日) 23:59:41 ID:RuvGrxn8
 

422 :大した事じゃない(後編)(10/11) ◇CFbj666Xrw(代理):2007/11/05(月) 00:00:22 ID:8SrNxDBs

     * * *

「それじゃもう切るよ、トマ君。……また明日ね」
『あ、はい。また明日!』
少女はゆっくりと、震える手で受話器を置いた。
――長い、静止。
…………そして。



“白”を名乗った少女は、膝から床に崩れ落ちた。

やがて唐突に、口を開く。
「フェイトちゃんは殺されて、ここに眠り目覚めない」
呟きをもらす。
「はやてちゃんはわたしが殺してしまったし」
嘆きを詠う。
「ヴィータちゃんは、はやてちゃんの死によって消えていく」
哀しみの歌。
「アリサちゃんは生きているけど、心はわたしが壊してしまった」
虚無へと続く旋律は。
「わたしの指は、可笑しなくらいに血に濡れて」
高町なのはの心を絡めとり。
「輝く未来は…………何処に……有る…………?」
奈落の底に堕ちていく。

     * * *

(へえ……そういう事)
白レンは大まかな状況を類推した。
目の前の少女の正体など色々な事を。
(高町なのは。それがあなたの名前なのね)
フェイト、はやて、ヴィータ、アリサと並ぶ名前はそれだけだ。
八神はやては高町なのはの元に転移し、しかしそこで何かが有った。
結果として八神はやては死に、一緒にこの近くに転移したアリサも心を壊した。
事件の詳細は判らないが、要素を組み合わせると概ねそんな所だろう。
そして高町なのはは、心に深い傷を負った。
(それにトマという奴は、こいつを極めて戦闘力の高い魔法使いだと言ったわね)
“魔法使い”という単語は白レンの世界において特別な意味を持つ言葉だが、
これは世界も術式の体系も違うならそれほどアテにならない。ちなみに通常は“魔術師”と呼ぶ。
しかし白レンの世界に置ける魔法使いに当てはまるにせよしないにせよ、なのはは間違いなく力を持った魔術師だ。
(この近距離で注意すれば確かに感じる。今は魔力が枯渇しかかってるけど、こいつとんでもない魔術回路持ちね。
 マナを集めるスキルでも有るのかしら、魔力の回復速度も人間にしては規格外じゃない……)
マナとは白レンの世界の魔術用語で、生物体内のオドに対して世界に満ちている魔力の事を指す。
纏めてしまえば周辺に充ちる魔力を吸って自らの力を回復する事だ。
(この調子じゃ一晩しっかり寝れば膨大な魔力が全快する。全くもって化け物ね)

423 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/05(月) 00:01:52 ID:RuvGrxn8
 

424 :大した事じゃない(後編)(11/11) ◇CFbj666Xrw(代理):2007/11/05(月) 00:02:04 ID:8SrNxDBs
「…………まだ。この部屋じゃ、ダメ……」
白レンの視線の先で、高町なのはは全身に力を篭めて起きあがった。
幽鬼のようにおぼつかない足取りで、それでも転ばないようにしっかりと壁に手を付けて歩き出す。
「休まなきゃ……放送を聞いてそれから……見つからずにゆっくりと眠れる部屋に……」
高町なのはは恐らくその為にこの工場・ファクトリアルタウンを訪れたのだろう。
白レンは白猫の姿のままそれに追随した。
なのはは一度だけ白レンを振り返る。それだけで視線を外して、またゆっくりと歩いていった。
(でも最低限の警戒はされてる。話通りだわ)
なんとなくだが確信がある。喪心状態とはいえ、おそらく普通の奇襲など通じまい。
ここまで心がボロボロの状態でも、休む場所と時間を選ぶ理性は未だ健在なのだ。
といっても勿論、白レンもここまで魔力が枯渇した相手に負けるとは思わない。
奇襲が出来なくとも力の差で叩き潰す事は容易だと考えている。
それをしないのは単にローリターンに挑む必要性を感じないだけだ。
「……ジェダを倒して……生きてる人だけでも逃がすために……生きなきゃ……戦わなきゃ…………!」
高町なのはは進もうとする。
もう未来などないというのに。
希望など無い事を知っているのに。
進んでも何も得られない事を知っているのに。
最早その瞳に輝きは無く、全ては破綻し砕け散り、目的も理由も意味も価値も何も無いのに。
………………。
(これはきっと、最高の獲物だ)
白レンは企む。
なのはの強大な魔力は尽き果てて、抵抗力など残っていない。
だけど一晩眠れば全快し、強大な魔力を取り戻すだろう。
(夢の中で心を支配してしまえば、その力が全て私の為に振るわれる)
操る事など容易い。
少女の心は無数に傷付いているのだから。
友達を殺され、殺し、終わらせ、壊した負い目に苦しんでいるのだから。
だから――。

(その負い目、じっくりと可愛がってあげる)

――白い夢魔は密やかに笑った。

425 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/05(月) 00:02:17 ID:H6BxJ7e5


426 :大した事じゃない(状態表)(1/2) ◇CFbj666Xrw(代理):2007/11/05(月) 00:03:09 ID:t333nBh4
【B-3/廃病院/1日目/夕方】
【廃病院組】
【シャナ@灼眼のシャナ】
[状態]:しろがね化
[装備]:マスターソード@ぜルダの伝説(重量感あり、使えない事は無い)
[道具]:支給品一式(水少量、パン一個消費)、包帯、ビュティの首輪
[思考]:
第一行動方針:途中でアリサを捜しつつ、急いで18時までにB-7のタワーを目指す。
第二行動方針:出来れば山岳地帯から中央に向かっている山小屋組と合流したい。
基本行動方針:ジェダを討滅する。自動人形(と認識した相手)は、全て破壊する。
[備考]:義体のトリエラ、及びロボットのリルルを自動人形の一種だと認識しました。

【吉永双葉@吉永さん家のガーゴイル】
[状態]:腹部の銃創と胸部の刺傷は塞がったが、激しい運動は禁物。全身に打撲や擦り傷。
[服装]:血のついたオーバーオール、腹部にカラフルな包帯。
[装備]:メガネ@ぱにぽに、コキリの剣(泥がついている)@ゼルダの伝説
[道具]:基本支給品一式(水少量、パン一個消費)、ショックガン@ドラえもん、きんのたま@ポケットモンスター、包帯
[思考]:気絶している間、紫穂の面倒を見る。アリサを捜したい。
第一行動方針:今のところ、シャナに付いていく?
第二行動方針:梨々と合流
基本行動方針:このふざけた殺し合いを終わらせ、脱出する

【三宮紫穂@絶対可憐チルドレン】
[状態]:気絶、邪剣による精神汚染&能力の残留は不明
[装備]:ワルサーPPK(銀の銃弾7/7)@パタリロ!、七夜の短刀@MELTY BLOOD
    スクール水着@魔法先生ネギま!、全身黒タイツ@名探偵コナン
[道具]:支給品一式×2(水少量、パン一個消費)、デスノート(ダミー)@DEATH NOTE、血濡れの庭師の鋏@ローゼンメイデン、包帯
[服装]:スクール水着の上に全身タイツを重ね着
[思考]: 気絶中。
第一行動方針:???
第ニ行動方針:誰も信用しない。状況に応じてステルスor扇動マーダーor対主催のどのスタンスもとれるように構えておく
第三行動方針:利用できそうな仲間を探す
基本行動方針:元の世界に帰るためには手段を選ばない。自分の安全は最優先。
[備考]:サイコメトリーを駆使し以下のことを知りました
1、神社で起こったコナン&ネギ&リリスの遭遇について、支給品を透視して大まかに把握しました。
  先入観による勘違いあり。
2、廃病院内部で起こった事態について客観的に把握しました。
  表面的に透視していたので、会話以外の細かい部分は見落としている可能性あり。
3、庭師の鋏を透視して、これがブルーの支給品でなかったこと、また動く人形の存在を把握しました。
4、モニュメントで起こった出来事について、神楽の死体を透視することで把握しました。
5、蒼星石が棺を運んでいる姿を、森の中を透視して目撃しました。


427 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/05(月) 00:03:25 ID:t1xXavFB
 

428 :大した事じゃない(状態表)(2/2) ◇CFbj666Xrw(代理):2007/11/05(月) 00:03:53 ID:t333nBh4
【A-3/工場/1日目/夕方】
【白い魔】
【高町なのは@魔法少女リリカルなのは】
[状態]:魔力枯渇寸前、軽度の耳鳴り・聴覚への衝撃による頭痛、
    孤独感、全てに対する絶望、理性と狂気?
[装備]:ミニ八卦炉@東方Project、クロウカード×1(翔)@カードキャプターさくら
[道具]:
[思考]:――――
第一行動方針:回復の為に休憩。放送を聞いた後は睡眠。
基本行動方針:ジェダを倒して生き残りで脱出?

【白レン@MELTY BLOOD】
[状態]:白猫状態、腹部に中ダメージ(回復中)、軽度の疲労、体の所々に擦り傷
[装備]:エーテライト×3@MELTY BLOOD
[道具]:支給品一式、ころばし屋@ドラえもん、小銭入れ(10円玉×5、100円玉×3)
[服装]:白猫状態。元の姿に戻れば、いつもの白いドレスになる。
[思考]:放送を聞いて、こいつ(なのは)が眠りに就いて……それからね。
第一行動方針:なのはが眠りに就いたら夢に干渉し心を支配、操り人形にする。
第二行動方針:ご褒美は欲しいが、傷を治す以外でも良く、特に急がない。
第三行動方針:機会が有ればレンについて情報を集めたい。べ、別にレンが気になるわけじゃないんだから。
基本行動方針:優勝して志貴を手に入れる。


【H−5/シェルター地下/1日目/夕方】
【トマ@魔法陣グルグル】
[状態]:健康。アズュール使用で少し疲労。
[装備]:麻酔銃(残弾6)@サモンナイト3、アズュール@灼眼のシャナ
[道具]:基本支給品、ハズレセット(アビシオン人形、割り箸鉄砲、便座カバーなど)、
    参號夷腕坊@るろうに剣心(口のあたりが少し焼けている) はやて特製チキンカレー入りタッパー
[思考]:“白”さんありがとうございます。……これからどうしようかな。
第一行動方針:参號夷腕坊の修理。
第二行動方針:他の参加者と情報と物の交換を進める。必要ならその場で道具の作成も行う。
第三行動方針:シェルターを本拠地に店を開けるか確かめる。
第四行動方針:情報と物を集め、『首輪の解除』『島からの脱出』の方法を考える。
第五行動方針:ジュジュの安否が気がかり。
第六行動方針:できれば『首輪』の現物を手に入れたいんだけど……無理かな?
第七行動方針:できれば、トリエラと再び会いたい。それまでは死ぬわけには行かない。
基本行動方針:ニケたちとの合流。及び、全員が脱出できる方法を探す。
※ハズレセットのうち、豆腐セット、もずくセット、トイレの消臭剤、根性はちまきを使用しました。
割り箸鉄砲の輪ゴムは、まだ残りがあります。

429 :◇CFbj666Xrw(代理):2007/11/05(月) 00:04:50 ID:t333nBh4
という事で最近判明した各地に電話が有るっぽい設定を絡めて対主催間で情報共有。
大集団が生まれてもそれはそれで面白いかな。多分書ける。南西のキャラはちょっと苦手だけど。
…………まあそういう話、だったはず。

約一名心理描写を伏せてご想像にお任せしますにしたキャラが居るので、
何処か説明不足が生じているかもしれません。
基本的に後から補足してもらう為ですが、おかしい箇所があればご指摘ください。



………と前後のお伝え事までメモっておいたらその分のレスでさるさん規制を喰らってしまった罠orz
まあどちらにせよ後編に入ってすぐに喰らっていたかもしれませんが……キリが良い所で規制されてしまいました。


(↑以上、後書き?も含めて代理投下終了)

430 : ◆CFbj666Xrw :2007/11/05(月) 00:10:46 ID:oJGLIIRj
日が変わってさるさん規制が解除されたようなのでこちらに。
代理投下ありがとうございます。助かりました。
ストップウォッチで一分間隔位で投下していたのですが、それでも少し短かったようです。
規制厳しい……。

431 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/05(月) 00:16:34 ID:2D3AnB1t
うわぁ……
たしかに対主催に有利に話が進んでいるはずなんだが、雰囲気が暗い、暗すぎる
読んでるとなんかもう救いようがない気がしてくるし

投下GJ

432 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/05(月) 00:17:08 ID:EZTuVI3/
投下GJ。単純に面白かった!
いや、魔装具持ちの双葉とか白レンの策謀とか美味しいフラグは色々あったけど、SS自体の面白さが際立ってた。
特に最後の電話会話のシーンは素晴らしい……。トマヒデェw

433 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/05(月) 00:25:17 ID:t333nBh4
どこもかしこも一息ついて、破滅的な終わりを避けてるはずなのに……。
トマの明るさがなぁ。なんともキツいよなぁ。
なのはが壊れきることすらできない、ってのがキツい。発狂でもできりゃぁまだ楽だろうに。
GJ。
しかし、この時点で既に、白猫さんに微妙なヘタレ臭がするような……?

434 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/05(月) 00:28:19 ID:t1xXavFB
GJ。代理の人も乙。危ういけどシャナ双葉紫穂は無事合流できたか。
情報交換も進んで俄然対主催有利になった、ように見えねー。
しかしTOS全滅した今、魔神剣見る展開になるとは思わなかった。
この島にいる中で紫穂だけだもんな、あんな使い方できるの。
そしてトマ、仕方ないとはいえ 空 気 読 め 。
グルグルの男共は両方とも致命的なところで空気を読まなくて困るぜ。
まだまだ徹底的になのはを落とそうとする666氏マジで人でなしだ(誉め言葉)
白レンのせいで、もうこの先なのはがクレス化する未来しか浮かばなくて戦々恐々だ…。

435 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/05(月) 00:30:29 ID:S1oh6Gcq
前半読んで対主催に風が吹いたかと思えば……
しかし悲劇を知らないトマの明るさとなのはの絶望があまりにも対照的すぎる
さて、なのはがどうなるかは白レン次第なんだけど……白レンヘタレ臭が漂ってる気がします

投下GJ

436 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/05(月) 00:40:44 ID:rpJcbTCm
投下乙

そして、


白レン逃げてーーーー!

たぶんその人には首輪で参加者だって気付かれてるよw


437 : ◆CFbj666Xrw :2007/11/05(月) 00:44:45 ID:P0+mJiGb
感想ありがとうございます。
概ね好評のようで良かった。

白レン、ヘタレ臭がそこまで出てしまったのは予想外w
別の臭いの方はあんまり出てないらしい。少し残念だ。
放送後だろうけど、次の書き手次第でなのはと白レンがどう転ぶか色々と決まりそう。
あとトマ……通信設備与えておいてなんだけど電話先にまともな奴が居ない気がするのは何故だ。

438 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/05(月) 00:59:30 ID:akYxe7WD
投下乙。
灼銀の討ち手カッコヨス

439 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/05(月) 01:45:52 ID:HDKj0pxe
白レン、ソレの危険性はイシドロの比じゃないぞ……

440 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/05(月) 02:23:05 ID:sd6b5bYs
なんつーかあれだ。
これでなのはが白レンに操られなかった場合、
笑顔の仮面@からくりサーカス(鳴海がつけてた奴ね)
が恐ろしく似合う気がするんだ。

441 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/05(月) 02:24:38 ID:eO/6nP43
重箱の隅をつつくようで申し訳ないんだが、ちょっと気になったので確認。

>>176-177の通り、現状はやてとヴィータとの関係は
「(転生機能が消滅した為)はやてが死んだら守護騎士は再生不能」
ということ・・・すなわち公式通りで問題ないですよね?

※ソースはA's SS03のTr.5中盤あたり

442 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/05(月) 02:32:30 ID:t1xXavFB
>>441
守護騎士システムの独立とその意味がなのはに伝わっていない可能性もあるから、
なのはが今回のように「はやての死=ヴィータの消滅」だと勘違いしているのはおかしくないと思う。
A's SS03のTr.5を聴いたことないから、ソースの時間がいつの話なのか俺には分からないけど。

とりあえず、はやてが死んでもヴィータの消滅にはならないはず。

443 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/05(月) 02:42:11 ID:S1oh6Gcq
StrikerSの時点じゃはやてが死んでもヴィータ達守護騎士は行動可能だと言われているな。
どっちみち半ば独立してるから消滅する事は無いはず。
リインTが消えたとき、確か切り離したんじゃなかったっけ。


444 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/05(月) 03:05:20 ID:eO/6nP43
なるほど。
確かに、時期を考えればいかようにも解釈できますし
>>442のように解釈するとしっくりきますね

夜分遅くの即レスに感謝します

※ ロワでの参戦時期はSS03以前でした 失礼

445 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/05(月) 06:37:03 ID:xcuXGsIY
GJ! 背中に鳥肌がたった!
なのはスゲェ。ちゃんと小太郎との約束守ってるのがスゲェ。
背負ってるものが重過ぎて、却って壊れられないんだなぁ。
そして白レンに死亡フラグが立った希ガスw
灼銀のシャナもカッコいいし、とにかくGJ! 待った甲斐があった!

重箱っぽくて申し訳ないが、気になったのが2点。
邪剣ファフニールが双葉の荷物から抜けてるのと、
のび太の現在地はB-3であってるのかな?

446 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/05(月) 07:51:18 ID:ec9y71bp
トマが知らず知らずのうちに言葉責めしとる……これは震える演出だなぁ
ほんとにLSなのはのいじめられっぷりは地獄だぜぇー、超GJでした

さてシャナにアリサ捜索フラグが立って、くぎみー女剣士の共演の可能性がw
自前の獲物もそこにあるし、アラストの場所も大まかに知ったし、
デメリットもあったとはいえ全快もできたし、シャナ的には順調…か?

447 : ◆CFbj666Xrw :2007/11/05(月) 09:12:15 ID:g8xUCfZJ
アニロワで議論になった時の

・本来ははやてが死ぬと(夜天の書に代わってはやてが魔力供給源なので)即時消滅。
 (ただし即時ではなくタイムラグは有るかも? 位で)
・ロワ内では主催者が弄っているため消える事なく、独立して行動できる。
・はやて含めて誰もその事には気づいていない。

と同じだと思って書いてました。
復元できないだけならちょっとミスったでしょうか。

あと双葉の状態表は修正スレにて修正。指摘ありがとうございます。

448 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/05(月) 10:07:52 ID:hYhb3JHf
白レンのヘタレ臭もそうだが
双葉の空回りっぷりもこの先面白いなと思ってしまった俺

何はともあれ投下乙

449 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/05(月) 12:02:48 ID:QA5qffVr
投下GJ
トマ…知らないってのは残酷だなあ
白レン…それはたぶん獲物じゃねえ。藪つついてるか虎口に飛び込んでるようにしか見えねえ

ところで、からくりあるていすとの機能美追求した傑作はシャナから見たら自動人形に見えるのか、それともからくり人形に見えるのか?

450 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/05(月) 12:44:52 ID:HDKj0pxe
>>445
あくまで不屈なとこに痺れるぜ

451 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/05(月) 15:13:53 ID:C2Blmlfc

トマもニケも状況を引っ掻き回すことに長けてるな
のび太にも微妙に活躍フラグがたったか

452 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/05(月) 15:31:03 ID:Xv6tLELH
投下乙&GJ!
トマ空気嫁w
首輪を外す手段を考えてる数少ない奴なのに殺意が沸いちまったぜ。

しかしホント、なのははこれからどうなるんだろうなぁ…
今更ながら学校で灰原が言った
「狂人とは理性を失った人の事ではない、狂人とは理性以外のあらゆるものを失った人の事」
って言葉がものすごい名言に思えてならないな。

453 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/05(月) 17:07:37 ID:C9y4QNrn
GJ
今のなのはって夢の中でどうこう出来るレベルじゃないよな。
白レンこのままだと……

トマが放送聞くの楽しみだ。

454 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/05(月) 18:14:50 ID:FCUgekcb
トマもだけどヴィータとかエヴァとかも気になるな

455 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/05(月) 18:35:48 ID:HiCUHUY0
つまり理性も奪ってしまえば、狂人ではなくなって万々歳、と

456 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/05(月) 19:27:06 ID:420bngaq
それただの廃人じゃないのか

457 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/05(月) 19:30:28 ID:EmtzsGDt
??「狂人!無敵!サイキョーン!!」

458 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/05(月) 19:30:57 ID:uXUpiH8a
カイバーマン帰れw

……ところで、放送って書かれてたっけ?

459 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/05(月) 19:50:14 ID:420bngaq
まだ書かれて無いよ、そろそろ大まかな形だけでも書こうか?

460 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/05(月) 20:41:27 ID:Xv6tLELH
>>455
現在約一名、そんな感じの人がいたような…
なんて言ったっけ、ほら、バットでガスガスやってた人。

461 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/05(月) 21:14:35 ID:akYxe7WD
>>460
ああ、人形のお人形さんね。
……小狼、お前だけは東に行ってやればよかったのに。

462 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/05(月) 21:16:57 ID:t333nBh4
放送放送って、前に早いぜって言われてからあんま状況動いてないんだが。

463 : ◆IEYD9V7.46 :2007/11/05(月) 21:33:29 ID:Y+CiuuoM
キルア、ニア、パタリロ予約します。
あとは山小屋と学校で放送に行くために必要な最低限のパートが埋まるのかな。

464 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/05(月) 22:55:52 ID:akYxe7WD
期待

465 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/05(月) 23:00:44 ID:PSqjBxU3
多分。贅沢言えばミミにもう一話くらい欲しい気もするがw
ニアvsパタの探偵対決(?)に激しく期待なんだぜww

466 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/05(月) 23:38:28 ID:xEWyTqYy
【全国】JKモデル撮影会を語れ【趣味の写真】
大阪の西中島にあるスタジオウイングで土曜日にやってる女子高生モデル
撮影会に行ってビクーリ!顔は普通だけどマジで超ミニ制服の女子高生だし、
キモヲタ風カメラマン達の「机に足をかけてよ」とか「よつん這いになってお尻
突きだして」とか普通しないリクに笑顔で応じてた。(名前はみなみちゃん。
超ミニスカの中は水色の本物綿パンだった)
極めつけは上下制服をゆっくり脱いでいっての下着撮影。
上は大人っぽいブラで漏れの好みじゃなかったが、最後に禿げヲタが発した
「パンティーずらしてみて!」の声に応えて、みなみタソがじらすようにパンツを
下げていくと、ヲタ達からもっともっとの掛け声。リボン付きの可愛いパンツから
ついに茂みが露出(手入れをしてないから?意外に濃い)、ここぞとばかりに
皆がシャッターを切る中、恥ずかしそうに上気したみなみタソの顔に漏れの息子が
耐え切れず、ズボンの中でドクンドクンと出ちゃったよ。

http://hobby10.2ch.net/test/read.cgi/auto/1190506874/

467 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/05(月) 23:44:06 ID:HDKj0pxe
というか追跡表見るとミミが途中で死んだとしか思えんw
上がなのはさんだから余計少なさが目立つな…

468 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/05(月) 23:54:48 ID:420bngaq
76話で退場してる丈と、171話現在生存してるミミ。
二人の投下数が一緒ってのも……まぁなぁ。

469 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/05(月) 23:56:19 ID:akYxe7WD
なのはどころか死亡済みの太一や光子郎より少ないんだぜ……
逆にキャラが立ったと言えなくもないがw

470 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/06(火) 00:05:40 ID:j0/FSMV3
勇気、知識、誠実と違って純真はあまりロワで役に立たなそうだしなあ
パラレルモンが乗り込んできたとか超展開しないと出番が来そうにないな

471 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/06(火) 00:21:12 ID:YPV2TG5l
ミミは、キャラ的に現状一人なのが痛いんだよ。
「仲間を心配したり強く気にかける」「その割りに、自分勝手な我侭言ったり皆に泣きついたりする」
って感じのキャラだから、単独だといまいち個性が発揮されない。
序盤に誰かそこそこ真面目風なキャラ(丈か光子郎ぽい感じの。トマとか)なんかと組んでれば、いいコンビが作れたと思うんだが……。

472 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/06(火) 00:35:57 ID:OdZ2z0CW
ミミは放送後ならワリと動かせそうではあるんだけどね

今は正直キツイ


473 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/06(火) 00:58:20 ID:yUJ6tysp
無事誰かに合流できるとしたら、小太郎か、トリエラ・リルル組かなぁ。

あ……なんか浮かんだ。浮かんだが、オレには書けんww

474 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/06(火) 01:03:37 ID:51SYb40V
北東の街か、そこを通過して南東の病院か。通り道にはシェルターもある。

475 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/06(火) 01:09:42 ID:SqFTPJBf
なんか北東と南西の町に人が集中しつつあるな
リリスを追ってタワーに集まる奴も多いようだし
タワーを禁止エリアにしなくてもいいかもしれんね

476 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/06(火) 01:19:14 ID:YPV2TG5l
>>475
いや、指定装置が作動してる以上、禁止しないわけにはいかないだろ。
まあ、あそこが禁止区域になるまで最速でも2時間はあるから、多分その間に派手なのが一戦起こると思うよ

477 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/06(火) 01:26:07 ID:lCkxWc+O
18時の放送の段階でならタワーには誰も来ないかもしれん
リリス、グリーン→時間的には余裕。但し戦闘できるか不安だからすぐに表に出てくるか微妙
シャナたち→時間がギリギリ
あと新しく来るとすれば小狼くらいか

478 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/06(火) 01:27:12 ID:a2db+TrA
ミミか…ネタはあるので今プロット組んでる。
(話に纏められるかどうかはわからないし、あまり気にしないで)

放送の死者発表で影響ありそうなのって、どのあたりだろう。
ヴィータ(→はやて)とミミ(→仲間三人)、チルドレンの残り二人(→薫)は
確実だと思うけど、他は誰いるっけ。

479 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/06(火) 01:27:57 ID:51SYb40V
時間制限つきだから、何か一騒動か二騒動あった後にバラけるな。
何せ敵も味方も、時間までにその場を離れないことには死ぬ。
あと、遅れてタワー付近に着いた人がいたら、会えるはずの人とすれ違うかもしれない。

ま、夜が来るからな。せめて屋根のある所で寝たいと思うのは自然な心情でしょ。

480 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/06(火) 01:33:05 ID:lCkxWc+O
ベッキー(→TOS二人としんべヱ、放送聴く余裕ないかも)
キルア(→ゴン)
レミリア(→フラン、正直これはどういう反応になるか…)
エヴァ(→ネギ)

危なそうなのはこの辺?


481 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/06(火) 01:33:52 ID:51SYb40V
>>478
確実に混乱するのは、グリーンとキルア。
それぞれカツオとのび太の名前を混同してるから。
カツオが呼ばれてのび太が呼ばれないと、なかなか入り組んだ話になる。

482 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/06(火) 01:36:43 ID:LXmHBuDn
微妙なラインなら
きり丸(→仲間二人)
ククリ(→ゴンとフラン)
のび太(→ジャイアン)
蒼星石(→翠星石 タバサに洗脳されたから未知数) 
 後はこれぐらいだと思う。

483 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/06(火) 01:40:27 ID:YPV2TG5l
>>481
しかし双方とも、放送後にそこまで頭を働かせる余裕があるかどうか……。
どっちも一番の親友orライバルが死んでるわけで、特にキルアなんて相当ヤバイことになりそうな。
個人的には、『隣に寝ている親友が死んでいる』な葵の混乱っぷりが見所だと思う。

484 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/06(火) 01:42:34 ID:4b70pZg/
ククリはむしろ(→ジュジュ)だと思う。死者スレでも空気だが、忘れないでやってくれ。

485 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/06(火) 02:27:28 ID:ZyrJgoGs
葵はどう転ぶだろうな。
目の前に生きてるのは事実(嘘だけどw)だし、放送の方を疑い出す可能性もある。
もしそうなると…………ほんとどう転ぶんだ?

486 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/06(火) 02:33:08 ID:ZDZRDyQx
グレーテル(→ヘンゼル)
…と思ったけど話の描写的にも原作の描写的にもショックとか発狂はなさそうだ
むしろ「兄様はいつでも共にいるんだもの」とかいって発奮しそうだし

きり丸は発狂はなさそうだしショック受けても表に出さなそうだけど
(何せ原作で自分の境遇について語ったのが独り言一度きり)
表に出さないままステルス化したら面白いかも

487 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/06(火) 02:37:39 ID:lCkxWc+O
グレーテルはヘンゼルの名前知らないんじゃ?
しかし死者の名前聞いてどう落ち込む、どう狂うというより
純粋にどう動くのか楽しみなキャラが多い。


488 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/06(火) 03:53:37 ID:k0kmUJgP
エヴァとヴィータはニケとインデックスが無事な間は大丈夫だと思いたい。
キルアは放送聞く前に誰かと合流しなければマーダー化確実?

エヴァとヴィータとキルアがマーダー化したら、
脱出派戦力壊滅しそうだ。
シャナとトリエラは和解無理だろうし。

489 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/06(火) 04:07:58 ID:R2f0FskV
トマもショックだろうな

490 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/06(火) 08:18:22 ID:ZDZRDyQx
>>487
原作で「双子はヘンゼルとグレーテルと呼ばれていた」ってあったから
てっきりお互い片割れの呼び名を知ってるものだと思ってた

タワーは禁止エリアになるわ太一は死ぬわでニアもどう動くか楽しみだな
予約にwktkだぜ

491 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/06(火) 08:31:57 ID:k0kmUJgP
太一も死んでたんだったな、
それもキルアに影響与えそうだ。
ニアはキルアに殺されるような気が…

492 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/06(火) 08:57:31 ID:DbRNRCuo
>>491
展開への期待はともかく、予想はやめたほうが吉

493 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/06(火) 16:39:22 ID:WmtY7+3e
なのはさん・・・この惨状で休憩を選べる冷静さが恐ろしい・・・
魔力が回復したとき何が起こるんだろう?テラオソロシス・・・

494 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/06(火) 18:31:45 ID:lCkxWc+O
⌒*(・∀・)*⌒「絶望した! みんな白レンの心配ばかりして私のことを全く気にかけてくれないことに絶望した!」

495 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/06(火) 22:13:33 ID:vFJCbGB7
>>470
 純真の紋章なんて、ロワの中では一番おいしいフラグだろうが!
 もちろん、その純真を―――


 ……もうこれ以上狂人はいりませんかね?

496 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/06(火) 22:21:05 ID:51SYb40V
「純真」が「純潔」に見えた俺はもうダメだ orz

497 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/06(火) 22:59:00 ID:R2f0FskV
>>494
サーセンw

498 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/06(火) 23:55:31 ID:YPV2TG5l
>>496
ミミの純潔が…だと?許さん!!

そういやLSは欝展開多いけど、他ロワのワカメやら誠市ねみたいな、そっち方面で暴走するキャラは居なかったな。
まあ、経験豊富そうなのが何人か居るロリに比べて、ショタは純粋に子供ばっかりだったし当然か。
てか、流石にそんな展開着たら欝すぎてやりきれないかもしれん。

499 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/07(水) 01:09:32 ID:/5ayaWuS
>>498
それは書き手への挑発なのか?w

500 : ◆o.lVkW7N.A :2007/11/07(水) 01:22:53 ID:+S/jmsXZ
ニケ、インデックス、エヴァンジェリン、ヴィータ、一休、ブルー、イヴ、リンク、梨花、メロで予約します。
これで、IE氏と自分が無事投下し終わったら、放送いけるかな?


501 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/07(水) 01:26:21 ID:q5UZ0o+i
おおお、一気に動くな
wktkwktk

502 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/07(水) 01:40:50 ID:f4CmON4D
期待だ!

503 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/07(水) 02:11:23 ID:kAeaQHck
よっしゃきたぜ!

504 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/07(水) 03:15:12 ID:0wwNgvBT
なんちゅう多人数…

505 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/07(水) 11:49:04 ID:OSCDTnBp
10人だと!

506 : ◆sUD0pkyYlo :2007/11/07(水) 12:41:42 ID:hkBd0rkL
では……こちらも放送前に  才賀勝 きり丸  を予約します。

507 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/07(水) 12:55:53 ID:ispkz0cn
最後の懸念が消えた!

508 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/07(水) 16:48:27 ID:DgfMzhVp
これは……wktkがおさまらない!!

509 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/07(水) 21:20:33 ID:ykk0YyfJ
空気二人組もついに動くか
期待期待

510 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/07(水) 23:44:08 ID:+S/jmsXZ
これで、週明けくらいまでには放送をかけられそうだけど、
ぼちぼち禁止エリアの場所決めでもしていこうか?
あと5つ設定するとなると、どこらへんがいいだろう。

一日目18時:放送
   19時:B-7(タワー)禁止エリア発動
   21時:○-○禁止エリア発動
   23時:○-○禁止エリア発動

二日目00時:定期放送代わりの、ちょっとした放送?
   01時:○-○禁止エリア発動
   03時:○-○禁止エリア発動
   05時:○-○禁止エリア発動
   06時:第二回放送

511 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/07(水) 23:50:40 ID:ssqGysqi
最初の辺りは無難な所がいいよな。
A-4やD-8辺りかな?

512 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/08(木) 01:52:47 ID:GltmvFG3
>>511
D-8は無いわ
貴重な沼地が潰れる


513 :sage:2007/11/08(木) 03:12:14 ID:5eLaco6B
E-2とかH-4とかE-7とかは?

514 : ◆sUD0pkyYlo :2007/11/08(木) 20:31:46 ID:EvVinDpt
10分後、投下開始します。

515 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/08(木) 20:35:27 ID:7epGkWS3
支援!!

516 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/08(木) 20:36:10 ID:GZayyAt4


517 :「最悪」の向こう側 ◆sUD0pkyYlo :2007/11/08(木) 20:42:38 ID:EvVinDpt


    「今が最悪」と言える間は、まだ最悪ではない。

                   ―― ウィリアム・シェイクスピア 「リア王」



とうに疲れきった身体に鞭打って、才賀勝は駆ける。
坂道を駆ける。脇目も振らずに駆け下りる。山小屋の方を振り返りもせずに、ただ駆ける。
(最悪だ――! なんで、こんなことに――!)
何度目になるかも分からぬその思いは、しかし荒い息に紛れて声にならない。ただ胸の内で繰り返す。
最初、与えられた3つの「強力な」支給品を確認した時にもそう思った。
ヴィータたちに襲われ、その支給品がバラ撒かれてしまった時にもそう思った。
それらの武器を一旦奪われてしまった時も。
気絶した彼女たちを山小屋まで運んで、そこで第二ラウンドが始まってしまった時も。
その度ごとに、「最悪だ」、と思った。前に思った時よりもなお悪い、これぞ本当の「最悪」だと思った。
けれど――
「はッ、はッ、はッ……ま、待ってっ!」
炎の剣フランベルジュを右手に、ペットボトルを左手に、勝はひたすらに相手を追う。追いかけ続ける。
駆ける彼の姿が妙に身軽に見えるのは、その背中にランドセルが無いからだ。
彼の視線の遥か先には、逃げる人影。
日光江戸村にでもいそうな忍者服に身を包んだ、小柄な体躯の人物。
そしてその背には、揺れるランドセルが実に3つも――!
勝は駆ける。青い忍者を追って駆け続ける。
「高町なのはに、あんなこと、言ったのに……! 今、あれを逃がしたら……!」


恐怖に駆られて、摂津のきり丸は駆ける。
坂道を駆ける。草原を駆ける。広い道路を横断しながら、彼はチラリと後ろを振り返る。
(最悪だ――! なんで、こんなことに――!)
何度目になるかも分からぬその思いは、しかし荒い息に紛れて声にならない。ただ胸の内で繰り返す。
赤ん坊を抱えた少年に見つけられそうになった時にも、一瞬そう思った。
眼鏡の少年に泥棒扱いされた時にも、そう思った。
そしてその彼に逃げられてしまった時にも。山に入って、完全に見失ってしまったのだ、と気づいた時にも。
その度ごとに、「最悪だ」、と思った。前に思った時よりもなお悪い、これぞ本当の「最悪」だと思った。
けれど――
「はッ、はッ、はッ……か、勘弁! 勘弁してくれっ!」
3つのランドセルを担いだまま、きり丸はひたすら逃げる。逃げ続ける。
逃げる彼が妙に必死なのは、追っ手が見るからに凶悪な武器を振りかぶっているからだ。
振り返れば後方には、しつこく追ってくる人影。
これまでどんな修羅場を潜ってきたのか、全身に無数の生傷が刻まれた、上半身裸の人物。
そしてその手には、禍々しく捻じ曲がった刀身を備えた、燃える剣が――!
きり丸は駆ける。赤い剣から逃げて駆け続ける。
「いくらゼニもうけって言ったって、殺されたら元も子もねぇからな……!」


           = = = = = = = =


518 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/08(木) 20:43:37 ID:7epGkWS3



519 :「最悪」の向こう側 ◆sUD0pkyYlo :2007/11/08(木) 20:44:11 ID:EvVinDpt

きっかけは、僅かな不注意と大いなる不運だった。

「さて……そろそろ、行かないと……」
高町なのはに置き去りにされ、山道に迷い、疲れ果てて休憩を取っていた才賀勝。
並大抵の子供よりは体力のある彼だったが、流石に限界があった。
無理して進んでも身体が持たない。その判断自体は、そう間違ったものでも無かったのだろうが……。
不幸は、彼が再び歩き出そうと立ち上がった瞬間に訪れた。
「あッ……!?」
水の入ったペットボトルを、ランドセルに戻そうとして――疲れていた彼の腕は、うっかりそれを倒してしまった。
休憩していたその場所は、険しい山道の途中。1歩踏み外せば谷底に転げ落ちそうな斜面のすぐ側。
バランスを失ったランドセルは、すぐに斜面を転がっていく。とても人間が降りれない急斜面を転げ落ちていく。
「い……いけない!」
勝は慌てた。あのランドセルの中には、「ドラゴンころし」がある。あの凶悪な大剣が収まっている。
もし、あれが誰か邪悪な者の手に渡ったりしたら……! 考えるだけでも恐ろしい。
しかし彼には空は飛べず、この斜面を駆け下りて無事でいられるような能力もない。
慌てて手元にあったフランベルジュと、飲みかけの水の入ったペットボトルを手に、山道を駆け下り始めた。
岩の向こうに見えなくなったランドセルを追い、才賀勝は斜面を降りられる場所を探しながら、駆け始めた。

そして、数分後――才賀勝は、ランドセルを拾って一目散に逃げ出す、摂津のきり丸を目撃することになる。


きっかけは、僅かな幸運と大いなる不注意だった。

「もう追いつくのは無理かねぇ……」
野比のび太に逃げられ、山道で見失い、どちらに進むべきか迷っていた摂津のきり丸。
並の人間よりは追跡などの心得もある彼だったが、所詮は落第忍者だ。
無理して進んでも追いつけない。その判断自体は、そう間違ったものでも無かったのだろうが……。
幸運は、山脈地帯を越え、山を3分の2ほども下った頃に訪れた。
「おっ……?!」
何か物音がする、と斜面の上の方を見上げて――目ざとい彼の目は、それを見つけてしまった。
彼が歩いていたのは、枯れ沢の跡に出来た天然の道。険しい斜面が両側に切りたつ谷の底。
小石と共に転がり落ちてきたランドセルは、そして岩に引っ掛かって停止する。きり丸の目の前で停止する。
「こりゃ、儲けものだな」
きり丸はほくそえんだ。このランドセル、どう見ても参加者に渡された共通支給品だ。なら、何か入ってるはず。
もしかしたら、ゼニになるような高価な品物が入ってるかもしれない……! 考えただけでもワクワクする。
もちろんこれが落ちてきた経緯は気になったし、本来の持ち主のことも気になったが。
慌てて2つのランドセルを背負いなおすと、落ちてきた新たなランドセルに手を伸ばした。

そして、数十秒後――摂津のきり丸は、燃える剣を振りかざして追って来る、才賀勝を目撃することになる。


           = = = = = = = =


520 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/08(木) 20:46:18 ID:0j26MJNk
 

521 :「最悪」の向こう側 ◆sUD0pkyYlo :2007/11/08(木) 20:46:29 ID:EvVinDpt

才賀勝は、ランドセルを手に逃げていく摂津のきり丸を、支給品狙いのドロボウだと思った。
だから、ただ「ドラゴンころし」を誰にも渡したくない一心で、その「ドロボウ」を追いかけた。

息はとっくに切れていた。疲れ切って休憩を余儀なくされて、一息入れただけでこの追跡劇である。
大声でドロボウに呼びかけようと思っても、掠れた声しか出ない。逃げる相手には届かない。
自分が手にした抜き身のフランベルジュが、どういう誤解を生んでいるのかも気付かない。
彼にできることは、ただ体力の続く限り、ドロボウを追うことだけだった。


摂津のきり丸は、剣を手に自分を睨み、駆けて来る才賀勝を、殺し合いに乗った殺人者だと思った。
だから、ただ誰にも殺されたくない一心で、その「殺人者」から逃げた。

冷静さは一瞬にして吹き飛んでいた。慎重過ぎるほどに慎重に、他参加者との接触を避けてきた彼である。
武器を構えた人物に追いかけられては、ひとまず逃げることしか思いつかない。相手の呼びかけも聞こえない。
自分が手にしたランドセルが、相手に追われる理由になっていることにも思い至れない。
彼にできることは、ただ体力の続く限り、殺人者から逃げることだけだった。


2人はそのまま、焦燥と恐怖に駆られるままに、山を降り、平原を抜け、道路を渡り……
そのまま、黒く広がる森の中へと突入した。


           = = = = = = = =


522 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/08(木) 20:47:20 ID:YiBDp5D/
 

523 :「最悪」の向こう側 ◆sUD0pkyYlo :2007/11/08(木) 20:48:21 ID:EvVinDpt

「はぁ、はぁ……。どこに行っちゃったんだろ……」
森の中、才賀勝は荒い息をつきながら周囲を見回していた。
完全に見失ってしまっていた。全身を青色の服で覆った姿だったから、目立つだろうと思ったのに。
加えて、森に入ってすぐに、勝の体力は再度の限界に達してしまっていた。
もう、走れない。フランベルジュを地面に突き刺し、崩れ落ちるように木陰に腰を下ろす。
左手に握ったままだったペットボトルから、水をラッパ飲みして一息つく。
「そういえば……この剣のせいで、誤解されちゃったかな……?」
ようやくながらも気が付いた彼だったが、しかし後悔先に立たず。今さらどうしようもない。
思い出すのは、高町なのはのこと。ミニ八卦炉を彼女に預ける際に交わした会話のこと。
「あの子にあんなこと言ったのに、当の僕がドラゴンころしを奪われちゃうなんて……」
ドラゴンころしを悪用されることは、何としても避けねばならないが……さて、これからどうするか。
山小屋に残してきた仲間たちのことも気になる。戻らぬ勝のことを、彼女たちも心配しているかもしれない。
この先、森の中に逃げたドロボウを追うべきか。それとも、一旦山小屋に引き返すべきか。
まずは落ち着いて考えようか、と思った彼は、そしてふと、森の奥、断続的に聞こえてくる物音に気がついた。
よくよく見れば、森の木々の隙間を縫うように舞う2つの影が見える。そして、レーザーのような火線も。
「あれは……!?」
勝は思わず息を飲む。彼には、その人影の双方に見覚えがあった。


「はぁ、はぁ……。上手く撒けたかね……」
森の中、摂津のきり丸は荒い息をつきながら背後を何度も振り返っていた。
どうやら相手はこちらを見失ったようだ。元々、忍者服は森の中での迷彩効果を狙ったものだ。
加えて、森に姿を隠してすぐ、90度進路を変えて走りもした。
もう、大丈夫だろう。3つのランドセルを地面に下ろし、安堵の溜息と共に木陰に腰を下ろす。
手に入れたばかりのランドセルの中身を確かめようとして、ふと思い至る。
「ひょっとして……あれって、コイツの持ち主? だとしたら……」
ようやくながらも気が付いた彼だったが、しかし後悔先に立たず。今さらどうしようもない。
思い出すのは、野比のび太のこと。2つめのランドセルを手に入れた時のこと。
「商売のきっかけ掴むつもりが、また泥棒扱いか……まいったね」
商売の妨げになる悪評を広げられることは、何としても避けねばならないが……さて、これからどうするか。
未だ出会えぬ落第忍者仲間のことも気になる。彼らは無事だろうか。まさか死んではいないと思うけど。
この先、ドロボウ疑惑を晴らすことを最優先すべきか。それとも、仲間探しに方針転換するか。
まずは落ち着いて考えようか、と思った彼は、そしてふと、森の奥、断続的に聞こえてくる物音に気がついた。
よくよく見れば、森の木々の隙間を縫うように舞う2つの影が見える。そして、レーザーのような火線も。
「あれは……!?」
きり丸は思わず息を飲む。彼にも、少なくともその片方には見覚えがあった。


そう、2人の居る位置は、距離は離れていても地図の上では共にA−4。北西部に広がる森の、南西の端近く。
時刻は夕刻、陽も傾き始めた頃合。
必死の追いかけっこを演じていた2人は、知らぬ間に、激しい戦闘へと近づいていたのだった。
この島でも有数の実力を持つであろう、恐るべき2人の少女の戦いに。


           = = = = = = = =


524 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/08(木) 20:49:01 ID:YiBDp5D/
 

525 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/08(木) 20:49:14 ID:P+IR5VSK
 

526 :「最悪」の向こう側 ◆sUD0pkyYlo :2007/11/08(木) 20:50:07 ID:EvVinDpt

「なんで、あの子がこんな所で……!」
遠くで繰り広げられている戦いに、才賀勝は思わず呻き声を上げた。
足から翼を広げ、ビームと光球を放っている少女は、間違いない、高町なのはだ。
なんで彼女がこんな所に居るのか。山小屋のみんなの所に戻っているのではなかったか。
そして、そのなのはが戦っている敵は、あのリリスだ。ニケたちが戦ったとは聞いていたが、まだこんな所に!?
状況が良く掴めない中、それでも勝は必死に頭を巡らせる。
「加勢するべきかな……でも、この剣だけじゃ……!」
経緯がどうあれ、リリスが彼らにとっての敵であることは間違いない。
できればなのはと共闘したいところだが、しかし今の彼の手元にあるのはフランベルジュ1本きり。
これでは、あの高速空中戦闘には手が出せない。下手すれば、今は優勢な彼女の足を引っ張ることになる。
勝は、心を決める。
「もうちょっとだけ、様子を見よう……。もしもあの子がピンチになったら、その時は……!」
そして――その判断こそが、彼の運命を決めた。


「なんで、あいつがこんな所に……!」
遠くで繰り広げられている戦いに、摂津のきり丸は思わず呻き声を上げた。
きり丸には、足から翼を広げ、ビームと光球を放っている少女の方には面識がない。
しかし、蝙蝠の翼を持ち、果敢に接近戦を挑む少女は知っている。最初の広間に居たジェダの部下・リリスだ。
なんで彼女がこんな所に居るのか。ジェダの所に居るのではなかったのか。
状況が全く掴めない中、それでもきり丸は必死に頭を巡らせる。
「今は高みの見物かね……巻き込まれないようにしないと……!」
経緯がどうあれ、あの激しい戦いに首を突っ込むのは賢明とは言えない。
さりとて、ただ尻尾巻いて逃げるのは勿体無い。戦国の常として、戦場跡にはお宝が転がっているものなのだ。
どっちが勝ったとしても、あるいは共倒れになったとしても、きっと何か利益を生み出せるチャンスがある。
きり丸は、心を決める。
「もうちょっと、様子を見るか……。ケリがついたら、その時は……!」
そして――その判断こそが、彼の運命を決めた。


           = = = = = = = =


「えーいっ!!」
リリスの叫びと共に、木々が吹き飛ぶ。メリーターンで森を破壊しての、派手な目晦まし。
――リリスは気付いていない。森の中に2人の少年が潜んでいることに、気付かない。

「やったよ、グリーン! あたしちゃんとできた!」
舞い上がる粉塵の中、リリスが抱え上げた1匹の豚が、彼女を褒めるように鼻を鳴らす。
――グリーンも気付いていない。森の中に2人の少年が潜んでいたことに、気付かない。

「全力、全開ッ!」
森の中、高町なのはの高らかな宣言が響く。眩い光の魔法陣が、彼女の真剣な表情を照らす。
――なのはもとうとう気が付かない。森の中に2人の少年が潜んでいたことに、気付かない。

「『魔砲』!」
それでも、それがそのまま放たれていたとしたら。なのはの狙い通り、リリスとグリーンを飲み込んでいたら。
その「気付かれざるギャラリー」たちには、何の影響も無かったはずなのに。

「―――― フ ァ イ ナ ル ・ スパァァァァァァァァァァクッ ! ! 」
光は放たれ、そして――


           = = = = = = = =


527 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/08(木) 20:50:40 ID:YiBDp5D/
 

528 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/08(木) 20:50:47 ID:0j26MJNk
  

529 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/08(木) 20:51:35 ID:YiBDp5D/
 

530 :「最悪」の向こう側 ◆sUD0pkyYlo :2007/11/08(木) 20:51:51 ID:EvVinDpt

「なのはちゃ――!」
その時、才賀勝は、彼女の所に近づこうとした。
派手に吹き飛ばされた木々、そして途絶えたレーザーの光。
勝の居た位置からは、何かなのはの側に不利なことが起こったと思えても不思議ではなかった。
しかし。
彼が何かをするより先に、極大の閃光は放たれ。
タイミング悪く瞬間転移してきた人影が、楔のようにその流れを変えて。
2つに分かれた光の奔流の片方が、逃げる間もなく、勝の方に飛んできて――
(――君はそのミニ八卦炉を何に使うつもりなんだい?)
最期の瞬間、彼の頭を過ぎったのは、かつて彼が口にした問い。
「最悪だ」、と呟く間も無かった。


「なんだありゃ――!?」
その時、摂津のきり丸は、その場から遠ざかろうとした。
派手に吹き飛ばされた木々、そして一瞬にして変わった空気。
きり丸の居た位置からは、それ以上のことは分からない。分からないままに、直感的に逃げようとした。
しかし。
彼が何かをするより先に、極太の閃光は放たれ。
タイミング悪く瞬間転移してきた人影が、楔のようにその流れを変えて。
2つに分かれた光の奔流の片方が、逃げる間もなく、きり丸の方に飛んできて――
(――命あってのゼニ稼ぎ、だよなぁ……)
最期の瞬間、彼の頭を過ぎったのは、彼がこの島で最初に思った真理。
「最悪だ」、と呟く間も無かった。


つまり――偶然、あるいは運命というのは、時に信じられないような悪意ある配置を成すものなのだろう。
八神はやてがヘルメスドライブを使ったタイミングも悪ければ、出てきた場所も悪かった。
そして、才賀勝と摂津のきり丸が潜んでいた、その位置も。
はやてとアリサが出現したポイントで、Yの字に切り裂かれた『ファイナルスパーク』の光の帯。
その、南東に向かった進路上に、ちょうど才賀勝が。
その、南西に向かった進路上に、ちょうど摂津のきり丸が。
まるで測ったように、鏡に映したように。左右対称の位置に、それぞれ存在したのだった。
それがどれだけ僅かな確率だったとしても――そうなってしまった以上、2人とも、助かるわけがない。

才賀勝は、右腕だけを残して。
右腕と、右手に握っていたフランベルジュだけを残して。

摂津のきり丸は、左腕だけを残して。
左腕と、近くの地面に投げ出していた3つのランドセルだけを残して。

それぞれ、塵も残さず、消えうせた。


           = = = = = = = =


531 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/08(木) 20:53:19 ID:0j26MJNk
 

532 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/08(木) 20:53:20 ID:GZayyAt4


533 :「最悪」の向こう側 ◆sUD0pkyYlo :2007/11/08(木) 20:53:25 ID:EvVinDpt

……この時点では、まだ高町なのはは知らない。
アリサ・バニングスも知らない。カレイドステッキに宿る人工精霊マジカルルビーも知らない。
グリーンも知らない、リリスも知らない。現場近くに居た者は、誰も状況を正確に把握していない。
唯一、リアルタイムで2人の少年の死を把握していた存在。それは、参加者ではなく――


「……マタ、『ゴホウビ』、カ?」
どことも知れぬ薄暗がりの中、その「少女」は小さく呟いた。
いや、少女という表現は適当ではないだろう。その外見は一種の擬態に過ぎない。
魔界に棲む魔性の怪蟲・QBは、小さく触角を揺らす。

これで、先ほど「ご褒美」を届けた相手が、さほどの間も置かずに、再びその権利を手にしたことになる。
普通の感性を持つ人間なら、驚いたり呆れたり怖れたりするところだろう。
けれどもQBの表情は変わらない。その精神にも動揺は無い。
低い知性しか持たぬQBには、そんな高度な精神の働きは発生しない。
彼女が考えるのは、自分に課された義務のことのみ。
「……ヨバナイ……。コノママナラ……ホウソウ、ノ、アト……」
どうやら、「ご褒美」の権利保持者は、QBのことをすぐに呼ぶつもりは無いらしい。
権利者自身が気付いてないのだから当然ではあるのだが、QBにはそこまで考えが及ばない。
QBは、ジェダの指示を思い出す。
もしもご褒美を望む声が上がったら、すぐに準備をして届けに行く。
そして、定期放送までの間に要請が無ければ……。
QBはどことも知れぬ薄暗がりの中、ただ時を待つ。
己の出番を、待ち続ける――――



    1人を殺せば殺人者だが、百万人を殺せば英雄だ。
    数が殺人を神聖化する。

                   ―― チャールズ・チャップリン 「殺人狂時代」



【摂津のきり丸@落第忍者乱太郎 死亡】
【才賀勝@からくりサーカス 死亡】

【備考】
A−4の森の中、はやてが死亡した地点から見て、
南西に方角にきり丸の、南東の方角に勝の死体(それぞれ腕だけ)が転がっています。

きり丸は左腕を残して消滅しており、傍にランドセルが3つ残されています。
中身は以下の通り。
 基本支給品×3(水と食料少々減)、魔晶石(15点分)、テーザー銃@ひぐらしのなく頃に、
 ロボ子の着ぐるみ@ぱにぽに、林檎10個@DEATH NOTE、
 勇気ある者の盾@ソードワールド、ドラゴンころし@ベルセルク

勝は右腕を残して消滅しており、
残された右腕に フランヴェルジュ@テイルズオブシンフォニア を握ったままです。

【備考】
高町なのはに、再び3人抜きによる「ご褒美」の権利が発生しました。ただし、まだその自覚はありません。


534 : ◆sUD0pkyYlo :2007/11/08(木) 20:54:39 ID:EvVinDpt
と、いうことで……支援感謝。投下完了です。
我ながら、いささか危険球かとは思いますが……もし反対意見が多いようなら、その時また考えます。色々と。

535 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/08(木) 20:59:57 ID:P+IR5VSK
投下乙
ちょwwwなのはさんが殺害数ダントツトップにw
まさに鬱の無限スパイラルだな

鬱展開とだけ見るのなら評価できるが
いつのまにか死んでいたんだよな……
まだ活躍させたい人もいたんじゃないか
まぁ、空気になって書き手を困らせるよりマシかな?

536 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/08(木) 21:05:33 ID:YiBDp5D/
デットボール的に乙。
予想を完全に外された。

自分としては、なんか白い悪魔がさらに欝になるからよし。

537 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/08(木) 21:07:43 ID:ZY4Ljr0x
投下GJ!
これは予想外すぎるぜ。てっきり普通の繋ぎが来るもんだと……だがナイスだ。
鬱というより無情。無慈悲。
ああ、こういう展開もロワだよ。実にロワだ。人がボロボロ死んでいくのは素晴らしい。

538 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/08(木) 21:09:29 ID:JsXm+q7f
な、なんだってー!!
普通に二人の追いかけっこで終わるかと思ったら、完全に斜め上を行く展開に吹っ飛んだw
個人的にはGJだが…どうなんだろう?

539 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/08(木) 21:13:57 ID:7epGkWS3
投下乙
ぐはっ、まさかこんな展開とは。油断してたよ。
なのはさん、全体の死者のほぼ6分の1をヤッちゃってるんですけどww
誰を殺したかわからないってのは恐怖だよな…。放送後どうなるか。
で、アリサの周囲にははやてのを含めて三本の腕が転がってるわけですね。怖っ!
シャナー、はやくー、シャナー!

540 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/08(木) 21:14:11 ID:/ooBAJtG
正直予想外すぎて驚いたぜ、微妙に超展開気味だけど許容範囲内だと思う。
自分としてはまぁ問題は無いとは思うけどね。

541 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/08(木) 21:16:21 ID:2cpepn6H
ハハハハハハハハ
凄い凄いぞぉ!なんて命の価値が軽いんだ!久しぶりに無常を見た!
個人的には支持する!

542 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/08(木) 21:24:34 ID:vGjPpng5
こうなるとご褒美システムが良い味出してくる希ガス

543 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/08(木) 21:35:46 ID:LQddcBgo
個人的にはおkだと思います
まさかきり丸と勝にこんな結末が待っていようとは
しかしなのはさん…撃墜スコア6人目…対主催なのにダントツって…
なんというか…クイーン・オブ・カワイソス…

544 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/08(木) 21:36:56 ID:d3o4yar/
あまりのあっけない死に方にトミーを思い出した
ホントこのバトロアは地獄だぜ!

545 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/08(木) 21:45:20 ID:uzuN5ahH
ご褒美システム採用された段階で
放送後にQBが現れていつの間にか殺っちゃってたze
って展開あるかなぁと思っていたから個人的にはおk

そしてそのときの白い2人の反応が今から楽しみだったりするw


546 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/08(木) 21:58:04 ID:z5KE9wKU
とりあえず、投下乙です
で、まあ、正直ちょっとあっけなさすぎじゃないかと思います
ずっと空気だった二人が実は死んでました、て話でしょ?
ちょっと扱い酷いんじゃないかな〜、と
とはいえ今後面白いことになりそうではあるし、
みんな許容範囲なんだったら通しでいいと思います

547 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/08(木) 22:05:11 ID:YiBDp5D/
欝すぎて嫌だと思っている人!
逆に、逆に考えるんだ!
◆o.lVkW7N.A氏が熱血展開を書くと考えるんだ!


さあ、それまでぴ○とち○を鑑賞する作業に戻るんだ。

548 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/08(木) 22:11:01 ID:N0Pe6HT1
読んでて自然にえええぇぇぇぇ……と声が出てきた
ここまで行くともう喜劇を通り越してギャグだなw

549 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/08(木) 22:26:48 ID:69sFEMX0
何という超展開ww
これは正しく衝撃作、GJ!

そして白レン逃げてー

550 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/08(木) 22:30:17 ID:FC3OfS6o
投下乙!
二人の性格上、少なくとも放送までは両者とも安全圏だろうと思っていたぜ…油断した。
ちょっとアッサリしすぎな気もするが、今まで濃密な描写の死が多かったのでこういうのもアリかと。
それにしてもなのははやっちゃった人の殺害状況が凄いな。

ヘンゼル…砲撃で狙い撃ち
コナン…↑を確実に殺る為に巻き添え
灰原…ご褒美の為に苦渋の決断
はやて…リリス狙いの砲撃に巻き添え
勝…リリス狙いの砲撃に(ry
きり丸…リリス狙いの(ry

6人中4人巻き添えって…ここまで来ると「誤射・巻き添え等で意図しない殺人を繰り返してしまうキャラ」
っていう意味の新しいロワ用語が誕生しそうな勢いだなw

551 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/08(木) 23:04:11 ID:YBusXavN
魔力を消耗してるが怪我をしてるわけではない
同じ作品の人たちとは全員出会った

役に立つもので心を殺すものでも貰いそうだな

552 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/08(木) 23:12:36 ID:Z2r8cp1j
正に修羅道
これで三作品を葬った計算か

553 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/08(木) 23:13:16 ID:pIXa5VdB
>>550
よく見ると六人中、マーダーはヘンゼル一人だけだな
きり丸を除いても、四人が対主催キャラか……

さすが魔王! そこに痺れる憧れるぅ!!

554 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/08(木) 23:35:09 ID:SjsL0udu
投下乙です。

まあ……、こんな話が一話ぐらいあってもいいと思います。
多用されたくはないですけど。

555 : ◆IEYD9V7.46 :2007/11/08(木) 23:47:40 ID:NBjOofjS
すみません、予約延長をお願いします。
この流れに乗れなくて申し訳ないです。
明日の23時くらいに投下します。

>>534
( Д )  ゚  ゚
と、投下GJ。予想外かつ危険球にもほどがあるw
この無常感、氏のフラン死亡SSを思い出しました。
この前の666氏の作品といい、リレーの面白さと怖さを実感してます。

556 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/08(木) 23:53:46 ID:9Pi4mmiK
投下乙
きり丸・・これで忍たま勢全滅か・・
読んだ後少しポカーンとしてたわ。予想外すぎる
正直微妙に納得いかないが・・・まあ・・これがバトル(ry

557 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/09(金) 00:15:13 ID:DGb00Pb1
>>555
期待してます

558 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/09(金) 00:25:04 ID:fK61iuK0
>>555
了解です、明日を楽しみにしてます。

今回の話を読んで思ったのは、
これなら外れた砲撃が離れた施設直撃 → 何も知らない参加者が一気に5−6人死亡という話も今後できるかも。

559 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/09(金) 00:25:53 ID:FtSSxGms
おー、なのはさん、とうとうエースか。

560 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/09(金) 00:34:40 ID:vz5RhQKb
なのはさん…対主催を志しながらも…登り始めてしまったのか…この長い撃破数ランキング坂を…
「対主催マーダー」とでも呼ぶべきかな

しかし落乱勢全滅か
特にきり丸には色々と期待してたんだが
これがバトロワか

561 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/09(金) 00:52:52 ID:rpmahByj
>>558
今回はまさに一発ネタみたいなものだ
何回もやられるとさすがに萎える

562 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/09(金) 03:43:30 ID:ryUCFerc
◆sUD0pkyYlo氏が閻魔帳で同率一位に!

いや本当、火力が強すぎるってのも考えものでw
回復後のなのはさんから目が離せない

563 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/09(金) 04:30:18 ID:K8p6xYtF
>>551
レイジングハートの場所……じゃない?

564 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/09(金) 04:59:45 ID:uQdAPIJL
投下乙

いちゃもん付けたい訳じゃないけど、
今回の場合きり丸と勝殺したのはやてにならないか?
はやての行動で死んでると思うんだが。

565 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/09(金) 06:16:01 ID:3tCkZRim
キルマークはなのはで良いはず。間接的にはやてのせいと言えなくもないがw
四人死ぬはずのところを三人にしたんだから、悪い取引じゃないよ。
まあ、マーダー救って対主催巻き込んだ結果にはなってるけどな。

566 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/09(金) 07:18:43 ID:K8p6xYtF
なぁーに、リリスに改心フラグ立ってるしグリーンもその内薬が切れる
問題ない問題ない

567 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/09(金) 08:13:01 ID:+QeeSg6G
>>566
改心した後魔王と遭遇するのを想像するとガクブルもねだがな

568 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/09(金) 08:24:11 ID:vz5RhQKb
その前にまず修羅場じゃね?
2人ともドーピングラヴな訳だし

569 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/09(金) 08:31:05 ID:cX16ngD4
しかしリリスとグリーンが現状一番仲がいいコンビってどういうことやねん。
マーダーだぞあの二人w

570 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/09(金) 08:36:00 ID:K8p6xYtF
惚れ薬がきっかけのラヴが真実の愛に変わったなら、とってもロマンチックね



無理っぽいけど

571 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/09(金) 08:51:16 ID:uQdAPIJL
>565例えば、パタリロが投げた手榴弾をキルアが払って、
偶々通りかかったニケが爆死したり。
キルアがパタリロでニケを撲殺した場合は、
パタリロの方にカウント入るって解釈で良いのかな?

>568リリスにグリーンとなら主催者に勝てるって記憶が残ってれば大丈夫じゃない?
限り無く死亡フラグな気がするけど…

572 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/09(金) 09:25:22 ID:cX16ngD4
>>571
どこからどう見てもギャグ的な殺し方なのは置いといて……
後者は間違いなくキルアのカウントだろう。主体が明らかにキルアだし。
前者は微妙。攻撃的意志を持って手榴弾を投げたパタリロのカウントかなー。

573 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/09(金) 10:03:54 ID:uQdAPIJL
>572攻撃的意志とか主体でカウント決まるなら、
今回のは、はやてのカウントにならないか?
なのは(パタリロ)の意思に関係無くはやて(キルア)の行動で、
きり丸と勝(ニケ)死亡。
なのはには、はやてやきり丸と勝に対して攻撃的意志も無ければ、
行動の主体も無い様に思うけど。

先の例えで両方パタリロにカウントが入るルールじゃないと、
なのはにカウント入らないんじゃない?

574 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/09(金) 10:12:29 ID:+l7LbPgG
後者の例ならさくらと雛苺のしんべえノックがある。
でもこれ厳密に定義しないと駄目かい?
ジェダがそのときの気まぐれでカウントするとかさ。
つまり基本は書いた人次第って感じ。

575 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/09(金) 10:13:03 ID:vz5RhQKb
>>571
前者は今回の状況に近いけど後者はどう見てもギャグだろこれ
パタリロには異様に似合うが

個人的には「実際に切り分けたアリサのカウントになる」って解釈も浮かんだ

576 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/09(金) 10:27:12 ID:JN+6sTQX
と、投下乙。
危険球というか魔球のような結末に驚いたw

カウントの問題は難しいな。
手榴弾を避けられ誤爆とかなら投げた人間にカウントが入るけど
手榴弾を払われたって時点でキルア(はやて)が攻撃の主体に関わってる。
誤爆っていうかこれはもはや合体攻撃とかそんな感じか?

577 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/09(金) 10:56:24 ID:uQdAPIJL
>574せめてルールは統一するべきじゃない?

個人的に今回の投下はGJだと思うから。
以降は、さっき上げた例えで両方パタリロのカウントになるってルールか、
他の納得出来る様なルールが欲しいな〜と思った。
ウザかったらスマン。

578 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/09(金) 11:35:34 ID:K8p6xYtF
えー、今回に限って言えば撃ったなのは、防いだはやて、実際に切り分けたアリサ
この三人は全員一翼を担っているわけだが、犠牲者に対して殺意があった人はいないわけで
一人決めるとするならやっぱり、直接の死因である砲を放ったなのはかな
爆弾岩の時もそうだったけど、微妙だね……いっそ両方に加算しちゃう手もあるな

579 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/09(金) 12:05:39 ID:cX16ngD4
>>574
そういう意味なのか!?
「パタリロで殴った」と言うものだから、レベルEで清水が王様使ってバカ王子殴ったシーンや銀魂で銀さんが村長を装備したシーンしか思い浮かばなかった。

580 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/09(金) 12:09:20 ID:Z8zQ2eH2
ここで一人撃破分をサービスで加えてなのは、はやて、アリサに一人分ずつ加算の三方一両損で解決ですよ^^

581 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/09(金) 12:25:32 ID:vz5RhQKb
>>579
自分もそういう状況だと思ってた
キルアがパタリロの両足掴んでジャイアントスイングよろしく振り回して当たったニケ死亡みたいな

582 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/09(金) 12:38:25 ID:JN+6sTQX
>>579
俺も装備だと思ってた。
やべえ、思考がギャグ系に行ってるのかもw

583 :574:2007/11/09(金) 12:45:31 ID:kRmusBVX
そりゃあ、俺だって銀魂の長老を真っ先に思い浮かんだよwww
ただ今のさくらも似たようなもんじゃね?って解釈しただけでw
いやだってさくら動けないし力加えてんの雛だしさー

584 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/09(金) 14:43:24 ID:JU5tTPG1
んー。今回のは跳弾みたいなもんだと思いますね。
『誰かを狙って銃を撃ったら完全に外れ、更にコンクリートの壁に当たって跳ね返り、全く関係ない人に当たってその人が死んだ』
上の例だとコンクリ壁は全然悪くなくて、あくまで撃った本人が悪い。
はやてとアリサは悪くないよ。ただの障害物扱いだよ。

585 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/09(金) 15:44:47 ID:DVjlYbY2
例えばQB達がその現場の写真を見せられて「誰が殺したか?」って言われれば
今回の場合は明らかになのはが殺したと考えると思うけどなぁ。
基本的には「死亡する原因となった攻撃をしたキャラ」にカウントされる感じでいいと思う。

前の例の場合だと…
パタリロが投げた手榴弾をキルアが払ったら(事故にしろ故意にしろ)ニケに飛んで行ってニケ爆死→カウントはパタリロ
パタリロが投げた手榴弾をキルアが掴んでニケに投げてニケ爆死→掴んだ時点で攻撃の主導権はキルア、よってカウントはキルア
パタリロをキルアが掴んでニケ撲殺→パタリロは完全に武器扱い、よってカウントはキルア
こんな感じで。
ただ雛苺×さくら→しんベエの例があるからなぁ…まあアレは監視してたQB達のミスってことでw

586 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/09(金) 16:00:51 ID:uQdAPIJL
本人の意志に関係無く、死亡者の直接の死因を作った者の体の持ち主のカウントになるってルールの方が解りやすくない?

さっきの例えは、両方パタリロ。
雛とさくらはさくら。
なのは達のはなのは。

筋通しやすいと思うけど。
どうだろう?

587 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/09(金) 16:02:59 ID:Cw0KyFId
今来た

>>534
鬼ー!!(褒め言葉)

ランドセル三つ誰か拾うかな

588 : ◆tC/hi58lI. :2007/11/09(金) 16:22:26 ID:XrrefCr2
よし、いけそうだ。
トリエラ、リルル、ミミを予約します。

時間は放送直前まで進めるつもり。
これで、十人の所来れば放送いけるかな?

589 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/09(金) 16:47:37 ID:UVSRL6Oj
投下乙
しかし誤射……素直な感想として、ちょっと無いかなと思った

話は変わるが、最近は活気があっていいなw

590 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/09(金) 16:56:17 ID:Cw0KyFId
まってます

ミミの名が出るたびにほっとするようになってしまった

591 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/09(金) 17:22:41 ID:VUTOgQJW
これで二人来たら確かに放送行けそうだね
放送原案というか放送の下地だけは既に書いたから二人が投下したら一時投下当たりに落としておくとするかな。

592 : ◆sUD0pkyYlo :2007/11/09(金) 19:41:45 ID:O0DjuAld
反対意見については……もうちょっと待ちます。

>死亡カウントについて
2人の死亡カウントについてですが……
前の人間ノックの話でさくらに入ったのを見て、
「ああ、QBが見た目で判断してるのかな」と思い、そういう形にしました。
少々頭の足りないQBが視認して判定しているなら、さくらの身体に絡む苺轍のことを深く考えないでしょうし。
で、それでも判断に迷うような時は、ジェダに判断を仰ぐなり、ジェダの側から待ったをかけるなりするのかな、と。
何にしても……「ご褒美」のシステムはジェダにとっても「後付け」ルールなので、穴は多いと思うんですよね。
判定困難な状況が発生する可能性に気付かずに、あの場でパタリロの口車に乗ってしまったのではないでしょうか。
だから今後、入り組んだ状況でQBあるいはジェダの「誤審」が起こることもあるかも……? いや、流石にないか。
ともあれ、今回は「深くあれこれ考えなければ」普通になのはにポイント入れるだろうな、と。

まあ、とはいえ、以上は今回の一話を書くに当たっての、私個人の考察です。
明確なルールを決めることに反対、というわけではないので。
もし、今後の議論でルールが綺麗に定められて、かつその内容に反していたら、
ルールに沿った内容になるよう、修正その他の対応をとるつもりです。

593 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/09(金) 20:00:04 ID:X3K5WN5b
書こうと思ったこと殆どそのまま書かれてて笑った。
ご褒美が後付けで穴があることだって半ば前提だと思ってたし。

むしろそのへんの面倒な厳密化自体しなくていいと思ってるけど、
気にする人が多いならごねるつもりはない。
でもこれ、人によって解釈の仕方なんていくらでもあるしな……。

594 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/09(金) 23:06:28 ID:RiXFA6lB
>>551
心を殺す道具ってなにかあったっけ

595 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/09(金) 23:09:54 ID:lgd2DwSg
つ「思いきりハサミ」

596 : ◆IEYD9V7.46 :2007/11/10(土) 00:04:34 ID:RzBcIlU2
遅くなりましたが、投下します。


597 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/10(土) 00:05:01 ID:VPs74k0d
すげーwなのはさんエールの仲間入りだw
まだなのはさんのバトルフェイズは終了していないぜ!
リリス、グリーン、白レン、ブルー、イヴとかも死亡フラグ立ってるよな


598 :キルア×傷心×踏み出す一歩? ◆IEYD9V7.46 :2007/11/10(土) 00:07:23 ID:RzBcIlU2
「こういうのはガラじゃないんだけどな……。穴掘るのも、死んだヤツを埋めるのもさ」

誰ともなしに呟いたのは、土の山を足で平らに慣らしている少年――キルアだ。
常の彼が持っているナイフのような目の鋭さも、今は鳴りを潜め、その表情には微かに後悔の念が混ざっていることが窺えた。
一作業を終えたキルアは軽く全身を伸ばし、蓄積された疲労を解放する。
そのまま上体を逸らし、胸に溜まった鬱屈な空気を入れ替えるように深呼吸を一つ。
深い呼吸のついでに見えた空の青には、既に薄っすらとした黄色がかかっている。
そして、夕日が西から連れてくる赤も刻一刻とその勢力を広げ始めていた。
……こんな作業、本当に自分には似合わない。
キルアはつくづくそう思いながら、足元を見下ろす。
そこには自らが殺めた少年が埋まっているはずだが……一目見ただけでは全く痕跡が見当たらない。
巧妙に、周囲の地面と一体化していたのである。
掘り返した際に現れた小石やゴミ、埋めた際に残った余計な土は離れたところに捨ててきた。
そして、墓の上の土を足で慣らすことで簡単に偽装工作を済ませた。
ここまですれば、残った僅かな痕跡も時間が経つと共に綺麗さっぱり消えることだろう。
恐らく遺体を発見されることはなくなる。
「俺は謝らないし、同情もしない。理由はどうあれ、おまえはこの殺し合いに乗ったんだからな」
キルアは眼下を見やりながら続ける。
「……でも、加減間違えたのは俺のミスだ。そこだけは一応謝っとくよ」
――悪かった。
短い一単語を死者への手向けにして、キルアは踵を返して歩き始めた。

    *    *    *

――おかしい。

誰だってこう思う。単純な問題過ぎて、そこに頭の良し悪しが介在する隙などない。
その状況に置かれた天才――ニアでなくたってこう思うだろう。
おかしい、と。
彼は一人、タワーの展望室から、双眼鏡を使って外を監視していた。
とはいえ、それは他にすることがないから、というやや消極的な理由からの行動だったが。
二基のエレベーターは相変わらず動く気配を見せてくれない。
これはまだいい。故障ではなく意図的にスイッチを切られているだけだと分かっているのだから。
ニアの頭を悩ませているのはもう一つの問題――内線の不通のほうだった。
こちらは、その原因が未だにつかめていない。
もしも内線が故障したのであれば、下にいる人間とコンタクトをとる方法が手元のマイクによる一方的な放送だけになる。
できればそんな事態は避けたいところだが……どうにも様子がおかしい。
内線のコール音はしっかりと鳴っている。
ジェダが用意した内線の仕様などニアが与り知るところではないが、
常識的に考えれば故障ではないと判断するのが妥当だろう。
つまり――
(太一に何かあったのか?)
自然と、その考えが導き出される。
が、エレベーターを停止されている以上、太一の安否を確かめる術がない。
その後も何度かコールしてみたが、やはり太一が応対することはなく。
時間の無駄だと考えたニアは結局、今そうしているように外の観察へと意識を向けることにした。
(どのみち、弥彦かキルアが戻ってくれば事態は進展する)
そう考えた矢先――

トォルルルル…………トォルルルル…………トォルルルル…………


599 :キルア×傷心×踏み出す一歩? ◆IEYD9V7.46 :2007/11/10(土) 00:08:38 ID:RzBcIlU2
コール音が、ニアの注意を外部から内部へと呼び戻した。
(さて、相手は誰か)
久方ぶりのコールを前にして、ニアは務めて冷静に受話器を手に取り、耳に当てた。
「もしもし?」
『……無事だったか、N』
他愛のない一言。キルアだった。
しかし――
(無事だったか、とはどういうことだ?)
それは、外に出ていたキルア自身に掛けられるべき言葉だろう。
ニアが疑問を整理する時間を削り取るように、キルアの一方的な声が続く。

『その様子なら無事だったみたいだな』
払拭できない不信感。
『そっか、良かったよ。ちゃんと、そこにいてくれてさ』
その正体は、
『――――だったらすぐに殺してやる。そこを動くな』
強烈な、殺意。

怒鳴り散らされたわけでもないのに、ニアの身体にビリビリとした衝撃が走り、冷たい汗が噴出す。
舌先三寸で相手を論理的に打ち負かす自身の声とはまるで別物。
キルアの声は、語気、語調、声色、どれをとっても人を殺すに足る声だった。
電話を通されて劣化した声でこれなのだから、尚恐ろしい。
直接相対したら息もできなくなる、そんな印象まで植え付けられてしまう。
しかし、ここで怖気づくわけにはいかない。
事情は呑み込めないが、隙を作ったら本気で、逃げる間もなく殺される。
間違いなく、キルアにはそれができる。理性ではなく、原始的な生存本能が認めてしまう。
(……落ち着け。命のやりとりはこれが初めてなんかじゃない。
 今の状況、電話越しの交渉論破はまだ自分の領域だ。
 ならば、殺しの領域に踏み入られる前に――キルアを止めてみせろ。できるだろう?)
心を決める。
ニアはあたかも眼前にキルアがいるかのように、虚空を強く睨みつけ、重々しく口を開いた。
「……キルアさん、あなたの言動は飛躍し過ぎています。なぜ、私を殺すと?」
『とぼけるな! 太一を殺したくせに、よくも抜け抜けと!』
間髪も入らない。
そこで初めて、キルアの明確な怒声がニアの鼓膜を揺らした。
「太一さんが、死んだ……? そこでですか?」
『白々しいんだよ! お前も今すぐ送ってやるからあの世で太一の前に這いつくばって謝れ!』
……まずい、完全に頭に血が上っている。
この場において、電話が切られることと自分の命が切れることは同義だ。
話が通じている間に、少しでもキルアの平静さを取り戻させなければ――。


600 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/10(土) 00:09:35 ID:Mt+d1x8O
 

601 :キルア×傷心×踏み出す一歩? ◆IEYD9V7.46 :2007/11/10(土) 00:09:55 ID:RzBcIlU2
「落ち着いてください。仮に私が太一さんを殺したなら、死体をそこに放置したりはしません。
 そもそも、私が一階に降りたのならエレベーターという脱出経路を復旧しないまま、
わざわざ展望室に戻ってあなたがタワーに帰ってくるのを待つはずがないでしょう?」
『……ッ』
キルアは舌打を隠そうともしない。
苛立たしさが容易に読み取れたが、少しは冷静になってくれたようだ。
でなければ、今ごろキルアは受話器を放り捨ててニアを殺そうと
外部の非常階段を昇っているはずなのだから。
だが、それでも事態が好転したわけではない。危機はどこまでも追い立ててくる。
『……なら、答えろ。ここで何があったのか。
 太一を殺したやつは誰で、どこに行った』
「……分かりません」
屈辱的だ。自分の口から、こんなにも無力な言葉が漏れるとは。
『……ふざけるなよ、N。こんな場所にいて、何も知らないで済むと思っているのか?』
「事実ですからこれ以上何も言えません。
 太一さんからの連絡はずっと途絶えたままでしたし、
 展望室から不審人物を発見することもできませんでした」
内に秘めた憤りを隠し通しながら、言葉を押し出す。
ニアとて、自分の真下で起こった惨劇に気付くことも出来なかったという間抜けさ、
そして止め処なく押し寄せる不甲斐なさに打ちのめされているのだ。
こんなことで、世界一の探偵を名乗れるはずがない。
それでも、態度や声にその憤りを乗せないのは、偏に培ってきたプライドのおかげだった。
だが――
『あぁ、そうだった。お前の言葉なんて何の役にも立たないガラクタだったな。
 いや、ガラクタよりもずっと質の悪い……毒虫か?
 何せ役に立たないどころか害まであったんだからな!
 お前が余計なことを吹き込まなければ、太一が死ぬことはなかったんだよっ!』
――カチン、と火花が散った。
鈍く熱いものが脳に刺さり、ニアのスイッチがオンになる。
憤りを抑えていたのが矜持なら、解き放つのもまた矜持。
幼稚な八つ当たりだと頭で理解できても、看過できない言動だった。
ニアの中に巣食っていた、キルアへの恐怖が呆気なく吹き飛ぶ。
「こちらのほうこそ見込み違いでした。キルアさんはもっと冷静な方だと思っていましたが……、
 どうやら見当外れだったようですね」
『……なんだと』
電話越しに張り詰めた空気まで届けられる。だが、ニアはそんなものを意に介さず淡々と告げる。
「確かに私は野比のび太を追ってほしいと頼みました。
 ですが、私はそのことをキルアさんに強制した覚えはありません。
 あなたは、私の要求を拒否することだってできたはずです」
「馬鹿にしてるのか!? そんなもの詭弁だ! おまえがしていることは責任の転嫁に過ぎないんだよ!」
「えぇ、そうかもしれません。ですが、あなたが今やっていることも同じことではないのですか?」
『!?』
ニアの口が不敵に吊り上る。
「なるほど、確かに私が頼んだのに“私の頼みをキルアさんが拒否すれば良かった”というのは卑怯でしたね。
 そのことはお詫びします。では、他のカードを出しましょう」
そして、叩きつけた。
「――なぜ、あなたは太一さんをここに一人で残したのですか?」
キルアが息を呑むのを、ニアは聞き逃さなかった。


602 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/10(土) 00:11:13 ID:Mt+d1x8O
 

603 :キルア×傷心×踏み出す一歩? ◆IEYD9V7.46 :2007/11/10(土) 00:11:37 ID:RzBcIlU2
『それ、は』
「タワー内のほうが安全だと思ったから、ですか?
 もしそうだと言うのなら、不可解ですね。
 キルアさん、あなたの判断力や身のこなしは子供のそれではありません。
 あなたが普通の子供だったなら、最初に会ったときに催眠ガスに対して
 あそこまで迅速に対処できるはずがないですから。
 あなたなら、太一さんと一緒に野比のび太を追いかけても、問題なく太一さんを守れたのではないですか?
 むしろ、野比のび太を捕まえるためにも人手があったほうが良かったのではないですか?」
『結果論を持ち出すのがおまえのやり方なのか? それとも、おまえには未来でも見えてるのかよ。
 だったら探偵じゃなくて占い師でもやってたほうがお似合いじゃないか?』
小馬鹿にしたような応答。しかし、ニアは全く腹を立てない。
それは予想通りの返答だったのだから。歯車がまた一つ噛み合ったことに悦びさえ覚える。
その感覚がニアにとっては堪らなく心地良い。
「そうですね。私にだってタワーと外、どちらが安全だったかを断言することはできません」
ニアはキルアの反論をあっさりと受け入れて、
「ただし、それでもあなたの行動にはまだ説明されていない部分があります」
更に責め立てようと、力を溜める。
「タワーの中のほうが安全。おかしいですね?
 キルアさんと太一さんにとって、正体が知れない存在である私がここにいるというのに。
 なぜ、安全だと判断できたのでしょうか?」
『ッ! おまえ、やっぱり太一を!』
「早合点しないでください、単なる例え話です。
 話を戻します。なぜ、あなたは太一さん一人をここに残したのか。
 推測できる理由の中でも、まずは希望に満ちたものを挙げてみますか。
 一つ。キルアさんが私のことを信頼して太一さんを私に預けたという可能性。
 これが当たりだったなら、私たちが何の隔たりもなく協力できるという美談、
 その最初の一歩になったのでしょうが…………話になりませんね。
 キルアさんが本気で私のことを信じていたというのなら、太一さんの死を目の当たりにしたときに
 真っ先に私のことを疑ったりはしなかったでしょう。
 つまりはその程度の信頼しかなかったわけです。実に悲しいですね」
こんなに愉しそうに「悲しい」という人間が他にいるのだろうか。
「さて、改めて尋ねましょう。
 注意を払わなければならない存在である私の近くに、太一さんを置いたのはなぜでしょうか?」
『……く』
「答えたくありませんか? では代わりに述べましょう。至って簡単です。
 あなたは、太一さんをここに残すことで私の監視、あるいは牽制をさせていた。
 これが推測できる二つ目の理由であり、最適解です。違いますか? 違いませんね」
キルアが口を挟む隙がない、いや、仮にあったとしても彼に反論することができただろうか。
ニアにとっては最早、キルアからの返答を聞く意味は希薄となっている。
なぜなら、今、ニアが行っているのは弁論でも説諭でもなく。
判決がとっくに出ている、一方的で容赦のない処刑なのだから。
「そろそろ結論といきましょうか」
『……やめろ』
「太一さんが死んだのは、あなたが私への警戒という些事を優先させたからです」
『やめろって』
「つまりはキルアさん」
『やめてくれ!』
「――あなたの愚かで打算的な考えが、八神太一を葬ったんですよ。
 そして、自身の失態を認められず無様に八つ当たりしている惨めな子供、
 ――――それが今のおまえだ、キルア=ゾルディック」


604 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/10(土) 00:12:23 ID:Mt+d1x8O
 

605 :キルア×傷心×踏み出す一歩? ◆IEYD9V7.46 :2007/11/10(土) 00:12:53 ID:RzBcIlU2

ガタッ……。

その音を最後に静寂が訪れる。
建物内を数回反響したのか、余韻は奇妙なほどに長かった。
キルアはどうなっただろうか。
受話器を取り落としたか、膝から崩れ落ちでもしたのか。
まだ内線は繋がっているようだが、二アには電話の向こうの様子が分からない。
(熱くなりすぎて必要以上に打ちのめしてしまったか。
 感情に流されるようでは、私もまだまだだ……。
 いや、悔いている場合ではない。逆上されてここに乗り込まれたら厄介だ。
 本格的に、今ある道具で逃げることも考えなければ)
ランドセルから支給品をばら撒く。
床に散乱した支給品を眺め、頭の中で打開策を練るのと同時に別の思考が並列展開される。
(キルアは惜しい人材だったのかもしれない。
 子供しか集められていないこの島で、彼ほど有能な人間が他にいるのか?
 ……だが、これで逆上したり消沈したりするような駒ならどのみち必要ない、か。
 それでも、もし万が一、彼が――)

『…………聞こえるか、N』

思考が中断され、一際大きな鼓動が一つ打たれる。
予想外だった。この内線からキルアの声が再び、それもこんなに早く聞こえてくるとは。
「えぇ、聞こえています」
『おまえのおかげで頭が冷えたよ。……答えあわせがまだだったな。おまえの言ったことは全部当たりだった』
あのキルアがこうも素直に動くのか?
俄かには信じられなかったが、ひとまず受け入れてみて。
ニアは望んだ展開の到来にほくそ笑みつつも、それを気取られないように押さえ込み、
調子のいい言葉を紡ぎ出す。
「平常心を取り戻せたようで何よりです。
 キルアさんになら分かっていただけると思い、あえて苦言を呈してしまいました。すみません」
『いや、そんなことはいい』
これなら行ける。そう判断したニアは勝負に出た。
「キルアさん。太一さんの死は残念でしたが……、彼の死を無駄にするわけにはいきません。
 状況の打破のためには、あなたの協力が不可欠です。私と、手を組んでください」
言い終えて、返事を待つ。
イエスかノーか。勘でしかないが分は悪くないはずだ。
だが、
『……なあ、N。その前にいくつか訊きたいことと頼みたいことがあるんだけどさ』
返ってきたのはどちらでもない。
答えではなく、問いかけだった。
「何でしょうか?」
『ちょっとそこから外の景色、360度グルリと見回してくれないか?』
どういうことだ? と訝しみながらも、ニアは言われたとおりに窓の外を見やる。
赤い西日。煌く波間。灰色のアスファルトから生えている高層ビル。
何の変哲もない景色が広がる。目を惹くものは見つからなかった。
「見終わりましたよ」
『そこから、島全体を見渡せたか?』
無理に決まっている。
島の南西に位置するこのタワーから、そこまで広範囲を見られるはずがない。


606 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/10(土) 00:13:30 ID:Mt+d1x8O
 

607 :キルア×傷心×踏み出す一歩? ◆IEYD9V7.46 :2007/11/10(土) 00:15:27 ID:RzBcIlU2
「いえ、それが何か?」
『……オッケー、分かった。それなら一つ訊くけど』
一呼吸置いて、
『おまえさ、結局そこからなに見てんの?』
僅かに、胸に痛みが走った。
『太一のことは確かに俺のミスだったよ。それは認める。
 だけどな、そのことを差し引いても俺はおまえを信用することができない。
 どこ見てんのか分からない上に、自分の足元まで見えていないようなやつに、
 何かを期待することはできない』
ニアはひたすら黙って聞いている。
『おまえがどういう探偵生活送っていたのか知らないけど、
 そんなところに篭っているのが探偵の仕事なのかよ?
 実際に自分の目でこの島のこと見てないくせに、何で全部分かる気でいるんだよ?』
そこで話が一度大きく途切れる。
ニアはすぐに察知する。これは、力を溜める予備動作なのだと。
『今言ったのはおまえへの課題だ。これが解けないようなら俺はおまえと組むことなんてできない。
 今のおまえのやり方じゃ、打開策が見つかるころには全員死んでるだろうからな。
 そんなやつを旗印にできるわけないだろ』
深呼吸。一拍。
『外に出てみろよ、引き篭もり。話はそれからだ。
 おまえは全部見通してるように見えて、
 その実、スタートラインにも立っていないんだからな』

ガタッ。
電子音とともに今度こそ内線が切られた。
ニアは受話器を持ったまましばらく沈黙し。
数秒後、おもむろに言葉を紡ぐ。
「……私は、大局を見据えているんですよ、キルアさん。尤も、あなたには理解できなかったみたいですが。
 忠実に働いてくれる弥彦もいるのだから、今は私が動く場面ではありません」
受話器を戻す音を最後に、部屋に静寂が敷き詰められた。

  *  *  *



608 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/10(土) 00:15:33 ID:Mt+d1x8O
 

609 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/10(土) 00:17:22 ID:Mt+d1x8O
 

610 :キルア×傷心×踏み出す一歩? ◆IEYD9V7.46 :2007/11/10(土) 00:17:48 ID:RzBcIlU2
夕日を身体一杯に浴びている道路に、細く、長い影が伸びる。
遠目からでは判別しにくいが、どうやらその影はもぞもぞと動いているようだった。
更に目を凝らせば、夕日に背を向けてゆっくりと歩いていることが分かる。
一人のものにしては、随分と歪な形を持った影だった。
それもそのはず。
影は二つで一つ。けれど、決して二人と呼ぶことはできないもの。
ふいに、一人が一つに声を掛ける。
「本当にさ、今日はおかしな日になったなー……」
返事はない。
背に乗せた太一は、もう二度と口を開くことはないのだから。
「一日に二回だぜ? 二回も墓作って人埋めることになっちまった。
 俺はハンターだってのに、何で坊主みたいなことばっかりしてるんだろうな。
 ……あぁ、悪い。おまえには一回目のこと言ってなかったな」
おまえが生きていれば隠すつもりだったんだけど、と小声で付け加えた。
歩いていると、背負った太一の身体がだんだんずり落ちてくる。
よっ、と軽く力を入れて、丁度いい位置に抱えなおしながら、
「俺さ、ドジって野比のび太を殺しちまったんだ。
 おかしいだろ? 生まれた時から英才教育受けさせられてきたってのに、
 この年になって加減間違えたんだぜ? 
 うちの連中が知ったら泣くのか笑うのか、どっちだろうな」
表情が笑みを象る。見かけだけの、贋作の微笑み。
「まぁ、そんなわけで野比のび太を埋めたんだ。
 本当にただ埋めただけ。俺の失敗のせいだって言われれば言い返せないけどさ、
 そもそもの始まりはあいつが嘘ついたせいだろ?
 穴掘って埋めてやっただけでもあいつにはありがたく思ってほしいね」
言い終えて、キルアは過去をたどり始める。
――ヒドイもんだったな。
タワーに戻ったとき、倒れている太一を視界に納め、動揺しながらそう思った。
殺しのプロであるキルアには、一目で太一の死因を理解することができた。
青酸カリによる、毒殺。
それは太一の身を案じていたキルアが、もっとも恐れていた殺害方法だった。
(……こうなる可能性は考えていた。太一と最初に会った、あの時から)

611 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/10(土) 00:18:13 ID:Mt+d1x8O
 

612 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/10(土) 00:19:15 ID:Mt+d1x8O
 

613 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/10(土) 00:19:20 ID:eVw4WVQS
 

614 :キルア×傷心×踏み出す一歩? ◆IEYD9V7.46 :2007/11/10(土) 00:19:31 ID:RzBcIlU2
興味本位で、太一に仕掛けたゲーム。
あのとき、何の疑いもなく答えを出した太一を見て、キルアは胸のすく思いを持った。
けれど、それは諸刃の剣。
こいつは、絶対に人に騙されて死ぬタイプだと直感して。
その予感は現実のものとなった。
太一の持つ暖かい心に対して、凍てつく刃の上に立つこの世界は、あまりにも無慈悲だった。
「……おまえは本当にバカだよ。力もないくせに、誰彼構わず人を信じるなっての」
どうせ、太一は死を迎える寸前まで、毒を入れた相手のことを信じていたのだろう。
現場にいなくたって手に取るように分かる。
分かっていた、はずなのに。
(……最初のとき、俺が無理にでも太一を追い返していれば……)
どうなっていただろうか。軽く傷でも負わせて、この殺し合いの本質の一端を思い知らせれば、
太一もそう簡単には人を信じなくなり、結果としてもっと長く生きていられたのではないか?
そんな「もしもの世界」を夢想し、
(……ありえないな)
すぐに否定する。
(あのどうしようもないバカの心は、死んでも折れなかっただろうし)
バカは死ななきゃ直らないなんて嘘だと思った。
(仇はとってやるよ。おまえが望むかどうかは知らないけど、これは俺のけじめだからさ)
幸い、手がかりはある。
太一を殺したヤツは、首輪探知機となぜかゴーグルを奪っていったのだから。
首輪探知機の存在は厄介だが、こっちにだって培ってきた勘と念がある。
勝機はきっと見出せる。

「と、言い忘れていた。この島に来てからのツレのよしみだ。野比の墓は作ってやらなかったけど、
 おまえにはちゃんとしたもの作ってやるから安心しな。
 しかも特別性のやつだぜ。山のように土盛ってさ、どーんとすごいのを建ててやるよ。
 『八神太一の墓』って彫ったでかい木の板でもてっぺんにぶっ刺してさ、
 遠くから見てもおまえの墓だって分かるような派手なものにするから……、期待して、待っててくれよな」

消えそうな笑みを浮かべながらも、その足はアスファルトを一歩一歩踏みしめる。
目標は力を与えてくれる。そこに気持ちの正負は関係ない、絶対量が多ければそれでいい。
ともすれば倒れそうだったキルアも、今だけは前を向いて歩けた。

  *  *  *

閑話休題。
突然だが、危険人物を発見したときに、どのような対応の仕方があるのかを少し考えたい。
対象となる危険人物像は……例なので簡単で分かりやすいものにしよう。
仮に、素顔を晒したまま「このゲームに乗ったぞ! 殺る気は満々だ!」などと言う輩がいたとする。
こんなバカは早々いないだろう。でも、とにかくそんなヤツがいたとすれば、
他者がその人物に接触を試みようとすることはそう多くはないだろう。
安全を期するために逃げるか、それとも様子見に徹するか、あるいは。
――――問答無用で排除しようとするか。

ここでキルアの視点に立ってみる。
キルアが持っていて、かつ生存者だと思っている人物の情報は、
ゴン、太一の友人たち、N、弥彦だけだ。
一見、すぐに障害となる人物はいないように見える。
実際、キルア自身もそう思っていた。いや、忘れていたと言うべきか。
――その、直前までは。

  *  *  *



615 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/10(土) 00:20:30 ID:Mt+d1x8O
 

616 :キルア×傷心×踏み出す一歩? ◆IEYD9V7.46 :2007/11/10(土) 00:21:17 ID:RzBcIlU2
そのときのキルアが辿った感情の変遷は、劇的の一言だった。
時間にして、一秒経ったのかも怪しい。
そんな極僅かな間に、驚愕、呆然、不審、警戒の順に目まぐるしく感情が入れ替わり、
最後に刻まれたのは冷たく燃え上がる『歓喜』だった。

裏路地から大通りに差し掛かろうとしたところで、キルアはそれを見た。
カサカサという音でも立てそうなくらい奇怪に動く、謎の物体。
初見では人間に見えなかった。着ぐるみなのだろうか?
あからさまに怪しいその物体は、キルア同様周囲をひどく警戒しているようだった。
キルアでなければ、気付けなかったかもしれない。
障害物を盾にして、実に巧妙に移動していたその物体を。
その物体が、青いペンギンのような格好をしていたことを。
そしてペンギンの中央に、ほんの一瞬だけ。
顔らしきものが、見えたことを。
(何だ、あいつは? ……あれ? 俺は、あいつを知っている、のか?
 どこだ、どこで見た? 思い出せ、きっとこれは重要な――)
キルアは、確かにその顔を見たことがあった。
しかし、いつ、どこで? 
大事なことのはずなのに、肝心かなめの部分にどうしても手が、

――一銭にもならんゲームで殺し合いなんぞKGBのチンピラだってやるかボケ――!

(!? なんだよ、これ!? いったい、いつの――!)
手が、届いてくれた。
その記憶はまだ浅い部分に埋まっていたらしい。
あっさりと手をかける起点が見つかった。
あとは流れるままに。

――これは失敬。諸君、私は最後まで残った子を救世主として迎え
   『何でも好きな願いを叶える』事を約束しよう。
   巨万の富でも、永遠の若さでも、死者の蘇生でも何でもだ。
――よし乗ったっ!

(これ、は)
キルアの思考が白く、激しくスパークして。
切れかけていた記憶の糸が、再び強く繋がれていき。

――ところで優勝者だけか? 意外とケチ臭いな。最終結果でしか子供を判断しないから
   受験しかできない社会とか言われるんだ。途中経過を重視しようという気は無いのか?

元の形に戻るころには、

――こっちは子供だ。4人は多い、2人にしろ。

キルアの顔面に、鮮烈な笑みが刻まれていた。
全てを理解したキルアは、足を動かそうとして、一度踏みとどまる。
(……悪いな太一。墓作ってやるの、遅くなりそうだ)
背中に乗る重みに一瞬だけ意識を向けて、すぐに前方に集中する。
……何という僥倖なのだろうか。


太一が死んだタワーの近くで。
開始前から殺し合いに乗ると公言していた、自信過剰のクズが。
一人で、ドブネズミのようにコソコソと蠢いている。




617 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/10(土) 00:21:34 ID:Mt+d1x8O
 

618 :キルア×傷心×踏み出す一歩? ◆IEYD9V7.46 :2007/11/10(土) 00:21:57 ID:RzBcIlU2
(……理由なんか、それだけで充分だよなァ?)
目を剥いて笑うキルアは、それでも冷静だった。
冷静に、殺しの道筋を立てていた。
(どっちだっていいさ)
太一を殺したのがヤツだとしても、そうじゃなかったとしても。
あいつは、最初の広間で、しかも全員の前で「優勝を目指す」と宣言したのだから。
生かしておくわけにはいかない。
(そうだ、どっちだっていい)
とりあえず、一撃叩き込もうと決心する。
それでヤツが死のうが生きようがどっちでも構わない。
ヤツの運が良ければ――、一撃で楽に死なせてやる。
ヤツの運が悪ければ――、一撃では済まさない。
最初の攻撃で生き残るようなら、それで死ねなかったことを後悔させてやる。
四肢を砕いて片目片耳を潰して歯と鼻骨を折って饅頭みたいな顔を更に腫れ上がらせる。
最低限、見る聞く話すの機能だけは残しておいてやる。
どうせ生きているのなら、拷問でも仕掛けて情報を吐かせておいたほうが得だから。
(……全部吐かせて絞り尽して、最後に残った汚いボロカスはどうするかなぁっと)
生気に満ちた笑みが、鋭さを増す。
目標は力を与えてくれる。そこに気持ちの正負は関係ない、絶対量が多ければそれでいい。
ともすれば倒れそうだったキルアも、今だけは身を突き動かす衝動と共生し、
アスファルトを踏み砕かんばかりの力で地面に突き立っていた。
その眼光の先には、獲物がいる。



【B-8/オフィス街/1日目/夕方】
【キルア@HUNTER×HUNTER】
[状態]:やや疲労。精神的に大きく疲労。パタリロへの殺意
[装備]:ブーメラン@ゼルダの伝説、純銀製のナイフ(9本)、
[道具]:基本支給品、調理用白衣、テーブルクロス、包丁、食用油、 茶髪のカツラ
    支給品一式(カツオのもの)、天体望遠鏡@ネギま!、首輪(しんのすけ)
    太一の遺品(基本支給品、包丁、殺虫剤スプレー、着火用ライター、調理用白衣、
          水中バギー@ドラえもん、調味料各種(胡椒等)、フライパン、
          コンチュー丹(7粒)@ドラえもん)
[思考]:さて、いつ仕掛けるか
第一行動方針:パタリロを尾行、隙を見て殺しにかかる
第二行動方針:太一を埋葬する
第三行動方針:ゴンを探す
第四行動方針:太一の友人(丈、光四郎、ミミ)を探す
基本行動方針:ゲームには乗らないが、襲ってくる馬鹿は容赦なく殺す
[備考]:
ニアの本名を把握していません(Nという名しか知りません)。
Nの仮説をおおかた信じていますが、Nの人間性を信じきっていません。
死んだカツオのことを「のび太」という名前で認識しました。
グレーテル(名前は聞いていません)を殺したと思い込んでいます。
太一の空のランドセルはタワー一階に放置されています。




619 :キルア×傷心×踏み出す一歩? ◆IEYD9V7.46 :2007/11/10(土) 00:22:46 ID:RzBcIlU2
【B-8/オフィス街/1日目/夕方】
【パタリロ=ド=マリネール8世@パタリロ!】
[状態]:健康、ペンギン状態。ゴキブリ走法中
[装備]:S&W M29(残弾6/6発)@BLACK LAGOON、ペンギンの着ぐるみ@あずまんが大王
[道具]:支給品一式(食料なし)、ロープ(30m)@現実、44マグナム予備弾17発(ローダー付き)
[思考]:二人とも全然見つからん……
第一行動方針:勝手に周囲を調べに行った弥彦を見つけ、追いつく。
第二行動方針:チアキを発見して事情を問い質したい(彼女が藤木殺しの犯人の可能性を疑っている)
第三行動方針:仲間集め。チアキがマトモなら、彼女に弥彦を仲間として紹介したい
第四行動方針:弥彦の持つ首輪を調べたい(道具や設備も確保したい)
第五行動方針:好戦的な相手には応戦する。自分を騙そうとする相手には容赦しない
基本行動方針:ジェダを倒してお宝ガッポリ。その後に時間移動で事件を根本から解決する。
[備考]:自分が受けている能力制限の範囲について大体理解している。
    着ぐるみ着用でも普段と同じ行動が可能(変わり身などがある分むしろ強い?)。
    偉そうな事を言ったが、弥彦を完全には信用していない。弥彦と簡単に情報交換済み。
    よつばと藤木の死の真相について、大雑把にですが勘付いています。


【B-7/タワー内展望室/1日目/夕方】
【ニア@DEATH NOTE】
[状態]:健康、苛立ち
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、モンスターボール@ポケットモンスターSPECIAL、
    眠り火×9@落第忍者乱太郎、タワー内放送用マイク
[思考]:それでも、弥彦が、弥彦さえ戻ってくれば……!
第一行動方針:放送を待つ
第二行動方針:弥彦が首輪を持ってくるのを待って、解析作業
第三行動方針:メロまたは、ジェダの能力を探る上で有用な人物と接触したい
基本行動方針:自分では動かず、タワーを訪れる参加者と接触して情報や協力者を集める
最終行動方針:殺人ゲームを阻止する
[備考]:
盗聴器、監視カメラ等、何らかの監視措置がとられていると考えています。
そのため、対ジェダの戦略や首輪の解析に関する会話は、筆談で交わすよう心掛けています。
ジェダを時間移動能力者でないかと推測しました。
キルアと太一の声・性格を大方理解しました。彼らが首輪探知機を持っていることを知りました。
カツオのことを「のび太」ではないかと誤って推測しています。
[備考]:タワーのエレベーターは、2機とも緊急停止状態で動きません。

620 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/10(土) 00:22:52 ID:eVw4WVQS
 

621 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/10(土) 00:23:41 ID:tuILvOrK
 

622 : ◆IEYD9V7.46 :2007/11/10(土) 00:23:57 ID:RzBcIlU2
投下終了です。支援ありがとうございました。
問題点、指摘などありましたらどうぞ。

623 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/10(土) 00:28:10 ID:eVw4WVQS
投下乙です

パタ来たー
が、ヤバいぞ

ニアそもそもお前が内線を(ry
弥彦はもうこないだろうし

真面目に言えばもう気になるのは弥彦より放送のほうじゃないでしょうか

624 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/10(土) 00:32:53 ID:Mt+d1x8O
GJ。
キルアとニアの問答に震えた。ニアの話術、キルアのシンプルな質問、どっちも上手い。
そして……キルア、そっちに振れちまうか……!
そういやキルア視点で見れば、パタリロ殺せば3人目なんだよな。

625 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/10(土) 00:40:24 ID:ZeKeJdKl
うわぁ。モノホンの殺し屋に狙われた。
しかも、勘違いどころか自業自得な因果が回ってきた。

パタリロやばい。このあとの状況の如何によっては解析組やばい。

626 : ◆o.lVkW7N.A :2007/11/10(土) 00:45:47 ID:KsFmfc+x
キルアがニアに尋ねた一言が凄く「らしく」て、精神抉るような台詞回しの巧みさ思わずに痺れました。
頭脳派同士二人の会話が、とにかく上手い……。
続きが気になるSS、激しくGJです。

もうすぐ72時間なので、予約の延長をお願いします。
日曜までには投下できる筈……と、思いたいですが……。

627 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/10(土) 00:53:35 ID:d3BaKdlb
投下乙
対個人殺傷力最強っぽい非マーダーのキルアに狙われるなんて
パタリロ不幸過ぎるだろw
パタリロ最期の活躍が楽しみだ…orz


628 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/10(土) 01:01:17 ID:eVw4WVQS
これ次行かないと放送行けなくないですか?

629 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/10(土) 01:11:48 ID:OegnrrIw
投下乙
キルア、「外に出てみろ」って言うんなら、せめてエレベータ復旧してってやっても…
もうタワーに戻る人いないよ? ニア、終わったかな…

>>627 こらこら、最期と言ってやるなww
パタリロのゴキブリ走法はキルアを超えるかも知れん。

>>628 行けなくはないと思う。忍び寄ったあたりで放送が入っても面白そうだし。

630 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/10(土) 01:16:00 ID:Mt+d1x8O
>>628
しかしパタリロが瞬殺されるとも思えないし……ゴキブリ並みのタフネスと体術と、キルアの独白から考えても。
コレの次のシーンは、放送を作中に挟む形で書けると思う。
どのタイミングで放送が流れるかで随分と2人の運命も変わってくるし、その部分で書き手も工夫できる。
ま、最悪の場合、放送流れる時にはパタは両手両足もがれて虫の息かもしれないけどね?

631 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/10(土) 01:18:36 ID:OegnrrIw
しかし正直、虫の息のパタって想像つかんよなww

632 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/10(土) 01:19:55 ID:aM2oVTt8
パタリロにげてー!

633 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/10(土) 01:20:21 ID:cqZriGcU
投下乙です
それでも…それでもパタリロならきっと何とか…無理かなw
ゴキブリ走法と悪魔的頭脳を以てすれば…厳しいかなw

>>629
わざわざ復旧してやる義理もないんじゃね?
暗に「人を動かしてばかりいないで自分の足で動け」って言いたいのかも

634 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/10(土) 01:21:09 ID:eVw4WVQS
>>629
>せめてエレベータ復旧してってやっても…
確かに。
わざとならそれどういう嫌がらせ?w
気がつかなかったか忘れてるか考えあってのことか?

>ニア、終わったかな…
まだ階段をえっちらおっちら下りるという手がある!

635 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/10(土) 01:24:06 ID:rGFbqSET
うーん、すごいなぁ。
ジャンプ誌面でホントにキルアとニアがバトってるような錯覚があった。
…さすがにちょっと大げさかw

とにかく超GJ!
これによってニアが外に出るフラグも立った…のかな?
というか、そうしないと死ぬんだよなw

636 : ◆IEYD9V7.46 :2007/11/10(土) 01:31:13 ID:RzBcIlU2
>エレベーター復旧

どうしようか迷ったまま忘れていた……。
ニアに対するキルアの嫌がらせなどで脳内補完してくださいorz



637 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/10(土) 01:41:58 ID:eVw4WVQS
ちょw

638 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/10(土) 01:54:43 ID:ZeKeJdKl
キルアが頭にきてすっかり忘れたの方が説得力がありそうな予感。

639 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/10(土) 01:56:30 ID:np1+XEkc
投下GJ
掛け合いが実に楽しい。ニアの論理が光るねえ。
しっかし疑心暗鬼の結集と言ってもいいな。これで全員対主催というのが痺れる。
対主催は組むだけが能じゃないぜ!

640 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/10(土) 01:59:37 ID:Mt+d1x8O
実は、電源復旧させて同時にエレベーター停止させたの、キルアの指示じゃなくて太一の独断なんだよな。
素で気付いてないとかいうことも十分ありそう。
電気が戻ってるのだけ見て「太一が戻したんだな」と判断して、エレベーターが動くかどうか見てもないとか

641 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/10(土) 02:00:45 ID:np1+XEkc
>>636
きっと試してるんだよ。
「世界一の探偵ならこの程度の障害楽勝だろ?
 何、無理? じゃあ仲間にしてやらん」

642 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/10(土) 02:13:11 ID:WwKKMF4Y
最強ポケモンを保持している限りはニア安泰

643 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/10(土) 02:24:53 ID:n+tK6bA4
ピンチを切り抜ける切り札的存在として定評のあるメタちゃんいるもんな。
人も何人か来るし、なんとかなったりするかも。
勝やきり丸や没ネタのトマみたいにアボンする可能性もあるが

……ニアじゃおっぱいボールはできないな。ちくしょう

644 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/10(土) 02:27:03 ID:OegnrrIw
>>640 おおっ! 気付かなかった。その線が濃いな。

645 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/10(土) 02:31:18 ID:eVw4WVQS
ニアが>>601で言ってる

> そもそも、私が一階に降りたのならエレベーターという脱出経路を復旧しないまま、
>わざわざ展望室に戻ってあなたがタワーに帰ってくるのを待つはずがないでしょう?」


646 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/10(土) 02:32:58 ID:OegnrrIw
>>645 おお… 気付かなかった… アホか俺orz

647 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/10(土) 02:38:15 ID:WwKKMF4Y
ニアのさりげないメッセージは無視されたという訳かw

648 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/10(土) 03:45:57 ID:SIBYI+gM
意訳「助けてお願い」

649 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/10(土) 13:12:00 ID:KsFmfc+x
意訳「ちょ、おまwww」

650 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/10(土) 14:04:23 ID:m7oYAPRl
放送後のニアマジで涙目w

651 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/10(土) 19:04:37 ID:zxuf57rC
確かタワー、禁止エリアになるんだよね?
……ニアザマァwww

652 : ◆o.lVkW7N.A :2007/11/10(土) 20:36:13 ID:0crOvhe3
10時過ぎには投下できると思うので、支援お願いします。

653 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/10(土) 20:39:16 ID:RzBcIlU2
了解です

654 : ◆o.lVkW7N.A :2007/11/10(土) 21:55:14 ID:0crOvhe3
今から投下します。

655 : ◆o.lVkW7N.A :2007/11/10(土) 21:56:17 ID:0crOvhe3
……済みません、やっぱりあと少し遅れます。orz

656 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/10(土) 22:02:35 ID:zxuf57rC
何があったw

657 : ◆o.lVkW7N.A :2007/11/10(土) 23:13:04 ID:0crOvhe3
すいませんでした。
今度こそ本当に投下します。

>>656
いや、同居人に突然パソコン取られただけですから…


658 :みんなそう呼ぶから ◆o.lVkW7N.A :2007/11/10(土) 23:14:34 ID:0crOvhe3
その建物は、現在炎上している学校から、西に1キロほど離れた場所に存在していた。
繰り返される日常の中で、とある少女の死に場所として幾度となく選ばれてきたそこ、――古手神社。
けれど今その一室にいるのは、呪われた運命に立ち向かう少女ではなかった。


戸棚を漁って発見した救急箱の中身を用い、メロは全身に負った殴打や殺傷の痕を治療していた。
一般家庭にある救急セットで可能なことなどたかが知れているが、何もしないよりはマシだろう。
化膿などしないよう細心の注意を払って熱湯や傷薬で消毒をし、ガーゼや包帯、絆創膏等で傷口を覆っていく。
ひとしきり手当てを終え、結んだ包帯がずれたり緩んだりしないのを確認すると、板張りの床にごろりと横たわった。
殺し合いの舞台で半日酷使した身体は、自分が思っていた以上に疲労が溜まっていたのだろうか。
血液の代わりに鉛が注入されたような身体はやたらに重く、一度横になってしまうと、再び起きるのがひどく億劫だった。

腕だけを伸ばし、すぐ脇に放っていたランドセルを手元へ引き寄せると、支給された食料を奥から取り出す。
ビニール製の袋を力任せに引き裂いて中のパンを鷲掴み、今更ながら昼食と呼ぶには少し遅い食事をとった。
「……まずいな」
空腹は最高のスパイスだという言葉があるが、どうやらそれは嘘らしい。
半日振りで口にした食料であるそのパンは、硬くも柔らかくもなく、甘いわけでも塩気が効いているわけでもなく。
それこそ奇跡と呼べるようなバランスの元、とにもかくにも絶妙な不味さを誇っていた。
このパン一つとっても、ジェダの人格的欠陥をひしひしと感じられる。
とは言え、どんなに不味い品であったとしても、エネルギーを得るためにはしっかり胃の中へ収めなければならない。
メロは半ばヤケになりながら、もさもさとした食感のそれをペットボトルの水で無理やり流し込んだ。

そんな彼の様子を眺めていたチャチャゼロが、心底可笑しそうに甲高い笑声を上げる。
「人間ッテノハ不便ナモンダナ。オレは、ワザワザ不味イモンナンカ喰イタクネー」
「喰いたいも何も、お前はもともと食事なんか出来ないだろう」
面倒くさそうにそう返したメロに、対するチャチャゼロが少々腹立たしそうに答える。
「馬鹿ニスルナ。モウ少シ身体ガ自由ニナル時ナラ、食事ダッテデキル」
「それ、本当なのか……?」
もし事実なら、口にした食品は一体どこへ行くのだろうかなどとどうでもいい事を考えつつ、メロはその場に身体を横たえる。
少しでも休息を取っておこうと手近なこの建物へ足を踏み入れたのだが、誰もいなくて幸いした。
放送が流れてしまえば、また色々と考察せねばならない事柄も増えるだろう。
せめてその時刻になるまでは、このまま他の参加者に現れないで貰えるとありがたいのだが。

そう思いながら、未だ殆ど感覚の戻らない左肩の治療跡を指先で撫でさすってみる。
無理をすれば多少は動かないこともないが、まともな格闘の役に立つのを期待するのは無謀だろう。
改めて、この怪我の現況である銀髪の少年に苛立ちを覚えつつ、メロは床に転がしていたペットボトルに再度手を伸ばした。
咽喉を鳴らしながらぐびぐびと勢いよく飲料水を嚥下し、齧り掛けのパンに食い付こうとする。
「メロ!」
「何だ、チャチャゼロ。そんなに喰いたいのなら、無理やりにでもその口に詰め込んでやろうか?」
味気ないパンにうんざりしていたメロが、冗談めかしてそう問う。
しかし、対するチャチャゼロはふんと鼻を鳴らすと、緊張感と好奇心をどちらも同程度孕んだ声音でにやにやと笑いながら告げた
「アノナ、何人カコッチヘ向カッテルミタイダゼ。魔力が近ヅイテ来ルノヲ感ジルカラナ」
「この建物に、か?」
「アア。オ前ト同ジ様ニ、ココデ休ムツモリナンダローナ」
どうするんだと問いたげなその言葉に、メロは素早くランドセルとチャチャゼロを片手で抱え上げ、柱の影に姿を隠す。
窓から外を覗えば、確かにチャチャゼロが口にした通り、本殿の入り口に佇む人影が確認できる。
三人……、いや先頭の男が背負っているのはどうやら怪我人のようだから四人だろうか。
恐らくは、休憩のためにこの建物を目指しているのだろうが、ならば自分はどう対応すべきだろう?
あちらの集団がまだ自分の存在に気付いていない今のうちならば、裏口から山裾へこっそり退出することも十分可能な筈だ。
『ご褒美』へのカウントがあと一人であることを考えれば、単独でうろうろしている馬鹿を狙ったほうが手っ取り早い。


659 :みんなそう呼ぶから ◆o.lVkW7N.A :2007/11/10(土) 23:15:42 ID:0crOvhe3

しかし、そう考えた彼が裏口へ続く廊下へ回ろうと足を踏み出しかけたまさにその瞬間、肩の上のチャチャゼロが声を高くした。
「ン? ……ッテ、アリャ御主人ジャネーカ。オーイ!!」
「馬鹿、チャチャゼロ! 勝手に大声を出すな!」
唐突に叫ばれ、メロは慌てた顔でチャチャゼロの口を塞ごうとしたが既に後の祭りだ。
苛立たしげに眉を顰めて叱責するメロのことなどどこ吹く風で、チャチャゼロはいつものにやけた表情を見せている。
「何ダヨ、メロ。アンマリ怒ルト身体ニ悪イゼ?」
「お前が悪いんだろうがっ!!」
傷跡の目立つ顔面にぴきりと青筋を立てながらそう怒鳴るメロに、しかしチャチャゼロは飄々と告げた。

「ツレネーナア。アイツラノ中ニモグリコンデ、次ノ獲物でも探セバイイダロ?
 マ、俺トシチャ、流石ニ御主人ヲ殺サレルノダケハ勘弁シテホシイガナ。ケケッ」

     *     *     *

ニケ達一行の進行具合は、本人達が想定していた以上に遅々としていた。
気絶した人間を背負って運ぶのは、相手が目覚めているときのそれとは比べ物にならない。
人間は起きている時ならば、背負う側の負担が少なくてすむよう、意識せずとも荷重をかける位置や強さを自然に調節している。
しかし、気絶中の人間にはこれが出来ないため、体重分の重さが丸々加重されるのだ。
未だ目覚めないエヴァを負ぶって山道を行くニケの疲労は相当のものだったし、
手足に火傷を負ったヴィータと、彼女を支えて歩くインデックスの表情にも、薄っすらと疲弊が差していた。
「ニケ、どこかで少し休んだほうがいいんじゃないの」
顔から首筋にかけて滝のような汗を掻いているニケに、隣のインデックスが心配そうな顔で休憩を提案する。
「うーん、俺なら大丈夫だよ。それにほら、学校まで後もう少しだしな」
「だからって……」
明らかに強がっているのが丸分かりだが、ニケ本人にそう一蹴されては、インデックスにもそれ以上の強制は出来ない。
しかし、彼の疲労が溜まっているのはどう見ても明白だ。
これ以上無理をしては、いずれ体力が切れてどこかで突然倒れこんでしまうかもしれない。
それを懸念したインデックスは、ランドセルから取り出した地図をニケの目の前に突きつけて告げた。
「じゃあ代わりに、この先にある神社に着いたら、そこに誰か寄った跡がないか確認しよう」
「……インデックス。だから、俺は平気だって」
「べつに、ニケが休まなくてもいいって言うなら、それはそれで構わないよ。
 でも、それは別としても神社には寄ってみたほうがいいと思うんだ。
 なのはは中央部に向かいたがってた。学校だけじゃなく、この神社も中央部にある建物の一つだからね」
インデックスの口調は柔らかいものだったが、同時に有無を言わせぬ強さを併せ持っていた。
ニケはその真っ直ぐな視線に少々気圧されながら、こくんと首を縦に振って「分かった」と口にした。
「そーだよな。確かに、誰がどこにいるかなんて、実際行ってみないと分からねえや」
「うん。ヴィータもそれでいいよね?」
「あたしなら構わねーよ。そこにはやてが居るかもしれないしな」
「じゃあ、神社へ向かおうか。……っていってもここを北へ行けばすぐ着くはずなんだけど」

そうして数十分後、彼らが辿り着いたのは、朱塗りの鳥居が堂々と立てられたそれなりに立派な神社だった。
辺りを警戒しながら、一行は本殿へと続く砂利道を歩いていく。
「誰かいるかな?」
「さあなぁ。まあ、俺としてはもう少し『ある』女の子がいてくれたら嬉しいけどな」
背後に居るインデックスとヴィータの胸元を横目で見やり、ニケが大きく溜息をつきながらそう言った。
「……ニケ?」
「ジェダってのも分かってないよなぁ。女の子は女の子でも、こんなに『ない』のばっかり集めて何が楽しいんだか。
 やっぱさぁ、俺としてはもう少しメリハリのあるボディにも惹かれるっていうかさぁ、そうでないと揉みがい、が……」
すぱーんと小気味良い音が唸るのと同時に、ニケの両頬に紅葉型の真っ赤な痣が浮き上がった。
「イ、インデックス。今のはちょっとした冗談というかなんと言うか……」
「言い訳するぐらいだったら、最初から言わなければいいんだよっ!!」
顔を赤くして怒るインデックスを、横からヴィータがそうだそうだと焚き付ける。

660 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/10(土) 23:15:46 ID:RzBcIlU2
 

661 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/10(土) 23:16:20 ID:RzBcIlU2
 

662 :みんなそう呼ぶから ◆o.lVkW7N.A :2007/11/10(土) 23:17:26 ID:0crOvhe3
「インデックス、あたしの代わりにもう一発そいつを殴れ!」
「ヴィータ!? お前、仲間を売る気かよ!」
悲痛な声でそう叫ぶニケに、ヴィータはさも当然だと言いたげな口ぶりでぷりぷりと告げる。
「お前は、さっきもあたしの胸を触ってくれたしな……。その言い方じゃ、ちっとも反省してねーんだろ」
「だから、あれは誤解だって!!」
「行くよニケ。……さっきの右頬は私の分。左頬はエヴァの分。そしてこれは、ヴィータの分だー!!」

和気藹々と(?)喋りながら鳥居をくぐり、神社の中央に位置する最も大きな建物の前へ漸く達する。
しかし、中へ入ろうかと足を一歩踏み進めた瞬間、突然奥から聞こえてきた声に、三人は揃って肩を強張らせた。

「オーイ御主人、早ク来イヤー!!」

その叫び声に無言でお互いの顔を見合った三人は、誰一人として声の主に思い当たる人間が居ないことを確認する。
「ニケやヴィータの知り合い……じゃないんだよね?」
「俺は知らないな。あんな声聞いたこと無いし」
「あたしの知ってるヤツでもねー。それに、『主人』って誰のことだよ?
 あたしがはやてをそう呼ぶならともかく、あたしのことをそんな風に呼ぶ相手なんかいねーもんな」
「うーん、そうだよね。アラストールの探してるシャナって子でもないんでしょ?」
『うむ、あの子の声ではないな。それに我と我が契約者の関係も、主従とはまた違うものだ』
それらの答えに少しばかり思考すると、インデックスは「それじゃあ」と己の考えを口にした。
「じゃあ、もしかしてエヴァの知り合いかな? 
 ほら、エヴァは吸血鬼だし、吸血鬼っていえば『血の契約』で僕を持てる筈だからね」
「エヴァの……? そういや俺、あいつの知り合いの話とか全然聞いてなかったな」
「うん、私も何も聞いてないよ。あの時は色々大変だったし、エヴァは怪我を治療した後すぐに気を失っちゃったしねぇ」
そう呟くインデックスに真剣な口調で言葉を挟んだのは、ヴィータだった。
「……でも、あれがエヴァの従者だったら、早く行ってやったほうがいいと思う。
 きっとそいつもさ、自分の主人のこと、凄く心配してるだろうと思うから」
自身とはやてのことを重ねているのだろうヴィータの真っ直ぐな言葉に、インデックスとニケは顔を見合わせる。

そうして、彼らはすぐさま走り出した。
一瞬でも「罠かもしれない」などと考えた自分達を恥じるように。
神殿の中に、新たな仲間になりえる存在が居ることを、強く信じて――。

     *     *     *

ガラガラと大仰な音を響かせて、本殿の扉が開かれる。
その音に反応し、メロは仕方なくチャチャゼロを連れて入り口へと足を運んだ。
どこまで効果があるのか分からないが念のため、「これ以上は、絶対に余計なことを言うなよ」と釘を刺しておくのも忘れない。
「分カッタ、分カッタ」と連呼するチャチャゼロは正直相当に不安だったので、
いっそ冷蔵庫の中にでも閉じ込めておきたかったのだが、相手に声を聞かれている以上そういうわけにもいかない。
手持ちの道具である変声器にも、支給品扱いのチャチャゼロの声は登録されていないのだ。
まあとにもかくにも人当たりよく出迎えて、利用できそうな集団なら上手いように潜り込ませてもらおうではないか。
そう考えたメロの視線の先に現れた集団は……、まあ彼なりに一言で言えば『アホ面の集まり』だった。

「お前達……」
「久シブリダナ、御主人! ……ト、眠ッチマッテルノカ?」
メロが口を開こうとしたのよりも一瞬早く、頭の上のチャチャゼロがぐったりした女に話しかける。
尤も、当の相手は気絶しているらしくチャチャゼロの言葉など耳に入っていないようなのだが。
代わりにこちらへ声を返したのは、大振りの木の葉で胸を覆い隠し、上から透明度の高い長布を羽織った少女だ。

……痴女?
どう見たってそう思わずにはいられない出で立ちの少女は、見た目に似合わぬしっかりとした口調でメロ達に告げる。

「やっぱり、エヴァの従者だったんだね。でも、吸血鬼には見えないけれど」
「ケケッ、俺ハ御主人ニ創ラレタ生キ人形サ。マ、今ハシガナイ支給品扱イダガナ」
「支給品か。じゃあ、アラストールと同じようなものなんだね」
「アラストール? 何のことだ、それは」
メロの疑問に答えたのは、少女が首から提げていた紅い宝石のペンダントだった。
雷鳴轟く様な低く荘厳な声で、ペンダントは己の名をメロ達に向かって紹介する。

663 :みんなそう呼ぶから ◆o.lVkW7N.A :2007/11/10(土) 23:18:26 ID:0crOvhe3
『我が名はアラストール。我もまた、この少女・インデックスに支給された者だ』
「アラストールは、契約者のシャナっていう子を探してるんだ。
 それに、私たちも探している相手がたくさん居るんだけど……、取り合えず中にあがらせてもらってもいいかな?
 私たちは少し休憩を取りたいし、よかったらあなたの話も聞かせてほしいんだ」
「ああ、勝手にしろ。俺も出来れば情報を集めておきたいしな」
メロは首を頷かせて少女の提案した内容に同意すると、一同を本殿の中へと促した。
先ほどまで自分一人で使っていた広い部屋に彼らを案内すると、車座になって座り込む。

「……さて、どうする。まずは楽しく自己紹介とでもするか?」
「そうだね。私はインデックス。こっちがニケとヴィータで、今気絶している彼女がエヴァンジェリン」
この殺戮ゲームの中で、御目出度くも仲良しグループのような集団を作って行動している彼らに、メロは少々の皮肉を込めて口にする。
しかし対する少女はその皮肉を何の意にも介さず、当然のように自身の名を答えた。
鈍いわけではない。どうやら、メロの皮肉を分かった上で、敢えてこう返してきたようだ。
インデックスの名前をそれなりに『出来る』相手であると頭に留め、メロは短く自分とチャチャゼロの紹介を済ます。
「俺はメロ。で、こいつがチャチャゼロだ。俺達は……」

そうして情報交換が開始されようとした……のだが。
冷静な話し合いは、メロの口から飛び出した爆弾発言によって一瞬にして幕を下ろした。

「俺達は少し前まで学校にいたんだがな。あそこが火事になったせいで……」
「ちょっと待て、火事って何のことだよ」
突然食いついてきたニケに、メロは何なんだと思いながらも素直に返答する。
「どっかの馬鹿が校舎に火をつけたんだよ。俺も最初は半信半疑だったが、校門を抜けるとき随分ときな臭い匂いがしたからな」
そう答えたメロの言葉に驚愕したように表情を固めると、ニケは隣のインデックスへ顔を向けて叫んだ。
「おい、インデックス!」
「大変だねぇ。それに、もし火事になったんなら、私達が向かっても誰も居ないかもしれない」
「でも、誰か中に取り残されてるかもしれねーだろ!?」
「そうか、ヴィータの言うとおり、逃げ遅れてる人がまだ校内にいる可能性はあるね。
 けど、下手に向かって私たちまで巻き込まれたらどうにもならないよっ」
完全に自分を置き去りにして話し始める三人に、メロは苛立ちを募らせながら尋ねた。
「何だ、学校に何か用があったのか?」
「仲間の一人が、あそこに向かったかもしれなくてさ。俺たちで様子を見に行くつもりだったんだよ」
メロの問い掛けにそう返答したニケに、左右に座る他の二人もうんうんと首肯する。
「でも、本当に火事だとしたらどうしよう?
 もうすぐ夕方だし、学校を目標にしておけば、いざとなっても校舎の中で一晩過ごせるかと思ってたのに」
首を捻って悩むインデックスに、横のニケが「それじゃあ」と事も無げに告げる。

「じゃあさ、俺が先に行って見てこようか?
 火事って言っても、どのくらいの勢いだったかまでは分からねえしさ。
 俺が様子を見に行って、一通り確認し終わったらここに戻ってインデックス達にも伝えるよ」
「お前、勝手に決めるなよ! あたし達なら平気……っくぁ、」
その提案に、顔を真っ赤にさせたヴィータが今にも掴みかからんばかりの勢いで大声を上げた。
だが、叫んだせいで傷口が開いたのか、すぐに小さく呻き声を上げてその場に脂汗をぽたりと垂らす。
その様子を横目で見て、ニケはやっぱりと言いたげな表情で彼女に告げた。
「無理するなよ、ヴィータ。お前の怪我だってまだ全然治って無いんだしさ。
 エヴァも起きないし、インデックスだって疲れてるだろ?
 だからここは、俺が行くよ。 ……ま、一応レディファーストってヤツかね」
「けどよ、ニケ……」
「何だよ、心配してくれるのか? ヴィータってば意外とツンデ……げふぅっ!!」
ヴィータの頭突きを顔面にクリティカルヒットされ、ニケがごろごろと板張りの床を左右に転がる。
それにくすくすと笑い声を上げると、少女二人は仕方ないというように溜息をつきながらそれぞれ告げた。
「ま、ニケがそこまで言うなら、私たちはここで待たせてもらおうかな。
 ここには鍵もあるし、学校まではそう遠くないからニケも放送までには戻ってこれるだろうしね」
「そうだな。セクハラ野郎と一緒にいるより、女だけのほうが安心かも知れねー」

664 :みんなそう呼ぶから ◆o.lVkW7N.A :2007/11/10(土) 23:19:33 ID:0crOvhe3

ニケを心配に思いながらも、最も効率的な方法を考え仕方なしにそう言ったインデックスとヴィータ。
そんな二人の言葉を聞き終えると、漸く身体を起こしたニケがメロへ向き直って頼んだ。
「ところでさ、お前も一緒に付いて来てくれないかなぁ。
 俺一人だと迷ったりして無駄に時間がかかるかもしれないし、もし逃げ遅れた怪我人でも居たら、一人でここまで運ぶのは大変だろ」
「なっ……、何で俺がそんなことをしなきゃならないんだ」
露骨に嫌そうな表情を見せるメロを見て、頭上のチャチャゼロがケタケタと大笑いする。
笑声混じりの高い声で、チャチャゼロはメロを見下ろして歌うように告げた。
「イイジャネーカ、ドウセオ前モ暇ナンダロ?」
「チャチャゼロ、勝手に決めるな!」
怒号を浴びせるメロに、チャチャゼロはこっそりと彼にだけ聞こえるような小声で提案した。
「ソレニ、アイツノ生死モ気ニナッテンダロ? ツイデニ確カメテ来イヤ」
「ああ……、あの眼鏡のことか」
チャチャゼロが言った『あいつ』とは、火災報知器が鳴り響く中放置してきたコナンのことだ。
あのまま誰にも気付かれなければまず死んでいるだろうとは思うが、確かに確認しておいて損は無い。
それに、この集団についても多少興味がわいてきた。
どうやら、ただの烏合の衆というわけでもないようだし、もう少し知っている情報を聞いてみたい。
「仕方ない……、今回だけだぞ」
メロはチッと舌打ちを鳴らすと、面倒臭そうな表情で己の真横に座る少年へと顔を向けた。
その了承の言葉にぱっと顔を綻ばせ、ニケが「やった〜」などと嬉しそうな声を上げる。
気付かれぬよう冷ややかな視線でその姿を眺めながら、メロは小さく溜息をついた。

     *     *     *


出発から数十分後、二人が目にしたのは今だ轟々と燃え続ける校舎の姿だった。
見上げた校舎はそのあちらこちらから火柱を上げて、壁面をチリチリと炭化させていく。
かなりの距離をとった場所から離れて見ていても、蒸し風呂のような熱気が皮膚を撫で上げる。


――しかし、そちらに目を奪われていた彼らに対し、予想外の出来事はまだまだ続いたのだ。


心臓が止まりかけるほどに強烈な、天を劈く巨大にして爆発的な破砕音。
その轟音はごく近い場所から、彼ら二人の耳朶に飛び込んで。
ほんの一瞬で、何事もなかったように姿を消した。


     *     *     *



665 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/10(土) 23:20:27 ID:RzBcIlU2
 

666 :みんなそう呼ぶから ◆o.lVkW7N.A :2007/11/10(土) 23:20:41 ID:0crOvhe3
一休は、ずぶ濡れになった己の全身に目をやり、その場に立ったままどうしたものかと頭を抱える。
つい先ほどまで、彼は更衣室のシャワーから溢れ出る温かい湯を浴びて、傷に覆われた身体を癒していた。
コンクリートが打ちっぱなしにされた更衣室の壁には、低学年の児童にも分かるよう、
懇切丁寧な使用法の説明が、イラストつきででかでかと貼られている。
最初は戸惑っていた一休も、説明を見ながらあれこれと挑戦しているうちに、その使い方をきっちりと理解した。
慣れた今では、温度や水量の微妙な調節ですらお手の物だ。
しかし、シャワーの扱いを習得し、安心しきっていた彼に悲劇は突然訪れた。
窓の外で起こっている本校舎の火事も所詮は対岸のものといった感じで、安穏とシャワーを満喫していた一休。
その裸の身体に、何の前触れもなく最前どこかへ掻き消えた着物が舞い戻ってきたのだ。

先ほど保健室で行われた戦闘の最中、小狼が使用した『きせかえカメラ』。
一休の着用していた衣服を根こそぎ奪っていったその道具の効果は、その時漸く切れた。
勿論それ自体は一休にとって喜ばしい事態ではあったが、問題は現在の状況だ。
頭上から間断なく降り注ぐ温水は、彼の元へ戻って来た着物を一瞬でびしょ濡れの布切れへ変えてしまう。
当然、我に返ってすぐさま水を止めたものの、一度濡れてしまった衣服がそう簡単に乾くわけもない。
「これは、どうしましょうかねぇ……」
先刻までの、身を隠す布一枚もない状態を考えれば、たとえずぶ濡れであっても今のほうがよほどマシではある。
とは言え、あと少しすれば夕暮れ時だ。
これだけ水気を含んだ着物を身につけて夜を明かせば、恐らくは夜間の寒さで風邪を引いてしまうだろう。
そう考えた一休は、来ていたそれを一旦脱ぎ、十分に水分を絞ってから体操着袋に入れた。
代わりに、更衣室内を漁って見つけていた別の着物を、その中から取り出して広げる。
薄く布地の面積も狭いが、良く伸び縮みする下着のようなものが一枚と、その上に羽織るのだろう薄柿色の大判布が一枚。
どちらもあまり着心地はよくなさそうだが、この際贅沢は言っていられないだろう。
全身をぴっちりと包み込む、異様に股座の窮屈な下着を素肌に直接着込み、上からもう一枚の広布を半纏のように肩掛けにする。

第一感想、……胴回りがきつい。第二感想、胸だけは割りと楽……。第三感想、股間が……はう。

どこぞの口先の魔術師のようなことを思いながら、着用したそれらを眺め、一休はそう私感を漏らす。
「少し動きづらいですが……、他に替えがない以上、まあ仕方がないですね」

――彼がもう少しこの時代に詳しければ、その格好が周囲にどういった感想を齎すか容易に想像出来ただろう。
しかし一休は泣いても笑っても室町時代の人間であり、ついでに言えばいつまで経っても一休だった。
女子更衣室内で、女児用スクール水着の上にベビーピンクのバスタオルを羽織った少年。
それは、どこからどう見ても不審者にしか思えない様相で……。

とは言え、一休本人にそんなことは到底分からない。
窓の外へちらりと視線をやり、校庭での喧騒がいつの間にやら収まっているらしいのを確認すると、
そろそろこの場から外へ出ようかと、床に放置していた荷物の中身を丁寧に整理し始める。
ランドセルの蓋を大きく開き、重要度の高いものとさほど必要ではないものを選り分けようとする。

しかし、彼が荷を解き始めたまさにその瞬間――――、
彼にとって予想もしえない、突然の闖入者が現れた。

     *     *     *

667 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/10(土) 23:21:05 ID:RzBcIlU2
 

668 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/10(土) 23:21:41 ID:RzBcIlU2
 

669 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/10(土) 23:21:42 ID:Mt+d1x8O


670 :みんなそう呼ぶから ◆o.lVkW7N.A :2007/11/10(土) 23:21:57 ID:0crOvhe3

「同行使用(アカンパニーオン)! 一休!!」

そう叫んだ僅か一瞬の後に自身の居る場所が一変しているという事実にブルーは気付き、ひとまずは転移の成功に胸を撫で下ろした。
正直なところ、カードの効果に関しては半信半疑であったが、こうして無事あの女から逃れられたのだ。
先ほど遭遇したばかりの少女を脳裏によぎらせ、ぶるりと肩を震わせながら、ブルーは転移の対象者である一休に視線をやり……。

「……えっ? きゃぁぁっっ!!!」

思わずその姿を、冷酷な殺人者から年頃の女の子へと変貌させた。
尤も、彼女の見せた態度は至極当然のことだろう。
「何の問題もありません」と言いたげに堂々たる様子で女児用のスクール水着を着込んだ男性を前に、
一般的な少女が見せる反応いえば、悲鳴を上げるか瞬間的に思考停止するかのどちらかだと決まっている。
だが、脳内を真っ白にしたその僅か数秒にも満たない瞬間が、相手の攻撃への対応を、彼女に一瞬遅らせた。

「失礼します、ぶるうさん!」
一休はそう叫ぶと、突然現れたブルーたちに素早く応じ、眼前の壁に取り付けられた二つの蛇口を目一杯に捻り上げた。
青の蛇口は一滴の水分も許さないといった具合に固く閉め、同時に赤の蛇口はぎりぎりの所まで開き空ける。
その結果、頭上のシャワーヘッドからは、これ以上無いという位の熱湯が少女達向かって降り注いだ。
大量に放出される煮え立った湯は、ブルーとイヴの素肌をしとどに濡らし、その全身に転々と水ぶくれを作る。
おまけに、もうもうと立ち込める湯気のせいで視界が大幅に遮られ、一休の姿を追うことも出来ない。
「イヴ、あいつを捕まえなさ……ケホッ!! ゴホッ!!」
咽喉を振り絞って隣に立つイヴにそう命じようとした瞬間、顔面に向けて何か粉上のものを投げ付けられた。
慌てて掌で払いのけようとしたものの、その行動は僅かに遅い。
肺腑の内へ吸い込んでしまった粉末に咽喉をやられ、息苦しさから激しく咳き込んだ。
それを機に彼女の全身からすぅっと力が抜けていき、手にしていたランドセルを取り落とす。
急いで床に散らばった支給品の山をかき集めようとするものの、伸ばした指先に全く力が入らない。

それは一休の支給品である『ワブアブの粉末』、その最後の一包だった。
即効性で吸引した者の筋力を奪うその粉薬の威力は絶大で、ブルーは声を上げる暇もなくその場へ倒れこむ。
その隙に、一休は周囲にうず高く積み上げられていた掃除用具を腕で払いのけ、足止めのため床一面へそれらをぶち撒ける。
床上に転がったモップやバケツ、濡れ雑巾らは、ただでさえ視界の悪い現状ではかなりの障害物となる。

しかし一休は、一つだけ誤算していた。
それは、ブルーの背後にもう一人仲間が居たということ。
残り一包分しかないワブアブでは、ブルーの体力を奪うのが精一杯で、後方の少女の動きまでを止めることは出来なかったのだ。
刃へ変形させた横髪で左右から倒れてきたモップの山を難なく切り結んだイヴは、返す刀で一休へ刃先を向ける。
その斬撃を後ろに跳んで何とか逃れると、一休はランドセルに収めていた教科書をひょいひょいと投げ付けた。
しかし対するイヴにはその程度、止まっている蝿を叩き落すようなものだ。
投擲物を、楽々と長い髪一房で払い落とし、僅かずつながら確実に相手へ接近する。

そこから逃れるため後ろへ駆け出した一休は、自分の居る場所に気付き、頭を抱えた。
何せ今居るのはどん詰まりどころか更に奥、男性用トイレの最奥にある個室前だ。
覗き防止のためなのか窓には鉄柵が嵌め込まれているから、頭を通すのすら不可能だろうし、
汲み取り式便所とはいえ、流石にこの内部へ逃げ込んでしまっては、たとえやり過ごせたとしても一人では脱出できない。
剣撃をかわす際、咄嗟に後ろへ引いてしまったせいで、一つしかない外への出口は今や少女を挟んだ向こう側だ。
果たして自分の運動神経で、彼女の横をひらりとすり抜けて室外へ脱出することなどできるのだろうか。
……自問自答するが、答えは当然ながら「不可」だ。
この島に集められた神仙は、皆が皆、不思議な力を当然のように使ってみせる者達ばかりだ。
現に目の前の少女も、自身の髪を刀に変えてみせるという不可思議な術を使用している。
横を抜けようとすれば、あの長髪であっさりと斬り捨てられて一巻の終わりだろう。
ならば自分に出来ることは……。

671 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/10(土) 23:22:08 ID:RSCFmuXM
慌てない慌てない一支援

672 :みんなそう呼ぶから ◆o.lVkW7N.A :2007/11/10(土) 23:22:52 ID:0crOvhe3

一休は、懐をまさぐって活性炭入りのマスクとライター、それに『ネコンの香煙』を素早く掴み取る。
多少威力が心配ではあるが、換気用に開かれた背後の窓から間断なく風が吹き込んでいるのを考えれば、こちらは風上。
このマスクを併用していれば、自分まで香の効果に巻き込まれることは恐らくないだろう。
指先で摘み上げたマスクを手早く口元に当て、握り締めた香へ点火しようとライターのフリントへ指を掛ける。

一休の手元から、火打石を打ち鳴らしたような音がカチリカチリと響き――――。


    カチカチ、カチカチ、カチカチ……

          ……ボンッッッッ!!!!!!!

――――――――――爆発、した。


     *     *     *


汲み取り式便所は、直下管と呼ばれるパイプによって便器と便槽が直接繋がっている構造だ。
便槽とは、排泄された汚物を一時的に貯留しておくタンクの役割を担っており、当然、中には大量の糞尿が蓄蔵されている。
この糞尿が長期に渡って溜め込まれ、化学変化を起こした場合、どのような事態が起こりえるか。
一つの可能性として、嫌気性発酵によるメタンガスの発生が存在する。
発生したメタンは空気よりも比重が軽いため、直下管を通って上へ上へと上昇し、最終的には密閉された個室内に充満することになる。


……さて、ここで問題だ。
この状態の室内でライターの火を点火させたとき、果たして何が起こるだろう。
そしてまた、その爆発のすぐ付近に、非常に衝撃に敏感な、手榴弾並みの爆弾人形が転がっているとしたら?



673 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/10(土) 23:23:50 ID:RSCFmuXM
 

674 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/10(土) 23:24:02 ID:53Xuv6Uj
 

675 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/10(土) 23:24:02 ID:RzBcIlU2
 

676 :みんなそう呼ぶから ◆o.lVkW7N.A :2007/11/10(土) 23:24:08 ID:0crOvhe3

     *     *     *

「何だ、これ!? 一体何があったんだよ?」
「ガスでも爆発したように見えるが、何があればこんな場所でそんな事態が起こるんだかな」
轟音を耳にして駆けつけたニケとメロが目にした光景は、異常極まるものだった。
異常というなら、学校が轟々と火の手を上げて延焼していたのも相当のものだったが、こちらは更に狂っている。
何せ、プール脇に建てられたコンクリート造りの更衣室が、一棟丸々崩壊しているのだ。
破砕されあちこちに散乱した瓦礫の山は、まるで上空から紙吹雪でもばら撒いたかのような無秩序さで周囲一体を覆っていた。

動く者など何一つ無いと思われた灰色の世界。
その片隅で何かが苦しそうに蠢いているのを目の端に留め、ニケは大慌てでそちらに走り寄った。
「御節介ナヤツダナー、流石、『勇者様』トヤラダケアルゼ、ケケッ!!」
背後でチャチャゼロが耳障りな笑声を上げたのに腹立たしさを感じたものの、気にしている余裕などない。
全身の力を左右の腕に集中させ、細い背中を押し潰さんとしている一際大きな瓦礫を力任せに取り除く。
その下から現れた茶色い髪を靡かせた少女が、力の抜け切った身体をニケにだらりと預け、息も絶え絶えといった感じで背後を振り被る。
瓦礫片が山のように高々と積上げられ、もうもうと埃の舞い上がるそこに視線をやり、彼女は苦しげに告げた。

「……もう一人、女の子……。中に、まだいるの」
「中って……、あっ、あの中に!?」

少女の発した言葉に対する驚きから、ニケの声も自然と大きくなる。
視線の先の瓦礫山は、最低でも拳大、大きいものではニケの身長ほどもあるサイズのコンクリート片が天高く堆積している。
この瓦礫の雨に降り注がれては、下に居た人間など、よほど運が良くなければ到底生き残れないだろう。
ぐったりとした少女を横抱きに抱え、プールサイドの長椅子に横たわらせるため隅へと運ぶ。
普段なら、指先に感じる女子特有のぷにぷにとした柔らかで暖かい感触に心躍らせるところだが、流石に今はそれどころではなかった。

全身を打撲と火傷で覆われた彼女を椅子に横たえると、遥か高く積まれた瓦礫の山へ挑むため、ニケは急いでそちらへ向かおうとする。
眼前に聳えるそれはあまりに高く、仮にメロの手を借りられたところで放送までに全て撤去しきれる自信は無い。
そもそも、瓦礫を全て片付け終えたところで、中に居るという少女が生きのびている可能性はあまりにも低いと言わざるを得ない。

しかしニケは、だからと言ってそう簡単に諦めるわけにはいかなかった。
そもそも学校へやってきたのは、中央部へ向かいたがっていたなのはを一刻も早く探すためだ。
少女が言うもう一人の女の子とやらが、なのは本人だったら、或いは自分や彼女の友人だったらどうする。
いや、違う。例えそこに居るのが自分と全く関わりの無い相手だったとしても、ニケの取る行動に変化は無いはずだ。
目と鼻の先に居る、助けられたかもしれない相手から目を逸らして進むことなど、ニケには決して出来なかった。
……そのうえ、それが女の子だというなら尚の事だ。

「『なのはや仲間を探す』『女の子は皆助ける』。両方やらなきゃいけないってのが、勇者の辛いところだな」

そう口にしながら、ニケは更衣室の残骸へ向かって走り出そうとする。
しかし彼の足取りを止めたのは、今しがた長椅子へ寝かせた背後の少女だった。
彼女は、まだあまり自由にならない手足を無理に動かして上半身を起こすと、驚愕したように瞳を見開いて告げる。

「……なのはって、高町なのは? あなた、あの女の知り合いなの……?」

一瞬、彼女が何を言っているのか理解できなかった。
けれどすぐに、少女がなのはの友人か、そうでなければニケたちと別れた後に遭遇した相手であることに気付く。
しかし色めき立つニケとは対照的に、少女は恐怖と憎悪を含んだ声音で次の言葉を呟いた。


677 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/10(土) 23:24:15 ID:Mt+d1x8O


678 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/10(土) 23:24:47 ID:RzBcIlU2
 

679 :みんなそう呼ぶから ◆o.lVkW7N.A :2007/11/10(土) 23:25:43 ID:0crOvhe3

     *     *     *

「ヴィータ、これで痛くない?」
一方、ニケとメロの出発から小一時間ほど経過した現在、少女達は神社の一室で彼らの帰還を待っていた。
室内に置いてあった救急箱でヴィータの怪我を出来る限り処置し、ガーゼや絆創膏で補強する。
「うん。……ありがとよ、インデックス」
インデックスの施した治療は、応急処置とすら呼べない程度の簡単なものだ。
しかしそれでもヴィータには、そうして自分を労わってくれるインデックスの想いそのものが嬉しかった。
「ほら、さっき中を見回ったときに見つけたんだよ! ふふっ、今の内に二人で食べよう」
「おぉっ、すっげー!! 美味そう!」
そう言ってインデックスが差し出したのは、先ほど本殿内で発見したお供え物らしい籠盛りの果物だ。
味気の無いパンに飽き飽きしていた二人はこれに歓声を上げ、謹んで腹ごしらえのモトとした。
ちなみに、ついさっき苺大福を三つも平らげたインデックスも当然例外ではなく、
林檎二つ、ミカン四つ、バナナ三本にメロン二分の一個という恐ろしいまでの量を貪り食っていた。

そうして至極ほのぼのとニケの帰りを待っていた二人であったが、そんな安穏とした時間はすぐに終わりを告げた。
パタパタ……と砂利道の小石を蹴ってこちらへ走り寄る靴音が、彼女達の居る神殿へ近づいてきたのだ。
足音は恐らく二人分。少し早いが、ニケとメロが戻ってきたのだろうか。
そう思い、出迎えに出ようと立ち上がった二人の耳へ届いた、空を切るように高い驚愕の絶叫。
窓の向こうから聞こえてきた、まるで呪詛のようなその声、それは――――。


    「 ―――― 嘘 だ ッ ! ! 」


彼女達がよく知っている少女――高町なのはのそれに、酷似していた。
その声音を聞き取った瞬間、二人の顔色が如実に変貌を遂げる。
瞬間的に顔を見合わせたインデックスとヴィータは、窓の外を確認する間もなく扉を明け、庭へと走り出た。
「なのは!! なのはなのか!?」
勢い込んでそう叫びながら、二人は本殿の前へと佇む少女に接近し、その顔を確かめる。
しかし、その視線の先に居たのは、彼女達が探している相手ではなかった。
青味がかった長い髪を丁寧に切り揃えた少女は、神殿から現れた二人を見咎めると、露骨に表情を変える。
整ったその顔を、さも心苦しそうな、憎憎しげな、或いは切なそうな顔付きへと。
始めは、彼女が何に反応してそれほど顔色を変えたのか分からなかった。
今の短い一瞬の中で、何か少女が不快に感じる因子があっただろうかと。
けれど、次の瞬間少女が口にした言葉で、その原因が判明する。

「……高町なのはを知っているの?」


     *     *     *



二人の少女が二つの場所で、それぞれがそれぞれの想いを込めてその言葉を口にする。
それを促す感情は、恐怖であり、憤怒であり、憎悪であり、驚愕であり、戦慄であり。
        或いは悲哀であり、絶望であり、苦悩であり、痛嘆であり、同情であり。

――――けれど、その理由が何であれ、結果として齎される単語に違いはなく。

そうして彼女達は告げる。
自身の出遭った、優しくも恐ろしい、儚くも強い一人の少女を思い出し。
その姿を形容する、最もふさわしい言の葉を。




「……あれは、まるで悪魔よ」


680 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/10(土) 23:26:13 ID:RzBcIlU2
 

681 :みんなそう呼ぶから ◆o.lVkW7N.A :2007/11/10(土) 23:26:26 ID:0crOvhe3

【D−4/学校プール傍・更衣室小屋の残骸跡/1日目/夕方】

【ニケ@魔法陣グルグル】
[状態]:すけべ大魔神LV.7、魔力大消費、中程度の疲労、左肩に切り傷あり
[装備]:スペクタルズ×8@テイルズオブシンフォニア
[道具]:基本支給品、クロウカード『光』、 コエカタマリン(残3回分)@ドラえもん、メタルイーターMX(弾切れ)@とある魔術の禁書目録
[思考]:なのはが悪魔……? どういうことだよっ!
第一行動方針:ブルーからなのはについての情報を聞く
第二行動方針:瓦礫の山を片付け、中にいるらしいブルーの仲間を助ける
第三行動方針: 神社に戻ってインデックスらと再会し、学校についての情報等を伝える
第四行動方針:自分の仲間となのは&エヴァの友人(八神はやてを優先)を探すため、情報を集める。
第五行動方針:もし、なのはに会ったらなのはにちゃんと謝る
基本行動方針:とりあえずラスボスを倒す。その過程で女の子の仲間が増えればいいッスねぐへへ
[備考]:ニケとエヴァは、1つの仮説を立てました。その概要は以下の通り。

※『結界』は空中だけでなく、地中にまで及んでこの島を球形に包み込んでいると考えられる。
この『結界』は外部との念話や、転移魔法を阻害する性質を持つと思われる。
OPで全参加者を転移させたことなどを考えると、ジェダもまたこの『結界』内部にいる可能性が高い。
おそらくは島の地下。
その地下空間と地上の間に、緊急用の通路がある可能性がある。特に怪しいのは城や塔、洞窟など。


【メロ@DEATH NOTE】
[状態]:軽い打ち身と掠り傷。顔に無数の殴打傷。左手の小指と薬指欠損。
左肩に刺傷(殆ど感覚がないが無茶をすれば何とか動く程度)(以上は全て応急処置済)
[装備]:賢者のローブ@ドラクエX、上半身裸
[道具]:基本支給品*2(ランドセルは青・食料少し減)、チャチャゼロ@魔法先生ネギま!
  ターボエンジン付きスケボー@名探偵コナン(ちょっと不調)
  バカルディ@ブラックラグーン、銀の銃弾14発、
  シルフスコープ@ポケットモンスターSPECIAL、蝶ネクタイ型変声機@名探偵コナン、
  リリスの食料と飲み掛けの飲料水
[思考]:しかし凄いな。一体何があったんだ?
第一行動方針:コナンが本当に死んでくれたかどうか確かめたい
第二行動方針:『ご褒美』を貰い、その過程で主催側の情報を手に入れる。
第三行動方針:ニケ達の集団が対主催に利用できそうなら、今後も同行したい
第四行動方針:どうでもいいが板チョコが食べたい。どこかで手に入れたい。
基本行動方針:ニアよりも先にジェダを倒す。あるいはジェダを出し抜く。
[備考]:ターボエンジン付きスケボーは、どこか壊れたのか、たまに調子が悪くなることがあります。
バカルディと飲み掛けの飲料水は、リリスが口をつけたため弱い催淫効果を持っています。
怪我はアルコール(バカルディ)で消毒済み。

682 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/10(土) 23:26:41 ID:RSCFmuXM
シエンデリカ・ベルンカステル

683 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/10(土) 23:26:54 ID:Mt+d1x8O


684 :みんなそう呼ぶから ◆o.lVkW7N.A :2007/11/10(土) 23:27:10 ID:0crOvhe3


【ブルー@ポケットモンスターSPECIAL】
[状態]:全身に骨折、打撲、擦過傷等多数。ワブアブの効果で筋力低下中
14歳モード、イヴを完全に支配したと思い込み慢心気味
[服装]:フェイトの普段着(微妙にサイズ合ってなくてヘソが見えてる&胸がキツキツ)
[装備]:風の剣(マフラー状態)@魔法陣グルグル
[道具]:支給品一式(食料少し減)、支給品一式×2[フェイト][光子郎]、
     チョークぎっしりの薬箱、年齢詐称薬(赤×3、青×3)、G・Iカード(『聖水』)@H×H、
     Lのお面@DEATH NOTE、マジックバタフライ@MOTHER2
[思考]:高町なのはの知り合い……?
第一行動方針:とにかく、自分の怪我を手当てしたい
第二行動方針:一休の生死が気になる。生きているなら、出来れば殺しておきたい
第三行動方針:イヴが生きていてまだ利用価値があるようなら、今後も上手く利用
第四行動方針:生き残るためには手段を選ばない。
第五行動方針:フェイトの知り合いと遭遇してしまう前に、どこかで適当な服を手に入れておく。
第六行動方針:レッドやグリーン、イエローのことが(第三行動方針に矛盾しない程度に)心配
基本行動方針:バトルロワイアルからの脱出、元の世界への帰還(手段は問わない)
[備考]:イヴのナノマシンの能力をあらかた理解しました。
ブルーは、双葉を始末したであろうと思っています。
フェイトの知人(なのは達)と、リリカルなのは世界の魔法についての知識を得ました。  
光子郎たちの工場についての考察を一通り聞いています。ただし、あまり重要性を感じていません。
イヴの心変わりに気付いていません。 イヴは自分に心酔し、命を投げ出してでも守ってくれるものとばかり思っています。


【一休さん@一休さん】
[状態]:全身に相当数の負傷。恐らく瀕死
    (具体的なダメージの程は後の書き手さんにお任せします)
[装備]:女児用スクール水着、ピンクのバスタオル
[道具]:エルルゥの薬箱の中身(カプマゥの煎薬(残数3)、 ネコンの香煙(残数1)、紅皇バチの蜜蝋(残数2)) @うたわれるもの
   シャインセイバー(サモナイト石・無)@サモンナイト3
   モンスターボール@ポケットモンスターSPECIAL クロウカード「剣」@CCさくら(カード状態)、
   体操着袋、教科書数冊、チョーク数本、100円ライター 、濡れた着物と体操服
[思考]: ………………。
第一行動方針:???(気絶中)。
第二行動方針:ブルー達から逃れる?
第三行動方針:これまでに遭遇した人々の誤解を、どうにかして解きたい。
第四行動方針:どこかで食料を確保したい。
第五行動方針:余裕があれば、森にでも骨格標本を埋葬し供養したい。
基本行動方針:ゲームをうまく脱出する。
[備考]:
体操着袋に細かい荷物を入れています。
水道の使い方、窓や扉のカギの開け方、100円ライターの使い方を理解しました。
ブルーを不思議な力(スタンガン)を持った神仙または学術者の類と思っています。

685 :みんなそう呼ぶから ◆o.lVkW7N.A :2007/11/10(土) 23:27:57 ID:0crOvhe3

【C−4/神社境内(古手神社?)/1日目/夕方】

【インデックス@とある魔術の禁書目録】
[状態]:健康、それなりに疲労、
[装備]:水の羽衣@ドラゴンクエストX、コキュートス@灼眼のシャナ、葉っぱの下着
[道具]:支給品一式(食料−1日分)、逆刃刀・真打@るろうに剣心 、果物盛り合わせの残り
[思考]:この子、なのはのことを知ってるみたいだ。でも……
第一行動方針:目の前の少女達から、なのはについての情報を得る
第二行動方針:ニケたちが戻ってくるまで、休憩を取りながら待機
第三行動方針:状況を打破するため情報を集める。(島の中央にある学校を目指す)
第四行動方針:シャナと合流
第五行動方針:なのはに会ったらちゃんと謝りたい
第六行動方針:信用できる、回復の出来る人がいたならヴィータを回復させたい
第七行動方針:普通の下着、てか服がほしいかも。保健室に『たいそーふく』はあるかな?
基本:誰にも死んで欲しくない。この空間から脱出する。
[備考]:主催者の目的を最後の一人か、この状況を何らかの魔術儀式に使うと考えています。
アラストールと互いの世界に関する詳細な情報交換を行いました。
太った男の子(パタリロ)を警戒すべきだと考えています。


【ヴィータ@魔法少女リリカルなのは】
[状態]:両腕がほぼ動かない程の傷(治癒魔法で治療可能)、左足にもレーザー火傷、左手爪全剥、
幾つかの打撲、(以上は全て応急処置済)、聴覚障害軽微
[装備]:祈りの指輪@DQ
[道具]:基本支給品 ぬのハンカチ×20(即席ロープ)
[服装]:普段着(ドクロのTシャツ、縞模様のニーソックス等)
[思考]:……こいつ、なのはのこと知ってんのか? でも、悪魔って何のことだよ!
第一行動方針:目の前の少女達から、なのはについての情報を得る
第二行動方針:ニケたちが戻ってくるまで、休憩を取りながら待機
第三行動方針:今はニケとインデックスについていき、はやてを探す。ついでになのはも。
第四行動方針:殺し合いに乗るつもりは(一応)もう無い
第五行動方針:途中で回復の出来る奴を探し、出来れば腕を治して貰う
基本行動方針:はやてを見つけ出し、守り抜く。
※:肉体強化を行っていた為か、なのはより聴覚障害は軽微です。
足の火傷は歩けないほどではありません。ただし、走るのは少々厳しいです。


【リンク(子供)@ゼルダの伝説 時のオカリナ】
[状態]:左太腿に裂傷(止血済み)。歩行に少し影響。 右掌に裂傷(止血済み)
[服装]:中世ファンタジーな布の服など。傷口に包帯。
[装備]:勇者の拳@魔法陣グルグル
[道具]:共通支給品一式、あるるかん@からくりサーカス
[思考]:梨花ちゃんどうしたの!? それに……、この子達はあの子の知り合い!?
第一行動方針:目の前の少女達をとりあえず警戒。いざとなったら梨花を守って戦う
第二行動方針:シャナ一行、あるいは山小屋組との合流を図る。
第三行動方針:もし桜を見つけたら保護する。
基本行動方針:ゲームを壊す
参戦時期:エンディング後
[備考]:一休のことを幻術を使うモンスターの一種だと認識しました。
シャナ一行の行動予定(16時に廃病院に集合、18時タワー到着を目指して移動)を知りました。
インデックスが持っているコキュートスを、シャナが求めていることを知りました。
インデックス達が『山小屋組』であることに気付いているかどうかは不明です。

686 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/10(土) 23:28:32 ID:Mt+d1x8O


687 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/10(土) 23:28:37 ID:RzBcIlU2
 

688 :みんなそう呼ぶから ◆o.lVkW7N.A :2007/11/10(土) 23:28:41 ID:0crOvhe3


【古手梨花@ひぐらしのなく頃に】
[状態]:全身に無数の打ち身と擦り傷(骨折などは無い)。激しい精神的動揺?
[服装]:体操服。体操着に赤ブルマ着用。
[装備]:なし
[道具]:共通支給品×2(食料は1人分)、エスパー錠とその鍵@絶対可憐チルドレン、
     ふじおか@みなみけ(なんか汚れた)、5MeO-DIPT(24mg)、(古手梨花の)平常時の服
[思考]:……『なのは』。あの女の知人……?
第一行動方針:目の前の少女達にとりあえず警戒。害がなさそうなら情報交換
第ニ行動方針:目の前の神社を調べる?
第三行動方針:シャナ一行、あるいは山小屋組との合流を図る。
第四行動方針:もし桜を見つけたら保護する。
基本行動方針:生き延びて元の世界に帰る。ゲームには乗らない。
参戦時期:祭囃し編後、賽殺し編前
[備考]:一休のことを、放火魔で変態で性犯罪者な幻術使いと認識しました。
シャナ一行の行動予定(16時に廃病院に集合、18時タワー到着を目指して移動)を知りました。
インデックスが持っているコキュートスを、シャナが求めていることを知りました。
インデックス達が『山小屋組』であることに気付いているかどうかは不明です。 


【C−4/神社本殿内(古手神社?)/1日目/夕方】

【エヴァンジェリン・A・K・マクダウェル@魔法先生ネギま! 】
[状態]:気絶、一見無傷だが命に関わりかねない程に衰弱、魔力消費(空)
[装備]:フェアリィリング@テイルズオブシンフォニア
[道具]:基本支給品、歩く教会の十字架@とある魔術の禁書目録、クロウカード 『希望』@CCさくら
   なのはの荷物(基本支給品、時限爆弾@ぱにぽに、じゃんけん札@サザエさん)
[思考]:……(気絶中)
第一行動方針:????
第二行動方針:リリスに激しく警戒、というか殺す!
第三行動方針:同じ目的の者を探し、仲間と情報を集める
第四行動方針:ジェダが島の地下に居る、という仮定に基づき、地下空間に通じる道を探す
基本行動方針:ゲームからの脱出。ジェダを倒す。
[備考]:
エヴァンジェリンは、預けられた「なのはの荷物」を一通り調べています。
支給品の説明書も読んでいるようです。
光魔法『カッコいいポーズ』がジェダにも有効かもしれないと考えています
リリスが他の参加者と同じ待遇だと認識しました


689 :みんなそう呼ぶから ◆o.lVkW7N.A :2007/11/10(土) 23:29:23 ID:0crOvhe3


     *     *     *


ふと気付くと、イヴは緑生い茂る静謐な森の中に、一人佇んでいた。
あの爆発が起こった瞬間、彼女は咄嗟に自身の持っていたカード『左遷』を使用して、難を逃れたのだ。
更衣室内に置いてきたブルーのことなど、知ったことではなかった。
元々、彼女を本気で守るつもりなど皆無だったのだ。
彼女があの爆発に巻き込まれて死んでいようがいまいが、もうどうでもいい。
自分がこれからしなければならないのは、ただ、己に命令を下してくれる新たな主人役を探すことだけだ。

「……誰か、新しい主人を。私に命令をくれる、新しい主人を探さなければ」

感情に乏しい無機質な声で、イヴは誰ともなしにそう呟いた。
自分にとって都合のいいそんな存在が、そう簡単に見つけられるのかは分からない。
けれど、『見つけなければならない』のだ。
機械は動かす人間がいなければ駆動しない。鬼は命じる相手がいなければ人を食らえない。
そう思いながら歩を進めていた少女は、足元の何かに蹴躓き、そのまま転倒しそうになった。
すんでのところでバランスを取り直し、今しがた躓きかけたものが何なのか、目線を下にして確かめる。

「…………ひ、ぁっ!!」
思わず、息を呑んだ。
路傍の石のように無造作な姿でその場に転がっていたもの。
――――それは、人間の左腕だった。
腕だけを切り取って持ち運んだわけではない。
腕しか残らなかったのだ。
どれだけ非道な殺害方法を取ればこんな死体が出来上がるのか、殺人機械の自分にすら分からない。


ごろりと転がったそれを手に取って眺め、ごくりと小さく固唾を呑んだ。
テンポを増し次第に速くなる鼓動を抑え込み、彼女はぽつりと口中で独言を呟く。


「この人なら、きっと私に命令してくれる。
 そう、こんな酷い事の出来る悪魔なら……、きっと……」





【A−4/森/1日目/夕方】

【イヴ@BLACK CAT】
[状態]:左腹部に銃創(処置済み・回復中)、全身に中程度の打撲(回復中)、疲労感大、思考停止状態
[服装]:ナース服
[装備]:スタンガン@ひぐらしのなく頃に、バトルピック@テイルズオブシンフォニア、
[道具]:支給品一式(食料少し減)、支給品一式[ビュティ]、アタッシュ・ウェポン・ケース@BLACK CAT、
    神楽の傘(弾0)@銀魂、血塗れの自分の服
[思考]:……新しい主人を探さないと。出来れば、悪魔のような人……
第一行動方針:「命令をくれる主人役」を探す。この殺人を犯した相手なら最適な筈
第二行動方針:「主人役」にはできるだけ他参加者の抹殺を進言し、なるべく早く全ての戦いを終わらせる。
第三行動方針:ブルーはもうどうでもいい。見つけたら殺す?
基本行動方針:マーダーチームの戦闘要員として行動し、最後の最後に「主人役」に牙を剥いて優勝する。
         そして全てを忘れて、元の世界に戻る。
[備考]:
  ブルーが「4歳児の姿」になるのは、ブルー本人が持つ特殊能力だと信じています。



690 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/10(土) 23:30:27 ID:Mt+d1x8O


691 :みんなそう呼ぶから ◆o.lVkW7N.A :2007/11/10(土) 23:32:41 ID:0crOvhe3
以上で終了です。支援ありがとうございました
元々は、aA氏が仮投下した作品につなげる予定だったSSを書き直したものなので、
一休VSブルー&イヴの辺りなどは、氏のアイディアを結構使わせてもらっています。氏に心から多謝。

ちなみに、このタイトルを付けたいがためだけに書いたようなネタだったり。

692 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/10(土) 23:43:46 ID:RSCFmuXM
投下乙!
いろんな状況が絡みあってますな
相変わらずの変態一休
一応の対主催であるなのはさんに悪魔を見出すイヴ
そしてステルスになりそうなブルーにメロ
ニケはなのはさんの悪魔っぷりを聞いて罪悪感を感じてしまうんだろうか
そして当事者である梨花とヴィータが出会い、ヴィータ壊れフラグの準備も万端だな

勇者様一向に安雲がたちこんできた!!?

693 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/10(土) 23:45:12 ID:yfmEJNvo
投下乙です

メロと出会うことで何か一波乱ありそうな気がしたけど、これは波乱に入るのだろうかw
しかしなのはさんの共通認識が既に悪魔で固定されかけてるなぁ。当然だけど。
ヴィータ……それ以前に最初に悪魔と言ったのはお前だw
ブルーとイヴとうとう別離したか。しかしその攻撃はなのはさんだからなぁ……

694 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/10(土) 23:47:04 ID:Mt+d1x8O
投下乙です。

パーティ分散、そして新たな出会い……また状況がシャッフルされた感じですね。
対主催集団が集まった神社、ステルスばかりの中にニケ1人の学校、そして森のイヴ。
しかしイヴさん……それ絶対あなたの主人役になってくれないから……!

えーっと、細かな事実関係の指摘を少しだけ。
今の一休の手元にはランドセルがなく、体操着袋にモノを入れていたはずです。>>666の文中で一言触れられてるので。
あと、イヴの見つけた左腕って、はやてじゃなくってきり丸の腕ですよね?
アリサいないんで間違いないと思いますが、一応念のため。

695 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/10(土) 23:55:40 ID:eVw4WVQS

このロワは、なのはさんを中心に回りはじめてる?
さすがと言っていいものか…

ニケもいやでもシリアスになっていかざるを得ないな

696 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/10(土) 23:56:08 ID:np1+XEkc
投下乙。分断と接触が色々起こって先が楽しみだ。
そういえばメロは対主催なんだなあということを思い出した。個人的には今後の動きに一番興味があるな。
あとイヴ……お前フェイト殺してるからその方針は危険……。

697 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/11(日) 00:11:59 ID:nO8bPDFP
投下GJ。トイレ爆破にメタンとは盲点でした。確かにあれ牛の糞とかから活用されてるもんな…。
学校に行ったニケはどうなるか。ステルス二人にスク水坊主なんて厄介なんてレベルじゃねーぞ!
神社のほうの対主催組はヴィータをどうにかできればなかなかいい集団になれそうだが…うーむ。
早々にブルーを切り捨てたイヴはこれからどうなるのか…。
しかし人の組み合わせが大きく動いたなー。なぜか着々と広がるなのはさん包囲網w
ここんところ予約に入っていないのになぜかなのはの状況が動くなw

>>694
きり丸なら周りにランドセル、勝ならフランヴェルジュがあるんだっけ?
あえてどちらなのかを書かないでどっちに転移したのかぼかしたのかな?


698 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/11(日) 00:13:45 ID:vY8zFR7V
投下乙!
なのはさんの悪評が広まっていくなあ・・当然だがww
若干空気だったメロも対主催チームと出会え、順当に活躍できそう。今後に期待だな

699 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/11(日) 00:16:32 ID:OTCW4iEg
>>697
勝なら右腕。ちなみにはやても左腕。
ぼかしたいなら、右左抜いて「腕」と修正することになるかと。

700 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/11(日) 00:22:40 ID:swuSlRs+
投下GJ

そして、おかしいなぁ…どうしちゃったのかな…
あの人登場していないはずなのに凄まじい存在感だよw


>>697
はやて、きり丸>左腕 勝>右腕 だから前者のどっちかだと思う
アリサがそばにいないからきり丸じゃないかな?


701 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/11(日) 00:25:01 ID:nO8bPDFP
ああ、右と左のことすっかり忘れてた。

702 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/11(日) 00:36:27 ID:kkI2dzG3
投下乙です

イヴ、悪い事は言わないからその人は止めておけw
きり丸なら周りにランドセル転がってる筈だと思って「左腕」ははやてだと思った
アリサが錯乱したまま立ち去ったのか?とか

しかしきり丸だと考えた方が良さそうだね
御主人様探しで頭が一杯のイヴが思わずランドセルをスルーしちゃったとか

703 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/11(日) 01:46:44 ID:079ROA2a
乙!
おかしいな?どうしちゃったのかな?最初はニケにツッコミをいれる普通の女の子だったのに……
このまま恐怖による統一を行って大集団形成というのもありかもしれない

704 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/11(日) 02:48:01 ID:qWviNJmO
投下乙
なのはさん包囲網が着々と…
更に白レンに狙われ…
イブに付き纏われそうな…

なのになのはさんを心配する気が全く起きない…
どころかなのはさんに向かおうとする人の方が心配だw


ヴィータ壊れないで欲しいな…

あと…ニケ頑張れw

705 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/11(日) 03:17:14 ID:kkI2dzG3
何故か人が寄って来るメロ
どうにも孤立気味なニア

なんとも好対照だ

706 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/11(日) 03:37:46 ID:eQsqA8eI
投下乙!
「みんなそう呼ぶから」って何のことかと思ったけどそういうことかw
なのはのことを知らないメロは置いてけぼり感が漂ってるな。
そしてイヴ、知らないってのは怖いねぇ…
もし目的の人物に遭遇したら多分殺され…ないだろうな。
フェイトの事を聞くために、ヴィータの数倍は酷い目に遭いそうだ…

>>695
飛行手段を持っていて様々な場所へ高速で移動してるうえに
自分の存在を(少なくともアリサから逃げるまでは)隠そうとしてないからな。
自然と出会う人数も多くなり、行った先々で確実に存在感を残すような事をしてるからそう感じるんだろう。

というかなのはが出会ったキャラ、死者も含めると全参加者の1/3近くに達してないか?

707 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/11(日) 04:12:04 ID:l3j28ZPz
というわけでなのはが会ったキャラまとめ。括弧内は死体、または電話でのみ会話。

(フェイト)、ヴィータ、(はやて)、アリサ、ニケ、(トマ)、グリーン、ブルー、
エヴァ、小太郎、紫穂、コナン、灰原、ヘンゼル、白レン、小狼、双葉、リリス、
イヴ、勝、梨花、シャナ、インデックス、リンク

24人で4分の1程度。そんなでもない。
というか今思い出したんだが、イヴって一度なのはに会ってマーダー認定されてる!
紫穂の偽情報(今や本当の情報と化したが)持った小太郎から情報聞いてるよ!
絶対主人になってくれないッ! 逃げろイヴ!

708 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/11(日) 05:13:29 ID:apRcr05A
同作キャラ全員と会えたのに、その全てが鬱展ってのがすごいな

709 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/11(日) 06:20:05 ID:sspYK0B/
はやて殺しの犯人を知ってるのって本人とアリサだけ?
ならヴィータがそれを知ることは無さそうかな…

710 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/11(日) 06:44:59 ID:qWviNJmO
>709アリサの元に向かうシャナ一行に、
ステルスなサイコメトラー居なかったっけ?
それと人次第では、なのは自身が語るんじゃないか?

711 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/11(日) 07:55:08 ID:nO8bPDFP
なんか既視感があるなと思ったら、あれだ。
「悪魔でいいよ、みんなそう呼ぶから」
っていうA'sとStSのセリフ組み合わせたMADをいつだかに見たんだったw

712 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/11(日) 08:59:26 ID:3I690hC7
Wiki更新
追跡表は誰かお願いします

というか、そろそろ追跡表が容量オーバーしそうな件


713 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/11(日) 10:03:14 ID:Dkxe+SSK
投下乙
さらに混沌、という感じでGJ。身中の虫がいっぱいいて、序盤の大集団は危険だなぁ〜。
シャナより先にイヴがアリサと接触したらどうなるんだろ。
アリサまでマーダー化したら、はやてが浮かばれない orz
リンクたちは山小屋組の事を知ってて合流したがってたはずなので、
ちょっと警戒しすぎの気もするけど、まあ、フレンドリーってのは無理だよねww

714 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/11(日) 13:07:50 ID:p+w6mRUN
>>691
投下乙です。シャッフルされて危険度が上がりまくってるなー。
勝も死んだし、これは対主催全滅の危機か?

そういえば、気絶中のエヴァ様が全然回復してないけど、
これは後半での大活躍フラグ・・・になるハズだけど、そうは思えないなぁ。
この後どうなるか色々wktkだぜ


715 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/11(日) 14:24:43 ID:z8bEyBjN
投下乙です。
一つ気になったのは爆発の瞬間にカードを使うのはミリ秒単位で終えないと怪我を免れないと思います。
イヴも爆発による怪我を負っている事にするか、あるいは一休が自分にとって危険な事を行っていると判断して
爆発直前に使用した、という感じにしていただければ自然になるのではないでしょうか?

716 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/11(日) 15:00:08 ID:P0N4u9O1
みんなーー今日はヴィクトリア・パワードの誕生日だよー!!!!!!!!
彼女が精々死なないように祈りながらハッピーバースデーだーー!!!!!!

717 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/11(日) 15:03:06 ID:xPDiKUgb
おまっ、ここでそんな事言ったら…

718 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/11(日) 15:22:29 ID:BEWkanVp
奇遇だな、俺も3ヶ月程前に誕生日迎えたばかりだよ

ちなみに今年で18になりました
これで18禁のこのロワにも参加できます

719 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/11(日) 15:32:29 ID:OTCW4iEg
>>715
メタン臭に気付けば、ライターが出てきた時点で逃げ出す行動を開始するかもと思った。
ちょうど一休の風下だし。一休と違って、ガス爆発の危険くらい分かるだろうし。

720 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/11(日) 16:01:30 ID:z8bEyBjN
メタンガスには臭いはないですよ。
臭いがあるとすれば不純物が混じっていてイヴがそれを手掛かりに気付いたという事でしょうか。

721 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/11(日) 16:04:58 ID:QAx4lKN2
一休の時代のほうが現代よりもよっぽど
「肥え」に親しんでると思うのですが…

722 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/11(日) 16:29:04 ID:z8bEyBjN
しかし元となった学校はどういう素性なんだ?
学校のトイレでガス爆発なんてニュースは聞いた事無いが、あったとすれば管理不十分なトイレと言わざるを得ないな。

723 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/11(日) 16:34:21 ID:z8bEyBjN
ガス田や温泉由来の天然ガスが密閉空間に充満して死者を出す爆発を起こしたというニュースなら確かに国内であった。
しかし、汲み取りトイレで発生したメタンガスによる事故で建築物、しかもコンクリート製の建物が吹き飛んだ事例はちょっと知らない。

724 : ◆o.lVkW7N.A :2007/11/11(日) 16:35:10 ID:9xy9BXlT
感想・指摘下さった方、ありがとうございます。

それぞれの指摘ですが、まず一休のランドセルに関してはうっかりしてました。
こちらは細かいことですので、wikiに載ったSSをささっと修正しておくつもりです。

ラストでイヴが持ってる腕の持ち主については、
・アリサの姿が見当たらない
・『左腕』という記述
の二点で、直接的な人名を出さずにきり丸のものだとほのめかしたつもりだったんですが、
力不足で分かりづらかったですね…。すみません。

あと、イヴの状態はもう少し怪我を負ったことにしたほうが、良さそうだと思いました。
一休の行動だけを見て、瞬時に爆発の危険性を悟るのは難しそうですし、
一瞬とはいえ爆心地のすぐ側にいたわけだから、火傷くらいさせたほうが辻褄が合いそうですね。

725 : ◆o.lVkW7N.A :2007/11/11(日) 17:04:28 ID:9xy9BXlT
あ、メタン爆発についてはこことか読むと、一応『あり得る』ことだとは分かってもらえるかと。

http://abcdane.net/blog/archives/200506/bakuhatsu_toilet.html

コンクリ製の建物が崩壊したのは、ガス爆発+誘爆したジャスタウェイの威力が偶然重なったためですが、
分かりづらいようなら、もう少し細かい描写や説明を付け足すつもりです。

726 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/11(日) 17:27:40 ID:EIzZ+tse
この流れでふと思った。◆o.lVkW7N.A氏を責めるつもりはないけど聞いてほしい。
カード系の支給品ってランドセルの中に入れなくても、懐に忍ばせておくのが普通なのではないかと?

あたりまえだろ馬鹿が、と思う人は聞き流してください。

727 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/11(日) 18:23:47 ID:EIzZ+tse
ミスった。上げた。

728 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/11(日) 23:41:49 ID:p+w6mRUN
>>725
下調べご苦労様です。マジで爆発したのですかw
理屈は正しくても、この場合説得力が必要なのでもう少し描写と演出が必要かと。

たとえ理論がトンデモでも、勢いや意外性で突っ切れば、つい納得してしまう場合も
ありますし。
100万パワー×2の200万パワー、2倍のジャンプで400万パ(ry

え、例えが悪い?

729 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/12(月) 00:53:07 ID:45/NBMhX
>>728
つまりミートくんを参加させれば良かったのか!

730 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/12(月) 03:46:59 ID:8zmTU2+3
梨花はこのままなのは憎しで悪評振り撒く役なんだろうか

731 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/12(月) 04:17:07 ID:1MYUZqPl
マーダーじゃないということは伝えてくれるはずなんだが・・・・・・、
どうなることやらw

732 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/12(月) 04:47:36 ID:ylbNEbrk
一応同情もしてるらしいし……リンクもいるし、嘘まではつかんだろうが……
ありのまま起こった事を話されただけで十分悪魔的だから困るw

733 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/12(月) 08:05:16 ID:3RI11UYX
↓ここは必見↓
http://youjo.3host.biz/nudo/
↑格安DVD販売↑

734 : ◆tC/hi58lI. :2007/11/12(月) 13:53:57 ID:V/POlPsy
すみません、予約の延長をお願いします……。
放送待ちという段階で申し訳ありません。


735 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/12(月) 14:45:17 ID:73PZ8hgb
>>734
焦らずじっくり書いてください。
今更無理に急ぐ必要はありません。がんばって。

736 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/12(月) 15:08:45 ID:xMrWM0Q0
焦らずどうぞ。まだ禁止エリアも確定してないしね。

737 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/12(月) 19:17:44 ID:kHVWUJxr
>>730
梨花たちはなのはを憎んではいないと思うよ。そういう描写はない。
むしろ哀れんでさえいると思う。どっちかっていうと理解者。
悪評振りまくのは、ブルーのほうだねw
とはいえ、悪の美学に一家言持つエヴァ様もいるし、
ニケもククリが悪魔化したことあるし、
なんだかんだで孤立化はしないんじゃないかな、と思ってるんだがどうだろう。

>>734
いつまででも待ちますよ〜w

738 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/12(月) 20:46:19 ID:to2GogJf
>>737
ククリの悪魔化とはベクトルが違いすぎるだろ
今のなのはさんにセクハラできたらニケは本物の勇者だな


勇者の拳あるからツッコミいれたら魔法少女に戻るかな

739 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/12(月) 21:06:32 ID:kHVWUJxr
いやいや、本物の勇者ですよ彼はwww
マジレスすると、経験から、悪魔のなのはを肯定する方針を採るんじゃないかと。
気付かず追いつめちゃった引け目もあるしね。

書いてて思い出したけど、グルグルのアレは『おっぱいの戦い』だったんだなぁ。
「ひんぬーがなんだ!」と励ませば魔法少女に戻るかも

740 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/12(月) 21:06:59 ID:rH2hiw8r
今のなのはにセクハラ出来たらニケは真の勇者だw
いや、マジで。

741 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/12(月) 21:20:21 ID:Z9Y9WOoQ
原作でもニケがシリアスになるシーンは少ないからな
どうなるか分かんないや

742 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/12(月) 21:54:26 ID:bu1gciBY
>>740
選択を間違えて「しんのゆうしゃ」にならないことを切に願うばかりだw

743 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/12(月) 22:02:36 ID:73PZ8hgb
>>742
ざんねん! ニケのぼうけんは ここでおわってしまった!

744 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/13(火) 01:36:28 ID:Z4nwvot7
ニケww
対主催のそこそこでかい集団に所属して、着々と女の子ハーレム作ってて、
裏主人公(?)ななのはとは初登場時からの関係があって、上手くいけば主催に対抗できる能力魔法持ってて……
って、スペックだけ見るとロワ内主役にすらなれそうなのに、現状どうやってもそんなヴィジョンが見えないよ…。

745 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/13(火) 08:31:07 ID:1i9S+LTJ
そんなヴィジョンが見えないうちが華なんじゃね?
下手に目立っても危険だし

マジレスするとまだシリアス分が足りないのと超人連中に比べて生身の戦闘力が低く思えるのがな
いやむしろ口を武器にして誰かを口説き落とす(勧誘or説得)方向に行く方が活躍できるかも

746 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/13(火) 17:28:11 ID:oSgDw61X
そんなヘタレなニケが好きです

747 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/13(火) 19:23:41 ID:x/38SXD2
>>745
シリアスが足りないならギャグで行けばいいだけの話だろう
ボーボボ関係の支給品とかニケぐらいしか使いこなせそうなのいねえ

748 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/13(火) 20:38:22 ID:f7uvuish
>>747
ギャグアイテムならパタリ……いや、なんでもない

749 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/13(火) 21:17:07 ID:31r+RZ43
放送が入れば時間軸のズレもなくなるし、、
今学校にいる連中と、森の連中が接触するかもしれないんだよな。
何気に重要な位置にいるぞ、ニケ。

750 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/13(火) 22:25:18 ID:DTXeS8WI
三人の勇者が集まりつつあるな。
一人はマーダーだが。

751 : ◆o.lVkW7N.A :2007/11/13(火) 22:28:32 ID:xZyhHb+a
修正スレに、先日指摘された部分を直したものを投下しました。
修正内容は、
・メタン爆発についての描写の増加
・イヴがカードを使ったタイミングや、怪我の有無の説明の追加
・イヴが飛んだ場所(見つけた死体が誰なのか)についての説明の追加 です。

752 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/13(火) 22:33:07 ID:F08WroBc
>>750
時の勇者に天空の勇者に……
ニケは何の勇者だろう

753 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/13(火) 22:36:09 ID:jlZZhSYV
>>751
素早い対応乙。確かに一休にとっても予想外w
てかこいつ予想外で火事起こしたり爆発起こしたりって……。
誰かライター取り上げろw

>>752
盗賊の勇者?

754 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/13(火) 22:44:18 ID:31r+RZ43
>>751
修正乙です。確かにこれは分かりやすい。

>>752
恥ずかしの拳を持つ勇者ああああです。永遠に記録されてます。

755 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/13(火) 23:22:53 ID:vJs5K/Mm
子供にライター持たせるのって……危ない……

756 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/13(火) 23:46:38 ID:1i9S+LTJ
ミニ八卦炉なんか危ないってレベルじゃ(ry

757 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/14(水) 16:23:06 ID:wqBrRHe8
連続でお絵かききてたー

758 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/14(水) 18:15:52 ID:kPFUipIE
>>751
修正乙です。ぐっと分かりやすくなったと思います。

759 :>>733は常習詐欺:2007/11/14(水) 18:57:00 ID:ead3X3tY
>>733は常習詐欺 >>733は常習詐欺 >>733は常習詐欺 >>733は常習詐欺


760 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/15(木) 12:26:49 ID:kM3ygAuB
まとめ10万おめ

761 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/15(木) 19:45:35 ID:eIQEhDZF
物凄い静かだが…もしかしてみんな、放送後の話の執筆が忙しかったりとかするんだろうか。

762 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/15(木) 19:48:25 ID:cWHX7umf
とりあえず放送前最後の予約の投下待ち。
◆tC/hi58lI.氏、時間がまだ掛かるようならせめて報告だけでもお願いします。

763 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/15(木) 19:49:58 ID:Xavu1Kfg
少しずつ考え始めてはいるが、まだ書き始めるまでには至ってないなー。

764 : ◆tC/hi58lI. :2007/11/16(金) 06:37:27 ID:6Zg9x4X9
報告が遅れてすみません。
調子に乗って描写を水増ししまくってたら止まらない終わらない。
土曜日夜に投下できるよう頑張ります。

765 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/16(金) 07:38:35 ID:AEgiTHkt
がんばれ。期待している

766 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/16(金) 14:42:47 ID:LLBcQQW9
>>764
楽しみに待ってます!

早ければ、土曜日に◆tC/hi58lI.氏のSS投下があって、日曜に放送。
月曜日になった時点から放送後の予約開始、とか出来るかな。……流石に急ぎすぎか。

767 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/16(金) 15:25:15 ID:AV9MkMAl
そんなに早く放送出来る物なの?
書いてる人いるかさえ分からないのに

768 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/16(金) 15:33:56 ID:9xkOlHzY
避難所見てきたら幸せになれるんじゃね

769 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/16(金) 15:49:30 ID:tHTiTKej
>>764
乙です、期待して待ってますよ〜

>>766
放送の雛形は既にしたらばに投下されてるんだっけ?
それなら、ちょっと早いかもしれないけど急ぎすぎってほどでもないような感じもするが。

それにしても放送後の予約状況が気になる気になる。
…別にこのロワの空気に影響されて書いてみたくなってきた、なんて思ってないですよ?

770 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/16(金) 16:53:20 ID:BbCoYUAp
ロワ本編では制限上ありえないけどヴィクター化した状態で生命の水飲んだら
もしくは生命の水飲んだ状態でヴィクター化するとどうなるんだろう?

771 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/16(金) 16:54:12 ID:BbCoYUAp
髪の毛の色とか、エネルギードレインはどうなるとか。

772 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/16(金) 18:59:23 ID:YrDrTQG3
生命力は凄そうだな

773 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/16(金) 19:57:37 ID:8o8zAkSL
http://rorisyota.com/rorisyota2007/index.htm
つくりますたです

774 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/16(金) 21:07:02 ID:YrDrTQG3
>>773
死んでください

775 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/16(金) 21:12:45 ID:cGgQyZ3Y
ヴィクター化ならありえるかもよ。ただ、それがエネルギードレイン含めて原作通りのスペックに
なるかは別として。色のほうは……まあ、今のシャナもフレイムヘイズ+しろがねで面白い色になってるけど。
このロワ始まったばかりのころは「インデックスがフレイムヘイズになったらやばいかな」
とか考えていたけど今なら割と普通に受け入れられそうだ。

776 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/16(金) 22:47:22 ID:QiRvieRp
>>774
殺人予告通報しました。

777 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/16(金) 23:14:28 ID:KvNREAoP
強力ウルトラスーパーデラックス錠(製品版)とか今なら出しても許されそうだな

778 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/17(土) 08:38:28 ID:3BpmIT/o
製品版は強すぎだろ
体験版の方がいいんじゃね?
時間制限が程よい感じだ

779 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/17(土) 14:33:49 ID:+QtgbhnL
この流れなら言える。
ドーピングコンソメを『@ボボボーボ・ボーボボ』名義で出したいと思っている奴は俺だけじゃないはずだ。

780 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/17(土) 22:22:53 ID:4gOaHpyL
やあ俺

781 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/18(日) 02:02:02 ID:BF9NlA8G
明日か

782 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/18(日) 07:43:27 ID:UYmqhoPg
土曜夜に投下するって言ってた人はどうなったの?
別に待つのは構わないけど、連絡くらい欲しいな

783 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/18(日) 09:25:43 ID:BF9NlA8G
構わないのなら黙って待てばいいじゃない

784 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/18(日) 09:30:21 ID:UYmqhoPg
そういう訳にはいかない
昨日の夜投下出来るように頑張るって言ってたのに音沙汰ないんだから
攻めるつもりはないけど、間に合わないなら間に合わないで連絡くらいするべき

785 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/18(日) 09:41:24 ID:uxuUMj7w
既に予約延長期限の一週間を越えてるからなぁ……。
予約したのが11/09だし、本当は「土曜投下」って予告もその期限を越えてる。

予約したメンツに死人が出ないのなら、放送行っちゃってもいい感じなんだけどねぇ。

786 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/18(日) 09:55:38 ID:lJSSeVa0
放送の後に放送前の話を投下する事が認められるのならそれもいいだろうな。

787 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/18(日) 09:59:58 ID:/1aUWZkN
まぁ、もう少し待ってみようや。

788 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/18(日) 10:15:14 ID:uxuUMj7w
うん、まあ、もうちょっと反応待ちかな。

>>786
話の途中に放送が入るような構成(放送前がかなり長くなるお話)はちょっと考えてたりする。
死人が出ないなら、放送が流れてきた、という所まで引っ張ってそこで切ることはできると思う。
ただ書き手を縛るから強要はできないけど

789 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/18(日) 11:10:11 ID:QHBPhDI1
>>786
それはなんら問題ないと思う。
放送前に死者が増えたら放送と矛盾が生じてしまうのが問題なわけだから。

790 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/18(日) 11:15:19 ID:bQj3HRCN
無理に放送行こうにも放送案の修正がまだ来てないから行けないな
放送後のネタまだ考えてないから俺が焦る理由はないですけどね!orz

791 : ◆0gyFSm2QyM :2007/11/18(日) 11:32:52 ID:J5XyLUhr
こっちに書いていいのか分からないけど。

tC氏が投下してから正式に予約とって修正した放送投下するつもりだったので
放送案の修正後の奴は先に見せたらマズいかなと思って投下控えてたんですがね。
やはりもう一度修正案を避難所に投下したほうが良いのでしょうか?

まぁ先に予約取られたらそれまでですが。

792 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/18(日) 11:46:45 ID:bQj3HRCN
おっと、それは失礼しました。
今までロワ読んでても放送意識したことがなかったから勝手が分らなかったもので。

793 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/18(日) 13:40:32 ID:4WIkZcvJ
昨日の夜から今日の朝までwikiがメンテだったみたいだから、
過去話との整合性や状態表関連の作業が遅れてしまったのかもしれない。
今は気長に待つのが吉。

794 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/18(日) 22:41:51 ID:+gZGlZMp
そろそろ投下してほしいところなんだがな。
無理でも、何か一言書き込んでくれないことには、他進められないし…。

795 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/19(月) 00:11:37 ID:JRZ6vufM
さて、日付も変わってしまったわけだが、どうしたものか。

796 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/19(月) 00:15:23 ID:OKTiKkpI
『今日中に連絡なかったら予約破棄扱い』というのはどうだろう。
そうすれば放送待ち状態に移れる。ミミは描写必須というわけではないから。

797 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/19(月) 00:19:09 ID:L+7S8wJR
同意で。で、放送は0g氏のでいいと思うけど、>>791を見るに放送も予約するのか?
確かに避難所でもう一人放送書いてるって人がいたけど……。
今もその人書いてるのだろうか。

798 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/19(月) 00:21:26 ID:OKTiKkpI
>>797
あ、それ私です。
0g氏の放送を楽しみにしていますと意志表明。

799 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/19(月) 00:27:21 ID:L+7S8wJR
>>798
寛大な対応に感謝。放送に関してはごたつきなさそうですな。
あとは放送投下の時間と予約解禁の時間か。


800 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/19(月) 14:38:08 ID:j+dN88yR
しかしいよいよ放送か…なんだか感慨深いなあ。

801 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/19(月) 16:01:41 ID:wvdOOyeM
ついに中盤突入だな。楽しみだ。

802 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/19(月) 16:43:25 ID:2Y2CkYZ5
放送後の予約はどうするの? 放送終わったら解禁?

803 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/19(月) 18:48:32 ID:GON61wkg
ところで、パロロワ辞典に魔法少女リリカルカワイソス追加したの絶対ここの住民だろw

804 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/19(月) 19:53:29 ID:3LN0Fcrm
>>802
放送が本投下される時間によってかな。
個人的には放送から24時間以上経った後の夜間がいいんじゃないかと思ってるが。

>>803
スマン、それ俺だわw
いや、死者スレでのあの発言が頭から離れなくてさぁ……
ネタバレの部分はしっかり塗り潰してあるから、それで勘弁してくれないか。

805 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/19(月) 19:57:48 ID:wvdOOyeM
あと予約はしたらば使ったほうがいいな。
実はこのロワ、開始時に予約荒らしに遭ってるんだよ。

806 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/19(月) 20:54:52 ID:L+7S8wJR
>>803
教えてくれてサンクス。言われなきゃスルーしてたぜ。

>>804
GJ。笑えないことなのに盛大に吹かせてもらったw
で、放送に関しては俺もそんな感じでいいかな。
今夜0g氏投下で数時間置いたあとに予約開始というふうに。

>>804
そういやそうだったな。しかし、したらばなんて急に用意できるだろうか?

したらばと言えば、ここのロワのしたらば管理人ほど正体が分からない人も珍しいな。
最近のロワはだいたい書き手兼任で目立ってる人が多いのに。
まあ、裏方に徹してくれることにはメリットも多いから全然悪いことじゃないけど。



807 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/19(月) 20:56:03 ID:zbnSO5WC
ついにここもしたらば制導入か?

808 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/19(月) 21:00:37 ID:2Y2CkYZ5
ここんとこ、予約荒しっぽいのは無かったけどなぁ。開始当初だけで。
予約したっきり……という例は不幸にして何度かあったが、それも実績あった人だったし。
やっぱ放送を機に再出現するもんなの?

809 : ◆0gyFSm2QyM :2007/11/19(月) 21:01:35 ID:zZY9TIfd
結局tC氏はどうするんだろう……

とりあえず私個人としては本日中は待って、
本日tC氏の投下がされなければ明日(20日)の夜に放送投下という形にしたいと考えています

>>798氏の寛大すぎる対応に感謝
私が先走ってしまったせいで貴方の書かれていた放送を無駄にしてしまい申し訳ありません

あとしたらばは今使ってる奴のに使われていない予約スレがあるのでそれを使えばいいのではないでしょうか?

810 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/19(月) 21:07:39 ID:L+7S8wJR
>>809
勝手な推測だけど、ここのしたらばの管理人氏は多忙なんじゃないかなと思ってる。
誰だか知らないのにこんな憶測するのもなんだけど、管理人氏がしたらば見るのは数ヶ月に一回くらいのはず。
だから仮に予約荒しがあっても対応できない可能性があるし、負担も掛けたくないと俺が勝手に思ってる。

でも本音は今回の放送ではしたらば導入を見送りたい。
理由は>>808。今回も荒しが出たらさすがにしたらばを用意せざるをえないけど。

811 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/19(月) 21:44:01 ID:TZgwOxns
tC氏、緊急入院でもしたかな? ちょっと心配。

812 :したらば”管理”人:2007/11/19(月) 22:05:19 ID:GxEfMFaU
(結構平和なロワだったから余り関与しなくても大丈夫って思ってたなんて言えない……)

813 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/19(月) 23:19:10 ID:fvDBDgM5
>>803俺もスマン。
死者スレの451です。
ふと思いついて言ったことがまさかこんなことになるとは。
だから余計にパロロワ辞典で発見したときに飲んでた茶思い切り吹いてしまった。

814 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/19(月) 23:39:53 ID:L+7S8wJR
>>812
おっけー、勘違い俺乙w あまりにも静かだから覗いてないのかとw
この機会に言っておこう、いつもお世話になってます。

とにかく今回の放送はまだ様子見したいっていうのは甘いだろうか……。

815 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/19(月) 23:52:35 ID:VRKvRyc/
うーん、確かに不安要素はあんまりないよね。
様子見に一票。

816 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/19(月) 23:54:33 ID:Gg3XraU/
斧 Ne_5388 ロリショタ
数日だけ置いてみる。

817 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/20(火) 00:08:56 ID:XoArHXHn
>>816
なにかと思ったら……超GJだった!
冒頭のあれが何だか分かってしまい軽く自己嫌悪w
いや、持ってないですよ? ニコ動でちょろっと見たことがあるだけで。
最後の方の一騎打ちカッコよかったー。
続きに期待してます。


818 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/20(火) 00:09:07 ID:vbpPeYJp
初トリの人に無駄な疑いがかかるのを防ぎたかったんだが……
皆がそう言うなら様子見でもいいかー。

819 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/20(火) 00:43:27 ID:TlXxqbBX
>>816
見ましたが……超GJ。
リリスとジェダの登場シーンは震えたぜ……。
あと、冒頭はっちゃけすぎっすw

820 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/20(火) 01:46:27 ID:vYXUZU8w
>>816
うはwww何かと思って見てみれば……超GJ!!!
こんな感じでいいですかも何も、凄すぎて言葉が見つからないぜ。
正直、続きが楽しみでならない。

821 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/20(火) 02:02:26 ID:TlXxqbBX
放送直前ということで、各キャラ序盤での登場回数まとめ。

11回:イエロー、古手梨花、メロ、(江戸川コナン)
10回:アルルゥ、イヴ、高町なのは、ブルー、吉永双葉、リンク、(ヘンゼル)
9回:エヴァ、木之本桜、トマ、ニケ、野比のび太、リリス、レミリア
  (ネギ)(灰原哀)(プレセア・コンパティール)
8回:一休さん、金糸雀、三宮紫穂、シャナ、ニア、雛苺、ベルカナ=ライザナーザ、李小狼
   梨々、レックス、ヴィータ、(明石薫)(才賀勝)(福富しんべヱ)(八神はやて)
7回:アリサ・バニングス、犬上小太郎、インデックス、キルア、ククリ、グレーテル
   白レン、鈴木みか、蒼星石、タバサ、トリエラ、パタリロ、ベルフラウ、南千秋
   明神弥彦、リルル、レベッカ宮本、(磯野カツオ)(イリヤ)(八神太一)
6回:グリーン、野上葵、野原ひまわり、ヴィクトリア、(イシドロ)(ジーニアス・セイジ)
  (摂津のきり丸)(ネス)(フェイト・テスタロッサ)
5回:(泉光子郎)(小岩井よつば)(真紅)(藤木茂)
4回:太刀川ミミ、(猪名寺乱太郎)(城戸丈)(ビュティ)(フランドール)(リディア)
3回:(ゴン)(永沢君男)(レン)
2回:(神楽)(ジュジュ)(翠星石)(野原しんのすけ)(美浜ちよ)
1回:(剛田武)(サトシ)(レッド)

大体皆7回付近に固まってる。
一位はイエロー、梨花、メロ、コナン(死亡済)の四人。学校周りのキャラが上位に来ている模様。

822 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/20(火) 02:09:43 ID:XoArHXHn
おぉ、乙。個人的に意外だなと思ったのは……グリーン6回しか出てなかったのか。
最近インパクトのある話が多いから気がつかなかった。
あとエヴァ、レミリア、メロは思ったより回数多かったんだなー。
絵板にもあったけどエヴァ様いい加減起きてくださいw

823 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/20(火) 05:48:41 ID:aLY8bg/L
梨花ちゃん思ってたより出番多かったんだな。
ミミは死者軍団より登場回数少ないw

824 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/20(火) 09:17:19 ID:mbe1FBWP
>>816
GJ。思わず「笑顔」の所でその笑顔かよっ! とツッコんでしまったw

>>821
案外、差がないもんだね……ミミ以外。

825 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/20(火) 09:54:13 ID:mipXrQrO
>>816
いいねいいねー超GJ
そして改めてフランまわりはいいストーリーだったなと感心

826 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/20(火) 18:16:40 ID:OGo626yK
>>816
わかってないの僕だけ?
申し訳ないが解説お願いしたいのですが……

827 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/20(火) 18:20:50 ID:W35bSryi
斧 アップローダー で検索汁
そしたらわかる

828 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/20(火) 18:24:06 ID:05ML/+pp
>826斧とアップローダーでググッてみ。

829 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/20(火) 18:25:31 ID:05ML/+pp
4分遅れで被った…orz

830 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/20(火) 18:46:05 ID:ccvvO+YP
>>816
GJ!
MADはオレもネタは考えてた。頭の中で絵コンテ切ったり、
BGMは『たそがれロンリー(by桜井智)』あたりがいいかな、とかww
作りたいとは思ってても、腕と素材がなくてね…orz

831 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/20(火) 19:53:38 ID:kvqP29Yw
>>816
これが初madとは…!実にいいセンス!

>>830
俺も考えたことはあるが、あまりにも作品の枠が広すぎてww

832 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/20(火) 20:04:50 ID:3plQ9rSn
>>816
これはGJと言わざるを得ない。
フランの周辺は涙が出てくるぜ……

そして気付いた。
おえびのイラストを使って再現した場合、なのはさんのイラストが「あれ」しか無いってことに…w

833 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/20(火) 20:52:06 ID:aA37yTlE
>>816
GJ!
タバサは欠落しているのではありません。ただあれがあの世界の常識なだけなのです……

834 : ◆0gyFSm2QyM :2007/11/20(火) 21:08:33 ID:4NQ1yT7h
えーと、結局今日投下してもいいんですよね……?

もし良ければ22時頃に放送を投下する予定です。

835 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/20(火) 21:14:26 ID:XoArHXHn
いよいよ放送かー。支援は要らないだろうけど待機しときます。

836 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/20(火) 21:17:41 ID:571HHL6/
放送後の予約は……24時間以上開けて、早くても水曜夜になるのかな。

837 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/20(火) 21:19:02 ID:CabqGIvP
そんな感じだろうね。

838 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/20(火) 21:20:53 ID:3plQ9rSn
>>834
おk、了解です。
それで結局、放送後の予約はいつからになったんだっけ?
24時間後の夜?

839 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/20(火) 21:25:47 ID:XoArHXHn
24時間後の21日22時、またはそこから2時間遅らせて22日の0時のどっちかってところかな。
明日の22時で何ら問題はないと思うけど。

840 : ◆0gyFSm2QyM :2007/11/20(火) 22:03:52 ID:4NQ1yT7h
お待たせしました。只今から投下を始めさせて頂きます。

841 :第一回定時放送 ◆0gyFSm2QyM :2007/11/20(火) 22:04:54 ID:4NQ1yT7h


 日は既に大分西へと傾き、空の色も紅から深い藍へと変わり始めている夕刻。午後六時。
 この地獄といっても差し支えない殺し合いの場に、どこからか男の声が響く。 
 


 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

  ――――穢れ無き魂を持つ幼子達よ。久しいな。
 君達が魂の選定の場に解き放たれてから、既に十二時間が経過した。
 
 初めに説明した通り、今から第一回目の定時放送を行うこととしよう。
 くれぐれも聞き漏らさないようしっかりと聞く様に。
 
  まず禁止区域の発表を行う。
 これから一時間後に最初の禁止区域が発動する。
 以後は二時間毎に追加していくが、発表は各放送の時にしか行わないので注意するように。

  
  19時より B-7
  21時より H-8 
  23時より A-1
   1時より G-4
   3時より E-7
   5時より E-2 

  
  ――以上だ。

  既に告知しているが、該当時刻になってもその場所にいる場合、首輪が爆発するぞ。  
 自ら命を絶ちたい愚かな者以外は予めその場を離れておくことだな。
 ルールを守らずに死ぬのは君達の勝手だが、やはり自爆ではこちらとしても喜ばしく無い事なのでな……



842 :第一回定時放送 ◆0gyFSm2QyM :2007/11/20(火) 22:06:06 ID:4NQ1yT7h

   
  ――――次はこの放送までに命を落としてしまった者達の名前を発表する。  
  
 01番   明石薫
 05番   イシドロ
 06番   泉光子郎
 07番   磯野カツオ
 09番   猪名寺乱太郎
 11番   イリヤスフィール・フォン・アインツベルン
 15番   江戸川コナン
 16番   神楽
 18番   城戸丈
 24番   小岩井よつば
 25番   剛田武
 26番   ゴン
 27番   才賀勝
 28番   サトシ
 31番    ジーニアス・セイジ
 32番   ジュジュ・クー・シュナムル
 34番   真紅
 35番   翠星石
 37番   摂津のきり丸
 44番   永沢君男
 47番   ネギ・スプリングフィールド
 48番   ネス
 50番   野原しんのすけ
 53番   灰原哀
 56番   ビュティ
 57番   フェイト・テスタロッサ
 58番   福富しんべヱ
 59番   藤木茂
 60番   フランドール・スカーレット
 63番   プレセア・コンバティール
 64番   ヘンゼル
 68番   美浜ちよ
 71番   八神太一
 72番   八神はやて
 75番   リディア
 81番   レッド
 84番   レン


  
   ――以上37名だ。
  
  

843 :第一回定時放送 ◆0gyFSm2QyM :2007/11/20(火) 22:07:20 ID:4NQ1yT7h
 
  
   くくく……ははははは、実に素晴らしい! 予想以上だ!
  実は君達が子供ということも有り、殺し合いに乗る人間がいるかと少々心配していたのだが……その必要は無かったようだな。
  既に全体の4割以上もの人間が幼き命を散らしている。
   
   しかも3人殺すごとに渡すご褒美も既に4回の権利が発生している。随分と積極的な者もいる事だ――
  ――まだ受け取っていない者の分に関してはこの後、QBを派遣する。何かしらの褒美を受け取るが良い。
  しかし……君達にはそれほどまでに叶えたい願いがあるのかね? それとも――単に殺しが好きなのかね?
   どちらにしろ、私には関係の無いことだがな。

   友人や家族の名前が聞こえた者は残念ではあるだろう。
  だが、私が最初に君達を集めた時、この殺し合いで生き残った者に与える褒賞について述べたはずだ。
  その内容を良く、思い出すことだな――後は言わずとも分かるであろう?
  ――行動は起こさないと結果は訪れないぞ。よく考えることだな。

   
 
   後は――そうだな、君達は最初の時に説明を手伝っていた少女を覚えているだろう。
  一応彼女――リリスもこの殺し合いに参加している。全く――酔狂な事だな。
  既に出会っている参加者もいるようだが、今ここに伝えておこう。



   さて、これからの時間帯は夕方から夜へとさしかかる。
  参加者の中には夜に真価を発揮するものもいる、この夜の闇に紛れて狩人も身を潜め獲物を待つことだろう。
  くれぐれも夜の闇に紛れた虎に食われないようにすることだな。


   ――では、次の放送は午前六時の予定だ。その時にまた会う事にしよう。
  これにて放送を終了する。
 


  ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

  どこからか聞こえる声が途切れ、再び島の各地で各々の光景が繰り広げられる。
  ある場所は元の喧騒へ、またある場所は元の静粛へと。
   


844 : ◆0gyFSm2QyM :2007/11/20(火) 22:10:20 ID:4NQ1yT7h
投下は以上です。

避難所で試験投下した時指摘された問題点は全て改善したつもりです。
後禁止エリアに関しては避難所>>26氏の提案が概ね好評だったようなので採用させていただきました。

845 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/20(火) 22:15:45 ID:XoArHXHn
投下乙。感慨深いものがあるなー。
名前読み上げも37人もいるのは実に壮観。

846 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/20(火) 22:15:46 ID:nxDZ/5pC
投下乙ですー。
実は避難所26と、物議をかもしたE-4の提案者はどちらもオレだったりします。
その節はいろいろと……。
しかし、ようやくここまで来ましたね。感無量って感じです。

847 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/20(火) 22:18:06 ID:mbe1FBWP
投下乙。
しかしいっぱい死んだなぁ……。
そして参加者の視点から見て、考察のやりがいのある放送だ。GJ。

848 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/20(火) 22:27:44 ID:SI8HHZzz
投下乙〜。
ついに放送が来たね。
12時間ごととはいえ、カオスでもないのに一度の放送でこんなに名前が呼ばれるのはやっぱすげー。
ここからまたしばらく加速するかな?

849 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/20(火) 22:28:22 ID:SI8HHZzz
sage忘れごめ

850 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/20(火) 23:40:49 ID:3plQ9rSn
投下乙っ
いやー、12時間区切りだと名前が多いねぇ〜。

ってゲゲェー!! テスト投下の奴と死者が呼ばれる順番が変わってる!?
よしっ!プロットを組み直す作業に戻るぜっ!

orz

851 :850:2007/11/21(水) 00:22:40 ID:NZy52xdw
って、避難所に修正案投下されてたのね…
何というアフォな俺。

852 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/21(水) 00:50:05 ID:MioAf0fg
では、本日22時予約開始ということで。
どんな予約が入るか楽しみ。

>>830-831
今回のやつ見てMADっていいなと実感したよ。
動画編集したことないけど俺も作りてえ! でもやっぱ素材がないんだよなー。
参加作品の主題歌は幾つかあるからBGMには困らないけど、
絵やアニメがろくにないんだぜ……。




853 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/21(水) 01:21:37 ID:ABw+QOkF
MADが再生されない件について

854 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/21(水) 01:40:46 ID:BFIO5Fsu
>>852
そういう時はお絵かき掲示板が盛り上がってくれるといいよな
絵が増えれば増えるほど素材が増えるわけだし

855 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/21(水) 01:48:10 ID:SqWWC0ei
>>852
他ロワで以前見た支援MADが、
そのロワに関連の深いBGM流しながら、カコイイ背景画像をバックに作中の台詞をだーっと流しまくる、ってのだった。
キャラの画像とかはなかったけど、フォントやカラーとか色々凝っててSUGEEEと思ったよ。
なので、素材ないなら、そういうのっていう手もあるかも……。
勿論、オエビが今以上に盛り上がって素材イッパーイなんてことになれば、それ以上に喜ばしいことは無いが。


856 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/21(水) 02:40:41 ID:n4btwLTh
>>853
そもそも>>816の意味がさっぱり分からない件について

857 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/21(水) 02:44:51 ID:NZy52xdw
>>856
とりあえず>>827を見るんだ。
Neの部分に注目すれば幸せになれるかもしれないぞ。

858 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/21(水) 07:02:47 ID:wghU+J4Y
しばらくPC使えないから見れない件についてorz

859 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/21(水) 11:06:00 ID:WKRgXERl
逆に考えるんだ、完成版が投下されたときに
味わう感動が倍になる、そう考えるんだ。
……ごめん、それ以外にフォローの言葉が見つからない。

860 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/21(水) 12:28:52 ID:Q1S7RUgZ
>>853
ダウンロードの過程でファイルが壊れたか、フラッシュプレイヤーが古いまたは入ってないか。
前者なら今のを消して再ダウンロード。後者なら、ちょっと調べて更新なりなんなりを。

861 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/21(水) 15:33:37 ID:zltJAT9Q
フランドールが死んでから半ば空気化してるG-1の三人には動いてほしいところだな。
特にヴィクトリア。レイジングハートと天空の剣と二つも強武器を所持してる。
事情があって二つとも使いこなせていないが……だからこそ動いてほしいな。
死蔵するには勿体ない。

862 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/21(水) 16:36:15 ID:qeJlHJi8
ゴン死んだの知ったらキルア発狂するな
さらに太一も死んでるし

863 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/21(水) 16:41:40 ID:e4JO9G9T
>>816
フランのアップに下からゴンが割り込んでくるところと
絵板のフラン&ゴンが色反転するとこで何故か吹きだしてしまった。

864 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/21(水) 18:20:14 ID:OF85cTeU
>>853
ポップアップブロックされてない?
上に出てくるバークリックしてコンテンツを許可しないと

865 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/21(水) 19:11:07 ID:Y8OGqm0w
お漏らしパンツ売ります☆
申し訳ありませんがうんちはNGです。
おしっこのみ漏らしてもいいよ☆
だれか14歳みかのおぱんちゅ買ってくだチャイ。
\1500だよ☆
メール待ってるね☆
mikarin@dc.or.tp

866 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/21(水) 21:00:39 ID:biStubtU
あと一時間で予約開始か……

867 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/21(水) 21:02:25 ID:LSv5ZT+/
さて、予約まであと1時間を切ったわけだが…
今は嵐の前の静けさなのか、それとも、ただ単に人がいないだけなのか。

868 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/21(水) 21:05:52 ID:MioAf0fg
見てはいる。ただし今日予約するかは(ry
急に流れが速くなったりはしないと予想してる。
絵板の絵でも眺めながらまったり待ってるよ。
今月は絵の投下が多くてうれしい。




869 : ◆JZARTt62K2 :2007/11/21(水) 22:00:00 ID:O4vdr/l6
梨花、リンク、インデックス、ヴィータ、エヴァを予約。

870 : ◆qAMje247kM :2007/11/21(水) 22:00:03 ID:LSv5ZT+/
イヴとアリサ・バニングスを予約します。

871 : ◆CFbj666Xrw :2007/11/21(水) 22:00:12 ID:B+OUPMYD
アルルゥ、レックス、ベッキー、レミリアを予約。

872 : ◆sUD0pkyYlo :2007/11/21(水) 22:03:23 ID:Q1S7RUgZ
…………微妙に出遅れた orz 
いや、書き込む前にリロードして良かったと言うべきか……。

じゃあ第二プランで。
トマ、葵、ベルカナ 以上3名予約します。



873 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/21(水) 22:08:09 ID:MioAf0fg
4つ来たか、どれも楽しみ。
>>870新人さんいらっしゃーい。そしてID:LSゲットおめ。
これは縁起が良さそうだ。

874 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/21(水) 22:20:55 ID:kVbiv63U
4つ来たね。楽しみだ。
そして予約競り負けた私涙目

875 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/21(水) 22:52:00 ID:1jLQa5WT
魔法少女リリカルカワイソスの項にフェイト追加したのアニロワ住人かここの住人だろw

876 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/21(水) 23:05:49 ID:kVbiv63U
すまん、自分だw
いややっぱカワイソスリレーの元祖は彼女だし?w

877 : ◆IEYD9V7.46 :2007/11/22(木) 00:45:07 ID:HSBj9Eg7
のび太予約します。

878 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/22(木) 18:26:52 ID:DWanY0lV
ttp://www25.atwiki.jp/loli-syota-rowa?cmd=upload&act=open&pageid=8&file=romap1181.gif

地図更新のお知らせ。
禁止エリアは発動寸前の19時のものだけ赤文字を使用しました。

879 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/22(木) 18:31:19 ID:ErNCJ3Sx


…ニア逃げてー!
まだ弥彦もエリア中にいるのな

880 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/22(木) 19:13:15 ID:tNGSrJXr
注目キャラ

・なのは&白猫
展開次第ではなのは人形マーダー化もあり得る。
でも何故かなのは様より白レンの方が安否を気遣われるとか(ry
なのはカワイソス。

・ヒナ&さくら
町へ向かえば小狼とのイベントフラグ。
工場へ向かえば魔法少女頂上決戦フラグ。
東または北東へ向かえば過疎解消フラグ。
そうでなくても梨々とのイベントフラグが既に立っている。
あと、さくらカワイソス。

ニア:居城を奪われた引き篭もり王はいかなる行動にでるのか。
ヴィクトリア:強武器(レイハ、天空)2つも持っておいて引き篭もるな。
ミミ:説明不要。脱空気なるか。

こんなところだろうか。

881 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/22(木) 19:58:21 ID:/krIH3in
葵・ベルカナ、キルア、レミリア、トマ、のび太、エヴァ・ヴィータ…etc
楽しみでしょうがない

882 : ◆0gyFSm2QyM :2007/11/22(木) 23:34:29 ID:Omq4mK31
高町なのは、白レンで予約します。

883 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/22(木) 23:42:10 ID:aiE/l7s0
来た…緊迫の渦中!

884 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 00:03:05 ID:XlUhDnDT
遂に来たか……!
wktkが止まらんぜ!

885 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 00:04:42 ID:zDKwPZ2G
どっちがやられる!?

886 : ◆qAMje247kM :2007/11/23(金) 00:31:15 ID:dR0iWQim
イヴとアリサ、投下します。

887 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 00:32:12 ID:otuDKd30
 

888 :交差する機械の心  ◆qAMje247kM :2007/11/23(金) 00:33:17 ID:dR0iWQim

あの後、アリサさんは仰向けに寝転んだまま、無反応の私に向かって色々と語り掛けていましたが、
しばらくすると何も言わなくなり、呆けた表情をしたまま涙を流し続けて……
そして泣き疲れたんでしょうか、そのまま眠ってしまいました。
――無理もありません。
先程まで一緒に笑いあっていたはやてさんは、左腕だけを残して一瞬でこの世から消え去って。
先程まで逢いたいと願っていたなのはさんは、アリサさんを突き飛ばしてどこかへ飛んでいってしまったのですから。
身体の疲労も決して軽くはありませんが、何よりも精神的な疲労が重過ぎました。
どれほどの絶望がアリサさんに降り掛かったのか、私には想像もつかないです。

今はアリサさんのことはどうにも出来ません。なので私は、現状を把握することを優先しました。
現在、私ことカレイドステッキはアリサさんの左手に持たれ、彼女のお腹に寄りかかるような状態に。
贄殿遮那は、彼女の右手側に。そして…はやてさんの左腕とヘルメスドライブは、彼女の頭のすぐそばに置かれています。
辺りを見渡すと、ここは森の中みたいです。といっても、なのはさんの砲撃の影響でしょう。
キレイに「Y」の字の軌跡を描いて地面が抉られ、舗装されていない道のようなものが出来ています。
砲撃の始点となったと思われる方向には、建物がうっすらと見えます。あれは工場でしょうか?
分岐した左側の方には、山脈が見えています。
そして右側には、特に目に付くものはないようですが……

おや、人影のようなものが見えます。こちらに向かって歩いてきているようです。
影は少しずつ大きくなり、その正体はナース服を着た金髪の少女であることがわかりました。
なかなかいい趣味を…って、今はそんなことを言っている時ではないですね。
金髪の少女…前にはやてさんが話してくれたフェイトさんでしょうか?
あちこちに怪我をしているみたいですが、致命傷は負ってないように見えます。
と、そんなことを考えてるうちに少女はどんどんこちらに近づいてきて…アリサさんの目の前で止まりました。

「……この子かな」

……残念ですが、この少女がフェイトさんである可能性は低そうです。
私が聞いた話では、アリサさん達とフェイトさんは親友であったはず。
その親友を倒れてる状態で発見したら、普通は焦ったり心配したりしますよね。
少なくとも「この子」なんて呼ばないと思いますし。

少しの間アリサさんを見ていた少女は、次にアリサさんの周りを見渡し始めます。
どうやら彼女はフェイトさんでは無いようですが、殺し合いに乗った人間でもなさそうです。
彼女がこの殺し合いに乗っているのであれば、いきなりアリサさんを殺していてもおかしくないはずですから。
何か役に立つ情報を得られるかもしれません、話しかけてみましょうか。

889 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 00:33:43 ID:BveIKcq1
 

890 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 00:34:19 ID:otuDKd30
 

891 :交差する機械の心  ◆qAMje247kM :2007/11/23(金) 00:34:34 ID:dR0iWQim

『あの、ちょっといいですか?』

私の声に反応し、少女は伸ばした手を止めてこちらを向きました。
…こちらを向いたその眼は、とても冷ややかに感じます。

『私はカレイドステッキという者ですが、少し私とお話を「聞きたいことがあるんだけど」

喋る私に驚く様子もなく、少女は私の言葉を遮り、自分の言葉を投げかけてきました。

『え? えっーと、なんでしょう?』

少女は伸ばした手を再び動かし…その手で掴んだものはヘルメスドライブではなく、はやてさんの左腕。
その左腕をこちらに向けて――

「これは、この子がやったの?」

淡々とした声で、そう質問をされました。
ひょっとして彼女はゲームに乗った人間を殺して回っていて、アリサさんがはやてさんを殺したと思って確認しているんでしょうか?
もしそうだとしたら大変です、アリサさんは無実だということを急いで彼女に説明しないと……

『いいえ、違います。この人ではありません』
「ホントに?」
『はい、彼女は巻き込まれただけですよ』
「……そう」

そう言うと彼女は、はやてさんの左手を元あった場所に戻しました。
妙にアッサリ引いてくれた気がしますが…きっとアリサさんがあちこち怪我をしてるのが幸いしたんでしょう。
この少女は、アリサさんが犯人ではないと判断してくれたようです。
しかし、彼女の話はさらに続きます。

「それじゃあ、誰がやったのか知ってる?」
『そ、それは……』

高町なのはっていう人です、と言う気にはなれませんでした。
私はなのはさんの事を話でしか知りませんし、姿も先程チラッと拝見しただけですが、仮にもアリサさんとはやてさんの親友です。
誰とも判らない人間に、安易に彼女の情報を渡すわけにはいきません。

ですが、私が沈黙を保ったままでいると、唐突に金髪の少女の髪の毛が鋭い針のような形状になり。

「言わないと、この子を殺す」

その先端が、アリサさんの額に突きつけられたんです。

892 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 00:34:36 ID:BveIKcq1
 

893 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 00:35:19 ID:otuDKd30
 

894 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 00:35:41 ID:BveIKcq1
 

895 :交差する機械の心  ◆qAMje247kM :2007/11/23(金) 00:35:46 ID:dR0iWQim



――失敗した、そう思いました。



理由は分かりませんが目の前の少女は、はやてさんを殺した人間。
つまり「高町なのは」、もしくは「この無慈悲な破壊を行った人物」を探しているようです。
彼女がアリサさんに手を出さなかったのは、はやてさんを”殺した”人間かどうか分からなかったからではなく、
はやてさんを”殺していない”人間かどうか分からなかったから。
そして今、アリサさんは生かされているのは…私になのはさんの居場所を吐かせる為の人質としての価値があるから。

「…脅しじゃないわ」

針の先端が、さらにアリサさんの額に近づきます。
あと数cm先端を進ませれば、確実にアリサさんを絶命させられるであろう位置に。



何をやっているんでしょう、私は。
アリサさんを愉快にさせる言葉が見つからなかったばかりか、逆に命の危険に晒してしまう事をしてしまうなんて。
これじゃあ愉快型魔術礼装として失格です、クーリングオフされても文句なんて言えません。

(だんまりとはいいどきょうねー、いつもはたのまなくてもやかましいくせにさー、
 ほらほら、こたえなさいよー、けいやくしゃはわたしなのよー、きいてんのー、
 もしもーし、るびーさーん、いるならへんじしなさいよー、
 …………………………く……ははは……は、はははは…………はは……あはは……)

あぁ、でもアリサさんにとっては死んだ方が楽なのかもしれませんね。
このまま目を覚ましたら、また辛い現実と向き合わないといけないわけですし。
ここで死んでしまえば、全てを忘れてあの世へいけるんですから。
だったら、私がここで何も言わずにいれば―――

896 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 00:36:29 ID:otuDKd30
 

897 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 00:36:35 ID:zDKwPZ2G
 

898 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 00:36:37 ID:BveIKcq1
 

899 :交差する機械の心  ◆qAMje247kM :2007/11/23(金) 00:36:58 ID:dR0iWQim





               『たのんだよ』





…………私は……本当に、何をやっているんでしょうか。
『死んだ方が楽だ』なんて、そんなことあるわけないじゃないですか……
アリサさんが死んだ方が楽なのは、どう考えたって私自身。
全ての責任を放り出して、何も考える必要がなくなるんですから。
そんな自分のワガママの理由をアリサさんになすりつけようとするなんて…私は本当にダメですね。



そうです、私は愉快型魔術礼装。
契約者を愉快にさせる義務があります。
はやてさんの遺志だって託されました。
アリサさんをこんな状態のまま、殺させるわけにはいきませんっ……!



『分かりました、教えます』
「誰?」
『外見はあなたと同じくらいの背格好の少女で、名前は分かりません。ですが、その人が向かった場所なら分かります』
「教えて」
『その前に、一つだけ約束してください』
「何を?」
『こちらがその場所を教えたら、この人には危害を加えない、と』
「…………」

少女はこちらを見据えたまま、少しの間だけ沈黙し、

「……分かった」

針のようになった髪の毛をゆっくりとアリサさんの額から遠ざけ…髪型を先程のロングストレートの状態に戻しました。
何とか交渉に応じてくれたようです。でも、これだけではまだ安心できません。
こちらが場所を言った途端に、約束を反故にされる可能性も大いに有り得るんですから。

900 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 00:37:30 ID:+z7CMYS+
 

901 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 00:37:44 ID:otuDKd30
 

902 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 00:38:03 ID:BveIKcq1
 

903 :交差する機械の心  ◆qAMje247kM :2007/11/23(金) 00:38:15 ID:dR0iWQim

『それでは約束通り…ああ、言い忘れていましたが』
「……?」
『私が場所を教えた瞬間にザクリ、なんてことは止めてくださいね?
 もしそんなことをしたら私、あなたを巻き込んで自爆しますよ』
「!」
『自分で言うのも何ですが、私はなかなか強力な支給品でして…本気でやったら、最低でも周囲100mは跡形もなく吹き飛ばせます』

もちろん大嘘です。私にそんな愉快のカケラもない能力はありません。
ですが、この少女にそれを確かめる術は無いわけですし、私がその破壊を起こせる可能性があることは
目の前の光景が物語っているんですから、かなりの牽制になります。

『その女の人が向かったのはあっちの工場です。
 何か調べ物があるらしくて、その後は別の場所へ行くという話をしていましたっけ。
 今からちょうど10分くらい前の話ですから、急げば追いつけるかも知れませんね』

これも嘘です。なのはさんが向かった先は、あの工場よりもっと右の方角ですから。
あの工場に行ったと嘘をついたのは、もっともらしい理由をつけるのに適していたからです。
それに、なのはさんがここを飛び立ったのは30分以上も前の話。
追いつけそうな時間を言っておけば、これ以上こちらに構わずに工場へ急いでくれる可能性が高まります。
仮に工場に誰もいなくても、この少女は「目的の人物は別の場所へ出発してしまった」と思い、ここへ引き返してくることは無いでしょう。
不運にもそこに誰かいた場合、その人にとっては災難ですが……

「…………」

彼女は工場を眺めて…辺りに転がっているこちらの支給品には手を出さず、工場に向かって歩き出しました。
どうやら、こちらの思惑通りに事が運びそうだ――そう思っていると彼女は立ち止まり、再びこちらを振り向いたんです。
私を見つめる彼女の眼は、先程と同じく無機質で、冷ややかで。
でもどこか、こちらを羨んでいるようにも感じました。
そして、一言。


「……あなたは、主人想いの機械ね」


そう言うと、少女はその身に翼を宿し、この場から飛び去りました。





金髪の少女がいなくなって数分が経ち…聞こえるのは木々のざわめきと、アリサさんの寝息だけ。
真っ赤な夕日が、私とアリサさんを照らし出します。

一体、彼女の目的は何なのでしょう…もしなのはさんを探し出せたら、どうするつもりなんでしょうか?
それは、今の私がいくら考えても答えは出ない事でした。
でも―――


「んぅ〜……とぉまぁ……あんたぁ、またわたしのはだかをのぞくなんてぇ……いい、どきょうじゃなぁい……
 どんなめにあうかぁ…むにゃ…わかってるんでしょ〜ねぇ〜………」


今は難しいことを考えるのは止めて、アリサさんが無事なことを素直に喜びたいと思います。
……それにしてもアリサさんは一体、どんな夢を見てるんでしょう?
まあ愉快そうな夢みたいですから、起こさないように静かにしていましょうか。

904 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 00:39:13 ID:otuDKd30
 

905 :交差する機械の心  ◆qAMje247kM :2007/11/23(金) 00:39:31 ID:dR0iWQim



【A−4/砲撃跡地(中央)/1日目/夕方】

【アリサ・バニングス@魔法少女リリカルなのは】
[状態]:睡眠中、全身に軽い火傷(右腕・顔は無事)、左腕から出血(打撲、軽度)、背中から出血(切り傷、深い)
    上記の怪我は全て応急処置済み。
    極度の混乱と無気力感。
[装備]:贄殿遮那@灼眼のシャナ、カレイドステッキ@Fate/stay night
[道具]:ヘルメスドライブ@武装錬金(破損中、使用者登録なし、再使用可能時間不明)、
    支給品一式(ランドセルの右の肩紐破損)、マシカルアンバーミサイル×6@メルティブラッド 、
    救急箱、はやて特製チキンカレー入りタッパー
[服装]:割烹着
[思考]:むにゃむにゃ……かぁくごしなさぁい、とまぁぁ………
第一行動方針:??????
基本行動方針:ゲームからの脱出。
[備考]:はやての左腕だけが残された理由を理解していません。なのはやルビーが真相を知っていると思っています。
    レックスを危険人物だと認識しています。

【マジカルルビー@Fate/stay night】
[思考]:アリサさん、今はゆっくりと……
第一行動方針:今は難しいことは考えない。
第二行動方針:アリサが目を覚ますまで辺りを警戒し、危険人物だと判断した参加者からは口八丁でアリサを護る。
第三行動方針:はやての遺志により、アリサとなのはのことを何とかしたい。
基本行動方針:契約者(現在はアリサ)を(自分基準の視点で)愉快にさせる。
[備考]:金髪の少女(イヴ)について、以下のように認識しました。
     ・少なくとも、殺人を躊躇する参加者ではない。
     ・「高町なのは」または「A−4での砲撃を行った参加者」を捜索している。
    はやて死亡の真相を記録していますが、アリサに伝えるつもりは(今のところ)ありません。
    はやてにより、リリカルなのはの世界観と参加者の情報を得ています。
    レックスを危険人物だと認識しています。
    

【備考】救急箱の中身には、以下の物が入っています。
 痛み止め(鎮痛剤)・軟膏(傷薬)・消毒薬・湿布・包帯・絆創膏・ガーゼ・はさみ・ピンセット・テープ
  それほど大きくない救急箱なので精々湿布等かさばる物は2セットずつぐらいしか入っていません
 絆創膏やガーゼなど小さいものに関しては10〜15枚程度入っています


906 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 00:40:07 ID:BveIKcq1
 

907 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 00:40:09 ID:otuDKd30
 

908 :交差する機械の心  ◆qAMje247kM :2007/11/23(金) 00:40:35 ID:dR0iWQim


   ※   ※   ※


どこからともなく、島の至る所に響き渡るジェダの声。
――だが、そんなことは一切気にも留めずにイヴは飛翔し続ける。



そうだ、機械は主人に尽くすべきだ。

私には、その主人がいない。

でももうすぐ、私の前に理想の主人が現れる。

圧倒的な力で、この殺し合いを終結に導いてくれる主人が。

大丈夫だ、私はこんなにも多くの支給品を持っているんだから。

それを手土産にすれば、誰であろうと絶対に受け入れてくれる。

その主人の下でなら、私は何も考えないでいい。

主人の命令に、ただ黙って従っていればいい。

そして、私は―――



少女は笑顔を浮かべた。

可愛らしい笑顔ではなく、狂った笑顔を。



少女は知らない。

自分が最も求める者が、自分が最も求めてはならない者だということを。



少女は辿り着いた。

かつて『運命』を拒絶し、自らを機械と化したこの地へ。
そして『運命』を奪われ、全てに見放された少女が降り立ったこの地へ。



『運命』が眠るこの場所で、少女を待ち受けるのはどんな運命なのだろうか―――


909 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 00:41:00 ID:+z7CMYS+
 

910 :交差する機械の心  ◆qAMje247kM :2007/11/23(金) 00:41:43 ID:dR0iWQim


【A−3/工場入り口/1日目/夜】

【イヴ@BLACK CAT】
[状態]:左腹部に銃創(処置済み・回復中)、全身に中程度の打撲(回復中)、軽度の火傷、疲労感大、
    「主人役」を探すことに対する異常なまでの固執
[服装]:ナース服
[装備]:スタンガン@ひぐらしのなく頃に、バトルピック@テイルズオブシンフォニア、
[道具]:支給品一式×5(水と食料少々減)、アタッシュ・ウェポン・ケース@BLACK CAT、神楽の傘(弾0)@銀魂、
    血塗れの自分の服、魔晶石(15点分)、テーザー銃@ひぐらしのなく頃に、ロボ子の着ぐるみ@ぱにぽに、
    林檎10個@DEATH NOTE、勇気ある者の盾@ソードワールド、ドラゴンころし@ベルセルク    
[思考]:ここにいる……私の、新しい主人が……
第一行動方針:A−4での殺人を犯した参加者を探し出し、新しい「主人役」になってもらう。
第二行動方針:「主人役」にはできるだけ他参加者の抹殺を進言し、なるべく早く全ての戦いを終わらせる。
第三行動方針:ブルーはもうどうでもいい。見つけたら殺す?
基本行動方針:マーダーチームの戦闘要員として行動し、最後の最後に「主人役」に牙を剥いて優勝する。
         そして全てを忘れて、元の世界に戻る。
[備考]:第一回放送をまともに聞いていません。
    ブルーが「4歳児の姿」になるのは、ブルー本人が持つ特殊能力だと信じています。

※A−4/砲撃跡地(南西)にあるきり丸の左腕の傍には、空のランドセルが3つ残されています。


911 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 00:41:47 ID:BveIKcq1
 

912 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 00:41:52 ID:otuDKd30
 

913 : ◆qAMje247kM :2007/11/23(金) 00:44:41 ID:dR0iWQim
以上で投下終了、支援の方々に感謝します。

どう見てもタダの繋ぎです、本当に(ry
しかし初投下がこれほど緊張するとは思わなかった…

それと◆0gyFSm2QyM氏ごめんなさい、イヴをA−3に突っ込ませてしまいましたorz

914 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 00:49:24 ID:BveIKcq1
投下GJ。ルビーの感情の揺らぎがうまい。
アリサを守ろうとして必死になってるのがグッと来た。
イヴはルビーの忠実さを見て何を思ったのだろうか。
まだ、機械になりきれていない部分が残っているのかな……。
で、イヴよ。よりにもよってそっちに行くかー!?
なのはと白レンがどう転がったとしても地獄しかないぞw

915 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 00:50:37 ID:zDKwPZ2G
投下乙!
あれ、おかしいな・・・なんかルビーがいい人のようにみえるよ!?w

916 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 00:54:07 ID:otuDKd30
投下乙。
ルビー、頑張ったなぁ。言葉しか武器がないのに凄いわ。
でもってイヴ……確かにアイテムが凄いことになってるw
あとその支給品、なのはに見せちゃだめー!
勝が持ってたはずのドラゴン殺しなんて見た日には、なのはさん間違いなく……!

917 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 00:59:06 ID:JzFqqj58
投下乙
取りあえずアリサ無事で良かった〜



918 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 01:06:52 ID:U0H/dSCD
投下乙!
お……おかしいな。愉快型黒幕の琥は……アンバーさんがとってもいい人だぞ!?
イヴのスタンス「偽装奉仕」の面白さが出ていて面白かったです。

919 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 01:09:21 ID:vXYjiK3/
GJ! イヴは運がいいのか悪いのかw
しかし、なのはの周辺は複雑になってきたな。
まず放送後のご褒美があって、白レンと、交戦済みでフェイトの仇のイヴ+勝の支給品か…。
0g氏の書いてる内容次第で、運命が180度変わるな。
灼熱地獄になるか、氷結地獄になるか…。

920 : ◆qAMje247kM :2007/11/23(金) 01:53:07 ID:dR0iWQim
ちょっと補足を。

アリサの部分の時刻が「夕方」になっていますが、これは「夜」にし忘れているわけではありません。
下手に「夜」にしてしまうと、主にシャナ達の行動を束縛しかねないと思いまして…
そんな理由で、あえて「夕方」で止めてあります。

それと、勝手にマジカルルビーの状態表を追加したり
備考をかなり増やしたりしましたが問題ないでしょうか?

921 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 02:08:27 ID:U0H/dSCD
>>920
別に構わないと思うけど……一応参考の状態票を。

【木之本桜@カードキャプターさくら】
[状態]:血と脳漿まみれ、左腕に矢傷(処置済)、魔力消費(極大) 、疲労(大)
   かなり精神不安定、雛苺のミーディアム
[装備]:パワフルグラブ@ゼルダの伝説、クロウカード『水』『風』
   リインフォースII@魔法少女リリカルなのはA's
[道具]:基本支給品
[服装]:梨々の普段着
[思考]:完全に思考停止状態
※魔力があるため、雛苺が戦闘しない限りは持ちこたえられます。
 ただ回復していく分の魔力はほとんど雛苺に持っていかれます。
※近くに核金状態のシルバースキン・アナザータイプが落ちています。
[リインフォースIIの思考・状態]:
※永沢、レックスを危険人物と認識。梨々の知り合いの情報を聞いている
※魔力不足により、現在使用不能


とまあ、さくらとリインの場合は思考の下にちょこっと書いてあるくらい。
気になるようだったらこんな感じに変えてみてはどうでしょうか?
備考はリレーが進めば自然と削られてくるので問題ないかと。

922 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 02:14:52 ID:BveIKcq1
>>920
補足の件はやっぱりそういうことでしたか。ツッコムの忘れてたw
状態票は自分としては別に構わない。
変えるなら>>921の形かな。

923 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 11:42:33 ID:BMNxEsT6
ところで現在461KBなわけだが、次スレ立てたほうがいいのか?

924 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 11:49:46 ID:X169fWy3
うん。お願いします。

925 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 12:10:18 ID:55b2/FFx
まだ480kbくらいのとこでたてても問題ないと思うけどね
まぁ、大作投下されるんなら別だけど

926 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 12:53:27 ID:BMNxEsT6
次スレのようなもの
http://human7.2ch.net/test/read.cgi/subcal/1195789761/

927 : ◆sUD0pkyYlo :2007/11/23(金) 19:46:32 ID:otuDKd30
テキストファイルに落として容量を測ってみたら、30kbほどでした。
支援も含めてこっちで間に合うと思います? 新スレ行った方がいいのかな?

928 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 19:47:35 ID:BveIKcq1
新スレのほうがいいのかな

929 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 19:54:20 ID:QrALamsQ
新スレのほうが、心配せずに投下できると思いますよ。
感想もあるし……。

930 : ◆0gyFSm2QyM :2007/11/23(金) 19:54:53 ID:nhM1uEQK
30kbぐらいなら新スレの方が良さそうですねー
私は20kb前後になりそうなのでこちらに投稿できそうですが……

931 : ◆sUD0pkyYlo :2007/11/23(金) 19:55:47 ID:otuDKd30
じゃ、8時頃から新スレの方に投下することにします。

932 : ◆0gyFSm2QyM :2007/11/23(金) 20:55:03 ID:nhM1uEQK
完成したのでこっそりこっちに投下。


933 :ライジングゲーム ◆0gyFSm2QyM :2007/11/23(金) 20:55:51 ID:nhM1uEQK
  


  一人の少女がある場所を歩いている。
 そしてその後ろをこっそりと付いて回る一匹の白猫。
  時と場合によればこの光景もきっと微笑ましいものになるに違いない。
 ただし、それは歩いている場所が工場ではなくて、更に少女と白猫が普通であればの話ではあるが。


  歩いている少女の名は高町なのは。彼女は今にも倒れそうになりながら工場の中を歩いていた。
 今はただ休みたいと、工場の中で休める場所を探している途中である。
  付いてきている白猫の名は白レン。 
 今は当面の目標――高町なのはを"手駒"に加えようとチャンスを伺いつつ追跡を行っている所である。
  
   なのはは付いてきている白レンに対して最低限の警戒はしている。  
  だが、それ以上の事は出来ない。ミニ八卦炉を使いすぎた影響で既に魔力は枯渇している。
  仮に白レンが危害を及ぼす者だとしても攻撃も防御も殆ど出来ない。
  結局今の時点では警戒以上の事がしようが無いのだ。

   対する白レンも自分からまだ仕掛けることはしない。
  白レン自身はなのはが魔力を枯渇しかけていることにも気が付いているし、
  仮になのはが攻撃を仕掛けてきたところでまず返り討ちにすることが出来ると考えている。 
  しかし、あくまで白レンの目的はなのはを殺すことではない。
  今はなのはを自分の操り人形にするのが第一の目的であり、今はまだその機ではない。
  故に――白レンも自分から仕掛けることは出来ない。  
 
  結局両者の思惑が絡み合って一種の膠着状態を形成しているのだ。

  
 
     その膠着状態になってしばらく、どこからともなく声が流れはじめた――放送が始まったのだ



934 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 20:56:13 ID:otuDKd30
 

935 :ライジングゲーム ◆0gyFSm2QyM :2007/11/23(金) 20:56:31 ID:nhM1uEQK

   『――では、次の放送は午前六時の予定だ。その時にまた会う事にしよう。
  これにて放送を終了する。』 

      
    男の声が止み、工場に再び静寂が訪れる。     

  
  放送の中で呼ばれた37人もの名前。知っている人の名前も幾つか呼ばれた。
  自分が手に掛けたヘンゼルと灰原哀、江戸川コナンの名前。
  山小屋にいた時に仲間だった才賀勝の名前も呼ばれた。
  
  そして――無二の親友であったフェイト・テスタロッサ、八神はやての名前も。
   

  (………………)


   幾度と無く示された事実。既に受け入れたはずだというのに、
  改めて突きつけられた事実は鋭利な牙と化して少女の心にまた新たな傷を作る。
   ヴィータ含め他に山小屋にいた人間やアリサの名前は呼ばれなかったものの、
  それは彼女の心の癒えには決してなりはしない。
  先の事がある限り、この放送が彼女の心に僅かな癒しでさえも与えることは無かったであろう。
   
   ――そして、消耗しきった体と心を振り絞るように、また彼女は歩き始めていた。
  その壊れかけた体と心を休めるために。束の間の安息の場所を求めて。
   


   
  (……レンは死んだのね)
  
 
  放送を聴いていた白レンの耳にも、聞き覚えのある名前が聞こえた。
 もう一人の"自分"――いや、彼女がオリジナルではあるのだが――の事だ

  (……馬鹿みたい。こんな所で命を散らして。志貴が泣くわよ)

  レンが慕っていた少年、遠野志貴。
 真祖の姫や埋葬期間の代行者でさえ心酔している少年の事を思い出して、ふと思う。
 レンが死んだと知れば、彼はきっと悲しむに違いない――
 ――私が死んだら、彼は悲しんでくれるだろうか?  

  (……いけない、私は生き残って志貴を私のものにすると決めていたはずなのに)

  ふと考えてしまった余計なことを頭の中から駆逐する。
 後の事は後で考えなければ、今はあの少女を如何にしてでも手駒にしなければならない。
  そう考え、再び動き出した少女の後をこっそりと付いていく――が、
 彼女の動きはすぐに止まることとなった。
  
  何しろ目の前の高町なのはが、奇妙なモノと遭遇していたからだ。


936 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 20:56:53 ID:otuDKd30
 

937 :ライジングゲーム ◆0gyFSm2QyM :2007/11/23(金) 20:57:55 ID:nhM1uEQK


   『……タカマチナノハダナ』

  今なのはの目の前に現れたのは女の顔をした奇妙な蜂。
 最初のときにもいた、ジェダの僕、QBだ。
 その手には一つの真新しいランドセルを持っている。
 
   「……何なの?」
 
  警戒心を露にしながらただ一言返す。
 今の自分の所にQBが来る理由が思い当たらないからだ。
 唯一あるとすればご褒美の受け渡しだが、それも有り得ないはず。
 最初のご褒美は小狼くんの傷を治すのに既に使ってしまっているし、その後に遭った人々ははやてちゃんを除いては……
 はやてちゃんを殺してしまった分だけでは次のご褒美の分には足りない……はずなのに。 

  『ゴホウビヲワタシニキタ』

  目の前の蜂は奇妙なことを云う。
 自分が殺してしまった人数は"4人"の筈なのに。

   「人間違いじゃないかな……私には権利は無い筈だよ」
 『イイヤ、オマエハ、ゴホウビヲウケトレル』
  「だから違う――」





  『ダッテオマエハ、"6ニン"モコロシテイルジャナイカ』





   有り得ない言葉を聞かされて思考が止まった。
  目の前の蜂の言う事が本当ならば、わたしは知らない間に更に2人も殺してしまって――

  『サア、ゴホウビヲウケトレ。 キズナオス、ドウグモラウ、ソレトモシリタイコトアルカ?』

   頭が混乱して、目の前の言ってる声もよく分からない。
  結局わたしは、言われるままにランドセルを指差し――それを受け取った。
  ランドセルを渡した蜂が近場の窓からどこかへ飛び去ると同時に、逃げ去るようにその場を走り出す。
  さっさとこの場を去りたかった。もうこれ以上傷つきたくなかった。そんな深層意識の表れだったのかもしれない。


   ただ走り出したわたしは工場の奥のほうへと入り込んでいった。
  そして目的の場所を――見つけた。『仮眠室』と書かれたプレートが張ってある扉。
  扉を開けてみると簡素なベッドが幾つかあった。休むには十分だ。
  中に入り近くのベッドに腰掛け、手に持った真新しいランドセルを見る。
  わたしが――6人もの命を奪ってしまった証の。
  はやてちゃんの他に、誰か知らない間に二人も命を奪ってしまった。
  ――わたしは、本当に何をやってるんだろう。
   
   もう幾度繰り返したか分からない自責の念を抱きながらランドセルを開いた。
  せめてこれからの為に何か役に立つアイテムは無いかと、少しでもそう思いながら。
  手に掴んだのは一つの瓶。脇には注意書きがついていた。
   「これは……」


938 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 20:58:08 ID:otuDKd30
 

939 :ライジングゲーム ◆0gyFSm2QyM :2007/11/23(金) 20:58:43 ID:nhM1uEQK

    


   ――奇妙な蜂が飛び立つと共に、突然高町なのはが走り出してしまった。
  物陰から見ていた私は意表を付かれてしまい、急いで追いかける。
  何やら一悶着あったようだが、どうやらご褒美としてランドセルを受け取っていたようだ。
  ご褒美で傷を治さなかったのは私にとっても幸運だ。魔力が回復したとしたら操るときに都合が悪い。
  まぁその支給品は私の操り人形にした時にでも有効活用させてもらおう、と思いながら白猫の姿で後を追う。


   もう体力も枯れ果てているはずなのに、意外と相手の足は速く、少し離されてしまった。
   見失いそうになりながらも後を追って辿り着いたのはとある部屋。扉には『仮眠室』と書かれている。
  中をこっそり覗いてみると……いた。高町なのはがベッドの上で佇んでいる。
  どうやら支給品を確認していたようだ。既に終わったみたいではあるが……
 

  
  (……!! 横になるみたいね、これは機会が巡ってきたわ)


  
   そのまま中に入り他のベッドの陰からこっそり見ていると、彼女はランドセルをベッドの横に置き、今まで座っていたベッドを整え始めた。
  どうやら高町なのははこれから休息の体制に入るみたいだ。
  これは絶好のチャンス、眠りに付きさえすれば後は夢魔である私の世界に誘える。
   でもすぐ行ったら気が付かれてしまう、今はまだ少し様子を見なければ……
  そう考えながら、じっと物陰で待つ事にする。



940 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 20:59:03 ID:otuDKd30
 

941 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 20:59:24 ID:Y7nOwOwl
支援〜

942 :ライジングゲーム ◆0gyFSm2QyM :2007/11/23(金) 20:59:26 ID:nhM1uEQK

   高町なのはが横になって半刻程度経ち、私は行動に移すことにした。
  今まで隠れていた物陰から彼女の眠るベッドへ、猫の姿のまま彼女に近づく。
  万が一起きられては困る。ならばより物音の出ない姿のほうがいい。この姿でも力の行使は出来るのだし。

   近くから見るとちゃんと寝息を立てている。寝息と共に規則正しくシーツが上下している。
  これなら十分夢に干渉出来る事だろう。深く眠っているし、あれだけ疲労しているのなら万が一も起きるまい。
  十分眠っている事を確認し、ベッドの横に。彼女との間、僅か数十センチ。
     
   夢に干渉し、彼女を"調教"する――あの男、イシドロと同じように。 
  次に彼女が起きるときは私の従順な僕に成り果てているに違いない。

  (さぁ、私の"モノ"になりなさい――高町なのは!)

  そして能力を行使しようとした刹那――私の体を突然襲った感覚。






 
   確かに、確かに眠っていたはずの――高町なのはの左手が、私の首を掴んでいた。



 
  


 
  「……何しようとしてたの? 白猫さん」




   馬鹿な、確かに眠っていたはず。寝息すら立てていたというのに。
  あんな疲労した状態で、横になったら普通の子供なら起きていられないはず……
  ――まさか、あの状態で寝ている振りをするだけの気力があるなんて―― 
  
  「その首輪」

   言われて最初に着けられた首輪を思い出す。自分からは見えないが、確かに首に着けられている。
  首輪があれば参加者だって分かりそうなものを――思えば警戒されているんだから既に気が付かれていたのか、
  完全に失念していた――!!


  「貴方もこの殺し合いに参加してるんだ、ねぇ……寝ている筈のわたしに何をしようとしてたの?」

 
   何てこと、本当ならさっさと夢に干渉して私の僕に――そう、今の疲労しきった高町なのはなら簡単に出来るはずなのに!
  油断していたにも程があるわ。魔力は切れかけだし、体力的にも精神的にも絶対的優位だと私は自惚れていた――
  不味い、これは不味いわ、何とかここから逃げなければ……今の状態じゃ勝てない!


943 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 20:59:48 ID:otuDKd30
 

944 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 20:59:57 ID:AOhBN35e
 

945 :ライジングゲーム ◆0gyFSm2QyM :2007/11/23(金) 21:00:12 ID:nhM1uEQK

   既に白レンの心は焦りと不安に満ちていた。
  絶対的なはずの優位を一瞬にして崩され、自らの命は相手に握られている状態。
  そして予想をことごとく外された得体の知れない相手にいつもの強気は陰を潜め、最後の手段として人の姿に変化するといった事も頭から忘却してしまっている。
  更に追い討ちを掛けるように、なのはの右手が白レンの顔の前に差し掛かる。


   「ひっ……」
  
   思わず声が出る。何をされるか分からない、何もする事も出来ない、
  今の状況はまさに猫に袋小路に追い詰められた鼠――!
   
   「あなたが何をしようとしたかは分からないけど、寝ているわたしに行うことなんてまず良いことじゃないよね」

   なのはの右手に魔力が収束されていく。   
  魔力は枯れ掛けているはず、なのに何故魔力がまだあるのか、あんな短時間で回復出来るはずが無いのに……! 
  白レンがそう思っている間にも魔力の収束は進んでいく。


   「――ごめんね」  

  
   そうなのはが呟くと、その手の平から魔法が撃ち出された。
  ディバインバスター。なのはがデバイス無しでも扱える数少ない魔法。
  解き放たれたそれは、白レンの顔に当たると共に小規模の爆発を起こす。
  威力を抑えてあるとはいえ至近距離で撃たれた砲撃は猫一匹の顔を吹き飛ばすには十分なものであり、
  頭を吹き飛ばされた白い猫の体は、わずかに痙攣を起こしたかと思うとそのまま――動かなくなった。





   
   なのはは白レンが参加者であると気が付いておきながらあえて泳がした訳。
  それは至って単純な理由だった。

   参加者であるならば、何らかのアクションを起こしてくるはず
  そのアクションを起こすまであえて泳がしておいただけだ。
  殺し合いに乗っているなら積極的に戦闘を仕掛けてくるか、または無防備な所を狙って付け込む筈。
  協力関係を望むならば、何かしら友好的な行動を起こすだろう。
   なのはが白レンを"黒"だと判断したのはただ一つ。
  『白レンがずっと自分の後を、しかも時たま隠れるように追ってきていた』
  ただそれだけの事。友好的な態度を起こすなら、そんな何かを探るような感じで付いてはこない、と。
   そして確かめる為にベッドの所でなにか仕掛けてくるのを、寝てる振りをしてじっと待っていたのだ。
  まるで白レンを試すかのように。
  
   そして万が一の場合に、ご褒美でもらったあるアイテムを少し使っておいた。
  エルフの一族に伝わる秘薬、その名も『エルフの飲み薬』。
  道具の説明には一瓶飲み干せば魔力を大きく回復出来ると記されていた。 
  もし白レンが敵対的行動を起こしたときに備え、
   中身を少々飲み魔力を僅かながら回復させていたのだ。

   しかしこれは異常なまでの理性とそれに潜む狂気を孕んでいる"今"の高町なのはだからこそ行える芸当であるだろう。
  普通の人間は自分の命を賭けてまで相手を試さない。
  冷静すぎる判断、半ば命を捨てている判断。ハイリスク・ローリターン。手としては悪手にも程があるだろう。
  だが高町なのははその賭けに勝ったのだ。――得たものは一時の安全以外は無いに等しいが。


946 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 21:00:34 ID:Y7nOwOwl



947 :ライジングゲーム ◆0gyFSm2QyM :2007/11/23(金) 21:00:50 ID:nhM1uEQK







   「……………………」


  また殺してしまった。半ば相手から仕掛けてきたとはいえあまり気分のいいものでは無い。
 わたしの手はどこまで血に染まれば気が済むのだろうか。
 わたしはどこまで…………
  最早、わたし自身にすらわたしがどうなのか分からない。
 ……落ち着くために少し横になって休もう。
  
  

  白猫の血にまみれたベットから別のベッドに移動する。
  そしてさっきランドセルを探って見つけた――もう一つのものを取り出す。
 紅と黒の丸薬が数十粒入った瓶。 説明には『楽しい夢が見れる薬です』とのみ記されている。

 

   ……夢は叶わないから夢なのかもしれない。
  もうこれが夢なんかじゃないなんて事は分かってる。


  ――けれど、


  ――願うなら、この一連の事が夢であってほしい。
 起きたら何事も無くて、また何時ものようにフェイトちゃんやはやてちゃん、アリサちゃんとすずかちゃん、それにユーノ君やクロノ君達と過ごす日常であってほしいと。
 そして皆で笑って、騒いで、たまには喧嘩したりして、楽しく……過ごしたいな。
 もう叶わない願いだけど……


      だから……せめて夢の中だけは。
  
   そう思いながら数粒掴んで、そのまま飲み干す。
 

 
   
   そして薬を飲んだことと、当面の障害を排除したことで気分が少し楽になったのか、
   ついに限界が来た体と精神につられ、そのままベッドの中へと倒れこむ。
  疲れた体はすぐさま寝息を立て始め、高町なのはは何時さめるかも分からない夢の世界へと旅立っていった。





948 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 21:00:57 ID:otuDKd30
 

949 :ライジングゲーム ◆0gyFSm2QyM :2007/11/23(金) 21:01:28 ID:nhM1uEQK

   高町なのはは知らない。
  
  確かに彼女が飲んだ薬は夢を見せるものではあるものではあるが、普通は同じ色の薬を飲むものであると言う事を。
  
  紅色の薬はその名の通り楽しい夢を見せるものであり、そして黒色の薬も夢を楽しむものである。これに関して偽りは無い。
                  ・・・・・・  
  ただし黒色の薬はスリリングな夢、悪夢を楽しむものであるという事、それだけが紅と黒の違いである。

  両方効果が違うそれを混ぜて飲んだ場合の効果は、試してみなければ分からない。
 

  さて、彼女は果たしてどんな夢を見るのだろうか。
  楽しい夢だろうか、悪夢だろうか。それとも――――


 

  【白レン@MELTY BLOOD   死亡】



 【A-3/工場/1日目/夜】

【高町なのは@魔法少女リリカルなのは】
[状態]:魔力枯渇寸前、軽度の耳鳴り・聴覚への衝撃による頭痛、
    孤独感、全てに対する絶望、理性と狂気? 睡眠中
[装備]:ミニ八卦炉@東方Project、クロウカード×1(翔)@カードキャプターさくら
[道具]: 胡蝶夢丸セット@東方Project エルフの飲み薬×1(1/4程消費)@ドラゴンクエストX、不明追加支給品×1(本人確認済)
[思考]:――――
第一行動方針:睡眠と休息を取る
基本行動方針:ジェダを倒して生き残りで脱出?

備考:胡蝶夢丸を服用しました。
  夢の内容は次以降の書き手さんにお任せします
  白レンの支給品(エーテライト×3@MELTY BLOOD 、支給品一式、ころばし屋@ドラえもん、小銭入れ(10円玉×5、100円玉×3) )は仮眠室の床に放置してあります



  【エルフの飲み薬@ドラゴンクエストX】
 その名の通りエルフの秘薬。
 一本飲み干せば魔力を全回復させる事が出来る。
 


  【胡蝶夢丸セット@東方Project】
 永遠亭の薬師、八意永琳謹製の薬、胡蝶夢丸とそのナイトメアタイプが詰め込まれた瓶
 紅色の丸薬は数粒呑めば楽しい夢を見ることが出来る
 黒色の丸薬(胡蝶夢丸ナイトメアタイプ)は数粒服用すればスリリングな夢や純粋な悪夢を見ることが出来る。
 それぞれ単体を複数服用するものなのだが、この瓶では雑多に混ぜられている。
 複数服用する場合の効果は保証されていない上に、
 効果説明もただただ『楽しい夢が見れる』としか書いていないので結構危険だったりする。



950 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 21:01:33 ID:otuDKd30
 

951 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 21:03:10 ID:Y7nOwOwl



952 : ◆0gyFSm2QyM :2007/11/23(金) 21:05:59 ID:nhM1uEQK
投下終了です……プロットを文章にするのに悩んで悩んで悩みすぎて一週位しましたね
qA氏がイヴをA-3に動かしてきたので最後の行動は非常に危険にも程があるのでしょうが
今のなのはなら当面の障害(=白レン)がいなくなった以上、当初の目的である睡眠を取るだろうと考えこうしました。



後は修正です。    ・ ・ ・ ・ ・ ・
あの6点リーダーは 悪夢を楽しむって 感じで置くつもりだったんですけど……
ズレました。orz

953 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 21:10:56 ID:otuDKd30
投下乙。
し、白レンあっけない……! しかし勝負は仕掛けるずっと前からついていた感じですね。
そして夢魔がいなくなったというのに、夢の世界が大変なことになりそうな気配。
イヴはどう動くか……先の楽しみな状況になってきました。GJ。

954 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 21:13:33 ID:55b2/FFx
投下乙
嗚呼白レン……予感はしてたがなぁ
そして夢の世界でも油断はできない模様ですね
なのはさんの精神はどこまで持つんだろうな

955 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 21:19:31 ID:Y7nOwOwl
投下乙
気になったことがあったので少しほど
ほぼ魔力枯渇状態のなのはに、勝てないと白レンが考えるのは妙かと
白レンの中では完全に枯渇していると思ってますし、装備と身体能力は白レンのほうが結構な優位で勝ってますので


956 : ◆0gyFSm2QyM :2007/11/23(金) 21:28:20 ID:nhM1uEQK
えと、表現不足でしたかね……

個人的には、勝てない云々の文章は白レンがパニック状態になっている事を表現したかったのです。
相手は魔力が枯渇している、完全に優位だ。
と、油断してる時に不意打ちを食らったわけで、その上掴まれている所は自分の首。
死の危機に瀕して正常な判断が出来なくなっている風に感じさせようとしたのですが……スイマセン

957 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 21:43:43 ID:Y7nOwOwl
ちょっと表現が少ないかなって感じただけなんで、大げさに書いてすみません
単なる読み專の意見なんで、お気になさらず

958 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 21:45:30 ID:ghohQnVr
投下乙!
白レン…自分の首輪を忘れるなんて、なんて迂闊な子っ!

あ、自分からも一つ疑問が。
A'sのなのはって、デバイス無しでディバインバスター撃てましたっけ?
ディバインシューターなら撃てるのは知ってるんですが…

959 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 21:48:29 ID:h6x5pRjg
撃てるという描写はないが、撃てないという描写もない。
砲撃魔法が得意なんだし、大丈夫じゃないか?

960 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 22:05:59 ID:BveIKcq1
投下乙。白レン……。
死者スレではツンデレを遺憾なく発揮するだろうなw

>>959
確かに描写はないな。個人的な意見言わせてもらうと
デバイスや武器なしで人殺す魔法が撃てるのには少々抵抗がある。
他の人が気にならないなら別に構わないけど。
もし修正するなら片手で白レン掴んでもう片方でミニ八卦炉持ってレーザー一発とかどうだろうか。

961 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 22:12:33 ID:otuDKd30
>>958-959
言われてみれば。
ただこの場合、「使える」という解釈より「使えない」という解釈の方が自然な気はします。
2期当時の彼女は「デバイスが無いとさほど魔法を使えない」という設定だったはずですし、
ディバインバスターが使えるとなると、印象として、アイテムなしで使える魔法の幅が相当に広がってしまいます。
他のものでほぼ同じ展開ができるなら、代用しておいた方が無難では。
例えば、動きを固定した猫の頭吹き飛ばす程度なら、デバインシューターでも可能かと

962 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 22:18:04 ID:2nxDmjQk
不明かな。確かに得意魔法ではあるんだけど。
ただ、第三部になってからだけど『砲撃魔法は反動が激しく体に負担が掛かる』という設定が増えてるから、
デバイスが無いとかなり辛い気もする。

それはそうと白レン、逝ったか……嗚呼うっかりさん。
夢の中でねっとりした暗闘にならないかとかはちょっぴり、結構期待してたんだぜ。

963 : ◆0gyFSm2QyM :2007/11/23(金) 22:20:30 ID:nhM1uEQK
>>958-959>>961
 正直なことを言います。
 ディバインシューターとディバインバスターを間違えました orz
 ……今Nanohawiki確認したらデバイス無しで撃てるのはディバインシューターでした
 修正、掛けておきます

>>960 
 超至近距離で攻撃魔法を顔に向かって撃てば幾らなんでも死ぬかな、と。
 しかも白レンは耐久力は普通より劣るであろう猫状態ですし。
 ミニ八卦炉によるレーザー一発でも良かったんですが、道具無しでも撃てる分この方がいいかな、と。 

964 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 22:22:03 ID:otuDKd30
>>963
ドンマイw

965 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 22:22:14 ID:BveIKcq1
>>963
了解。修正がんばって。

966 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 22:34:52 ID:eXvSVQd4
>>963
どうりでw
バスターにしては弱すぎると思った、修正ガンバ。

967 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 22:36:05 ID:ghohQnVr
>>963
どんまい。
誰だってうっかりミスはあるさ。

殺し方によっては、幻想じゃなくてホントになのはが血塗れになる可能性もあるのか…

968 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 22:56:57 ID:+z7CMYS+
もうなのは様優勝でいい

969 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 23:53:49 ID:ghohQnVr
0g氏、したらばでの修正乙。
なんだが、なんというかその…ええと…言っていいのかな…

ディバインシューターは「砲撃」魔法じゃなくて「射撃」魔法です……

970 : ◆0gyFSm2QyM :2007/11/24(土) 00:05:48 ID:vGSjG/bu
;y=ー( ゚д゚)・∵. ターン

なのはシリーズ全部見てるのにミス連発とかやっちゃダメですね。
もう一度全話見直してきますorz

971 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 00:08:55 ID:DDyr2V1d
マジでドンマイ。呼び方なんて些細なことだし、
そもそもあんな細かい分類wiki見ないと分からないからあまり気にしすぎないのが吉。


972 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 00:11:27 ID:BObxG1tJ
>>962
「集束砲(スターライトブレイカー)のような大威力砲撃は負担が大きい」、な
並みの砲撃ならそこまでの負担じゃないよ

973 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 01:10:03 ID:8bYJ1cMr
ディバインシューターフルパワーっていうのがあるから
猫の頭を吹き飛ばすぐらいの威力はあってもいいと思う

974 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 02:29:16 ID:9DxZELCD
投下乙です。
パロロワにおいて”休めない”ことは大きな死亡フラグだが・・・
今後の状況によってはなのはさん周りが面白いことになりそう

975 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 22:20:20 ID:cQwk8NZX
>>920
投下GJです。ルビーが良い感じだなぁ。支給品だけに、自分だけではしゃべることしか
出来ない歯がゆさが伝わってきて良いです。
それにしても、アリサはズタボロ。果たして以前の二人に戻れるのだろうか?

>>962
投下&修正乙です。白レンは自分の能力に対する自信が裏目に出たカンジですね。
この結末は予想していたけど、それにしてもあっけなかった・・・。
序盤のエリクシール大盤振る舞いや、レックスのエーテルの後、ここに来て、回復アイテムを
出すとは思いませんでしたが、胡蝶丸セットが新たな展開のきっかけになりそうでけっこう良い
リレーしやすそうですね。・・・それにしても、永琳の薬ってドラえもんの道具みたいだなぁ・・・。
助けて、ヤゴコロえもーん!?

976 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/25(日) 00:17:47 ID:Ukv0QTBf
ここからは埋めネタのターンとなります

977 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/25(日) 01:18:21 ID:lIYUdRaS
埋め。
毒吐きで出ていた脱出派の各派閥の話でもしようか。

山小屋派閥は、なのは(?)、ニケ、エヴァ、インデックス、ヴィータ。
なのはとエヴァは敵作ってる上、ヴィータは復讐に燃えてる。不安要素が多すぎてヤバイ。
今はメロのここに入るのかな? 利用する気満々だが。
因縁のマーダーはリリス。イヴやブルーもここと関連が深い。

廃病院派閥はシャナ、双葉、紫穂、(小太郎)。
小太郎はここと学校派閥の架け橋的役割。なのはとも接触してるから、山小屋派閥にも友好的。
ただし、トリエラ派閥には超敵対的。
因縁のマーダーはグレーテル。

学校派閥はリンク、小狼、(小太郎)。
梨花もいたんだけど死んでしまった。
廃病院派閥や山小屋派閥に友好的だが、エヴァのせいで今後は危険。
因縁のマーダーはヘンゼル。マーダーじゃないけど一休との業も深い。

城派閥はレミリア、アルルゥ、ベッキー。
現在どう転ぶか全くわからない。レミリアとアルルゥのせいで、シェルター派閥との仲は最悪。
旧病院派閥と戦争して戦力を大分失ったが、その後和解したようだ。
因縁のマーダーはイリヤかな。

シェルター派閥はトマ、アリサ、葵。
なのはとコンタクトを取ることで山小屋派閥とは友好的。
ただ、トマがアルルゥを、葵がレミリアを敵視しているため城派閥には敵対的。
因縁のマーダーはレックスだろう。

旧病院派閥は梨々、ベルフラウ、(さくら)。
さくらを中心に成り立っていたが、城派閥との戦争で大ダメージを受ける。
その後さくらは捕らわれの身に。みか先生が入るとしたらここ。
因縁のマーダーは雛苺。

イエロー派閥はイエロー、金糸雀、ベルカナ。
ベルカナのせいでシェルター派閥と諍いを起こしている。
アルルゥがイエローを襲ったことや金糸雀の爆弾岩騒動など、城派閥にも敵対的。

トリエラ派閥はトリエラ、リルル。
のび太が入るとしたらここ。トリエラとトマが顔見知りなため、シェルター派閥との仲はいいだろう。
リルルはイエローと組んでいたが、トリエラがネスを撃ち殺したためイエロー派閥との仲は微妙。

タバサ派閥はタバサ、蒼石星。
狂信者集団です。

ククリ派閥はククリ、ひまわり。
シェルター派閥を敵視しています。

タワー派閥はニア、(弥彦)、(キルア)。
他の派閥と没交渉な孤高の派閥。ただし仲間割れの真っ最中。
パタリロはここに入るだろう。

一休さん、ヴィクトリア、ミミは無所属議員。

……派閥多いなあ。まとまれよ少しはw

978 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/25(日) 01:46:02 ID:L+tNmZQK
山小屋―【友好】―小太郎―【友好】―廃病院―【敵視】→トリエラ
             |            |
      保健室―【友好】          【友好】
        |                  |
       【敵視】      ククリ―【不審】→シェルター←【敵対】→お茶会    
        ↓                    ↑             |  
       一休                   【敵視】         【共闘】
                               |             |
                             イエロー       元・病院
                                    
タワー 

タバサ

―――――
超・適当な図を作成。
こいつら本当に、皆対主催かよ……


979 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/25(日) 01:51:26 ID:Cv/LAidI
>>977-978
不審敵視敵対の多さにワロタwwww
なんだこの足並みの揃わなさはwwwww

980 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/25(日) 02:04:48 ID:mwJjUxfh
>>975
まあ魔法のような科学はほとんどひみつ道具にあるからな
今回のもドリームプレイヤーや気ままに夢見る機で代用できそうだし


最初なのはさんが飲んだのは眠らなくてもいい薬だと思って
不眠不休マーダーキラー72時間殺せますか誕生!?と勝手に恐怖してた

981 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/25(日) 07:47:17 ID:tyQ58/j9
※このネタはフィクションです。実際のLSロワと関係はありません。
また18歳以下の閲覧は規制されていません。

 
.           ||
.    _      || 
   /´   ヽ   ||  教えて!
  (i ((ノ レ))ゝ   || 知恵留先生!
  从l!゚ - ゚ノリ / .|| 
    ( liXil)つ '  ||
.    /l_|_〉    .||_|_E[]ヨ________________
 l\ ̄<⌒⌒ヽ \ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ l二l二l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 |  \ ゙ ⌒'⌒  \


ハロー、ボンジュール、こんにちは。
私、知恵留美子と言います。
霧雨魔理沙さんの後を引き続く形でLSロワ埋め兼解説をやらせて頂く事になりました。
三回目となるこのコーナー。
「ロワに関係有りそうで関係な」くて、かつ「生と死の狭間をさ迷っている」という
微妙な人々から集めたお手紙について解説したいと思います。
題しまして、「教えて!知恵留先生!〜LSらじお編〜」
ひぐらしネタと月姫ネタが同時に潰せる、とっても素晴らしいコーナーです。
本当の私の肉体年齢は遠野くんより下なので、そういう意味でもうってつけですね。

――実際の年齢を持ち出す人は神に召されてください。

982 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/25(日) 07:47:58 ID:tyQ58/j9
   、.     i
.   \.     |   γ" ̄`ヽ
      \  | / ;〃((゙´))l
       \_|_/ ヽcl!゚ -゚ノ!
        ´(ォ〔]二(W~r')
      .       l   `ヽ
            'ァ_iキi'"´
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             |文|
             | ̄|

さて、まずは最初のお便り。ペンネール『真っ赤な誓い』さんから。

「月で戦っていたら、いきなり心臓代わりの大切なものを盗まれてしまいました。
 恋人から貰ったもので、しかも盗まれたせいでかなりやばい状態です。
 なんとかなりませんか?」

大変ですね。まー、一言で言えばこうなります。

――手遅れです。

恐らく今頃、勘違いしたあなたの恋人が地上で蝶人の元に殴りこみを掛けているでしょう。
蝶人さんの協力者は攫われているので、あなたが元に戻るための手段を作るのは間に合いません。
よって製作途中で恋人さんがその手段をぶち壊して台無しにします。
好色皇が命を助けてくれるかもしれませんが、例えこの急場を凌いでもあなたは帰れません。
大人しく彼と一緒にバイストンウェルへでも行きましょう。

983 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/25(日) 07:48:51 ID:tyQ58/j9
セブン、あなたが支給品として出た可能性はあったと思いますか?
           ⌒)
      __    , ⌒⌒ヽ
    , '^´ ヽ  〈(〈::〉)〉| i  
   i 〈《`"》》 <i゚ヮ ゚ ノ>i 
   ヽリ ゚ ‐゚ノリ /〉T〈⌒i  勘弁してくださいよマスター……
   〔ラつi/ ̄ ̄ ̄/_i |_
  ̄ ̄\/SEVEN/  ヽl]


さて、次のお便り。ペンネーム『本みりん』さんから。

「私は門番をしているのですが、とある事件を防げなかった原因を取らされてクビになりそうです。
 事件とは誘拐事件なのですが、『どうして侵入者の存在に気付かなかったの?』
 と上司が私を責めます。気付かなかったのはその人も同じなのに……
 このままでは強制的にゴールさせられてしまいそうです。アドバイス、お願いします」

大変ですねー。ま、一言で言えばこうなります。

――手遅れです。

既に一人死亡者が出ているのでやつあたりが激化するのは確実です。
スタンドで時を止められて「WRYYYYYYYYYYYY! エターナルミークだッ!」
とか「右手から火符……左手から水符……合体! 極大消滅メドローア!」
となった挙句to be continuedできないのは間違いないかと思われます。
いっそ館を脱走して、その体を売りにスケベなサングラス仙人の元で気の修行をしたらどうでしょうか。
月を壊せる程度の能力は身に付きますよ。

984 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/25(日) 07:49:33 ID:tyQ58/j9
    _
  , ´   ヽ
  i  ((ノ レ))ゝ
 丶(|l. ゚ -゚ノ|
   ( liVil) '
.   /l_|_〉
    し'ノ

はい次、ペンネーム『きらきー』さんから。

「アリスゲームがいつまで経っても始まりません。
 気付いたらお姉さまは死に私の贋物は平気で動き回り他のドールはみんな消えていました。
 私はいつになったら実体を得て、現世に現れられるんでしょうか?」

大変ですね。まあ、一言で言いますと。

――手遅れです。

あなたが実体化するために獲物とするはずだった人形はとっくの昔に最強の存在となっています。
よってその人形の体を奪い取りサイコな爆弾発言を連発して恐怖を振りまいた挙句、
「計算通り!私はドールズの神になる!」とフリーダムに暴れまわることは無理です。
というか、今回はアニメ版から出典のようなのであなたの出番はますますありません。
まあ原作でもあなたがラスボスっぽくなり始めたすぐ後から
「私達は昇り始めたばかりなのだわ……この長いドール坂を……」になったので諦めましょう。

985 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/25(日) 07:50:28 ID:tyQ58/j9
    _
  , ´   ヽ
  i  ((ノ レ))ゝ
 丶(|l. ゚ -゚ノ| ……私のプチAAって少ないんですよね
   ( liVil) '
.   /l_|_〉
    し'ノ
そして、ペンネーム『勇者じゃないけど主人公』さんからのお便り。

「突然、うちの子供がいなくなってしまった。
 相当強いとはいえ、ちゃんとした理由がないと虫一つ殺せない優しい子供たちなんだ。
 味方になるなら魔物でも連れ歩く、という僕のスタイルがある村で反感を買ったこともあり、
 味方と敵はちゃんと区別しろ、敵は容赦するなとは教えたが……
 僕のやり方に慣れたあの子達がどこまで鬼になれるかは疑わしい。大変な目にあっていないだろうか、心配だ」

別にあなたは生死の境をさ迷ってるわけでもな……いえ、お子さん達がたくさんの人をさ迷わせていますか。
とりあえず、一度お子さんの教育について考え直すことをオススメします。
息子さんは真っ当に歪んだ子供になっているようですし、娘さんは歪み方すら真っ当ではありません。
まあ、あなたの親馬鹿っぷりは手遅れのようですがお子さんは手遅れじゃないかもしれませんし……
そうですね、もしお子さんが帰って来たらこれだけはしっかりと教えてあげてください。
「暴力を振るって良い相手は異教徒と吸血鬼だけ」。これは大切なことです。

986 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/25(日) 07:51:31 ID:tyQ58/j9
           _,r‐‐‐‐‐---.,_
         _,r'´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: .`、
      ,r''´.:.:.:.、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:  .:.:.:.:ヽ
       /:  :.:.;r、lヽヽ:.、   ...:.:.:.:.:.:ヽ:l
      i:.:.:.:..../``´ヽヽヽi、.:.:.:.:i.:.:.:.:.:.:.!:l
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      l;!i.:.:.:.ヽヽ-、   '´i ̄`i:.:.:.:.:.l `l  ____
      ヽト、:.ヽf¨ヽ    ゝ-´!:.:.:.:.:l,r'¨´___/_
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        !.i:.:.ヽ   r‐''7 レ'!:.:.:i;!、 `ー-  /、
        l;!ヽ:.:!`ー---r''´-‐レ'´ ̄!lヽ  l、:.ヽ、
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            ,r'´:,;.:`ヽ、:.:`、ヽ:.!,lヽ ヽ__`、ヽ:.:.:.:.:`ヽ、_
            /;,;.:.'':.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:i ヽ!:! i   ヽ7、` 、:.:.:.:.:.:.:`ヽ、_
           /;,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i:.:.:.ヽヽ:.! !     `′ ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ`ヽ、
         /,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..!.:.:.:.:ヽヽl/         ` 、:.:.:.:.:.:.:.:`、 `ヽ、
         /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l:.:.:.:.:.:.:.! ヽ           ヽ:.:.:.:.:.:.:.:`.、  ,!
       !;,;,;,:.:.:.:/;、.:.:.:.:.:.:.:.:.:!:.:.:.:.:.:.::ト、 l            `、:.:.:.:.:.:.:ヽ
       ヾ,;,;,:./;,;,;,l:.:,;,;,;,;,;,:.:l:.:.:.:.:.:.:.!l:ヽl             ヽ:.:.:.:.:.:.:.!
        ヾ:.':.:.:.:.:.`,;,:.:.;,_;,/:.:.:.:.:.:.:;!l.:/|              ヽ:.:.:.:.:.:l
         !;,;;,;.:.:.;,;,;;,/:.;,;.:.:.:.:.:.:.:.:l レ !                 l:.:.:.:.:/
        /;.:.;,;.:.:.:.:.:/;.;,;,;.:,;,:.:.:.:.:/__l_,/                l:.:i/′
         /;.:.:.:.:.:.:.:./;,;.:,;,;.:,;,;.:.:.:// l    ___              レ’

そんなわけで、今日の課外授業はここまで。
この授業に感動した!という方は三咲町○○番 ××マンション□□号室に、
おいしいカレーを送ってくださいね。スパゲッティを送ったら神罰代行するのでそのつもりで。
それでは皆さん、ごきげんよう!

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